JPS621006A - プラント運転状態監視装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、例えば原子カプラントあるいは化学プラント
等のプラントの運転状態を監視しプラントの安全を図る
プラント運転状態監視装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

従来、原子カプラントあるいは化学プラント等のプラン
ト運転状態の監視装置はプラント各部に設置された各種
計測器からのプロセス量等の計測信号を電子計算機等で
処理してプラントの状態量を示す複数の状態信号を得、
これらを針式指示計等のメータやレコーダにより指示・
記録することによりプラントの運転状態を監視するよう
に構成されている。また、上記計測信号がプラントの異
常を示すような特定の値を越えた場合にはプラント異常
を運転員に知らしめるため警報音を発すると共に、その
警報内容を示すための警報表示窓部を点灯もしくは点滅
させる方法等が採用され、安全な運転を行なうようにし
ている。

従って、従来においてはプラントの運転状態を示す信号
の種別ごとにメータやレコーダを個別に設置する必要が
あり、このために例えば原子カプラントのように監視す
べき信号の種類が多種にわたる場合にはメータやレコー
ダの数が多数となり監視盤が大形なものとなるため運転
員は多数のメータやレコーダを監視しなければならず、
運転員の負担が大きくなるという不具合があった。

そこで、最近は監視盤の小形化および運転員の負担軽減
化を図るべく運転状態を表示する表示器として陰極線管
表示器（以下ＣＲＴ表示器という）を用い、このＣＲＴ
宍示器により複数種のプラント状態量を適時切換え表示
するようにしたものが考えられている。このＣＲＴ表示
器を用いた監視装置によれば、一つのＣＲＴ表示器によ
り複数種のプラント運転状態量が映し出せるので監視盤
は小形化する。

ところが、このＣＲＴ表示器を用いた監視装置は、１台
のＣＲＴ表示器に複数の画面を割当て、監視すべき画面
をキーボード操作により適宜選定するものであるため、
ある画面の表示中にその画面とは直接関係のない異常が
発生した場合、現在表示中の画面からは異常の発生を察
知することができないという不具合がある。

また、警報音の発生および警報表示窓部の点灯によりプ
ラント異常の発生とその内容が分ったとしてもその異常
に対応する画面を速やかに表示するためには運転員は異
常の内容と画面の対応とを予め記憶しておく必要があり
（例えば原子カプラントの場合にはこの警報の種類が１
０００ケ以上となるため）運転員の負担が大きすぎると
いう不具合があった。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情に基づいてなされたもので、その目
的は、プラントに異常が発生した場合にその異常の発生
を運転員に知らしめ、運転員が直ちに異常発生個所およ
びその状況を把握し迅速かつ適確な監視および対応措置
を講じ得ることができると共に運転員の負担を軽減し、
プラントの安全運転にとって極めて有用なプラント運転
状態監視装置を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は上記の目的を達成するために、複数個の警報表
示窓およびＣＲＴ表示装置を備えたプラント監視装置に
おいて、前記警報表示窓部もしくは前記警報表示患部の
近傍に複数の操作スイッチを設け、この操作スイッチの
操作により特定の警報を選定する手段と、この選定手段
で選定した警報の種別に応じて前記ＣＲＴ表示装置に特
定画像を表示する手段とを具備し八ものである。

〔発明の実施例〕

本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例であるプラント運転状態監視
装置のブロック構成図である。同図において、プラント
各所に設置されている各種計測器（図示せず）からの計
測信号Ｓ１は電子計算機１の入力端子１ａ、　ｌｂ、・
・・、　ｌｋを介して電子計算機１に入力され、ここで
処理されてプラントの運転状態を示す複数の状態信号が
形成される。

また、電子計算機１はキーボード２と接続され。

このキーボード２からの表示要求信号Ｓ２が入力される
と、前記複数の状態信号のうち表示要求信号Ｓ２に対応
した状態信号Ｓ３を選定し、これをＣＲＴ表示器３に供
給する。

従ってＣＲＴ表示器３は電子計算機１より供給された状
態信号Ｓ３を特定画像として表示するようになっている
。

また、電子計算機１は上記各種計測器からの状態信号を
処理すると共にプラントの異常の検出も行なうようにな
っている。すなわち、この電子計算機１は各種計測器か
らの計測信号Ｓ１に基づいてプラント異常を検出すると
、スピーカ４へ信号が送られスピーカ４より警報音が発
生される。

さらに電子計算機１は前記プラント異常の種別によって
異常種別番号を選定し、その異常種別番号に応じて警報
表示窓５ａ、　５ｂ、・・・、　５ｎの中から１つを選
定し、その選定した警報表示窓を点灯もしくは点滅させ
るための信号を発生し１選定された警報表示窓を点灯も
しくは点滅させる。一方、警報表示窓５ａ、　５ｂ、・
・・、　５ｎにはそれぞれ対応した操作スイッチ６ａ、
６ｂ、・・・、　６ｎが設けられているので、上記した
点灯した警報表示窓に対応した操作スイッチを入力する
とこの操作スイッチを介して電子計算機１に警報表示窓
に対応した信号が入力される。ここでこの信号は、電子
計算機１が検出し°た異常の内容、すなわち異常種別番
号に対応したものとなる。

さらに、操作スイッチからの信号が電子計算機１に入力
されると、その信号に対応した画像番号を選択し、ＣＲ
Ｔ表示器に上記対応画像番号の画像を自動的に表示する
。

なお、上記異常種別番号は信号入力端子１ａ、　Ｉｂ。

・・・、　ｌｋより入力される各種計測信号を一時的に
記憶しておく電子計算機１内のメモリ・アドレスナンバ
ーを利用することにより得られる。

ところで、対応警報表示窓番号および対応画像番号は例
えば第２図に示すような対応テーブルを予め作成してお
き、これを電子計算機１に記憶させて異常が発生した時
にその対応する警報表示窓番号および画像番号を警報表
示窓番号テーブル２１および画像番号テーブル２２の中
から探し出すことによって得られる。

次に、上記構成の本実施例の動作を説明する。

例えば原子力発電プラントにおいて原子炉の水位異常低
下現象が発生したとすると、先ず異常種別テーブル２０
内の異常番号が選定される。次いで警報表示窓番号テー
ブル２１内の対応警報表示窓番号が選定され、その後当
該警報表示窓の操作スイッチを操作することにより、対
応警報表示窓番号に対応した画像番号が画像番号テーブ
ル２２の内から選定される。ここで、その異常種別番号
が例えば第２図においてＮＯ，２だとすると、対応警報
表示窓番号および対応画像番号はそれぞれＮＯ１２およ
びＮ００１となる。従って、原子炉水位低下に関する警
報表示窓はＮｏ、　２であり、この情報を集約した対応
画像番号ＮＯ，１がＣＲＴ表示器に表示されることにな
る。

このように本実施例においては、警報表示窓部に操作ス
イッチを設け、そのスイッチを入力することにより、警
報内容に対応した画像がＣＲＴ表示器に表示できるので
異常に関する内容を直ちに認識しその対応操作を行なう
ことができる。

尚１本実施例では１つの警報が発生した場合について説
明したが、複数の警報が発生した場合でも、警報表示窓
部の操作スイッチを入力したものに対応した画像のみが
ＣＲＴ表示器に表示される。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明のプラント運転状態監視装
置によれば、プラントに異常が発生した場合に、その異
常を示す警報表示窓部を操作することにより異常に対応
した特定画像をＣＲＴ表示器に表示することができるの
で、運転員は異常事象の確認を迅速かつ確実に行なうこ
とが可能となる。

従って、プラントの安全運転を行なうために極めて有用
なプラント運転状態監視装置を提供することができる

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例のブロック構成図、第２図は
第１図における異常種別番号、対応警報表示窓番号およ
び対応画像番号間の対応テーブルを示す図である。 １・・・電子計算機 ２・・・キーボード ３・・・ＣＲＴ表示器 ４・・・スピーカ ５ａ　、　５ｂ　、・・・、５ｎ・・・警報表示窓６ａ
　、　６ｂ　、・・・、６ｎ・・・操作スイッチ代理人
　弁理士　則　近　憲　佑（はが１名）第　　１　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数個の警報表示窓およびＣＲＴ表示装置を備えたプラ
   ント監視装置において、前記警報表示窓部もしくは前記
   警報表示窓部の近傍に複数の操作スイッチを設け、この
   操作スイッチの操作により特定の警報を選定する手段と
   、この選定手段で選定した警報の種別に応じて前記ＣＲ
   Ｔ表示装置に特定画像を表示する手段とを具備したこと
   を特徴とするプラント運転状態監視装置。