JPS619802A - タ−ンテ−ブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオーディオプレーヤ、ビデオディスクプレーヤ
等の情報信号再生装置において、情報が記録された円盤
（以下、情報記録円盤又はディスクと称す）を載置する
ターンテーブルに関するものである。

従来例の構成とその問題点 通常、情報信号再生装置は情報記録円盤を支承して回転
させる回転駆動部と、情報記録円盤から信号を検出する
検出部、検出した信号に対して味付を行なう信号処理部
、それに検出部の移動を行なったり情報記録円盤の昇降
等を行なう機構部等より成っている。

第１図、第２図に情報信号再生装置の一例の全体構成を
、第３図には同情報信号再生装置の信号検出部の構成を
示す。本例では針接触式ビデオディスクプレーヤを引用
しており、ターンテーブルは従来型のものを使用して構
成している。先ず第１図、第２図において（１）はター
ンテーブル、（２）はディスク、（３）はセンターボス
、（４）はカートリッジ、（５）は検出回路、（６）は
アーム、（７）はクランプ、（８）はローラ、（９）は
シャフト、（１０）はレール、（１１）はベース、（１
２）はモータ、（１３）は脚である。又第３図において
（１４）は針、（１５）はリード、（１６）はカンチレ
バー、　（１７）はサスベンジＪンである。尚、第４図
、第５図に従来のターンテーブル（１）の−例を示す。

従来ターンテーブルはダイキャスト或いは樹脂成形品の
ものが多く、その構造は回転駆動装置に取り付けるため
のフランジ面（１ａ）及びセンタリングのための孔（１
ｂ）を有し。

円盤状に拡張した盤の上面には情報記録円盤を支承する
ために必要な一定の幅を持った支承面（１ｃ）が同心円
状に外周部及び内周部に形成されている。

一方、情報記録円盤〔ディスク（２）〕は信号が記録さ
れた箇所（信号面）を挟んで外周側と内周側に信号面よ
り一段と高くなった部分が同心円状に形成され、この部
分が先に述べたターンテーブルの支承面で支承される。

情報記録円盤はセンターボスによってセンタリングされ
てターンテーブル上に載置され、更に中心孔近傍が加圧
されることによりターンテーブルとの密着度が上げられ
ている。

情報記録円盤は主として樹脂材料を用いたものが多く、
それ自体厚み方向にうねり（面振れ）をもっており、信
号面の過大な面振れがあると信号検出器の追従能力範囲
を超え、再生に支障をきたすことになる。そして、検出
器の周波数応答特性にもよるが、一般的に同じ振幅を持
つ面振れであれば周波数が高いほど再生に支障を生じ易
い。一方、再生装置全体を振動させたり、外部から衝撃
を加えたりした場合についても、これらの力或いは振動
が情報記録円盤に伝搬され、面振れ量を増加させること
になる。従来の場合、ターンテーブルは金属或いは樹脂
で一体形成された剛体であり、外から加えられた振動や
衝撃を伝搬し易く、又これによってそれ自体に発生する
振動の固有周波数は情報記録円盤の固有周波数よりも高
い。そして情報記録円盤が反りをもっており、その外周
部においてターンテーブルの支承面との接触が部分的で
あったり、又中心孔近傍の加圧力による外周部の加圧力
が十分でない場合には外から加えられた振動や衝撃によ
り発生したターンテーブルの高周波振動は情報記録円盤
に伝わり、情報記録円盤には大振幅の振動となって現わ
れる。逆に外から加えられた振動や衝撃により発生した
情報記録円盤の振動についてもターンテーブルとの接触
が部分的であったり、加圧力が十分でないと、ターンテ
ーブルからの反作用によって暴れを生じる。即ち、情報
記録円盤とター、ンテーブルは特に外周部において外か
ら加えられた振動や衝撃によって相互に干渉し合い、情
報記録円盤には高周波で且つ大振幅の振動が付加される
ことになり、情報記録円盤自体の面振れと相俟って検出
器の追従限界を超え、再生に支障を生じる。又、ことに
針接触式の情報信号再生装置の場合、針とび（針の信号
面の上でバウンドすること）を生じ、情報記録円盤に損
傷を与えることがある。この損傷の程度によっては信号
が完全に欠落したり、又針が再度損傷箇所を通過した際
に更に新たな損傷を発生することになる。以上述べた従
来例のように、一体に形成された剛体のターンテーブル
を使用した場合には外部から加えられる振動や衝撃に対
して弱く、良好な信号再生に支障をきたし易い。

発明の目的 本発明は上記従来の問題を解決するもので、情報記録円
盤再生装置のターンテーブルに改良を加えることにより
、情報記録円盤の支承能力を高め、特に外部振動、衝撃
に対する抵抗力を向上させ、情報記録円盤の損傷を防ぐ
と共に、信号再生の安定化を図ることを目的とする。

発明の構成 上記目的を達成するため、本発明のターンテーブルは、
情報記録円盤が載置され回転駆動されるターンテーブル
であって、ターンテーブル基体の外縁部に複数個の爪を
有し、この爪によって前記情報記録円盤の外縁部をター
ンテーブル基体外縁部に対して押圧固定するように構成
したものである。

実施例の説明 以下、本発明の実施例について、図面（第６図〜第９図
）に基づき説明する。

（１８）はターンテーブル基体で、このターンテーブル
基体（１８）の外周部に適当間隔おきに設けられた８個
所の切欠部（１９）に夫々２本のシャフト（２０）を貫
通させて錘（２１）を放射線状に移動可能に取り付け、
この錘（２１）は引張りコイルばね（２２）によって切
欠部（１８）内方に付勢されており、外縁部にピン（２
３）によって回動自在に枢支された爪（２４）とピン（
２５）によって係合されている。　（２６）は錘（２１
）の外縁部に形成された長孔で、この長孔（２６）内に
ピン（２５）が移動自在に係合している。又、ディスク
（２７）と当接する爪（２４）の内面にはゴム等の弾性
体（２８）が配されている。

以上のように構成されたターンテーブルは、静止時には
第８図に示す状態にあり、爪（２４）は上に開いた状態
となっており、ディスク（２７）の装着・脱却が行なえ
るようになっている。ディスクが装着されてターンテー
ブルが回転されると、錘（２１）は遠心力によってばね
（２２）に抗して外側に移動し、これに連動した爪（２
４）は第９図に示す状態に閉じ弾性体（２８）がディス
ク（２７）に当接する。回転数が上がり、所定の回転数
に達すると、錘（２１）の質量と回転速度に応じた遠心
力を生じ、これによって爪（２４）とディスク（２７）
の当接圧が得られ、ディスク（２７）は爪（２４）とタ
ーンテーブル基体（１８）の外縁部との間にしっかりと
挟持される。この状態で再生動作が成される。ばね（２
２）については、外側に移動した錘（２１）を回転が停
止したときに元の位置に引き戻すに十分な力を発揮する
ものであれば良い。又、爪（２４）に配された弾性体（
２８）は爪（２４）とディスク（２７）の密着度を高め
且つ振動を吸収するためのものである。再生動作を終了
してターンテーブルの回転が停止すると、再び第８図に
示す状態に戻る。

発明の効果 以上のように本発明によれば、再生動作中にディスクの
外縁部をターンテーブルの外縁部に密着固定することに
より、ディスクの面振れ、反りが抑えられることに加え
、再生装置外部から加えられる振動、衝撃に対してもタ
ーンテーブルの振動によってディスクが大きく加振され
ることがなく、ディスク自体の振動も抑えられ、極めて
安定した再生状態が実現できる。又、検出器の動作も安
定し、不良再生動作（針とび）に伴うディスクの損傷も
防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は情報信号再生装置の一例を示す一部切欠平面図
、第２図は同級断面図、第３図は信号検出部の一例を示
す斜視図、第４図は従来のターンテーブルを示す平面図
、第５図は第４図のＸ−Ｘ断面図、第６図〜第９図は本
発明の一実施例を示し、第６図は平面図、第７図は第６
図のＹ−Ｙ断面図、第８図及び第９図は動作説明の要部
拡大断面図である。 （１８）・・・ターンテーブル基体、　（１９＞・・・
切欠部、（２０）・・・シャフト、（２１）・・・錘、
（２２）・・・引張りコイルばね、（２３）・・・ピン
、（２４）・・・爪、（２５）・・・ピン、（２６）・
・・長孔、　（２７＞・・・ディスク、（２８）・・・
弾性体第１図 第２図 第す図 第７図 第８図 Ｂ 第ｑ図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、情報記録円盤が載置され回転駆動されるターンテー
   ブルであってターンテーブル基体の外縁部に複数個の爪
   を有し、この爪によって前記情報記録円盤の外縁部をタ
   ーンテーブル基体外縁部に対して押圧固定するように構
   成したターンテーブル。 ２、円盤状のターンテーブル基体の外周部に適当間隔お
   きに形成した切欠部内に夫々設けた錘を放射線状に移動
   可能に構成して各錘を外縁部の爪と連動して爪の開閉動
   作を行なわせしめる機構を有し、ターンテーブルの回転
   に伴う遠心力によりターンテーブル上に載置された情報
   記録円盤の外縁部を押圧する力を得るようにした特許請
   求の範囲第１項記載のターンテーブル。 ３、外縁部に設けられた爪の情報記録円盤を押圧する面
   にはゴム等の弾性体を配した特許請求の範囲第１項記載
   のターンテーブル。