JPS6195757A

JPS6195757A - 連続鋳造用浸漬ノズル

Info

Publication number: JPS6195757A
Application number: JP21759784A
Authority: JP
Inventors: Tetsuo Hirota; 広田　哲生; Yoshitaka Nagao; 長尾　義孝; Seijiro Tanaka; 征二郎田中; Tatsuo Kawakami; 川上　辰男
Original assignee: Kawasaki Refractories Co Ltd
Current assignee: JFE Refractories Corp
Priority date: 1984-10-16
Filing date: 1984-10-16
Publication date: 1986-05-14
Also published as: JPH0526591B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、鋼の連続鋳造において、溶融金Ｘｔタンディ
ツシュからモールドへ鋳込む際に使用される連続鋳造用
浸漬ノズルに関する。

鋼の連続鋳造において溶鋼の酸化防止等の目的で使用さ
れる浸漬ノズルは、タンディツシュに対し、例えば第２
図に示す状態で取り付けられ、使用される。即ち、浸漬
ノズル（９）は、図外のタンディツシュに保持された上
ノズルＱＯ及び該上ノズルに連結されたスライディング
ノズル（６）を介してタンディツシュに取り付けられて
いる。スライディングノズル（６）は、固定盤（７）と
摺動盤（８）とからなり、ノズル孔相互の合せ加減で溶
鋼の流量制御を行えるようになっている。

このスライディングノズル（６）において、溶ｄｉ流量
制御のためノズル孔が全開ではなく、−都政つた状態で
使用された場合、スライプインクノズル（６）の摺動盤
（８）のノズル孔及び浸漬ノズル（９）上部のノズル孔
に溶鋼流の偏流によって空所（２）が発生する。この空
所は負圧であシ、各ノズル間のシール性が不充分である
と、鋳造時に空気の流入が起こる。特に固定盤（７）と
摺動盤（８）の間は上下から圧力を加えて密着させてい
るが、使用初期の熱衝撃によりこれら盤に亀裂が発生し
、その亀裂発生部分から空気の流入が起こることがしば
しばある。また、摺動盤（［１）を摺動させたときに溶
鋼の噛み込みが生じて摺動向が荒れ、固定盤（７）と摺
動盤（８）の間のシールが不充分となることもある０その結果、前述の負圧発生部分に空気が流入すると、溶
鋼の酸化、成分変化により溶鋼品質低下を招くとともに
、浸漬ノズル材質がカーボンを含有したものであるとき
は、ノズル内壁が酸化脱炭し、強度が低下して溶鋼流に
よシ異常に溶損されることになる◎ 本発明の目的は、前述の如き負圧部分の発生を防止し、
それによってノズル内への空気流入を防止できるように
した連続鋳造用浸漬ノズルを提供することにある〇本発明の上記目的は、ノズル側壁の上部において該ノズ
ル周方向及び長手方向に延びる該側壁的中空部を設ける
と共に該中空部から該ノズル内へ通じるガス導出孔を分
布させ、該中空部に対し前記ノズル側壁にガス供給孔を
設けたことを特徴とする連続鋳造用浸漬ノズルによシ達
成される。

上記カス供給孔から不活性ガスを上記中空部へ供給する
と、該不活性ガスはガス導出孔から浸漬ノズル内上部に
流入する。この不活性カスは、スライプインクノズルに
おいて＃調流量制御のためノズル孔の一部が絞られた状
態で使用された場合に溶鋼流の偏流によって発生する空
所域へ流れ込み、その部分を正ＥＥＥ保ち、ノズル外部
からの空気流人を防止する。

上記ガス供給孔は、１つでもよいが、上記中空部のでき
るだけ全域に等しく不活性ガスを供給して、各導出孔か
らできるだけ等しく該ガスを吹き込めるよう罠、２つ、
或は３つ以上を放射状配置で設けてもよい。

上記中空部及びガス導出孔は、通常使用される浸漬ノズ
ルにおいては、該ノズルの上部受口から該ノズルの長手
方向に２５０ｎの範囲内に設けられることが好ましい。

これより下方に設けた場合には、せっかく−不活性ガス
を吹き込んでも、該ガスが前述の空所発生域へ円滑に到
達しないおそれがあるからである。

上記ガス導出孔の開口寸法は、ノズル周方向長さ１１１
１１以上３０鱈以下、ノズル長手方向長さ２ジ以下であ
ることが好ましく、このような大きさの開口とすること
により該導出孔への溶鋼の流入を防止でき、またこの程
度の寸法なら孔数乃至孔間隔を適当に選べばノズル強度
を損うこともない。

ガス導出孔は溶鋼の流入を防止するため個々には半径方
向に水平に、又はそれよりやや下向きに、全体としては
周方向に複数設けることが望ましい。

また、斯かる複数のガス導出孔をノズル長手方向に複数
段設けてもよい。

ガス導出孔の位置、数は鋼鋳造時の負圧発生域の範囲に
応じて適宜決定されうる。

なお、前述のノズル側壁内中空部の下端に更に中空部を
連設し、後者中空部にもカス導出孔を設け、非金属介在
物のノズル内壁付着によるノズル孔の閉塞を防止するよ
うにしてもよい。

前述のノズル側壁上部の中空部及びそれに連なるガス導
出孔は、例えばノズル焼成時又は加熱乾燥時の熱により
消失又は収縮する積１８、木、樹脂、金属等の中実又は
中空物を該中空部やガス導出孔に対応する形状とし、ノ
ズル成形時に坏土中に埋め込むことによυ得られる。ガ
ス供給孔も同様に形成できるが、ノズル成形後に機械加
工により設けてもよい。

以下に本発明の１実施例を第１図を参照しつつ説明する
。

図示の浸漬ノズル（１）は、ノズル原料として、主にア
ルミナ及びジルコニアの各々と黒鉛とをレジンバインタ
で混線後乾燥して得たアルミナ黒鉛質及びジルコニア黒
鉛質を配合したものを用い、浸漬ノズル成形用℃−ルド
内に充填して成形し、該成形に際しては、ｔ−ルド内に
ノズル側Ｊ！！（２）の上部における中空部（３）及び
ガス導出孔（４）の形状の厚さ０．５鱈の厚紙を一緒に
埋め込み、Ｉ　ＯＯＯ＃／／ｄで加圧成形し、該成形体
を還元焼成し、次いでガス供給孔（５）を穿設し、焼成
時に厚紙が焼失してできた中空部（３）とガス導出孔（
４）とを連通させて得たものである。

ノズル（１）は、全長的６８０ｍ、ノズル内径的７０ｍ
である＠中空部（３）はノズル上部受口よりＪ−５０ｆｆ下がづ
た位置から下方へＬ−１９Ｏｎ延び、横断向は平均直径
Ｄ＝９・Ｏ鱈の円形帯となっている。中空ｇ（３）は全
体としてノズル上部受口よシノズル長手方向に２５０ｆ
ｉの範囲内にある０ガス導出孔（４）は、ノズル長手方向に２段に設けられ
ていて、各段にはノズル周方向に２４個の導出孔（４）
が等間隔配置で、やや下り勾配で設けられており、各導
出孔（４）の開口寸法は、ノズル周方向長さ約８ｆｌ、
ノズル長手方向長さ約０．５１１１である。

ガス供給孔（５）は、ノズル受口からＬ’−１９０鱈下
方位置にｌり穿設されている。

斯かるノズル（１）をタンディツシュのスライダイシグ
ノズルの下に設置し、ガス供給孔（５）から窒素ガスを
２０１７ｍ１Ｒ側給しながら、連続鋳造において５チヤ
ージ使用した。その結果、従来ノズルであれば５チヤ一
ジ使用末期にノズル閉塞現象が生じ溶鋼中の酸素量が多
くなる傾向を示したのに対し、上記ノズル（１）は閉塞
せず、しかも溶鋼成分の変動も極めて少なかった。また
使用後のノズル（１）を観察すると、ノズル材質の酸化
脱炭はなく、溶損も少なかった。これは、明らかに窒素
ガスがノズル内の空所発生域へ流入してそこを正圧に維
持し、外部からの空気流入を防止したからである。

発明の効果かくの如く本発明によれば、鋼の連続鋳造において溶融
金属を℃−ルドへ鋳込む際ノズル内における負圧部分の
発生を防止し、それによってノズル内への空気流入を防
止して溶鋼の酸化、ノズル組織の酸化による異常溶損等
を防止できる連続鋳造用浸漬ノズルを提供できる利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の縦断面図、第２図は従来浸
漬ノズル使用の連続鋳造工程におけるノズル内空所発生
状況の説明図である。（１）・・・浸漬ノズル　　　（２）・・・ノズル側壁
（３）・・・中空部　　　　　（４）・・・ガス導出口
（５）・・・ガス供給孔（以　上）第１図第２図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ノズル側壁の上部において該ノズル周方向及び長
手方向に延びる該側壁内中空部を設けると共に該中空部
から該ノズル内へ通じるガス導出孔を分布させ、該中空
部に対し前記ノズル側壁にガス供給孔を設けたことを特
徴とする連続鋳造用浸漬ノズル。
（２）前記中空部及びガス導出孔が、前記ノズルの上部
受口から該ノズル長手方向に２５０ｍｍの範囲内に設け
られている特許請求の範囲第１項記載のノズル。
（３）前記各ガス導出孔の開口寸法が、ノズル周方向長
さ１ｍｍ以上３０ｍｍ以下、ノズル長手方向長さ２ｍｍ
以下である特許請求の範囲第１項又は第２項記載のノズ
ル。