JPS6192862A

JPS6192862A - 粘着セロハンテ−プの移送装置

Info

Publication number: JPS6192862A
Application number: JP21464684A
Authority: JP
Inventors: Masato Niizono; 新園　正人
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1984-10-12
Filing date: 1984-10-12
Publication date: 1986-05-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は市販の粘着セロハンテープに印刷を施す場合の
セロハンテープの移送装置に関するものである°。

（従来の技術）従来セロハンテープに印刷を施す場合には、セロハンに
グラビヤ印刷をし、その後粘着剤を塗布して、巻き取り
裁断加工をしていたので手間がかかる上に、５００本、
単位くらいを１０ノドとしていたので１０〜２０本程度
の需要に対しては不経済な生産をせざるを得なかった。

近年このような大量不経済な印刷テープに換えて簡易に
粘着セロハンテープに印刷を施すことが試みられたが、
市販の粘着テープを連続的に剥がして印刷する手段には
無理があり、活字がずれたり、流れたり、などの欠陥が
あり、完全なものがなかった。例えば第５図に示す如く
繰り出しり−ル３に市販のセロハンテープを取着し、巻
き込みリール４にセロハンテープの巻芯を取着し、セロ
ハンテープを繰り出しリールから引き出し巻き込みリー
ルの巻芯に巻き付け、両リール間に駆動動力を持った印
刷ロールと加圧ローターを配置して両ロール間にセロハ
ンを挟んで駆動印刷し、印刷ロールの駆動動力によって
セロハンを引き出すと共に、巻き込みリールにも駆動力
があって印刷したセロハンテープを巻き込むことがなさ
れたが、このようにした場合には、セロハンテープの送
りは波打ち状態となり、印刷されたものは原稿に比し刷
り上がりが伸びる。

また、セロハンテープの巻き込みは粘着性のセロハンテ
ープを引っ張りながら行われるので、セロハンテープ巻
き込み後にその引張り歪が徐々に戻りはじめ、巻芯が何
れかの側に突出する竹の子状になる現象が生ずる。また
、セロハンテープの引き出しが印判表面の摩擦抵抗によ
るので、原稿の隙間をあけることが出来ないなどの不具
合点がある。

（発明が解決しようとする問題点）本発明者等は畝上の不具合点の原因が、印刷中の回転動
力が印判に直接影響して印判がテープに引っ張られるこ
と、印刷後のテープの巻取り手段がテープに引張歪（伸
び）を与えながらなされること、従ってこれは印判の摩
耗の原因になるなどに問題があることに着目し、これら
すべてを解決し本発明に到達したものである。

（問題を解決するための手段）本発明は周囲に印刷用凸版を形成した印刷ロールとその
上方両側にセロハンテープ繰り出し用リールおよび巻き
込み用リールを有し、該両リール間を上下動し、下動位
置において前記印刷ロールに外接する如く構成した駆動
ロールとより構成してなり、上記駆動ロールおよび巻き
込み用リールにワンウェイクラッチを装備してなる粘着
セロハンテープの移送装置である。

（作　用）本装置の使用状況をその作用と共に説明すると、印刷用
印判は印刷ロールの外周面に凸版を形成してなり、水平
軸によって支持され回転可能である。この印刷ロールの
上方両側にはそれぞれ前記水平軸と平行な軸に回転可能
に支持されたリールがあり、一方は印刷すべきセロハン
テープを支持する繰り出しリールであり、他方はセロハ
ンテープの巻芯だけを支持する巻き込みリールである。

印刷すべきセロハンテープを上記繰り出しリールから引
き出し粘着面を下にして他方の巻き込みリールの上記巻
芯外面に粘着面が内側になるようにして端部を貼りつけ
る。

印刷ロールの上方から駆動ロールを下動させて印刷ロー
ルに外接圧着させると両ロール間にセロハンテープが挟
まる。印刷ロールは下側に印刷用粉末インキ溜を有し粉
末インキを印判面に塗布するように構成しており、駆動
ロールの回転に伴い印刷ロールは回転しセロハンテープ
の粘着面に凸版表面の粉末インキを付着させると共にセ
ロハンテープを巻き取りリールの方に送り出す。繰り出
し用リールからのセロハンテープは駆動ロールの表面抵
抗により引き出され、該駆動ロールと印刷ロールとに挟
持されたときに印刷され巻き込み用リールに巻取られる
。駆動ロールおよび巻き込み用リールはワンウェイクラ
ッチを有し巻き取り開始時、途中停止時、などに逆転し
ないように構成する。

（実施例）次に本発明の実施例を図によって説明すると、第１図及
び第２図は本発明を適用した装置の正面図で第２図は印
刷の準備状態、第１図は印刷中の状態を示す。第２図に
おいて印刷ロールｌは外周面に凸版を形成し、水平軸６
によって回転自在に支持される。第３図は印刷ロール１
の一部欠除した側面図で印刷面は樹脂凸版７としロール
面に貼りつけ、印判面がロールの縁より僅かに出る程度
にする。印判は繰り出したセロテープに連続印刷をする
ので需要者の要望に答えて印刷ロールの径の異なるもの
を数個用意して印刷ピッチを変化させることができるよ
うにする。印刷ロール１の取外し取付けはクラッチ機構
によって行い、ナツト８は印刷ロールの位置の微調整用
である。第１図、第２図において、印刷ロール１０両側
上方にはセロハンテープ繰り出し用リール３と巻き込み
用リール４を設け、該両リール３．４間を上下動させる
駆動ロール２を構成し、駆動ロール２を下に降ろした状
態で印刷ロール１に外接するようにし、該印刷ロール１
の下側には印刷インキの粉末インキ溜を設ける。前記リ
ール３及び４はそれぞれセロハンテープの巻芯を内側か
ら拡径保持するキャッチを有し、セロハンテープの巻芯
を強固に保持する。

第４図は、第１図のＡ−Ａ線に沿った断面図で駆動ロー
ル２に繰り出し用リール３及び巻き込み用リール４が互
いに外接しサーフェスドライブする状態を示したもので
ある。第２図の状態は印刷準備の状態でセロハンテープ
用両リール３．４は共に板面１１に開口した溝９．１０
に沿ってその軸が移動するように構成され、板面１１の
裏面に装着されたレバー装置（図示せず）によって移動
自在に固定され両リール３．４は内側に附勢する如く構
成されている。繰り出しリール３のみはスプリングの作
用により外側の位置にある。繰り出し用リール３に保持
されたセロハンテープの端部を引張り出し、粘着面を下
にして、巻き込み用リール４に保持されたセロハンテー
プの巻芯にセロハンテープの端部をとめるとＰの状態に
なる。この状態で駆動ロール２を板面１１の切溝１２に
沿って下降させ駆動ロール２を印刷ロール１の外面にセ
ロハンテープを挟持して圧接したときにスイッチがはい
って回転を開始すようにするとよい。駆動ロール２はモ
ータ（図示せず）によって回転し、駆動ロール２の表面
が耐スリップ性を有し、繰り出し用リール３、巻き込み
用リール４及び印刷ロール１を同時にサーフェスドライ
ブさせるものである。この時駆動ロール２の表面はリー
ルに取着されたセロハンテープの表面を直接圧接させる
ようにして差支えない。駆動ロール２は接触摩擦のよい
例えばウレタン樹脂材料で構成する。

第１図は印刷中の各ロール、各リールの位置を示したも
ので、巻き込み用リール４は当初から溝１０の右端に附
勢されており、駆動ロール２に接触する如く構成しであ
るが、巻き出し用リール３はセロハンテープの繰り出し
時の粘着面の抵抗によりスプリングに抗して左側に移動
し、駆動ロール２の面に接触し回転する。印刷ロール１
の下側にはインキ溜５があり、駆動ロール２の下動と共
にインキ溜５はセリ上がり、回転インクパット１３によ
り粉末インキが印刷面に塗布される。駆動ロール２は板
面１１の裏面でウェイトにより強く印判面に圧接するよ
うにしているので、粉末インキはセロハンテープの粘着
のりに圧入され完全な印刷がなされる。印刷されたセロ
ハンテープは巻き込み用リール４に無理な引張り歪が生
じない程度に巻き取られる。

（効　果）上記説明で明らかな如く、従来粘着剤を塗布しないセロ
ハンにグラビア印刷をして粘着剤を塗布する工程でなさ
れたセロハンテープは大量に製造しなければ出来なかっ
たが、本発明においては市販の透明粘着セロハンテープ
の粘着面に容易に印刷することができるものである。印
刷は意字の必要がなく、例えば［毎度有り難うございま
す」等の文字を連続的に印刷する場合にその長さ及びピ
ンチの変更は客の要望に従い印刷ロール直径をかえた各
種の平面ロールを作っておき、樹脂印判を貼りつけるだ
けでよい。

この発明の特徴は印判に粉末インキを塗布し市販のセロ
ハンテープの粘着面に印刷するところにあり、そのため
に駆動ロールが繰り出し用リールに接しながらテープを
繰り出し、回転動力をサーフェスドライブによって巻き
込みリール及び印刷ロールを回転するように構成したの
で、印刷工程中に粘着テープの引き出し時に起こりがち
な波打ち現象が発生せず、印刷時にテープに引張り力が
かかっておらず、従って印判のいたみがなく、文字が流
れたり伸びたりするようなこともない。またテープの巻
き込みに当たってはテープを引張りながら巻き込むので
はないので、テープが引張り歪をもって居らず、巻きテ
ープの変形がない。

テープ巻き込み時にテープが引張り歪を持っていると巻
き込み後にテープが収縮を開始し、粘着剤のために重ね
部分がズレ、巻芯がどちらかの側にズレ出すことになる
が、そのようなことは全く発生しない。セロハンテープ
の幅は１５ｍ／ｍ〜５０　ｍ／ｍさまざまであるが、そ
れらの幅に関係なしに極めて単時間に印刷できるので、
本発明の利用範囲は広く、優秀かつ進歩した技術発明で
その効果は極めて大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図は本発明あ印刷装置の実施例を示す正面
図で、第２図が印刷開始前の状態、第１図が、印刷中の
状態、第３図は印刷ロールの一部欠除した側面図、第４
図は第２図Ａ−Ａ線に沿った断面図、第５図は従来試行
された印刷装置の模式側面図である。１・・・印刷ロール、２・・・駆動ロール、３・・・繰
り出し用ロール、４・・・巻き込み用リール、５・・・
インク溜、６・・・水平軸、７・・・印判、８・・・ナ
ツト、９．１０・・・溝、１１・・・判面、１２・・・
切溝、！３・・・回転インクバッド。

Claims

【特許請求の範囲】

周囲に印刷用凸版を形成した印刷ロールとその上方両側
にセロハンテープ繰り出し用リールおよび巻き込み用リ
ールを有し、該両リール間を上下動し、下動位置におい
て前記印刷ロールに外接する如く構成した駆動ロールと
より構成してなり、上記駆動ロールおよび巻き込み用リ
ールにワンウェイクラッチを装備してなる粘着セロハン
テープの移送装置。