JPS6188853A - 香味成分の抽出方法 - Google Patents

香味成分の抽出方法

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JPS6188853A
JPS6188853A JP59209778A JP20977884A JPS6188853A JP S6188853 A JPS6188853 A JP S6188853A JP 59209778 A JP59209778 A JP 59209778A JP 20977884 A JP20977884 A JP 20977884A JP S6188853 A JPS6188853 A JP S6188853A
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Masako Ashikari
匡子 芦刈
Kazunori Uematsu
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は超臨界状態又はその近傍の状態の流体を用い
る、嗜好性飲料材料からの香味成分の抽出方法に関する
(従来の技術) 超臨界状態の流体を用いる抽出方法は、通常の抽出法で
は分離することが困難な成分を容易に分離することがで
きること、抽出後抽出流体の温度又は圧力をわずかに変
えることによって抽出された成分を分離することができ
エネルギーコストが低いこと等多くの利点を有し、広く
、実施されている。
特開昭47−28172には、水で加湿した紅茶又はコ
ーヒーから液体又は気体の二酸化炭素によシ揮発性香気
成分を抽出する方法が記載されているが、超臨界状態で
の抽出については記載されておらず、又有機溶剤の存在
下での抽出についてもなんら記載されていない。特公昭
59−10775には超臨界状態の二酸化炭素を用いて
水で加湿した紅茶からカフェインを抽出する方法が記載
されているが、有機溶剤の存在下での抽出については記
載されていない。特公昭54−10539には、超臨界
ガスによる有機物質の抽出が記載されてお′ シ、特公
昭51−33185には超臨界状態の二酸化炭素による
粗砕焙煎コーヒーからのアロマ成分の抽出が記載されて
おシ、さらに特公昭45−8624には超臨界状態の溶
剤を用すてコーヒー、茶等から揮発性芳香成分を抽出す
る方法が記載されているが、いずれにも、有機溶剤の存
在下での抽出については記載されていない。
これらの従来技術の方法は、超臨界状態を用いない常法
に比べて先に記載した特徴を有するが、抽出効率の点で
まだ十分とは言えない。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は、超臨界状態又はこの近傍の状態の憬体を用
いる嗜好性飲料材料中の香味成分の抽出方法であって、
従来技術の方法よシも著しく効率よく抽出できる方法を
提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の問題点は、超臨界状態又はその近傍の状態の流体
と嗜好性飲料材料とを接触せしめることにより該材料中
の香味成分(フレーバー)を抽出する方法において、該
接触を、非毒性であり香味成分を溶解し得る有機溶剤の
存在下で行うことを特徴とする方法によシ解決される。
この発明の抽出方法は、超臨界流体を用いる従来技術の
方法とほぼ同様にして実施することができる。第1図に
概略のフローシートを示す。この図において、抽出剤、
例えば二酸化炭素はその貯槽1から液化槽2に移送され
、ここで冷却、液化される。液化した抽出剤は必要に応
じて中間タンク3に一時的に貯蔵され、ポンプ4によシ
臨界圧よ)高圧に加圧され、そして熱交換器5によシ臨
界温度よシ高温に調節される。このようにして超臨界状
態となった抽出剤流体は抽出槽6に供給される。抽出槽
6には抽出されるべき材料、例えば焙煎コーヒー、葉紅
茶等が有機溶剤、例えばエタノール水溶液と共に仕込ま
れている。この有機溶剤の存在下で前記材料と前記臨界
状態の流体が接触し、抽出が行われる。主として油成分
(オイル)と香味成分(フレーバー)とから成る抽出物
、及び有機溶剤(これらの全体を粗抽出物と称する)を
含有する抽出剤流体は抽出槽6から圧力コントロールバ
ルブ7に送られ、圧力が低下する。この圧力低下によっ
て分離槽8において抽出物及び有機溶剤(粗抽出物)が
液体となって分離する。抽出剤は液化槽2に輸送され再
使用される。他方、抽出物及び有機溶剤は抽出物檜9に
取シ出され、とれが製品として使用され、あるいはその
後抽出物(製品)と有機溶剤が分離され(図には示して
ない)有機溶剤は必要に応じて精製された後、抽出槽6
において再使用される。
この発明の方法は、嗜好性飲料材料からその香味成分を
抽出するために使用される。嗜好性飲料として、例えば
紅茶、コーヒー、緑茶、ウーロン茶、ほうじ茶、麦茶、
花香茶、デーアー茶等を挙げることができる。これらの
飲料の抽出材料としては、例えば紅茶及びコーヒーにつ
いて言えは葉紅茶、焙煎コーヒー等を使用することがで
きる。
これらは、抽出流体との接触面積を大きくして抽出効率
を高めるために小片、小粒又は粉状にして使用するのが
好ましい。この発明においては乾燥材料及び湿潤材料の
いずれも使用することができる。
超臨界状態又はその近傍の状態において便用する抽出剤
としては、臨界温度が比較的低く、臨界状態において香
味成分と接触した場合に該香味成分を実質上変質せしめ
ないものであればよい。抽出剤の例として、例えば二酸
化炭素(臨界温度31.6℃;臨界圧カフ4.3気圧)
、エチレン(9,2℃:49.7気圧)エタン(32,
2℃:48.2気圧)、プロピレン(91,8℃:45
.6気圧)、プロパン(96,6℃;41.9気圧)等
を挙げることができる。これらの内、臨界温度が比較的
低く、しかも人体に対して毒性を有しない二酸化炭素が
最も好ましい。
これらの抽出剤は超臨界状態、又はその近傍の状態(臨
界状態もしくは準臨界状態)において便用する。超臨界
状態とは、例えば二酸化炭素については31.6℃よシ
高温で且つ74.3気圧よシ高い圧力の状態を意味し、
超臨界状態の近傍の状態とは例えば圧力が臨界圧力よシ
高く温度が約25℃〜31.6℃の状態を言う。このよ
うな状態においても、超臨界状態とほぼ同様の抽出効果
が得られる。
この発明の方法は、非毒性であり香味成分を溶解し得る
有機溶剤の存在下で抽出を行うことを特徴とする。この
ような溶剤として例えばメタノール、エタノール、アセ
トン、プロピレンクリコール等を挙げることができる。
これらの溶剤の内エタノールが最も好ましい。エタノー
ルは、全く毒性を有さず、製造された香味製品に不快臭
を与えることがないからである。
有機溶剤としてエタノールを使用する場合、無水エタノ
ールから約5チのエタノール水溶液まで、種々の濃度の
エタノールを使用す名ことができる。
しかしながら、抽出のための材料として乾燥材料を使用
する場合でも、該乾燥材料には少量の水分が含まれてお
シ、エタノールと接触した場合に水分の一部がエタノー
ルに溶解するから、無水エタノールを使用した場合でも
抽出槽内においては微量の水を含有する含水エタノール
として存在することが予想される。
香味成分の高い抽出効率を得るためには、5〜99.9
容量チ、よシ好ましくは30容iチ(含水率70%) 
〜70容fin(含水率30%)O−1’ノール水溶液
を抽出槽内に存在せしめる事が好ましい。このような濃
度のエタノールを抽出槽内に存在せしめるには、抽出材
料として乾燥材料を筐・用する場合には、上記の濃度範
囲のエタノールを使用すればよい。また、抽出材料とし
て湿潤材料を使用する場合には、その水分含量を考慮し
て、やや高濃度のアルコール水溶液を使用するのが好ま
しい。
有機溶剤の使用量は、抽出材料の種類、抽出剤の種類等
によって異るが、一般に抽出材料100重量部に対して
約10〜Zoo重量部、そして好ましくは約10〜30
重量部である。
有機溶剤を抽出槽に導入する方法として、例えば有機溶
剤及び抽出材料を別々に抽出槽に入れる方法、有機溶剤
と抽出材料とをあらかじめ均一に混合しておき、一度に
抽出槽に入れる方法、抽出槽に導入される抽出剤に一定
の速度で連続的に注入混合する方法等を用いることがで
きる。
抽出槽から取シ出される抽出剤はなお超臨界状態又は、
その近傍の状態にあシ、そして主として油成分(オイル
)と香味成分とからなる抽出物、及び有機溶剤を随伴し
ている。これを抽出物及び有機溶剤(粗抽出物)と、抽
出剤とに分離するためには、超臨界抽出に常用されてい
る方法、例えば圧力を低下せしめる方法、温度を変化せ
しめる方法等を用いることができる。圧力を低下せしめ
る場合には圧力コントロールパルプを使用し1例えば圧
力を臨界圧以下に低下せしめる。こうして減圧された抽
出剤を分離槽に導入し、ここで液状の粗抽出物と気体状
の抽出剤とを分離し、抽出剤は液化槽に輸送して再利用
する。
抽出剤から分離された粗抽出物は、そのまま使用し、又
は有機溶剤を除去して抽出物の状態で使用する。この抽
出物は主として油成分(オイル)と香味成分(フレーバ
ー)とから成るが通常はこの両者を分離する必要はない
0例えば、有機溶剤としてエタノールを使用した場合に
はエタノールは毒性を全く有さないから、これを除去す
ることなく粗抽出物の状態で使用するのが便利である。
例えば、紅茶から抽出した粗抽出物をインスタント紅茶
と混合した後、香味成分を吸着せしめた状態でエタノー
ルを蒸発除去することにより香味成分が富化されたイン
スタント紅茶が得られる。
(発明の効果) 超臨界状態又はその近傍の状態の流体を用いて抽出を行
う場合に有機溶剤を存在せしめることを特徴とするこの
発明の方法においては、従来技術の超臨界抽出法に比べ
て香味成分及び油成分の抽出速度が速く、短時間の内に
完全な抽出を行うことができ、しかも低、中沸点揮発成
分を含む多様な成分を抽出することができ、高い品質の
香味成分が得られる。
(実施例) 次に実施例によシ、この発明をさらに具体的に説明する
実施例1゜ 100gのセイロン産葉紅茶に99.9容量チ(含水率
0.1%)のエタノール209を加え、これを超臨界ガ
ス用抽出装置に充填した。この抽出装置に40℃、30
0気圧の超臨界状態の二酸化炭素を50〜6097分の
速度で通して抽出を行なった。対照として、上記のエタ
ノールの代シに同量の水を加えた場合、及び無添加の場
合について、上記と同一条件で抽出を行りた。それぞれ
の試験につき、抽出前後の葉紅茶に含まれている油成分
を測定し、その差から抽出された油成分の量を求めた。
この結果を次の第1表に示す。
以下余白 第1表 上記の結果のab、エタノールの添加により、従来法の
水添加及び無添加に比べて、約3倍の油成分が抽出され
た。
粗抽出物(香味成分、油成分及びエタノールを含有する
)を0〜60分及び60〜360分の時間において分取
し、それぞれのサンプルをガスクロマトグラフィーによ
シ分析し、香味成分のうち紅茶の品質判定の重要な指標
となるリナロールおよびリナロールオキサイドに相当す
るピーク面積を測定し、その合計値と粗抽出物量とから
抽出されたリナロール及びリナロールオキサイドを任意
単位として算出した。この結果を次の第2表に示すO 第2表 (イ)*99.9%エタノール添加で抽出されたりナロ
ール及びリナロールオキサイドを 100とした。
**−は痕跡量を示す。
上記の結果から明らかな通シ、エタノールを添加した場
合、6時間に抽出されたりナロール及びリナロールオキ
サイドのうち約60%が最初の1時間に抽出され、抽出
速度が極めて速かった。これに対して水添加の場合には
抽出速度が遅く、6時間後の合計抽出物量も少なかった
この例によシ得られた粗抽出物は、グリーンノートのさ
れやかな香りが強く、インスタント紅茶に添加した場合
、顕著な添加効果が生じ、インスタント紅茶の香りが著
しく改善される。
実施例2 実施例1と同様の方法で抽出を行った。但し抽出材料と
してケニア産紅茶を使用し、有機溶剤として(A) 9
9.9容量%(含水率0.1%)のエタノール、(B)
 70容量チ(含水率30俤)のエタノール水溶液、及
び(C) S O容量チ(含水率50%)のエタノール
水溶液を使用した。結果を次の第3表に示す。
以下余白 抽出された油成分の量はエタノールの濃度によって大き
な差はなかりたが、リナロール及びリナロールオキサイ
ドの抽出量は50〜70容量チエタノール水溶液におい
て非常に多かった。
来車f口 100gのセイロン産葉紅茶に99,9容量チ(含水率
0.1%)のエタノール209を加え、これ・を超臨界
ガス抽出装置に充填した。この抽出装置に60℃、30
0気圧にした超臨界状態の二酸化炭素を1時間通して抽
出を行なった。抽出された粗抽出物について香味成分量
を分析した。対照として、100gのセイロン産葉紅茶
にエタノール150Iを加えたものを冷却管付きのフラ
スコで60℃に攪拌しながら加温して、1時間抽出した
。粗抽出物についても同様の分析を行なった。
その結果を第4表に示す。
@)*実施例1における99.9%エタノール添加で抽
出されたリナロール及びリナロールオキサイドを100
とした。
フラスコ抽出による粗抽出物のガスクロマトグラフィー
の結果は、高沸点部に数ピークを示すのみで、低、中沸
点部にはエタノールの他にはほとんどピークを示さなか
った。これに対して、超臨界ガスによる粗抽出物では、
低、中、高沸点部にまんべんなく極めて多種のピークが
認められ、官能的にも後者の方がされやかなグリーンノ
ートの香シを有していて優れていた。また、フラスコ抽
出によシ得られた粗抽出物中のりナロール及びリナロー
ルオキサイドの濃度は極めてうずく、粗抽出物をさらに
母線しなければフレーバーとしては使用不可能である。
実施例4 100gのセイロン産葉紅茶に99.9容M%(含水率
0.1係)のエタノール209を加え、これを超臨界ガ
ス抽出装置に充填した。この抽出装置に30℃、150
気圧にした準臨界状態の二酸化炭素を1時間通して抽出
を行なった。粗抽出物17gを得た。この粗抽出物には
原料葉紅茶中の油成分の48%が抽出されてでてきた。
またリナロール及びリナロールオキサイドの量は95で
あった。(実施例1における99.9%エタノールで抽
出されたりナロール及びリナロールオキサイドを100
として) 実施例5゜ 100gのセイロン産葉紅茶に99.9容量チ(含水率
0.1%)のエタノール1(lを加え、これを超臨界ガ
ス抽出装置に充填した。この抽出装置に40℃、300
気圧にした超臨界状態の二酸化炭素を5時間通して抽出
を行なった。粗抽出物8Iを得た。リナロール及びリナ
ロールオキサイドの量は77でありた。(実施例1にお
ける99.9チエタノールで抽出されたリナロール及び
リナロールオキサイドを100として) 実施例6゜ 1009の粉砕焙煎コーヒーに、99.9容量チ(含水
率0.1%)、50容量チ(含水率50%)。
及び5容Jks<含水率95%)のエタノール水溶液2
0gを加え、それぞれを超臨界ガス用抽出装置に充填し
た。この装置に40℃、300気圧の超臨界状態の二酸
化炭素を通して抽出を行なった。
対照としてエタノール水溶液の代シに20gの水を加え
た場合、及び無添加の場合についても上記と同一条件で
抽出を行なった。抽出前後の焙煎コーヒー中の油成分量
を測定し、その差を抽出された油成分量として求めた。
また香味成分の量をガスクロマトグラフィーによシ分析
し、同一条件の分析で得られたピークの内エタノールを
除くすべての香味成分のピーク面積を測定し、その合計
値と粗抽出物量とから抽出された香味成分量を任意の単
位として算出した。この結果を次の第5表に示す。
以下余白 水を添加した場合とエタノール水溶液を添加した場合と
で抽出された油成分の量には差がなかったが、香味成分
の抽出量は水を加えた場合に比べてエタノール水溶液を
加えた場合に明らかに多かうた。またこの実施例で用い
たエタノール水溶液の内では50q6エタノールを使用
した場合に香味成分の抽出量が最も多く、この結果は実
施例2の結果とよく一致した。
なお、50%エタノール添加、水添加、及び無添加の場
合については、粗抽出物を0〜60分と60〜300分
に分けて採取し、抽出量の経時変化をみた。この結果を
次の第6表に示す。
第6表 この結果から明らかな通シ、50容量チエタノール水溶
液を添加した場合には、水添加の場合及び無添加の場合
に比べて、香味成分の抽出a量が多いのみならず、抽出
速度も明らかに速かった。
実施例7 100gの粉砕・焙煎コーヒーに99.9容量%(含水
率0.1チ)のエタノール109を加え、これを超臨界
ガス抽出装置に充填した。この充填装置に40℃、50
0気圧にした超臨界状態の二酸化炭素を6時間通して抽
出を行なった。粗抽出物229を得た。との粗抽出物に
は原料コーヒー中の油成分のすべてが抽出されてでてき
た。香味成分量は591であった(第5表で99.9%
エタノール添加で抽出した香味成分量を100とした)
実施例8 100gの粉砕・焙煎コーヒーに50容量矛(含水率5
0 % ) ノxり/−ル水溶1100p”、(加え、
これを超臨界ガス抽出装置に充填した。この抽出装置に
40℃、300気圧にした超臨界状態の二酸化炭素を5
時間通して抽出を行なった。
粗抽出物56gを得た。この粗抽出物には原料コーヒー
中の油成分のすべてが抽出されてでてきた。
香味成分量は237でありた。(第5表で99.9多エ
タノール添加で抽出した香味成分量を100とした。) 実施例9 100gの粉砕・焙煎コーヒーに50容1%(含水率5
0%)のエタノール水溶液31を加え、これを超臨界ガ
ス抽出装置に充填した。この抽出装置に40℃、300
気圧にした超臨界状態の二酸化炭素を1時間通して抽出
を行なった。粗抽出物207を得た。との粗抽出物には
原料コーヒー中の油成分の76チが抽出されてでてきた
香味成分量は180であった(第5表で99.9%エタ
ノール添加で抽出した香味成分if:loOとした)。
実施例10 100gの粉砕・焙煎コーヒーに30容量チ(含水率7
0チ)のエタノール水溶液20Iを加え、これを超臨界
ガス抽出装置に充填した。この抽出装置に40℃、30
0気圧にした超臨界状態の二酸化炭素を1時間通して抽
出を行なった。粗抽出物を9gを得た。この粗抽出物に
は原料コーヒー中の油成分の65%が抽出されてでてき
た。
香味成分量は118であった(第5表で99.9%エタ
ノール添加で抽出した香味成分量を100とした)。
【図面の簡単な説明】 第1図は、この発明の方法において使用される装置の1
例のフローシートである。図中1は抽出剤貯槽、2は液
化槽、3は中間槽、4はポンプ、5は熱交換器、6は抽
出槽、7は圧力コントロールバルブ、8は分離槽、9は
抽出物槽を示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、超臨界状態又はその近傍の状態の流体と嗜好性飲料
    材料とを接触せしめることにより該材料中の香味成分を
    抽出する方法において、該接触を、非毒性であり香味成
    分を溶解し得る有機溶剤の存在下で行うことを特徴とす
    る方法。 2、前記有機溶剤が含水エタノールである特許請求の範
    囲第1項記載の方法。 3、含水エタノールが5〜99.9容量%のエタノール
    水溶液である特許請求の範囲第2項記載の方法。 4、含水エタノールが30〜70容量%のエタノール水
    溶液である特許請求の範囲第3項記載の方法。 5、前記嗜好性飲料材料が葉紅茶、緑茶、焙煎コーヒー
    、ウーロン茶、ほうじ茶、麦茶、花香茶、又はプーアー
    茶である特許請求の範囲第1項記載の方法。
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