JPS6185985A

JPS6185985A - ミシンの自動糸調子設定方法及び自動糸調子ミシン

Info

Publication number: JPS6185985A
Application number: JP59206200A
Authority: JP
Inventors: 一正原; 笹野　章嘉; 三喜夫小池
Original assignee: Janome Sewing Machine Co Ltd
Current assignee: Janome Corp
Priority date: 1984-10-03
Filing date: 1984-10-03
Publication date: 1986-05-01
Also published as: US4793273A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は布、糸、下糸侮力の各縫い条（ｉ　ｆ、：対応
し、適正な上下糸調子を決定する自動糸調子ミシンに関
Ｊる。

（従来の技術）現行のミシンはイｌｉ、糸、模様、送り、縫い方、ト糸
張力等の縫い条件に対して使用者が上糸調子器を手動操
作にて：ｇＪ整して上下糸のも！目交叉位置を適正化し
ている。上記調整を自動化する試みは数々あるが多くは
比較的識別が容易な模様、送り、縫い方等についてであ
り、布、糸についてはその特性が雑多であるため十分な
識別を行う事が出来ない。このため布、糸、下糸張力を
含めた分野に於いては十分実用的な提案は行われていな
い。

（目的）本発明は以上の観点からなされたものであり、各極在、
糸、下糸張力による縫い条件に対応するものである。適
正な上下糸調子は上下糸の縫目交叉位置（以下単に交叉
位置と云う）が布の中心付近にある状態であり、布、糸
、下糸張力などにより、この交叉位置が異る。これに対
し本発明では使用する布、糸、下糸張力などの縫い条件
に及ぼす影響各々について対応させるものではなく、こ
れらの組合せの結果としての上下糸の交叉位置そのもの
を捉え、これを適正位置にすることを行おうとするもの
である。

（概要）本発明は第２図（ｂ）〜（ｄ）の如く、上、下糸１．２
が交叉した状態で布巾を通過して交叉位置３を上昇させ
て行く時の上糸に必要とされる張力の大小が適正上糸調
子ときわめて高い相関があるというＩＪＩ究拮宋に着１
コしたものであり、この交叉位置の上昇に必要とする上
糸張力は下糸の引出し時１１１Ｊとされめて＾い相関が
あることがら下糸の引出し作用のためボビンが回転を始
める上軸（Ｑ相、ずなわら天秤の」−９し点より少し前
の上軸位相に於ける天秤と剣の間の上糸張力を測定し、
当該測定値によって適正系調子を決定Ｊるものである。

（実施例）以下本発明の実施例を図面により詳細に説明づる。第１
の実施例は下糸の引き出される時期を、ボビンの回転開
始位置を目視により’！ｌＪＪ別する方法により行うも
のである。

第１図及び第３図に示す如く水平釜使用のミシン５は角
板６を開ける事により或いは該角板６に設けられた透明
部分７を通してボビン８に巻き残っている糸目とが前記
ボビン８の運動を容易に観測できるミシンである。

機枠１６には第３図の如き、天秤４と針４４の間の糸張
力を測定するひずみゲージ１０を利用した上糸張力測定
装置事を装着しており、従来例でダイヤル目盛１３を持
つ上糸調子器１２と張力測定等の一連の動作を指令する
指令ボタン１５と適正系調子に適応する前記上糸調子器
１２のダイヤル数字１３を表示する表示装置１４を備え
、前記指令ボタン１５からの指令により挟持圧を持つよ
うな構造の第２糸調子器３５を備えている。

前記機枠１６内に上記糸張力を測定するための測定回路
３７、糸張力澗定結果により上下糸の適正縫目交叉のた
めの条イ１を演免するマイクロコンピュータを含む演算
回路３９、前記糸調子表示装置１４に前記主糸調子器１
２のダイヤル目ｒＩＩＩ埴１３として表示を行う回路３
８を含む指令装置４０が内蔵されている。

前記ミシン５において適正上糸調子を決定するための作
動は前記指令ボタン１５の指令により、第４図の如き手
順で使用者と共同しつつ適正上糸調子を決定する。尚図
中ｅに囲まれた箇所は使用者が行う操作部分である。

第４図において、前記指令ボタン１５の指令を行うと、
該指令により前記第２糸調子器３５が作動して上糸４５
に挾持圧を与える。該挟持圧は前記主糸調子器１２で強
い張力（０〜９のダイヤル目盛で７〜９の範囲ンとなる
ように設定する。同時に前記主糸調子器１２は糸ゆるめ
により挾持圧を解除される。次に内蔵ける前記指令装置
４０　にす、前述の交叉位置３の上昇に必要とする上糸
張力を測定するための特定縫い条件が指令されセットさ
れる。特定日い条件は直線縫いで送り第２．５ＩＩＩＩ
ｌ程度とＪ′る。つづいて上糸張力測定回ｒ８が作動状
態となる。

この状態で使用者が布、糸をセットし、縫い始めにおけ
る不安定要素を取り除くための予備材いを行う。予備縫
い（ｊ数計で良く、指令により一定位相に停止させる。

その上軸位相は第９図θ、の位置づなわら前記ボビン８
が回転しはじめる２０’〜３０°前である。ミシン停止
後適正系調子表示装置が作動する。次に前記づべり板６
を間さプーリ９を手で回し前記ボビン８が回転しはじめ
たら停止づる。この時の上糸張力測定結果により上下糸
の適正縫目交叉のｌこめの条件を演Ωし、前記主糸調子
器１２のダイＶルロｒｅＩＩｌｌ’ｌ　１３がｌｙＩ記
適正系調子表示Ｈｆｆｉ１４に表示される。この値に前
記主糸調子器１２のダイヤル目面１３を合わ往、次に希
望する６７ｍ沢を行う。これにより初期設定の前記第２
糸調子器３５による挟持圧、特定縫い条件の指令、上糸
張力測定回路、適正系調子表示装置及び前記主糸調子器
１２の糸ゆるめはすべて解除されて、通常の日いが可能
となる。なお適正系調子の表示は次の前記指令ボタン１
５による指令が行われるまで同一表示を保っても良い。

第２の実施例は上糸張力を測定する下糸の引出される時
期を光学的にボビンの回転を検知する方法により行うも
のである。

当該ミシンは第１の実施例のミシン５であり、前述した
上糸張力測定装置１１の他に第６図に示す下糸引出し識
別装置が設けられている。該装置には第５図の如くフリ
ンジ而２８に反射素材２９を印刷されたボビン３０の使
用を前提とし釜上部にｇ２Ｈプだ光センサ−３１と３２
とにより前記ボビン３０の回転を検知する。

当該ミシンに於いて適正系調子は第４図点線の如くの手
順により設定されるがこれは第１図の実施例における下
糸の引出される時期の判定の部分を買き換えたもので他
の作動は同様に行うものである。

第３の実ＩＩＡ例は上糸張力を測定する下糸の引出され
る時期を磁気を使ってボビンの回転を検知づる方法によ
り行うものである。

当該ミシンも第１の実施例のミシン５であり、前述した
上糸張力測定側１１の他に第７図にネサ下糸引出し識別
装置が設【プられている。該５Ａ灯には磁性粉を含有す
るボビン３３の使用を前提とし磁気センサー３４により
ボビン３３の回転を検知するものである。

当該ミシンに於いて適正系調子は第４図点線の如くの手
順により決定されるが、これは第１の実施例にｄ３　Ｌ
プる下糸の引出される時期の判定を上記に置換えたもの
で、他の作動は同様に行うものである。

第４の実施例は上糸張力を測定する下糸の引出されるＩ
Ｉ；’ｊ　Ｉ！ｌ］を下糸張力の連続測定波形から判別
する方法によるものである。

当該ミシンは第１の実施例のミシン５であるが、前述し
た上糸張力測定装置１１の他に第８図に承り下糸引出し
識別装置が設けられている。該装置（よ前述した水平釜
に於ける場合である。

作用ビン２１はビン１７と溝４１により右方向移動をひ
ずみゲージ１８を固着した板ばり１９により左方向移動
を規制され軸方向にガタのないようにホルダー２０に取
付けられている。

該ホルダー２０は前記機枠１６に枢着されたリンクであ
り他端をソレノイド２５に連結している。

２２【よ前記（１枠１６に一端を枢着したばねであり、
前記ホルダー２０に連結して常に矢印へ方向に付勢力を
与え前信号時は実線の如く前記作用ビン２１の先端２３
が下糸２４に接触しない位置に置かれている。

この下糸の引出し識別′３Ａ置による作動は以下の如く
行う。前記指令ボタン１５が押されると前記ソレノイド
２５が作動し前記ビン２１が矢印左方向に移動し先端２
３−が下糸２４に接触して停止し前記板ばね１９に固着
された前記ひずみゲージ１８を介して下糸張力を測定す
る。当該下糸張力測定装置及び上糸張力測定装置により
検知された上下糸張力は第９図の如き曲線をえかき下糸
の引出しが始まると下糸張力は一定値となる事から第９
図に於けるθ２をもって下糸引出し位相と識別出来る。

当該ミシンに於いて適正系調子は第１０図の実線の如く
の手順により設定される。前記指令ボタン１５の指令に
より第１の実施例の如く第２糸調子器が作動し同時に前
記主糸調子器１２が糸ゆるめされる。

次に糸張力測定のための特定縫い条件が指令されヒツト
される。つづいて上糸張力測定回路と下糸張力測定回路
が作動状態となる。この状態で快用者がｆｌｉ、糸をセ
ットし日い始めに於【プる不支定要素を取り除くための
予ｕ５Ｊａいを行う。予惰橙いし第１の実ｆｋ例と同じ
く数１で良く指令により一定位相に停止上させる。その
上軸位相は針棒上死点付近で良い。次に上下糸張力Δ−
Ｄ変挽回路が作動状態となる。その後に設定縫いを行う
。設定縫いは上下糸張力を測定し、Δ−Ｄ変挽→Ｔ２値
（第９図）演算を径で適正系調子を設定するためのｂｌ
いて低速で１〜２縫目の縫いを行うものである。適正系
調子の表示以降は第１の実施例と同様である。

なお以上の実施例のすべてに対し第１図の主上糸調子器
１２と適正系調子に適応するダイヤル数字１３を表示す
る表示装置と第２糸調子器に替えて第１１図の如く、ハ
ウジング部２７にモータ及び減速ギヤが内蔵されていて
電気的指令により上糸調子を替えられる４Ｒ造の上糸調
子器４２と作動を表ず表示装置４３を備えたものにする
ことが可能である。この場合の手順は第１０図の点線の
如くとなり使用者による上糸調子器の調整が不要となる
。

以上のように本発明の実施例を示したが、本発明は上記
し且つ図面に示す実施例にのみ限定されるものではなく
例えば水平釜使用のみに限らない等その費目を；４脱し
ない範囲て゛適宜変形して実施し得ることは勿論である
。

（発明の効宋）以上のようにγｂ、糸、下糸張力の如＜　１３　／ン異
なる縫製条件に対し夫々のＲｔ’ｌを検出することなく
糸張力の測定結果の演算により重厚の中央ｆ；Ｊ近に上
下糸交叉１：／同としく５ノる如く栴成しＩζ事ににす
、簡単なボタン操作と数釦の試ｂ１いとにより、従来困
ｆ１とされていて前記縫装条１４や新規な持１′Ｆを１
′１つ累月等のｂ１製条件に対して適切な上糸張力を決
定できる。又モータを組込んだ上糸調子器を用いること
によりその操作は更に容易なものとなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例に係り、第１図はミシンの外観図
、第２図は上下糸の交叉状ｒぶ説明図、９′）３図は上
糸張力測定部の斜視図、第４図は操作と各動作説明図、
第５図は他の実施例のボビンの斜視図、第６図は光によ
る下糸引出し検出（浅構の１７１視図、第７図は磁気に
よるボビン位置検出ｌ浅横の斜視図、第８図は下糸張力
測定装置の斜視図、第９図は上下糸張力と上軸位相の関
係を示す図、第１０図は下糸張力測定による適正系調子
決定のための操作と各動作説明図、第１１図は電動上糸
調子器を用いた実施例の外観図であり、４は天秤、１５
は指令ボタン、８はボビン、３１と３２は光センサ−，
３３は磁性材料を含有したボビン、３４は磁気センサー
、４０は指令装置である。特許出願人　蛇の目ミシン工業株式会社第１図第　　　　　４　　　　二二第８図第５図第　　７　　図第　　９　　図イ“″　　１０　　図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）上軸の回転に連動して上下動せしめられる天秤の
上死点よりやや手前の上軸位相であって、下糸が内釜等
の下糸保持部に配設された張力付与装置より引出される
時期の天秤と針の間の上糸張力を指令ボタンの操作によ
り自動的に測定し、該測定により得られた測定値に基ず
いて演算し適正な上下糸調子を得るための上糸張力を決
定する指令装置を備えた自動糸調子ミシン。
（２）上糸張力の測定に関連して下糸の引出される時期
をボビンの回転開始位置の目視により判別するようにし
た事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自動糸調
子ミシン。
（３）上糸張力の測定に関連して下糸の引出される時期
を下糸張力の連続測定波形により判別するようにした事
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自動糸調子ミ
シン。
（４）上糸張力の測定に関連して下糸の引出される時期
をボビンの移動を光センサーにより判別するようにした
事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の自動糸調子
ミシン。
（５）上糸張力の測定に関連して下糸の引出される時期
を磁性材料を含有したボビンの移動を磁気センサーによ
り判別する事を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
自動糸調子ミシン。