JPH0218876B2 - - Google Patents

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JPH0218876B2
JPH0218876B2 JP16846580A JP16846580A JPH0218876B2 JP H0218876 B2 JPH0218876 B2 JP H0218876B2 JP 16846580 A JP16846580 A JP 16846580A JP 16846580 A JP16846580 A JP 16846580A JP H0218876 B2 JPH0218876 B2 JP H0218876B2
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JP
Japan
Prior art keywords
thread
amount
tension
needle thread
needle
Prior art date
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Expired
Application number
JP16846580A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5793092A (en
Inventor
Tooru Matsubara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Juki Corp
Original Assignee
Juki Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は縫調子を自動的に調節できるようにす
るミシンに関するものである。
現在、家庭用ミシン、工業用ミシンを含めて、
技術革新の対象になつている問題点は縫目の自動
調節を可能とすることである。これまで多くの人
により検討、研究されているが、糸張力の変更等
による縫調子の制御は可能であつても、縫いの良
否の検出或いは微妙な縫の変化を捕促する迄には
至つていない。このため、これらに正確に反応す
るセンサーの開発が課題とされている。
従来の上糸繰出しは調子皿の圧力を変化させる
ことにより、上糸の張力を大きくさせたり小さく
させたりして加減していたが、上糸の布締め及び
上糸繰出しを同一作用で行つているため、安定性
を欠き、圧力変化の微妙な調節を必要としてい
た。
本発明は、布締めに必要な上糸の長さを予め検
出して置き、ミシン縫の各サイクル中に一定量を
供給するようにしてコントロールするものであ
る。
以下図面に従つて説明する。
第1図は布厚の等しい布を縫い合せた時の上糸
と下糸の関係を示す説明図であつて、イは上吊
縫、ロは下吊縫、ハは良好縫の状態を示してい
る。ところで、イの上吊縫となる場合の1縫目に
必要とする上糸量は布送り調整装置により定まる
1ピツチの送り量Pであり、ロの下吊縫いとなる
場合の1縫目に必要とする上糸量は、布厚をd
(単純に考えるために上下布厚を等しいとする)
とすればP+4dであり、ハの良好縫となる場合
の1縫目に必要とする上糸量はP+2dである。
(なお、この場合、実際には、縫糸は第1図に示
すように矩形状に曲るわけではなく、角部に丸み
が生ずるのであるから、理論値に対して係数を乗
じて修正する必要はある)。したがつて、良好縫
を行うためには1縫目毎にP+2dの長さの上糸
を供給すればよいことになる。しかし、布厚を縫
製作業に際して正確に測定することは非常に困難
である。
本発明者は色々と研究の結果、下吊縫状態の形
となる場合は、上糸が下糸に交絡して引張られて
上糸張力が増大する(上糸張力はオツシログラフ
で見ると第2図に示す線図のように変化する)の
で、上糸が下糸と交絡して上糸張力が増加し始め
る時期t1を測定すれば、そのミシンの天秤上糸取
上曲線(第3図参照)よりt1に対応する天秤によ
る糸取上量即ちP+4dが算出可能であり、また、
上吊縫状態となる場合は上糸送り出し量をPとす
ればよいのであるから、この両者の数値より良好
縫の状態を得るための上糸供給量P+2dが演算
できることに気が付いた。ミシンにおいては天秤
上糸取上特性はそのミシン特有の決まつたもので
あるので、上糸が下吊縫状態となる形で下糸と交
絡してその張力が増加する時期を検知し、これと
天秤上糸取上特性、布送り量Pとを演算回路によ
り演算して良好縫となる上糸供給量P+2dを算
出し、この量だけ1縫目サイクル中に上糸を供給
してやれば、常に良好縫目で縫製作業を行うこと
ができることになる。
これを詳細に説明するに、第3図イは天秤の上
糸取上曲線と、これに対応する上糸と下糸との交
絡による張力変化を示す図で、天秤の上糸取上曲
線はそのミシン固有の定まつたものである。これ
に対し、上糸と下糸との交絡による張力変化は、
上糸が下糸と交絡してこれを縫布中に引き込もう
とする瞬間、即ち第1図ロにおける上糸と下糸と
の交絡時期より増大し、天秤による糸取上量が最
大となる時期、即ち天秤上死点t0で最大となり、
その後減少する。したがつて、上糸張力増加の開
始時期t1を検出すれば上糸と下糸との下吊縫状態
の形での交絡時期が検出できたことになる。この
上糸張力増加の開始時期(上糸と下糸の交絡時
期)t1より後に天秤により行われる糸取上量は、
天秤による上糸取上曲線がそのミシン固有のもの
であるので、第3図イの天秤上糸取上曲線の一部
を拡大して示す第3図ロに図示されるようにP+
4dとなることは第1図ロを合わせ考えれば理解
されると思う。そして、実際にミシンにこの考え
方を適用する際には、上糸繰出量制御用計算機と
して電子計算機回路を用いれば換単に計算できる
ものである。
第4図は本発明をミシンに適用した1実施例を
示す説明図で、ミシン頭部1には、天秤2、上糸
ガイド3,4が一般のミシンと同様設けられてお
り、さらに、上糸ガイド3と天秤との間の上糸を
反転案内するガイド部分には歪計(上糸張力検知
装置)5が設けられていて、この歪計5により上
糸の張力変化を検出するように構成されている。
また、通常用いられている糸調子皿の代りに、上
糸ガイド3と歪計5との間に上糸繰出ローラ6を
備えたパルスモータ7が設けられていて、この上
糸繰出ローラ6により上糸が糸巻8により上糸ガ
イド3、上糸繰出ローラ6、歪計5、天秤6、上
糸ガイド4を経て縫布に供給されるようになつて
おり、天秤2は糸繰出作用は行わず単に布締め作
用のみを行うようになつている。
さらに、ミシンには天秤上糸取上特性を記憶さ
せておくコンピユータ装置を設けておき、前述し
たように、上糸と下糸の交絡による上糸張力増加
の開始時期t1が入力された時にそれに対応する天
秤による上糸取上量即ちP+4dを算出させ、そ
の縫製作業における布送り量PとよりP+2dを
演算させ、それに相当するパルス出力によりパル
スモータ7を駆動して、上糸繰出ローラ6により
ミシンの1縫目サイクルに必要とする最適の上糸
必要量を供給させる。上糸必要量の供給は全期間
中連続的に送り込むようにしてもよい。こうする
と高速運転の際に都合がよい。
このようにすれば、良好縫をするに必要とする
上糸必要量が、上糸繰出ローラ6とパルスモータ
7とよりなる上糸供給制御装置により、常に正確
に供給されるので、天秤は上糸繰出作用をする必
要はなく、単に布締め作用を行えばよいことにな
る。そのため、高速回転時における上糸の釜をく
ぐり抜ける際の糸抜け抵抗増大に対処するために
とられていた上糸張力調節とか糸取りバネが不要
となり、さらに、縫い締めも強い張力をかけて行
う必要がないので縫合の風合も良くなる。
本発明について、縫合される布厚が等しい場合
の例で説明したが、上布と下布の厚さが異なつて
も上布と下布との中間に上糸と下糸の交絡点があ
るようになるので、いかなる場合でも良好縫が得
られるものである。
第5図は本発明に用いられる計算回路の概略を
説明する図で、縫製作業中における上糸と下糸の
交絡による上糸張力増大開始時期t1を歪計5によ
り検出し、タイミングパルスと時期、内容を
ROMに出力し、その結果をレジスタに保持し、
保持した値より演算回路で演算し、P+2dを出
力し、これをステツプモータ7に供給するように
すればよい。
なお、今迄の説明では良好縫の場合を得ること
を目的として記載したが、例えば仮縫の場合のよ
うに縫糸が簡単に取り除けるようにするために、
わざと上吊縫や下吊縫の状態として縫合すること
も可能である。即ち、上糸供給量をPとすれば上
吊縫、P+4dとすれば下吊縫となるのであるか
ら、計算回路の切替により簡単に行うことができ
る。
以上説明したように、本発明によれば、従来非
常に困難とされていた縫調子の自動調節が行わ
れ、何等作業者が調整を行わなくても常に最良の
縫製作業を行うことが可能となつた。
【図面の簡単な説明】
第1図はミシンによる縫状態を示す説明図で、
イは上吊縫、ロは下吊縫、ハは良好縫状態を示し
ており、第2図は上糸張力変化を示す線図、第3
図イは天秤による上糸取上特性曲線と、上糸張力
変化との関係を示す図で、第3図ロは同一部拡大
部分図、第4図は本発明の実施例を示す図、第5
図は本発明に用いられる計算機回路の1例を示す
説明図である。 1……ミシン、2……天秤、5……歪計(上糸
張力検知装置)、6……上糸繰出ローラ、7……
ステツプモータ、P……ミシンの布送り量(1ミ
シン縫目)、d……布厚。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 上糸繰出装置と、上糸張力検知装置と、天秤
    と、上糸繰出量制御用計算機とを備えたミシンの
    上糸供給装置において、前記上糸繰出量制御用計
    算機は、天秤上糸取上特性を記憶させた記憶手段
    と、前記上糸張力検知装置の張力増加開始時期の
    検出に応答し、前記上糸取上特性から張力増加開
    始時期と天秤上死点までの間で取上げられる上糸
    量を出力する計数手段と、布送り調節装置から入
    力された布送り量と上記算出上糸量とから、必要
    糸繰出量を演算する演算手段とからなり、該演算
    手段から出力された糸繰出量に応じて上糸繰出装
    置を制御し、必要な上糸を供給するようにした縫
    調子自動調節ミシン。
JP16846580A 1980-11-29 1980-11-29 Sewing condition automatic regulating sewing machine Granted JPS5793092A (en)

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JP16846580A JPS5793092A (en) 1980-11-29 1980-11-29 Sewing condition automatic regulating sewing machine

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JPS5793092A JPS5793092A (en) 1982-06-09
JPH0218876B2 true JPH0218876B2 (ja) 1990-04-26

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ID=15868608

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