JPS6185312A - 多相リポソーム薬剤送達系 - Google Patents

多相リポソーム薬剤送達系

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JPS6185312A
JPS6185312A JP60212018A JP21201885A JPS6185312A JP S6185312 A JPS6185312 A JP S6185312A JP 60212018 A JP60212018 A JP 60212018A JP 21201885 A JP21201885 A JP 21201885A JP S6185312 A JPS6185312 A JP S6185312A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は新規な薬剤送達系(ドラッグ・デリバリ−・ン
ステム)に関する。さらに詳しくは、本発明は、生物学
的に活性な物質が多相系で存在する、すなわち、(a)
多重ラメラ脂質小胞(MLV)中に捕捉され、(1))
系の溶媒成分に溶解し、かつ、(c1固晶または非晶質
状態にある製品に関する。
発明の背景 リポソームは水性小室を囲む膜様脂質層から構成される
脂質小胞である。リポソームは種々の目的のために生物
学的に活性な物質をカプセル化するのに広く用いられて
いるが、特に、薬剤担体として用いられている。脂質層
の数、大きさ、表面荷電、脂質組成および調製方法によ
って、種々のタイプのリポソームが利用されている。
多重ラメラ脂質小胞(MLV)はパンガムら、ジャーナ
ル・オブ・モレキュラー・バイオロジー(Bangha
m etal、、J、Mol、 Biol、 )  1
3 :238−252(1965)により初めて記載さ
れた。種々のリン脂質が水和によりM L Vを形成す
る。Mr、 vは水性媒体が介在する多くの2分子ラメ
ラからなる。脂質または親浦性物質は有機溶媒に溶解し
ている。この溶媒は真空下、ロータリー・エバポレータ
で除去される。この脂質残渣が容器の壁土にフィルムを
形成する。一般に、電解質および/または親水性の生物
学的に活性な物質を含有する水性溶液をこのフィルムに
添加する。撹拌により大きな多重ラメラ小胞が得られる
。超音波処理により、あるいは孔径の減少するフィルタ
ーを通して順次濾過して小さな多重ラメラ小胞が得られ
る。小さな単ラメラ小胞はさら1こよく超音波処理する
ことにより調製できる。生物学的に活性な物質を多重ラ
メラ脂質小胞中にカプセル化する改良法が米国特許第4
485054号1こ記載されている。
単ラメラ小胞は水性溶液を閉じ込めた単一の球状の脂質
2重層からなる。それらの大きさに従って、200〜5
00Aの径を有するものは小さな単ラメラ小胞(SUV
)、1000〜10000 Aの径を有するものは大き
な単ラメラ小胞(LUV)と称される。小さな脂質小胞
はカプセル化用の水性空間について制約があり、したが
って、これらは水溶性の生物学的に活性な成分1こつい
てのカプセル化効率が非常に低い。一方、大きな単ラメ
ラ小胞は最初の水性相を高比率でカプセル化し、したが
って、高カプセル化効率を有する。11ラメラ小胞を作
るいくつかの技術が報告されている。リン脂質の水性分
散液の超音波処理により、水性空間を囲むリン脂質の2
重層からなるマイクロ小胞(stjv)が得られる〔バ
バジョバウロスおよびミラー、バイオケミストリー・ア
ンド・バイオフイジクス・アクタ(Papahadjo
poulos′、and Miller。
Biochem、 Riophys、 Acta、 )
 135 : 624−238(1968))。もう1
つの技術(米国特許第4089801号)では、脂質、
カプセル化する物質の水性溶液および水に不溶性の液体
の混合物を超音波処理に付し、これにより、リポソーム
前駆体(単分子脂質層に封入された水性小球)を形成す
る。リポソーム前駆体の第1の分散液を、両親媒性化合
物を含有する第2の水性媒体と合し、混合物を遠心分離
に付し、それにより、該小球を強制的に単分子脂質層を
通過させ、リポソームの2分子脂質層特徴を形成する。
超音波処理の使用をさける小さい単ラメラ小胞製造の別
法はエタノール注入法〔ニス・バッサおよびイー・ディ
ー・コーン、バイオケミストリー・アンド・バイオフイ
ジクス・アクタ(S、 Batzriand E、D、
Korn、 Biochem、 Biophys、 A
cta、 )  298 : 1015−1019(1
973))およびエーテル注入法〔ディ・ディーマーお
よびエイ・ディ・パンガム、バイオケミストリー・アン
ド・バイオフイジクス・アクタ(D、Deamer a
nd A、 D。
Bangham、 Biochem、 Biophys
、 Acta、)443:529−634(1976)
)  である。これらの方法において、脂質の有機溶液
を緩衝液中に速かに注入し、そこで自然lと単ラメラ型
のリポソームを形成させる。この注入法は簡単で、迅速
で、穏やかである。
しかしながら、リポソームの比較的希薄な調製物を生じ
、カプセル化効率は低い。単ラメラ小胞を作るもう1つ
別の方法は、いわゆる、洗浄剤除去法である〔エイチ・
シイ・ウェーグーおよびオー・ツンブエル、「リポソー
ム・チクノロシイ」、シイ・ダレボリアジス編、ソー・
アール・ソー・プレス・インコーホレーテッド、米国フ
ロリダ州、ポカ・ラド7 (H,G、 Weder a
nd O,Zumhuel 。
”Liposome Technology ” ed
、 G、 Gregoriadis 、 CRCPre
ss Inc、、 Boca Raton、 Flor
ida)第1巻、7章、79−107頁(1984))
。この方法では、脂質および添加剤を撹拌または超音波
処理により洗浄剤で可溶化して形状のはつきりしたミセ
ルを形成させる。ついで、透析により洗浄剤を除去する
多重ラメラ小胞は、例えば、フレンチ・プレス中、加圧
下に小さなオリフィスを通して押出すことにより、大き
さおよびラメラの数両方を減少させることかできる。フ
レンチ・プレス〔ワイ・バレンホルツ、ニス・アムセレ
ムおよびディ・リヒテンベルク、エフ・イー・ビー・ニ
ス・レター(Y、Barenholz、 S、 Ams
elem and D、 Lichtenberg。
FEBS Letc、)99 :210−214(19
79))押出は低温にて20000βbs/inの圧力
で行なわれる。これは簡単で、再現性があり、比較的高
カプセル化効率の非破壊的技術であるか、オリゴまたは
単ラメラ小胞に変化しうる多重ラメラ・リポソームを出
発物質とする必要がある。大きな単ラメラ脂質小胞(L
UV)は逆相蒸発法〔パパジョバウロス(Papaha
djopoulos )の米国特許第4234871号
〕で調製できる。この方法は、(3)有機溶媒中の脂質
および(1))水性緩衝液中のカプセル化すべき物質の
W10工フルジョンを形成させることからなる。減圧下
で有機溶媒を除去すると、撹拌または水性媒体中での分
散により、脂質小胞に変えることのできる混合物が得ら
れる。
スズキら(5uzuki et al、)の米国特許第
4016100号も、生物学的(こ活性な物質および脂
質の水性リン脂質分散液の凍結各こよる、ある種の生物
学的に活性な物質を単ラメラ脂質小胞中に捕捉するもう
1つ別の方法を記載している。1983年前に作られた
前記の全てのリポソームは多重ラメラまたは単ラメラ脂
質小胞のいずれかに分類できる。新しい型のリポソーム
は多相リポソームト称される〔ニス・キム、エム・ニス
・ターカー、イー・ワイ・チ、ニス・セラおよびジー・
エム・マーチン、バイオケミストリー・バイオフイジク
ス、アクタ(S、 Kim、 M、S、 Turker
 、 E、Y、 Chi 。
S、 5ela and G、M、Margin 、 
Biochem、 Biophys。
Acta)728:339−348(1983))。多
小胞リポソームは球形で、内部顆粒構造を有している。
脂質2重層が最外層を形成し、内部空間が2重層隔膜で
いくつかの小室に分けられている。この型のリポソーム
はつぎの組成を必要とする。正味中性荷電の両親性脂質
、陰性荷電の脂質、コレステロールおよびトリアンルグ
リセロール。カプセル化すべき物質を含有する水性相を
、クロロホルムおよびジエチルエーテルに溶解した脂質
相に加え、多小胞リポソーム調製の第1工程としてW1
0エマルションヲ調製スル。このW10エマルジョンを
ショ糖溶液と共に振とうし、有機溶媒を蒸発させると、
多小室を有するリポソームが形成される。
リポソームの型およびその調製法の総括的説明について
は、最近の刊行物、米国フロリタ州、ポカ・ラドン、シ
ー・アール・シー・プレス・インコーホレーテッド、シ
イ・ブレボリアジス編、「リポソーム・テクノロジー」
、第■、■、■巻、1984年参照。
溶液は最も古い型の医薬単位投与形または薬剤送達系の
1つである。真の溶液は均質な分子の分散、すなわち、
1相系を形成する2つ以上の成分の混合物と定義される
。第XX改訂米国局方(USP  XX)1027頁に
よると、溶液は、通常水に溶解した、1種またはそれ以
上の化学物質を含有する液体調製物である。さらに、溶
液は内用または外用により、溶質の特定の治療効果のた
めに用いられる。
懸濁液は細かく分けられた、非溶解薬剤の液体ベヒクル
中に分散された調製物である(USPX、X1030頁
)。これからすると、懸濁液は非均質な2相系である。
懸濁液は、不溶性の生物活性成分を経口、非経口あるい
は局所投与するために何世紀もの間、薬剤送達系として
用いられている。本発明の多成分、多相リポソーム系に
おいては、生物学的に活性な物質は脂質小胞の内部およ
び外部の両方の水性媒体中に分散した固体形で存在する
ヒドロゲルは種々の合成および天然親水性ポリマーのい
ずれでもよい。これらは種々の目的で医薬投与処方に用
いられる。すなわち、懸濁液および点眼液の増粘剤とし
て、エマルジョンおよび懸濁液安定化のための保護コロ
イドとして、局所投与用薬剤のベヒクルとして、放出を
調節した薬剤送達系として〔ジエイ・ディー・マドラー
ド編、「ヒドロゲルの医薬および関連応用」、エイ・シ
ー・ニス・ンンボジウム、シリーズ・ナンバー1.31
、エイ・ノー・ニス、ワンントン・ディ・ソー (J、
D、 Andrade (ed) ’ Hydroge
ls for Medicaland Re1ated
 Applications ” AC5Sympos
ium。
5eries 、%l 、 31 AC3Washin
gton、D、C,) 1976〕用いられる。ゲルは
、一般に、液体に包まれ、相互に貫入した凝縮塊からな
る少なくとも2成分の半固体系である。ゲル塩は、より
合わせた、混合した、もつれたストランドとして存在す
る小さな粒子または高分子の柔毛からなってもよい。
ポリマ一単位は、しはしは、静電気的、水素結合および
バンデルワールスカで結合されている。水を含有するゲ
ルがヒドロゲルと称され、有機液体を含有するゲルはオ
ルガノゲルと称される。
水性媒体中の親水性ポリマーは分子間のもつれ作用およ
び水分子の結合により「擬塑性流」を示す。長く、ラン
ダムにコイルしたポリマー鎖が動くと、その溶媒和層(
水和)は引きずられて動き、流れに対する抵抗の増加ま
たは溶液の増粘を生じる。この性質かしはしは調製物の
増粘のために医薬処方に利用される。近年、ヒドロゲル
は調節した薬剤送達系に有用であることが開示されてい
るしニス・ダブリュ・キム、ファーマン−・インター 
+ ンE す/lz (S、W、Kim、 Pharm
acy InLernaliO−nal )4:9O−
91(1983))。
先行文献 前記のごとく、多くのリポソーム調製物が知られている
。リポソーム処方用の表面積を増加させるためのガラス
・ビーズのような接触塊を用いるリポソーム調製法が米
国特許第4.485054号に開示されている。水性層
を添加の間の分散を促進するためのガラス・ビーズ等の
使用がいくつかの文献に記載されている。例えば、米国
特許第4342826号、英国特許出願第205083
3号、エイ・ディ・パンガムら、メソッド・イン・メン
ブレン・バイオロジー(A、D、 Bangham e
t al、。
Methods in Fhfcmbrane rsi
ology )  6(07ドン1974)およびエイ
・ディ・パンガムら、ケミストリー・アンド・フィシ゛
オロジー・オブ・リピド(A、D、 Rangham 
et al、、 Chem、  Phys、  Lip
ids  )1 :266(1967)参照。
発明の概要 本発明はことに、 (alその中1こ捕捉された水難溶性の生物学的に活性
な化合物を有する多重ラメラ脂質小胞、(1))該生物
学的に活性な化合物の飽和溶液および(c)固形の該生
物学的に活性な化合物からなる医薬組成物を提供するも
のである。
本発明はまた、 (1)該小胞、溶液および固形の生物学的に活性な化合
物がヒドロコロイド・ゲル中lこ分散した前記の組成物
および (2バa)不活性の固体接触塊で部分的に満たされた容
器を用意し、 (bl適当な有機溶媒中に溶解した脂質成分および生物
学的に活性な物質を容器内に入れ、(c)蒸発により有
機溶媒を除去して容器内壁上および接触環表面上に薄い
脂質フィルムを形成させ、 idlついで、生物学的に活性な物質および、所望によ
り、電解質およびヒドロコロイドを含有する水性溶液を
溶液に加え、容器を撹拌して脂質、ゲルおよび生物活性
物質の水性分散液を形成し、fe)この分散液を、多重
ラメラ脂質小胞およびヒドロゲルの形成および分散が完
了するまで、実質的に静置する ことからなる後者の組成物の調製法も提供するものであ
る。
本発明はさらに、前記組成物を局所適用することからな
る水難溶性の生物学的に活性な化合物の投与法を提供す
るものである。
別法として、生物学的に活性な物質が化学的な分解なし
に脂質成分と融合する程の低融点を有する場合(典型的
には、100℃以下)、粉末状の生物学的に活性な成分
を、固体の接触塊を含有する容器に入れ、容器を回転ま
たは撹拌することにより融合させる。
この操作の間、脂質成分の転移温度により、また、ヒド
ロゲルの性質(こより、種々の温度を利用して最適な結
果が得られることは、リポソーム調製の経験者に容易に
理解されるところである。カプセル化の効率は、脂質の
適当な型、操作を行なう容器の形および大きさ、固体接
触塊の量および大きさ、蒸発の間の真空度、脂質フィル
ムの水和の間の撹拌および温度を選択することにより良
好にすることができる。薄く、平らなフィルムが最適な
結果に望ましい。
一般に、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ナシ形
フラスコ、穏かな加熱(約60℃まで)および穏かな真
空が好ましい。
かくして、本発明は、生物学的に活性な物質をその水お
よび/または脂質溶解度よりも高い濃度で含有するリポ
ソーム製品を提供するものである。
活性物質は製品中、(a)リポソーム・カプセル化形、
(bl過飽和溶液形および(1))固体形で分散されて
いる。
さらに本発明の目的は、(a)脂質小胞における生物学
的に活性な物質の最大カプセル化を確実にする方法を提
供すること、(h)親シー性および親水性物質の両方を
効率よく適合させること、および+C1大規模生産に適
用できる製造法を提供することである。
本発明の多成分系からなる製品は種々の薬剤投与経路、
すなわち、経口、経直腸、非経口、特に、皮膚、目およ
び粘膜への局所投与に適している。
活性成分が2つの状態、すなわち、脂質小胞の内部およ
び外部に溶液および固体形で存在するこの多成分系は、
生物学的に活性な物質の吸収および配置(dispos
i【ion )を最適にすることのできる独特の生物製
剤系を与えるものである。その様々な状態(すなわち、
溶液中、「遊離」形で、固体粒子として、リポソーム・
カプセル化形で、溶解分子および粒子として)による吸
収、分布(清掃率)および代謝の速度が異なるため、特
に局所作用に有用である。
これらの、および他の目的は米国特許第4485054
号に記載される多重ラメラ脂質小胞の製法を利用し、生
物学的に活性な成分をその水および脂質溶解度以上の濃
度で処方することにより達成される。
この方法はつぎの工程で特徴づけられる。
(al不活性の固体接触塊で部分的に満たされた容器を
用意し、 (b)適当な有機溶媒中に溶解した脂質および生物学的
に活性な物質を容器に入れ、 (c1蒸発により有機溶媒を除去して容器内壁上および
接触塊の表面上に薄い脂質フィルムを形成させ、 (dlついで、生物学的に活性な物質および/または他
の物質を含有する水性溶液を容器に加え、容器を撹拌し
て脂質および生物学的に活性な物質の水性分散液を形成
し、 (e)この分散液を、多重ラメラ脂質小胞の形成および
分散が完了するまで実質的に静置する。
前記のことく、脂質フィルムは、成分(脂質および生物
学的に活性な物質)が熱分解なしに脂質成分と融合する
に充分な低融点を有する場合、有機溶媒を用いずに形成
させることができる。
所望により、脂質小胞および固体粒子の大きさは超音波
処理(こより小さくすることができる。脂質小胞および
生物学的に活性な物質(ゲルを含む)の分散は生成物を
ホモゲナイザーに通すことにより、さらに向上する。
本発明のリポソーム調製物を大規模に製造するには、前
記の操作(および米国特許Th4485054号の操作
)を、リスト・シェーカーをジャイロ・シェーカーに代
え、適当な温度環境を生じさせるために水浴よりオーブ
ンを用いることにより修飾する。容器およびジャイロ動
作の振とう器を有する装置を用いることができる。
本発明においては、生物学的に活性な物質は水性媒体中
および脂質媒体中の両方に溶解している。
すなわち、分子の状態で存在している。その水性溶液は
脂質小胞の内部および外部の両方に存在している。本発
明では、生物学的に活性な物質は固体形でも存在するの
で、溶液相は飽和状態にあるはずである。
本明細書で用いる「生物学的に活性な物質」、「生物学
的に活性な化合物」、「生物活性成分」なる語は、有効
量存在する場合に生体細胞または器官中で効力を生じる
化合物または組成物を意味する。本発明で用いる生物学
的に活性な化合物の例には、皮冑科学的薬剤(例えば、
トリアムンノロン・アセトニド、レチノン酸)、抗菌剤
(例文は、アンピシリン)、抗真菌剤(例えば、エコナ
ゾール塩基、硝酸エコナゾール、アンピシリンB)、抗
痙彎発現剤(例えば、ジフェニルヒダントイン)、抗高
血圧剤(例えば、ミノキシジル)、抗ガン剤(例えば、
メトトレキサート)、免疫変調剤(例えば、ムラミルジ
ペプチドの親油性誘導体)、抗ウィルス剤(アシクロビ
ル、インターフェロン)、非ステロイド系抗炎症剤(例
えば、イブプロフェン)などが包含される。「水難溶性
」なる語は水に対する溶解度で、通常の水性溶液処方で
実際に用いる(こは生物学的に活性な化合物としては低
すぎること、すなわち、水性溶液形または他の型のリポ
ソーム形で実際に投与すべき有効用量のわりに、化合物
の効力に比較して水に対する溶解度が低すぎることを意
味する。このような難溶性の生物学的に活性な化合物の
例は前記のとおりである。
「ヒドロゲル」、「ヒドロコロイド」または「ゲル」な
る語は水中で膨張し、その構造中に実質的な量の水を保
持する能力を示すいずれかの化学物質を意味し、例えば
、ベントナイトのような無機物質でも、例えば、メチル
セルロースのような有機物質でもよく、単一分子でも、
ポリマー化合物でもよい。公知の脂質および脂質様物質
のいずれでも本発明に用いることができ、セラミド、レ
シチン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチ
ジルセリン、カルシオリピン、トリリルイン、ホスファ
チジン酸など、天然源、合成源いずれからのものでもよ
い。
本発明はヒトおよび獣医目的両方の薬剤送達のためのベ
ヒクルとして使用できる。「薬剤」なる語はヒトまたは
獣医目的に有用ないずれもの生物学的に活性な化合物で
、本発明の小胞により捕捉されるものを意味する。
すなわち、本発明で用いる薬剤はいくつかの方法で脂質
小胞により捕捉することのできるいずれかの水難溶性薬
剤である。「捕捉」なる語には密閉脂質2重層中への閉
じ込め(薬剤の周囲に、より小さな小胞を融合させるか
、膜を透過させるか、薬剤含有溶液中で脂質小胞を形成
させる)、または(親油性または両親性薬剤については
)脂質膜自体への組込みあるいは結合を包含する。これ
らの薬剤は種々の程度の親油性のものでよく、本発明に
おけるそれらの使用は、これらの小胞の特性を明らかに
すれば、脂質化学に明るい製剤技術者1ことって自明と
なる。
この多成分リポソーム系の利点は、 fal生物学的に活性な成分を、それらの水または脂質
に対する溶解度以上の高濃度でリポソーム系に組込むこ
とができること。
その結果、本発明の系は、特に、純粋なリポソーム調製
物では低濃度の成分しか含有できず、その成分の適正な
活性投与■を溶液または他の公知のリポソーム形で投与
しがたい、脂質または水に対する溶解度の低い化合物に
適している。
(h)生物活性成分が、この系中、(1)ことによると
過飽和状態の溶液形で、水性相および脂質相の両方にお
いて、脂質小胞にカプセル化されているか、脂質小胞の
外側に存在し、かつ、(11)固体状態、結晶または非
晶質形で脂質小胞の内部および外部の゛ 両方に存在す
ること。
その結果、生物活性物質の生物製剤的運命がその状態に
より異なる。すなわち、リポソーム・カプセル化、「遊
離」溶液および固体形の成分の吸収およびin viv
o配置速度が異なる。この相違から、徐放性の、持続性
の作用が得られる。
(c)生物活性成分の作用は適用部位、すなわち、皮膚
、目および粘膜皮膚膜(肺、鼻、胃腸管および庖)また
はその近傍に局在化できる。大きな多重ラメラ脂質小胞
はこれらの器官に浸透するが、その大きさから、血液循
環には取り込まれない。
脂質小胞は該器官中で遅放性ベヒクルとしても作用する
。持続放出および清掃率の減少は適用部位またはその近
傍における生物活性成分の蓄積を生じ、これにより、全
身的作用が減少し、局所的作用の強化および持続がもた
らされる。「遊離」形も高い割合でこれらの器官に浸透
し、リポソームの存在のため、閉塞性の効果を示す。生
物活性成分の「遊離」形は脂質小胞に結合することもて
き、あるいは、リポソームに1引きすられて」、組織中
に入ることもてきる。
ヒドロゲルは、構造の影響および脂質小胞との相互関係
に加え、最終製品の粘度および粘着性に対するその効果
から、局所適用に特に有用である。
ある種のヒドロゲルは吸収生物膜、特1こ、粘膜皮膚膜
に直接影響を及はす。
生物活性成分は水性溶液に飽和レベルで溶解している。
生物活性物質も脂質フィルム中、その脂質に対する溶解
度より高い濃度で存在している。
リポソームの形成は室温より高い温度で起り、したがっ
て、生成物か出来上った時点で、生物活性成分は、水性
および脂質相に飽和状態の溶液状で、また、結晶質また
は非晶質固体状態で存在する。
該リポソーム・フラクションを調製し、分離する試みは
なされない。代りに、系を意図的に不均質↓こ作る。こ
の系では、生物活性物質は脂質小胞の内部および外部の
両方に溶液形および固体形て分散しており、脂質小胞は
水性媒体に分散している。
本発明は、形成された製品が生物学的に活性な物質を、
「リポソーム・カプセル化」および「遊離」両方の形で
、固体およO:分子(溶解)状態で含有する点で従来公
知のリポソーム組成物とは異なる。
以下に実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する
実施例1 処方 (1)DL−α−ジパルミトイル ホスファチジルコリ7(DPPC)   400 m9
コレステロール         20117ミノキソ
ジル          100 wg(II)ミノキ
シジル           20ダエタノール(95
el))1ml プロピレングリコール       Q、 7 ml塩
化カルシウム(8mM)溶液    8.3 ml(1
)(1)の成分、D l) P C、コレステロールお
よびミノキシジルを500 dナノ型フラスコ中、クロ
ロホルム−メタノール(2’ 1 )溶媒100ゴgに
溶解する。ロータリー・エバポレーター中、真空下で溶
媒を蒸発させる。脂質およびミノキシジル残渣がナシ型
フラスコの壁土に薄いフィルムを形成する。
(2)別途、fil)(7) ミ/ −t−ンジル20
〜を40〜50℃にて、50ゴエルレンマイヤー・フラ
スコ中フロピレンゲリコール0.7 ml!およびエタ
ノール1ゴに溶解する。CaCβ2溶液83ゴを加え、
この溶液の温度を55〜60℃とする。
未だ真空下にある脂質−ミノキシジル固体フィルムを含
有するナシ型フラスコも55〜60℃とする。(2)の
水性溶液を脂質−ミノキシジル・フィルムに加え、60
℃にセットした水浴に浸し、リスト・ンエーカーで30
分間振とうする。得られたリポソーム懸濁液を室温で1
時間放置する。
この調製物1滴を偏光下、640倍で顕微鏡検査する。
種々の大きさく径1μ〜15μ)の球形のリポソームが
ミノキシジル結晶に沿って観察された。
実施例2 処方 11DL−α−ジパルミトイル ホスファチジルコリン(DPPC)   400 IN
、qコレステロール         2001111
7ミノキシジル          1. OO#!!
7(11)ミノキシジル           207
119エタノール(95%)          1.
 ml!プロピレングリコール        0.7
meml塩化カルシウムmM’)溶液    8.7 
ml!tm+メチルセルロース 1500 Cp8  
 10■(I)の成分、DPPC、コレステロールおよ
びミノキシジルを500 rat!ナシ型フラスコ中、
クロロホ/l/ムーメタ7−ル(2:1)溶媒1.0O
ielj溶解する。ロータリー・エバポレーター中、真
空下で溶媒を除去する。脂質およびミノキシジル残渣は
ナシ型フラスコの壁土(こ薄いフィルムを形成する。別
途、(11)のエタノールl ml中、ミノキシジル2
0〃Igを、40〜50℃にてエルレンマイヤー・フラ
スコに入れ、塩化カルシウム溶液8.7 dを加え、温
度を55〜60℃とする。
未だ真空下にある脂質−ミノキシジル固体フィルムを入
れたナシ型フラスコも55〜60℃トスる。ついで、(
11)の成分の水性溶液およびlilのメチルセルロー
ス粉末10myを脂質−ミノキシジル・フィルムに加え
、60℃の水浴に浸し、リスト・ソニーカーで30分間
振とうする。ついで、フラスコを水浴に入れ(約4℃)
、10分間振とうする。得られたリポソーム懸濁液を室
温で1時間放置する。
この調製物の1滴を偏光下、640倍で顕微鏡検査する
。種々の大きさく径1μ〜15μ)の球形および管形の
リポソームがミノキシジルの微結晶に沿って観察された
。このリポソームの大部分は相互に接近して会合し、ヒ
ドロコロイド(メチルセルロース)架橋が介在する脂質
小胞の独特の集塊を形成していた。
実施例3 処方 (Bor−一α−ジパルミトイル ホスファチジルコリン(DPPC)   400 M!
i+コレステロール         100 #I9
ミノキシジル           100 N9(1
1)ミノキシジル           20111!
7カルボキソメチルセルロース ナトリウム            10■エタノール
(95%)          l mlプロピレング
リコール       Q、 7 d(町塩化カルシウ
ム(8mM)溶液    8.3 are(1)の成分
、DPPC、コレステロールおよびミノキシジルを50
0耐ナシ型フラスコ中、クロロホルム−メタノール(2
:1)溶媒100m□lに溶解する。ロータリー・エバ
ポレーター中、真空下で溶媒を蒸発させる。別途、(1
1)のミノキシジル20 rqqをプロピレングリコー
ル0.7 mlおよびエタノールl meに溶解する。
この溶液をカルボキシメチルセルロースナトリウム10
■に徐々に加え、このヒドロコロイドを予備湿潤する。
Ca C12溶液8゜3ゴを55〜60℃に加熱し、脂
質−ミノキシジル・フィルムを含有するフラスコに加え
る。このフラスコを60℃にセットした水浴に浸し、1
〜2秒以内にカルボキシメチルセルロースナトリウム懸
濁液を加える。ついで、フラスコを60°C(こセット
した水浴(こ浸してリスト・ソニーカーで30分間振と
つする。得られたリポソーム懸濁液を室温で1時間放置
する。
この調製物1滴を偏光下、640倍で顕微鏡検査する。
種々の大きさく径1μ〜15μ)の球形および管形のリ
ポソームが少数の微結晶に沿って観察された。リポソー
ムの大部分は相互に接近して会合し、ヒドロコロイド(
カルボキシメチルセルロースナトリウム)架橋が介在す
る脂質小胞の独特の集塊を形成していた。
実施例4 前記実施例と同様にして、つぎの数種の組成物を調製し
、試験した。
+1+メチルセルロース(0,1%〜1%)およびミノ
キシジル(3%)の濃度を変える、 1)lD P P Cの代りに精製大豆または卯レシチ
ンを用いる、 (cl伽ヒドロコロイド(例えば、ビーガム、コロイド
状シリカ、キサンタン、トラガカント)を用いる、 fd)保存料または抗酸化剤(例えば、安息香酸、メチ
ルおよびプロピルパラベン、BHA、)コフエロール、
ベンジルアルコール)ヲ含メル、(e)DPPCまたは
他の型のレシチンとコレステロールの割合を変える、お
よび ff)ミノキシジルの代りに他の難溶性化合物、例えは
、エコナゾール塩基、エコナゾール・ニトレート、プロ
ゲステロン、β−エストラジオール、テストステロンお
よび前記のごとき化合物を用いる。
通常、有機溶媒を蒸発させる前にナシ型フラスコ中にガ
ラス・ビーズ(5IIIIII径、40〜60個)を入
れる。ガラス・ビーズの存在下で調製した生成物は、ガ
ラス・ビーズなしで調製したものと比較して、常1こ、
より良好な品質を有していた。すなわち、これらは、よ
り多くのリポソームおよびより少ないミノキシジル結晶
を含有していた。ガラス・ビーズを用いた場合の他の利
点は、ミノキシジル結晶の大きさが著しく小さくなり、
ヒドロコロイドおよび脂質小胞の混在がより目につくよ
うになることである。ガラス・ビーズまたはいずれかの
接触塊の使用の主な利点はもちろん、大規模な、工業的
規模の製造が可能になることである。
実施例5 この実施例においては、難溶性の生物学的に活性な物質
のモデルとしてミノキシジルを実施例1および2の多成
分(不均質)リポソーム系に組込む。この化合物は、そ
の溶解度特性(水性または脂質媒体に非常に難溶性)の
ため、リポソーム・カプセル化には適していないという
その製剤特性から選択した。この化合物は経口抗高血圧
症剤(商標■、0NITEN錠の活性成分である)で、
局所的に養毛にも有用である(米国特許i41.396
19号)。ミノキシジルを単および多重ラメラ・リポソ
ームにカプセル化する公知の方法は02〜0.4%以下
のミノキシジルを含有するリポソーム調製物しか与えな
い(第1表参照)。この生物活性成分のリポソーム・カ
プセル化は常にその溶解度によって制約される。すなわ
ち、この生物活性成分のリポソーム媒体に対する溶解度
より高い濃度のリポソーム調製物を作ることはできなか
った。脱イオン水に対するミノキシジルの溶解度は2.
4 #lq/s(! (0,24% )であり、有機溶
媒(例えは、クロロホルム、アセトン、酢酸エチル、ベ
ンセン、ジエチルエーテル、2−7’ロバノール等)に
対する溶解度は1 my /me (0,1%)以下で
ある。
本発明に従って、ミノキシジル1.2%、2%および3
%を含有する多成分リポソーム系を調製した。ミノキシ
ジル濃度をさらに高くすることも可能である。ミノキシ
ジルの全量が脂質小胞の内部に存在するのではない。ミ
ノキシジルのいくらかの部分は溶液状および固体形で脂
質小胞の外部1こあるが、薬剤送達系として、これは局
所投与し、組成物を適用すべき器官またはその内部に生
物活性成分(すなわち、ミノキノシル)を局所化させる
のに有利である。これは薬剤配置についての動物実験の
結果から確認された。試験調製物には多成分リポソーム
薬剤送達系に1.2%、2%および3%のミノキシジル
を含有させた。対応する濃度のミノキシジル(すなわち
、1.2%、2%および3%)を含有する溶液形を2つ
の対照調製物として用いた。非リポソーム形の同じ脂質
成分を含有する2%ミノキシジル懸濁液も対照として調
製した。
アルピノ・モルモッ)(300〜500/)の背面部の
毛を刈り取り、3×31の区域に印をつけた。5群のモ
ルモットを用いた。第1群は多相リポソーム・ミノキシ
ジル1.2%で処理した。第2群は1.2%ミノキシジ
ル溶液で、第3群は0.1%メチルセルロース含有多相
リポソーム中のミノキシジル1.2%で、第4群は3%
ミノキシジル溶液で、第5群は0.1%メチルセルロー
ス含有多相リポソーム中のミノキシジル3%で処理した
。0゜1mlづつ、1日2回適用した。2%ミノキシジ
ル調製物については、0.05 meづつ、1日2回適
用した。
モルモットは、【=0.8.24.32.48.56お
よび72時間の時点で、合計7回処理した。
薬剤配置は最後の適用後4時間で測定した。
結果を第2表および第3表(こ示す。
全ての皮膚組織において、多成分リポソーム投与形は従
来の溶液形と比較してより高いミノキシジル濃度を示し
た。リポソーム形または溶液形のミノキシジルで処理し
たモルモットの内部器官中における薬剤濃度には有意な
差異は認められなかった。
実施例6 (IIL−α−ジパルミトイル ホスファチジルコリン      400 M9コレス
テロール         100〜エコナゾール塩基
         100 mg(II)安息香酸  
           20 In(1ブチル化ヒドロ
キンアニソール   0.5111/エタノール   
           ]、 me塩化カルシウム(8
mM)溶液     9m1(111)メチルセルロー
ス 1500 cps    1. OIII&この実
施例では、微粉末の状態の脂質成分およびエコナゾール
塩基を、50〜60個のガラス・ビーズ(径5朋)と共
に500ゴナソ型フラスコに入れる。ついで、フラスコ
を80℃にセットした水浴に入れ、約60〜8QRPM
で穏かに15分間回転させる。フラスコの脂質および薬
剤内容物が液化し、互に融合する。回転を維持しながら
温度を60℃に■げ、ガラス・ビーズ表面およびフラス
コの壁土に成分の滑らかな乾燥フィルムを形成させる。
別のフラスコ(5011/エルレンフイヤー・フラスコ
)中、安息香酸およびブチル化ヒドロキンアニソールを
エタノール1 mlに溶解し、塩化力ルンウム溶液9m
lを40℃で徐々に加える。両方のフラスコを60℃の
水浴に入れ、2〜3分以内に(11)の成分の水性溶液
と1ii)のメチルセルロースを乾燥脂質およびエコナ
ゾール塩基に加える。55〜60℃にてフラスコをリス
ト・ソニーカーで20分間振とつする。得られたリポソ
ーム懸濁液を水浴中(4℃)で10分間振とうし、つい
で、室温で1時間放置する。
この実施例は、有機溶媒を用いないリポソームの調製法
を示すもので、これにより、脂質成分の溶解および有機
溶媒の蒸発工程を省略できる。エコナゾール塩基の融点
は脂質成分と融合するに充分な程に低い(80℃)。ガ
ラス・ビーズの助けにより(他の固体接触塊も同様に作
用する)、固体状の脂質および生物学的に活性な物質の
薄いフィルムが調製される。ついで、脂質を水性溶液で
水和する。調製物の1滴を偏光下、640倍で顕微鏡検
査する。球形および管形の種々の大きさく径1〜7μ)
のリポソームがエコナゾール結晶と共に観察された。大
部分のリポソームが集塊し、メチルセルロース繊維が個
々の、また集合した脂質小胞と混在していた。
実施例7 u+T−一α−ジバルミトイル ホスファチジルコリン      40011&コレス
テロール         200駒ゾエコナゾール・
ニトレート     100 M9(10安息香酸  
            20349フチル化ヒドロキ
ンアニソール   0.5■エタノール       
       1 ml塩化カルシウム(8mM)溶液
     9IIItL−α−ジパルミトイルホスファ
チジルコリン、コレステロールおよびエコナゾール・ニ
トレートを500ゴナン型フラスコ中、クロロホルム−
メタノール(2: 1 )に溶解する。Q、 5 mm
径の50〜60個のガラス・ビーズをフラスコ中に入れ
る。
ガラス・ビーズ上およびフラスコの側面に滑らかな、乾
燥脂質フィルムが認められるまでロータリー・エバポレ
ーター中、真空下で溶媒を蒸発させる。
安息香酸およびブチル化ヒドロキソアニソールをエタノ
ールに溶解し、40℃で塩化力ルンウム溶液を徐々に加
える。成分(1)および(11)の両方のフラスコを6
0℃にセットした水浴に入れ、5分以内に成分(11)
を成分(1)の脂質およびエコナゾール・ニトレートの
乾燥フィルムに加える。フラスコを激しく30分間振と
うし、室温で1時間放置する。
この調製物1滴を偏光下、顕微鏡検査する。種 。
々の大きさく径1〜9μ)の球形および管形リポソーム
が多くのエコナゾール・ニトレート結晶ト共に観察され
た。これらの結晶の大きさは実施例6の調製物より大き
い(約10〜20μ)。この調製物においては、脂質小
胞は集合していない。
実施例8 (1)植物レシチン(エタノール 抽出物)             800 Qコレス
テロール         200W/エコナゾール・
ニトレート    100■(11)安息香酸    
         201Qブチル化ヒドロキノアニソ
ール   0.5〜エタノール           
   1mlml塩化カルシウム8mM)溶液    
 9 ml(1)の成分を500 a、lテン型フラス
コ中、クロロホルム−メタノール(2:])10m+/
に溶解スル。
ガラス・ビーズ(50〜60個、径5 am )を入れ
、ロータリー・エバポレーターで溶媒を蒸発させる。
脂質およびエコナゾール・ニトレートの残渣がガラス・
ビーズの表面およびナシ型フラスコ壁に薄いフィルムを
形成スる。ロータリーエバポレーターに取り付けるナシ
型フラスコの角度を調節し、蒸発する溶媒がガラス・ビ
ーズおよびフラスコ壁と最大に接触するようにする。
安息香酸およびブチル化ヒドロキシアニソールをエタノ
ールに溶解し、このアルコール性溶液に塩化カルンウム
溶液を徐々に加える。両フラスコの内容物を水浴中で6
0℃とする。この水性溶液を脂質およびエコナゾール・
ニトレート残渣の薄いフィルムの入ったナシ型フラスコ
に入れる。フラスコを60℃で30分間激しく撹拌する
。生じたリポソーム懸濁液を室温で1時間放置する。鏡
検によると、球形および管形のリポソームが形成されて
いることが観察された(径1〜12μ)。
リポソームの大部分は相互に接触しており、4〜6個が
1つに束ねられていた。偏光下、多数のエコナゾール・
ニトレート結晶が観察された。
実施例9 実施例7および8の2つの調製物を、同じ濃度のエコナ
ゾール・ニトレート(1%)を含有するが、クリーム・
ベヒクル・ベースの対照調製物〔ペバリール(T’ev
aryl ) ]と比較テラスした。このテストの目的
はこれらの製品を局所投与した後のモルモットにおける
薬剤配置を研究することである。
アルピノ・モルモット(300〜500.F)の背面の
毛を刈り取り、3 x 3 onの部分に印をつけた。
0.1 mlの投与量を「1日2回」の投与スケジュー
ル、すなわち、【=0.8.24.32.48.56お
よび72時間で適用した。モルモットの3群を用いた。
第1群は対照調製物(ベバリール)で処理した。第2群
および第3群は、各々、実施例7および8のリポソーム
製品で処理した。
最後の処理90分後、C02雰囲気下でモルモットを殺
した。直ちに血液および他の組織の試料を取り出した。
試料は分析までディープ・フリーズ(−16℃)条件中
で保存した。皮膚試料はカストロベージョ角膜切開刀で
水平にスライスし、02MMスライス(表皮)、ついで
Q、 5 +uスライス(真皮)および皮下組織とラベ
ルした残りの部分に分けた。結果を第4表に示す。
これらの結果から、多成分リポソーム投与形は全ての皮
膚組織においてクリーム形よりも高いエコナゾール・ニ
トレート濃度を生じた。該新規リポソーム形中のエコナ
ゾール・ニトレートで処理したモルモットの内部器官に
おける薬剤濃度は一般に、対照のクリーム形で処理した
ものより低いと結論された。
このデータはまた、本発明の多成分リポソーム薬剤送達
系が、特に、局所薬剤送達に有用で、難溶性の生物学的
に活性な物質をそれらの脂質または水に対する溶解度以
上の濃度で適合させる特別な利点を有することを示して
いる。
実施例10 リポソーム・ミノキシジル調製物の大規模製法処方 各100 mlは、レシチン〔ソイ・ホスファチド(S
oy PhosphaLide) NC95−H) 4
、Q、p、コレステロールUSP2.Q、9.粉砕ミノ
キシジル2.0y1ブチル化ヒドロキンアニソールU 
S P 5.0 IQ。
米 ベンジルアルコールNF0.9al 、エタノール(9
5%)USI’1o、omg、プロピレングリコールU
 S P 7.Otul、塩化力ルソウム(8mM)g
液83゜米              未来 0虚e(82,1+e )、(82,0躍e )、ツイ
ーン未来 8.0 1.、Oml  を含有する。
米:保存料ベンジルアルコールを含有する場合の処方 未来:界面活性剤ツイーン80を含有する場合の処方 米および未来:ツイーン80および/ベンジルアルコー
ルを用いる場合、これらは等容量の塩化カルシウム溶液
で置換する。
ストック溶液 1、 CaCg2(8mM) 各14につき、適当な容量フラスコ中、塩化カルシウム
ニ水和物tJsP1.176.9を、まず、純水USP
に溶解し、ついで、純水USPで1召に稀釈する。この
溶液は調製日から1ケ月後まで使用できる。
A、工程1 脂質−ミノキシジル・フィルム・コーティング(バッチ
サイズ500肩り ロータリーエバポレーターに取り付ける21のナン型フ
ラスコにつきの物質を入れる。
レソチン                20pコレ
ステロールUSP          10,9ミノキ
シジル(粉砕)8g クロロホルム            113m/メチ
ルアルコール           57n16MMガ
ラス・ビーズ          450I混合物は充
分に溶解するまで室温で撹拌する。
蒸発フラスコを、溶液が頚部からこほれす、かつ、回転
(約8Qrpm)がガラス・ビーズの穏かな連続運動を
与えるような角度でロータリー・エバポレーターに取り
付け、フラスコを34±2℃で加熱し、圧力を100±
50トルに減じて溶媒を除去する。溶媒は、肉眼でガラ
ス・ビーズが固体の不透明層で均−Iこ被覆されるのが
認められるまで蒸発させる。不均一の場合、薄いフィル
ムが形成され、この操作をくり返す。すなわち、残渣を
クロロホルム−メタノール(2:1)200m/に溶解
し、01J記のように溶媒を蒸発させる。
溶媒捕集フラスコを空にし、フラスコおよび内答物をさ
ら(こ15分間真空下に置き、残余の溶媒を完全(こ除
去する。注:ビーズがフラスコ壁に粘着しはじめるかも
しれない。回転を続ける間にビーズが離れなくなったら
、回転をとめ、ビーズが全てはすれるまで、フラスコの
側面を穂かにたたく。ついで、回転を再開する。ビーズ
は回転によって、自由lこころがるよう(こすべきであ
る。
一旦、脂質ミノキシジル残渣が乾燥したら、きつく密栓
した容器中、窒素雰囲気下、冷紡庫温度で10日間まで
保存できる。
B、工程2 脂質の水和(リポソーム形成) 工程1で被覆されたガラス・ビーズの入った各2eフラ
スコに、以下のようにして調製したつきの処方の溶′e
!を加える。
粉砕ミノキシジル            2yブチル
化ヒドロキソアニソールUSP (BHA)  25■ エタノールUSP(95%)       50m1プ
ロピレングリコールU S P       35 r
dベンジルアルコールNF米        4.5 
ryeストック溶液(ca0g2F3 mM温溶液  
 415+x/ツイーン80°           
  5. Od米:保存料を含有しない2%ミノキシジ
ル・リポソーム処方には加えない。
米および才米°ツイーン80および/またはベンゾイル
アルコールを用いたら、等容量のCa C12溶液で置
換する。
1gフラスコ中、ミノキシジル2gおよびB HA25
〜をエタノール5Qmlfと溶解し、ついで、プロピレ
ングリコール35ゴおよびベンゾイルアルコール4.5
 ml (保存料を用いる場合)を加える。
撹拌をつつけ、Ca C(12ストツク溶液415躍e
(または保存料を用いる場合410.5iIりを徐々に
加える。
ガラス・ビーズの入ったフラスコおよび前記の溶液をオ
ーブン中または水浴中で50〜55℃に予備加温する。
該溶液を速かにビーズ含有フラスコ中に入れ、全ての口
を密栓し、直ちに1分間、手で激しく振とうする。軌道
ジャイロ・7エーカーを取り付け、50〜55℃の調節
した温度雰囲気中(多分オーブンロこ保持し、リポソー
ムの均質な「乳白色」懸濁液が得られ、リン脂質の薄い
フィルムの全てがフラスコの内面およびビーズの表面か
ら除去されるまで20分間振とつする。ジャイロ・ソニ
ーカーのダイアルは200 rpmにセットする。該2
eナソ型フラスコはシェーカー上、75(約)の角度で
位置させる。この角度は、ビーズが、利用できる空間の
大部分を覆うフラスコ面の周囲を渦巻運動するので、よ
り大きな振とう効果を与える。
1時間後、リポソームが形成され、1滴を鏡検すること
により、観察できる。
実施例11 ミノキシジルの多相リポソーム調製物と、懸濁液および
溶液調製物の比較 ジパルミトイルホスファチジルコリンの代りにソイ・ホ
スファチドを用いて調製した2つのリポソーム処方のミ
ノキシジル配置を、懸濁液形および溶液形と比較した。
全ての調製物はミノキシジル2%を含有していた。リポ
ソームおよび懸濁液形の化学的組成は、リポソーム製品
の1つが保存料ベンジルアルコールを含有していない点
を除いて同じであった。
テストした製品の処方 1、リポソーム・ミノキノシル、保存料含有レシチン(
ソイ・ホスファチドNG g 5− H)              240 
Tlflコレステロール(USP)        1
20M9粉砕ミノキソジル(600Ci31()   
120”gブチル化ヒドロキノアニソール(USP) 
  0.3U’/ヘンジルフルコー/l/NF    
   O,054+*6エタ/−ル95 % (USP
 )         0.(3yrrlプロヒレング
IJ :l−ル(USP )     0.42m1I
Ca C62(8rn M )溶液        4
.926m1!2、リポソーム・ミノキシジル、保存料
不含レシチン(ソイ・ホスファチドNG 95− H)               240 
N4コレステロール(USP)        1.2
0#II7粉砕ミノキソジル(5QQCi3I−1) 
   120mgブチル化ヒドロキシアニンーソーUS
P)   Q、3rng工タ/−ル95%(USP) 
       0.6mlプロピレングリml−ル(t
JsP)     0.42m1CaC/J2(8m 
M )溶液          4.98m13ミノキ
ソジル懸濁液 レシチン(ソイ・ホスファチドNC 95−T−I )               24
0〜コレステロール(USP)        120
ノ〃g粉砕ミ/キシジル(5QQCi、3f()   
 120#Igフチル化ヒドロキソアニソール(USP
)   0.3+l+’7ベンジルアルコールNF  
     O,054m1エタ/−ル95%(USP)
      0.552m1!プロヒレングリ:]−シ
ルUSP)    0.384m1Ca C72(8m
 M ) K液         4.56m+!4、
ミノキシジル溶液 粉砕ミノキシジル(600Ci31()    12(
1’/、:cり/−ル95%(USP)       
 3.6meプロピレングリ:] −/L/(USP)
      L2ml蒸留水            
    12meCaC12(8” M)溶液    
     4.98 mlリポソーム製品は実施例10
の方法に従い、6゜OI+Ieのバッチにスケール・ダ
ウンして調製した。
懸濁液は、まず、通常のふるい分は法により、固体をブ
レンドして調製した。固体を液体成分中で撹拌し、混合
物を室温で保持した。懸濁液の分析は事実上リポソーム
の形成がないことを示した。
溶液は常法により調製した。
モルモットの4群(対照およびテスト群)を用いた。各
群は体重250〜350yの7匹のモルモットを含み、
個々のケージに入れた。背部の毛を刈り込み、3 x 
3 clgの部分に印をつけた。前の投与量0.1 m
lの代りに、0.05 mlの投与量を用いた。対照ま
たはテスト調製物の0.05 ml用量を、「1日2回
」の投与スケジュール、すなわち、【=0.8.24.
32.48.56および72時間で適用した。
最後の処置4時間後、モルモットをCO2雰囲気下で殺
し、直ちに血液および他の組織試料を採取した。皮膚を
切り取る前に、処理部位を、エタノールを浸したカーゼ
・スワブで洗浄し、皮膚表面に残っている製品を除去し
た。試料は放射能分析を行なうまでディープ・フリーズ
(−16℃)条件下で保持した。皮膚試料をスライスす
る前、4日間の処置の間に伸ひた毛をそり、スワブ・フ
ラクンヨンに加えた。毛およびスワブの混合物は皮膚表
面に残っているミノキシジルを含有するはずである。皮
膚試料をカストロベージョ角膜切開刀で水平にスライス
し、表皮と称した0、 2 mmスライス、ついで、真
皮と称する0、 5 mmスライスおよび皮下組織とラ
ベルした残りの部分に分けた。結果を添付の表に示す。
この試験において、対照の1つ、懸濁液調製物はリポソ
ーム(M CL )製品と同じ化学組成を有しており、
この対照とテスト調製物(こおけるただ1つの差異は、
対照調製物において、ミノキノシルが「遊離」の形で存
在しているの4こ対し、テスト調製物では、該薬剤が主
にリポソーム・カプセル化形で存在することである。他
の対照調製物は溶液形であり、これはアップジョン処方
の1つである。
結果は第5表および第6表に示す。これらは、リポソー
ム・カプセル化が好ましい薬剤配置、すなわち、皮膚に
おける薬剤濃度の増加に寄与していることを明らかに示
している。
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Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(a)その中に捕捉された水難溶性の生物学的に
    活性な化合物を有する多重ラメラ脂質小胞、(b)該生
    物学的に活性な化合物の飽和溶液、および (c)固体形の該生物学的に活性な化合物 からなることを特徴とする医薬組成物。
  2. (2)該生物学的に活性な化合物がミノキシジルである
    前記第(1)項の組成物。
  3. (3)該生物学的に活性な化合物が抗真菌剤である前記
    第(1)項の組成物。
  4. (4)(a)不活性な、固体接触塊で部分的に満たされ
    た容器を用意し、 (b)適当な有機溶媒に溶解した脂質成分および生物学
    的に活性な化合物を該容器に入れ、 (c)蒸発により有機溶媒を除去して容器内壁上および
    接触塊表面上に薄い脂質フィルムを形成さ(d)ついで
    、生物学的に活性な化合物、ヒドロコロイドおよび/ま
    たは他の物質を容器に入れ、撹拌し、脂質、ゲルおよび
    生物学的に活性な化合物の水性分散液を形成させ、つい
    で、 (e)この分散液を、多重ラメラ脂質小胞およびヒドロ
    ゲルの形成、分散が完了するまでの間、実質的に静置す
    ることを特徴とする前記第(1)項の医薬組成物の製法
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