JPS6181512A - 消音器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は内燃機関の消音器に関するものである。

（従来の技術） 従来の一般的な消音器は、所定古着の消音器本体の内部
を仕シ」板で区画して複数の膨張室を形成し、これらＩ
ｈｉ／張室を仕切板に設けた連通パイプで座通し、流入
口側の膨張室にはエンジンからの排気管を接続し、排気
側の膨張室には外部と連通するテールパイプを臨ませて
構成され、そして消音器本体内に排気ガスを導入して膨
張、収縮を繰り返して行い、排気ガスが有するエネルギ
ーを消耗せしめて消音効果を図っている。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、斯かる消音器においては排気ガスが膨張
室間を繋ぐ連通パイプを通過する際の抵抗等によりエン
ジン出力の低下を招き易い。

一方、エンシフ出力の低下を可及的に抑制するためには
消音器本体を大官ｔ−とする必要性が生じるが、特にオ
ートバイにおいては車体構造上、外観性の兼合いから消
音器本体の太さ、長さ等の寸法は自ずと制約を受け、消
音器本体を大容量とすることは困難であり、したがって
エンジン出力の維持も合せ持つ消音器においては、小型
、軽量化を達成することは難しい問題であった。

本発明は以上の如き消音器の問題点を有効に解決すべく
成されたもので、その目的とする処は。

外形寸法を可及的に小さくしつつ排気ガスの背圧を下げ
てエンジン出力の損失を防止し、且つ充分なる消ｉ７効
果を発揮するよにした消ｒ？器を提供するにある。

（問題点を解決するための子役） 斯かる［１的を達成するため本発明は、消音器本体に大
径の排気ガス流入口と、小径の排出口を形成し、これら
流入口と排出口とを円錐筒状の内筒にて、！Ｉ！結し、
この内筒の流入口側には消音器本体内への排気カスの導
出孔を、また排出口側には消音器本体内よりの排気ガス
の吸出孔を夫々設けるとともに、前記導出孔には排気ガ
スを消音器本体の内壁に指向せしめるガイｌを設けたこ
とを来旨とする。

（実施例） 以下に本発明の好適一実施例を添付図面に基づいて詳述
する。

第４図は本発明に係る消音器を適用した自動二輪中の側
面図を示したもので　目動二輪車（１）は車体フレーム
（２）の前端にヘットパイプ（３）をｉｉえ、ヘッドバ
イブ（３）には１６１輪（４）を支持するフロントフォ
ーク（５）が操向自在に支持され、トップブリッジ上に
はハンドル（６）を備える。車体フレーム（２）の前部
上部には燃料タンク（７）が、またこれの後方にはシー
ト（８）が各付設されるとともに、燃料タンク（７）下
方の＝ｊＬ体フレーム（２）にはエンジン（３）が搭載
され、エンジン（３）の側方及び車体の前部上部はフェ
アリノグ（１０）で覆われている。車体フレーム（２）
の後下部には後輪（１１）を支持するリヤフォーク（１
２）が枢着送出され、このリヤフォーク（１２）と車体
フレーム間にはりャクッノヨノユニット（＋３）が介設
され、エンノン（８）の排気管（１４）には後輪（１１
）の側方に配設された消１季器（２０）が接続されてい
る。

第１図は消音器（２０）の平断面図、第２図は第１図の
矢視？方向の端面図、：ｔＩＪ３図は第１図の３−３線
断面図を示したもので、消音器（２０）は円筒形状をな
す本体（２１）を備え１本体（２１）のＮＯ端面には排
気カスの大径の流入口（２２）が、後端面には小径の排
出口（２３）が各形成され、これら流入口（２２）と排
出口Ｃ２３）とは本体（２１）内に配設された円錐筒状
の内筒（３０）にて連結されている。内筒（３０）は大
径の前端！’１Ｒ（３０ａ）が本体（２１）の流入口（
２２）に挿着されてその一部が本体（２１）外に臨み、
前嬬部（３Ｏａ）の開口が排気ガスの実質的な流入口（
３１）とされ、この流入口（３１）にエンジン（３）か
ら逸出される排気’ｆｆ（１４）が接続され、又小径の
後端部（Ｊｏｂ）は本体（２１）の流出口（２３）を形
成したボス部（２４）に挿着支持され　後端部（３０ｂ
）の開口が実質的な排気ガスの排出口（３２）となって
おり、又内筒（３０）は本体（２１）と回軸的に配置さ
れ、図示例では前部（３ＱＡ）乃至中間部（３０Ｂ）は
先細り形状をなし、後部（ＳａＣ）は径が一定で円筒形
状をなしている。

斯かる内筒（３０）の前部（３０Ａ）乃至中間部（３０
Ｂ）には内筒（３０）内と本体（２１）内とを逮通し、
排気ガスを本体（２１）内に導いて膨張せしめるための
複数の導出孔（３３）・・・が形成され、又６導出孔（
３３）・・・には排気ガスを本体（２１）の内壁に指向
せしめるとともに排気ガスの流速を高めるためのガイド
板（３４）・・が内筒（３０）内に臨む如く設けられて
いる０図示例では、内筒（３０）の流入口（３１）側に
周方向に１８０’　６間する如く２個の導出孔（３３Ａ
）を設け、これより下流側に上記導出孔（３３Ａ）に対
して３０゜ずつ位相をずらせる如く、且つ内１（３０）
の軸方向に等間隔に導出孔（３３Ｂ）、（３３ｆｌ：）
、（３３０）を夫々２個ずつ設け、各導出孔（３３＾）
、（３３Ｂ）、（３３ｆｌ：）、（３３０）には夫々ガ
イド板（３４Ａ）、（３４Ｂ）、（３４Ｇ）、（３４０
）が設けられている。

一方内筒（３０）の排出口（３２）側の円筒形状をなす
後部（３０Ｇ）には前記導出孔（３３）・・・とは反対
に本体（２１）内の排気ガスを内筒（３０）内に吸入せ
しめて排出口（３２）から排出するための吸出孔（３５
）・・・が設けられ、図示例では内筒（３０）の中間部
（３０Ｂ）富りに周方向に　１８０°離間して２個の吸
出孔（３５Ａ）が形成されるとともに、これより下流側
に上記吸出孔（３５Ａ）に対して９０度位相をずらせて
同様に２個の吸出孔（３５Ｂ）が形成され、夫々の吸出
孔（３５Ａ）　。

（３５Ｂ）には排気ガスの内筒（３０）内への流入を促
進させるためのガイド板（３８Ａ）　、　（３６Ｂ）が
本体（２１）内に臨む如く設けられている。

又、本体（２１）の内壁番こは長さ方向略全体に亘って
グラスウール等の吸音材（２５）が配設され、前記導出
孔（３「）・・・からの排気ガスの衝突時の消音効果の
増大を図っている。

以上の消音器において、排気ガスはエンジン（３）から
排気管（１４）を通過して流入口（３１）から内筒００
）へ流れるが、内筒（３０）は排気ガスの流れる方向に
先細りとなっているため導出孔（３３）・・・から本体
（２１）内に導かれる。この時、・ｎ出孔（３３）・・
・は内筒（３０）の軸方向４ケ所で２個ずつ９０’位相
をずらして設けられているため、排気ガスの収縮、膨張
は３０度位相をずらして４回行われ、十分なる減圧作用
、つまり消音作用が行われるとともに、本体（３０）内
に導びかれる排気ガスは導出孔（３３）・・・に設けた
ガイド板Ｃ３４）・・・により本体（２１）の内壁に指
１ム１せしめられ、且つ流速も高められ、そして内壁に
衝突する排気ガス流の消音効果は吸音材（２５）にて増
大される。又排気カス流の内壁との衝突による反射流相
互の干渉及びこの反射流と導出孔（３３）・・かうの排
気カス流との干渉によっても減圧作用が或される。

一方、導出孔（３３）・・・から本体（２１）内部へ流
出しなかった排気カス流の一部は内筒（３０）内を一１
ＩＩ過して内１；２　（３ｔｌ）の小径部である後部（
３０Ｃ）で流速が高められ、この流速の早い排気カス流
によって本体（２１）内部に導かれた排気ガス流は内筒
（３０）の後部（３０Ｃ；）に設けた吸出孔（３５）・
・・から内筒（３０）内へ半強制的に吸入され排出口（
３２）から外部へ排出される。このため本体（２１）内
部に排気ガスが滞留することがなく、本体（２１）の容
量に対して効率よく消ぎ作用が成される。尚、本実施例
では導出孔、吸出孔を内筒に複数設け、且つ内筒の軸方
向に対しては９０”ずつ位相をずらせて設けたが、導出
孔、吸出孔の数及び位置は任意であり、又吸出孔側のガ
イド板の有無は任意であり、更に必要に応じて−ｉには
仕切板を設けるようにしても良い。

（発明の効果） 以Ｅの説明で明らかな如く本発明によれば、消音器本体
の流入口と排出１コとを本体内部で円錯筒状の内筒にて
連結したため、排気ガスの背圧を下げてエン／／出力の
低下を防止することができるとともに、内筒に排気ガス
の導出孔を設けて収縮、膨張を行わせ、導出孔にガイド
板を設けて排気ガスを消音器本体内部に指向せしめ、且
つこれの流速も高めて排気カス流の衝突、干渉を行わせ
るようにしたため、充分なる減圧、消音作用の効果が得
られる。又消音器本体内部の排気ガス流は流速の早い排
出口付近の円ｍ筒状の内筒内の排気ガス流によって強制
的に吸い出されるため、消音器本体内部での排気ガス流
の滞留がなく、）ｉ前奏に体の容♀に対して効率的に消
「作用が成され。

消音器本体を可及的に小ざくすることができる。

更に従来の如く消音器本体内部を仕切板で小室に区画す
ることがないため、消音器本体の共振が著しく低下しＳ
！すを抑制することができるだけでなく、リヘー、トや
溶接等の加工が不要で組立性等が簡便となり、外観性に
潰れ、軽屓小型で　且つ安価な消音器を製作することが
できる。

４　図面の１！！ＩＩ′ｌｉな説明 第１Ｕｙ５は本発明に係る消音器の平断面図、第２図は
第１図矢視２方向の端面図、第３図は第１図３−３線断
面図、第４図は本発明に係る消音器を適用した自動二輪
車の側面図である。

尚、図面中（２１）は消音器本体、（３０）は内筒、（
３１）は内０あ流入口、（３２）は内筒の排出口、　　
（３３）は導出孔、　（３４）はガイド板、（３５）は
吸出孔である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 消音器本体への排気ガス流入口を大径に、大気への排出
   口を小径に夫々形成し、これら流入口と排出口とを円錐
   筒状の内筒で連結し、該内筒の流入口側には消音器本体
   内への排気ガスの導出孔を、排出口側には消音器本体内
   よりの排気ガスの吸出孔を夫々設けるとともに、前記導
   出孔には排気ガスを消音器本体の内壁に指向せしめるガ
   イド板を設けたことを特徴とする消音器。