JPS6179648A - 積層物およびその製造法 - Google Patents

積層物およびその製造法

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JPS6179648A
JPS6179648A JP20183984A JP20183984A JPS6179648A JP S6179648 A JPS6179648 A JP S6179648A JP 20183984 A JP20183984 A JP 20183984A JP 20183984 A JP20183984 A JP 20183984A JP S6179648 A JPS6179648 A JP S6179648A
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陽一 中村
渡会 秀明
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属層とポリマー層とを含む積層物およびそ
の製造法に関する。
〔従来の技術〕
ポリオレフィン樹脂は無極性であるためにすぐれた化学
的、電気的性質を有しており、各種の分野で利用されて
いるが2反面、非常に接着性に乏しいため、接着を目的
とする用途には全く利用することができなかった。
そこで、ポリオレフィン樹脂に接着性を付与するために
種々の改良方法が提案されており、その一つとして、ポ
リオレフィン樹脂を、γ−メタアクリロイルオキ7プロ
ビルトリメトキシシジン。
グリシジルメタアクリレートなどから選ばれた一種の変
性剤と有機過酸化物とで変性してポリオレフィン樹脂の
接着性を改良する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、この方法によりて得られる変性する有機
シラン化合物によって加熱下にグラフト変性して得られ
る変性ポリオレフィン10〜80重量%と未変性のポリ
オレフィン樹脂1o〜8゜重量予と粉末状無機物質5〜
50重量%(合計ioo重量%)との接着性ポリオレフ
ィン組成物よりなる厚みが1μ以上の均一な接着層を介
して積層してなる積層物に関するものである。
さらに1本発明は、金属層とポリマー層との間に、ポリ
オレフィン樹脂をエチレン性不飽和結合を有する有機シ
ラン化合物によって加熱下にグラフト変性して得られる
変性ポリオレフィン10〜80重量%と未変性のポリオ
レフィン樹脂10〜80重量係と粉末状無機物質5〜5
0重量%(合計100重量%)との接着性ポリオレフィ
ン組成物を介在させ、これによって形成される接着層の
厚みが1μ以上となるように加熱圧着することを特徴と
する積層物の製造法に関するものである。
本発明において、金属層を形成する金属は特に限定され
るものではなく、鉄、アルミニウム、クロム、ニッケル
、金、銀、銅、亜鉛、錫、鋼、スポリオレフィンの接着
性改良は、未だ満足すべきものとはいえない。特に、こ
の変性ポリオレフィンを1クロームメツキ鋼板やステン
レス板などの金属板を接着するだめの接着剤として用い
る場合には、金属板の接着面をあらかじめ脱脂処理して
おく必要があり、しかも脱脂処理した金属板を接着して
も得られた積層物の接着強度は、未だ満足すべきほどの
ものとはいえない。
そして、このような変性ポリオレフィンを接着層とする
金属層とポリマー層との積層物は、接着強度が満足すべ
きほど大きくない。このため、従来の積層物は使用範囲
が大巾に限定されていたのである。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明者らは、ポリオレフィン樹脂を主成分とする接着
層を介して金属層とポリマー層とが強固に接着した積層
物を提供することを目的として鋭意研究した結果、本発
明を完成した。
すなわち1本発明は、金属層とポリマー層とを。
ポリオレフィン樹脂をエチレン性不飽和結合を有テ/レ
ス、トタン、ブリキ等が挙けられ、特に鉄。
鋼、ステンレス及びアルミニウムが好適である。
前記の金属は、板状、管状、棒状のいずれでもよく1通
常は板状であり、脱脂処理されていてもよく脱脂処理し
てなくともよい。金属管の場合には管内面、外面のいず
れでもよい。
本発明において、ポリマー層を形成するポリマーは特に
限定されるものではなく1ポリオレフイン、例えばポリ
プロピレン(結晶性単独重合体。
プロピレンとエチレンあるいは他のα−オレフィン、例
えばブテン−1,ヘキセン、オクテンとの結晶性ランダ
ムあるいはブロック共重合体等)。
ポリエチレン(エチレン単独X合体、 x−f L/ 
y −酢酸ヒニル共重合体、エチレンとα−オレフィン
例えばブテン−1,ヘキセン、オクテンとの共重合体等
)、天然ゴム、エラストマー(エチレンーレンーブタジ
エ7等の共重合体、ポリブタジェン)およびこれらに不
飽和酸、酸のエステル、金属塩。
イミド、アミド等の誘導体によって付加変性されたもの
や部分架橋されたものも使用することができる。これら
のポリマーには公知の無機充填剤。
例えば炭酸カルシウム、メルク、カーボンブラック、金
属粉、これらの繊維状物や織布等を必要に応じて添加す
ることができる。その添加量は積層物の用途によって適
宜法められる。またポリマー層は独立気泡あるいは連続
気泡を有する発泡体であってもよい。ポリマー層は厚み
が0.01〜20閣、特に0.1〜!5mであるものが
好ましい。またポリマー層(および接着剤)に導電性フ
ィラー。
例えば炭素繊維、金属の繊維、フレークあるいは粉、フ
ィラーの金属メッキ物を添加して金属積層物(基本的な
構造:金属層−接着層−ポリマー層−接着層−金属層)
のスポット溶接を可能にすることができる。
本発明においては、ポリオレフィン樹脂をエチレン性不
飽和結合を有する有機シラン化合物によって加熱下にグ
ラフト変性して得られる変性ポリオレフィン10〜80
重量予と未変性のポリオレフィン樹脂10〜80重量係
と粉末状無機物質5〜50重量%(合計ioo重量%)
との接着性ポリオレフィン組成物よりなる厚みが1μ以
上、好ましくは10〜80μの均一な接着層を使用する
ことが必要であり、これによって接着層を介して前記の
金属層とポリマー層とを強固に接着することができる。
また、ポリマー層と接着層との種々の組み合わせが可能
となる。
前記の変性ポリオレフィンは、ポリオレフィン樹脂とエ
チレン性不飽和結合を有する有機シラン化合物と好適に
は有機過酸化物の存在下に加熱しポリオレフィン樹脂を
グラフト変性することによって得ることができる。
前記のポリオレフィン樹脂としては、プロピレンの結晶
性単独重合体、プロピレンと共重合体中の含有量が約1
5重量%以下の他のα−オレフィン(fluはエチレン
、フテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテンなど)との二
元以上のブロックあるいはランダム共重合体などの結晶
性プロピレン重合体や、密度が0.93 ?/i以上で
あるエチレンの単独重合体、エチレンと共重合体中の含
有量が約15重量%以下の他の・α−オレフィン(プロ
ピレン、フテン、ペンテン、ヘキセン、ヘプテンなど)
との二元以上のブロックあるいはランダム共重合体など
のエチレン重合体が挙げられる。これらのうちでも、エ
チレン含有量が2〜15重量%テするエチレンとプロピ
レンとのランダムまたはブロック共重合体、あるいはこ
の共重合体に密度が0.93?/−以上であるエチレン
重合体を50重量%まで、特に25重量%まで混合した
ものが好ましい。また、ポリオレフィン樹脂のメルトフ
ローレイト(MFR)は0;01〜20 f / 10
分。
特に0./〜10P/10分のものが好ましい。ポリオ
レフィン樹脂には安定剤などが配合されていてもよい。
また、前記のエチレン性不飽和結合を有する有機シラン
化合物(以下単に変性剤ということもある)としては、
ビニルトリエトキンシラン、メタアクリロイルオキシト
リメトキシシラン1 γ−メタアクリ口イルオキシグロ
ピルトリメトキシ7ラン、メタアクリロイルオキ/シク
ロヘキシルトリメトキシシラン、γ−メタアクリロイル
オキシプロピルトリアセチルオキシンラン、メタアクリ
ロイルオキシトリエトキシシラン、γ−メタアクリロイ
ルオキシグロビルトリエトキシ7ランなどが挙げられる
。本発明においては前記エチレン性不飽和結合を有する
有機シラン化合物とともに他の変性剤を組み合わせて使
用してもよい。このような変性剤としては特に制限はな
く1例えばアリルグリ7ジルエーテル、2−メチル−ア
リルグリ/ジルエーテル、アクリル酸ナトリウム、メタ
アクリル酸ナトリウム、アクリル酸カルソウム、メタア
クリル酸カルシウム、アクリル酸マグネ/ウム。
メタアクリル酸マグネシウム、アクリル酸亜鉛。
メタアクリル酸亜鉛、アクリル酸アルミニウム。
メタアクリル酸アルミニウム、アクリル酸鉄(■)。
メタアクリル酸鉄(II[)などの(メタ)アクリル酸
の金属塩化合物、トリアリルシアヌレート、トリ(2−
メチルアリル)シアヌレート、1.3.5−トリアクリ
ロイルへキサヒドロ−5−)リアジン。
1、3.5−トリメタアクリロイルへキサヒドロ−8−
トリアジン、4−アクリロイルオキシフェノール、4−
(アクリロイルオキシメチル)フェノール、4−7り’
)ロイルオキシベンジルアルコール。
4−メタアクリロイルオキシフェノール、4−メ:jZ
”7り+)ロイルオキシベンジルアルコール、4−(メ
タアクリロイルオキシメチル)ベンジルアルコールなど
が挙げられる。
さらに前記の有機過酸化物としては、1分半減期温度が
約160〜260℃の温度となるようなものが好ましく
、そのようなものとしては2例えば第三ブチルパーオキ
シイソプロビルカーボネート、ジ第三ブチルシバ−オキ
シフタレート、第三ブチルパーオキシアセテート、2.
5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(第三ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−6、第三ブチルパーオキシラウレ
ート。
第三ブチルパーオキシマレイックアシッド、第三ブチル
パーオキシベンゾエート、メチルエチルケトンパーオキ
サイド、ジクミルパーオキサイド。
シクロヘキサノ/パーオキサイド、第三ブチルクミルパ
ーオキサイド、2,5−ジメチルへキサノン2.5−シ
バイドロバ−オキサイドなどが挙げられる。これらの有
機過酸化物は、1種のみ使用してもよく2種以上を混合
して使用してもよい。
前記のポリオレフィン樹脂と変性剤であるエチレン性不
飽和結合を有する有機シラン化合物と有機過酸化物との
配合割合は、希望する変性ポリオレフィンのMFRなど
によって変化するが、一般的には、ポリ゛オレフィン樹
脂100重量部に対して、変性剤が0.01〜5重量部
、特に0.1〜3重量部、有機過酸化物が0.01〜5
重量部、特に0.1〜2重量部の範囲が好ましい〇 また。変性剤と有機過酸化物との配合割合は。
変性剤100重量部に対して有機過酸化物が5〜80重
量部の範囲が好ましい。
この発明で用いる変性ポリオレフイ/は、ポリオレフィ
ン樹脂と変性剤とさらに好適には有機過酸化物とからそ
れ自体公知の方法によって2例えば好適には、有機過酸
化物が分解しない条件下で。
公知の適当な混合方法を適用してポリオレフィン樹脂と
変性剤と有機過酸化物とを混合し、得られた混合物をポ
リオレフィン樹脂が溶融するが1分解しない温度、好ま
しくは、約180〜260℃。
特に220〜250℃の温度に加熱して反応させること
によって得られる。最も簡便万加熱処理操作は、前記混
合物を前記温度で2〜5分間程度押出機内で溶融加熱す
ることである。
以上のようにして得られた変性ポリオレフィンは、MF
Rが1〜+50?710分、特に10〜50?/10分
のものが好ましい。
本発明で用いる粉末状無機物質としては、炭酸カルシウ
ム(重質、軽質)、タルク、特に炭酸カルシウムが好適
に使用される。無機物質は、平均粒径が0.05〜10
μ、特にO,OS〜2μのものが好ましい。無機物質は
表面処理されていてもよいが表面処理されてないものが
好ましい。
また、この発明で用いる未変性のポリオレフィン樹脂と
しては、前記のポリオレフィン樹脂が挙げられる。未変
性のポリオレフィン樹脂はMFRが0.1〜10L?/
10分、特に0.3〜5p/10分のものが好ましく、
変性ポリオレフィ/を得るために用いたものと同じ種類
のものが好適に使用される。特に未変性のポリオレフィ
ン樹脂として前記の結晶性プロピレン重合体が好適に使
用される。未変性のポリオレフィン樹脂には、従来公知
の添加剤(酸化防止剤、紫外線吸収剤など)が配合され
ていてもよい。粉末状無機物質、変性ポリオレフィンは
、それぞれ未変性のポリオレフィン樹脂のマスターバッ
チにして使用してもよい。
この発明で使用する接着性ポリオレフィン組成物は、前
記変性ポリオレフィンと粉末状無機物質と未変性のポリ
オレフィン樹脂とを1組成物中の各成分の配合割合が、
 (a) :変性ポリオレフィン10〜80重量%、 
(b) :粉末状無機物質5〜50重量係、好ましくは
10〜500〜50重量部(C):未変性のポリオレフ
ィン樹脂10〜80重fL%(合計100重量%)とな
るように混合することによって得ることができる。混合
時に、さらに各種添加剤9例えば耐候(熱)性安定剤、
成形助剤。
他の無機おるいは有機充填剤、導電性フィラーなどを添
加してもよい。最も簡便な混合操作は、前記各成分を約
180〜260℃、特に220〜250℃の温度で1〜
10分間程分間比機内で溶融混合することである。押出
機としては一軸または二軸押出機やFCMなどのコンテ
4ニユアスミキサーが挙げられる。溶融混合の際に、脱
気操作(ベント)を行なうと本発明の効果は一層向上す
る。これは、粉末状無機物質の表面に付着水分があるた
めである。
本発明の積層物は、前記変性ポリオフッ4フ10〜80
重量係と未変性のポリオレフィン樹脂10〜80重量%
と粉末状無機物質5〜50重量%(合計100重量%)
との接着性ポリオレフィン組成物よりなる厚みが/μ以
上の接着層を介して金属層とポリマー層とが存在してい
るものが全て含まれる。例えば、金属層/接着層/ポリ
マー層、ポリマー層/接着層/金属層/接着層/ポリマ
ー層、金属層/接着層/ポリマー層/接着層/金属層な
どの積層物が好適である。
本発明の積層物は、金属層として脱脂処理した金属は勿
論のこと脱脂処理してない金属9例えば未脱脂のクロー
、ムメッキ鋼板、ステンレスなどを使用しても大きな接
着強度を有し、従来公知のポリオレフィン樹脂系の接着
剤を使用したものと比較して産業上きわめて有利なもの
である。
本発明の積層物は、金属層とポリマー層との間に前記の
接着性ポリオレフィ/組成物を介在させ。
これによって形成される接着層の厚みが1μ以上。
好ましくは10〜80μとなるように加熱圧着すること
によって製造することができる。好適には。
接着層とポリマー層(好ましくは厚み0.1〜20fI
aIt)との複合樹脂層(構造としては、接着層/ポリ
マー層、接着層/ポリマー層/接着層が好ましい。)を
予め裳遺し、この複合樹脂層と金属層(例えば金属板、
金属板の場合は厚みは0.1〜20篇が好ましい。)と
をプレス、ロール等で熱溶着することによって積層物を
製造することができる。
このときの温度は変性ポリオレフィンの軟化点以上、圧
力は1〜100 Kg/(yAが好ましい。接着層とポ
リマー層との複合樹脂層は、接着性ポリオレフィン組成
物をポリマー層と共押出成型することによって予めポリ
マー層の表面に接着層を積層する方法、接着性ポリオレ
フィン組成物よりなる接着フィルム(フィルム状の押出
されたものでもよい)を予め形成されたポリマー層形成
用シートと積層する方法、おるいはシート状に押出され
たポリマー層を予め形成された接着フィルムと積層する
方法によって好適に得ることができる。
本発明の方法によって各種の積層物を連続的に製造する
ことができ1例えば金属板/接着層/ポリマー層/接着
層/金属板の積層板を連続的に製造する方法としては例
えば下記の方法を挙げることができる。すなわち、異種
または同種の金属板(予めそれ自体公知の方法によって
脱脂してもよい)をオーブンやロール等の予備加熱装置
によって予熱(変性ポリオレフィンの溶融温度以上の温
度に予熱するのが好ましい。)シ、これらをロールやス
チールベルト等の加熱加圧装置に供給する。
一方、中間層となる接着フィルムとポリマーシートとを
別々にあるいは予め積層して一体化した積層シートとし
て2枚の金属板の間に供給する。接着フィルムは予め金
属板の表面に予備的に接着しておいてもよい。金属板−
接着フィルム−ポリマーシート−接着フィルム−金属板
の5層に重ね合わせられ、加熱加圧装置によって接着フ
ィルムとポリマーシートの少なくとも表面部分とが溶融
するように加熱加圧するのが好ましい。ポリオレフィン
樹脂(接着フィルムまたはポリマーシート用)として結
晶性プロピレン重合体を使用する場合には、加熱温度は
約170〜270℃、特に180〜240℃が好ましく
、一般に加圧圧力は1〜100 Kg/cA、特に3〜
100Kq/CrAで、このような状態に約5秒〜10
分間保持されて積層板(金属複合板)が製造、される。
このようにして製造された積層板はロール等で加圧下に
冷却する。
このときの温度は変性ポリオレフィンの結晶化温度以下
の温度が好ましい。例えば結晶化ポリプロピレン樹脂(
接着フィルム用)を用いた場合には。
約110℃以下の温度になるまで加圧下に冷却するのが
好ましい。加圧下に変性ポリオレフィンの結晶化温度以
下の温度に冷却後、常温まで冷却される。ついで、積層
板は必要であればスリッターで端部を切り取られた後、
レベラーで歪直しされて、切断または巻き取り工程で適
当な長さに切断されるか7巻き取られて製品の積層板に
なる。
本発明の方法によって得られた積層板は、一般に厚みが
0.2〜20■であり、金属板間の接着強度が大きく、
同じ厚さの金属板と比較して軽量であり、遮音性、断熱
性に優れ1種々の形状に切断し、穴あけ1曲げ加工、絞
り加工等の冷間加工性に優れている。
本発明の積層板は自動車内外装材、建材、工業材料、包
装資材として使用することができる。
〔実施例〕
次に実施例を示す。以下の記載において部は重量部を示
し、メルトフローレイト(MFR)はASTM  D 
 1238に、接着性を示すためのT−剥離強度はJI
SK6854に従って測定した。
実施例1 エチレン−プロピレンブロック共重合体(MFRl、0
Si’/10分、エチレン含量8重量%、溶融温度約1
60℃)〔樹脂(I)〕のパウダー100部に。
酸化防止剤として工rganox 1010 (ムサシ
ノガイギー)0.1部とアンチオックスS(日本油脂)
0.2部、ステアリン酸カルシウム0.05部、変性剤
としてγ−メタアクリロイルオキシグロピルトリメトキ
シシラン0.7部、および有機過酸化物として第三ブチ
ルパーオキシベンゾエート0.35部を配合し、ヘンシ
ェルミキサーで10分間混合後。
50順ダ一軸押出機にて240℃で2分間(滞留時間)
溶融加熱して反応させ、2maX3mm+程度のMFR
25P/10分の変性ポリプロピレンのペレットを得た
。このペレットと炭酸カルシウム(ホワイトンSSB赤
、平均粒径1,25μ、比表面積1.85 rr?/ 
t 、白石カルシウム)(炭カル■とエチレン−プロピ
レンブロック共重合体(MFRl、OP/10分、エチ
レン含量8重量%、溶融温度160℃)のペレット(公
知の酸化防止剤、ステアリン酸カルシウムが配合されて
いる)とを。
変性ポリプロピレン40部と炭酸カルシウム20部と未
変性ポリプロピレン40部との割合でブレンダーで混合
した後、50Wr!r1JZfベント式−軸押出機にて
250℃で2分間溶融混練し、フィルム成形機で厚さ8
0μの接着性ポリオレフィン組成物のフィルム(接着フ
ィルム)に成形した。
このフィルムを接着層とし、前記樹脂(1)よりなる厚
さ0.47咽のシートをポリマー層とし、被着材として
未脱脂のクロームメッキ鋼板(0,2m厚X 300@
IX 300間) 2枚を用い、圧縮成形機によって、
180〜220℃で5分間予熱ついで5分間加圧(面圧
力3 Kg / cA以上)、ついで25分間冷却(5
0℃まで徐冷)することによって5層構造の積層板を得
た。
この積層板から試験片(巾25 rrrm )を切りと
り剥離速度20cm/minにて接着強度を求めた。結
果をまとめて第1表に示す。
実施例2 実施例1における接着層を80μから40μと薄くシ、
その分だけポリマー層を厚くして積層板を得た。結果を
第1表に示す。
実施例6 金属板の種類を鋼板から未脱脂のステンレス板(SUS
304.厚さ0.15mm)に変えた他は実施例1と同
様にして積層板を得た。結果を第1表に示す。
実施例4 金属板として未脱脂鋼板に代えて70〜80℃のメタゾ
ールH−400[アルカリ脱脂剤、丸菱油化工業■〕の
6%水溶液に5分間浸漬後水洗乾燥して脱脂した脱脂ク
ロームメッキ鋼板を用いた他は実施例1と同様にして積
層板を得た。結果を第1表に示す。
実施例5 ポリマー層として樹脂(1)80部と炭酸カルシウム(
炭カル■)20部とを混合後シート化したものを用いた
他は実施例1と同様にして積層板を得た。結果を第1表
に示す。
比較例1 接着性ポリオレフィン組成物のフィルム(接着フィルム
)に代えて変性ポリプロピレンのみのフィルムを用いた
他は実施例1と同様にして積層板を得た。結果を第1表
に示す。
実施例6 接着フィルムとして変性ポリプロピレン20部と炭酸カ
ルシウム25部と未変性ポリプロピレン55部との割合
の接着性ポリオレフィン組成物のフィルムを用いた他は
実施例1と同様にして積層板を得た。この積層板は冷間
加工性に優れ、、T−剥離強度が13.7Kq/Crr
Lであった。
実施例7 接着フィルムとして前記各成分が各々70部。
10部および20部である接着性ポリオレフィン組成物
のフィルムを用いた他は実施例1と同様にして積層板を
得た。この積層板は冷間加工性に優れ、T−剥離強度が
12.8Kg/cmであった。
実施例8 接着フィルムとして前記各成分が各々10部。
tP−0部およびぎ0部である接着性ポリオレフィン組
成物のフィルムを用いた他は実施例1と同様にして積層
板を得た。この積層板は冷間加工性に優れ、T−剥離強
度が1s、sKy/αであった。
〔発明の効果〕
前述のように1本発明によれば接着強度の大きい積層物
を得ることができる。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属層とポリマー層とを、ポリオレフィン樹脂を
    エチレン性不飽和結合を有する有機シラン化合物によっ
    て加熱下にグラフト変性して得られる変性ポリオレフィ
    ン10〜80重量%と未変性のポリオレフィン樹脂10
    〜80重量%と粉末状無機物質5〜50重量%(合計1
    00重量%)との接着性ポリオレフィン組成物よりなる
    厚みが1μ以上の均一な接着層を介して積層してなる積
    層物。
  2. (2)ポリオレフィン樹脂が結晶性プロピレン重合体で
    ある特許請求の範囲第1項記載の積層物。
  3. (3)粉末状無機物質が炭酸カルシウムである特許請求
    の範囲第1項記載の積層物。
  4. (4)金属層とポリマー層との間に、ポリオレフィン樹
    脂をエチレン性不飽和結合を有する有機シラン化合物に
    よって加熱下にグラフト変性して得られる変性ポリオレ
    フィン10〜80重量%と未変性のポリオレフィン樹脂
    10〜80重量%と粉末状無機物質5〜50重量%(合
    計100重量%)との接着性ポリオレフィン組成物を介
    在させ、これによって形成される接着層の厚みが1μ以
    上となるように加熱圧着することを特徴とする積層物の
    製造法。
  5. (5)接着性ポリオレフィン組成物をポリマー層と共押
    出成型することによって予めポリマー層の表面に接着層
    を積層した後金属層との接着に供する特許請求の範囲第
    4項記載の積層物の製造法。
  6. (6)接着性ポリオレフィン組成物よりなる接着フィル
    ムを予め形成されたポリマー層形成用シートと積層させ
    た後、金属層との接着に供する特許請求の範囲第4項記
    載の積層物の製造法。
  7. (7)シート状に押出されたポリマー層を予め形成され
    た接着フィルムと積層させた後、金属層との接着に供す
    る特許請求の範囲第4項記載の積層物の製造法。
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