JPS617266A - 新規グリシジル化合物およびその製造方法 - Google Patents

新規グリシジル化合物およびその製造方法

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JPS617266A
JPS617266A JP12860084A JP12860084A JPS617266A JP S617266 A JPS617266 A JP S617266A JP 12860084 A JP12860084 A JP 12860084A JP 12860084 A JP12860084 A JP 12860084A JP S617266 A JPS617266 A JP S617266A
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JP
Japan
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group
formula
aromatic group
aliphatic hydrocarbon
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JP12860084A
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English (en)
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Yasuo Okamoto
安男 岡本
Haruo Tomita
冨田 春生
Kazuya Yonezawa
米沢 和弥
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアミド基を含有する1価または多価フェノール
類の新規なグリシジルエーテル化合物及びその製造方法
に関する。更に詳しくは、分子内にアミド基を有し、高
い耐熱性、機械的特性を有する新規なエポキシ樹脂につ
いて鋭意研究を進めた結果、完成したものであって、一
般式(I)(式中、NR2はC0〜C2oの脂肪族炭化
水素基、C6〜C2oの芳香族基、水素原子よりなる群
から選ばれた同一もしくは異なる基を表し、RはC1〜
C2oの2価の炭化水素基またはC6〜C2oの2価の
芳香族基を表す。
AI!、 A: ’はC6〜C2oの芳香族基を表し、
それぞれ1つ以上のグリシジルオキシ基を有する)で示
される新規グリシジル化合物およびその製造方法に関す
るものである。
〔発明の構成〕
本発明の新規グリシジル化合物(I)は、下記一般式f
f) (式中、R4,R5はそれぞれ独立にC1〜C2oの脂
肪族炭化水素基またはC6〜C2oの芳香族基もしくは
水素原子を表し、R6はC1〜C2oの2価の脂肪族炭
化水素基またはC6〜C2oの2価の芳香族基を表す。
A> 、 A : ’はC6〜C2oの芳香族基を表し
、Al1.A:’のうちの一方もしくは両方とも少なく
とも1つ以上の水酸基を有する)で示される化合物とエ
ピハロヒドリンを付加させたのち、アルカリで脱ハロゲ
ン化水素反応を行なわせることにより製造できる。
化合物(V)はフェノール性水酸基を有する芳香族カル
ボン酸エステルとジアミン化合物を100〜150°C
の温度下で3〜6時間反応させることによって、アミツ
リシスによる脱アルコール反応により容易に合成できる
。フェノール性水酸基を有する芳香族カルボン酸エステ
ルの例としては0゜m、p−ヒドロキシ安息香酸メチル
、及びそれらのハロゲン化されたものなどが挙げられ、
ジアミン化合物の例としてはエチレンジアミン、ヘキサ
メチレンジアミンt o+ m+ p−フェニレンジア
ミンなどが挙げられるが、これらに限定されるものでは
ない。
一般式(■)で表される化合物の水酸基をグリシジル化
する方法について検討した結果、化合物(■)とエピハ
ロヒドリンの付加反応を相間移動触媒の存在下に行なっ
たのち、アルカリにより脱ハロゲン化水素化を行なう方
法が適切であることを見出した。
本方法によれば、化合物(■)の水酸基は収率よくグリ
シジル化され、アミド基の加水分解は実質的に起こらな
い。以下その製造方法について詳しく説明する。
第一段階の付加反応は、化合物(V)とエピハロヒドリ
ンを相間移動触媒の存在下で反応させることにより行な
う。相間移動触媒としては、一般に知られたもの、例え
ばテトラブチルアンモニウムブロマイド。
トリオクチルメチルアンモニウムクロライド。
ベンジルトリエチルアンモニウムクロライドなどの第4
級アンモニウム塩;テトラフェニルホスホニウムクロラ
イド、テトラブチルホスホニウムクロライドなどの第4
級ホスホニウム塩が使用できる。相間移動触媒の使用量
は、化合物(V)に対して0、O1〜100モルチの範
モル任意に選択でき、好ましくは0.02〜20モル%
の量を使用できる。
エピハロヒドリンの使用量は、化合物 (V)の水酸基
1モル当量につき等モル以上、好ましくは1.5〜20
倍モル量である。この際、非反応性の溶媒を用いてもよ
い。エピハロヒドリンとしては、エピクロルヒドリン、
エビブロモヒドリン、エビヨードヒドリンが使用できる
。反応温度及び反応時間は、30〜150°Cで10分
〜5時間であり、好ましくは60〜120°Cで30分
〜2時間である。
第二段階でアルカリを用いて脱/’%ロゲン化水素反応
を行なう。アルカリとしては、水酸化すl−IJウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウムなど
が使用できる。脱ハロゲン化水素反応の触媒としては、
第一段階で用いた相間移動触媒がそのまま用いられるが
、必要ならば相間移動触媒を追加することもできる。追
加しうる相間移動触媒としては前記のものの他、エチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、テトラエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール、クラウンエーテ
ル類などである。アルカリの使用量は、生成したハロヒ
ドリンエーテルに対し等モル以上使用する。好ましくは
1.05〜1.5倍モルを使用する。
反応温度及び時間は、20〜100°Cで10分〜5時
間であり、好ましくは30〜70’Cで30分〜3時間
である。
なお脱ハロゲン化水素反応を行なう前に過剰のエピハロ
ヒドリンを減圧下に除去し、非反応性溶媒、たとえばメ
チルイソブチルケトン、アセトン。
クロロホルムまたは塩化メチレンなどを加え、これらの
溶媒中で反応を行なわせてもよい。
反応終了後、生成する塩を水洗により除き、未反応エピ
ハロヒドリンを留去することにより一般式(I)で表さ
れるグリシジル化合物を高純度、高収率で得ることがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明の一般式(I)で表される新規グリシジル化合物
は、常温で粘性液状〜固体状であり、通常のエポキシ樹
脂硬化剤を用いて硬化でき、その硬化物は高い耐熱性、
機械的強度を有しており、ガラス繊維や炭素繊維との複
合化により顕著な補強効果が期待される。
〔実施例〕
以下に本発明を具体的な実施例により説明するが、本発
明はこれら実施例のみに限定されるものではない。
実施例1 エチレンジアミンビスサリチルアミド98y(0,32
7モル)、エピクロルヒドリン242y(2,62モル
)及びベンジルトリエチルアンモニウムクロライド3.
72 y(0,016’:3モル)の混合物を90〜1
00°Cで1時間撹拌したのち、この反応混合物を45
°Cに冷却し、5規定の水酸化ナトリウム144mi!
(0,720モル)を撹拌下50°C245分で滴下し
、続いて50°Cで1時間撹拌した。室温まで冷却した
のち、塩化メチレン300m(!を加え分液後、有機層
を1500meの水で3回洗浄し、硫酸す) IJウム
で脱水後、減圧上塩化メチレン及びエピクロルヒドリン
を留去すると126.9F/の黄白色の固体が得られた
。この固体をメタノールを用いて再結晶により精製する
と、NMRスペクトル(第2図)はエチレンジアミンビ
スサリチルアミドのジグリシジルエーテルであることを
示した。元素分析値はC:64.07%。
H:5.87チ、N:6.79%(計算値C:64.6
6%、H:5.95% 、N:6.72%)であった。
塩酸−ピリジン法によるエポキシ当量は236(計算値
206)であった。
実施例2 ヘキサメチレンジアミンビスサリチルアミド183、.
1−(0,515モル)、エピクロルヒドリン381y
(4,12モル)、ベンジルトリエチルアンモニウムク
ロライド5.87y(0,0258モル)の混合物を9
0〜100°Cで45分撹拌したのち、この反応混合物
を45°Cに冷却し、5規定水酸化ナトリウム226m
e(1,13モル)全撹拌下508C145分で滴下し
、続いて50℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後
、塩化メチレン300meを加え、分液し、有機層を1
200meの水で3回洗浄し、硫酸す) IJウムで脱
水後、減圧上塩化メチレン及びエピクロルヒドリンを留
去すると236.6yの黄白色の固体が得られた。この
固体をメタノールを用いて再結晶により精製すると融点
118〜122°Cの無色の固体が得られた。
このものの赤外線吸収スペクトル(第3図)及び’HN
MRスペクトル(第4図)は、ヘキサメチレンジアミン
ビスサリチルアミドのジグリシジルエーテルであること
を示した。塩酸−ピリジン法によるエポキシ当量は26
3(計算値234)であった。
実施例3 実施例1で得られたグリシジル化合物100部を加熱溶
解させたのち、無水メチルハイミック酸64部、ベンジ
ルジメチルアミン2部を加えたのち金型に流し込み、1
00℃で2時間、150℃で15時間加熱硬化させて得
られた硬化物は、熱変形温度(JIS−に6911曲げ
応力18.5に9/cd)151℃1曲げ強度10.4
7 Kg/+++a 、曲げ弾性率388.3Kg/i
J(JIS−に6911,230C)、アイゾツト衝撃
強度(JIS−に6911゜ノツチ入り)2.2Kg・
cm/ crAを示した。
実施例4 実施例2で得られたグリシジル化合物100部を加熱溶
解させたのち、無水メチルハイミック酸58部、ベンジ
ルジメチルアミン2部を加えたのち金型に流し込み、1
00°Cで2時間、150°Cで15時間加熱硬化させ
て得られた硬化物は、熱変形温度(JIS−に6911
曲げ応力1s、 5 Kgler& )126℃1曲げ
強度18.86 Kg /−、曲げ弾性率329、7 
h/ma (23°C,JIS−に6911) 、アイ
ゾツト衝撃強度(JIS−に6911.ノツチ入り)3
、’3 Kg ・cm/ciを示した。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、それぞれ実施例1で得られ′た本発
明の新規グリシジル化合物の赤外線吸収スペクトル(ヌ
ジョール法)及び HNMRスペクトル(CDC18溶
媒、TMS基準)であり、第3図、第4図はそれぞれ実
施例2で得られた本発明のグリシジル化合物の赤外線吸
収スペクトル(ヌジョール法)及び’HNMRスペクト
ル(CDC13溶媒、TMS基準)である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2はC_1〜C_2_0の脂肪族
    炭化水素基、C_6〜C_2_0の芳香族基、水素原子
    よりなる群から選ばれた同一もしくは異なる基を表し、
    R^3はC_1〜C_2_0の2価の炭化水素基または
    C_6〜C_2_0の2価の芳香族基を表す。A^1_
    r、A^1_r′はC_6〜C_2_0の芳香族基を表
    し、それぞれ1つ以上のグリシジルオキシ基を有する) で示される新規グリシジル化合物。
  2. (2)グリシジル化合物が、下記(II)式で表される化
    合物である特許請求の範囲第1項記載の新規グリシジル
    化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、R^1、R^2はC_1〜C_2_0の脂肪族
    炭化水素基またはC_6〜C_2_0の芳香族基もしく
    は水素原子を表し、R^3はC_1〜C_2_0の2価
    の脂肪族炭化水素基またはC_6〜C_2_0の2価の
    芳香族基を表し、A、B、C、D、A′、B′、C′、
    D′は水素原子、C_1〜C_2_0の脂肪族炭化水素
    基、芳香族基、ハロゲン原子、グリシジルオキシ基より
    なる群から選ばれた同一もしくは異なる基を表す)。
  3. (3)グリシジル化合物が、下記(III)式で表される
    化合物である特許請求の範囲第1項記載の新規グリシジ
    ル化合物。 ▲数式、化学式、表等があります▼(III)
  4. (4)グリシジル化合物が、下記(IV)式で表される化
    合物である特許請求の範囲第1項記載の新規グリシジル
    化合物。、 ▲数式、化学式、表等があります▼(IV)
  5. (5)下記一般式(V) ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中、R^4、R^5はそれぞれ独立にC_1〜C_
    2_0の脂肪族炭化水素基またはC_6〜C_2_0の
    芳香族基もしくは水素原子を表し、R^6はC_1〜C
    _2_0の2価の脂肪族炭化水素基またはC_6〜C_
    2_0の2価の芳香族基を表す。A^2_r、A^2_
    r′はC_6〜C_2_0のの芳香族基を表し、A^2
    _r、A^2_r′のうちの一方もしくは両方とも少な
    くとも1つ以上の水酸基を有する) で示される化合物とエピハロヒドリンを付 加させたのち、アルカリで脱ハロゲン化水素反応を行な
    わせることを特徴とする、一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R^1、R^2はC_1〜C_2_0の脂肪族
    炭化水素基、C_6〜C_2_0の芳香族基、水素原子
    よりなる群から選ばれた同一もしくは異なる基を表し、
    R^3はC_1〜C_2_0の2価の炭化水素基または
    C_6〜C_2_0の2価の芳香族基を表す。A_r^
    1、A_r^1はC_6〜C_2_0の芳香族基を表し
    、それぞれ1つ以上のグリシジルオキシ基を有する) で示される新規グリシジル化合物の製造方 法。
  6. (6)付加触媒として第4級アンモニウム塩または第4
    級ホスホニウム塩を用いる特許請求の範囲第5項記載の
    製造方法。
JP12860084A 1984-06-21 1984-06-21 新規グリシジル化合物およびその製造方法 Pending JPS617266A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1090582C (zh) * 1995-10-31 2002-09-11 三洋电机株式会社 电助动车

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1090582C (zh) * 1995-10-31 2002-09-11 三洋电机株式会社 电助动车

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