JPS6172033A - 多孔性シ−ト材料およびその製造方法 - Google Patents

多孔性シ−ト材料およびその製造方法

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JPS6172033A
JPS6172033A JP19263184A JP19263184A JPS6172033A JP S6172033 A JPS6172033 A JP S6172033A JP 19263184 A JP19263184 A JP 19263184A JP 19263184 A JP19263184 A JP 19263184A JP S6172033 A JPS6172033 A JP S6172033A
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hydrophobic
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hydrophilic
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Katsumi Kuriyama
栗山 勝美
Misao Ichihara
市原 操
Iwao Misaizu
岩雄 美細津
Masashi Kashiwamura
雅司 柏村
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UKIMA GOSEI KK
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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UKIMA GOSEI KK
Dainichiseika Color and Chemicals Mfg Co Ltd
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多孔性ポリウレタン系シート材料およびその
製造方法に関し、機械的性質、水蒸気透過性等の諸性能
にすぐれた多孔性シート材料を高い生産性で提供するこ
とを目的とする。
(従来の技術) 従来、天然皮革代用品等としてポリウレタンからなる多
孔性シート材料およびそれらを製造する方法は多数知ら
れており、大別すれば湿式法と乾式法に分けられる。
(発明が解決しようとしている問題点)両方法はそれぞ
れ一長一短があり、生産性という面からは乾式法が優れ
ている。このような乾式法としては、例えば特公昭55
−18249号公報および特開昭51−41063号公
報に記載の方法があるが、これら従来の方法では、ポリ
ウレタン層の形成に比較的多量の親水性ポリウレタン 
 ゛を使用するために得られるシート材料の機械的性質
や物理的・化学的性質が十分とは云えず、且つその製造
方法において煩雑で長時間を要する乾燥工程が決定的な
欠点となっている。このような欠点を解決するために親
水性ポリウレタンの使用量を低下させることは必然的に
考えられるが、このようにすると別の欠点(例えば、処
理液の不安定性等)が生じることが明らかになっている
本発明者は上述の如き従来技術の欠点を解決すべく鋭意
研究の結果、特定の製法に基づく疎水性ポリウレタン分
散液または溶液を被覆形成材料の主成分とし、一方、グ
リシジル基またはポリオキシエチレン鎖を含有する付加
重合性モノマー群から選ばれた少なくとも1種類の親木
性モノマーを特定割合グラフト重合させた親水性の変性
ポリウレタンを乳化剤として少量使用することにより、
上述の従来技術の欠点が解決されることを知見して本発
明を完成した。
(問題点を解決する手段) すなわち、本発明は、疎水性ポリウレタン(a)および
親水性の変性ポリウレタン(b)からなる多孔層を基材
上に設けた多孔性シート材料において;上記疎水性ポリ
ウレタン(a)が、疎水性ポリオール、有機ジイソシア
ネートおよび鎖伸長剤を反応させて得られる疎水性ポリ
ウレタンであり、上記の親水性の変性ポリウレタン(b
)が、疎水性ポリオールと有機ジイソシアネートとを不
飽和二塩基酸を有する鎖伸長剤の存在下に反応させ、次
いでグリシジル基またはポリオキシエチレン鎖を含有す
る付加重合性モノマー群から選ばれた少なくとも1種類
の親木性モノマーをグラフト重合させて得られたポリウ
レタンであり、該親水性の変性ポリウレタン(b)が、
親水性の付加重合性モノマー重合体を10〜50重量%
含有することを特徴とする多孔性シート材料およびその
製造方法である。
本発明を更に詳細に説明すると、本発明方法で使用する
疎水性ポリウレタン(a)それ自体は概念的には公知の
材料であり、疎水性ポリオール、有機ジイソシアネート
および鎖伸長剤を反応させて得られるものであって、疎
水性ポリオールとしては、例えば、末端基が水酸基であ
り、分子量が300〜4,000のポリエチレンアジペ
ート、ポリエチレンプロピレンアジペート、ポリエチレ
ンブチレンアジペート、ポリジエチレンアジペート、ポ
リブチレンアジペート、ポリエチレンサクシネート、ポ
リブチレンサクシネート、ポリエチレンセバケート、ポ
リブチレンセパケート、ポリテトラメチレンエーテルグ
リコール、ポリ−ε−カブロラクトンジオール、ポリへ
キサメチレンアジペート、カーボネートポリオール、ポ
リプロピレングリコール等があり、有機ジイソシアネー
トとしては、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(MDI)、水添加MDI、インホロシジイソシア
ネート、1.3−キシリレンジイソシアネート、1.4
−$シリレンジイソシアネート、2.4−1 リレンジ
イソシ□アネート、2.6−ドリレンジイソシアネート
、1.5−ナフタリンジイソシアネート、m−フェニレ
ンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネート
等があり、鎖伸長剤としては、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジエチレングリコール、1.4−
ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、エチレン
ジアミン、1.2−プロピレンジアミン、トリメチレン
ジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジ
アミン、デカメチレンジアミン、インホロンジアミン、
m−キシリレンジアミン、ヒドラジン、水等がある。
疎水性ポリウレタン分散液または溶液(e)は、ポリウ
レタン(a)を水との相互溶解度に限界があり、且つ好
ましくは常圧で120℃以下の沸点を有する有機溶剤(
e)中で上記の三成分を反応させることにより得ること
ができる。この反応条件、例えば温度や時間等は従来公
知の条件でよい。
有機溶剤(c)として好ましいものは、メチルエチルケ
トン、メチル−n−プロピルケトン、メチルインブチル
ケトン、ジエチルケトン、ギ酸メチル、ギ酸エチル、ギ
酸プロピル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等で
あり、また、アセトン、シクロヘキサン、テトラヒドロ
フラン、ジオキサン、メタノール、エタノール、イソプ
ロピルアルコール、ブタノール、トルエン、キシレン、
ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、パーク
ロルエチレン、トリクロルエチレン、メチルセロソルブ
、ブチルセロソルブ、セロソルブアセテート等も使用で
きる。これらの有機溶剤中で水との相互溶解度に限界の
ないもの、あるいは全く溶解しないものは、他の溶剤と
の混合物とし、水との相互溶解度に限界をもたせて使用
する。以上の溶剤は勿論混合溶剤としても使用すること
ができる。このような有機溶剤中でポリウレタン(a)
を調製することにより分散液または溶液(e)が得られ
るが、その固形分は同一または他溶剤の添加あるいは除
去により約5〜60重量%の範囲とするのが好都合であ
る。
本発明で使用する変性ポリウレタン(b)はグリシジル
基またはポリオキシエチレン鎖を含有する付加重合性モ
ノマー群から選ばれた少なくとも1種類の親水性の付加
重合性モノマーグラフト重合体を10〜50重量%含有
し、有機溶剤(e)に溶解するものであってもよい、こ
のような変性ポリウレタン(b)は前記の疎水性ポリオ
ールおよび前記の有機ジイソシアネートとを不飽和二塩
基酸を有する鎖伸長剤の存在化にポリウレタン(a)と
同様に反応し、次いで親水性の付加重合性モノマーをグ
ラフト重合させることにより得られる。使用する上記の
鎖伸長剤は、その鎖伸長剤の一部または全部が、不飽和
二塩基酸と活性水素を有する二官能性化合物とを脱水縮
合させて得られる平均分子量が約140〜l 、000
の両末端に活性水素を有する不飽和化合物(以下特定の
鎖伸長剤という)であるのが好ましく、この特定の鎖伸
長剤は、イタコン酸、フマル酸、無水マレイン酸、シト
ラコン酸等の不飽和二塩基酸あるいはそれらの官能誘導
体等を、ヒドラジン、エチレンジアミン、ピペラジン、
プロピレンジアミン、キシリレンジアミン、インホロン
ジアミン等のジアミン類、エチレングリコール、1.4
−ブタンジオール、1.3−ブタンジオール、2.3−
ブタンジオール、プロピレングリコール、ジエチレング
リコール、1.5−ベンタンジオール、ネオペンチルグ
リコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類、
モノエタノールアミン、ジメチルエタノールアミン等の
アミンアルコール類等の如き活性水素を有する二官能性
化合物と、不飽和二塩基酸1モルあたり約1.2〜2.
0モルの割合で重縮合させて得られるものであり、特に
好ましいものはそれらの平均分子量が約140〜t 、
oooのものである。この重縮合反応それ自体は従来公
知の方法でよく、例えば不活性ガス雰囲気で150〜2
40℃の反応温度で、スルホネート化合物やチタネート
化合物等の触媒の存在下に約3〜15時間の反応条件が
好都合である。このような特定の鎖伸長剤は本発明方法
では疎水性ポリオール1モルに対して0.001〜0.
5モルの割合で使用する。
また、この特定の鎖伸長剤は、他の一般的な鎖伸長剤、
例えば水や前述の如き活性水素を含有する二官能化合物
と併用することもできる。
本発明で使用するグリシジル基またはポリオキシエチレ
ン鎖を含有する付加重合性モノマーはいずれも公知のも
のでよく、例えばアクリル酸、α−クロルアクリル酸、
メタクリル酸等の不飽和カルボン酸のグリシジルエステ
ルまたはポリオキシエチレングリコールエステルが好ま
しいものである。
また、親木性と疎水性のバランスの調整に他の付加重合
性の七ツマ−を併用してもさしつかえない0例えばアク
リル酸、α−クロルアクリル酸、メタクリル酸、それら
のメチル、エチル、プロピル、ブチルエステル;スチレ
ン、メチルスチレン、ジメチルスチレン、エチルスチレ
ン、メトキシスチレン、ジビニルベンゼン、α−メチル
スチレン、β−メチルスチレン、クロルスチレン、2.
5−ジクロルスチレン、α−クロルスチレンあるいはそ
れらの誘導体が好ましいものである。
また、ポリウレタン乳濁液(d)の安定性を増す為に、
変性ポリウレタン(b)と一般のW2O型の乳化剤を併
用してもさしつかえない。
上記の変性ポリウレタン(b)は有機溶剤の溶液としで
あるいは単独で、前記ポリウレタン分散液または溶液(
e)に混合する。
この混合分散液または溶液は、ポリウレタン(a)が分
散状態または溶液であり、且つ変性ポリウレタン(b)
が溶解状態にあり、全体として固形分が約5〜60i量
%の混合液である。
本発明で使用するポリウレタン乳濁液(d)は上記の混
合分散液または溶液を、強力に撹拌しつつ、この中に飽
和量以下の水1例えば、混合分散液または溶液中の固形
分100重量部あたり約50〜500重量部の水を添加
することにより得られる。このようにして得られた乳濁
液は、乳白色のクリーム状の流動体であり、そのまま数
ケ月間放置しても安定な状態を保持している。このよう
な乳濁液は必要に応じて各種の添加剤、例えば着色剤、
架橋剤、安定剤、充填剤等公知の添加剤を任意に添加す
ることができる。
本発明で使用する基材としては、例えば各種の織布、編
布、不織布、離形紙、プラスチックフィルム、金属板、
ガラス板等いかなる基材でもよい、該基材に対する上記
乳濁液の適用方法は、例えばコーティング法、浸漬法、
これらの組合せ方法等いずれの公知の方法でもよく、そ
の塗布および/または含浸量は約5〜2.000g (
配合液)/m′の如く、その目的に応じて広い範囲で変
化させることができる。
本発明方法における乾燥工程は非常に短時間で、且つ煩
雑な処理を必要とせずに完了することができ、本発明方
法における如き乾式法ではこの乾燥方法が生産性の律速
段階である点からして、このような短時間の乾燥は従来
方法に比して極めて有利な効果である。すなわち、塗布
および/または含浸した基体は、特開昭51−4106
3号公報に記載の如き染固工程を何ら必要とせず、約6
0〜100℃で約1〜3分間および約100〜150℃
で約1〜3分間乾燥処理するのみで目的とする本発明の
多孔性シート材料が得られる。このような短時間での乾
燥処理が実現されるのは。
本発明で被膜形成剤として使用する疎水性ポリウレタン
(a)が、全ポリウレタン中の大部分を占め、少量の界
面活性剤(ポリウレタン(b))で水とともに安定に分
散乳化しており、乾燥時には有機溶剤の蒸発により速や
かに且つ容易に水と接触しゲル化が生じるためであると
考えられる。
(作用・効果) 以上の如き本発明により得られた多孔性シート材料は非
常に微細な孔構造を有し、各種物性にすぐれるとともに
すぐれた水蒸気透過性を有し、各種の合成皮革等の素材
として、衣料、靴、防水布、テント、壁紙、床材、濾過
材、エアコン等のフィルター等に有用である。
次に実施例をあげて本発明を具体的に説明する。なお、
文中部または%とあるのはいずれも重量基準である。
実施例1〜7(疎水性および親水性ポリウレタンの製造
) 1、ポリテトラメチレングリコール(平均分子量約1,
000.水酸基価112)1,000部、エチレングリ
コール93部、ジフェニルメタンジイソシアネー)62
5gをメチルエチルケトン1.500部中に加え、60
℃で8時間反応後、更に2,500部のメチルエチルケ
トンを加え、常温まで攪拌しながら冷却し、固形分30
%の乳白色のポリウレタン分散液(1)を得た。
2.1.4−ブタンエチレンアジペート(平均分子量約
i、ooo、水酸基価112)1,000部、1,4−
ブタンジオール144部、メチルエチルケトン1,14
4部およびジフェニルメタンジイソシアネート650部
を70℃で8時間反応後、更に3.042部のメチルエ
チルケトンを加えて均一化し、撹拌しながら常温まで冷
却し、固形分30%の乳白色のポリウレタン分散液(2
)を得た。
3.1.6−へキサメチレンアジペート(平均分子量2
.000、水酸基価56)1,000部、1.4−ブタ
ンジオール125部、ジフェニルメタンジインシアネー
ト472部をメチルエチルケトン1,200部中に加え
、70℃で8時間反応後、更に2.526部のメチルエ
チルケトンを加えて均一化し、撹拌しながら常温まで冷
却し、固形分30%の乳白色のポリウレタン分散液(3
)を得た。
4.1.4−ブタンエチレンアジペート(平均分子量約
1,000、水酸基価112)L、000部、イソホロ
ンジイソシアネート408部を100℃で6時間反応後
、メチルエチルケトン1.230部、トル171,23
0部、n−ブタノール1,230部、インホロンジアミ
ン148部を加え、撹拌して十分に均質化し、固形分3
0%のポリウレタン溶液(4)を得た。
5、イタコン酸100部とエチレングリコール95部と
を脱水装置を備えた反応容器に入れ、窒素ガスを吹込み
ながら撹拌を行ない、140℃迄昇温した。その後1時
間毎に30℃ずつ昇温しながら200 ’C迄昇温した
。その温度で脱水重縮合反応を継続し、酸価が1以下に
なったら反応を終了した。得られた両末端に活性水素を
有する不飽和性化合物は酸価0.5、平均分子量220
であった。
つぎにポリテトラメチレングリコールエーテル(平均分
子量約2.000、水酸基価56)100部、上記反応
により得られた両末端に活性水素を有する不飽和性化合
物3部、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネート
16部および4チル工チルケトン100部を反応容器に
とり、窒素気流下75〜85℃で反応させ、粘度上昇に
つれてメチルエチルケトンで稀釈し、最終的に樹脂濃度
30%、粘度12,000cps/20℃のポリウレタ
ン樹脂溶液を得た。
つぎにこのポリウレタン樹脂溶液100部に、n−ブチ
ルメタクリレート5部、ポリエチレングリコールモノア
クリレート(平均分子N 400 )10部、メチルエ
チルケトン25部、第2ブチルアルコール40部、およ
びベンゾイルパーオキサイド0.2部を加え、窒素雰囲
気中80〜85℃で6時間反応を行ない、粘度2,0O
Ocps/25℃、固形分25%の変性ポリウレタン樹
脂溶液(5)を得た。
6、ポリエチレングリコールアジペートグリコール(平
均分子量約1.000、水酸基価112)100部と実
施例5により得られた両末端に活性水素を有する不飽和
性化合物4部、4.4′−ジフェニルメタンジイソシア
ネート30部およびメチルエチルケトン100部を反応
容器にとり、窒素気流下75〜85°Cで反応させ、粘
度上昇につれてメチルエチルケトンで稀釈し、最終的に
樹脂濃度30%、粘度8,000cps/20℃のポリ
ウレタン樹脂溶液を得た。
つぎにこのポリウレタン樹脂溶液100部に、メチルメ
タクリレート5部、グリシジルメ、タフリレート12部
、メチルエチルケトン71部、およびベンゾイルパーオ
キサイド0.2部を加え、窒素雰囲気中80〜85℃で
6時間反応を行ない。
粘度1,500cps/25℃、固形分25%の変性ポ
リウレタン樹脂溶液(6)を得た。
7.イタコン酸100部と1.4−ブタンジオール13
8部とを脱水装置を備えた反応容器に入れ、窒素ガスを
吹込みながら攪拌を行ない、140°C迄昇温した。そ
の後1時間毎に30℃ずつ昇温しながら200℃迄昇温
した。その温度で脱水重縮合反応を継続し、酸価が1以
下になったら反応を終了した。
得られた両末端に活性水素を有する不飽和性化合物は酸
価0.4、平均分子量280であった。
つぎにボ・リテトラメチレングリコールエーテル(平均
分子量約2 、ooo、水酸基価56)100部、上記
反応により得られた両末端に活性水素を有する不飽和性
化合物4部、水添化4゜4′−シフよニルメタンジイソ
シアネート17mおよびメチルエチルケトン100部を
反応容器にとり、窒素雰囲気中80〜85℃で反応を行
ないながら、ジブチルスズジラウレート0.1部を加え
、粘度上昇につれてMEKで稀釈し、最終的に樹脂濃度
30%、粘度2 、000 c p s / 20℃の
ポリウレタン樹脂溶液を得た。
つぎに、このポリウレタン樹脂溶液100部に、エチル
メタクリレート10部、ポリエチレングリコールモノメ
タクリレート(平均分子量300)10部、メチルエチ
ルケトン65部、イソプロピルアルコール15部、およ
びアゾビスイソブチロニトリル0.4部を加え、窒素雰
囲気中80〜85℃で7時間反応を行ない、粘度600
c p s / 25℃、固形分25%の変性ポリウレ
タン樹脂溶液(7)を得た。
実施例8〜13(ポリウレタン乳濁液の製造)実施例1
〜7の生成物、有機溶剤および水をホモミキサーで攪拌
し、下記のポリウレタンW10乳濁液を調製した。
8、ポリウレタン    8 ポリウレタン分散液(1)     100部ポリウレ
タン溶液(5)       10部メチルエチルケト
ン        20部トルエン         
    20部水                 
         80部9、ポリウレタン    9 ポリウレタン分散液(2)     100部ポリウレ
タン溶液(5)       12部ジオキサン   
         10部トルエン         
     10部キシレン             
20部水                     
     60部10、ポリウレタン 、10 ポリウレタン分散液(2)     loo部ポリウレ
タン溶液(6)       77部メチルエチルケト
ン        20部キジロール        
    20部水                 
          75部11、ポリウレタン   
 11 ポリウレタン分散液(3)     100部ポリウレ
タン溶液(6)       5部テトラヒドロフラン
        20部キシレン          
   20部水                  
         80部12、ポリウレタン ゛  
 12 ポリウレタン分散液(3)     lo o部ポリウ
レタン溶液(7)       12部メチルエチルケ
トン       150部メチルイソブチルケトン 
     20部水                
          70部13、ポリウレタン −1
3 ポリウレタン溶液(4)      100部ポリウレ
タン溶液(5)       I 0部炭酸カルシウム
          10部トルエン        
     30部メチルエチルケトン        
20部水                     
     80部上記ポリウレタン乳濁液(8)〜(1
3)の性質は下記第1表の通りである。
:fy、  1  = − 乳濁液    粘度(25℃)   固形分8    
 20.000(cps)    14.1(U9  
      14.000         15.1
310        25,000        
  14.311         23.000  
        13.912           
  120             8.413  
       31.000          1?
、0備  考 安定性・・・1ケ月以上変化なし 実施例14〜20 前記第1表のポリウレタン乳濁液(8)〜(13)を各
種の基材に塗布(あるいは含浸)し、乾燥して各種の本
発明の多孔性シート材料を得た。
2    ゛ 実施例14 L五亘−8fijt  雌型紙 ゛・布  ″ ”    rn’200(塗布)Lii
f! 80℃2分+125℃2分実施例15 乳」L液−8五−M ナイロンタフ ダ、!    1   ゴ  600 (塗布)uu」
 80℃2分+125℃2分 実施例16 乳」L麓−9□綿布 7m″  400 (塗布) rLmi380℃2分+125℃2分 実施例17 乳」1漉−10uT/R起毛布 ’、     −m’   800(塗布)uI」 8
0℃3分+140℃3分 実施例18 乳」1掖−疎水性 五−j 綿 布 −i          ni’   300(塗布)
幻し」 80℃2分+ 12512分 実施例19 乳」1掖−12LJt  不織布 !rr1″  1000 (含浸) uu」 90℃3分+140℃3分 実施例20 乳jL液−13tut  テトロンタフタ’−m’  
 100(塗布) 変巌盪滋 80”c2分+125℃2分3、    シ
ート 及1j lJ   工  旦  婁   疋14   
白色 0.482  73 8170  均一緻密15
   //   0.619 173 5840   
 tt18   /7  0.543 112 832
0    //1?   tt   O,832232
5290tt18   //   0.848  77
 5580    /1”   ”     −−38
10tt20   tt   O,815585580
tt備  考 ■・・・見掛比重(g / c rn” )II・・・
厚さく芦) III ・m W度(g /rn’ −24h)(JI
S ZQ208B)■・・・内部孔構造 以上の通り本発明方法によれば、すぐれた物性の多孔性
シート材料が極めて短時間の乾燥処理で得ることができ
る。
特許出願人 大日精化工業株式会社 (他1名)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)疎水性ポリウレタン(a)および親水性の変性ポ
    リウレタン(b)からなる多孔層を基材上に設けた多孔
    性シート材料において;上記疎水性ポリウレタン(a)
    が、疎水性ポリオール、有機ジイソシアネートおよび鎖
    伸長剤を反応させて得られる疎水性ポリウレタンであり
    、上記の親水性の変性ポリウレタン(b)が、疎水性ポ
    リオールと有機ジイソシアネートとを不飽和二重結合を
    有する鎖伸長剤の存在下に反応させ、次いでグリシジル
    基またはポリオキシエチレン鎖を含有する付加重合性モ
    ノマー群から選ばれた少なくとも1種類の親水性モノマ
    ーをグラフト重合させて得られたポリウレタンであり、
    該親水性の変性ポリウレタン(b)が、親水性の付加重
    合性モノマー重合体を10〜50重量%含有することを
    特徴とする多孔性シート材料。
  2. (2)疎水性ポリウレタン(a)、親水性の変性ポリウ
    レタン(b)、有機溶剤(c)および水からなる油中水
    型のポリウレタン乳濁液(d)を基材に含浸および/ま
    たは塗布し、乾燥することからなる多孔性シート材料の
    製造方法において;上記疎水性ポリウレタン(a)が、
    疎水性ポリオール、有機ジイソシアネートおよび鎖伸長
    剤を、水との相互溶解度に限界がある有機溶剤(c)中
    で反応させて得られる疎水性ポリウレタン分散液または
    溶液(e)であり、上記の親水性の変性ポリウレタン(
    b)が、疎水性ポリオールと有機ジイソシアネートとを
    不飽和二重結合を有する鎖伸長剤の存在下に反応させ、
    次いでグリシジル基またはポリオキシエチレン鎖を含有
    する付加重合性モノマー群から選ばれた少なくとも1種
    類の親水性モノマーをグラフト重合させることからなり
    、該親水性の変性ポリウレタン(b)が、親水性の付加
    重合性モノマー重合体を10〜50重量%含有すること
    を特徴とする多孔性シート材料の製造方法。
  3. (3)不飽和二重結合を有する鎖伸長剤が、不飽和二塩
    基酸と活性水素を有する二官能性化合物とを脱水縮合さ
    せて得られる平均分子量が約140〜1,000の両末
    端に活性水素を有する不飽和化合物からなる特許請求の
    範囲第(2)項に記載の製造方法。
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