JPS6170217A - 接合部すべり止め具 - Google Patents

接合部すべり止め具

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JPS6170217A
JPS6170217A JP19314784A JP19314784A JPS6170217A JP S6170217 A JPS6170217 A JP S6170217A JP 19314784 A JP19314784 A JP 19314784A JP 19314784 A JP19314784 A JP 19314784A JP S6170217 A JPS6170217 A JP S6170217A
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貞夫 宮崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の対称〕 本発明は接合部すべり止め具に関するものである。さら
に具体的には本発明は太目のルーズ孔にボルト等を挿通
して締結するに際し、ルーズ孔内の隙間に2個の月・形
偏心体を嵌挿し、接合部のすべりを阻止するようにした
接合部すべり止め具に関するものである。
〔発明の背景〕
ボルト等で異なる接合部材を締結する接合部では、各接
合部材に穿設されたボルト孔に心違いが生じ接合部の障
害となる。この心違いはボルト孔穿設時の位置誤差1M
L立誤差により生じる不可避の誤差であって、特に製缶
構造物等に過大な誤差が生じる。かかる心違い誤差に対
処するため、製缶、建築、土木等の施設に用いる接合部
では、心違いが生じてもボルト接合が行なえるように、
一対のうちの一方の接合部材にはボルト径より太目の孔
を穿設し、心違いを太目の孔でカバーするという方法が
用いられる。しかしながら太目の孔を用いた接合部は、
ボルト径方向負荷により接合面にすべりが生じ構造物が
変形する等の難点を有している、そして前記のような太
目の孔を用いながら接合部のすべりを阻止する手段とし
ては溶接座金を用いる方法がよく知られている。この方
法は。
太目の孔に通したボルトに厚目の座金を嵌め、太目の孔
を塞ぐように溶接固定するもので、接合面のすべりは阻
止できるものの多大の労力を必要とする。さらにこの溶
接部は接合部材と同等の強度。
品質管理を必要とし、溶接工の伎仙、溶接検査。
後処理、塗装等、一連の作業はじつに多大の出費を必要
とする。さらにまた前記溶接座金を用いた方法は、溶接
のみならず諸検査、塗装等の作業性を考慮した位置に設
けねばならず、従って接合部位置決定の自由度が拘束さ
れるという難点がある。
以上の点を勘案し、出願人は先に「芯ずれ調整用座金」
を発明し、これを出願(特公昭57−38810号)し
た、以下単に調整座金という、前記調整座金は1等量の
偏心量を有する大小2個の偏心軸を相対回転可能に嵌合
わせたもので、外側偏心軸を一方の接合部材に穿設され
た太目の孔に回転可能に嵌合わせ、2個の偏心輪を独立
に回動し、内側偏心軸のボルト孔を前記太目の孔とは心
違いの位置にあるボルト心に一致させ、これによって前
記太目の孔とボルトに心違いがあるにもかかわらず、前
記太目の孔内には隙間を作らず、以って径方向負荷によ
る接合部のすべりを阻止し得るようにしたものである。
しかしながら前記調整座金は実用面からみた場合、以下
に述べるようなきわめて使用しにくい難点を有している
まず第1には、前記調整座金で心違いを補正するに際し
、2個の偏心軸の回転角を探し当てるのがきわめて難し
いことがあげられる。いうまでもなく前記調整座金は、
心違いに見合った外側偏心軸の回転角を見つけ、それに
対応した内側偏心軸の回転角を探し当てねばならず、い
ずれの回転角が違っても補正し得ないものである。この
ように限られたふたつの回転角の組合わせを探すには、
前記調整座金がうまく接合部に納まるまで、目測と勘を
頼りに、2個の偏心軸をあちこちに回動しつづけるしか
方法がなく、この操作は予想外に多くの時間を必要とす
る。しかもこの操作は2個の偏心軸を同時に回しながら
行なう必要があり、当然のことながら左右両方の手を必
要とする。しかしながら高所での接合作業等では、孔に
通したボルトを保持せねばならぬため、作業員は右手だ
けしか空いておらず、2個の偏心軸を相対回動すること
はこの上なく困難である。つまり前記調整座金は、ボル
トが固定された基礎ボルト等との接合は時間をかければ
行なえるものの、2個の接合部材を、さらに別体のボル
トを通して締結するという接合部では到底ひとりの作業
員では使用できないのである。
つぎに、前記調整座金の第2の難点は、ボルトが接合部
材の太目の孔内に突出していても、心違いの如可によっ
ては補正できるとは限らないという点にある。つまり、
前記調整座金が使用し得るのは前記太目の孔とボルトの
心違いが両偏心軸の和2H以下のときに限られ、2Hを
超えてボルトが太目の孔縁に寄っている場合は如可なる
回転角の組合わせによっても使用し得ないものである。
このため、前記調整座金の使用に際しては計測等の手段
によって、事前に、接合部ごとの心違いを確認する等の
わずられしい作業が必要となる。
〔発明の目的〕
本発明は上述の点にかんがみてなされたものであり、前
記特公昭57−38810号に係る「芯ずれ調整用座金
」を改良し、2個の月形偏心体の回転角を簡単に決める
ことができ、しかも接合部材に穿設された太目の孔に締
結ボルトが挿通可能な場合は、例外なく使用し得るよう
にした実用的な接合部すべり止め具を提供することを目
的とする。
〔発明の概要〕
本発明は、大なる円に沿って形成された外周の中心と、
中なる円に沿って形成された内周の中心が、前記大なる
円と中なる円の半径の差だけ偏心した月形外方偏心体と
、前記中なる円に沿って形成された外周の中心と、小な
る円に沿って形成された内周の中心が、前記中なる円と
小なる円の半径の差だけ偏心した月形内方偏心体を嵌合
わせて成り、前記大なる円と中なる円の半径の差と、前
記中なる円と小なる円の半径の差を略等しく形成すると
共に、前記外方偏心体の大なる円に沿った外周は接合部
材に穿設されだ円孔に嵌挿可能に形成し、前記2個の月
形偏心体の奏する相乗作用によって接合部材に穿設され
だ円孔と締結ボルトの心違いを補正し、前記円孔内の径
方向隙間を塞ぎ、これによってボルト接合部のすべりを
阻止するようにした接合部すべり止め具である。
〔発明の実施例〕
以下1本発明の実施例を図面を用いて説明する。
第1図〜第8図は本発明の第1実施例をなす接合部すべ
り止め具を示す図で、第1図は本実施例のうちの外方偏
心体のみの底面図、第2図は第1図のA−A断面図、第
3図は本実施例のうちの内方偏心体のみの底面図、第4
図は第3図のB−B断面図、第5図は使用説明の平面図
(一部破断図)、第6図は本実施例の底面図、第7図は
第6図のC−C断面図、第8図は本実施例を反転して示
した分解組立斜視図、である。
本実施例は月形外方偏心体と月形内方偏心体を組合わせ
て成るものであるが、まず月形外方偏心体のみについて
説明する。
第1図、第2図において、外方偏心体1の外周面2は大
なる円2′に沿って形成され、内周面3は中なる円3′
に沿って形成される。前記大なる円2′の中心2″と、
前記中なる円3″の中心3″は前記大なる円2′と前記
中なる円3′の半径の差だけ偏心している。すなわち前
記大なる円2′と中なる円3′は接点4で接している。
さらに外方偏心体1は図示ののごとくP区間には部材肉
が存在せず、欠損している。前記接点4は前記P区間内
にある。以上のように外方偏心体1は略月形を呈する月
形偏心体として形成される。さらに外方偏心体1の前記
外周面2の直径は接合部材に穿設された円孔直径と略同
じに形成され、従って前記外方偏心体1は前記接合部材
に穿設された円孔に回動可能に嵌挿することかできる。
外方偏心体1の上部には全周にわたって外方に向けて突
設した鍔1aが一体的に設けられている。該鍔1aの内
周円は前記中なる円3′と一致している。
つぎに内方偏心体について説明する。月形内方偏心体5
の外周面6は中なる円6′に沿って形成され、内周面7
は小なる円6′に沿って形成される。前記中なる・円6
′に中心6″と、前記小なる円7′の中心7″は前記中
なる円6′と前記小なる円7′の半径の差だけ偏心して
いる。すなわち前記中なる円6′と小なる円7′の接点
8で接している。
さらに内方偏心体5は図示のととくQ区間には部材肉が
存在せず、欠損している。前記接点8はQ区間内にある
。また前記中なる円6′と小なる円7′の半径の差は、
前記大なる円2′と中なる円3′の半径の差と略等しい
6以上のように内方偏心体5は略月形を呈する月形偏心
体として形成される。
内方偏心体5の上部には全周にわたって外方に向けて突
設した鍔5aが内方偏心体5と一体的に設けられる。鍔
5aの内周円は前記小なる円7′と一致している。前記
小なる円7′の直径は締結ボルト11の直径と略等しく
、従って内方偏心体5の内周面7には締結ボルトを挿通
することができる。また、前記中なる円6′の直径は前
記中なる円3′の直径と略等しく、従って前記内方偏心
体5の外周面6は前記外方偏心体1の内周面3に所定量
だけ嵌合わせ可能である。この所定量嵌挿された状態で
、内方偏心体5の鍔5aの下面が外方偏心体1の鍔1a
の上面に接触し、それ以上下方へ移動するのが禁止され
る。また前記所定量嵌挿した状態では外方偏心体1の下
面と、内方偏心体5の下面は略揃っているように形成さ
れている。
本発明の第1実施例をなす接合部すべり止め具は以上の
ように構成されており、作用説明と併せて回転角の決め
方を述べれば以下の通りである。
接合部材9に穿設された円孔10と、該円孔10内に突
出させたボルト11の中心が、例えば第5図(a)のよ
うに偏心している場合、まず円孔10のなかに外方偏心
体1だけを所定量、つまり鍔1aの下面が接合部材9の
上面に接触するまで嵌挿してその回転角を決める。この
ためには仮想線で示したようにボルト11を避けて外方
偏心体lを嵌挿し、第5図(b)に示すように外方偏心
体1の内周面3がボルト11に接触して回らなくなるま
で時計方向に回転する。この回らなくなった角度J−J
が外方偏心体1の回転角である。つぎに外方偏心体1の
内周面3とボルト11の外周に囲まれた残空間12に内
方偏心体5を前記所定量嵌挿する。残空間12の形は内
方偏心体5の形と一致しておりに−にの回転角で容易に
嵌挿できる。また前記円孔lOとボルト11の心が一致
している場合は、各偏心体の前記接点4.8が円孔10
の直径線反対側にあるように嵌挿すればよく、さらにボ
ルト11が円孔10の縁の接している場合は、この接点
に前記各偏心体の接点4,8を一致させるように嵌合わ
せればよい0以上のようにボルト11が接合部材9の穿
設されだ円孔10内に突出していさえすれば、どのよう
な心違いがあっても、前記要領で偏心体を1個づつ簡単
に嵌挿することができる。2個の偏心体を嵌挿した後は
通常の締結時と同様にナツト13が締付けられる。この
状態で外方偏心体lおよび内方偏心体5の下面は接合部
材9の下面(接合面、据付面)と略揃っている。i付け
により前記鍔1a+5aが固定され、これによって外方
偏心体lと内方偏心体5が円孔10のなかで固定される
。以上のように2個の偏心体で心違いを補正し、締結さ
れた接合部は、接合部材の円孔10の内周と締結ボルト
11の間に径方向隙間がなく、従って径方向負荷による
接合部のすべりを阻止することができる。また前記径方
向負荷に対しては、接合部材9の下面(接合面)で裁断
したボルト断面のせん断路力だけで対抗するという理想
的な締結部となる。
つぎに、第9図は前記第1実施例の変形例を示す図で、
第9図は前記第7図と同様に締結状態を断面図で示した
ものである1本変形例が前記第1実施例と異なるところ
は、外方偏心体1の高さが接合部材9の厚さより少なく
、外方偏心体lが接合部材の円孔10に所定量嵌挿され
た状態で、外方偏心体l、内方偏心体5の下面が接合部
材9の下面(接合面)まで達していないということだけ
である。本変形例のごとく構成しても前記第1実施例と
同様の作用効果を奏することは明らかである。そして本
変形例のものは、前記第1実施例の利点の他に、締結ボ
ルトの径、接合部材の円孔径が同じであれば、外方偏心
体1の高さより厚し接合部材には全て適用できるという
実用上の利点をもつ。
つぎに第10図、第11図は本発明の第2実施例をなす
接合部すべり止め具を示す図で、第10図は締結状態を
示す断面図、第11図は分解組立斜視図である1本実施
例が前記第1実施例と異なるところは外方偏心体1およ
び内方偏心体5が共に鍔を有していないことだけである
。外方偏心体1および内方偏心体5の高さは接合部材9
の厚さと略同じに形成される。なお必須要件ではないが
、本実施例は在来の座金14等を併用するのが好適であ
る。本発明の第2実施例をなす接合部すヘリ止め具は以
上のように構成されており、締結後においては両偏心体
が円孔内に隠蔽され、しかも必要に応じて在来座金が併
用できるため、意匠的美感を要求される接合部には1例
えば飾り座金等を自由に選択使用できるという利点があ
る。
つぎに第12図は本発明の第3実施例をなす接合部すべ
り止め具を示す図で、II結状態を示す断面図である1
本実施例は、内方偏心体5の上部には前記第1実施例と
同様に全周にわたって鍔5aが設けられているが、外方
偏心体1には鍔が設けられていない。前記鍔5aの外周
は、本実施例では特に円形に形成され、鍔5aの外周円
の中心は内方偏心体5の内周面中心(締結ボルト心)と
一致している。その他は全て前記第1実施例と同じであ
る。
本発明の第3実施例をなす接合部すべり止め具は以上の
ように構成されており、前記各実施例と同様、接合部の
すべりを阻止するという利点に加えて以下のような副次
的利点を有する。すなわち本実施例は鍔が1個であり、
この1個の鍔5aの中心が、2個の偏心体の回転角の如
何を問わず、常にボルト心と一致し、締結部に在来の九
座金を用いたのと同様シ;自然な美感を有する。
つぎに第13図は本発明の第4実施例をなす接合部すべ
り止め具を示す図で、前記同様締結状態を示す断面図で
ある0本実施例は、外方偏心体1の上部には前記第1実
施例と同様に全周にわたって外方に向けて突設した鍔1
aが設けられているが、内方偏心体5には鍔が設けられ
ていないにのように構成しても前記各実施例と同様の作
用効果を奏する。
つぎに、これまで述べてきた実施例では外方偏心体1の
外周面2および内周面3は、前記欠損部P区間を除いて
、全周が連続して形成されているものとして説明した。
同様に、内方偏心体5の外周面6および内周面7もまた
。前記欠損部Q区間を除いて全周が連続して形成されて
いるものとして説明した。しかしながら外方偏心体1の
外周面2は1例えば第14図(a)に示すように、歯車
(外歯歯車)の歯先部のように周方向に不連続に形成さ
れていても、この不連続な外周面2が前記大なる円2′
に沿って形成されているかぎり、外方偏心体1を接合部
材の円孔1oに嵌挿することができ、しかも嵌挿状態で
は接合部材9に対する外方偏心体1の径方向移動を禁じ
ることができるため同様の作用効果を奏する。つぎに外
方偏心体1の内周面3が周方向に不連続に形成されてい
ても。
内方偏心体5の外周面6が周方向に連続して形成されて
いさえすれば同様の作用効果を奏する。すなわち、外方
偏心体1の内周面3が第14図(a)に示すごとく1例
えば前記中なる円3′に沿って歯先部が形成された内歯
歯車のように周方向に不連続に形成されていても、内方
偏心体5の外周面6が、前記中なる円6′に沿って周方
向に連続して形成されていさえすれば、外方偏心体1と
内方偏心体5を嵌合わせことができ、しかも嵌合わせた
状態で両偏心体の相対的径方向移動を禁じることができ
るため同様の作用効果を奏する。さらに第14図(b)
に示すように、内方偏心体5の外周面6が前記円6′に
沿って周方向に不連続的に形成されていても、外方偏心
体lの内周面3が前記円3′に沿って連続して形成され
ていさえすれば、前記各実施例と同様の作用効果を奏す
ることは明らかである。また第14図(C)に示すよう
に、外方偏心体1の内周面3と内方偏心体5の外周面6
をそれぞれ前記円5′、6′に沿って周方向に不連続に
形成しても、これらの不連続態様を適切にすれば前記各
実施例と同様の作用効果を奏させることができる。すな
わち、互いに摺接する一対の内周面3.外周面6が共に
不連続(この不連続は内周面、外周面の一部つまり周実
在部と、周が欠如した部分つまり周欠如部が交互に並ぶ
ことによって形成されている)に形成されていても、前
記同様、接合部材の円孔10に嵌挿した外方偏心体1の
内周面3に、外方偏心体5の外周面6を嵌挿して回動し
た場合、一方の周面の前記周実在部が、他方の周面の前
記周欠如部に嵌り込み、或いは引っかかって、前記相対
回動を妨げることがないようにしておけば前記各実施例
と同様の作用効果を奏させることができる。
なお、これまで述べてきた外方偏心体1の内周面3およ
び内方偏心体5の外周面6の形態は、これら内周面を嵌
合わせたまま、外方偏心体1と内方偏心体5を相対的に
滑動回転し得るものであって、最も好適な例である。し
かしながら本発明に係る接合部すべり止め具による心違
い補正は、まず1個の偏心体を接合部材の円孔内で回転
して回転角を決め、残る1個の偏心体は残った空間に嵌
合すだけで行なうことができ、2個の偏心体を嵌合わせ
たまま相対回転する必要がない。こうした理由から外方
偏心体1の内周面3および内方偏心体5の外周面6は、
例えば第14図(d)に示すように形成されていても同
様の作用効果を奏するものである。第14図(d)につ
いて説明すれば、外方偏心体1の内周3および内方偏心
体5の外周6は図示のように鋸刃状に形成され、外方偏
心体1の内周を形成する鋸刃状部分と、内方偏心体5の
外周を形成する鋸刃状部分は相互に噛合ったように両端
偏心体が嵌挿されている。前記鋸刃状部分のピッチは小
さく全周にわたって鋸刃状の形状は同じである。従って
内方偏心体5を外方偏心体1から抜き出し、前記鋸刃ピ
ッチの整数倍だけ相対的に周をずらして再び嵌挿するこ
とができる。外方偏心体1の内周3および内方偏心体5
の外周は以上のように形成しても前記各実施例と実質的
に同様の作用効果を奏することは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように1本発明に係る接合部すべり止め具
は、接合部材に穿設された孔と締結ボルトの間に生じた
隙間に2個の略月形偏心体を嵌挿するようにしたので、
径方向負荷に対してもすべらない接合部が得られると共
に、2個の月形偏心体の回転角は1個づつ片方の手で簡
単に決めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の第1実施例を示す図で、第1
図は外方偏心体のみの底面図、第2図1±第1図のA−
A断面図、第3図は内方偏心体のみの底面図、第4図は
第3図のB−B断面図、第5図(a)、(b)は使用説
明の平面図(一部破断図)、第6図は本実施例の底面図
、第7図は第6図のC−C断面図、第8図は本実施例を
反転して示した分解組立斜視図、である。 第9図は本発明の第1実施例の変形例を示す図で、締結
状態を示す断面図、 第10図、第11図は本発明の第2実施例を示す図で、
第10図は締結状態を示す断面図、ml1図は分解組立
斜視図、 第12図は本発明の第3実施例を示す図で、締結状態を
示す断面図。 第13図は本発明の第4実施例を示す図で、締結状態を
示す断面図、 第14図(a)は外方偏心体の外周面および内周面を周
方向に不連続に形成した変形例を示す部分平面図。 第14図(b)は内方偏心体の外周面を周方向に不連続
に形成した変形例を示す部分平面図、第14図(c)は
外方偏心体の内周面および内方偏心体の外周面を共に周
方向に不連続に形成した変形例を示す部分平面図。 第14図(d)は外方偏心体の内周面と内方偏心体の外
周面の変形例を示す部分平面図、である。 ■・・・外方偏心体、2・・・外方偏心体の外周面、2
′・・・外方偏心体の外周面2が沿っている大なる円、
2″・・・大なる円2′の中心、3・・・外方偏心体の
内周面、3′・・・外方偏心体の内周面3が沿っている
中なる円、3″・・・中なる円3′中心、4・・・大な
る円2′と中なる円3′の接点、5・・・内方偏心体、
6・・・内方偏心体の外周面、6′・・・内方偏心体の
外周面6が沿っている中なる円、6パ・・・中なる円6
′の中心、7・・・内方偏心体の内周面。 7′・・・内方偏心体の内周面7が沿っている小なる円
、7″・・・小なる円7′の中心、8・・・中なる円6
″と小なる円7′の接点、9・・・接合部材、10・・
・接合部材に穿設された孔、11・・・締結ボルト、1
2・・・残空間、13・・・ナツト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 大なる外周と中なる内周を有し、前記大なる外周と中な
    る内周の中心が、前記大なる外周の半径と中なる内周の
    半径の差だけ偏心した外方偏心体と、 中なる外周と小なる内周を有し、前記中なる外周と小な
    る内周の中心が、前記中なる外周の半径と小なる内周の
    半径の差だけ偏心した内方偏心体と、 からなり、前記大なる外周の半径と中なる内周の半径の
    差と、前記中なる外周の半径と小なる内周の半径の差を
    略等しくすると共に、前記外方偏心体と内方偏心体は相
    互に軸方向に嵌合わせ可能に構成されたことを特徴とす
    る接合部すべり止め具。
JP19314784A 1984-09-13 1984-09-13 接合部すべり止め具 Granted JPS6170217A (ja)

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JPH0542567B2 JPH0542567B2 (ja) 1993-06-29

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024631A (ja) * 2007-07-20 2009-02-05 Hitachi Ltd ガスタービン設備
JP2015055121A (ja) * 2013-09-13 2015-03-23 宮地エンジニアリング株式会社 スプライスプレートの仮固定方法、仮固定用ボルト、及び仮固定用ガイド部材

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