JP2009024631A - ガスタービン設備 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、フランジと筒体との熱容量を近似させて熱変形による亀裂の発生を防止しえる経済的な排気ディフューザを有するガスタービン設備を提供することにある。
【解決手段】本発明は、筒体(14N,15N,16N,14S,15S,16S)が排ガス流出方向に複数に分割され、筒体の分割部にフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnを形成し、このフランジにボルト19を貫通してナット20により締結して構成した排気ディフューザ5において、フランジの肉厚を筒体と同じ薄肉に形成すると共に、隣接する筒体のフランジの締結部にフランジの肉厚よりも厚い座金18,20,21を面接触させてボルトとナットで締結するように構成したのである。
【選択図】図3
【解決手段】本発明は、筒体(14N,15N,16N,14S,15S,16S)が排ガス流出方向に複数に分割され、筒体の分割部にフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnを形成し、このフランジにボルト19を貫通してナット20により締結して構成した排気ディフューザ5において、フランジの肉厚を筒体と同じ薄肉に形成すると共に、隣接する筒体のフランジの締結部にフランジの肉厚よりも厚い座金18,20,21を面接触させてボルトとナットで締結するように構成したのである。
【選択図】図3
Description
本発明はガスタービン設備に係り、特に、ガスタービンから排出される排ガスを煙道に導く排気ディフューザを排ガス流出方向に3分割したガスタービン設備に関する。
通常、ガスタービン設備は、ガスタービンから排出される排ガスを煙道に導くために、排気ディフューザをガスタービンの排ガス出口側に備えており、製作上や分解組立の都合上、排気ディフューザの筒体を排ガス流出方向に3分割し、その分割部をフランジ結合している。
尚、関連する技術として、特許文献1に開示されたような技術が存在する。
一般的に、上記背景技術における3分割構成の排気ディフューザは、ボルトとナットによる締結力を確保するために、フランジの肉厚を筒体よりも圧肉としている。しかしながら、フランジの肉厚を筒体よりも厚肉とすることで、筒体とフランジの熱容量が異なり、その結果、内部を流通する高温の排ガスにより、筒体とフランジの熱伸びが異なり、フランジと筒体の境界近傍で熱変形が生じ、強いては筒体に亀裂が生じて排ガスを排気ディフューザ外に漏洩させることになる。
一方、排気ディフューザの筒体とフランジの熱容量を同等にするために、フランジの肉厚を筒体に合わせて薄肉にすることが考えられる。しかしながら、筒体と同じ厚さにした場合、フランジ結合部において、締結力が確保できずにフランジが熱伸びにより波打ち変形を生じ易くなり、排ガスの漏洩を引き起こすことになる。
他方、筒体の肉厚をフランジの合わせて厚肉とすることも考慮されるが、全体の材料費を考慮すると不経済となり好ましいものではない。
本発明の目的は、フランジと筒体との熱容量を近似させて熱変形による亀裂の発生を防止しえる経済的な排気ディフューザを有するガスタービン設備を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、排気ディフューザの筒体が排ガス流出方向に3分割され、筒体の分割部にフランジを形成し、このフランジにボルトを貫通してナットにより締結して構成した排気ディフューザにおいて、フランジの肉厚を筒体と同じ薄肉に形成すると共に、隣接するフランジの締結部にフランジの肉厚よりも厚い座金を面接触させてボルトとナットで締結するように構成したのである。
このように構成することで、筒体とフランジとの熱容量を近似させることができ、その結果、熱伸び差による熱変形を抑制して亀裂の発生を防止することができる。また、フランジに厚肉の座金を面接触させて締結することで、熱伸びによるフランジの変形を抑制でき排ガスの漏洩を防止することができる。さらに、フランジを薄肉にできることから材料費が経済的となる。
したがって、本発明によれば、フランジと筒体との熱容量を近似させて熱変形による亀裂の発生を防止しえる経済的な排気ディフューザを有するガスタービン設備を得ることができる。
以下本発明によるガスタービン設備の一実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
ガスタービン設備1は、大きくは、空気を圧縮して吐出する空気圧縮機2と、この空気圧縮機2から吐出された圧縮空気と燃料供給手段(図示せず)によって供給される燃料とを混合して燃焼させる燃焼器3と、この燃焼器3で燃焼された燃焼ガスによって駆動されるガスタービン4と、このガスタービン4に接続され排出される排ガスを煙道に導く筒体からなる排気ディフューザ5とを備えている。
空気圧縮機2とガスタービン4とは、共通の回転軸6を有している。空気圧縮機2は、前記回転軸6に軸方向に多段に固定された動翼7と、動翼7間に位置する静翼8を有している。静翼8は、圧縮機ケーシング9に支持されている。ガスタービン4は、前記回転軸6に軸方向に多段に固定された動翼10と、動翼10間に位置する静翼11を有している。静翼11は、タービンケーシング12に支持されている。
一方、燃焼器3は、タービンケーシング12を空気圧縮機2側に延在したケーシング12E内に前記回転軸6を中心に環状に複数設置されており、各燃焼器3の燃焼ガス排出側には夫々トランジションピース13が接続され、トランジションピース13の燃焼ガス出口部がガスタービン4の静翼11の初段側に開口している。
また、タービンケーシング12の排ガス排出側には、排ガスを煙道に導く排気ディフューザ5が連結されている。この排気ディフューザ5は、排ガス流出方向に上流側ディフューザ14,中間ディフューザ15,下流側ディフューザ16に3分割されており、各ディフューザ14〜16を構成する筒体は、夫々同芯状に内筒14N,15N,16Nと外筒14S,15S,16Sを有している。
そして、これらはガスタービンコンパートメント17によって覆われている。
上記構成において、空気圧縮機2によって圧縮された圧縮空気aは、ケーシング12E内において一部は燃焼器3内に供給され、燃料供給手段によって供給される燃料と混合されて燃焼される。燃焼器3で燃焼された高温高圧の燃焼ガスHは、トランジションピース13を経由して静翼11で整流され動翼10に噴射されて回転軸6を駆動する。回転軸6には、図示は省略するが発電機が連結されており、発電機を回転させて発電する。
上記構成は従来のガスタービン設備と同じであるが、本実施の形態では、排気ディフューザ5の中間ディフューザ15と下流側ディフューザ16の隣接する内筒15N,16N間及び隣接する外筒15S,16S間の接続構造を図2〜図4に示すように構成したのである。
即ち、中間ディフューザ15と下流側ディフューザ16の隣接する外筒15S,16S間の接続構造を一例に説明すると、外筒15S,16Sの肉厚tは、高温高圧の燃焼ガスHに耐え得る必要最小限の薄さに形成されており、各外筒15S,16Sの接続部に形成したフランジ15Fs,16Fsも外筒15S,16Sの肉厚tと同じ肉厚tに形成されている。
そして、フランジ15Fs,16Fsの肉厚減少に伴う強度の低下を補うために、フランジ15Fs,16Fsのボルト貫通穴15H,16Hの周りに、厚さTcを有する角型形状の座金18を面接触させた状態で、これら座金18のボルト穴18H及びフランジ15Fs,16Fsのボルト貫通穴15H,16Hにボルト19を貫通させ、貫通端にナット20をねじ込んで締結するように構成したのである。
ところで、本来のフランジ15Fs,16Fsの肉厚は、締結力を確保するために,通常、外筒15S,16Sの肉厚tの3倍以上に設定している。そこで、外筒15S,16Sの肉厚tが8mmある場合には、座金18の厚さTcを16mmとすることで、ボルト貫通穴15H,16Hの周りには合計24mm厚さの見かけのフランジが形成されることになり、隣接する見かけのフランジの合計厚さTfは48mmとなる。
尚、座金18は、フランジ15Fs,16Fsの面に対して面接触させているので、締結時に座金18の一部に応力が集中することがなく、座金18の面全体でフランジ15Fs,16Fsを挟圧することができ、その結果、フランジ15Fs,16Fsに応力集中による熱サイクル疲労損傷が発生することを防止できる。したがって、座金18のフランジ15Fs,16Fsと対向する面に、応力を集中させるような突起物を形成するものは、本発明の対象外である。
このように、構成することで、外筒15S,16Sとそのフランジ15Fs,16Fsの肉厚tが等しくなることから、熱容量の偏りがなくなり、これにより高温の排ガスによる熱伸び差がなくなって熱応力の発生を抑制することができる。その結果、熱応力による亀裂の発生を防止することができる。また、熱容量の均一化により、排ガス温度に起因するボルト19の外径Cbとボルト貫通穴15H,16Hの径Cfとの隙間が狭くなる熱変形も低減できるので、ボルト貫通穴15H,16Hの径Cfが変形してボルト19に接触することで発生していたボルト19の折損をも防止することができる。
さらに、フランジ15Fs,16Fs自体の肉厚が薄くなっても、見かけの厚さt+Tcは確保できるので、ボルト19及びナット20による締結力を確保でき、フランジ15Fs,16Fsが変形するのを防止することができる。
このようなフランジ15Fs,16Fs及び座金18を、内筒15N,16N側においても内筒15N,16Nと同じ肉厚のフランジ15Fn,16Fnを形成して座金18を適用することで、同じ効果を奏することができる。
ところで、前記座金18は、角型形状をしており、その角部が外筒15S,16Sや内筒15N,16Nに接するようにしておけば、ナット20のねじ込み時に座金18が回転することはなく、座金18の貫通穴をフランジ15Fs,16Fsのボルト貫通穴15H,16Hとほぼ一致させることができ、座金18がボルト19に片当りすることを防止し、ボルトの折損の機会を減じることができる。しかし望ましくは、座金18がボルト貫通穴15H,16Hとずれないように、溶接により固定することが望ましい。尚、座金18の角部の外筒15S,16Sや内筒15N,16Nへの接触を嫌う場合には、座金18を溶接によりフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnに固定することで、角部が外筒15S,16Sや内筒15N,16Nに接することがなくなるので、外筒15S,16Sや内筒15N,16Nに発生する熱応力が座金18を介してボルト19に伝達されて折損するような虞はなくなる。
図5〜図7は、本発明による第2の実施の形態を示すもので、図1〜図4と同一符号は同一構成部品を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
本実施の形態において、第1の実施の形態と異なる構成は、座金の構成である。即ち、本実施の形態における座金22は、外筒15S,16Sや内筒15N,16Nのフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnの外周に係合する係合部21Fを形成し、座金22のボルト穴21Hをフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnのボルト貫通穴15H,16Hからずれないようにしたものである。座金22の厚さTcは、当然ながら、第1に実施の形態と同じ厚さを有する。
このような座金22を用いることにより、ボルト19及びナット20の締め付け時に、座金22の回転が阻止されるので、溶接でフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnに固定する必要はなく、また、座金22のボルト穴がフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnのボルト貫通穴15H,16Hからずれることが防止できる。その結果、ボルト穴とボルト貫通穴15H,16Hのずれによってボルト19にフランジ15Fs,16Fs,15Fn,16Fnや座金22が接触する機会を少なくでき、熱応力を受けてもボルト19を折損するような力を防止できる。
そのほか、熱容量の偏りがなくなることにより高温の排ガスによる熱伸び差がなくなって熱応力の発生を抑制することができ、熱応力による外筒15S,16Sや内筒15N,16Nに発生する亀裂を防止することができること、また、熱容量の均一化により、排ガス温度に起因するボルト19の外径Cbとボルト貫通穴15H,16Hの径Cfとの隙間が狭くなる熱変形も低減できるので、ボルト貫通穴15H,16Hの径Cfが変形してボルト19に接触することで発生していたボルト19の折損をも防止することができること、フランジ15Fs,16Fs自体の肉厚が薄くなっても、見かけの厚さt+Tcは確保できるので、ボルト19及びナット20による締結力を確保でき、フランジ15Fs,16Fsが変形するのを防止することができることは、前記実施の形態と同じである。
図8〜図10は、本発明による第3の実施の形態を示すもので、図1〜図4と同一符号は同一構成部品を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
本実施の形態においても、第1の実施の形態と異なる構造は、座金の構造である。即ち、本実施の形態における座金22は、第1の実施の形態と同じ厚さTcを有する円筒形状に形成されている。
このような座金22を用いることにより、第1の実施の形態と同じように、熱容量の偏りがなくなることで、熱応力による外筒15S,16Sや内筒15N,16Nに発生する亀裂を防止することができ、ボルト穴22Hやボルト貫通穴15H,16H内のボルト19の折損を防止でき、フランジ15Fs,16Fs自体の肉厚が薄くなってもボルト19及びナット20による締結力を確保できる。
ただ、本実施の形態においては、ボルト19及びナット20の締結時に円筒形状の座金22が前記各実施の形態の座金に較べて回転し易くなるが、逆に、座金22の回転によっても外筒15S,16Sや内筒15N,16Nとの干渉がなくなるので、外筒15S,16Sや内筒15N,16Nを保護する意味では有利である。しかしながら、ボルト19及びナット20の締結時における座金22の回転を嫌う場合には、円筒形状の座金22を外筒15S,16Sや内筒15N,16Nを溶接することを妨げるものではない。
図11〜図13は、本発明による第4の実施の形態を示すもので、図1〜図4と同一符号は同一構成部品を示すので、再度の詳細な説明は省略する。
本実施の形態においては、図1〜図4に示す第1の実施の形態における座金18を適用し、さらに、フランジ15Fs,16Fsのボルト貫通穴15H,16H及び座金18のボルト穴18Hに跨って、ボルト保護スリーブ23を装着したのである。このボルト保護スリーブ23は、望ましくは、ボルト貫通穴15H,16Hの内径Cfとボルト19の外径Cbとの隙間に等しい肉厚に形成されている。
上記構成とすることで、第1の実施の形態の座金15やフランジ15Fs,16Fsの肉厚にすることで得られる効果のほか、次のような効果を奏することができる。即ち、排ガス温度に起因してフランジ15Fs,16Fsが熱変形してボルト19を押圧しようとしても、ボルト19の外径Cb側にはボルト保護スリーブ23が存在するので、その押圧力はボルト保護スリーブ23で抑制され、したがって、ボルト19には折損させるような力が作用することがなくなる。そして、ボルト保護スリーブ23の材質として、銅やアルミニウムなどの軟質材とすることで、フランジ15Fs,16Fsの熱変形による応力をボルト保護スリーブ23の変形で吸収することができ、その結果、ボルト19の保護は勿論のこと、熱変形を強固に防止することでフランジ15Fs,16Fsが被る損壊を防止することができる。
ところで本実施の形態は、第1の実施の形態に適用したものであるが、第2及び第3の実施の形態にも適用できることは云うまでもない。
さらに、各実施の形態において、中間ディフューザ15と下流側ディフューザ16との締結部についてのみ説明した。一方、上流側ディフューザ14と中間ディフューザ15との締結部は、その外周部が詳細な図示は省略するがタービンケーシング12への連結用構造物で挟み込まれているので変形は生じ難く、したがって本発明を適用するまでもない。また、下流側ディフューザ16の下流側は、図示は省略するが下流側に熱伸びを吸収する熱伸び吸収手段を介して煙道に接続される構造になっているので、これもまた本発明を適用するまでもない。したがって、以上のような連結用構造物や熱伸び吸収手段を有しない場合には、上流側ディフューザ14と中間ディフューザ15と下流側ディフューザ16のいずれのフランジ結合部においても本発明は適用できる。
1…ガスタービン設備、2…空気圧縮機、3…燃焼器、4…ガスタービン、5…排気ディフューザ、6…回転軸、7,10…動翼、8,11…静翼、9…圧縮機ケーシング、12…タービンケーシング、13…トランジションピース、14…上流側ディフューザ、15…中間ディフューザ、16…下流側ディフューザ、14N,15N,16N…内筒、14S,15S,16S…外筒、15Fs,16Fs,15Fn,16Fn…フランジ、15H,16H…ボルト貫通穴、17…ガスタービンコンパートメント、19…ボルト、20…ナット、18,21,22…座金、21F…係合部、23…ボルト保護スリーブ。
Claims (8)
- 空気を圧縮して吐出する空気圧縮機と、この空気圧縮機から吐出された圧縮空気と燃料供給手段によって供給される燃料とを混合して燃焼させる燃焼器と、この燃焼器で燃焼された燃焼ガスによって駆動されるガスタービンと、このガスタービンに接続され排出される排ガスを煙道に導く筒体からなる排気ディフューザとを備え、この排気ディフューザの筒体が排ガス流出方向に複数に分割され、筒体の分割部にフランジを形成してボルトを貫通してナットにより締結しているガスタービン設備において、前記フランジの肉厚を筒体と同じ薄肉に形成すると共に、隣接する筒体のフランジの締結部にフランジの肉厚よりも厚い座金を面接触させてボルトとナットで締結するように構成したことを特徴とするガスタービン設備。
- 空気を圧縮して吐出する空気圧縮機と、この空気圧縮機から吐出された圧縮空気と燃料供給手段によって供給される燃料とを混合して燃焼させる燃焼器と、この燃焼器で燃焼された燃焼ガスによって駆動されるガスタービンと、このガスタービンに接続され排出される排ガスを煙道に導く筒体からなる排気ディフューザとを備え、この排気ディフューザが、ガスタービン側にフランジ結合される上流側ディフューザと、この上流側ディフューザとフランジ結合されると共にガスタービンへの連結用構造物により上流側ディフューザとのフランジ結合部が補強された中間ディフューザと、この中間ディフューザにフランジ結合され前記煙道に熱伸び吸収手段を解して接続される下流側ディフューザとに排ガス流出方向に3分割されているガスタービン設備において、前記中間ディフューザと下流側ディフューザのフランジの肉厚を、中間ディフューザと下流側ディフューザを構成する筒体と同じ薄肉に形成し、これらフランジにフランジの肉厚よりも厚い座金を面接触させてボルトとナットで締結するように構成したことを特徴とするガスタービン設備。
- 空気を圧縮して吐出する空気圧縮機と、この空気圧縮機から吐出された圧縮空気と燃料供給手段によって供給される燃料とを混合して燃焼させる燃焼器と、この燃焼器で燃焼された燃焼ガスによって駆動されるガスタービンと、このガスタービンに接続され排出される排ガスを煙道に導く筒体からなる排気ディフューザとを備え、前記排気ディフューザの筒体が排ガス流出方向に複数に分割され、筒体の分割部にボルト貫通穴を形成したフランジを形成し、フランジをボルトとナットにより締結しているガスタービン設備において、前記フランジの肉厚を筒体と同じ薄肉に形成すると共に、隣接する筒体のフランジの締結部にフランジの肉厚よりも厚い座金を面接触させてボルトとナットで締結するように構成し、かつ、隣接するフランジのボルト貫通穴に跨ってボルト保護スリーブを装着し、このボルト保護スリーブ内にボルトを貫通させるように構成したことを特徴とするガスタービン設備。
- 前記座金は、フランジに溶接されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のガスタービン設備。
- 前記座金は、角型形状をなし角部が前記等体の外周面に接するように形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のガスタービン設備。
- 前記座金は、前記フランジの外周部に係合する係合部を有していることを特徴とする請求項1,2又は3記載のガスタービン設備。
- 前記座金は、円筒形状に形成されていることを特徴とする請求項1,2又は3記載のガスタービン設備。
- 前記座金は、前記筒体の肉厚の3倍の厚さに形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のガスタービン設備。
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