JPS6170178A - 吐出ポンプ - Google Patents

吐出ポンプ

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JPS6170178A
JPS6170178A JP19219384A JP19219384A JPS6170178A JP S6170178 A JPS6170178 A JP S6170178A JP 19219384 A JP19219384 A JP 19219384A JP 19219384 A JP19219384 A JP 19219384A JP S6170178 A JPS6170178 A JP S6170178A
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JP
Japan
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discharge
plunger
plungers
suction
cam
Prior art date
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Pending
Application number
JP19219384A
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English (en)
Inventor
Kenji Ogawa
健二 小川
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Neuberg Co Ltd
Original Assignee
Neuberg Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業−1−の利用分野] 本発明は、所定の液体を所定量吸入して吐出させる吐出
ポンプに係り、特に中空のポンプブロックとプランジャ
とを用いたものに関する。
[背景技術とその問題点] 従来、吐出ポンプとしては種々のものが知られているが
、これらのうち特にプランジャを用いたタイプにおいて
は、1本のプランジャを用い、このプランジャを収納す
るポンプブロックと相対移動Sせて液体を吸入、吐出さ
せるものであり、その吸入、用出動作時にはポンプブロ
ックの一端に設けられたバルブを切換えて液体の吸入経
路と吐出経路とを異ならせている。
しかし、このような従来のプランジャタイプのポンプに
あっては、バルブの切換動作は回転動作であるため、バ
ルブの相対回転する部分のシールが必ずしも完全に行わ
れず、nト出縦の精度を高く維持することができないと
いう問題点があった。
このため、本発明者は、実願昭59−3695号として
提案しているように、ポンプブロック(シリンダ)の軸
方向に移動するバルブポデーを設けるとともに、ポンプ
ブロックとバルブポデーとの摺接面に円周方向の溝を設
け、バルブポデーとポンプブロックとの軸方向の相対移
動によりバルブポデー内に形成された吸入および吐出用
の別々の連通孔を前記溝を介してポンプブロック内と連
通させるようにしたものもある。この既提案の装置によ
れば、シール性が著しく改善されて定品性が向上するが
、バルブポデー内の溝加工等が複雑で、使用後の洗浄等
が必ずしも容易でないという新たな問題点が生じた。
このため、吐出量精度が良く、かつ、構造が簡単で洗浄
等も容易な吐出ポンプが望まれている。
[本発明の目的] 本発明の目的は、吐出量精度が良く、かつ、バルブ部分
の構造が筒中で使用後の洗浄等も容易なプランジャタイ
プの吐出ポンプを提供するにある。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明は、
液体の非圧縮性と、相対摺動部における液体のシールが
軸方向で行われることがシール性−1−良好であるとい
う点とに着目してなされたもので、中空のポンプブロッ
ク内に第1、第2の−・対のプランジャを挿入するとと
もに、これらのプランジャはポンプブロック内に連通ず
るよう開口された吸入ポートの位置においてまず両プラ
ンジャが離隔する方向に駆動されて両プランジャ間に所
定績の液体を吸入し、ついでこの吸入状態の両プランジ
ャの相対位置関係を維持したまま、両プランジャとポン
プブロックとを相対移動させて両プランジャ間に吸入さ
れた液体部分をポンプブロック内に連通して開目された
吐出ポートに連通ずるよう移動させ、この後今度は両プ
ランジャを近接する方向に移動させて両プランジャ間の
液体を吐出させるようにしたもので、これらの動作を更
に簡略に説明すると、吸入ポートの位置で両プランジャ
を離隔する方向に移動させて吸入動作を行わせ、この吸
入状態のまま両プランジャを平行移動させて吐出ポート
に至らせ、ここで両プランジャを近接する方向に移動さ
せることにより液体を吐出させるようにし、これにより
、吸入、吐出動作とバルブ切換動作とを軸方向の動きの
みで行わせてシール性を向−ヒさせるとともに、複雑な
孔加工等をなくしてバルブ構造を簡単にし、前記目的を
達成しようとするものである。
[実施例1 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明するが、各
実施例の同−若しくは相当構成部分は同一符号を用い説
明を省略若しくは簡略にする。
第1図ないし第3図には、本発明の第1実施例が示され
ている。第1.2図において、中空のポンプブロックl
内には、テフロン(商標)等からなる円筒状のシール2
が、シリンダ内壁との間に複数本のシール変形防止用の
0リング3を介して挿入固定されている。これらのポン
プブロックlとシール2とには、両部材を貫通してポン
プブロックl内に連通開口された吸入ポート4およびn
l出ポート5が軸方向に所定距離離して設けられている
。この際、吸入ポート4は比較的大口径に形成され、液
体吸入時のポート部における抵抗が少なくなるようにさ
れている。
1i1記ポンプブロツクl内、iF確にはシール2内に
は、wSlのプランジャとしての吸入プランジャ6およ
び第2のプランジャとしての吐出プランジャ7が軸方向
摺動可能に挿入されている。吸入プランジャ6は、カッ
プリング8を介して駆動源としての空圧シリンダ9のピ
ストンロッド10の−・端に連結されている。このピス
トンロッド10の他端は、前記シリンダ9のケーシング
11内に摺動自在に挿入されたピストン12に連結ぎれ
ている。また、ケーシング11内にはピストン12と並
列にピストンブロック13が摺動自在に挿入され、この
ピストンブロック13の一端はケーシング11の一方の
端板14を貫通して外部に突出されるとともに、取付板
15および取付軸16を介して前記ポンプブロックlに
固定され、これらのポンプブロック1および取付板15
は固定台】7に固定支持されている。
前記ピストンブロック13の中心部を貫通して前記ピス
トンロッド10が挿通されるとともに、ピストンブロッ
ク13との間に形成される吸入シリンダ室18内にエア
を供給する吸入シリンダポート19が開口されている。
これにより、ボー)19からエアを供給することによっ
てピストン12が第2図中左方に移動可能とされ、ピス
トンロッド10を介して吸入プランジャ6を同方向に移
動できるようにされている。また、このピストンロッド
10の左方への移動は、ピストンロッドlOの途中に設
けられた止めリング20が前記取付板15の中心孔を貫
通してピストンブロック13の端面に当接することによ
り停止されるようになっている。
前記一方の端板14には、ピストンブロック13と該端
板14との間に形成される戻りシリンダ室21にエアを
供給する戻りシリンダポート22がJ9けられ、このポ
ート22にエアを供給することにより、固定部であるピ
ストンブロック13に対してケーシング11が第2図中
右方に移動されるようになっている。
ケーシング11の他方の端板23には、ピストン12と
該端板23との間に形成される吐出シリンダ室24にエ
アを供給する吐出シリンダポート25が設けられ、この
ポート25にエアを供給すると、ケーシング11を第2
図中左方に移動できるようになっている。また、端板2
3には、マイクロメータヘッド26が取付けられ、この
ヘッド26のスピンドル27は吐出シリンダ室24内に
挿入されるとともに、その先端はピストン12に当接可
能にされ、ヘッド26を回転操作することによりスピン
ドル27を進退させてスピンドル27とピストン12と
の当接位置を変化させて吸入プランジャ6の移動可能範
囲、即ち、吸入量を変化させ得るようになっている。
前記ケーシング−1の一方の端板14には、ポンプブロ
ックlを挟んで一対の連結ロッド28の一端が固定され
、これらのロッド28の他端は、連結ブロック29を介
して前記吐出プランジャ7に連結されている。
なお、前記シリンダ9、連結ロッド28および連結ブロ
ック29により駆動機構30が構成されている。また、
符号31はピストンブロック13に設けられたケーシン
グ11のストッパである。
次に、本実施例の作用につき、第3図(A)〜(D)を
も参照して説明する。
第3図(A)には原点位置が示され、吸入を開始しよう
とする状態が示されている。この状態では、戻りシリン
ダ室21内および吐出シリンダ室24内に共にエアが供
給されており、吸入シリンダ室18には供給されていな
い、このため、ピストン12は右方に押されて最右方位
置にあり、吸入プランジャ6の端面と吐出プランジャ7
の端面とが当接或いは略当接に近い状態とされ、かつ、
ピストンブロック13のストッパ31とケーシング11
との当接により機械的に決定される位置で、ケーシング
11の位置が決められている。この際、両プランジャ6
.7の端面同志が当接されている位置は吸入ポート4の
略中心にあり、両プランジャ6.7の端面間が開かれた
ときには吸入ポート4から液体が入り得るようになって
いる。
次いで、吐出シリンダ室24内へのエアの供給が断たれ
るとともに、吸入シリンダ室18にエアが供給されると
、第3図(B)に示されるように、ピストン12が左方
に移動されて吸入プランジャ6も移動され、両プランジ
ャ6.7の端面間に液体32が吸入される。このピスト
ン12の移動は、予め回動操作されてスピンドル27が
所定量引込められているマイクロメータヘ−/ F 2
6 (7)スピンドル27の端面にピストン12が当接
するまで行われる。従って、スピンドル27の移動量が
液体32の吸入量を決定することとなる。
ピストン12がスピンドル27に当接されると、吸入シ
リンダ室18と戻りシリンダ室21とのピストンブロッ
ク13に対する受圧面積の相違からピストン12により
スピンドル27を介してケーシング11が戻りシリンダ
室21による右方への付勢力に抗して左方に移動され、
wrJS図(C)に示されるように、ピストンロッド1
oの止めリング20がピストンブロック13の端面に当
接されて停止トされる。このケーシングllの左行に伴
い連結ロッド28および連結ブロック29を介して連結
されているlIL出プランジャも吸入プランジャ6との
相対位置を保持したまま、即ち。
液体32の収納された間隔を保持したまま左行され、こ
の結果、そのストロークエンド、吸入プランジャ6の端
面位置が吐出ポート5に対向される位置となって液体3
2が吐出ポート5に連通され、吐出可能な状態となる。
次いで、吸入シリンダ室18のエアを供給したまま、戻
りシリンダ室21のエアを断ち、がっ。
吐出シリンダ室24にエアを供給すると、第3図(D)
に示されるように、ピストン12の位置は不変のまま、
ケーシング11が左方に移動され、これに伴い吐出プラ
ンジャ7が左方に移動されて液体32の吐出が行われ、
吐出プランジャ7が吸入プランジャ6に当接することに
より停止トされる。
この後、吐出シリンダ室24のエアを保持したまま、吸
入シリンダ室18のエアを断ち、かつ、戻りシリンダ室
21にエアを供給すると、ピストン12が右方に押され
、これに伴い吸入プランジャ6が吐出プランジャ7が押
され、両プランジャ6.7は一体となって、更にはケー
シングllも右方に移行されて第3図(A)の状態に戻
ることとなる。
以下、上述の動作を繰返すことにより所定量づつ液体吐
出が行える。
−1−述のような本実施例によれば、軸方向の移動のみ
によって液体32を吸入ポート4から吐出ポート5へ移
動させる動作、即ちバルブ切換動作を行わせるから、液
の漏洩等がなく、極めて正確な量の吐出を行える。この
際、シール2は、テフロン等の樹脂で形成されるととも
に、Oリング3でバックアップされているから、この点
からも液封を完全に行える。また、両プランジャ6.7
は吸入ポート4から吐出ポート5への移動時に同速度で
移動されるから、両プランジャ6.7間の間隙が変化す
ることなく、液体32に何ら洩出方向の力が作用せず、
この点からも正確な優の吐出を行える。更に、バルブ切
換は、吸入および吐出両プランジャ6.7の平行移動で
行うから、複雑な孔加工をした部品等は必要なく、構造
が簡単となって使用後の洗浄を簡易に行うことができる
また、ポンプブロックl、両プランジャ6.7等の接液
部は、外部に露出しているから、各部品の取換え等も容
易に行える。また、シールが確実であることから、高圧
の液にも対応でき、かつ、液の滞留部も少ないから渣ロ
スが少なくでき、この点からも洗浄、清掃等が容易にな
る。
第4図および第5図には、本発明の第2実施例が示され
1本実施例においては、ポンプ部分は前記第1実施例と
全く同−fあるため示されておらず、駆動機構の部分の
み示されている0本実施例においては、第1実施例と異
なり駆動機構としての空圧シリンダ9のエア供給経路を
少なくし、ばねによる駆動を変要したものである。
1jllち、ff14.51)Jにおいて、ピストンロ
ッドlOとピストンブロック13の内周部との間には、
ピストンロッド10を右方に付勢する圧縮コイルばねか
らなるMlの戻しばね35が介装されるとともに、戻り
シリンダ室21内においてピストンブロック13とケー
シング11の一方の端板14との間には、ケーシング1
1を右方に付勢する圧縮コイルばねからなる第2の戻し
ばねが設けられ、これらにより第1実施例における吐出
シリンダポート25および戻りシリンダポート22を省
略したものである。
また、吐出シリンダ室24内は、ピストンロッド10内
に設けられた通路37を介して外気と連通可能にされる
とともに、ピストンロッドlOの最右方への移動時には
、この通路37と、ピストンブロック13の内周部に設
けられたシール部材38内およびピストンブロック13
内に設けられ途中にチェックバルブ39を有する通路4
0とを介して吸入シリンダ室18に連通され、延いては
吸入シリンダポート19に連通されている。このポート
19には3ボ一ト2位置の切換弁41を介してエア圧力
源が接続され、吸入シリンダ室18内にエアが供給或い
は大気開放されるようになっている。前記チェックバル
ブ41は1通常のチェックバルブと同様にポールと圧縮
コイルばねとからなり、吸入シリンダ室18から通路4
0内へのエアの流れを許容し、逆方向を閉止するように
なっている。このチェックバルブ41を介装するため、
ピストンブロック13は2分割され、この分割面にはガ
スケット13Aが介装されてエアのシールがなされてい
る。
前記ピストンロッド10内に形成される通路37は、一
端がピストンロッドlOの吐出シリンダ室24内に露出
された部分に開口され、他端がピストンロッドlOのポ
ンプブロック1側の途中周面に形成された円周溝42の
部分で開口され、この円周溝42の位置はピストンロッ
ドlOの最左方への移動時にはシール部材38内に嵌入
されて通路40と連通され、一方、ピストンロッド10
の所定量の右方への移動に伴いシール部材38から外れ
て大気に開放され、前記各部の連通状態を得れるような
位置とされている。
第4図において、固定部分であるピストンブロック13
の取付板15には、作動向きが異なりケーシング11の
右行或いは左行の最終位置を検知する検出素子としての
リミットスイッチ43゜44が設けられ、これらのスイ
ッチ43.44はそれぞれケーシング11に固定された
一対の連結ロッド28にそれぞれ設けられたドッグ45
.46により作動され、ケーシングIIの位置を認知で
きるようになっている。
また、前記シリンダ9連結ロツド28等により前記第1
実施例と同様に駆動機構30が構成されている。
このような構成において、切換弁41が図示の状態から
!/I換えられ、エアが吸入シリンダポート19から吸
入シリンダ室18に加えられると、この吸入シリンダ室
18の圧力と内部を大気開放されている吐出シリンダ室
24の圧力との差によって第1の戻しばね35に抗して
ピストン12が左方に移行され、ピストンロッド10も
左行される。この際、チェックバルブ39を介して通路
40内に入ったエアはシール部材38の内周とピストン
ロッド10の外周とでシールされているため、何ら作用
はなさない。
このようにしてピストンロー2ドlOが左行され、ロッ
ドlOの左端がマイクロメータヘッド26のスピンドル
27に当接されるまで、液吸入動作がなされる。
次いで、ピストンロッド10がスピンドル27に当接さ
れると、スピンドル27を介してケーシング11も第2
の戻しばね36に抗して左行され、これにより図示しな
い吸入、吐出プランジャが同時に平行移動してバルブ切
換動作がなされる。この左行は、ピストンロッド10に
設けられた止めリング20がシール部材38の端面に当
接することにより停止され、かつ、この件1(−状態で
通路37は通路40と連通されるため、吸入シリンダ室
18内のエアは、チェックバルブ39、通路40および
通路37を介して吐出シリンダ室24内に導入され、ピ
ストンロッド10をその位置に停止トさせたままケーシ
ング11のみを第2の戻りばね36に抗して更に左行さ
せ、吐出動作が行われる。
次いで、ケーシング11の左行がストロークエンドにな
ると、ドック46により左行限リミットスイッチ44が
作動されて前記切換弁41が切換えられて切換弁41が
図示の状態とされ、吸入シリンダ室18が大気に開放さ
れるため、ピストンロッド10は第1の戻しばね35の
作用により右方に移動し始め、戻り工程となる。この際
、吐出シリンダ室24内のエアは、チェックバルブ39
の作用により吸入シリンダ室18側には抜けないため、
その圧力が保持され、従ってケーシングllは第2の戻
しばね36に抗して吐出動作時の位置を保持し、左方に
付勢された状態にある。このため、ピストンロッドlO
の右行により図示しない吐出プランジャはピストンロッ
ド10に連結さ q れた吸入プランジャに押されながら右行するから、両プ
ランジャ間には隙間ができることなく移動される。
このようにしてピストンロッド10が右行され、通路3
7の円周溝42がシール部材38から外れると、通路3
7から吐出シリンダ室24内のエアが放出され、ケーシ
ング11は第2の戻しばね36により右行方向に伺勢さ
れる。しかし、この円周溝42がシール部材38から外
れる46 mでは、吸入プランジャはポンプブロック1
に形成された吐出ポートに連通した位置から外れている
ため、両プランジャ間には外部から何ら流体が流入する
ことがなく、両プランジャ間は負圧により引離されるこ
とが防止されるから、吐出プランジャ即ちケーシング1
1は単独に右行することなく、吸入プランジャ即ちピス
トンロッドlOの右行に同伴して右行することとなる。
従って、前記シール部材38により円周溝42を閉塞す
る長さ、換言すると、シール部材38の端面から通路4
0がシール部材38に形成されている場所までの長さ9
 ^ は、ピストンロッド10の右行に伴い吸入プランジャの
端面が吐出ポートの位置から外れて両プランジャ間に吐
出ポート側から液が逆流することがなくなるのに十分な
長さとされている。
以にのようにしてピストンロッドlOおよびケーシング
11が厳君行位置まで戻ると、初期位置(原点位置)に
復帰したこととなり、この状態が連結ロッド28に設け
られたドッグ45と右行限リミットスイッチ43とによ
って検出され、次の動作開始指令を前述と同様な動作で
吐出が行われる。
I−述のような本実施例によっても、前記第1実施例の
駆動機構と同様な駆動を行え、その構造を簡易にできる
とともに、可動部であるケーシング11の部分の配管を
なくすことができて装置の取扱いが容易となる利点があ
る。また、エア駆動部が少なくなることから、制御が容
易となり、この点からも操作が容易になる利点がある。
第6図ないし第8図には本発明の第3実施例が示され、
本実施例はカムによる駆動方式の駆動機とり 構である。この実施例においてもポンプ部は第1実施例
と同一であるので説明は簡略にする。
第6図および第7図の構造図において、ポンプブロック
lの下面には基板51が取付けられるとともに、この基
板51には駆動源としての減速機付きのモータ52が取
付けられ、このモータ52の出力軸53には偏心板54
の一端が固定されている。この偏心板54の他端」二面
にはビン55が立設されるとともに、このビン55には
それぞれローラからなる2個のカムフォロワ56.57
が回転自在に支持されている。これらのうち、下方のフ
ォロワ56には吸入カム58が、上方のフォロワ57に
は吐出カム59がそれぞれカム孔60.61を介して係
合されている。これらのうち、吸入カム58のカム孔6
0は、フォロワ56が常時その周面両側で係合されるく
字形の孔とされ、一方、吐出カム59のカム孔61は、
フォロワ57が必要時のみ係合される略直角三角形状の
孔とされている。また、〈字形のカム孔60の〈字に折
曲される部分の形状は、カム孔60の孔[11に沿った
中心線が〈字形の折曲部の所定角度範囲、例えば第8図
(A)に示されるように、2θの角度範囲にわたって前
記出力軸53を中心としたカムフォロワ56の中心の旋
回軌跡と一致するようにされ、これにより、第6図図示
の状態から偏心板54が180度回転した状態の前後の
各θの角度の部分では、カムフォロワ56の出力軸53
を中心とする旋回軌跡とカム孔60の曲率とが一致即ち
両者の半径Rが一致することとなり、この2θの角度範
囲においては、カムフォロワ56の旋回に拘らず、吸入
カム58は変位しないようにされている。
前記吸入および吐出カム58.59は、基板51の長手
方向に沿った両側に立設された一対のガイドブロック6
2の2条の溝63に沿って基板51に平行に案内されて
いる。また、吸入カム58の一端、図中右端は、取付板
64を介して吸入プランジャ6に固定されている。一方
、吐出カム59の一端、図中右端には、一対の連結ロッ
ド28の一端が固定され、この連結ロッド28は、基板
51に固定された軸受台65を介して軸方向摺動自在に
支持されるとともに、その他端は連結ブロック29を介
して吐出プランジャ7に連結されている。また、連結ロ
ッド28の途中にそれぞれ固定された止めリング66と
前記軸受台65との間には圧縮コイルばねからなるばね
67が介装され、これによりロッド28は常時突出方向
、図中右方に付勢されている。
前記吐出カム59の他端にはブラケット68を介してマ
イクロメータヘッド26が取付けられ、このヘッド26
のスピンドル27は前記吐出カム58の右端に当接可能
にされている。
また、前記基板51 、hには、偏心板54の外周によ
り作動可能にされるとともに、第7図図示位置で作動状
態とされる原点位置検出用のリミットスイッチ69が設
けられ、かつ、このスイッチ69の180度反対位置に
おいて同じく偏心板54により作動される吐出完了検出
用のリミットスイッチ70が必要に応じて設けられてい
る。
なお、前記モータ52、偏心板54.ビン55、カムフ
ォロワ56,57、吸入カム58、吐出カム59、連結
ロッド28、連結ブロック、止めリング66およびばね
67等からなる一連の機構により本実施例の駆動機構7
1が構成されている。
このような構成にされた本実施例の作用を第8図をも参
照して説明する。この第8図(A)〜(D)において、
中心線Pは、定点としてのモー・  タ出力軸53の軸
心を通る線であり、吸入、吐出優カム58.59の移動
状態を理解し易くするための線である。
第8図(A)はこれから吸入が開始される原点位置であ
り、吸入および吐出プランジャ6.7は、その端面が互
いに当接され、かつ、この当接面が吸入ポート4に対向
された位置にある。この状態から偏心板54が図中反時
計方向に回転されると、下方のカムフォロワ56と常時
係合されているカム孔60の作用により、吸入カム58
が図中左方に移動される。この際、吐出カム59のカム
孔61は、図示のように、上方のカムフォロワ57に当
接しないよう十分に大きく形成されているため、偏心板
54の回転開始時には初期位置を保持していることとな
る。これにより、吸入プランジャ6のみが左行し、吐出
プランジャ7は定位置を保持するため、吸入動作が行わ
れる。
偏心板54が更に回転されて第8図(B)の状態になる
と、吸入カム58の左端がマイクロメータヘッド26の
スピンドル27に当接されるため、吐出カム59もばね
67に抗して吸入カム58と同時に同速度で左行するた
め、吸入、吐出両プランジャ6.7も同速で左行し、バ
ルブ切換動作が行われる。
次いも、第8図(C)の状態になると、ド方のカムフォ
ロワ56は、吸入カム58のカム孔60の〈字形の折曲
部で前記2θの角度の部分に至るため、この状態以後の
角度2θの範囲内においては、吸入カム58の移動は停
止され、一方、1一方のカムフォロワ57は、吐出カム
59のカム孔61の三角形の斜辺部に当接されることと
なり、吐出カム59のみばね67に抗して左行する。従
って、吐出プランジャ7が停止状態の吸入プランジャ6
側に移行されて吐出動作が行われる。この際、前記吸入
カム58の停止トされる位置は、吸入プランジャ6の端
面が吐出ポート5の位置に対向された位置となるよう予
め設けられている。
次いで、偏心板54が更に回転して角度2θの範囲から
外れる位置になると、第8図(D)に示されるように、
吐出カム59のカム孔61の斜辺と、吸入カム58のカ
ム孔61のく字形の下辺部とが一致する状態となる。こ
の状態においては、吸入カム58が再びカムフォロワ5
6により駆動されることとなるが、このときのフォロワ
56は既に最左端位置を通過して右行方向にあるため、
カムフォロワ56はカム孔60の右側の縁に当接されて
吸入カム58を右方向に移動させることとなる。
一方、吐出カム59のカム孔61は、その右側の縁が上
方のカムフォロワ57に当接されないよう逃がされてい
るため、カムフォロワ57の最左行位置以後は、吐出カ
ム59はカムフォロワ57によっては駆動されず、ばね
67の蓄勢力にょてカム孔61の斜辺即ち左側の縁がカ
ムフォロワ57に当接されるように付勢されることによ
り、カムフォロワ57に追随して動くようになる。また
、この状態では、前記第8図(C)の最終段階で吐出動
作が完了していることから、両プランジャ6.7は当接
状態にあるため、吸入カム58、即ち吸入プランジャ6
の右行に伴ない吐出プランジャ7がこの吸入プランジャ
6に同伴さレテ右行することとなり、このプランジャ6
.7同志による右行の方が前記カム孔61による右行よ
り使先されるようカム孔61が設計されているから、両
プランジャ6.7の端面間に隙間が形成されることなく
、即ち、吐出ポート4側から液を逆吸入することなく、
右行され、第8図(A)の原点位置へと復帰することと
なる。この原点復帰は、リミットスイッチ69により検
知され、モータ52の停止等が行われる。
以下、前述の動作を繰返すことにより、順次定量づつ吐
出できる。
1−述のような本実施例によれば、吸入、吐出カム58
.59を用いて駆動機構71を構成しているから、各動
作が機械的に一義的に決められ、動作の確実性を得るこ
とができる。また、駆動源はモータ52であるから制御
が容易であるとともに、空圧シリンダを用いた場合にお
ける配管等がなくなり、所要スペースを少なくでき、か
つ、理化学装置等で蝿われるエアに含まれる油による汚
染を生じさせることがないという利点がある。
第9図ないし第11図には本発明の第4実施例が示され
、このw44実施例は、第3実施例と同様にカム駆動式
の駆動機構を用い、吐出部を多連に構成した例である。
第9〜1.1図において、ボックス81には駆動源とし
てのモータ52が取付けられ、このモータ52の出力軸
53に一端を取付けられた偏心板54の他端には軸82
の一端が固定されている。この軸82の他端は、偏心板
54と同様の偏心軸83が接続され、更に、支軸84お
よび軸受85を介してボックス81に支持されて両持ち
軸構造とされている。
前記軸82の両偏心板54.83に近い両端部近傍には
それぞれローラからなるカムフォロワ56が取付けられ
るとともに、これらのカムフォロワ56間には4つのカ
ムフォロワ57が等間隔で取付けられている。前記カム
フォロワ56には吸入カム58のく字形のカム孔60が
、カムフォロワ57には吐出カム59の直角三角形状の
カム孔61が常時係合成いは係合可能にされている。
前記吸入カム58は、ボックス81に設けられた一対の
ガイドブロック86により平行移動H7能に案内されて
いる。この吸入カム58の移動方向の一端には駆動ロッ
ド87の一端が固定されるとともに、このロッド87は
途中をボックス81に摺動自在に案内され、かつ、その
他端には連動ブロック88が固定されている。
前記連結ブロック88の途中には、前記各吐出カム59
に対向する位置にそれぞれ吸入プランジャ6が固定され
、これらの吸入プランジャ6は前記ボックス81の外端
面に取付具90を介してそれぞれ着脱可能に取付けられ
た吐出カム59と同数のポンプブロック91内にそれぞ
れ挿入されている。このポンプブロック91は、ガラス
、プラスチック等の低摩擦係数の材料から形成されると
ともに、パイプ状に突設された吸入ポート92および吐
出ポート93を備え、前記吸入プランジャ6が最もポン
プブロック91内に挿入された図示状態において、吸入
ポート92に対向する位置に吸入プランジャ6の端面が
位置されている。
前記各ポンプブロック91内には、吸入プランジャ6と
は反対側から吐出プランジャ7がそれぞれ挿入され、こ
れらの吐出プランジャ7はポルト94を介して各吐出カ
ム59に連結されている。
この際、前記吸入プランジャ6および吐出プランジャ7
は、その軸心部に金属材からなる心材95.96を有す
るとともに、この心材95 、96の周囲にテフロン等
の合成樹脂製のチューブ97.98をそれぞれ被せられ
て構成され、心材95.96とチューブ97.98との
間にはチューブ97.98の変形による液漏れを防止す
る0リング99.Zooが複数本づつ介装されている。
これにより、ガラス等からなるポンプブロック91と相
俟って腐蝕性の強い液体にも適用できるようになってい
る。
前記吐出カム59の一側即ちプランジャ側端面とボック
ス81の内面との間には、吐出カム59を図中左方に付
勢する一対のばね101が介装されるとともに、吐出カ
ム59の他側端面には一対のガイドバー102が立設さ
れ、これらのガイドバー102はボックス81に立設さ
れた一対のブツシュ103内に挿入され、これらのブツ
シュ103により吐出カム59の移動の案内と前記ばね
101による付勢力のストッパとしての役割がなされて
いる。
前記2つの吸入カム58の前記駆動ロッド87とは反対
側端面にはそれぞれ連結軸104が立設され、これらの
連結軸104間には取付ブロック105が連結されてい
る。この取付ブロックl。
5には、各吐出カム59に対向した位置にマイク0メー
タヘツド26が取付けられ、これらのヘッド26のスピ
ンドル27は各吐出カム59の左方端面に対向されてい
る。
ここにおいて、前記両プランジャ6.7およびオンプブ
ロック91を除いた部分、即ち、略ボックス81に収納
された部分並びにこれから突出された駆動ロッド87、
連動ブロック88、取付ブロック105等により駆動機
構106が構成されている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
図示の状態からモータ52が駆動されて偏心板54.8
3が第11図中反時計方向に回転されると、カムフォロ
ワ56により吸入カム58が右方に移動され、駆動ロッ
ド87および連動ブロック88を介して各吸入プランジ
ャ6が右行される。
この際、吐出カム59にはモータ52の駆動に基づく移
動力が加わらないため、ばね101によりブツシュ10
3に当接された状態が保持されて吸入動作がなされる。
吸入カム58が所定擾右行すると、吸入カム58と同行
する取付ブロック105に取付けられたマイクロメータ
ヘッド26のスピンドル27が吐出カム59に当接され
、両カム58.59延いては吸入、吐出量プランジャ6
.7が同時に右行してバルブ切換動作が行われる。
次いで、前記第3実施例と同様に、吸入カム58のく字
形のカム孔60の〈字の折曲部近傍にくると吸入カム5
8は停止トされ、一方、吐出カム59はカムフォロワ5
7によりカム孔61の縁が押圧されて吐出カム59のみ
ばねlotに抗して移動するため、吐出動作がなされる
吐出動作が完了すると、第3実施例と同様に両カム58
.59は戻り動作に移り、原点位置に復帰することとな
る。
このような本実施例によれば、1つの駆動源で同時に複
数の吐出が行え、かつ、これらの吐出における吐出量は
、各マイクロメータヘッド26のスピンドル27の位置
を調整することにより任意に設定できるという利点があ
る。また、ポンプブロック91等の接液部は、ガラス、
合成樹脂等がらなるため、腐蝕性のある液体にも適用で
きるとともに、洗浄等を容易にできる。
pJ412図および第13図には、本発明の第5実施例
が示され、本実施例は駆動源としてトルクモータおよび
ステッピングモータを用いた駆動機構の例である。
tsl 2 、13図ニ第1.%テ、yレ−ムt 10
(7)Fl。
板111には、ブラケッ)112を介して第1の駆動源
としてのトルクモータ113が支持され、このモータ1
13の出力軸114に一端を連結されたポールねじ軸1
15の他端は、ベアリングl16を介してフレーム11
0の後部側壁117に回転自在に支持されている。
前記ポールねじ軸115には、ナツト部材118を介し
て可動部材119が係合されるとともに、この可動部材
119の」二下端には、前記フレーム110の底板11
2および天板120の長手方向に沿った両側面にコ字形
の二股部が係合される回り+にめ121が固定され、こ
の回り1トめ121とナツト部材118との作用により
、可動部材119は、ねじ軸115の回転に伴ないねじ
軸115の軸方向に沿って進退されるようになっている
前記可動部材119には一対の連結ロフト28が突設さ
れ、これらのロッド28は、フレーム110の前部側壁
122を摺動自在として貫通され、その先端部lOは連
結ブロック29で連結され、このブロック29には吐出
プランジャ7が連結されている。このプランジャ7は、
前記第4実施例と同様なガラス製ポンプブロック91内
に一端を挿入されている。ポンプブロック91は、取付
具90によりフレーム110の前部側壁122に取付け
られるとともに、吸入ポート92および吐出ポート93
を有している。この際、本実施例のポンプブロック91
は、第4実施例とは逆に吸入ポート92が外端側に位置
されている。
前記可動部材119には第2の駆動源としてのステッピ
ングモータ123が取付けられ、このモータ123の出
力軸124にはより高精度加−Lされたポールねじ軸1
25の一端が連結され、このポールねじ軸125の他端
はベアリング126および支持ブロック127を介して
前記連結ロッド28に定位置支持されている。また、ポ
ールねじ軸125の途中にはナツト部材12Bを介して
N(動プレート129が連結されている。この可動プレ
ー)129は、前記一対の連結ロッド28に摺動自在に
係合されて回り止めされるとともに、」ニドの接続棒1
30に連結され、この接続棒130は接続板131を介
して吸入プランジャ6に連結されている。これにより、
ポールねじ軸125の駆動に伴い、ナツト部材128、
可動プレート129、接続棒130および接続板131
を介して吸入プランジャ6が進退されるようになってい
る。この吸入プランジャ6および前記吐出プランジャ7
は、前記第4実施例と同様に、心材95゜96、チュー
ブ97.98および0リング99゜100で構成されて
いる。
前記ステッピングモータ123の出力軸124の後端突
出部には、つまみ132が固定され、このつまみ132
を回転させることにより出力軸124を介してポールね
じ輌125を手動回転でき、かつ、押圧或いは引っ張り
でポールねじ1.15を回転させてトルクモータ113
を逆駆動できるようになっている。
゛ 前記フレーム110の底板111上には、ill動
部材119の右行および左行限度を検知するリミットス
イッチ133,134が設けられるとともに、可動部材
119と一緒に動く支持ブロック127および固定部で
ある天板120にはそれぞれ可動プレート129の右行
および左行限度を検知するリミットスイッチ135,1
36が設けられ、これらの各リミットスイッチ133〜
138によりトルクモータ113およびステッピングモ
ータ123の駆動制御がなされている。この際、リミッ
トスイッチ136を天板120に取付けている受台13
7は、接続棒130と干渉しない位置で接続板131と
当接可能にされ、接続板131延いてはトルクモータ1
13により移動されるナツト部材118から接続棒13
1に至る機構左方への移動のストッパとされている。
前記トルクモータ113、ステッピングモータ123等
を含むフレーム110内に収納された機構並びにフレー
ム110から突出された連結ロッド28および連結ブロ
ック29により本実施例における駆動機構138が構成
されている。
なお、吸入および吐出プランジャ6.7の心材95.9
6の中心に形成されている孔139,140はチューブ
97.98を被せる際の空気抜きの孔である。
次に、本実施例の作用につき説明する。
図示の状態から起動スイッチをオンすると、ステッピン
グモータ123が作動され、可動プレート129即ち吸
入プランジャ6が左方に所定量移動されて吸入動作がな
される。この移動において、予めステッピングモータ1
23に指示された星の駆動が行われると、ステッピング
モータ123は停止されるとともに、駆動完了信号が出
力され、この信号でトルクモータ113が駆動され、可
動部材119が左方に移動される。この可動部材119
の移動は、可動部材119に支持されているステッピン
グモータ123、連結ロッド28、可動プレート129
等が全体として移動することとなるから、吸入および吐
出角プランジャ6.7も一緒に移動され、バルブ切換動
作がなされる。
前記移動により、接続板131がストッパとしての受台
137に当接するとバルブ切換動作が完了し、スイッチ
136により完了信号が出される。この際、トルクモー
タ113の駆動はそのままで、前記完了信号によりステ
ッピングモータ123が逆方向に前述と同量だけ駆動さ
れる。このため、吸入プランジャ6は受台137の作用
によって移動が停止され、一方吐出プランジャ7はステ
ッピングモータ123により吸入プランジャ6側に移行
されるため、吐出動作がなされる。この吐出動作はステ
ッピングモータ123の駆動完了信号により完了し、ス
テッピングモータ123が停止されるとともに、トルク
モータ113が逆転作動されて戻り動作に入り、可動部
材119が左行され1回り+f二め121がリミットス
イッチ1L 0 34に当接されることにより原点復帰が完了し、全駆動
が停止にされ、次回の駆動に備えられる。
」二連のような本実施例によれば、ステッピングモータ
123を用いて吐出量調整を行うから、所定の量を正確
に計測して吐出できる。また、吐出量調整をステッピン
グモータ123で行うことからマイクロメータヘッド2
6が不要となる利点がある。
第14図および第15図には、本発明の第6実施例が示
され、本実施例は第5実施例における吸入プランジャ6
と吐出プランジャ7との位置を変更し、原点位置におけ
るプランジャ部の突出量を少なくしたもので、動作も略
同様である。ただし、プランジャ6.7の配置関係では
第9〜11図の第4実施例と同様であるから、この第4
実施例との関連符号を用いるものとする。
フレームllOの前端側壁122にブラケット112を
介してトルクモータ113が支持され、このモータ11
3の出力軸114にはポールねじ軸115が連結されて
いる。このポールねじ軸115は一対のブラケット14
1,142およびベアリング143,144を介して底
板1.1.1に支持されている。このポールねじ軸11
5にはナツト部材118を介して可動部材119が取付
けられ、この可動部材119は天板120に係合された
回り止め121により天板120に沿って移動できるよ
うになっている。
前記可動部材119には、ステッピングモータ123が
取付けられるとともに、一対の連結軸145、中間板1
46、一対の延長軸147、端板148およびポス14
9を介して吐出プランジャ7が連結されている。この際
、吐出プランジャ7はボス149にねじ込み式とされ、
着脱が容易とされている。また、吐出プランジャ7の先
端は。
取付具90によりフレーム110に支持されたポンプブ
ロック91内に挿入されている。
前記ステッピングモータ123の出力軸124に連結さ
れたポールねじ軸125の先端はベアリング126を介
して前記中間板14Bに回転自在に支持され、このポー
ルねじ軸125に螺合されたナツト部材128は可動プ
レート129に固定されている。この可動プレート12
9は、前記一対の連結軸145に摺動自在かつ回転止め
されて案内されるとともに、可動プレート129には一
対の駆動はロッド87の一端が固定され、このロッド8
7は、前記端板148を摺動自在に支持するとともに、
フレーム110の前部側壁122を摺動自在に貫通して
延長され、その先端部間は連結ブロック88で連結され
ている。この連結ブロック88には吸入プランジャ6が
ねじ込み固定されている。この際、吸入プランジャ6お
よび吐出プランジャ7は、ねじ込み式の構造を除いて第
12’、 13図に示される第5実施例と同様構成とさ
れている。
前記駆動ロッド87の途中であって端板138と前部側
壁122の中間に位置する部分には、止めリング150
が固定され、駆動ロッド87の動きが規制されるように
なっている。
前記底板111に立設された一対のブラケット141.
142には、可動部材119の右行および左行限を検出
する無接点のセンサ151,152が設けられ、これら
のセンサ151.152は可動部材119に設けられた
作動板153が挿入されることにより作動されるように
なっている。
この際、右方のセンサ152は原点位置センサとされて
いる。
また、前記ブラケッ)141および可動部材l19にも
無接点のセンサ154,155が設けられ、これらのセ
ンサ154,155は可動プレート129に設けられた
作動板15Bにより作動されて可動プレート129の右
行限および左行限を検出できるようになっている。
ここにおいて、両プランジャ6.7およびポンプブロッ
ク91を除く機構で本実施例の駆動aIa157が構成
されている。
このような構成において、始動スイッチがオンされると
、ステッピングモータ123が作動され、ポールねじ軸
125およびナツト部材128を介して可動プレート1
29が右行され、駆動ロッド87および連動ブロック8
8を介して吸入プランジャ6が右行されて吸入動作がな
される。
この際、駆動ロッド87の移動に伴い止めリング150
も右行する。
次いで、ステッピングモータ123に指令された駆動間
だけ駆動が完了すると、モータ123が停止l−される
とともに、駆動完了信号が出され、この信号によりトル
クモータ123が駆動されて可動部材119が右行され
、前記第5実施例と同様に両プランジャ6.7が同時に
右行されてバルブ切換動作となる。この動作は、駆動ロ
ッド87の止めリング15の前記側壁122に当接され
るまで行われ、この当接がセンサ154により検出され
ると、トルクモータ113の駆動方向はそのまま継続さ
れ、一方、ステッピングモータ123は前述とは逆方向
に駆動される。従って、トルクモータ113により止め
リング150が前部側壁122に押付けられながらステ
ッピングモータ123が逆回転されるため、ステッピン
グモータ123自身が左方に移動しても吸入プランジャ
6は停止に状1本が維持され、一方、吐出プランジャ7
はトルクモータ113の作用により引続き右行されるた
め吐出状態となる。
次いでステッピングモータ123が指令駆動縫の完了信
号および確認のためのセンサ15Bの検知信号によりス
テッピングモータ123が停止されるとともに、トルク
モータ113が逆転され、両プランジャ6.7は同時に
戻り方向に移行され、作動板153が左方のセンサ15
2を作動させることにより原点復帰が検出されて全駆動
が停止され、次回の駆動に備えられる。
以下、上述の動作を繰返すことにより定量吐出が行える
一上述のような本実施例によっても前記第5実施例と同
様な効果があり、かつ、原点位置状態におけるプランジ
ャ6.7のフレーム110からの突出量が少なく場所を
とらないという利点がある。
第16図および第17図は、本発明の第7実施例を示す
もので、本実施例は前記各実施例と異なり、一方のプラ
ンジャで吸入、吐出の両動作を行わせたものである。
第16図において、ベース161には支柱162を介し
てポンプブロックlが支持され、このポンプブロックl
内にはシール2が取付けられるとともに吸入ポート4お
よび吐出ポート5が設けられている。このポンプブロッ
クlのシール2内には、吸入および吐出を行わせるため
の第1のプランジャ166が挿入されるとともに、バル
ブ切換を行わせるための第2のプランジャ167が挿入
されている。これらの第1、第2のプランジャ166.
167は、それぞれ駆動源としての第1.1$2のシリ
ンダ168,169のピストンロッドが兼用され、シリ
ンダ168,169の作動に伴ってシール2内を移動さ
れるようになっている。
前記第1のシリンダ16Bは、可動板170に固定され
るともに、この可動板170は連結ロッド171および
取付板172を介して第2のプランジャ167に固定さ
れ、第2のプランジャ167の移動に伴い第1のシリン
ダ168全体が移動されるようになっている。この際、
前記可動板170および取付板172は、ベース161
に固定されたガイド173の長手方向の両側面により案
内され、円滑に平行移動できるようになっている。また
、前記第2のシリリンダ169は、ブラケット174を
介してベース161に支持されている。
なお、第1.第2のシリンダ168,169、可動板1
70、連結ロッド171、取付板172およびガイド1
73により駆動機構175が構成されている。
次に、本実施例の作用につき、第17図(A)〜(D)
をも参照して説明する。
作動開始時即ち原点位置においては、第17図(A)に
示されるように、第1、第2のプランジャ166.16
7は吸入ポート4の位置で−1いに当接された状態とさ
れる。
次いで、第1のシリンダ168が作動されて第1のプラ
ンジャ166がシリンダストローク分左方に引かれ、吸
入ポート4から液体30が所定針吸入されることとなり
、第17図(B)に示されるように、吸入動作が行われ
る。
この後、第1のシリンダ16Bのプランジャ引込み状態
が保持されたまま、第2のシリンダ169が作動されて
第2のプランジャ167が左方に進出される。これに伴
い、取付板172、連結ロッド171および可動板17
0を介して第1のシリンダ16Bも同量左方に移動され
るため、第1、第2のプランジャ166.167は相互
の距離を保持したまま同時に移動されて第17図(C)
に示されるような状態となってバルブ切換動作が行われ
る。この際、第2のシリンダ168の進出ストロークは
、吸入ポート4と吐出ポート5との間の距離に示され、
第2のプランジャi67の端面位置が吸入ポート或いは
吐出ポート5に対応するようにされている。
次いで、第2のシリンダ189のプランジャ進出状態が
保持されたまま、第1のシリンダ16Bがプランジャ進
出方向に駆動され、第1のプランジャ進出方向に駆動ξ
れ、第1のプランジャ166が右方に移動されて吐出動
作がなされ、第17図(D)の状態となる。この後、第
2のシリンダ169がプランジャ引込み方向に駆動され
て第1、第2のプランジャ166.167は、Pf41
7図(A)の状態とされ、原点位置に復帰される。
上述のような本実施例によれば、第1のプランジャ16
6が往復動じて吸入、吐出をするため。
第17図(C)に示される液体30の入っているスペー
ス分無駄なスペースを要するが、反面、駆動機構175
が極めて単純となり、単に2本のシリンダ168,16
9のみでよいから、小型にできるとともに、安価に提供
できるという利点がある。
なお、前記各実施例においては、両プランジャ6.7の
うち外端側に位置するプランジャ7或いは6を駆動する
のに、プランジャ6.7の側方にある一対の連結軸28
或いは駆動軸87により行ったが、これは、内端側にあ
るプランジャ6或いは7内を貫通するロッドを設けてこ
のロッドで駆動するようにしてもよい、また、前記各実
施例においては、パルプ切換動作は両プランジャ6゜7
を同時に動かして行ったが、両プランジャ6゜7は停止
にさせたまま、ポンプブロック1或いは91を移動させ
て切換動作をしてもよく、要するに両者を相対的に移動
させれば足りる。また、前記実施例中、第5,6のステ
ッピングモータを用いた実施例においては、ステッピン
グモータ123にシーえる指令fdiを各回毎に任意に
設定することにより、各吐出動作毎に吐出量を異ならす
こともできる。この際、吸入量は常に最大吸入量とし、
吐出量はこの吸入量より少ない量を吐出するようにすれ
ば、吸入動作の完了までを常に一定のリズムで行うこと
ができ、制御を容易にできるとともに、動作のタクトタ
イムを短くできるという利点がある。
[発明の効果] l―述のように本発明によれば、吐出精度がよく、かつ
、使用後の処理も容易なプランジャタイプの吐出ポンプ
を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す平面図、第2図はそ
の縦断面図、第3図(A)〜(D)はその動作説明図、
第4図は本発明の第2実施例の駆動機構部の平面図、第
5図はその縦断面図、第6図は本発明の第3実施例を示
す平面図、第7図はその縦断面図、第8図(A)〜(D
)はその動作説明図、第9図は本発明の第4実施例を示
す平面図、第10図は第9図のX−X線断面図、第11
図は第9図のXI−XI線断面図、第12図は本発明の
第5実施例を示す平面図、第13図はその縦断面図、第
14図は本発明の第6実施例を示す平面図、第15図は
その縦断面図、第17図は本発明の第7実施例を示す縦
断面図、第1〆図(A)〜(B)はその動作説明図であ
る。 l・・・ポンプブロック、4・・・吸入ポート、5・・
・吐出ポート、6・・・第1のプランジャとしての吸入
プランジャ、7・・・第2のプランジャとしての吐出プ
ランジャ、9・・・駆動源としての空圧シリンダ、18
・・・シリンダ室、21・・・戻りシリンダ室、24・
・・吐出シリンダ室、26・・・ストローク調整手段と
してのマイクロメータヘッド、30・・・駆動機構、3
2・・・液体、35・・・第1の戻しばね、36・・・
第2の戻しばね、51・・・駆動源としてのモータ、5
8・・・59・・・吐出カム、71・・・駆動機構、8
1・・・ボックス、91・・・ポンプブロック、92・
・・吸入ポート、93・・・吐出ポート、106・・・
駆動機構、110・・・フレーム、113・・・11の
駆動源としてのトルクモータ、115・・・ポールねじ
軸、11B・・・ナツト部材、119・・・可動部材、
123・・・第2の駆動源としてのステッピングモータ
、125・・・ポールねじ軸、12B・・・ナツト部材
、129・・・可動プレート、138・・・駆動機構、
166・・・第1のプランジャ、167・・・第2のプ
ランジャ、168・・・第1のシリンダ、169・・・
第2のシリンダ、175・・・駆動機構。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中空のポンプブロックと、このポンプブロック内
    にそれぞれ連通されるとともに所定距離離れた位置に設
    けられた吸入ポートおよび吐出ポートと、前記ポンプブ
    ロック内にそれぞれ軸方向摺動可能に挿入されるととも
    に端面が対向された第1のプランジャおよび第2のプラ
    ンジャと、これらの第1、第2のプランジャおよび吐出
    プランジャと前記ポンプブロックとを所定の関係で相対
    駆動させる駆動機構とを備え、この駆動機構は、第1、
    第2のプランジャの対向された端面間が前記吸入ポート
    に連通されている状態で前記第1、第2のプランジャを
    互いに離隔する方向に所定量移動させて両プランジャ間
    に所定液体を吸入させる吸入動作機能と、この第1、第
    2のプランジャの離隔方向の移動後、第1、第2のプラ
    ンジャの相対位置関係を保持したまま第1、第2のプラ
    ンジャ間に吸入された液体部分が吐出ポートに連通され
    る位置までポンプブロックと第1、第2のプランジャと
    を相対移動させるバルブ切換機能と、この第1、第2の
    プランジャの吐出ポート側への相対移動後、第1、第2
    のプランジャを互いに近接する方向に所定量の移動量と
    等しい所定量移動させて第1、第2のプランジャ間に吸
    入された液体を吐出させる吐出動作機能とを有している
    ことを特徴とする吐出ポンプ。
  2. (2)特許請求の範囲第1項において、前記駆動機構に
    おける吸入機能は、吐出ポート側に位置する第1のプラ
    ンジャが第2のプランジャに対して吐出ポート側に移動
    することによりなされ、吐出機能は、吸入ポート側に位
    置する第2のプランジャが吐出ポート側に移動すること
    によりなされることを特徴とする吐出ポンプ。
  3. (3)特許請求の範囲第1項において、前記駆動機構に
    おける吸入機能および吐出機能は、第1、第2のプラン
    ジャのうち何れか一方のプランジャのみが他のプランジ
    ャに対し離隔および近接することにより行われることを
    特徴とする吐出ポンプ。
JP19219384A 1984-09-13 1984-09-13 吐出ポンプ Pending JPS6170178A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5652322A (en) * 1979-09-29 1981-05-11 Katsushige Misumi Method and device for conveying fluid under pressure
JPS581274A (ja) * 1981-06-26 1983-01-06 Fujitsu Ltd 文字切出し方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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