JPS6169911A - 融鉄の脱硫剤及びその製法 - Google Patents

融鉄の脱硫剤及びその製法

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JPS6169911A
JPS6169911A JP19598185A JP19598185A JPS6169911A JP S6169911 A JPS6169911 A JP S6169911A JP 19598185 A JP19598185 A JP 19598185A JP 19598185 A JP19598185 A JP 19598185A JP S6169911 A JPS6169911 A JP S6169911A
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純夫 山田
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森下 仁
Yoshiharu Muratsubaki
村椿 義治
Hiroyuki Ishizaka
石坂 弘幸
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    • C21METALLURGY OF IRON
    • C21CPROCESSING OF PIG-IRON, e.g. REFINING, MANUFACTURE OF WROUGHT-IRON OR STEEL; TREATMENT IN MOLTEN STATE OF FERROUS ALLOYS
    • C21C1/00Refining of pig-iron; Cast iron
    • C21C1/02Dephosphorising or desulfurising
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、石灰質粉末を酸化性雰1III気で流動焙焼
して得られた、内部に炭酸カルシウムを含有する生石灰
粉からなる、融鉄の吹込み脱硫剤、および該生石灰粉の
製造法に関する。ここ′c@鉄というのは、銑鉄、鋳鉄
および鋼等の?8融物をいう。
周知のように融鉄の脱硫は、優れた性能を有する鉄ff
AS!!!品を得る為に重要な技術課題であり、脱硫剤
、及び脱硫法については数多くの提案がなされてさた。
脱硫剤としてはカルシウムカーバイドが最も優れた脱硫
性能を有し、カルシウムカーバイドな主成分とするもの
が広く用いられている6 しがし、その製造には多量の
電力をzl“rfL、エネルギーコストが高騰している
近l←の状況下では経済的観魚からの再検討に迫られて
いる。
一万、安価な脱硫剤として知られているものの一つに生
石灰があり、該生石灰は、混焼立窯、重油焼立窯、ンヤ
フトキルン、ロークリキルノ等の装置を用い、一般に炭
酸カルシウムを主成分とする石灰石、方解石、大理石、
貝殻等を、使用目的に応じて塊状に焼皿し1次いで機械
的に粉砕し、融鉄の脱硫剤の主成分として使用されては
いるが、かぐして作られた生石灰粉目体の脱硫性能が昔
しく小さい等の問題があるので、生石灰系脱硫剤は、溶
銑脱硫における高度な脱硫性能に対する鉄鋼業界の要望
を満たすに至っていない。
また、脱硫法としては、融鉄に脱硫剤を重加し機械的に
攪拌する方法や、粉末脱硫剤をガスを用いて融鉄中に吹
込む方法等がよく知られている。
これ等のうち、脱硫法としては、近年、吠込み脱硫法が
特に優れた作業性と優れた脱硫効率の故に、広く採用さ
れるようになった。
この吹込み脱硫法は、脱硫剤粉末を例えば乾燥窒素等の
キャリアガスのガス流に同伴させ、融鉄中に浸漬したラ
ンスを通じて融鉄中に吹込み脱硫を行う方法である。吹
込脱硫法は、例えば高炉より受銑した混銑車を製鋼工場
に移動させる途中、脱硫ステーションで暫時停車させて
、粉末脱硫剤を混銑車中の溶銑に吹込む方法で、機械攪
拌式脱硫法(所謂オープン・レードルでのに几法等)K
代って、混銑車での吹込み脱硫が広く実用化されるに至
っている。
本明細書でいう「吹込み脱硫」とは、所謂「立性き゛」
等に対する技術用語で、具体的には、脱硫剤粉末をキャ
リアガスと共に融鉄の湯面より下部に吹込んで脱硫全行
う方法を市うものである。
上記の吹込み脱硫法に於いては、脱硫剤粉末のキャリア
ガスに依るガス搬送性と脱硫性能とは極めて密接な関係
があり、ガス搬送性に劣る脱硫剤粉末では優れた脱硫性
能を期待することができない。
前記したよう匡、脱硫性能の十分発揮されていない、生
石灰の脱硫性能の向上に関しては、原料石灰石粉を非散
化性雰囲気で堰焼し、生成CaO−次結晶の表面に無定
形炭素を析出させた実質的に生石灰と炭素からなる脱硫
剤を用いる特開昭54−50414号等の提案、ガス搬
送性を改善したシリコン系界面活性剤添加の生石灰粉を
用いる特開11’355−110712号の提案、内部
にcaco。
を存在させた生石灰粒を用いる特開[52−11181
3号の提案、粉状の生石灰に粉状の炭酸カルシウムを添
加混合した%開昭55−73809号の提案、等がある
しかしながら、これら生石灰系脱硫剤は、特開昭55−
110712号提案のものを除いて、吹込み脱硫の際、
キャリアガス流によるガス搬送性が必ずしも良好でなく
、脱硫性能も不十分であることが判った。
本発明者は、吹込み脱硫法において生石灰の有する脱硫
性能を十分に発揮させるだめ鋭意研究を重ねた結果、石
灰質粉末を酸化性雰囲気下で流動焙焼した生石灰粉が、
微粉末で極めてガス搬送性に優れるものであり、更に、
該生石灰粉の内部に、炭酸カルシウムを15重量%超え
60i量チ以下含有したものが、吹込み脱硫法において
極めて優れた脱硫性能を発揮するという意外な発見をし
た。
本願明細書で、「石灰質粉末」とは、炭酸カルシウム主
成分とする、粒径100μ以下の粉末が90重i%以上
、好ましくは粒径60μ以下の粉末が803i%以上の
石灰質物質の粉末をいう。
これらのものとして、石灰石、方解石、大理石、貝殻、
等の粉末や、化学反応で生底した微細な炭酸カルシウム
を主成分とするもの、或はジアミド石灰等を挙げること
ができるが、ジアミド石灰はそれ自体で微細な粉末でち
り、該粉末を酸化性雰囲気下でゐ動焙焼し得られる生石
灰粉は、特に優れたガス搬送性並びに脱硫性能を示すの
で好適に用い得るものである。
本B明細書で、「ジアミド石灰」とは、水溶液ないし水
懸濁液から、化学反応によって沈降した微細な沈降性炭
酸カルシウムと炭素の混合物の意味で用いるもので6る
ジアミド石灰としては、例えば、石灰窒素よシジシアン
ジアミド製造の際や、石灰窒素よりチオ尿素等を製造す
る際、等に副生する炭酸カルシウムと炭素の混合物等が
あり、好ましくは石灰窒素よシジシアンジアミドを製造
する際に得られる、炭酸カルシウムと炭素の混合物が最
適に用いられる。ジシアンジアミドの製造は、石灰窒素
水懸濁液に炭酸ガスを反応させることにより行なわれ、
その際の濾過残渣である副生ジアミド石灰は、一般に、
炭酸カルシウム70〜90%、炭素5〜15チ、その他
に酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化珪素等の不純物を含
有しておシ、極めて微細な炭酸カルシウムと炭素を主成
分とする混合物である。
本発明で用いる前記せる石灰質粉末の焙焼法としては、
酸化性雰囲気下で流動焙焼するものであるが、本願明細
書で「酸化性雰囲気下で流動焙焼コするとは、焙焼熱源
、例えば−酸化炭素、天然ガス、プロパン等の気体燃料
、重油等の液体燃料及びコークス粉等の固体燃料(ジア
ミド石灰の場合は、該石灰の外殻部に存在する炭素も燃
料となる)が、完全燃焼するのに必要な理論酸素量よシ
も過剰の酸素が存在する条件で、焙焼することを謂う意
味で用いるものである。好ましくは焙焼熱源の完全燃焼
に必要な理論酸素量の1.05倍以上、更に好ましくは
1.1〜2−5倍、最も好ましくは1.1〜2.2倍の
酸素が焙焼炉に供給される。酸素量が1〜05倍未満と
少な過ぎては、石灰質粉末の外部を短時間に急激に加熱
して、生石灰に転化することが困mrtcなるので好ま
しくない。
而して、石灰質粉末を酸化性雰囲気で流動焙焼して得ら
れる本発明の生石灰粉の内部には、炭酸カルシウムが1
5重量%を超え60重量%以下の愈で残存する必要があ
る。
生石灰粉中の炭酸カルシウムの含有量が15重量%以下
のものでは、吹込み脱硫において脱硫性能が低下するの
で好ましくなく、また、60’iiチを超えると、脱硫
反応にあづかる生石灰の量が減少し、同様に脱硫性能が
低下するので好ましくなく、脱硫性能から微細な生石灰
粉中の炭酸カルシウムの含有量が、好ましくは15重量
%を超え45重量%以下、更に好ましくは25重量%を
超え45重量%以下、最も好ましくは30重量%を超え
45重量%以下の生石灰粉のものがよい。
本発明者等が、石灰質粉末、特にジアミド石灰t−酸化
性雰囲気で種々の条件で流動焙焼した、内部に炭酸カル
シウムを含有する生石灰粉の形態について、電子顕微鏡
で広範囲に及ぶ研究を行った結果、意外にも、模型的に
矛2図に示すように、内部の炭酸カルシウムの量が15
重量%以下のものでは、生石灰外殻部から内部に達する
ガス抜は穴、即ち、炭酸カルシウムの熱分解によって生
圧した炭酸ガスの抜は穴が大きく、15重量%を超えた
ものでは小さいことを発見した。
このガス抜は穴が小さいことによって、本発明に係る生
石灰粉が融鉄中に吹込まれたときは、内部に残存する炭
酸カルシウムの急激な加熱で分解発生する炭酸ガスが、
外殻の生石灰を微細に爆裂させ、融鉄との反応界面積を
著しく高め、かくして優れた脱硫性能を示すものとも推
定される。
また、内部の炭酸カルシウムの量が60重ffk%を超
えるときは、前記したように脱硫剤として生石灰の量が
減る以外K、炭酸カルシウムの分解が吸熱反応でちり融
鉄の温度降下とのバランス上好ましくないこと、および
炭酸カルシウムの分解による炭酸ガス量が多くスプラッ
シュによる融鉄の飛散が多くなる、等で好ましくないか
らである。
更に、石灰質粉末を酸化性雰囲気下で流動焙焼して得ら
れる本発明の生石灰粉の粒径は、王として60μ以下が
好ましい。本願明細書で「主として粒径60μ以下」と
は、60μ以下の粒度の粉末が80重量%以上、好まし
くは90重量%以上をいい、特に好ましくは46μ以下
の粒度の粉本が80重量%以上、最も好ましくは90重
量%以上の意味で用いるものである。粒径が主として6
0μを超え粗大すぎると、ガス搬送性が低下し、吹込み
時のキャリア・ガス中の脱硫剤の濃度の変動等が大きく
なり、且つ生石灰粉の脱硫性能が十分に発揮出来ないも
のになるので好ましくない。
本発明の融鉄の脱硫剤が、吹込み脱硫で優れたガス搬送
性、ならびに脱硫性能を発揮する理由は、それ自体が微
細粒であって重量当りの表面状が犬、きく、融鉄との接
触性に優れている外に、更K。
前記したように微細に有効に爆裂すること、および、炭
酸カルシウムの熱分解によって発生した炭酸ガスによる
融鉄の適度の攪拌、等に基づく、種々の効果が相乗的に
作用するためと推定される。
本発明の、石灰質粉末を酸化性雰囲気で流動焙焼して得
られる生石灰粉は、吹込み脱硫法で従来の生石灰粉では
得られなかった優れた脱硫性を発揮するものであるが、
従来から知られた種々の脱硫剤及び脱硫助剤等、例えば
、カルシウムカーバイド;カルシウムシアナミド;ナト
リウム、マグネシウム、アルミニウムの酸化物、水酸化
物、炭酸塩等;カルシウムの水酸化物;ジアミド石灰;
金属の酸化物、塩化物;硼素化合物;合成樹脂粉末;脱
硫系中においてら水もしくは水素を脱離し得る成分の化
合物、等と併用することにより、更に脱硫効果を改善せ
しめることもCきる。
本発明の融鉄の脱硫剤は、従来用いられた4に石灰粉と
は異なり極めて優れたガス搬送性を有するので、該生石
灰粉を単独で用いても、また前記脱硫助剤を併用して用
いても、吹込み脱硫においてバイブの閉室を生じないこ
とは勿論、脱硫剤fJ(給時の脈動(バラツキ)も殆ん
ど生じることがないので、撓めて安定した脱硫m業を行
うことができる6而して、本発明の融鉄の脱硫剤を、キ
ャリアがスによって融鉄中に吹込む方法としては、該脱
疏斉りを収容したホ7バーよりロータリーバルブで吹込
配管は供給する方法や圧力容a;内?該脱硫削を流動化
させてキャリアガスで吹込む方法(特開昭49−315
18号)等の方法が採用されるが、特に後者の方法が好
適に採用される。
斯くして1本発明の融鉄の脱硫剤を融鉄の脱硫に用いた
場合は、脱硫性能が高いので、添加量(原単位)も少く
て済みこのためスラグ同伴等による融鉄の損失も大巾に
改善されるなど多大の利点をも有するものである。
次に、本発明に係る生石灰粉を石灰質粉末から製造する
流動焙焼法の詳細について説明する。
石灰質粉末のfl、!IJ焙焼法に用いる熱媒体として
杜、非バインダー注、非燃焼性の不溶触性固体媒体が利
用され、例えば、生石灰、珪砂、アルミナ珪砂、クリ7
カー、石膏粒体、長石、陶石、蝋石、球石、張石、ジル
コン、ペタライト、シャモット、ムライト、コージライ
ト、シリマライト、カイヤナイト、アンダリュサイト、
静上頁岩、ケイ酸カルシウム化合物、耐火煉瓦、金属粉
末、金E酸化物粉末、ガラス粉末などを挙げることがで
きるが、好ましくは生石灰が好適に用いられる。
これら熱媒体はvLa層を形成し、導入されて来る原料
石灰質粉末の外殻の熱分解反応に必要な熱量を供給する
とともに、石灰質粉末の流動焙焼が不十分のうちに流動
層外へ飛び出してしまうことの防止、および生成される
生石灰粉の凝集による粒径の増大化を防止し、粒度の均
一化などの作用を行うものである。
この様な効果を十分に果し、得られる生石灰粉江優れた
脱硫性能等を付与する流動焙焼を行うためには、熱媒体
の粒径0.3〜2.0171171のものが、全媒体の
少くとも70重量%、好ましくは80重量%以上占める
ことが必要であり、好ましくは0.3〜l、 5 mr
xのものが少くとも70重量%好ましくは80重量%以
上占めることが望ましい。熱媒体が2−い開を超えて大
き過ぎるときは、均一な焼成の生石灰粉が得られないこ
とが屡々起こシ、また0、3t+m 未満と小さ過ぎる
ときは熱媒体の流動層外への飛散が起るので好ましくな
い。
上記熱媒体で形成される流動層中への石灰質粉末の供給
は、熱媒体重量の0.2〜2−5倍/時でらり、好まし
くは0.5〜1,5倍/時にとると好結果が得られる。
15倍/時を超えて多すぎると不均一に流動焙焼される
傾向が強まシ、0.2倍/時未満よ)少なすぎると、石
灰質粉末が過度に流動焙焼され、内部に残存する炭酸カ
ルシウム分が少ぐなシ、得られる生石灰粉の吹込み脱硫
に於ける脱硫性能が低下する傾向が生ずる。また、流動
層の高さとしては0.5m以上、好ましくは1.5−3
.0翼の範囲にあるのがよい。
上記の如く熱媒体の粒径が特定範囲であり、且つ、流動
焙焼炉に導入される石灰質粉末を熱媒体量に対して特定
範囲に規定し、更に、後述する特定範囲の滞留時間と燃
焼ガスの空塔速度の条件が特に重要な条件であって、こ
れによって顕著に改善されたガス搬送性ならびに脱硫性
能を発運する生石灰粉が、原料石灰質粉末よ)効果的に
得られるのでちる。
燃焼ガスの空塔速度は、安定な流動層を形成させ、得ら
れる生石灰粉に粒度均一性の付与、ならびに15重iチ
を超え60重fチ以下の炭酸カルシウムの内部構造形成
にらずかる重要な因子でおるが、該空塔速度は1.1〜
2−711I/秒の範囲内にあることが必要で、好まし
くは1.2〜2.5 m7秒の空塔速度が望まれる。
本明細書でいう「空塔速度」とは、流動焙焼炉に供給さ
れる気体(例えば空気および一酸化炭素など)が、所定
の炉内温度(例えば850℃)にそのまま加熱され膨張
したどきの合計供給量(#hr)を、流動層断面fR(
、I’)で除した商(m/hr)をm/S e C単位
に換算したものである。該空塔速度1.1M秒未満と遅
すぎては生石灰粉が焼き締シの傾向が生じ脱硫性が低下
するので好ましくなく、2.7v秒を超え速すぎては、
未焼成品の混入が増大するほかに粒度不均一性が増大す
るなど生じて好ましくない。
特に良好な流動焙焼効果が実現されるには、以上述べた
諸条件に加えて焙焼温度が800〜900℃で且つ流動
層中の滞留時間が5〜20秒であることが必要である。
焙焼温度が800℃未満で低くすぎると焼成の不完全性
が増大し好ましくなく、90 Q Ct−超え高温すぎ
ると、過度に流動焙焼される傾向が生ずるので好ましく
ない。また、滞留時間が20秒を超えて長すぎては脱硫
性能が低下する傾向を示し。
また5秒未満と短かすぎては炭酸カルシウムが内部に過
度に残存するようになるので好ましくない。
焙焼熱源としては、−酸化炭素、天然ガス、プロパン、
都市ガス等の気体燃料、重油等の液体燃料およびコーク
ス粉等の固体燃料、望むならばこれらのものを適宜併用
して使用することができる。
流動焙焼法としては、上記燃料の完全燃焼に必要な酸素
を空気の供給によって確保されるのが一般であるが、本
発明においては前記したように戯化注雰囲気で石灰質粉
末を流動焙焼する必要があ)、このためKは空気中の酸
素量が燃料の完全燃焼に必要な理論酸素量の1.05倍
以上、好ましくは1.1〜2..5倍、更に好ましくは
1.1〜2.2倍であることが望ましい。これらの酸素
量の範囲、即ち、酸素量の特定の過剰下で石灰質粉末を
流動焙焼した場合、前記したように理由が明らかでない
が、生成される生石灰粉は、著しく優れたガス搬送性お
よび脱硫性能を発揮する。
かくして、酸化性雰囲気下で、生石灰粉の内部に特定量
の炭酸カルシウムを含有した状態で、微細な粉に流動焙
焼された生石灰粉は、その微細な粉の状態を損うことな
く焙焼炉からキャリーオーバ一方式で取り出され捕集さ
れるが、該捕集方法としては公知の種々の方法、例えば
、キャリーオーバ一方式で排風管を通った排風と生石灰
粉は1個または数個組合されたサイクロンに導かれ、該
サイクロンで生石灰粉を捕集する方法、等を用いること
ができる。
次に、本発明の脱硫剤の製造法における、流動焙焼法お
よび装置の基本的なものKついて添付図面を用いて説明
する。
矛1図において、石灰質粉末、熱媒体はホッパー2.2
’よりi動焙焼炉本体1へ供給される。供給方式は空気
輸送方式、スクリューフィーダ方式等の輸送方式が適宜
採用される。−酸化炭素、重油、コークス等の燃料タン
ク3から送られた燃料は、フィルター6から多孔板、或
いは、多数のノズルが設けられたノズル板5等を通シ炉
底より炉頂に流れる空気によって、バーナーロ4で酸化
性雰囲気の下に燃焼し燃焼ガスとなる。炉本体1の中で
流動焙焼された生石灰粉は排風と共に、キャリーオーバ
一方式で炉頂より排風管7を通りサイクロン8で大部分
の生石灰粉が捕集され製品ホッパー10に入る。サイク
ロン8を出た排風は、更に排風管9を通ってバックフィ
ルター(図示せず)へ導かれ、同伴する一部の生石灰粉
が取除かれる。
以下、実施例、比較例によシ本発明を更に罪刑に説明す
る。
(流動焙焼による脱硫剤の製造) 実施例1〜5.および比較例1〜2 第1図に示した内径5QQmm、高さ3000m+aの
流動焙焼炉を用い、粒度0.25〜1.Q mytが8
5N量チの生石灰を熱媒体とし、炉内温度780〜95
0℃で(炉頂部で測定)第2表に゛示す条件でジアミド
石灰を焙焼し、サイクロンよシ生石灰粉を得た。
使用したジアミド石灰の化学組成および粒度分布は15
1表のものである。
第  1  表 f:152表に示す流動焙焼条件で得られた生石灰粉の
、CuO2内部のCa COs、CおよびS + 02
、A LO、、Fe2O,、Mg09のその他の化学組
成および粒度分布を第3表に示す。
実施例1〜5および比較例1〜2で得られた生石灰粉の
脱硫性能およびガス搬送性を試験した結果を実施例6〜
101および比較例3〜4に示した。
(脱硫剤の性能試験) 実施例6〜10および比較例3〜4 硫f含有見Q、037〜0.045%の溶銑270〜3
30T充填された350T容量のトービーFl/−)”
ルニ、!mf昭49−31518号に記載の吹込み装置
で、乾燥窒素ガスをキャリアが又として第4表に示す脱
硫剤を吹込速度80〜150kg/分の条件でランスか
ら溶銑中に吹き込み脱硫を行った。
結果は第4表に示す6 第4表中に用いた用語の意味は次の通りである。
(ロ)キャリア〃ス/rBt硫剤; (ハ)吹込圧:脱硫剤粉末をキャリアガスに同伴させ、
溶銑中に吹込み時の、吐出部に 接続されるキャリアガスの圧力<kg/am2)(特開
昭49−31518号明細書のfjS2図に於いて吐出
孔4に接続とれる相対に低い圧力P、に該当す る。) (ニ)脱硫性能:S、=脱硫前の溶銑中の硫黄含有率(
%) S2=脱硫後の溶銑中の硫黄含有率 (%) 比較例 5 工業用カーバイドの原料生石灰で化学組成がCa C0
,3重量%、Ca091重量%、粒度100μ下が50
重量%の生石灰粉を用いた以外は前記実施例10〜14
に準じて脱硫を行ったが、キャリアガス/生石灰粉を7
ONffi/kg以上にしても吹込み不能であった。
第4表に示すように本発明の脱硫剤は脱硫性能、〃ス搬
送性に於いて優れた性能を示した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の酸化性雰囲気下で石灰質粉末を流動
焙焼する装置の原理を示す図であり、1は炉本体、2は
原料ホッパー、2′は熱媒体用のホッパー、3は燃料タ
ンク、4はバーナーロ、5は多孔板、6は空気用フィル
ター、7は排気管、8はサイクロン、9は排風管、10
は製品ホッパーを示す。 fjS2図は、酸化性雰囲気下でジアミド石灰を過度に
流動焙焼した、内部に炭酸カルシツムを約10重量%含
有する生石灰粉の、生石灰外殻部から内側に向は生成し
たガス抜は穴の断面状態を模型的に示すもので、20は
生石灰粉外殻部、21はガス抜は穴である。 特許出願人 川崎5!鐵株式会社 外2名

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)石灰質粉末を酸化性雰囲気下で流動焙焼して得ら
    れる生石灰粉を含有してなる脱硫剤であって、該生石灰
    粉はその内部に炭酸カルシウムを15重量%超え60重
    量%以下含有し且つその粒径が主として60μ以下であ
    る吹込み脱硫用の融鉄の脱硫剤。
  2. (2)石灰質粉末がジアミド石灰である特許請求の範囲
    第1項記載の吹込み脱硫用の融鉄の脱硫剤。
  3. (3)粒径0.3〜2.0mmの熱媒体を用い、石灰質
    粉末を時間当り熱媒体重量の0.2〜2.5倍量供給し
    、燃焼ガスの空塔速度1.1〜2.7m/secの酸化
    性雰囲気下で流動焙焼し、且つ流動焙焼して得られる生
    石灰粉をキャリーオーバ方式で取り出す方法おいて、焙
    焼温度800〜900℃、滞留時間5〜20秒であるこ
    とを特徴とする、生石灰粉を含有してなる脱硫剤であっ
    て、該生石灰粉はその内部に炭酸カルシウム15重量%
    超え60重量%以下含有し且つその粒径が主として60
    μ以下である吹込み脱硫用の融鉄の脱硫剤の製造法。
  4. (4)石灰質粉末がジアミド石灰である特許請求の範囲
    第3項記載の吹込み脱硫用の融鉄の脱硫剤の製造法。
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JPS56158827A (en) * 1980-05-10 1981-12-07 Nippon Carbide Ind Co Ltd Powdered composition for desulfurizing agent
JPS56163213A (en) * 1980-05-20 1981-12-15 Nippon Carbide Ind Co Ltd Desulfurizer powder composition for molten iron
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