JPS6168472A - 不飽和ヒダントインの製造方法 - Google Patents

不飽和ヒダントインの製造方法

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JPS6168472A
JPS6168472A JP18968584A JP18968584A JPS6168472A JP S6168472 A JPS6168472 A JP S6168472A JP 18968584 A JP18968584 A JP 18968584A JP 18968584 A JP18968584 A JP 18968584A JP S6168472 A JPS6168472 A JP S6168472A
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hydantoin
monoalkanolamine
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alkali metal
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Masasane Inomata
猪俣 将実
Mitsuo Itakura
板倉 光雄
Kenichi Odaka
謙一 小高
Koichi Takeuchi
竹内 黄一
Hiromi Inagaki
稲垣 博美
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、不飽和ヒダントインの改良された製造方法に
関する。
不飽和ヒダントインである5−(置換子り−リブ/)ヒ
ダントインは抗ウィルス剤としての用途(特開昭49−
54569 )が開示されて以来、農医薬、食品添加物
等の中間原料として用いられて来た。
また、不飽和ヒダントインのアルカリ加水分解によりて
得られる置換ビルと/酸は近年バイオテクノロジーの急
速な進歩によジアミノ酸の原料として有用である。
(従来技術) 不飽和ヒダントインの製造方法はいくつか報告されてい
る。その中で、水または水と低級アルコールの混合溶媒
中でヒダントインと置換芳香族アルテヒド等との縮合反
応をモノアルカノ−ルアインの存在下で行う方法が、U
、S、P −2,861,079に記載されている。
(発明が解決しようとする問題点) こノ方法ではモノアルカノールアミンの使用量がヒダン
トインに対し、0.2〜10モル倍、好ましくは0.6
〜1.5モル倍であるとしている。更に反応後学量の鉱
酸によシ中和処理して5−(置換アリーリデン)ヒダン
トイン結晶を85〜90%の収率で得ているが、この方
法には(I)モノアルカノールアミンに等しい量の鉱酸
を使用することおよび反応r液中のモノアルカノールア
ミンの再利用が不可能であること、(2)多量のモノア
ルカノールアミンを使用する場合、中和処理しないと不
飽和ヒダントインの結晶収率が低く、一方、少量のモノ
アルカノールアミンでは、未反応のアルデヒドが結晶に
付着するため、得られた不飽和ヒダントインのアルカリ
加水分解による置換ピルビン酸の収率が低下すること、
(3)反応f液をリサイクル使用すると回を追って不飽
和ヒダントインの反応収率が低下すること等の欠点があ
る。
本発明の目的はこのような従来技術にみられる問題点を
是正し、高収率、かつ高純度の不飽和ヒダントインを得
ることである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点解決のため、本発明者らは鋭意検討L7’C
0その結果、モノアルカノールアミ/とアルカリ金属水
酸化物との混合触媒を用いることによって、モノアルカ
ノールアミンの使用量が激減し、鉱酸処理を行うことな
く、高純度の不飽和ヒダントインが得られることを見出
し、本発明に到達した。
すなわち、本発明は一般式(I) (式中、Rは炭素原子数1〜20の直鎖もしくは分枝鎖
の脂肪族炭化水素基または芳香族炭化水素基を示す。ま
たRに含まれる水素原子の一部かニトロ基、水酸基およ
び/またはハロゲン原子で置換されていてもよい片表わ
される不飽和ヒダントインをヒダントインと 一般式(II) R−CHO(II) (式中、Rは一般式(I)に同じ)で表わされるアルデ
ヒド類との縮合反応によって製造する際、ヒダントイン
に対し0f)1〜0.5モル倍のモノアルカノールアミ
ンおよびo、oos〜0.5モル倍のアルカリ金属水酸
化物の存在下で反応させることを特徴とする不飽和ヒダ
ントインの製造法である。
本発明の方法において使用されるヒダントインは、とく
に制限されるものではないがS例えば、特公昭59−2
4807に記載されているようなりucherer −
BergS法によシ、グリコロニトリルと炭酸アンモニ
ウムを反応させた後、硫酸等の鉱酸で処理して得られた
ものをさらに再結晶して得られる、例えば、純度99.
5%以上のものを用いることができる。
また、本発明の方法で用いられるアルデヒド類は、脂肪
族アルデヒドや芳香族アルデヒドであ)、例えばアセト
アルデヒド、イソブチルアルデヒド、イソバレルアルデ
ヒド、カプロンアルデヒド、カプリルアルデヒド、グリ
コールアルデヒド、クロルアセトアルデヒド、クロトン
アルデヒド、ペラルゴンアルデヒド、ペリラアルデヒド
、ジクロルアセトアルデヒド、テトロールアルデヒド、
トリクロルブチルアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
グリオキシル酸などの脂肪族アルデヒド、および、例え
ば、ベンズアルデヒド、アニスアルデヒド、サリチルア
ルデヒド、p−ヒドロキシベンズアルデヒド、トルアル
デヒド、バニリン、ピペロナール、ベンゾインアセトア
ルデヒド、O−イソプロピルベンズアルデヒド、m−イ
ンプロピルベンズアルデヒド、p−イソプロピルベンズ
アルデヒド、0−クロルベンズアルデヒド、m−クロル
ベンズアルデヒド、p−クロルベンズアルデヒド、2,
4−ジオキシベンズアルデヒド、1−す7トアルデヒド
、2−ナフトアルデヒド、O−ニトロベンズアルデヒド
、m−ニトロベンズアルデヒド、p−二トロベンズアル
デヒドなどの芳香族アルデヒドがある。
これらのアルデヒド類はヒダントインに対し、0.9〜
1.5モル倍、好ましくは0.9〜1.1モル倍の範囲
で使用するのが良い。
本発明の方法において、触媒として用いるモノアルカノ
ールアミンとしては、モノエタノールアミン、モノイソ
プロパツールアミン、モノブタノールアミン等がある。
中でもモノエタノールアミンは最も安価で経済的なもの
として好ましく使用される。
本発明の方法において用いられるアルカリ金属水酸化物
は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム
等であり、触媒としての効果は全りた〈同じであるが、
水酸化ナトリウムが最も安価で経済的なものとして好ま
しい。
本発明の方法において触媒としてのモノアルカノールア
ミンおよびアルカリ金属水酸化物の使用量はつぎの通シ
である。
すなわち、モノアルカノールアミンはヒダントインに対
して0.01〜0.5モル倍の範囲、好ましくは0.0
5〜0.2モル倍の範囲である。0.01モルに満たな
いと、未反応のヒダントインが多く残シ、一方、0.5
モル倍を超えると目的の不飽和ヒダントインが分解し、
収率が低下する。
また、アルカリ金属水酸化物はヒダントインに対しo、
oos〜0.5モル倍の範囲、好ましくは0.02〜0
.2モル倍の範囲である。
さらに、モノアルカノールアミンに対するアルカリ金属
水酸化物の好ましい比率は0.1〜4モル倍の範囲であ
る。
本発明の方法において、反応は、通常、水溶媒または水
と低級アルコール類との混合溶媒系で行われ、原料のヒ
ダントインの仕込濃度は1〜20重量%、好ましくは5
〜15重量%の範囲である。
反応温度は一般に60〜100℃、好ましくは80〜9
0℃が良い。60℃より低いと長時間反応させても未反
応原料が残シ、一方、100℃を超えると、生成した不
飽和ヒダントインが分解して収率が低下する。
また、反応圧力は常圧でも加圧下でもよい。
通常、常圧容器を用い大気圧下で行われるが、オートク
レーブなどの耐圧容器により加圧下で行っても良い。
反応時間は、反応温度やその他の条件によって変わるが
、反応温度が80〜90℃の場合には、通常4〜6時間
は必要である。
反応終了後、反応生成液を冷却して目的物を析出させ、
F別して、不飽和ヒダントインの結晶を得ることができ
る。
(作用および効果) ヒダントインとアルデヒド類をモノアルカノールアミン
存在下に縮合反応させ不飽和ヒダントインを製造する際
、アルカリ金属水酸化物を共存させることによって、モ
ノアルカノールアミンの使用量を少なくでき、かつ、十
分高い反応速度で縮合反応を行わせ、高純度の不飽和ヒ
ダントインが高収率で生成する。
また、反応f液を繰返し使用しても得られた不飽和ヒダ
ントインは高純度の結晶である。
したがって、本発明の方法で得られる不飽和ヒダントイ
ンは結晶をそのま\アルカリ加水分解に供して高収率で
置換ピルビン酸を生成しうる。
本発明の方法は問題になっていたモノアルカノールアミ
ン触媒の高原単位、鉱酸によシ中和処理しない場合の低
結晶収率、モノアルカノールアミンの対ヒダントイ7モ
ル比が小さい条件下での反応液リサイクル時の低収率、
加えて結晶製品中の不純物が多いこと等の欠点を一挙に
解消する。而して本発明の方法によれば結晶をその−i
tアルカリ加水分解することによシ高収率で置換ピルビ
ン酸を製造し得る程に高純度の不飽和ヒダントインを工
業的に製造できる。
(実施例) 以下、本発明を実施例によシ具体的に説明する。
実施例1 ヒダントインS2n f (032モル)、ベンズアル
デヒド344 f (0,32モル)、モノエタノール
アミン3.99 (0,064モル)、水酸化ナトリウ
ム0.71(0,016モル)さらに水249.5yを
撹拌棒および温度計のついたガラス反応器に仕込み、9
0℃まで加熱昇温した。攪拌下90℃で5時間反応させ
た。その後15℃まで冷却し析出した5−(ベンジリデ
ン)ヒダントインを遠心分離機によって分別し、65.
41の結晶を得た。この結晶を減圧乾燥機内で10gH
yの減圧下90℃、5時間乾燥した。得られた5〜(ベ
ンジリデン)ヒダントインの収量は5Z3?、純度99
.8チであシ、収率は95.1チであった。
実施例2〜5 モノエタノールアミンおよび水酸化ナトリウムを表1に
示す量に変えること以外実施例1と全ったく同じ仕込み
で同様に反応を行った。その結果を表−1に示す。
比較例1 実施例1においてモノエタノール、水酸化ナトリウムの
使用量を表−1に示す量に変えること以外食ったく同じ
仕込みで同様に反応を行った。その結果を表−1に示す
比較例2〜4 実施例1において、水酸化ナトリウムを添加せずモノエ
タノールアミンの仕込量を変化させること以外実施例1
と全ったく同じ仕込みで、同様に反応させた。その結果
を表−1に示す。
実施例4 実施例1で得られたr液を再び反応器に仕込み、そこに
、水酸化ナトリウムを0.649 (0,016モル)
加え(以後毎回同量)、さらにヒダントイン、ベンズア
ルデヒドを実施例1と同じになるように加え、同様に反
応させ、F液のリサイクル試験を6回行った。
比較例5 比較例1において得られたP液を再び反応器に仕込みそ
こに、ヒダントインとベンズアルデヒドを比較例1と同
じになるように加え、同様に反応させ、P液のリサイク
ル試験を3回行った。その結果を表−2に示す。
実施例5〜9 実施例1において、ベンズアルデヒドを表−5に掲げた
アルデヒド類0.32モルに変えること以外食ったく同
じ仕込みで同様に反応させ、相当する不飽和ヒダントイ
ンを得た。その結果を表−5に示す。
実施例10〜11 実M例1において、モノエタノールアミン0.064モ
ルをモノイソプロパツールアミン0.064モルあるい
はブタノールアミン0.064モルに変えること以外食
ったく同じ仕込みで同様の反応を行わせ、5−(ベンジ
リデン)ヒダントインを得た。その結果を表−4に示す

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、Rは炭素原子数1〜20の直鎖もしくは分枝鎖
    の脂肪族炭化水素基、または芳香族炭化水素基を示す。 また、Rに含まれる水素原子の一部がニトロ基、水酸基
    および/またはハロゲン原子で置換されていてもよい)
    で表わされる不飽和ヒダントインを、ヒダントインと 一般式(II) RCHO(II) (式中、Rは一般式( I )に同じ)で表わされるアル
    デヒド類との縮合反応によって製造する際、ヒダントイ
    ンに対し0.01〜0.5モル倍のモノアルカノールア
    ミンおよび0.005〜0.5モル倍のアルカリ金属水
    酸化物の存在下で反応させることを特徴とする不飽和ヒ
    ダントインの製造法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5027044A (en) * 1989-04-11 1991-06-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Load state decision apparatus for servomotor
JP2005538188A (ja) * 2002-07-10 2005-12-15 アプライド リサーチ システムズ エーアールエス ホールディング ナームロゼ フェンノートシャップ アゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体
JP2015115098A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 日産自動車株式会社 電池システム

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JP4782564B2 (ja) * 2002-07-10 2011-09-28 メルク セローノ ソシエテ アノニム アゾリジノン−ビニル縮合−ベンゼン誘導体
JP2015115098A (ja) * 2013-12-09 2015-06-22 日産自動車株式会社 電池システム

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