JPS6167827A - カイラルスメクティック液晶素子 - Google Patents

カイラルスメクティック液晶素子

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JPS6167827A
JPS6167827A JP19078984A JP19078984A JPS6167827A JP S6167827 A JPS6167827 A JP S6167827A JP 19078984 A JP19078984 A JP 19078984A JP 19078984 A JP19078984 A JP 19078984A JP S6167827 A JPS6167827 A JP S6167827A
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片桐 一春
Kazuo Yoshinaga
和夫 吉永
Shinjiro Okada
伸二郎 岡田
Junichiro Kanbe
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、液晶表示素子や液晶−光シャッタ等で用いる
液晶素子に関し、更に詳しくは液晶分子の初期配向状態
を改善することにより、表示ならびに駆動特性を改善し
た液晶素子に関するものである。  ・ 従来より、走査電極群と信号電極群をマトリクス状に構
成し、その電極間に液晶化合物を充填し多数の画素を形
成して、画像或いは情報の表示を行う液晶表示素子は、
よく知られている。
この表示素子の駆動法としては、走査電極群に順次周期
的にアドレス信号を選択印加し、信号電極群には所定の
情報信号をアドレス信号と同期させて並列的に選択印加
する時分割駆動が採用されているが、この表示素子及び
その駆動法には以下に述べる如き致命的とも言える大き
な欠点がある。
■!μち1画素密度を高く、或いは画面を大さくするの
が難しいことである。従来の液晶の中で応答速度が比較
的高く、しかも消費電力が小さいことから、表示素子と
して実用に供されているのは殆んどが1例えばM、5c
hadtとW、He1frich著 “Appliec
l  Physics  Letters″ Vo、 
18 。
No、4(1971,2,15)、P、127〜128
の“Vo l t age−Dependent  0
ptical  Activity  of  aTw
isted  Nematic  Liquid  C
rystal”に示されたTN(twisted ne
matLc)型の液晶を用いたものであり、この型の液
晶は、無電解状態で正の誘電異方性をもつネマティック
液晶の分子が液晶層厚方向で捩れた構造(ヘリカル構造
)を形成し、両電極間でこの液晶の分子が平行に配列し
た構造を形成している。一方。
電界印加状態では、正の誘電異方性をもつネマティック
液晶が電界方向に配列し、この結果光学変調を起すこが
できる。この型の液晶を用いてマトリクス電極構造によ
って表示素子を構成した場合、走査電極と信号電極が共
に選択される領域(選択点)には、液晶分子を電極面に
垂直に配列させるに要する閾値以上の電圧が印加され、
走査電極と信号電極が共に選択されない領域(非選択点
)には電圧は印加されず、したがって液晶分子は電極面
に対して並行な安定配列を保っている。このような液晶
セルの上下に互いにりaスニコル関係にある直線偏光子
を配置することにより、選択点では光が透過せず。
非選択点では光が透過するため、g!i像素子とするこ
とが可能となる。然し乍ら、マトリクス電極構造を構成
した場合には、走査電極が選択され、信q電極が選択さ
れない領域、或いは走査電極が選択されず、信号電極が
選択される領域(所謂“半選択点″)にも有限に電界が
かかってしまう0選択点にかかる電圧と、半選択点にか
かる電圧の差が充分に大きく、液晶分子を電界に垂直に
配列させるのに要する電圧閾値がこの中間の電圧値に設
定されるならば、表示素子は正常に動作するわけである
が、走査線数(N)を増やして行った場合1画面全体(
1フレーム)を走査する間に一つの選択点に41効な電
界がかかっている時間(ciuty比)がl/Nの割合
で減少してしまう、このために、〈り返し走査を行った
場合の選択点と非選択点にかかる実効値としての電圧差
は、走査線数が増えれば増える程小さくなり、結果的に
は画像コントラストの低下やクロストークが避は難い欠
点となっている。このような現象は、双安定性を有さな
い液晶(電極面に対し、液晶分子が水平に配向している
のが安定状態であり、電界が有効に印加さている間のみ
垂直に配向する)を時間的蓄積効果を利用して駆動する
(即ち、繰り返し走査する)ときに生ずる木質的には避
は難い問題点である。この点を改良するために、TL圧
圧平化化法2周波駆動法や、多重マトリクス法等が既に
提案されているが、いずれの方法でも不充分であり1表
示素子の大画面化や高密度化は、走査線数が充分に増や
せないことによって頭打ちになっているのが現状である
。′一方、プリンタ分野を眺めて見るに、電気信号を入
力としてハードコピーを得る手段として、画素密度の点
からもスピードの点からも電気画像信号を光の形で電子
写真感光体に与えるレーザービームプリンタ(LBP)
が現在最も優れている。ところがLBPには、 l、 プリンタとしてのが装置が大型になる;2、 ポ
リゴンスキャナの様な高速の駆動部分があり騒音が発生
し、また厳しい機械的精度が要求される;など の欠点がある。この様な欠点を解消すべく1ttA信号
を光信号に変換する素子として、液晶シャッタアレイが
提案されている。ところが、液晶シャッタアレイを用い
て画素信号を与える場合、たとえば210mmの長さの
中に画素信号を16dat/mmの割合で書き込むため
には、3000個以上の信号発生部を有していなければ
ならず、それぞれに独立した信号を与えるためには1元
来それぞれの信号発生部会てに信号を送るリート線を配
線しなければならず、製作」−困難であった。
そのため、ILINE(ライン)分の画素信号を数行に
分割された信号発生部により、時分割して与える試みが
なされている。この様にすれば、信号を与える電極を、
複数の信号発生部に対して共通にすることができ、実質
配線を大幅に軽減することができるからである。ところ
が、この場合通常行われているように双安定性を有さな
い液晶を用いて行数(N)を増して行くと、信号ONの
時間が実質的にl/Nとなり感光体上で得られる光量が
減少してしまってり、クロストークの問題が生ずるとい
う難点がある。
このような従来型の液晶素子の欠点を改善するものとし
て、双安定性を有する液晶素子の使用が、C1arkお
よびLage rwa I lにより提案されている(
特開昭56−107216号公報、米国特許第4367
924号明細占等)、双安定性液晶として!±、一般に
、カイラルスメクテイックC相(SmC’)又は他のカ
イラルスメクテイック相、具体的にはカイラルスメクテ
イックH相(SmH”)、カイラルスメクテイソクF相
(SmF本)、カイラルスメクテイックI相(SmH本
)、およびカイラルスメクテイックG相(SmG*)を
有する強誘電性液晶が用いられる。
この液晶は電界に対して第1の光学的安定状態と第2の
光学安定状態からなる双安定状態を有し、従って前述の
TN型の液晶で用いられた光学変調素子とは異なり、例
えば一方の電界ベルトに対して第1の光学的安定状態に
液晶が配向し、他方の電界ベクトルに対して第2の光学
的安定状態に液晶が配向される。またこの型の液晶は、
加えられる電界に応答して、極めて速やかに上記を2つ
の安定状態のいずれかを取り、且つ電界の印加のないと
きはその状態を維持する性質を有する。このような性質
を利用することにより、上述した従来のTN型素子の問
題点の多くに対して、かなり本質的な改善が得られる。
この点は、本発明と(SO連して、以下に、更に詳細に
説明する。しかしながら、この双安定性を有する液晶を
用いる光学変調素子が所定の駆動特性を発揮するために
は、一対の平行基板間に配置される液晶が、電界の印加
状態とは無関係に、上記2つの安定状態の間での変換が
効果的に起るような分子配列状態にあることが必要であ
る。たとえばSmC末又は他のカイラルスメクテイック
相を有する強aA’l!性液晶については、3m0京又
は他のカイラルスメクテイック相を有する液晶分子層が
基板面に対して垂直で、したがって液晶分子軸が基板面
にほぼ平行に配列した領域(モノドメイン)が形成され
る必要がある。しかしながら、従来の双安定性を有する
液晶を用いる光学変調素子においては、このようなモノ
ドメイン構造を有する液晶の配向状態が、必ずしも満足
に形成されなかったために、充分な特性が得られなかっ
たのが実情である。
たとえば、このような配向状態を与えるために、磁界を
印加する方法、せん断力を印加する方法、などが提案さ
れている。しかしながら、これらは、いずれも必ずしも
満足すべき結果を与えるものではなかった。たとえば、
磁界を印加する方法は、大規模な?を置を要求するとと
もに作動特性の良好な薄層セルとは両立しがたいという
難点があり、また、せん断力を印加する方法は、セルを
作成後に液晶を注入する方法と両立しないという難点が
ある。
本発明の主要な目的は、上述した事情に鑑み高速応答性
、高密度画素と大面積を有する表示素子、あるいは高速
度のシャッタスピードを有する光学シャッタ等として潜
在的な適性を有する双安定性を有する液晶を使用する光
学変調素子において、従来問題であったモノドメイン形
成性ないしは初期配向性を改善することによれ、その特
性を充分に発揮させ得る液晶の配向制御法を提供するこ
とにある。
本発明者らは、上述の目的で更に研究した結果、特に液
晶材料が別の相(例えば等方相等の高温状態)より、ス
メクテイック相の低温状態へ移行する降温過程に於ける
配向性に五目したところ、降温過程で等方相からコレス
テリック相、スメクテイックA相(SmA)、およびカ
イラルスメクテイックC相(S mc*)、カイラルス
メクテイックH相(SmH本)、カイラルスメクテイッ
クG相(5m0本)なと゛のカイラルスメクテイック相
に相転移を生じる液晶と、降駄過程で等方相からコレス
テリック相および結晶相に又は等方相からコレステリッ
ク相、スメクテイックA(SmA)および結晶相に相転
移を生じる液晶とを含有する液晶組成物を用いた場合、
液晶と界面で接する基板の面に液晶の分子軸方向を使先
して一方向に配列させる効果を付与することにより、液
晶分子が一方向に配列したモノドメインを形成すること
ができ、この結果液晶の双安定性に基づく素子の作動特
性と液晶層のモノドメイン性を両立し得る構造の液晶素
子が得られるとともに、長期間に亘った配向安定性を向
上させることができることを見い出した。
本発明は前述の知見にノ^づくものであり、すなわち本
発明の液晶素子は、一対の基板間に、降温過程で等方相
からコレステリック相、スメクテイソクA相(SmA)
およびカイラルスメクテイック相に相転移を生じる液晶
(以下、単に1カイラルスメクテイック相を示す液晶”
という)の少なくともINと降温過程で等方相からコレ
ステリック相および結晶相又は等方相からコレステリッ
ク相、スメクテイックA相(S mA)および結晶相に
相転移を生じる液晶(以下、単に“コレステリック相を
示す液晶”という)の少なくとも1種とを含有する液晶
組成物で且つ所定温度でカイラルスメクテイック相を示
す液晶組成物を封入したセル構造をなし。
前記一対の基板のうち、少なくとも一方の基板の面が界
面で接する液晶の分子軸方向を優先して一方向に配向さ
せる効果を有していることを特徴としている。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ1本発明を更に詳
細に説11する。
本発明で用いる液晶組成物は、強誘電性を示す。
前述の降温過程で等方相からコレステリック相、スメク
テイックA相(SmA)およびカイラルスメクテイック
相に相転移を生じる液晶(すなわち、カイラルスメクテ
ィック相を示す液晶)の具体例を表1に示す、一方、降
温過程で等方相からコレステリック相および結晶相に又
は等方相からコレステリック相、SmAおよび結晶相に
相転移を生じる液晶(すなわち。
コレステリック相を示す液晶)の具体例を表2に示す。
表    1 カイライルスメクテイック相を示す液晶の具体例(化合
物名、構造式及び相転移点) 4−(2’−メチルブチル)フェニル−4′オクチルオ
キシビフェニル−4−カルボキシレート78℃    
80℃     128.3℃結晶 ;= Sm3  
= SmC木 ;= SmA171.0℃      
  174.2℃;= コレステリック相 ;= 等方
相4−ペンチルフェニル−4−(4#−メチルヘキシル
)ビフェニル−4′−カルボキシレート 91.5℃    93℃ 結晶 ;= SmC寧  ;= SmA112℃   
     131”c ;= コレステリック相  ;等方相 メチルブチルオキシ)フェニルエステル40.5℃  
42℃   58℃     65℃結晶 ;ビ Sm
C*;= SmA ;竺コレステリック相;等方相7・
′ 、/′。
5・′ /′ 表   2 コレステリック相を示す液晶の具体例 (化合物名、構造式及び相転移点) (A)    コレステリルプロピオネート107℃ 
        117℃ 結晶 = コレステリック相 ;= 等方相CB)  
 コレステリルノナネート 78℃          92℃ 結晶 ;= コレステリック相 = 等方相(C)  
 コレステリルパルミテート77℃         
83℃ 結晶 ;= コレステリック相 = 等方相(D)  
 コレステリルノナネート 148℃        176℃ 結晶 ;= コレステリック相 二 等方相−−54℃ SmA4−−54テリ、相 ′−3014−(2“−メ
チルブチルオキシ)−4−シアノビフェニル\   コ
レステリック相   ′9℃結晶 ;= コレステリッ
ク相 ; 等方相4− (2−メチルブチル)−4′−
へキシルオキシアゾベンゼン4−(2−メチルブチル)
フェニル−4′−デシロキシベンゾエート4−ヘキシル
オキシ−4’−(2−メチルブチル)ベンゾエートこれ
ら前述のカイラルスメクテイック相を示す液晶又は前述
のネマティック相を示す液晶は、それぞれ2種以上組合
せて使用することもできる。
本発明で用いる液晶組成物での前述のカイラルスメクテ
イック相を示す液晶と前述のコレステリック相を示す液
晶の割合は、使用する液晶の種類によって相違するが、
一般的に前述の力イラルスメクテイック相を示す液晶1
00重量部に対して前述のフレスティック相、を示す液
晶0、1〜50重量部、好ましくは1〜20重量部であ
る。
これらの材料を用いて素子を構成する場合。
液晶組成物がSmC木、SmH’、SmF”。
SmI木、SmG京、となるような温度状態に保持する
為、必要に応じて素子をヒーターが埋め込まれた銅ブロ
ック等により支持することができる。
第1図は1強誘電性液晶の動作説明の為に。
セルの例を模式的に描いたものである。11と11’は
、In2O3,5n02あるいはITO(Indium
  −Tin  0xide)’5の薄膜からなる透明
71極で被覆された基板(ガラス板)であり、その間に
液晶分子層12がガラス面に垂直になるよう配向したS
mC木。
SmH本、SmF本、Sml末、SmG木などのカイラ
ルスメクテイック相の液晶が封入されている。太線で示
した線13が液晶分子を表わしており、この液晶分子1
3はその分子に直交した方向に双極子モーメント(P上
)14を有している。基板11とl l′上の電極間に
一定の閾値以上の電圧を印加すると、液晶分子13のら
せん構造がほどけ、双極子モーメント(P工)14がす
べて電界方向に向くよう、液晶分子13は配向方向を変
えることができる。液晶分子13は、細長い形状を有し
ており、その長袖方向と短軸方向で屈折率異方性を示し
、従って例えばガラス面の上下に互いにクロスニコルの
偏光子を置けば、電圧印加極性によって光学特性が変わ
る液晶光学変調素子となることは、容易に理解される。
本発明の光学変調素子で好ましく用いられる液晶セルは
、その厚さを充分に薄く(例えばIJt以下)すること
ができる、このように液晶層が薄くなることにしたがい
、第2図に示すように電界を印加していない状態でも液
晶分子のらせん構造がほどけ、非らせん構造となり。
その双極子モーメントPまたはP′は上向き(24)又
はド向き(24’)のどちらかの状f〕をとる。このよ
うなセルに、第2図に示す如く一定の閾値以上の極性の
異る電界E又はE′を電圧印加手段21と21’により
付午すると、双極子モーメントは、電界E又はE′の電
界ベクトルに対応して上向き24又は下向き24′と向
きを変え、それに応じて液晶分子は、第1の安定状態2
3かあるいは第2の安定状823′の何れか一方に配向
する。
このような強誘電性を光学変m素子として用いることの
利点は、先にも述べたが2つある。
その第1は、応答速度が極めて速いことである。第2は
液晶分子の配向が双安定性を有することである。第2の
点を1例えば第2図によって更に説明すると、電界Eを
印加すると液晶分子は第1の安定状態23に配向するが
、この状態は電界を切っても安定である。又、逆向きの
電界E′を印加すると、液晶分子は第2の安定状t62
 :rに配向してその分子の向きを変えるが。
やはり電界を切ってもこの状態に留っている。
又、与える電界Eが一定の閾値を越えない限り、それぞ
れの配向状態にやはり維持されている。このような応答
速度の速さと、双安定性が有効に実現されるにはセルと
しては出来るだけ薄い方が好ましい。
この様な強誘電性を有する液晶で素子を形成するに当た
って最も問題となるのは、先にも述へたように、SmC
*、SmH本、SmF*。
SmI木、SmG木などのカイラルスメクテイック相を
有する層が基板面に対して垂直に配列し且つ液晶分子が
基板面に略平行に配向した。
モノドメイン性の高いセルを形成することが困難なこ七
であり、この点に解決を与えることが本発明の主要な目
的である。
第3図(A)と(B)は、本発明の液晶素子の一実施例
を示している。第3図(A)は1本発明の液晶素子の平
面図で、第3図(B)はそのA−x断面図である。
第3図で示すセル構造体100は、ガラス板又はプラス
チック板などからなる一対の基板101と101’をス
ペーサ104で所定の間隔に保持され、この一対の基板
をシーリングするために接着剤106で接着したセル構
造を有しており、さらに基板101の上には複数の透明
電極102からなる電極群(例えば、マトリクス電極構
造のうちの走査電圧印加用電極群)が例えば帯状パター
ンなどの所定パターンで形成されている。基板101′
の上には前述の透明電極102と交差させた複数の透明
電極102′からなる電極群(例えば、マトリクス電極
構造のうちの信号電圧印加用電極群)が形成されている
この様な透明電極102′を設けた基板i o t’に
は1例えば、−酸化硅素、二酸化硅素、酸化アルミニウ
ム、ジルコニア、フッ化マグネシウム、M化セリウム、
フッ化セリウム、シリコン窒化物、シリコン炭化物、ホ
ウ素窒化物などの無機絶縁物質やポリビニルアルコール
、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド
、ポリパラキンレリン、ポリエステル、ポリカーボネー
ト、ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリアミ
ド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミン樹脂、ユ
リア樹脂やアクリル樹脂などの有機絶縁物質を用いて?
Ik膜形成した配向制御1iLO5を設けることができ
る。
この配向制Wl@ 105は、前述の如き無機絶縁物質
又は有機絶縁物質を被膜形成した後に、その表面をビロ
ード、布や紙で一方向にm擦(5ピング)することによ
って得られる。
本発明の別の好ましい具体例では、S)Oや5L02な
どの無機絶縁物質を基板101’の上に斜め蒸着法によ
って被膜形成することによって、配向制御膜105を得
ることができる。
第5図に示された装置に於いてペルジャー501は吸出
口505を有する絶縁基板503上にJi&置され前記
吸出口505かも伸びる(図示されていない)真空ポン
プによりペルジャー501が真空にされる。タングステ
ン類又はモリブデン製のるつぼ507はペルジャー50
1の内部及び底部に配置され、るっぽ507には数グラ
ムのS io 、S io2 、MgF2などの結晶5
08がaRされる。るつぼ507は下方の2つのアーム
507a、507bを有し、前記アームは夫々導&15
09,510に接続される。電源506及びスイッチ5
04がペルジャー501の外部導線509.51011
JIに直列に接続される。基板502はペルジャー50
1の内部でるつぼ507の真上にペルジャー501の垂
直軸に対しθの角度を成して配置される。
スイッチ504が開放されると、ペルジャー501はま
ず約10−5mmHg圧の真空状態にされ1次にスイッ
チ504が閉じられて、るつぼ507が適温で白熱して
結晶508が藩発されるまで電W506をa1節して電
力が供給される。適温範囲(700−1000℃)に対
して必要な電流は約100100aである。結晶508
は次に蒸発され図中Sで示された上向きの分子流を形成
し、流体Sは、基板502に対してθの角度を成して基
板502上に入射され。
この結果基板502が被膜される。角度θは1記の“入
射角”であり、流体Sの方向は上記“斜め蒸着方向゛°
である。この被膜の膜厚は基板502をペルジャー50
1に挿入する前に行なわれる装置の時間に対する厚みの
キャリブレーションにより決定される。過室な厚みの被
膜が形成されると電源506からの電力を減少させ、ス
イッチ504を開放してペルジャー501とその内部を
冷却する0次に圧力を大気圧まで上げ基板502をペル
ジャー501から取り外す。
また、別の具体例ではガラス又はプラスチックからなる
基板t o t’の表面あるいは基板101’の上に前
述した無機絶縁物質や有機絶縁物質を被膜形成した後に
、該被膜の表面を斜方エツチング法によりエツチングす
ることにより、その表面に配向制御効果を付与すること
ができる。
前述の配向制御1151105は、同時に絶縁膜として
もa能されることが好ましく、このためにこの配向制御
119105の膜厚は一般に100人〜1μ、好ましく
は500人〜5000人の範囲に設定することができる
。この絶縁膜は、液晶層103に微量に含有される不純
物等のために生ずる電流の発生を防止できる利点をも有
しており、従って動作を繰り返し行なっても液晶化合物
を劣化させることがない。
また、本発明の液晶素子ではaAの配向制御膜105と
同様のものをもう一方の基板101に設けることができ
る。
第3図に示すセル構造体100の中の液晶層103 は
、SmC木、SmH” 、SmF木。
SmI木、3m0京などのカイラルスメクテイック相と
することかでさる。このカイラルスメクテイック液晶層
103は前述のコレステリック相を示す液晶が含有され
いる。
本発明で重要な点は、前述のコレステリック相を示す液
晶を含有する液晶組成物を用いて。
高温相からスメクテイック相又はカイラルスメクテイッ
ク相に相転移させる際、この液晶分子軸が配向制111
19105に付与された配向制御方向に沿って配列し、
この結果均一なモノドメインが形成され、しかも長期間
に亘る保存中でも配向の乱れを全く生じない点にある。
第4図は1本発明の液晶素子の別の具体例を表わしてい
る。第4図で示す液晶素子は、一対の基板101とlo
t’の間に複数のスペーサ部材201が配置されている
。このスペーサ部材201は、例えば配向制WIIl1
05が設けられティア1 一基板10 L’ノ上ニS 
to 、 S i 02 。
Aj1203 、TiO2などの無機化合物あるいはポ
リビニルアルコール、ポリイミド、ポリアミドイミド、
ポリエステルイミド、ポリバラキシリレ/、ポリエステ
Jし、ポリカーボネート。
ポリビニルアセタール、ポリ酢酸ビニル、ポリ酢酸ビニ
ル、ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラ
ミン樹脂、ユリヤ樹脂アクリル樹脂やフォトレジスト樹
脂などの樹脂類を適当な方法で被膜形成した後5所定の
位置にスペーサ部材201が配置される様にエツチング
することによって得ることができる。
この様なセル構造体100は、基板101と101’の
両側にはクロスニコル状態又はパラレルニコル状態とし
た偏光子107と108がそれぞれ配置されて、電極1
02とl O2’の間に電圧を印加した時に光学変調を
生じることになる。
次、本発明の液晶素子の作成法について、液晶層103
の配向制御法について第3図を用いて具体的に説明する
まず、液晶組成物が封入されているセル構造体100は
、セル100全体が均一に加熱される様な加熱ケース(
図示せず)にセットされる。
次に、セル100中の液晶組成物が等方相となる温度ま
で加熱する。しかる後に、加熱ケースの温度を降温させ
て、セル100中の等方相となっている液晶組成物を降
温過程に移す、この液晶組成物は、前述のコレステリッ
ク相を示す液晶がスメクテイック相形成時の液晶分子軸
をラビング方向に揃える様な影響を与え、しかも長期間
の保存、中でも安定な配向状態を維持させているものと
考えられる。
第6図は、中間に強誘電性液晶化合物が挟まれたマトリ
クス電極構造を有するセル41の模式図である。42は
走査電極群であり、43は信号電極群である。第7図(
a)と(b)は、それぞれ選択された走査電極42 (
s)に与えられる電気信号とそれ以外の走査型J4i(
選択されない走査電極)、42(n)に与えられる電気
信号を示し、第6図(C)と(d)はそれぞれ選択され
た信号電極43(s)に与えられる電気信号と選択され
ない信号電極43 (n)に与えられる電気信号を表わ
す、第7図(a)〜(d)においては、それぞれ横軸が
時間を、縦軸が電圧を表わす0例えば、動画を表示する
ような場合には、走査電極群42は逐次、周期的に選択
される。今、双安定性を有する液晶セルの第1の安定状
態を与えるたの閾値電圧をVt hlとし、第2の安定
状態を与えるための閾値電圧を−vt h2とすると、
選択された走査電極42(s)に与えられる電気信号は
、第7図(a)に示される如く、位相(時間)11では
Vを、位相(時間)t2では−Vとなるような交番する
電圧である。又、それ以外の走査電極42(n)は、第
7図(b)に示す如くアース状態となっており、電気信
号Oである。一方、12!択された信号電極43 (s
)に与えられる電気(8号は第7図(C)に示される如
くvであり、又選択されない信号電極43(n)に与え
られる′雇気侭号は第7図(d)に示される如<−Vで
、ある0以上に於て、電圧VはV<Vt h 1<2V
と−V>−Vt h2>−2Vを満足する所望の値に設
定される。このような上気信号が与えられたときの各画
素に印加される)IL圧波形を第8図に示す、第8図(
a)〜(d)は、それぞれ第6図中の画素A、B、Cお
よびDと対応している。すなわち第8図より明らかな如
く、選択された走査線上にある画素Aでは1位相t2に
於て閾値vth1を越える電圧2vが印加される。又回
−走査線上に存在する画素Bでは位相し1で閾値′−v
th2を越える電圧−2vが印加される。従って1選択
された走査電極線上に於て信号電極が選択されたか否か
に応じて1選択された場合には液晶分子は:1IJlの
安定状態に配向を揃え、11!択されない場合には:i
42の安定状態に配向を揃える。いずれにしても各画素
の前歴には、IA係することはない。
一方、画素CとDに示される如く、選択されない走査線
上では、すべての画素CとDに印加される電圧は+■又
は−■であって、いずれも閾値電圧を越えない、徒って
各画素CとDにおける液晶分子は、配向状態を変えるこ
となく前回走査されたときの信号状態に対応した配向を
、そのまま保持している。即ち、走査電極が選択された
ときにその一ライン分の信号の占き込みが行われ、−フ
レームが終了して次回選択されるまでの間は、その信号
状態を保持し得るわけである。従って、走査電極数が増
えても、実質的なデユーティ比はかわらず、コントラス
トの低下とクロストーク等は全く生じない、この際、電
圧値Vの値及び位相(tl+t2)=Tの値としては、
用いられる液晶材料やセルのHさにも依存するが、通常
3ポルト〜70ポルトで0.1路sec〜2rns e
 cの範囲が用いられる。従って、この場合では選択さ
れた走査電極に与えられるt気信号が第1の安定状態(
光信号に変換されたとき「明」状態であるとする)から
:jS2の安定状7IJ(光信号に変換されたとき「暗
」状態であるとする)へ、又はその逆のいずれかの変化
をも起すことができる。前述したSmC木、SmH木、
SmF末、SmI木。
SmG木などのカイラルスメクテイック相を示す液晶を
単独で用いる場合に較らべ本発明で用いるコレステリッ
ク相を示す液晶を含有する液晶組成物を用いると、配向
性が良好でしかも配向欠陥が少ない配向状態が得られる
特にセル厚が薄い場合、或いは双安定性(メモリ性)を
もつSmC’ 、SmH*、SmF*。
SmI木、SmG木などのカイラルスメクテイック相の
場合には、スイッチング特性(応答速度)の点で基板表
面の液晶分子に対する拘束力(基板の配向処理による効
果)は、弱い方が好ましく、従って一方の基板表面のみ
を配向処理する場合の方が、両側等の基板表面を配向処
理する場合に較べ速い応答速度が得られる。この際、セ
ル厚が2pmのセルにおいては1片側の基板のみを配向
処理した場合の方が両側の基板を配向処理した場合の応
答速度に較べ約2倍もの速い応答速度が得られる。
以下、本発明を実施例に従って説明する。
〔実施例L〕
ピッチ1100pで幅62.5 弘mのストライプ状の
ITOIl!を電極として設けた正方形ガラス基板を用
意し、これの電極となるITO膜が設けられている側を
下向きにして第5図に示す斜め蒸着装置にセットし、次
いでモリブデン製るつぼ内にS i02の結晶をセット
した。しかる後に蒸着装置内をto−5Torr程度の
真空状態としてから、所定の方法でガラス基板上にSi
O2を斜め蒸着し、800人の斜め蒸着膜を形成した(
A電極板)。
一方、同様のストライプ状のITO膜が形成されたガラ
ス基板上にポリイミド形成溶液(日立化成工業(株)製
のrPIQに不揮発分濃度14.5 w t%)をスピ
ナー塗l#J機で塗布し、120℃で30分間、200
℃で60分間、そして350°Cで30分間加熱を行な
って800人の被膜を形成した(B電極板)。
次いでA電極板の周辺部に注入口とな個所を除いて熱硬
化型エポキシ接着剤をスクリーン印刑法によって塗布し
た後に、A電極板とB電極板のストライプ状パターン電
極が直交する様に重ね合せ、2枚の電極板の間隔が2牌
となるようポリイミドスペーサで保守し、セルとした。
次に4−(2’−メチルブチル)フェニル−4′−才ク
チルオキシビフェニル−4−カルボキシ1/  ) 1
00 重量mに対して、コレステリルノナネート5重量
部加えて液晶組成物を調整した。
この液晶に1成物を加熱して等方相とし、上記で作製し
てセル内に注入口から注入し、その注入口を封口した。
このセルを徐冷によって降温させた後、一対の偏光子を
クロスニコル状態で設けてから顕微鏡観察したところ、
モノドメインの非らせん構造のSmC木が形成されてい
る事が確認できた。
更に、このSmC*状態の液晶素子を500時間維持し
た後に、再び同様のjl微鏡!I察を行なったところ、
依然としてモノドメインの非らせん構造のSmC木であ
ることが確認できた。
一方、比較実験として前述の液晶素子で用いたコレステ
リルノナネートを省略したほかは、前述の方法と同様に
して液晶素子を作成してから、顕微鏡観察を行なったと
ころ、初期段階ではモノドメインの非らせん構造のSm
C末の形成が確認できたが、500時間の耐久試験を行
なった後では、5m0本がモノドメインを形成していな
かった。
〔実施例2〕 ピッチ1100uLで@ 82.5 a mのストライ
プ状のITOIIQを電極として設けた正方形ガラス基
板上にポリイミド形成溶液(日立化成工業(株)製のr
PIQj、不揮発分濃度14、5 w t%)をスピナ
ー塗布機で塗布し。
120℃で30分間、200℃で60分間、そして35
0℃で30分間加熱を行なって800人の被膜を形成し
た(A電極板)。
次に上記と同様にして得たポリイミド被膜電極板を布に
よりラビング処理を行った。(B電極板) 次いでA電極板の周辺部に注入口とな個所を除いて熱硬
化型エポキシ接着剤をスクリーン印刷法によって塗布し
た後に、A電極板とB電極板のストライプ状パターン電
極が直交する様に重ね合せ、2枚の電極板の間隔が21
Lとなるようポリイミドスペーサで保持し、セルとした
4−(2’−メチルブチル)フェニル−4′−才クチル
オキシビフェニル−4−カルボキシレート100重量部
に対して4−(2−メチルブチル)フェニル−4′−デ
シロキシベンゾエートを1Offi量部加えて液晶組成
物を調整した。この液晶組成物を加熱して等方相とした
セル内に注入口から注入し、その注入口を封口した。こ
のセルを徐冷によって降温させた後、一対の偏光子をク
ロスニコル状態で設けてから顕微鏡w1察したところ、
モノドメインの非らせん構造のSmC木が形成されてい
ることが確認できた。
更に、このSmC本状態の液晶素子を700時間維持し
た後に、再び同様の顕微ms寮を行なったところ、依然
としてモノドメインの非らせん構造のSmC木であるこ
とが確認できた。
一方、比較実験として前述の液晶素子で用いた4−(2
−メチルブチル)フェニル−4′−デシロキシベンゾエ
ートを省略したほかは、前述の方法と同様にして液晶素
子を作成してから、顕微鏡観察を行なったところ、初期
段階ではモノドメインの非らせん構造のSmC木の形成
が確認できたが、700時間の耐久試験を行なった後で
は、5m0本がモノドメインを形成していなかった。
〔実施例3と4〕 実施例2で用いた4−(2’−メチルブチル)フェニル
−4′−才クチルオキシビフェニル−4−カルボキシレ
ートに代えて、4−ペンチルフェニル−4−(4’−メ
チルヘキシル)フェニル−4′−力ルポキシレート(実
施例3)、P−n−オクチルオキシ安息養醸−P’−(
2−メチルブチルオキシ)フェニルエステル(Z雄側4
)を用いたほかは、実施例2と同様の方法で液晶素子を
作成してからm微鏡観察したところ。
モノドメインの非らせん構造の5m0本が形成されてい
た、さらに、各実施例につき前述の実施例2と同様の7
00時間の耐久試験を行なったところ、モツプメインの
SmC木であることが確認できた。
〔実施例5〜7〕 実施例2で用いた4−(2−メチルブチル)フェニル−
4′−デンロキシヘンソエートに代地て、4−(Z″−
メチルブチル)−4゛−シアノビフェニルC実に例5)
、コレステリルベンゾネート(実施例6)、4− (2
’−メチルブチルオキシ)−4’−シアノビフェニル(
実施例7)を用いたほかは、実施例2と同様の方法で液
晶素子を作成してから、!II微鏡観察を行なったとこ
ろ、非らせん構造のSmC木が形成されていた。さらに
、各実施例につき前述の実施例2と同様の700時間の
耐久試験を行ったところ、モノドメインのS mC*で
あることが確認できた。
一方、前述の各実施例で5〜7で使用したコレステリッ
ク相を示す液晶の使用を省略したほかは、同様にして液
晶素子を作成してから1、同様の耐久試験を行なったが
、伺れの場合もSmC木はモノドメインとなってぃなか
った。
〔実施例8〕 1100Bのホリエチレンテレフタレートフイルムに鹸
化インジウムを主成分とする透明導電膜を低温スパッタ
装置でフィルム表面温度を120℃以下に抑えて形成し
たプラスチック基板に、以下の組成の溶液(溶液組成(
1))を塗布し、120℃30分乾燥して薄膜を形成し
た。
溶液組織(1) アセトメトキシアルミニウム ジイソプロピレート   Ig ポリエステル樹脂(東洋紡:バイロン30P)0.5g テトラヒドロフラン      100mJ1次に、1
00g/cIrI′の抑圧下で一方向にラビングし、こ
のラビングした一対のプラスチック基板を上下のラビン
グ方向が平行となる様に玉ね合せ、注入口となる個所を
除いたその周辺をシーリングした。この時の一対のプラ
スチック基板の間隔は、1=であった。
次に4−(2’−メチルブチル)フェニル−4′−才ク
チルオキシビフェニル−4−カルボキシレート100重
量部に対して4−(2−メチルブチル)−41−へキシ
ルオキシアゾベンゼン4jTEi部加えて液晶組成物を
調整した。
この液晶組成物を加熱して等方相とし、上記で作製して
セル内に減圧下で注入口から注入し、その注入口を封口
した。このセルを徐冷によって降温させた後に、一対の
偏光子をクロスニコル状態で設けてから顕微鏡観察した
ところ、モノドメインの非らせん構造の5m0本が形成
されている事が確認できた。
更に、このSmC*状態の液晶素子を500時間維持し
た後に、再び同様の顕微鏡観察を行なったところ、依然
としてモノドメインの非らせん構造の5m0本であるこ
とが確認できた。
一方、比較実験として前述の液晶素子で用いた4−(2
メチルブチル)−4’−へキシルオキシアゾベンゼンを
省略したほかは、前述の方法と同様にして液晶素子を作
成してから、顕ami11’9を行なったところ、初期
段階ではモノドメインの非らせん構造の5m0本の形成
が確認できたが、500時間の耐久試験を行なった後で
は、3m0京がモノドメインを形成していなかった。
(実施例9〜11) 実施例8で用いた4−(2−メチルブチル)−4′−へ
キシルオキシアゾベンゼンに代えて。
4−(ど−メチルブチル)−’4′−シアノビフェニル
(実施例9)、コレステリルベンゾネート(実施例1’
0)、4−(2’−メチルブチルオキシ)−4’−シア
ノビフェニル(実施例11)を用いたほかは、実施例2
と同様の方法で液晶素子を作成してから、m微鏡観察し
たところ、モノドメインの非らせん構造の5m0本が形
成されていた。さらに、各実施例につき前述の実施例8
と同様の500時間の耐久試験を行ったところ、モノド
メインのSmC*であることが確認できた。
一方、前述の各実施例で9〜11で使用したコレステリ
ック相を示す液晶の使用を省略したほかは、同様にして
液晶素子を作成してから、同様の耐久試験を行なったが
、何れの場合もSmC木はモノドメインとなっていなか
った。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、本発明で用いる液晶セルを表わ
す斜視図である。第3図(A)は本発明の液晶素子を表
わす平面図で、第3図(B)はそのA−x断面図である
。第4図は。 本発明の液晶素子の別の具体例を表わす断面図である。 第5図は本発明の液晶素子を作成する際に用いる斜め蒸
若装置を模式的に表わす断面図である。第6図は1本発
明で用いる液晶素子の電極構造を模式的に示す平面図で
ある。第7図C&)〜(d)は1本発明で用いる液晶素
子を駆動するための信号を示す説明図である。 第8図(a)〜(d)は、各画素に印加される′電圧波
形を示す説明図である。 100  、  セル構造体 lot、io1′ 、  基板 102.102’  ;  電極 103  ; 液晶層 104.201  ;  スペーサ部材105  、 
 配向制御IP14 106 ; 接着剤 107.108  、  偏光子 109  、  発熱体 特許出願人  キャノン株式会社 art

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一対の基板間に、降温過程で等方相からコレステ
    リック相、スメクテイックA相およびカイラルスメクテ
    イック相に相転移を生じる液晶の少なくとも1種と降温
    過程で等方相からコレステリック相および結晶相に又は
    降温過程で等方相からコレステリック相、スメクテイッ
    ク相および結晶相に相転移を生じる液晶の少なくとも1
    種とを含有する液晶組成物を封入したセル構造をなし、
    前記一対の基板のうち、少なくとも一方の基板の面が界
    面で接する液晶の分子軸方向を優先して一方向に配列さ
    せる効果を有してる事を特徴とする液晶素子。
  2. (2)前記液晶組成物が降温過程でスメクテイックA相
    からカイラルスメクテック相に順次相転移を生じる液晶
    である特許請求の範囲第1項記載の液晶素子。
  3. (3)前記カイラルスメクテック相がC相、H相、F相
    、I相又はG相である特許請求の範囲第2項記載の液晶
    素子。
  4. (4)前記カイラルスメクテック相が非らせん構造をも
    つ相である特許請求の範囲第2項又は第3項記載の液晶
    素子。
  5. (5)前記一対の基板のうち一方の基板の面が液晶の分
    子軸方向を優先して一方向に配列させる効果を有し、他
    方の基板の面が該効果を有していない特許請求の範囲第
    1項記載の液晶素子。
  6. (6)前記効果を有する面が基板の面を摺擦することに
    よって得られた面である特許請求の範囲第1項又は第5
    項記載の液晶素子。
  7. (7)前記面が有機絶縁物質又は無機絶縁物質の被膜に
    よって形成された面である特許請求の範囲第6項記載の
    液晶素子。
  8. (8)前記有機絶縁物質がポリビニルアルコール、ポリ
    イミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポリ
    パラキシリレン、ポリエステル、ポリカーボネート、ポ
    リビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル
    、ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラミ
    ン樹脂、ユリヤ樹脂、アクリル樹脂およびフォトレジス
    ト樹脂からなる樹脂群から少なくとも1種を選択した樹
    脂である特許請求の範囲第7項記載の液晶素子。
  9. (9)前記無機物質がSiO、SiO_2又はTiO_
    2である特許請求の範囲第7項記載の液晶素子。
  10. (10)前記効果を有する面が基板の面に絶縁物質を斜
    め蒸着することによって得られた面である特許請求の範
    囲第1項又は第5項記載の液晶素子。
  11. (11)前記絶縁物質がSiO又はSiO_2である特
    許請求の範囲第10項記載の液晶素子。
  12. (12)前記効果を有する面が基板の面を斜方エッチン
    グすることによって得られた面である特許請求の範囲第
    1項又は第5項記載の液晶素子。
  13. (13)前記面が有機絶縁物質又は無機絶縁物質の被膜
    又は基板によって形成された面である特許請求の範囲第
    12項記載の液晶素子。
  14. (14)前記有機絶縁物質がポリビニルアルコール、ポ
    リイミド、ポリアミドイミド、ポリエステルイミド、ポ
    リパラキシリレン、ポリエステル、ポリカーボネート、
    ポリビニルアセタール、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニ
    ル、ポリアミド、ポリスチレン、セルロース樹脂、メラ
    ミン樹脂、ユリヤ樹脂、アクリル樹脂およびフォトレジ
    スト樹脂からなる樹脂群から少なくとも1種を選択した
    樹脂である特許請求の範囲第13項記載の液晶素子。
  15. (15)前記無機絶縁物質がガラス、SiO、SiO_
    2又はTiO_2である特許請求の範囲第13項記載の
    液晶素子。
  16. (16)前記他方の基板が絶縁物質を被膜形成した後に
    所定の位置を除いてエッチングすることにより得たスペ
    ーサ部材を備えている基板である特許請求の範囲第2項
    記載の液晶素子。
  17. (17)前記スペーサ部材が帯状形状の部材である特許
    請求の範囲第16項記載の液晶素子。
  18. (18)前記帯状形状のスペーサ部材を複数個備えた素
    子である特許請求の範囲第17項記載の液晶素子。
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