JPS616248A - ハブ付ロ−タとその製造法 - Google Patents

ハブ付ロ−タとその製造法

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JPS616248A
JPS616248A JP12538184A JP12538184A JPS616248A JP S616248 A JPS616248 A JP S616248A JP 12538184 A JP12538184 A JP 12538184A JP 12538184 A JP12538184 A JP 12538184A JP S616248 A JPS616248 A JP S616248A
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JP
Japan
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hub
rotor
graphite structure
cast iron
molten metal
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Pending
Application number
JP12538184A
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English (en)
Inventor
Makoto Suenaga
末永 允
Mitsuru Yano
矢野 満
Yasuoki Ishihara
石原 安興
Masato Goie
政人 五家
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は複合一体型のハブ付ロータとその製造方法に係
り、特にハブ部を球状黒鉛組織となし、ロータ部を片状
黒鉛組織とせるハブ付ロータとその製造法に関するもの
である。
〔従来の技術〕
自動車用ブレーキ部品として用いられている摺動部材、
いわゆるハブ付ロータはハブ部を球状黒鉛鋳鉄及び/又
はバーミキュラ黒鉛鋳鉄で製造し、ロータ部は片状黒鉛
組織により製造し、両者を取付ボルトによって同心に固
着して組み立て使用している。
すなわち、ハブ部は強靭性つまり30kgf/am2以
上の引張強さ、6%以上の伸び、2 kgf−1117
01112以上の衝撃値など8!械的性質の優れた球状
黒鉛鋳鉄又はこれに近い性質を有するバーミキエラ黒鉛
鋳鉄が多用されている。
一方、ロータ部は熱伝導率が常温で0.12cal/ 
cm、 see、 ℃以上であるとともに、耐ヒートク
ラツク性、耐摩耗性が良好であり、ブレーキ制動時の騒
音を防止し、ブレーキパッドとのなじみが良く、しかも
減衰能の大なること(比滅責率5〜10%)などが要求
されるので、これらの緒特性に対応し得る材料として黒
鉛面積10%以上のFCIO〜FC25程度の片状黒鉛
鋳鉄が広く利用されている。
このようなハブとロータを機械的に結合した場合、部品
点数の増加による10〜30%の重量の増大、価格の高
騰、占有体積の増加などを招くので、本発明者等はさ慇
に特願昭58−130927号の発明、すなわちハブ部
を球状黒鉛鋳鉄及び/又はバーミキエラ黒鉛鋳鉄となし
ロータ部を片状黒鉛鋳鉄となした摺動部材の製造法を開
発した。
〔発明が解決しようとする問題点〕
組成の異なるハブ部とロータ部を鋳造時に冶金的に融合
一体化する場合、片状黒鉛鋳鉄のS含有量が0.015
%を超えるとその境界部には第5図に示すような多量の
共晶黒鉛を有する異常な層が発生する。
この異常層は機械的性質が者しく劣り、例えば抗張力は
16 kgf/ rsta2伸びは0.8%に過ぎず、
特に衝撃値は0 、1 kgf1/ cm2 と低位を
示し、自動車用の重要保安部品としては大きな危険性を
包含するものである。
本発明の目的は、複雑な工程を経ることなく、ハブ部と
ロータ部の境界部に材質劣化層が生じないハブ付ロータ
とその製造法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
以下本発明を図面に基づいて詳細に説明する。
第1図は本発明のハブ付ロータを製造するための鋳型の
断面図である。
本発明は、ハブ部を球状黒鉛鋳鉄及び/又はバーミキュ
ラ黒鉛組織となし、ロータ部を片状黒鉛組織とせるハブ
付ロータの上記片状組織部分のS含有量を0.015重
量%(以下単に%と記す)に規制したものであり、また
これを製造、−37 するにあたり、S含有量0.015%以下に規制した片
状黒鉛鋳鉄組成を有する溶湯を砂型鋳型1のロータ空隙
部2に所望量注湯し、この溶湯の温度が800〜1,1
40℃にある時点で球状黒鉛鋳鉄又はバーミキエラ黒鉛
鋳鉄組成を有する溶湯を上記砂型鋳型1のハブ空隙部3
に注湯するものである。
〔作 用〕
以上の構成により次の作用を説明する。
まずS含有量を0.015%以下に規制した片状黒鉛鋳
鉄組成を有する溶湯を湯口4よりロータ空隙部2に所望
量注入する。
つぎにこのロータ空隙部2に注入された片状黒鉛鋳鉄の
温度が800〜1,140℃にある時点で球状黒鉛鋳鉄
又はバーミキュラ黒鉛鋳鉄組成を有する溶湯を湯口5よ
り注入しハブ空隙部3に充満せしめるものであるが、前
述のように片状黒鉛鋳鉄溶湯の温度外圧800〜1,1
40℃であるため、後に注入した球状黒鉛鋳鉄の溶湯と
完全に融合して良好な境界部を得るこ、−47− とがでとるものである。
先に注入した溶湯が凝固して温度がa o o ’c未
満に低下すると表面に酸化皮膜の形成が者しく進行し良
好な冶金的結合層を得ることがで外ない。
また温度が1..140℃を超えると先に注入した片状
黒鉛鋳鉄が球状黒鉛鋳鉄により多量に再溶解され、これ
が混入して健全な結合層が得られないばかりでなく、境
界部を所望の位置に安定して得ることができない。
また鋳型を砂型鋳型に限定した理由は、鋳型が砂型であ
ると鋳型内に注入した溶湯が急冷されず、優れたブレー
キ性能を有する普通鋳鉄として最も好ましい片状黒鉛鋳
鉄を得ることがでbるためである。
〔実施例〕 1、化学成分 (1)片状黒鉛鋼鉄組成を有する溶湯の化学成分を第1
表に示す。
(2)球状黒鉛鋳鉄組成を有する溶湯の化学成分を第2
表に示す。
2、儲  型 鋳型はCO2型を使用した。
3、硬 度 (1)片状黒鉛組織部の硬度(HB) 114.119
(2)球状黒鉛組織部の硬度(HB ) 243.25
24、結 果 第2図で明らかなようにハブ部は機械的性質の良好な球
状黒鉛組織であり、ロータ部は第3図に示すようにブレ
ーキ性能の優れた片状黒鉛組織が認められ、その境界部
は第4図に示すように共晶黒鉛などの異常組織は全く認
められず正常な機械的性質を有するものである。
〔発明の効果〕
虫ず片状黒鉛鋳鉄組成を有する溶湯のS含有量を低位に
規制したので、ハブ部とロータ部との境界に材質劣化層
が生じることがない。これが本発明の極めて大きな特徴
である。
また砂型鋳型を用いたため溶湯が急冷されずロータ部は
普通鋳鉄として最も好ましい片状黒鉛組織を得ることが
で鯵るものである。
さらに第1図においてロータ空隙部2に注入された片状
黒鉛組成を有する溶湯が800 〜1.140℃の半凝
固状態にある時点でハブ空隙部3に球状黒鉛組織組成を
有する溶湯を注入するため、双方の溶湯が混流する恐れ
はなく、しかも明らかな境界面を形成することはなく完
全な溶着融合をなすものである。
第4図はハブ部をパーミキエラ黒鉛組織となしロータ部
を片状黒鉛組織としたハブ付ロータの境界部の組織を示
すものであり、共晶黒鉛等の材質劣化層は全く認められ
ない。
以上の説明で明らかなように本発明による製造法によっ
て得られたハブ付ロータは、ハブ部に球状黒鉛組織及び
/又はバーミキュラ黒鉛組織を有し、ロータ部及びその
近傍は正常な片状黒鉛組織となっており、さらにその境
界部には共晶黒鉛などの材質劣化部を生ずることなく、
プレー午用ハブ付ロータとして外わめて優れた特性を有
するものである。
すなわち、片状黒鉛組織を有するロータ部は、熱伝導率
、耐摩耗性が良好であり、かつ減衰能が太き(ブレーキ
材として要求されるすべての特性を満足し得るばかりで
なく、ハブ部は球状黒鉛組織部c//又はバーミキュ2
黒鉛組織であるため機械的性質がトわめて良好である。
従って、従来のブレーキ材と比較して肉厚の減少による
重量軽減、耐用寿命の増大、品質の向上、安全性の向上
、製造原価の低減など工業的にきわめて優れた効果を有
すねものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明のハブ付ロータを製造するための鈎型の
一例を示す断面図、第2.3,4.5図はともに金属組
織の顕微鏡写真である。 1 :砂型鋳型、 2 :ロータ空隙部、 3 :ハブ
空隙部、4,5 :湯口 代理人 弁理士  本  間     崇低 ATヅ 相rr   1で7 r4’   7   Q xto。 シロ゛ J  に1 xto。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ハブ部を球状黒鉛組織及び/又はバーミキュラ黒
    鉛組織となし、ロータ部を片状黒鉛組織とせる複合一体
    型のハブ付ロータにおいて、上記片状黒鉛組織部のS含
    有量を0.015重量%以下に規制したことを特徴とす
    るハブ付ロータ。
  2. (2)ハブ部を球状黒鉛組織及び/又はバーミキュラ黒
    鉛組織となし、ロータ部を片状黒鉛組織とせる複合一体
    型のハブ付ロータを製作するにあたり、S含有量を0.
    015重量%以下に規制した片状黒鉛鋳鉄組成を有する
    溶湯を砂型鋳型のロータ空隙部に所望量注湯し、該溶湯
    の温度が800〜1,140℃にある時点で球状黒鉛鋳
    鉄又はバーミキュラ黒鉛鋳鉄組成を有する溶湯を上記鋳
    型のハブ空隙部に注湯することを特徴とするハブ付ロー
    タの製造法。
JP12538184A 1984-06-20 1984-06-20 ハブ付ロ−タとその製造法 Pending JPS616248A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62192250A (ja) * 1986-02-19 1987-08-22 Kiriyuu Kikai Kk ブレーキ用ディスクロータの回転鋳造法
DE102004056331A1 (de) * 2004-11-22 2006-05-24 Georg Fischer Fahrzeugtechnik Ag Sphärogusslegierung und Verfahren zur Herstellung von Gussteilen aus der Sphärogusslegierung
JP2010189706A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Kurimoto Ltd 球状黒鉛鋳鉄管およびその製造方法

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