JPS6159902B2 - - Google Patents
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- JPS6159902B2 JPS6159902B2 JP9638176A JP9638176A JPS6159902B2 JP S6159902 B2 JPS6159902 B2 JP S6159902B2 JP 9638176 A JP9638176 A JP 9638176A JP 9638176 A JP9638176 A JP 9638176A JP S6159902 B2 JPS6159902 B2 JP S6159902B2
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- Japan
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- synthetic resin
- impregnated
- wear
- transparent thermosetting
- resistant granules
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔技術分野〕
この発明は床材等に使用する合成樹脂含浸化粧
材およびその製造方法に関するものである。
材およびその製造方法に関するものである。
従来より、床材やテーブル天板等に使用される
化粧合板においては、表面に熱硬化性合成樹脂を
含浸あるいは塗布するなどして表面を強化してい
るが、単に合成樹脂層で表面を覆つただけでは長
時間の使用で表面が摩耗してしまうという問題が
あつた。
化粧合板においては、表面に熱硬化性合成樹脂を
含浸あるいは塗布するなどして表面を強化してい
るが、単に合成樹脂層で表面を覆つただけでは長
時間の使用で表面が摩耗してしまうという問題が
あつた。
そこで、化粧合板の耐摩耗性を向上させるため
に、シリカ、アルミナ等の耐摩耗剤を使用するこ
とが提案された。かかる耐摩耗剤を化粧合板の表
面に固着させるためには、主に以下の３つの製造
方法がある。(a) 合成樹脂含浸化粧材の表面に、
耐摩耗剤入り樹脂を塗布してプレスする方法。(b)
同じく耐摩耗剤入り樹脂を塗布または浸漬した
樹脂含浸紙またはオーバーレイ紙を用いる方法。
(c) 上記(a)の上に耐摩耗剤を含まない樹脂液を塗
布（重ねぬり）する方法。しかし、(a)の方法は表
面が凹凸になつてよごれがつきやすく美感を損な
い、(b)の方法は熱盤プレートを損傷し、(c)の方法
はプレス時の熱流動により上下２層が混合して(a)
と同じ欠点が出る。
に、シリカ、アルミナ等の耐摩耗剤を使用するこ
とが提案された。かかる耐摩耗剤を化粧合板の表
面に固着させるためには、主に以下の３つの製造
方法がある。(a) 合成樹脂含浸化粧材の表面に、
耐摩耗剤入り樹脂を塗布してプレスする方法。(b)
同じく耐摩耗剤入り樹脂を塗布または浸漬した
樹脂含浸紙またはオーバーレイ紙を用いる方法。
(c) 上記(a)の上に耐摩耗剤を含まない樹脂液を塗
布（重ねぬり）する方法。しかし、(a)の方法は表
面が凹凸になつてよごれがつきやすく美感を損な
い、(b)の方法は熱盤プレートを損傷し、(c)の方法
はプレス時の熱流動により上下２層が混合して(a)
と同じ欠点が出る。
この発明の目的は、表面が平滑で熱盤プレート
を損傷しない耐摩耗性の良好な合成樹脂含浸化粧
材およびその製造方法を提供することである。
を損傷しない耐摩耗性の良好な合成樹脂含浸化粧
材およびその製造方法を提供することである。
この発明の合成樹脂含浸化粧材は、化粧合板上
に、モース硬度７以上で粒度10〜200μｍの耐摩
耗粒状体を樹脂固形分に対して６〜30重量％含有
した透明熱硬化性合成樹脂層を形成し、その上に
単位重量10〜100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス
（10〜200μｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の
原紙からなる透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層を形
成したことを特徴とするものである。
に、モース硬度７以上で粒度10〜200μｍの耐摩
耗粒状体を樹脂固形分に対して６〜30重量％含有
した透明熱硬化性合成樹脂層を形成し、その上に
単位重量10〜100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス
（10〜200μｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の
原紙からなる透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層を形
成したことを特徴とするものである。
このように、本発明によれば、化粧合板上に、
モース硬度７以上で粒度10〜200μｍの耐摩耗粒
状体を樹脂固型分に対して６〜30重量％含有した
透明熱硬化性合成樹脂層を形成し、その上に単位
重量10〜100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス（10〜
200μｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の原紙
からなる透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層を形成し
たため、耐摩耗性が良好であるにもかかわらず、
表面が平滑で熱盤プレートを損傷しない。
モース硬度７以上で粒度10〜200μｍの耐摩耗粒
状体を樹脂固型分に対して６〜30重量％含有した
透明熱硬化性合成樹脂層を形成し、その上に単位
重量10〜100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス（10〜
200μｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の原紙
からなる透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層を形成し
たため、耐摩耗性が良好であるにもかかわらず、
表面が平滑で熱盤プレートを損傷しない。
実施例
この発明の一実施例を図面に示す。すなわち、
１は化粧合板、２はモース硬度７以上で粒径10〜
200μｍの耐摩耗粒状体を樹脂固型分に対して６
〜30重量％添加した透明熱硬化性合成樹脂層、３
は単位重量10〜100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス
（10〜200μｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の
原紙よりなる透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層であ
る。
１は化粧合板、２はモース硬度７以上で粒径10〜
200μｍの耐摩耗粒状体を樹脂固型分に対して６
〜30重量％添加した透明熱硬化性合成樹脂層、３
は単位重量10〜100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス
（10〜200μｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の
原紙よりなる透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層であ
る。
耐摩耗粒状体は、モース硬度７以下になると耐
摩耗効果が低下し、粒径10μｍ以下で添加量６％
以下は耐摩耗効果が低下し、粒径200μｍ以上は
原紙厚み８ミルス（200μｍ）以上になつて下地
が不鮮明になり、添加量30％以上も同じく下地が
不鮮明になる。また、含浸原紙は、単位重量10
ｇ／m2で厚み0.4ミルス（10μｍ）以下は耐摩耗
粒状体との兼ねあいにより耐摩耗硬化が低下し、
単位重量90ｇ／m2で厚み８ミルス（200μｍ）以
上は下地が不鮮明になる。さらに、含浸原紙の厚
みが耐摩耗粒状体の粒度より薄い場合は、凹凸が
表面にあらわれる。
摩耗効果が低下し、粒径10μｍ以下で添加量６％
以下は耐摩耗効果が低下し、粒径200μｍ以上は
原紙厚み８ミルス（200μｍ）以上になつて下地
が不鮮明になり、添加量30％以上も同じく下地が
不鮮明になる。また、含浸原紙は、単位重量10
ｇ／m2で厚み0.4ミルス（10μｍ）以下は耐摩耗
粒状体との兼ねあいにより耐摩耗硬化が低下し、
単位重量90ｇ／m2で厚み８ミルス（200μｍ）以
上は下地が不鮮明になる。さらに、含浸原紙の厚
みが耐摩耗粒状体の粒度より薄い場合は、凹凸が
表面にあらわれる。
このようにして構成した合成樹脂含浸化粧材
は、特定の硬度と粒径を有する耐摩耗粒状体が化
粧合板上に形成した透明熱硬化性合成樹脂層２に
含有されているため、耐摩耗性にすぐれ、化粧材
の表面が摩耗してきたなくなるのを防止すること
ができる。しかも、耐摩耗粒状体を含有した透明
熱硬化性合成樹脂層２の表面には透明熱硬化性合
成樹脂含浸紙層３が形成されているため、化粧材
表面の凹凸をなくして平滑な仕上りにすることが
でき、熱盤プレート表面を耐摩耗粒状体から保護
することができる。
は、特定の硬度と粒径を有する耐摩耗粒状体が化
粧合板上に形成した透明熱硬化性合成樹脂層２に
含有されているため、耐摩耗性にすぐれ、化粧材
の表面が摩耗してきたなくなるのを防止すること
ができる。しかも、耐摩耗粒状体を含有した透明
熱硬化性合成樹脂層２の表面には透明熱硬化性合
成樹脂含浸紙層３が形成されているため、化粧材
表面の凹凸をなくして平滑な仕上りにすることが
でき、熱盤プレート表面を耐摩耗粒状体から保護
することができる。
つぎに、この発明の好ましい実施例について述
べる。
べる。
実施例 １
厚さ12mmのラワン合板表面に熱硬化性ポリエス
テル樹脂接着剤を塗布し、一方、熱硬化性ポリエ
ステル樹脂を含浸した厚さ0.5mmのひのき単板上
に粒径20μｍのα−アルミナを樹脂固型分に対し
10重量％含有した熱硬化性ポリエステル樹脂を塗
布して指触乾燥させ、この合成樹脂含浸単板を前
記接着剤上に載置し、その上に単位重量30ｇ／m2
で厚み３ミルス（75μｍ）の原紙に含浸させた透
明熱硬化性ポリエステル樹脂含浸オーバーレイ紙
を載置し、熱圧一体化して表面平滑な合成樹脂含
浸化粧材を得た。得られた含浸化粧材は、通常の
製造方法で得られた合成樹脂含浸化粧材に比べて
約５倍の耐摩耗性能を示し、また、従来の耐摩耗
性を付与させる製造方法により得られた合成樹脂
含浸化粧材と同等の耐摩耗性能を示した。
テル樹脂接着剤を塗布し、一方、熱硬化性ポリエ
ステル樹脂を含浸した厚さ0.5mmのひのき単板上
に粒径20μｍのα−アルミナを樹脂固型分に対し
10重量％含有した熱硬化性ポリエステル樹脂を塗
布して指触乾燥させ、この合成樹脂含浸単板を前
記接着剤上に載置し、その上に単位重量30ｇ／m2
で厚み３ミルス（75μｍ）の原紙に含浸させた透
明熱硬化性ポリエステル樹脂含浸オーバーレイ紙
を載置し、熱圧一体化して表面平滑な合成樹脂含
浸化粧材を得た。得られた含浸化粧材は、通常の
製造方法で得られた合成樹脂含浸化粧材に比べて
約５倍の耐摩耗性能を示し、また、従来の耐摩耗
性を付与させる製造方法により得られた合成樹脂
含浸化粧材と同等の耐摩耗性能を示した。
実施例 ２
厚さ３mmのラワン合板の表面に柄模様印刷済み
の半硬化メラミン樹脂含浸オーバーレイ紙を載置
し、その上に粒径12μｍのカーボランダムを樹脂
固型分に対して７重量％含有した透明メラミン樹
脂を塗布して指触乾燥させ、その上に単位重量25
ｇ／m2で厚み１ミルス（25μｍ）の原紙に含浸さ
せた透明メラミン樹脂含浸オーバーレイ紙を載置
し、熱圧一体化して表面平滑な合成樹脂含浸化粧
材を得た。得られた含浸化粧材は、通常の製造方
法で得られた合成樹脂含浸化粧材に比べて約６倍
の耐摩耗性能を示し、また、従来の耐摩耗性を付
与させる製造方法により得られた合成樹脂含浸化
粧材と同等の耐摩耗性能を示した。
の半硬化メラミン樹脂含浸オーバーレイ紙を載置
し、その上に粒径12μｍのカーボランダムを樹脂
固型分に対して７重量％含有した透明メラミン樹
脂を塗布して指触乾燥させ、その上に単位重量25
ｇ／m2で厚み１ミルス（25μｍ）の原紙に含浸さ
せた透明メラミン樹脂含浸オーバーレイ紙を載置
し、熱圧一体化して表面平滑な合成樹脂含浸化粧
材を得た。得られた含浸化粧材は、通常の製造方
法で得られた合成樹脂含浸化粧材に比べて約６倍
の耐摩耗性能を示し、また、従来の耐摩耗性を付
与させる製造方法により得られた合成樹脂含浸化
粧材と同等の耐摩耗性能を示した。
この発明によれば、化粧合板上に、モース硬度
７以上で粒度10〜200μｍの耐摩耗粒状体を樹脂
固型分に対して６〜30重量％含有した透明熱硬化
性合成樹脂層を形成し、その上に単位重量10〜
100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス（10〜200μ
ｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の原紙からな
る透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層を形成したた
め、耐摩耗性が良好であるにもかかわらず、表面
が平滑で熱盤プレートを損傷しない。
７以上で粒度10〜200μｍの耐摩耗粒状体を樹脂
固型分に対して６〜30重量％含有した透明熱硬化
性合成樹脂層を形成し、その上に単位重量10〜
100ｇ／m2で厚みが0.4〜８ミルス（10〜200μ
ｍ）でかつ耐摩耗粒状体の粒径以上の原紙からな
る透明熱硬化性合成樹脂含浸紙層を形成したた
め、耐摩耗性が良好であるにもかかわらず、表面
が平滑で熱盤プレートを損傷しない。
図面はこの発明の一実施例の拡大断面図であ
る。 １……化粧合板、２……耐摩耗粒状体を含む透
明熱硬化性樹脂層、３……透明熱硬化性樹脂含浸
紙層。
る。 １……化粧合板、２……耐摩耗粒状体を含む透
明熱硬化性樹脂層、３……透明熱硬化性樹脂含浸
紙層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 化粧合板上に、モース硬度７以上で粒度10〜
200μｍの耐摩耗粒状体を樹脂固形分に対して６
〜30重量％含有した透明熱硬化性合成樹脂層を形
成し、その上に単位重量10〜100ｇ／m2で厚みが
0.4〜８ミルス（10〜200μｍ）でかつ耐摩耗粒状
体の粒径以上の原紙からなる透明熱硬化性合成樹
脂含浸紙層を形成したことを特徴とする合成樹脂
含浸化粧材。 ２ 化粧合板上に、モース硬度７以上で粒度10〜
200μｍの耐摩耗粒状体を樹脂固形分に対して６
〜30重量％添加した透明熱硬化性合成樹脂液を塗
布し、その上に単位重量10〜100ｇ／m2で厚みが
0.4〜８ミルス（10〜200μｍ）でかつ耐摩耗粒状
体の粒径以上の原紙からなる透明熱硬化性合成樹
脂含浸紙を載置後、熱圧一体化することを特徴と
する合成樹脂含浸化粧材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9638176A JPS5321284A (en) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | Synthetic resin impregnated decorative material and preparation thereof |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9638176A JPS5321284A (en) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | Synthetic resin impregnated decorative material and preparation thereof |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5321284A JPS5321284A (en) | 1978-02-27 |
| JPS6159902B2 true JPS6159902B2 (ja) | 1986-12-18 |
Family
ID=14163372
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9638176A Granted JPS5321284A (en) | 1976-08-11 | 1976-08-11 | Synthetic resin impregnated decorative material and preparation thereof |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5321284A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| SE504353C2 (sv) * | 1995-06-19 | 1997-01-20 | Perstorp Ab | Förfarande för framställning av ett dekorativt härdplastlaminat |
-
1976
- 1976-08-11 JP JP9638176A patent/JPS5321284A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5321284A (en) | 1978-02-27 |
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