JPS615842A - 採暖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は潜熱蓄熱材を用いた採暖装置に関する。

従来例の構成とその問題点 従来のこの種の採暖装置は第１図に示すように、蓄熱材
１が密封された複数個の蓄熱容器２を互いに連結した蓄
熱マット３と、蓄熱材１を加熱融解するために、蓄熱容
器２に取付けられたヒータ４と断熱材６．外衣６から構
成されていた。

こめ構成では、本採暖装置を蓄熱融解し、屋外などで採
暖利用する場合、蓄熱材１の温度を使用者に表示する手
段がなかった。一方、蓄熱材１の放熱熱量を採暖用とし
て利用する時間は、蓄熱時の温度に関係している。第２
図において、（Ａ）は蓄熱材１が融点ｔｍに到達後、制
御温度ｔＡから放熱利用に移行した場合であり、所定の
採暖利用時間が得られることを示している。（Ｂ）は蓄
熱材１が融点ｔｍに到達する以前に温度ｔＢで、放熱利
用に移行した場合であり、全て固体の顕熱域なので、採
暖利用時間は極端に短かく、しかも一定温度域がないこ
とを示している。（Ｃ）は蓄熱材１が融点ｔｍに到達後
、その融点ｔｍから放熱利用に移行した場合であり、完
全に蓄熱が完了していないため、（５）Ｋ比べ、若干、
採暖利用時間が短かくなることを示している。このよう
に、蓄熱終了温度は採暖利用時間に影響するが、温度表
示手段が無いため、（Ｂ）　、　（Ｃ）の場合のように
、早く蓄熱を終了し、所定の採暖利用時間が得られない
ことがあった。

一方、採暖利用時、使用者にとって、いつまで採暖利用
が持続できるかが解れば便利である。これが解る手段と
して、第２図（５）に示すように蓄熱材１の温度が、融
点ｔｍより若干低下した温度ｔｃを検出すれば固体域に
入ったことになり、援暖利用時間が終了間近であること
が解る。しかし、これも温度表示手段が無いため、援暖
利用時間がいつまで持続するのか解らないことがあった
。

一方、温度を表示する手段の一つに、温度依存変色性シ
ートが従来よりある。これは設定温度になれば、色が変
化するシートであるが、表示対象物に直接貼らねばなら
なかった。本採暖装置では蓄熱マット３は断熱材５、人
体装着用の外衣６に収納されているため、使用者が外衣
６の外部から、温度依存変色性接着シートを観察できな
かった。

発明の目的 本発明はかかる従来の問題を解消するもので、蓄熱容器
内の蓄熱材温度を使用者が外衣などの外部から、温度依
存変色性シー１−により観察できるようにして、蓄熱融
解時は、蓄熱材が完全に融解した温度及び、採暖利用時
は融解が終了した温度を表示し、使い勝手を向上させる
ことを目的とする。

発明の構成 この目的を達成するために、本発明は蓄熱容器側に熱伝
導性シートの一部を取付け、その他端部を外部に導くと
ともに、この部分に温度依存変色性シートを取付けたも
のである。

この構成によって、熱伝導性シートは蓄熱容器内の蓄熱
材温度を温度依存変色性シートに伝え、使用者は外衣な
どの外部から容易に蓄熱材の温度を知ることができ、蓄
熱完了、放熱完了が解るようになる。

実施例の説明 以下、本発明の一実施例を第３Ｆを用いて説明する。な
お第１図と同一部材には同一番号を付している。

第３図において、７は熱伝導性シートであり、蓄熱容器
２のヒータ４で加熱される面とは反対側の面にこの熱伝
導性シート７の一部分が取付けられ、この熱伝導性シー
ト７の他部分は、蓄熱マットを断熱している断熱材５の
外部へ導かれ、さらに、使用者が外衣６の外部から観察
できる温度チェック部８に導かれている。９は温度依存
変色性シートであり、熱伝導性シート７の温度チェック
部８に導かれた部分に取付けられている。

上記構成において、まず蓄熱融解時について説明する。

蓄熱容器２の温度を熱伝導性シート７は温度依存変色性
シート９に伝える。ここで、ヒータ４による加熱面とは
反対側面の温度を熱伝導性シート７は検出するが、ヒー
タ４とは最も離れているため、融点以上の−゛度ｔＡを
検出すれば、蓄熱容器２内の蓄熱材１は全て融解したこ
とＫなる。

そして、使用者は外衣６の温度チェック部８より観察す
ることで、温度依存変色性シート９が温度ｔＡを示す色
に変色していれば、蓄熱完了と判断でき、採暖利用に移
行できる。

次に採暖利用時について説明する。蓄熱時と同様に、蓄
熱容器２の温度を熱伝導性シート７は温度依存変色性シ
ート９に伝える。そこで融点以下の温度ｔｃを検出すれ
ば、蓄熱容器２内の蓄熱材１は固化し、はぼ放熱は終了
したことになる。そして、使用者は外衣６の温度チェッ
ク部８より観察することで、温度依存変色性シート９が
温度ｔｃを示す色に変色していれば、採暖利用完了と判
断できる。

このように、確実に蓄熱融解を確認してから、採暖利用
に移行できるため、所定の採暖利用時間が確保でき、ま
た、採暖利用時は、固化した時点を確認するため、利用
時間の終了が間近いことが解り、使い勝手が向上すると
いう効果がある。

発明の効果 以上のように本発明の採暖装置によれば、蓄熱容器に熱
伝導性シートの一端部を取付け、他端部を断熱材の外部
へ導き、温度依存変色性シートを取付けた構成としてい
るので、導電性シートは蓄熱材温度を温度依存変色性シ
ートに伝え、蓄熱材温度に相当した色により温度を表示
することにより、確実に蓄熱融解を確認してから、採暖
利用に移行できるため、従来のように、融解できていな
い途中で採暖利用に移行して、利用時間が短かいといっ
たことがなくなり、所定の利用時間が確保できる。さら
に、採暖利用時は、融点以下になり固化した時点での温
度確認により、採暖利用時間が終了間近であることが解
るなど、使い勝手が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の採暖装置の一部切欠斜視図、第２図は蓄
放熱時間一温度特性図、第３図は本発明の一実施例によ
る採暖装置の一部切欠斜視図である。 １　・・・蓄熱材、２・・・・蓄熱容器、５・・・・断
熱材、７　・熱伝導性シート、８　・・・温度依存変色
性シート。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　はか１名第１
図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 蓄熱材が密封された蓄熱容器と、一端部が前記蓄熱材の
   温度を検出しうるように前記蓄熱容器に取付けられ、他
   端部が前記蓄熱容器を断熱している断熱材の外部へ導か
   れた熱伝導性シートと、この熱伝導性シートの断熱材の
   外部へ導かれた部分に取付けられ、前記蓄熱材の融点近
   傍温度で変化する温度依存変色性シートとからなる採暖
   装置。