JPS6157331A

JPS6157331A - 発泡成形品の取出し方法及び装置

Info

Publication number: JPS6157331A
Application number: JP59179909A
Authority: JP
Inventors: Toshio Sugawara; 菅原　俊夫
Original assignee: Sekisui Plastics Co Ltd
Current assignee: Sekisui Kasei Co Ltd
Priority date: 1984-08-29
Filing date: 1984-08-29
Publication date: 1986-03-24

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】く技術分野〉この発明は、発泡成形品の取出し方法及び装置に関する
。

く背景及び従来技術〉従来より、上下に対向する固定型と移動型にＪ：る成形
型の型届内に発泡性熱可塑性樹脂粒子を充填し、該樹脂
粒子を蒸気等の加熱媒体によって加熱膨張させて発泡成
形品を得る要式の発泡成形においては、成形品の取出し
を手作業で行なってぃるのが実状である。このため人手
を多く必要とすると共に、１人の作業者が複数の成形機
を受け持っている関係上、成形開缶にタイミングよく成
形品の取出しを行ない■く、成形品の取出し持ちのため
に成形機の実動率が低下して製品コストが高くつくとい
う問題があった。

〈目的〉この発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、成
形品の自動取出しを簡単且つコスト安価に行なえる方法
及び装置を提供することを目的とする。

く構成〉上記目的を達成するための第１の発明としての発泡成形
品の取出し方法の構成は、上下に対向する固定型と移動
型による成形型の型窩内に発泡性熱可塑性樹脂粒子を充
填し、該樹脂粒子を蒸気等の加熱媒体によって加熱膨張
させて発泡成形品を得る要式の発泡成形において、型開
き時に固定型と移動型との間に成形品の受け部材を介在
させ、成形品を受け部材上に落下させた後、受け部材を
型外へ移ａＪさせて成形品を取出すことを特徴としてお
り、また第２の発明としての発泡成形品の取出し装置の
構成は、上下に対向する固定型と移動型とを有する成形
機の一部又は近傍に回動自在に支承される支持部材を有
し、この支持部材の回動先端側に、固定型と移動型の間
に入り込んで固定型より離型された成形品を受け止める
受け部材が構成されていると共に、上記支持部材を回動
操作して受け部材を固定型と移動型間に出入さぜる回動
駆動手段が構成されていることを特徴とする。

〈実施例〉次いでこの発明の実施例について図を参照しながら以下
に詳述する。

第１図は型締め状態における竪形発泡成形機の側面図で
あり、（１）は４本のガイドボスト（Ｐ）の上端に設け
られた固定プレート、（２Ｊはガイドボスト（Ｐ）に対
して摺動自在に設けられた移動プレートを示している。

固定プレート（１）の下面には固定型としてのキャビテ
ィ金型（１０）が取付【プられ、移動プレート（２１の
上面には移動型としＣのコア金型（２０）が取付けられ
ており、これらキャピテイ金型（１０）とコア金型（２
０）とで成形型（Δ）が構成されている。そして、成形
型（Ａ）の型窩（Ａ’）内に原料としての発泡性熱可塑
性樹脂粒子（Ｂ）がフィーダー（図示せず）より充填さ
れている。

（３）は架台（Ｋ）上部に固定されているシリンダープ
レートであり、このシリンダープレート（３）の下面に
は、移動プレート（２を上下スライドさせて成形型（Ａ
）を開閉操作する型開閉シリンダー（３０）が取付けら
れている。

（４）は成形機の正面側に設けられた成形品取出し装置
であり、下端部が架台（Ｋ）下部又はその近傍に回動自
在に支承された支持部材（４０）と、この支持部材（４
０）の回動先端側に連結された平板状の受け部材（４１
）と、支持部材（４０）の回動駆動手段としてのエアー
シリンダー（４２）とで構成されている。

さらに詳述すれば、支持部材（４０）は、平板状の基部
（４０ａ）の上・部両側に帯状の連結部（４０ｂ）を屈
曲させて連設したものであり、基部（４０ａ）下端は回
動自在に支承された軸（４０ｃ）に取付けられている。

そして受け部材（４１）は上記連結部（４０ｂ）の上端
より成形機本体側へ略直角に延設されており、支持部材
（４０）の基部（４０ａ）と連結部（４０ｂ）との屈折
角度は、回動操作時において受け部材（４１）が略水平
に位置するように設定されている（第４図参照）。

さらに基部（４０ａ）と連結部（４０ｂ）との境界部付
近にブラケット（４ｄ）が取付けられており、一方、シ
リンダー（４２）は、後端がシリンダープレート（３）
の下面に回動自在に取付けられ、そのシリンダーロッド
（４２ａ）の先端が上記ブラケット（４ｄ）に対して回
動自在に連結されている。なお（９は成形様の制御盤を
示す。

次に、上記取出し装置（４）を用いた成形品の取出し方
法について説明すると、まず型窩（Ａ’）内に充填され
た発泡性熱可塑性樹脂粒子（Ｂ）を蒸気等の加熱媒体に
より加熱膨張させ、これを水冷して発泡成形を行なう（
第１図参照）。この時点ではシリンダー（４２）のシリ
ンダーロッド（４２ａ）を前進させて受け部材（４１）
を成形型（Ａ）の外方に持久させておく。

次に、型開閉シリンダー（３０）でコア金型（２０）を
下降させて型開きを行なった後（第３図参照）、シリン
ダー（４２）のシリンダーロッド（４２ａ）を後退させ
て支持部材（４０）及び受け部材（４１）を成形機本体
側へ回動し、受け部材（４１）をキャビティ金型（１０
）とコア金型（２０）間に介在させる。そして、キャビ
ティ金型（１０）内に残存している成形品（Ｃ）を図示
していないエジェクター又はエアー噴射等の手段にてキ
ャビティ金型（１０）から切離して受け部材（４１）上
に自由落下させる（第４図参照）、この状態でシリンダ
ー（４２）のシリンダーロッド（４２ａ）を再び前進さ
せて受け部材（４１）を成形型（Ａ）外へ回動移動すれ
ば、成形品（Ｃ）を外部へ取出せることになる。そして
上記回動移動にて受け部材（４１）が所定角度に傾斜す
るので、成形品（Ｃ）を受け部材（４１）上から滑落さ
せて回収することができる。

なお１回動駆動手段としては、シリンダー（４２）に代
えて第５図に示ずようにコア金型（２ｏ）の上下動に連
動する滑車機４．Ｉ（４３）で構成することもできる。

さらに詳述すると、滑車ｆｉ梠（４３）としては、シリ
ンダープレート（３）の上下へ突出させて上下スライド
自在に取付けられた往復ロッド（４３ａ）と、この往復
ロッド（４３ａ）の横部に回転自在に設置プられた滑車
（４３ｂ）と、滑車（４３ｂ）に巻回された状態で一端
が往復ロッド（４３ａ）の先端に、他端がブラケット（
４ｄ）に接続されたワイヤローブ（４３ｃ）とで構成さ
れており、また支持部材（４０）はコイルバネ（４４）
にて第５図右方向に回動するよう付勢されている。そし
てこの場合、コア金型（２０）を所定位置まで下降させ
ると、往復ロッド（４３ａ）が下方へ押し下げられるの
で、ワイヤロープ（４３ｃ）を介して支持部材（４０）
を第５図左方へ回動できると共に、コア金型（２０）が
下降して型開きが完ゝ了した時点で同図一点鎖線で示す
ごとく受け部材（４１）をキャビディ金型（１０）とコ
ア金型（２ｏ）間に介在できる。さらにコア金型（２０
）を上昇させると、コイルバネ（４４）の引張力にて往
復ロッド（４３ａ）も（’Ｊ随して上昇する。従って支
持部材（４０）を第５図右方へ回動させて原位匝にｊＥ
１帰させることができる。特にこの場合にはシリンダー
（４２）、及びこれを作動さゼる電気制御手段が不要で
あるので、より装置の簡素化を図れる実施例となり得る
。

この他、受け部材（４１）を往復動させて成形型（Ａ）
間に出入させたり（１６図参照）、或は受け部材（４１
）を水平方向に回動させて成形型（Ａ）血に出入させる
等、この発明の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更
を施すことができる。

そして、成形品の回収方法として、取出した受け部材（
４１）上の成形品をマニプレータ−等で順次積重ねて回
収することも容易になし得ることになる。

く効果〉以上のごとく、この発明による発泡成形品の取出し方法
によれば、固定型と移動型との間に介在させた受け部材
上に成形品を落下させて取出す方法であるから、固定型
に残存した成形品を固定型から単に切離すだけで容易に
成形品を回収できることになり、成形品を取出すための
労力の軽減を図れると共に、成形機の取出し持ちのため
の時間的ロスを削減できて成形機の実動率の向上、製品
コストの低減化を図れることになる。

また、上記取出し方法を実施するための取出し装置とし
ても、受け部材を回動駆動するだけでよいから全体構造
を簡素化でき、製品コストを一層安価にできるという特
有の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の実施例を示づ゛ものであり、第１図は型
締め状態を示す側面図、第２図は同じく正面図、第３図
は型開き状態を示す側面図、第４図は受け部材を成形型
間に介在させた状態を示す側面図、第５図及び第６図は
他の実施例を示す側面図である。（１０）・・・固定型としてのキャビティ金型、（２０
）・・・移８型としてのコア金型、（４）・・・成形品
取出し装置、（４０）・・・支持部材、（４１）・・・
受け部材、（４２）・・・回動駆動手段としてのシリン
ダー、（４３）・・・同じく滑車別間、（Ｃ）・・・成
形品。

Claims

【特許請求の範囲】１、上下に対向する固定型と移動型による成形型の型窩内に発泡性熱可塑性樹脂粒子を充填し、該樹脂粒子を蒸気等の加熱媒体によって加熱膨張させて発泡成形品を得る竪式の発泡成形において、型開き時に固定型と移動型との間に成形品の受け部材を介在させ、成形品を受け部材上に落下させた後、受け部材を型外へ移動させて成形品を取出すことを特徴とする発泡成形品の取出し方法。２、上下に対向する固定型と移動型とを有する成形機の一部又は近傍に回動自在に支承される支持部材を有し、この支持部材の回動先端側に、固定型と移動型の間に入り込んで固定型より離型された成形品を受け止める受け部材が構成されていると共に、上記支持部材を回動操作して受け部材を固定型と移動型間に出入させる回動駆動手段が構成されていることを特徴とする発泡成形品の取出し装置。３、回動駆動手段がシリンダーである上記特許請求の範囲第２項記載の発泡成形品の取出し装置。４、回動駆動手段が、移動型の上下動に連動する滑車機構である上記特許請求の範囲第２項記載の発泡成形品の取出し装置。