JPS6153207A - 農園芸用殺菌組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、Ｈ−（ハ）−１−（２，４−ジクロロフエニ
ル）−４，４−ジメチル−２−（１，２゜４−トリアゾ
ール−１−イル）−１−ペンテン−８−オール（特關昭
５７−９９５７５号公報に記載の化合物、以下化合物Ａ
と記す）と一般式 ％式％ 〔式中、Ｒはヒドロキシメチル基、カルボキシル基、メ
チル基または水素原子を表わし、Ｒ２は水酸基またはポ
リオキシン複合 体テは水素原子を表わす。］ で示されるポリオキシン複合体（以下ポリオキシンと称
す）とを有効成分として含有する農園芸用殺菌組成物（
以下本発明組成物と称す）に関するものである。

本発明組成物の有効成分の一つであるポリオキシンはア
ルタナリア属による植物病害やうど九こ病等に強い殺菌
効力を有するが、その実用的な防除効果が期待できる植
物病害の範囲は広くない［福永−夫編、農薬ハンドブッ
ク、日本植物防疫協会、（１９７６）］。

一万、化合物Ａは穀類、果樹、野菜などの多くの植物病
害に対して、強い予防効果および治療効果を有すること
が知られている。しかし、アルタナリア属による植物病
害に対しては充分な防除効果が期待できない。

このような状況のもとで、本発明者らは鋭意検討を重ね
た結果、本発明組成物が広範囲の植物病害に対して予防
的、治療的あるいは浸透移行的殺菌効力を有し、しかも
予期しえないような相乗効果を有することを見出し、本
発明を完成した。

本発明組成物が優れた効力を有する植物病原菌としては
、リンゴのうどんこ病菌（Ｐｏｄｏｓｐｈａｅｒａｌｅ
ｕｃｏｔｒｉｃｈａ　）、黒星病菌（Ｖｅｎｔｕｒｉａ
　１ｎａｅｑｕａｌｉｓ）、黒点病菌（Ｍｙｃｏｓｐｈ
ａｅｒｅｌｌａ　ｐｏｍｉ　）、斑点落葉病菌（Ａｌｔ
ａｒｎａｒｉａ　ｍａｌｉ　）、横辺病菌（Ｍａｒｓｓ
ｏｎｉｎａｍａｌｉ）、モニリア病菌（５ｃｌｅｒｏｔ
ｉｎｉａ　ｍａｌｉ　）、ナシの黒星病菌（Ｖｅｎｉｕ
ｒｉａ　ｎａｓｂｉｃｏｌａ　）　、赤星病菌（（、ｙ
ｍｎｏｓｐｏｒａｎｇｉｕｍ　ｈａｒａｅａｎａｍ　）
、黒斑病菌（Ａｌｃｅｒｎａｒｉａ　ｋｉｋｕｃｈｉａ
ｎａ　）　、カキのうどんこ病菌（Ｐｈｙｌｌａｃｔｉ
ｎｉａ　ｋａｋｉｃｏｌａ　）　、炭そ病菌（Ｇｌｏｅ
ｏｓｐｏｒｉｕｍ　ｋａｋｉ　）、モモの灰星病菌（５
ｃｌｅｒｏｔｉｎｉａ　ｃｉｎｅｒａａ　）、黒星病菌
（Ｃ１ａｄｏｓ−ｐｏｒｉｕｍ　ｃａｒｐｏｐＨｉｌｕ
ｍ　）、フォモプシス腐敗病菌（’　Ｐｈｏｍｏｐｓｉ
ｓ　ｓｐ、　）、ブドウの灰色かび病菌（Ｂｏｉｒｙｉ
ｉｓ　ｃｉｎｅｒｅａ　）　、横辺病菌（Ｃｅｒｃｏｓ
ｐｏｒａｖｉｚｉｃｏｌａ　）、うどんこ病菌（Ｕｎｃ
ｉｎｕｌａ　ｎｅｃａｔｏｒ）、黒とう病菌（Ｅｌｓｉ
ｎｏｅ　ａｍｐｅｌｉｎａ　）　、挽屑病菌（Ｇｌｏｍ
ｅｒｅｌｌａ　ｃｉｎｇｕｌａｔａ　）、テンサイの横
辺病菌（Ｃｅｒｃｏｓｐｏｒａ　ｂｅｚｉｃｏｌａ　）
、ピーナツツノ横辺病菌（Ｃｅｒｃｏｓｐｏｒａ　ａｒ
ａｃｈｉｄｉｃｏｌａ　）　、熱波病菌（Ｃｅｒｃｏｓ
ｐｏｒａ　ｐｅｒｓｏｎａｃａ）、オオムギのうどんこ
病菌（Ｅｒｙｓｉｐｈｅ　ｇｒａｍｉｎｉｓ　ｆ＋ｓｐ
、　ｈｏｒｄｅｉ　）、アイ−スポット病菌（Ｃｅｒｃ
ｏｓｐｏｒｅｌｌａ　ｈｅｒｐｏｔｒｉｃｈｏ−ｉｄｅ
ｓ　）　、雲形病菌（Ｒｈｙｎｃｈｏｓｐｏｒｉｕｍ　
５ｅｃａｌｉｓ）、黄さび病菌（Ｐｕｃｃｉｎｉａ　ｇ
ｌｕｍａｒｕｍ　）、黒さび病菌（Ｐｕｃｃｉｎｉａ　
ｇｒａｍｉｎｉｓ　）、雪腐菌核病菌（Ｔｙｐｈｕｌ　
ａ　）、赤かび病菌（Ｇｉｂｂｕｒｅｌｌｎ　ｚｅａｅ
　）、裸黒穂病菌（Ｕｓｔｉｌａｇｏ　ｎｕｄａ　）、
斑葉病菌（Ｈｅｌｍｉｎｔｈｏｓｐｏｒｉｕｍｇｒａｍ
ｉｎｅｕｍ　）　、紅色雪腐病菌（Ｆｕｓａｒｉｕｍ　
ｎ１ｖａｌｅ）、コムギのうどんこ病菌（Ｅｒｙｓｉｐ
ｈｅ　ｇｒａｍｉｎｉｓ　ｆ。

ｓｐ、　ｔｒｉｃｉｃｉ　）、赤さび病菌（ｐｕｃｃｉ
ｎｉａ　ｒｅｃｏｎｄｉｔａ）、葉枯病菌（５ｅｐｉｏ
ｒｉａ　ｃｒｉｔｉｃｉ　）、ふ枯病菌（Ｌｅｐｔｏｓ
ｐｈａｅｒｉａ　ｎｏｄｏｒｕｍ　）　、雪腐大粒菌核
病菌（３ｃｂａｒｏｔｉｎｉａ　ｂｏｒｅａｌｉｓ　）
、キュウリのうどんこ病菌（５ｐｈａｅｒｏｔｈｅｃａ
　ｆｕｌｉｇｉｎｅａ　）、炭そ病菌（ＣＣｏ１１ｅｔ
ｏｔｒｉｃｈｕ　ｌａｇｅｎａｒｉａｍ　）、つる枯病
菌（Ｍｙｃｏｓｐｈａｅｒｅｌｌａ　ｍｅｌｏｎｉｓ　
）　、菌核病菌（Ｓｃｌｅｒ−ｏｔｉｎｉａ　Ｓｃｌｅ
ｒｏｚｉｏｒｕｍ　）、灰色かび病菌（Ｂｏｔｒｙ−ｔ
１３　ｃｘｔｔｅｒｅａ　）、黒星病菌’（Ｃｌａｄｏ
ｓｐｏｒｉｕｍ　ｃｕｃｕ　−ｍａｒｉｎｕｕｌ）、ト
マトの果かび病菌（Ｃｌａｄｏｓｐｏｒｉｕｍｆｕｌｖ
ｕｍ　）、灰色かび％　（Ｂｏｔｒｙｔｉｓ　ｃｉｎｅ
ｒｅａ　）、ナスの黒枯病菌（Ｃｏｒｙｎｅｓｐｏｒａ
　ｍｅｌｏｎｇｅｎａｅ　）、イチゴのうどんこ病菌（
５ｐｂａａｒｏｔｈｃｃａ　ｈｕｍｕｌ　ｉ　）、萎ｊ
ｉ７１Ｅｆ　（’Ｆｕｓａｒｉｕｍ　ｏｘｙｓｐｏｒｕ
ｍ　ｆ＋ｓｐ、ｆｒａｇａｒｉａｅ）、タマネギの灰色
腐敗病菌（Ｂｏｔｒｙｔｉｓ　ａｌｌｉ　）、レタスの
菌核病菌（３ｃｌａｒｏｔｉｎｉａ　ｓｃｌｅｒｏｔｉ
ｏｒｕｍ）、セルリーの斑点病菌（Ｃａｒｃｏｓｐｏｒ
ａ　ａｐｉｉ　）、インゲンマメの角辺病菌（Ｐｂａｅ
ｏｉｓａｒｉｏｐｓｉｓ　ｇｒｉｓｅｏｌａ）、タハコ
ノうどんこ病菌（Ｅｒｙｓｉｐｈｅ　ｃｉｃｈｏｒａｃ
ｅａｒｕｍ）、バラの黒星病菌（Ｄｉｐｌｏｃａｒｐｏ
ｎ　ｒｏｓａｅ　）　、みかんのそうか病菌（Ｅｌｓｉ
ｎｏｅ　ｆａｗｃｅｚｔｉ　）　、青かび病菌（Ｐｃｎ
ｉｃｉｌｌｉｕｍ　ｉｃａｌｉｃｕｍ　）、緑かび病菌
（Ｐｅｎ−ｉｃｉｌｌｉｕｍ　ｄｉｇｉｔａｔｕｍ　）
　ナトカ挙ケラレル。

したがって、本発明組成物は、水田、畑地、果樹園等の
殺菌剤の有効成分として用いろことができる。

本発明組成物を殺菌剤の有効成分として用いる場合は、
他の何らの成分も加えずそのままでもよいが、通常は、
固体担体、液体担体、界面活性剤、その他の製剤用補助
剤と混合して、水和剤、懸濁剤、粒剤、微粒剤等に製剤
して用いる。

これらの製剤には、有効成分として、化合物Ａとポリオ
キシンを２１比で１：１〜１：１０の割合で０．１〜９
９．９９６、好ましくは、０．２〜８０９６含有するよ
うに通常の製剤方法に従って調製する。

上述の固体担体としては、カオリンクレー。

アッタバルジャイトクレー、ベントナイト、酸性白土、
パイロフィライト、タルク、珪藻土、方解石、クルミシ
ミ、尿素、硫酸アンモニウム、合成含水酸化珪素等の微
粉末あるいは粒状物が挙げられ、液体担体としては、キ
シレン、メチルナフタレン等の芳香族炭化水素、イソプ
ロパツール、エチレングリコール、セロソルブ等のアル
コール、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン等の
ケトン、大豆油、綿実油等の植物油、ジメチルスルホキ
シド、アセトニトリル、水等が挙げられる。乳化、分散
、湿層等のために用いられる界面活性剤としては、アル
キル硫酸エステル塩、アルキル（アリール）スルホン酸
塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルアリールエーテルリン酸エステル塩、ナフタレ
ンスルホン酸ホルマリン縮金物等の陰イオン界面活性剤
、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
ポリオキシプロピレンブロックコポリマー、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシソルビタン脂肪酸エステル
等の非イオン界面活性剤等が挙げられる。製剤用補助剤
としては、リグニンスルホン酸塩、アルギン酸塩、ポリ
ビニルアルコール、アラビアガム、ＣＭＣ（カルボキシ
メチルセルロース）、ＰＡＰ（酸性リン酸イソプロピル
）等が挙げられる。

次に製剤例を示す。づ鳴・、９１ゴｆ（培ｐ吃去わ峠。

製剤例１　粉　　剤 化合物Ａ１部、ポリオキシン１部カオリンクレー８８部
およびタルク１０部をよく粉砕混合することにより、２
％の粉剤を得る。

製剤例２水和剤 化合物Ａ１０部、ポリオキシン２０部、珪藻±４５部、
ホワイトカーボン２０部、湿潤剤（ラウリル硫酸ソーダ
）３部および分散剤（リグニンスルホン酸カルシウム）
２部をよく粉砕混合することにより、８０％の水和剤を
得る。

製剤例８　水和剤 化合物Ａ２０部、ポリオキシン４０部、珪藻±１８部、
湿潤剤（アルキルベンゼンスルホン酸カルシウム）３．
５部および分散剤（リグニンスルホン酸カルシウム）３
．６部をよく粉砕混合することにより、６０％の水和剤
を得る。

ジオキシエチレンソルビタンモノオレエート３部、ＣＭ
Ｃ８部および水６９部を混合し、有効成分の粒度が５ミ
クロン以下になるまで湿式粉砕することにより、２５％
の懸濁剤を得る。

本発明組成物を植物病害防除剤として施用する場合、そ
の施用量は有効成分量として通常１０アール当り０．５
〜２００ｙが適当であり、その施用濃度は水和剤、懸濁
剤等として水で希釈して施用する場合、０．０００５〜
０．２％の範囲が好ましい。また粉剤、粒剤尋の場合は
通常何ら希釈せず、そのままで施用する。これらの施用
量、施用濃度は製剤、施用時期、場所、施用方法、植物
病害の種類、程度または作物の種類などによっても異な
り、さらに上記の範囲に拘わることなく増減し濃度を変
更してもよい。

次に本発明組成物による植物病害の防除効果を試験例に
より示す。

試験例１　キュウリ灰色かび病防除効果プラスチック製
ポットに砂壌土をつめ、キュウリ（品種：相極半白）を
播押した。これを温室で８日間栽培し、子葉が展開した
キュウリ幼苗を得た。この幼苗に製剤例２に準じて調製
した水和剤形態の供試薬剤の水希釈液を葉面に薬液が十
分に付着するように茎葉散布した。薬液風乾後幼苺にキ
ュウリ灰色かび病菌（Ｂｏｔｒｙｔｉｓ　ｃｉｎｅｒｅ
ａ　）を接揮シ、コレラ２０”Ｃ多湿の定温室に入れた
。３日後、子葉の発病状態を観察した。病害ＦｆＪ＃効
果は調査時の供試植物の発病状態すなわち葉、茎等の菌
叢、病斑の程度を肉眼観察し、菌叢、病斑が全く認めら
れなければ「５」、ｌＯ％程度認められればｌ’−４Ｊ
、８０％程度認められれば「３」、５０％程度認められ
れば「２」、７０％程度認められれば「１」、それ以上
で薬剤無処理区の発病状態と差が認められなければ「０
」として６段階に評価し、それぞれ５．４．８．２．１
．０で示した。

その結果を第１表に示した。

第　　１　　表 （注）化合物Ａは特願昭５８−５９５９４号に記載され
ている実施例１に準じて製造され、その光学収率は７０
．２％であった。

試験例２　リンゴ斑点落葉病防除効果 鉢植えのリンゴの苗木（スターキングデリシャス）に製
剤例３４ζ準じて水和剤に調製した供試薬剤の水希釈液
を葉の葉面に薬液が充分付着するように散布した。薬液
風乾後７日間自然状態に置いた。試験中５日日に１０８
雪の降雨が認められた。その後リンゴ斑点落葉病菌（Ａ
１１ｅｒｎａｒｉａ　ｍａｌｉ　）の分生胞子懸濁液を
接種し、２０〜２５°Ｃの多湿状態に保ち５日夜調査し
た。発病調査方法および防除価の算出は試験例１と同様
に行なった。その結果を第２表に示した。

第２表 （注）化合物Ａは特願昭５８−５９５９４号に記載され
ている実施例２に準じて製造され、その光学収率は６７
、（ｌであった。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （−）−（Ｅ）−１−（２，４−ジクロロフエニル）−
   ４，４−ジメチル−２−（１，２，４−トリアゾール−
   １−イル）−１−ペンテン−８−オールとポリオキシン
   複合体とを有効成分として含有することを特徴とする農
   園芸用殺菌組成物。