JPS6153073B2 - - Google Patents

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JPS6153073B2
JPS6153073B2 JP54121342A JP12134279A JPS6153073B2 JP S6153073 B2 JPS6153073 B2 JP S6153073B2 JP 54121342 A JP54121342 A JP 54121342A JP 12134279 A JP12134279 A JP 12134279A JP S6153073 B2 JPS6153073 B2 JP S6153073B2
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JP
Japan
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ball
speed
spin
data specifying
quality
Prior art date
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JP54121342A
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Daiki Koga
Seisuke Suzuki
Mitsuyoshi Shindo
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP12134279A priority Critical patent/JPS5645675A/ja
Publication of JPS5645675A publication Critical patent/JPS5645675A/ja
Publication of JPS6153073B2 publication Critical patent/JPS6153073B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ボール競技例えばテニスの練習に使
用して好適なボール発射装置に関する。
従来から指定された球速及び球質でもつて所定
方向にボールを打ち出す装置が使用されている。
したがつて従来では、特定位置にボールを落下さ
せるのは、操作者の経験にたよつて行なわれてお
り、正確にボールの落下地点を指定することはで
きなかつた。また、当然のことながら、複数のラ
ンダムな落下地点を指定することもできなかつ
た。正確にボールの落下地点を指定できないの
は、操作者の経験に頼つていることに起因するの
みならず、球速及び球質を変えることによつて同
一角度で打ち出しても、落下地点が変わつてしま
うからである。
テニス或いは、卓球の場合では、ワンバウンド
したボールを打つので、落下地点のもつ意義は、
重要である。打ち出されたボールがネツトにひつ
かかるものであつたり、コート外に飛び出すよう
な発射装置がこれら競技の練習に全く役立たない
ことは、明かである。
本発明は、かかる従来の問題点を解決するもの
である。すなわち本発明の目的は、球速及び球質
としてどのようなものを指定するかに拘らず、落
下地点を正確に制御することができるボール発射
装置を実現することにある。
また、本発明の他の目的は、球速、球質及び落
下地点の夫々が任意に指定された組合せを1単位
として、複数単位の指定内容でもつてボールを自
動的に順次打ち出すようにしたボール発射装置を
提供することにある。
また、順次ボールが打ち出されるインターバル
が規定の値であつて、しかも複数単位の指定内容
でもつて順次ボールを自動的に打ち出す装置が本
発明によつて実現できる。
更に、任意の複数個の落下地点を指定する場
合、その指定の操作が頗る容易となるように考慮
されたボール発射装置を提供することは、本発明
の更に他の目的である。
以下、本発明をテニスのボールを打ち出すのに
適用した一実施例について図面を参照して説明す
る。本発明が適用されたボール発射装置は、ボー
ルに対して所定の速度及び球質を付与し、所定の
落下地点にボールを打ち出す発射機構部と、この
機構部に含まれるモータを制御して上記の所定の
速度、球質及び落下地点を指定する制御部とを備
えている。
第1図は、発射機構部の全体を示す斜視図であ
る。発射機構部は、多数のボールをためておくボ
ール収納部1と、ボール収納部1から取り出され
たボールを1個毎に上方へ搬送するリフト装置2
と、このリフト装置2からのボールを打ち出す打
ち出し機3と、打ち出し機3からのボールに所定
の球速と球質を付与して発射するドライブユニツ
ト4とから主として構成されている。
ポール収納装置1は、平皿状のボール収納部5
と、ボールを案内パイプ6へ送り込むボール送り
出し機構7とから構成されている。ボール収納部
52の底面は、案内パイプ6の開口部に向かつて
低くなるゆるやかな傾斜を持つようにされてい
る。ボール送り出し機構7は、モータ8によつて
揺動運動を行なうリンク機構9を有しており、こ
のリンク機構9によつてボールが1個づつ案内パ
イプ6内へ送り込まれる。この案内パイプ6の先
端開口部に近接してボール係止腕10が設けられ
る。ボール係止腕10は、ボールの外形と同様に
彎曲されてなるもので、案内パイプ6を介された
ボールを係止する。
ボール係止腕10に係止されたボールがリフト
装置2によつて上方へ搬送される。リフト装置2
は、支柱11の上端及び下端近傍に夫々設けられ
たスプロケツト(図示せず)にチエーン12が巻
装され、チエーン12に所定の間隔でボール拾い
上げ爪13が設けられた構成とされている。スプ
ロケツトは、支柱11の上端近傍に設けられたモ
ータ14によつて回転駆動される。支柱11は、
取付け筒体15と嵌合して回動自在となされてお
り、複数本の支持脚16によつて取付け筒体15
が略々垂直に支えられている。
支柱11と一体にボール係止腕10及びリフト
装置2が回動すると共に、その上端部の支持台1
7も一体に回動するようになされている。この支
持台17にボール打ち出し機3及びドライブユニ
ツト4が取り付けられている。リフト装置2によ
り搬送されたボールが打ち出し機3に供給され、
打ち出し機3からのボールがドライブユニツト4
によつて発射される。この支持台17は、モータ
18によつて水平方向に回動するようになされ、
水平面内におけるボール発射角度(パン角)が可
変できるようになされている。これと共に、支持
台17は、モータ19によつて垂直方向に回動す
るようになされ、垂直面内におけるボール発射角
度(チルト角)が可変できるようになされてい
る。これらの発射角度可変機構は、支持台17に
取り付けられた扇状のギアとモータ18或いは1
9の回転軸に固着されたギアとをかみ合わせるこ
とで実現される。ボールの落下地点を制御するに
は、パン角及びチルト角を変えれば良い。図示せ
ずも、パン角及びチルト角を制御部によつて所定
のものとするために、扇状ギアと関連して位置検
出手段が設けられている。
ボール打ち出し機3は、モータ20とモータ2
0の回転がギアボツクス21に収納された減速ギ
アと回転板(図示せず)とを介して伝えられる打
ち出し片22と、この打ち出し片22をその弾性
エネルギーによつて急速回転させるスプリングと
を備えている。ボールを打ち出す待機状態では、
モータ20によつてスプリングが伸張された状態
まで持ち来たされ、発射タイミングにおいて打ち
出し片22が急速に回転し、ボールを前方に瞬時
に打ち出すようになされている。モータ20を連
続的に回転させると、上述の打ち出し動作が所定
のインターバルでもつて繰り返し行なわれる。し
たがつてモータ20の回転速度を変えることによ
つてインターバルの値を制御することができ、そ
の制御のためにモータ20が1回転する毎に1個
のパルスを発生するパルス発生手段が設けられて
いる。
支持台17に2本の支持パイプ23,24が設
けられ、この支持パイプ23,24に対して環状
体25,26を介してドライブユニツト4が取り
付けられる。このドライブユニツト4は、第2図
により詳細に示されている。環状体25,26
は、その内部に挿通されたシユーターパイプ27
の回転軸受けとなるもので、このシユーターパイ
プ27には、扇状のギア28が設けられている。
支持パイプ24にモータ29が設けられ、このモ
ータ29の回転がギア30及び28を介してシユ
ーターパイプ27に伝達されることにより、その
軸線を中心として所定の範囲内でシユーターパイ
プ27が回動するようになされている。
第3図に示すように、ボール打ち出し機3から
のボールが供給される側のシユーターパイプ27
の内径d1は、ボールの外径よりやや大きくされ、
ボールが飛び出す側のその内径d2は、ボールの外
径よりやや小さくされている。更に、シユーター
パイプ27の略々中央部の相対向する周壁が切欠
かれてなる切欠31に、互いに等しい径と厚みと
を有する2つの回転体32,33の外周部の一部
が挿入される。回転体32,33の互いの外周面
は、シユーターパイプ27内でボールの外径より
も小なる間隔で対向する。この外周面は、合成ゴ
ム等の摩擦係数の大きい材料で被覆されており、
打ち出し機3からシユーターパイプ27内に打ち
込まれたボールが回転体32,33の対向間隙に
おいて、所定の球速及び球質が付与され、シユー
ターパイプ27から発射される。
回転体32,33は、夫々モータ34,35の
回転軸に固着されている。モータ34,35は、
シユーターパイプ27と一体に回動する側板に取
り付けられる。また、回転体32,33の回転数
を磁気的或いは光電的に検出する回転数検出装置
が設けられる。この例では、第3図に示すように
回転体32と一体に回転する磁性片36とこの磁
性片36が近接するときに電気的信号を発生し、
したがつて回転数と比例した周波数の検出信号を
発生する検出器37とによつて回転数検出装置が
構成される。回転体33についても同様に磁性片
38及び検出器39からなる回転数検出装置が設
けられ、検出器39から回転体33の回転数と比
例した周波数の検出信号が発生する。
この回転体32,33によつてボールに対して
所定の球速及び球質が与えられることを説明す
る。
回転体32(モータ34)の回転数をNu
(rpm)とし、回転体33(モータ35)の回転
数をNd(rpm)とするとき、ボールスピード
(初速)vbは vb=πD/120000(Nu+Nd) 〔m/s〕 (但し、Dは、回転体32,33の半径〔mm〕で
ある)となる。
また、ボールスピンの回転数ω(rpm)は、回
転体32,33の回転数の差(Nu−Nd)とな
る。(Nu=Nd)したがつて(ω=0)のとき
は、スピンが全く与えられてなく、(Nu>Nd)
したがつて(ω>0)のときは、トツプスピンが
与えられ、(Nu<Nd)したがつて(ω<0)の
ときは、バツクスピンが与えられる。また、ドラ
イブユニツト4をモータ29によつて発射方向を
中心として回動させることによつてスピンの回転
面が垂直のものから、左右の何れかに傾けられ、
サイドスピンがかけられる。
上述の発射機構部に対する制御部は、ボールが
発射されるインターバル、球速、球質、落下地点
を制御する信号を所定時間の間発生する。ボール
スピード及びトツプ或いはバツクスピンは、モー
タ34,35の回転数Nu及びNdを制御すること
で所望のものにでき、サイドスピンは、モータ2
9を制御すれば良い。また、インターバルは、ボ
ール打ち出し機3のモータ20の回転速度で定ま
る。そして、落下地点は、ボール発射角度によつ
て定まる。つまり、落下地点までの距離R〔m〕
は、チルト角θvによつて定まり、その方向は、
パン角θhによつて定まる。ボールスピード(初
速度)vbとチルト角θvとの関係は、空気抵抗を
無視すれば、下式で示すものとなる。
R=vcosθ/g(vbsinθv +√(b v+2) 上式でgは重力による加速度、Hは発射機構部
の地上からの高さである。そして、ボールに対し
てスピンがかけられているかどうか、またそのス
ピンの方向によつて落下点までの距離Rが変化す
る。一例として(R=10〔m〕)としたときのvb
〔m/s〕とチルト角θv〔゜〕との関係の実験結果
を第4図に示す。同図において、40Nは、スピ
ンがないときの〔vb−θv〕特性を示し、40B
は、バツクスピンがかけられたときの〔vb−θ
v〕特性を示し、40Tは、トツプスピンがかけ
られたときの〔vb−θv〕特性を示す。このよう
に、チルト角θv及びボールスピードvbを等しく
しているときにも、バツクスピンが強いほど落下
距離Rが長くなる。したがつて落下距離Rを所定
のものとするには、ボールスピードvbのみなら
ず、スピンまでも考慮してチルト角θvを制御す
るようになされる。
制御部の構成について第5図及び第6図を参照
して説明する。第5図に示すように、制御部は、
マイクロコンピユータと同様に、マイクロプロセ
ツサ(CPU)42とRAM43とROM44とI/
O部45とを備えており、第1図に示した発射機
構部46とは、インターフエース47を介して結
合されている。また、周辺装置のひとつと磁気カ
ードシステム48が関連して設けられており、磁
気カードにデータを書き込んだり、磁気カードか
ら読み出されたデータをマイクロプロセツサ42
に供給している。マイクロプロセツサ42と磁気
カードシステム48との間には、バツフアメモリ
ー49が介在されている。更に、キーボード及び
表示部50が設けられると共に、タマークロツク
発生回路51が設けられる。
なお、機構部46の打ち出し機3のモータ20
が1回転する毎にインターバルクロツクが1個発
生し、このインターバルクロツクがI/O部45
を介してマイクロプロセツサ42に与えられる。
このインターバルクロツクの周期が規定の値とな
るような制御信号が形成され、この制御信号がモ
ータ20に与えられる。
第6図は、制御部のキーボード及び表示部50
と対応する操作パネルを示している。制御部によ
つて制御されたボール発射装置の動作モードは、
下記にかかげるものとなる。
(a) オートマチツクプレイ:磁気カードの読取り
或いはキー操作によつて発生し、RAM43に
書込まれたデータ系列にしたがつてボールを
次々と自動的に発射する。ボールを発射すると
きのインターバルは、操作パネルに設けられた
回転つまみ57を回すことにより2〜4〔秒〕
の間で設定でき、プレイ継続時間は、押釦スイ
ツチ群52の何れかを押すことによつて10、
20、30、40〔分〕の何れかに設定できる。この
押釦スイツチ群52は、タイマークロツク発生
回路51と関連して設けられている。この押釦
スイツチ及び他の全ての押釦スイツチの近傍
に、対応するスイツチが押されているか否かを
表示するパイロツトランプが設けられている。
磁気カードのデータにしたがうオートマチツ
クプレイ時には、スイツチ53Aを押し、次に
カード挿入口54にデータが記録されている磁
気カードを差し込み、次にこの磁気カードを引
き出すことによつて磁気カードが読み取られ、
読み取られたデータがRAM43に記憶され
る。この磁気カードの読取りをパイロツトラン
プ55Rにより確認した後、スタートスイツチ
56Sを押すようになされる。オートマチツク
プレイ中でもストツプスイツチ56Pを押すこ
とによつて動作を停止することができる。
(b) プログラム:ボール発射装置から打ち出され
るボールの状態を規定するデータ系列を作成
し、この作成されたデータ系列を必要に応じて
磁気カードに書込むモードである。
プログラムモードでは、スイツチ58が押さ
れる。押釦スイツチ群64の4個のスイツチの
何れかを選択することでボールスピードが指定
される。(S→M→H→H2)の順に速くなるも
ので、ボールスピードは、2ビツトのコードで
表わされる。押釦スイツチ群65の5個のスイ
ツチの何れかを選択することでボールスピンが
指定される。Nが付された押釦スイツチが押さ
れるときは、スピンがなく、バツクスピン及び
トツプスピンの夫々について強弱の2段階が設
けられている。ボールスピンは、3ビツトのコ
ードで表わされる。サイドスピンは、押釦スイ
ツチ群66の3個のスイツチの何れかを選択す
ることで指定され、Cが付された押釦スイツチ
が押されるときは、サイドスピンがないものが
指定される。サイドスピンは、2ビツトのコー
ドで表わされる。
更に、落下地点を指定するために、テニスコ
ートと模擬された平面パターンが描かれ、この
平面パターン内の相異なる16通りの位置に押釦
スイツチが設けられた押釦スイツチ群67が設
けられている。ボール発射装置から落下地点ま
での距離は、4通り指定でき、左右方向につい
ては、7通りの方向を指定できる。したがつて
希望する落下地点と対応するスイツチを押す
と、距離については、2ビツト、水平方向につ
いては、3ビツトのコードが発生する。
上述のように、押釦スイツチ群64,65,
66,67の夫々のうちの所定のスイツチを択
一的に押してから、各スイツチの近傍のパイロ
ツトランプによつてセツトした内容を確認後、
書込みスイツチ59を押すと、計12ビツトのデ
ータの1ステツプがI/O部45を介して
RAM43に書き込まれる。次に、上述と同様
に1ステツプが作成される操作が行なわれる。
全部で12ステツプのデータを作成することがで
き、何番目のステツプのデータが作成されてい
るかが、表示部68によつて表示される。もし
も、12ステツプの全てを規定しないで、1ステ
ツプのみを規定したときは、全てがそれと同一
内容となされる。
(c) プログラムチエツク:チエツクスイツチ60
を押すと、表示部68によつて「1」が表示さ
れると共に、作成されたデータの第1番目のス
テツプの内内がスイツチと近接するパイロツト
ランプの点灯によつて表示され、チエツクを行
なうことができる。スイツチ61Fを1回押す
ごとに、1ステツプずつ歩進し、スイツチ61
Rを1回押すごとに、逆方向に歩進する。も
し、チエツクの結果、データを修正したい場合
には、その作成時と同様のスイツチ操作で内容
を規定した後、書込みスイツチ59を押せば良
い。かかるチエツクモードは、RAM43から
データを順次読み出すことによりなされる。
(d) プログラムコピー:コピースイツチ62を押
して、磁気カードを挿入口54に入れて引き出
せば、RAM43から読み出されたデータが磁
気カードに記録される。この記録は、パイロツ
トランプ55Wの点灯によつて確認することが
できる。
(e) セミオートマチツクプレイ:スイツチ53S
を押してから、押釦スイツチ群64,65,6
6,67の夫々で所望のスイツチを選択的に押
し、その後スタートスイツチ56Sを押すと、
この規定された内容のボールを連続して打ち出
す。
(f) マニユアルプレイ:スイツチ53Mを押して
から、押釦スイツチ群64,65,66の夫々
で所望のスイツチを選択的に押すことによつて
ボールスピード及びスピンを規定する。打ち出
し方向を目で見ながら、回転つまみ63P,6
3Tを回動することによつてパン角及びチルト
角を手動で調整するようになされる。
上述のように、制御部では、計12ビツトをデー
タの1ステツプとして処理している。RAM43
から読み出された12ビツトのデータにもとづき
ROM44から対応するデータが読み出される。
ROM44には、プログラムと共に、データテー
ブルが記憶されている。ROM44からのデータ
がI/O部45を介してインターフエース47に
供給され、インターフエース47において制御ア
ナログ信号にD/A変換される。インターフエー
ス47では、ボール発射装置をテニスコートに対
してどのような位置に設置するかによつて制御ア
ナログ信号に修正を加える演算が行なわれる。
制御アナログ信号としては、モータ34及び3
5に対する制御信号(ボールスピード及びボール
スピンを規定する)と、モータ29に対する制御
信号(サイドスピンを規定する)と、モータ19
に対する制御信号(チルト角θvを規定する)
と、モータ18に対する制御信号(パン角θh
規定する)と、モータ20に対する制御信号(イ
ンターバルを規定する)とが存在している。これ
らの制御信号によつてモータを制御するには、制
御信号を目標値とし、この目標値と回転数或いは
位置検出出力とを比較し、この比較出力でモータ
を駆動するようなフイードバツク速度(或いは位
置)サーボ系を用いれば良い。
上述の回転つまみ57によつてインターバルを
設定した場合、このインターバルがプレイ中に変
動することは、装置を使用するうえで大変不都合
がある。したがつて本発明の一実施例では、一旦
インターバルが設定されたときには、これを最優
先のものとしている。ところで、モータ34或い
は35に関連しているサーボ回路は、検出器37
或いは39の検出信号とインターフエース47か
らの制御信号とを周波数位相比較し、その比較出
力を誤差信号として用いる構成であり、例えばあ
るボールのボールスピードが最低Sであり、イン
ターバル後の次のボールのそれを最高速H2とし
たい場合には、大レベルの比較出力が発生する。
この大レベルの比較出力によつてモータ34或い
は35の回転数が目標値H2になるようにボール
系が動作する。しかし、サーボ系には、ある程度
の応答時間が存在し、上述のように極端に回転数
を変えたいときには、モータの回転数が所定のイ
ンターバルのうちで目標値H2に到達することが
できない。したがつて実際に打ち出されるボール
スピードは、高速Hとなつてしまう。一方、落下
地点と関連するチルト角θvは、ボールスピード
が最高速H2であることを前提としているので、
落下地点に誤差を生じる。本発明の一実施例で
は、このようなおそれが生じるのを防止するため
に、モータ34或いは35のサーボ回路で発生す
る比較出力のレベルを検出し、サーボ回路によつ
てインターバルの時間内にモータ34或いは35
の回転数を目標値とするのが困難となるほどこの
レベルが大きい場合には、チルト角θvを制御す
るモータ19のサーボ回路の比較出力に修正を加
えるようになされている。チルト角θvを本来の
目標値より大きくするか、或いは小さくするかの
修正の方向は、モータ34或いは35の回転数が
より高い方向か或いはより低い方向かの何れに変
えられているかによつて定まると共に、ボールス
ピンがトツプスピン或いはバツクスピンの何れの
方向へ変えられているかによつても定まる。
なお、上述の本発明の一実施例では、キー入力
で与えられるデータの1ステツプとして考えられ
る全ての組合せに対応するデータをROM44に
データテーブルとして記憶している。しかし、
ROM44を用いずに外部からのデータにもとづ
いて演算処理を行なつてデータを形成するように
しても良い。併せて、ボールスピード及びボール
スピンが目標値に向かいつつある過渡状態時のチ
ルト角θvの修正を上述の演算処理に組み入れる
こともできる。
外部メモリー装置としては、磁気カードを用い
る以外に、磁気テープ、フロツピーデイスク等を
用いたものも使用できる。
上述の一実施例の説明から理解されるように、
本発明に依れば、打ち出されたボールの落下地点
を正確に制御することができるボール発射装置を
実現することができ、例えばテニスコート外に飛
び出したり、ネツトにかかつたりすることを防止
でき、練習の実効をあげることができる。また、
本発明に依れば、球速、球質及び落下地点の夫々
が任意に指定された組合せを1単位とし、複数単
位の指定内容でもつて順次ボールを自動的に打ち
出すことができ、然もこの打ち出されるインター
バルを所定のものから変化しないようにできる。
更に、インターバルを所定のものとしたときに、
指定された内容が極端に変化する過渡状態におい
ても、落下地点に誤差を生ずることがなく、イン
ターバル及び落下地点が指定されたものとなり、
従つて頗る使用し易いボール発射装置を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるボール発射
機構部の全体の斜視図、第2図はこの機構部のド
ライブユニツトの部分の斜視図、第3図はこのド
ライブユニツトの説明に用いる略線図、第4図は
落下地点の説明に用いる略線図、第5図は本発明
の一実施例の制御部のブロツク図、第6図はその
キーボード及び表示部の配置を示す平面図であ
る。 1はボール収納部、2はリフト装置、3は打ち
出し機、4はドライブユニツト、8,14,1
8,19,20,29,34,35はモータ、4
2はマイクロプロセツサ、52,64,65,6
6,67は操作スイツチ群である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 シユーターパイプの略中央部に設けられた相
    対向する切欠部に夫々外周部の一部が挿入された
    第1及び第2の回転体の回転速度を制御して打ち
    出されるボールのボールスピード及びボールスピ
    ンを設定すると共に上記シユーターパイプを円周
    方向に回動制御して打ち出されるボールのサイド
    スピンを設定して所定の球速及び球質でもつてボ
    ールを打ち出す機構部と、この機構部に関連して
    設けられ、上記シユーターパイプの水平及び垂直
    方向の傾きを変える傾き可変手段と、上記球速及
    び球質と落下地点を夫々指定するデータを与える
    手段と、これらのデータにもとづいて上記第1及
    び第2の回転体の回転速度と上記シユーターパイ
    プの周方向の回動位置及び水平垂直方向の傾きを
    指定するデータを発生する手段とを備え、上記指
    定された球速及び球質で上記指定された落下地点
    に落下するようにボールを打ち出すようにしたボ
    ール発射装置。 2 シユーターパイプの略中央部に設けられた相
    対向する切欠部に夫々外周部の一部が挿入された
    第1及び第2の回転体の回転速度を制御して打ち
    出されるボールのボールスピード及びボールスピ
    ンを設定すると共に上記シユーターパイプを円周
    方向に回動制御して打ち出されるボールのサイド
    スピンを設定して所定の球速及び球質でもつてボ
    ールを打ち出す機構部と、この機構部に関連して
    設けられ、上記シユーターパイプの水平及び垂直
    方向の傾きを変える傾き可変手段と、上記球速及
    び球質と落下地点を夫々指定するデータを与える
    手段と、これらのデータの組合せの複数を記憶す
    るメモリーと、このメモリーから順次読み出され
    るデータにもとづいて上記第1及び第2の回転体
    の回転速度と上記シユーターパイプの周方向の回
    動位置及び水平垂直方向の傾きを指定するデータ
    を発生する手段とを備え、上記指定された複数の
    球速及び球質で上記指定された複数の落下地点に
    落下するように順次ボールを打ち出すようにした
    ボール発射装置。 3 落下地点を指定するデータを与える手段は、
    ボールを落下させたい特定領域を模擬する平面パ
    ターンとこの平面パターン内において互いに異な
    る位置に配設された複数個のキースイツチとを備
    えることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    のボール発射装置。 4 シユーターパイプに供給されるボールの時間
    間隔を制御して打ち出されるボールのインターバ
    ルを設定し、上記シユーターパイプの略中央部の
    相対向する切欠部に夫々外周部の一部が挿入され
    た第1及び第2の回転体の回転速度を制御して打
    ち出されるボールのボールスピード及びボールス
    ピンを設定すると共に上記シユーターパイプを円
    周方向に回動制御して打ち出されるボールのサイ
    ドスピンを設定して所定のインターバル、球速及
    び球質でもつてボールを打ち出す機構部と、この
    機構部に関連して設けられ、上記機構部の動作状
    態を検出する検出手段と、上記機構部に関連して
    設けられ、上記シユーターパイプの水平及び垂直
    方向の傾きを変える傾き可変手段と、上記インタ
    ーバル、球速及び球質と落下地点とを夫々指定す
    るデータを与える手段と、この球速及び球質と落
    下地点とのデータの組合せの複数を記憶するメモ
    リーと、このメモリーから順次読み出されるデー
    タ及び上記検出手段からの検出出力にもとづいて
    上記傾きを指定するデータを発生する手段とを備
    え、上記指定された複数の落下地点に落下するよ
    うに上記指定されたインターバルでもつて順次ボ
    ールを打ち出すようにしたボール発射装置。 5 落下地点を指定するデータを与える手段は、
    ボールを落下させたい特定領域を模擬する平面パ
    ターンとこの平面パターン内において互いに異な
    る位置に配設された複数個のキースイツチとを備
    えることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載
    のボール発射装置。
JP12134279A 1979-09-20 1979-09-20 Projecting device for ball Granted JPS5645675A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5483537A (en) * 1977-12-15 1979-07-03 Birii Eichi Riibusu Tennis ball pitching machine

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