JPS6151686B2 - - Google Patents
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- JPS6151686B2 JPS6151686B2 JP55032905A JP3290580A JPS6151686B2 JP S6151686 B2 JPS6151686 B2 JP S6151686B2 JP 55032905 A JP55032905 A JP 55032905A JP 3290580 A JP3290580 A JP 3290580A JP S6151686 B2 JPS6151686 B2 JP S6151686B2
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- JP
- Japan
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- spring
- installation chamber
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- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 6
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/12—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon
- F16F15/121—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using elastic members or friction-damping members, e.g. between a rotating shaft and a gyratory mass mounted thereon using springs as elastic members, e.g. metallic springs
- F16F15/123—Wound springs
- F16F15/1232—Wound springs characterised by the spring mounting
- F16F15/12326—End-caps for springs
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/80—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive in which a fluid is used
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/16—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はオイル式シヨツクアブソーバを内蔵し
たダンパーデイスクに関するもので、駆動系の捩
り振動を効果的に吸収して振動音、共振音をなく
し、又発進フイーリングを向上させることを目的
としている。
たダンパーデイスクに関するもので、駆動系の捩
り振動を効果的に吸収して振動音、共振音をなく
し、又発進フイーリングを向上させることを目的
としている。
従来の車両用クラツチデイスクにおいてはフリ
クシヨンワツシヤーを利用した摩擦式のダンパー
デイスクが広く採用されていたが、その場合には
駆動側と被動側の相対的な捩り角速度に関係なく
一定のヒステリシスしか得られないため、発進フ
イーリングの向上する特性を選ぶと通常の高速運
転中における捩り振動吸収性能が不足する問題が
生じる。
クシヨンワツシヤーを利用した摩擦式のダンパー
デイスクが広く採用されていたが、その場合には
駆動側と被動側の相対的な捩り角速度に関係なく
一定のヒステリシスしか得られないため、発進フ
イーリングの向上する特性を選ぶと通常の高速運
転中における捩り振動吸収性能が不足する問題が
生じる。
本発明はダンパーデイスク内にオイル式のシヨ
ツクアブソーバを内蔵することにより従来の問題
を解決しようとするもので、次に図面により説明
する。
ツクアブソーバを内蔵することにより従来の問題
を解決しようとするもので、次に図面により説明
する。
第1図は本発明を適用した車両用クラツチデイ
スクの縦断面図(第2図の−断面図)、第2
図は第1図の一部を切り欠いて−方向に見た
図で、第1図において図示されていない出力軸に
スプライン嵌合するスプラインハブ1のフランジ
2は左右両側から全面にわたり1対のケース3,
4により覆われている。ケース3,4はフランジ
2よりも大径で、外周部は円周方向に間隔を隔て
て配置したリベツト5により環状のリング6及び
シール6aを挾んで互に連結されており、左側の
ケース3にはリベツト5を利用してクツシヨニン
グプレート7が固定されている。8はフエーシン
グ、9はリベツトである。両ケース3,4内周部
の筒状フランジ10,11とスプラインハブ1の
外周面との間には環状のシール12が配置されて
いる。13は座金14を介して両ケース3,4を
連結するストツパーピンで、フランジ2の切欠き
15内を通してある。座金14と、ケース3,4
及びピン13との間にも環状のシール16が設け
てある。17,18は同芯に配置されて円周方向
(第1図の紙面と直角方向)に延びる大小径の圧
縮コイルスプリングで、フランジ2の窓孔20に
嵌まつており、窓孔20から左右にはみ出した部
分は両ケース3,4の蒲鉾形の窪み21,22に
覆われている。
スクの縦断面図(第2図の−断面図)、第2
図は第1図の一部を切り欠いて−方向に見た
図で、第1図において図示されていない出力軸に
スプライン嵌合するスプラインハブ1のフランジ
2は左右両側から全面にわたり1対のケース3,
4により覆われている。ケース3,4はフランジ
2よりも大径で、外周部は円周方向に間隔を隔て
て配置したリベツト5により環状のリング6及び
シール6aを挾んで互に連結されており、左側の
ケース3にはリベツト5を利用してクツシヨニン
グプレート7が固定されている。8はフエーシン
グ、9はリベツトである。両ケース3,4内周部
の筒状フランジ10,11とスプラインハブ1の
外周面との間には環状のシール12が配置されて
いる。13は座金14を介して両ケース3,4を
連結するストツパーピンで、フランジ2の切欠き
15内を通してある。座金14と、ケース3,4
及びピン13との間にも環状のシール16が設け
てある。17,18は同芯に配置されて円周方向
(第1図の紙面と直角方向)に延びる大小径の圧
縮コイルスプリングで、フランジ2の窓孔20に
嵌まつており、窓孔20から左右にはみ出した部
分は両ケース3,4の蒲鉾形の窪み21,22に
覆われている。
第2図の如くデイスクには2組の上記大小径ス
プリング17,18と、2個の圧縮コイルスプリ
ング19とが円周方向に等間隔を隔てて配置して
ある。フランジ2とケース3,4とが相対的に捩
れていない図示の状態において(第5図の捩り角
D=Oの時)、小径スプリング18の回転方向A
側の端部はガイドピン23を一体に有する小径ば
ね受24を介して窓孔20の側縁25の突起30
及び窪み21,22の端壁内面26,27に当接
しており、小径スプリング18の反回転方向側
(逆矢印A側)の端部はガイドピンを一体に有す
るばね受29及びばね受31を介して窓孔20の
側縁32及び窪み21,22の端壁内面26,2
7(第2図の右上部)に当接している。ばね受3
1の外周部には大径スプリング17が当接してお
り、スプリング17の他端部(回転方向A側の端
部)は環状のばね受33を介して窪み21,22
の端壁内面26,27に当接している。ばね受3
3はばね受24の外周面に摺動自在に嵌合してお
り、窓孔側縁25の凹部(突起30よりも半径方
向内方及び外方の部分)に対して3゜の捩り角D
に対応する隙間を隔てて位置している。スプリン
グ19の両端部はばね受35を介して窓孔20の
側縁25(図の左半部)に当接しており、ばね受
35と窪み21,22の端壁内面26,27(図
の右半部)との間には6゜の捩り角Dに相当する
隙間が隔てられている。上述のばね受31,3
3,35の外周形状はいずれも略同様であり、例
えばばね受31は窪み21,22の内周面及び窓
孔20の内外周縁に摺動自在に略密着しており、
内周部36は半径方向内方へ突出している。
プリング17,18と、2個の圧縮コイルスプリ
ング19とが円周方向に等間隔を隔てて配置して
ある。フランジ2とケース3,4とが相対的に捩
れていない図示の状態において(第5図の捩り角
D=Oの時)、小径スプリング18の回転方向A
側の端部はガイドピン23を一体に有する小径ば
ね受24を介して窓孔20の側縁25の突起30
及び窪み21,22の端壁内面26,27に当接
しており、小径スプリング18の反回転方向側
(逆矢印A側)の端部はガイドピンを一体に有す
るばね受29及びばね受31を介して窓孔20の
側縁32及び窪み21,22の端壁内面26,2
7(第2図の右上部)に当接している。ばね受3
1の外周部には大径スプリング17が当接してお
り、スプリング17の他端部(回転方向A側の端
部)は環状のばね受33を介して窪み21,22
の端壁内面26,27に当接している。ばね受3
3はばね受24の外周面に摺動自在に嵌合してお
り、窓孔側縁25の凹部(突起30よりも半径方
向内方及び外方の部分)に対して3゜の捩り角D
に対応する隙間を隔てて位置している。スプリン
グ19の両端部はばね受35を介して窓孔20の
側縁25(図の左半部)に当接しており、ばね受
35と窪み21,22の端壁内面26,27(図
の右半部)との間には6゜の捩り角Dに相当する
隙間が隔てられている。上述のばね受31,3
3,35の外周形状はいずれも略同様であり、例
えばばね受31は窪み21,22の内周面及び窓
孔20の内外周縁に摺動自在に略密着しており、
内周部36は半径方向内方へ突出している。
第2図の−断面を示す第3図においてスプ
リング設置室40及びケース3,4とフランジ2
の間の隙間41にはオイルが満たされており、第
2図の−断面を示す第4図の如くスプリング
17,18を覆うケース4の窪み22の壁面には
オイル注入(排出)口42が設けてある。43は
プラグ用のビス、44はケース4に溶着されたナ
ツトである。
リング設置室40及びケース3,4とフランジ2
の間の隙間41にはオイルが満たされており、第
2図の−断面を示す第4図の如くスプリング
17,18を覆うケース4の窪み22の壁面には
オイル注入(排出)口42が設けてある。43は
プラグ用のビス、44はケース4に溶着されたナ
ツトである。
次に動作を説明する。クラツチが接続され、第
2図のフエーシング8が回転方向Aのトルクを図
示されていないフライホイールから受けると、そ
のトルクはケース3,4に伝えられ、スプリング
17,18,19を介してフランジ2、ハブ1、
出力軸へと伝えられ、スプリング17,18,1
9は圧縮されてケース3,4はフランジ2に対し
て回転方向Aに捩れる。その場合、捩り角Dが3
゜未満の時には(第5図のO−P1)、各スプリン
グ17,18,19の内、小径スプリング18だ
けがトルク伝達に関与して圧縮されるので、第5
図の2点鎖線Yの如く捩り角Dに対するスプリン
グ伝達トルクT(スプリング17,18,19だ
けを介して伝達されるトルク)の増加率は低い。
捩り角Dが3゜になると環状ばね受33が窓孔2
0の側縁25に当接し、以後捩り角Dが6゜にな
るまでスプリング17,18を介してトルクTが
伝達されるので、第5図の区間P1−P2の如く捩り
角Dに対するスプリング伝達トルクTの増加率は
大きくなる。捩り角Dが6゜になるとばね受35
が窪み21,22の端壁内面26,27に当接
し、以後捩り角Dが9゜になるまで全部のスプリ
ング17,18,19を介してトルクTが伝達さ
れ、第5図の区間P2−P3の如く捩り角に対するス
プリング伝達トルクTの増加率は更に大きくな
る。捩り角Dが9゜になるとストツパーピン13
が切欠き15の縁に当接し、それ以上の捩りは阻
止される。
2図のフエーシング8が回転方向Aのトルクを図
示されていないフライホイールから受けると、そ
のトルクはケース3,4に伝えられ、スプリング
17,18,19を介してフランジ2、ハブ1、
出力軸へと伝えられ、スプリング17,18,1
9は圧縮されてケース3,4はフランジ2に対し
て回転方向Aに捩れる。その場合、捩り角Dが3
゜未満の時には(第5図のO−P1)、各スプリン
グ17,18,19の内、小径スプリング18だ
けがトルク伝達に関与して圧縮されるので、第5
図の2点鎖線Yの如く捩り角Dに対するスプリン
グ伝達トルクT(スプリング17,18,19だ
けを介して伝達されるトルク)の増加率は低い。
捩り角Dが3゜になると環状ばね受33が窓孔2
0の側縁25に当接し、以後捩り角Dが6゜にな
るまでスプリング17,18を介してトルクTが
伝達されるので、第5図の区間P1−P2の如く捩り
角Dに対するスプリング伝達トルクTの増加率は
大きくなる。捩り角Dが6゜になるとばね受35
が窪み21,22の端壁内面26,27に当接
し、以後捩り角Dが9゜になるまで全部のスプリ
ング17,18,19を介してトルクTが伝達さ
れ、第5図の区間P2−P3の如く捩り角に対するス
プリング伝達トルクTの増加率は更に大きくな
る。捩り角Dが9゜になるとストツパーピン13
が切欠き15の縁に当接し、それ以上の捩りは阻
止される。
以上の如くケース3,4が捩れ、スプリング1
7,18,19が圧縮されると、第3図において
ばね受29,31,33は図の右方へ移動し、ば
ね受31,33はピストンの働きをして室40内
のオイルを隙間41内へ押し出す。その場合オイ
ルは両ばね受31,33の外周と窪み21,22
(第1図)間の狭い隙間を通つて隙間41に押し
出されるので、オイルがばね受31,33外周の
狭い隙間を通つて押し出されることによる抵抗力
及び狭い隙間41内を流れることによる抵抗力
(粘性による剪断力)がばね受31,33に加わ
る。一方第2図のばね受35も移動にともない同
様にオイルから抵抗力を受ける。このようにして
オイルからばね受31,33,35に加わつた抵
抗力は捩れようとするケース3,4に伝えられる
ので、第5図の如く実際の捩り角D−伝達トルク
T特性(実線X)にヒステリシスhが生じる。第
5図には捩り角速度が一定の場合の特性Xが示し
てあるのでヒステリシスhは一定となつている
が、捩り角速度が増減すると、ばね受31,3
3,35の移動速度も増減し、オイルの流速も増
減するので、オイルによる抵抗力及びそれに起因
するヒステリシスhも捩り角速度に対応して変化
する。第6図には変動トルクT1の振動数が20、
40………140、147Hzと変化した場合の変動トルク
T1とヒステリシスhの関係が示してあり、この
図から明らかなように振動数(捩り角速度に対応
する)及び変動トルクT1が増加するとヒステリ
シスhも増加する。
7,18,19が圧縮されると、第3図において
ばね受29,31,33は図の右方へ移動し、ば
ね受31,33はピストンの働きをして室40内
のオイルを隙間41内へ押し出す。その場合オイ
ルは両ばね受31,33の外周と窪み21,22
(第1図)間の狭い隙間を通つて隙間41に押し
出されるので、オイルがばね受31,33外周の
狭い隙間を通つて押し出されることによる抵抗力
及び狭い隙間41内を流れることによる抵抗力
(粘性による剪断力)がばね受31,33に加わ
る。一方第2図のばね受35も移動にともない同
様にオイルから抵抗力を受ける。このようにして
オイルからばね受31,33,35に加わつた抵
抗力は捩れようとするケース3,4に伝えられる
ので、第5図の如く実際の捩り角D−伝達トルク
T特性(実線X)にヒステリシスhが生じる。第
5図には捩り角速度が一定の場合の特性Xが示し
てあるのでヒステリシスhは一定となつている
が、捩り角速度が増減すると、ばね受31,3
3,35の移動速度も増減し、オイルの流速も増
減するので、オイルによる抵抗力及びそれに起因
するヒステリシスhも捩り角速度に対応して変化
する。第6図には変動トルクT1の振動数が20、
40………140、147Hzと変化した場合の変動トルク
T1とヒステリシスhの関係が示してあり、この
図から明らかなように振動数(捩り角速度に対応
する)及び変動トルクT1が増加するとヒステリ
シスhも増加する。
なお本発明では上述の如く各部が作動して第5
図のように正負両方の領域においてヒステリシス
hを有するトルク特性Xを得ることができるが、
負の領域においてはトルクTの増加率が2段に変
化し、又最大捩り角Dが5゜によるように各部
(スプリング17,18,19及び切欠き15
等)が構成されている。
図のように正負両方の領域においてヒステリシス
hを有するトルク特性Xを得ることができるが、
負の領域においてはトルクTの増加率が2段に変
化し、又最大捩り角Dが5゜によるように各部
(スプリング17,18,19及び切欠き15
等)が構成されている。
以上説明した本発明の実施例によると、スプラ
インハブ1とフランジ2により環状の出力部が形
成されており、その出力部の内周が出力軸に連結
している。又ケース3,4は還状の入力部を形成
しており、上記出力部に対して同芯かつ相対回転
自在に設けられるとともに、その外周部にトルク
導入用の摩擦フエーシングが連結されている。
インハブ1とフランジ2により環状の出力部が形
成されており、その出力部の内周が出力軸に連結
している。又ケース3,4は還状の入力部を形成
しており、上記出力部に対して同芯かつ相対回転
自在に設けられるとともに、その外周部にトルク
導入用の摩擦フエーシングが連結されている。
そして上記入力部と出力部の軸方向に対向する
複数箇所にはスプリング設置室40(窓孔20及
び窪み21,22)が円周方向に間隔を隔てて形
成されており、入力部と出力部を円周方向に弾性
的に連結する圧縮スプリング17〜19がスプリ
ング設置室40に配置されている。又スプリング
設置室40以外の部分において入力部と出力部の
間には断面積の狭い通路(隙間41)が形成して
ある。
複数箇所にはスプリング設置室40(窓孔20及
び窪み21,22)が円周方向に間隔を隔てて形
成されており、入力部と出力部を円周方向に弾性
的に連結する圧縮スプリング17〜19がスプリ
ング設置室40に配置されている。又スプリング
設置室40以外の部分において入力部と出力部の
間には断面積の狭い通路(隙間41)が形成して
ある。
上記通路及びスプリング設置室40はシール6
a,12等により外部に対して液密状態に保持さ
れており、上記通路及びスプリング設置室40に
はオイルが満たされている。
a,12等により外部に対して液密状態に保持さ
れており、上記通路及びスプリング設置室40に
はオイルが満たされている。
更にスプリング17〜19の両端が着座するば
ね受24,31,33,35がスプリング設置室
40に設けてある。それらのばね受は、スプリン
グ設置室40を広範囲にわたつて上記通路に対し
て閉鎖し、入力部が出力部に対して捩れた状態に
おいて、スプリング設置室40が上記通路に対し
てばね受に隣接する狭い隙間を介して連通するよ
うに構成されている。
ね受24,31,33,35がスプリング設置室
40に設けてある。それらのばね受は、スプリン
グ設置室40を広範囲にわたつて上記通路に対し
て閉鎖し、入力部が出力部に対して捩れた状態に
おいて、スプリング設置室40が上記通路に対し
てばね受に隣接する狭い隙間を介して連通するよ
うに構成されている。
このように本発明によると、オイル式のシヨツ
クアブソーバを内蔵し、捩り角速度に対応してヒ
ステリシストルクが変化するようにしたので、発
進、停止時にも高速運転時にも常にトルク振動や
共振を効果的に吸収することができる。又粘性の
異なるオイルに入れ換えるだけでヒステリシス特
性を簡単に変えることができ、用途に応じて最適
のダンパーデイスクを構成することができる。
クアブソーバを内蔵し、捩り角速度に対応してヒ
ステリシストルクが変化するようにしたので、発
進、停止時にも高速運転時にも常にトルク振動や
共振を効果的に吸収することができる。又粘性の
異なるオイルに入れ換えるだけでヒステリシス特
性を簡単に変えることができ、用途に応じて最適
のダンパーデイスクを構成することができる。
次に本発明の変形例を説明する。第7図及び第
8図においてスプラインハブ50のフランジ51
は小径で、外周面52には略同一幅で環状の部材
53が摺動(回転)自在に嵌合している。部材5
3には半径方向内方に開いた切欠き54が設けて
あり、切欠き54には周方向に延びる圧縮コイル
スプリング55,56が圧縮状態で同芯に配置し
てある。大径スプリング55及びフランジ51は
第7図の左右両側から1対のカバー57,58で
覆われており、カバー57,58及び環状部材5
3の外周部は1対のケース60,61により覆わ
れている。第7図の59は環状シールである。6
2は環状部材53とケース60,61を環状のパ
ツキン63を挾んで一体に連結するピンで、ピン
62を利用してケース60にクツシヨニングプレ
ート7が固定されている。66は両ケース60,
61を座金64及びシール65を介して連結する
ピンで、フランジ51及びカバー57,58の長
孔67に挿通されており、第8図の如くピン63
と長孔67の内縁との間には円周方向に最大捩り
角(回転方向Aに7゜、反対方向に5゜、第10
図参照)よりもやや大きい隙間が隔てられてい
る。69は両カバー57,58とフランジ51を
一体に連結するピンである。68は両カバー5
7,58を互に連結するピンで、環状部材53の
長孔70に挿通されており、ピン68と長孔70
の内縁との間には最大捩り角(7゜、5゜)に相
当する隙間が隔てられている。第7図の71はオ
イル注入口、72はプラグ用のビス、73はケー
ス61の内面に溶着されたナツトで、注入口71
から注入したオイルはケース60,61の内部全
体を満たしている。
8図においてスプラインハブ50のフランジ51
は小径で、外周面52には略同一幅で環状の部材
53が摺動(回転)自在に嵌合している。部材5
3には半径方向内方に開いた切欠き54が設けて
あり、切欠き54には周方向に延びる圧縮コイル
スプリング55,56が圧縮状態で同芯に配置し
てある。大径スプリング55及びフランジ51は
第7図の左右両側から1対のカバー57,58で
覆われており、カバー57,58及び環状部材5
3の外周部は1対のケース60,61により覆わ
れている。第7図の59は環状シールである。6
2は環状部材53とケース60,61を環状のパ
ツキン63を挾んで一体に連結するピンで、ピン
62を利用してケース60にクツシヨニングプレ
ート7が固定されている。66は両ケース60,
61を座金64及びシール65を介して連結する
ピンで、フランジ51及びカバー57,58の長
孔67に挿通されており、第8図の如くピン63
と長孔67の内縁との間には円周方向に最大捩り
角(回転方向Aに7゜、反対方向に5゜、第10
図参照)よりもやや大きい隙間が隔てられてい
る。69は両カバー57,58とフランジ51を
一体に連結するピンである。68は両カバー5
7,58を互に連結するピンで、環状部材53の
長孔70に挿通されており、ピン68と長孔70
の内縁との間には最大捩り角(7゜、5゜)に相
当する隙間が隔てられている。第7図の71はオ
イル注入口、72はプラグ用のビス、73はケー
ス61の内面に溶着されたナツトで、注入口71
から注入したオイルはケース60,61の内部全
体を満たしている。
第8図の如くスプリング55,56は6組設け
てあり、6組のプリング55,56はすべて同一
の構成である。第8図の−断面を示す第9図
の如くスプリング55,56はカバー57,58
の蒲形の窪み75,76で覆われ、窪み75,7
6はケース60,61の環状に延びる断面円弧状
の窪み77,78で覆われている。スプリング5
5,56はばね受80を介して環状部材53の切
欠き54の側縁及び窪み75,76の端壁内面8
1,82に当接している。
てあり、6組のプリング55,56はすべて同一
の構成である。第8図の−断面を示す第9図
の如くスプリング55,56はカバー57,58
の蒲形の窪み75,76で覆われ、窪み75,7
6はケース60,61の環状に延びる断面円弧状
の窪み77,78で覆われている。スプリング5
5,56はばね受80を介して環状部材53の切
欠き54の側縁及び窪み75,76の端壁内面8
1,82に当接している。
上記構成によると、スプラインハブ50、フラ
ンジ51及びカバー57,58が環状の出力部を
形成し、ケース60,61及び環状部材53は環
状の入力部を形成している。
ンジ51及びカバー57,58が環状の出力部を
形成し、ケース60,61及び環状部材53は環
状の入力部を形成している。
そしてスプリング設置室85やそれ以外の部分
に形成される狭い通路(隙間86)にはオイルが
満たされているとともに、スプリング55,56
の両端が着座するばね受80は、スプリング設置
室86を広範囲にわたつて上記通路に対して閉鎖
し、入力部が出力部に対して捩れた状態におい
て、スプリング設置室86が上記通路に対してば
ね受に隣接する狭い隙間を介して連通するように
構成されている。
に形成される狭い通路(隙間86)にはオイルが
満たされているとともに、スプリング55,56
の両端が着座するばね受80は、スプリング設置
室86を広範囲にわたつて上記通路に対して閉鎖
し、入力部が出力部に対して捩れた状態におい
て、スプリング設置室86が上記通路に対してば
ね受に隣接する狭い隙間を介して連通するように
構成されている。
この変形例においてはスプリング55,56は
全体が一段のスプリングとして作用する(第10
図)。そしてフエーシング8からケース60,6
1に伝えられたトルクは、ピン62、環状部材5
3、スプリング55,56、カバー57,58、
ピン69、フランジ51、ハブ50を介して出力
軸に伝達され、スプリング55,56が圧縮され
てケース60,61及び環状部材53がカバー5
7,58及びフランジ51に対して捩れる。スプ
リング55,56が圧縮されると、ばね受80
(第9図)がスプリング設置室85内のオイルを
カバー57,58と環状部材53の間の隙間86
へ押し出すのでばね受80にオイルからの抵抗力
が加わり、第10図の如くトルク特性X1にヒス
テリシスhが生じる。そしてヒステリシスhは捩
り角速度に対応して変化するので、発進時にも高
速運転時にも常にトルク振動を効果的に吸収する
ことができる。又この変形例においては第8図の
如く注油口70(ビス72のみ図示)を隣接する
2組のスプリング55,56の間の位置において
ケース61に設けることができるので、第7図の
ナツト73の設置空間に余裕ができ、ナツト73
の溶着が容易になる。
全体が一段のスプリングとして作用する(第10
図)。そしてフエーシング8からケース60,6
1に伝えられたトルクは、ピン62、環状部材5
3、スプリング55,56、カバー57,58、
ピン69、フランジ51、ハブ50を介して出力
軸に伝達され、スプリング55,56が圧縮され
てケース60,61及び環状部材53がカバー5
7,58及びフランジ51に対して捩れる。スプ
リング55,56が圧縮されると、ばね受80
(第9図)がスプリング設置室85内のオイルを
カバー57,58と環状部材53の間の隙間86
へ押し出すのでばね受80にオイルからの抵抗力
が加わり、第10図の如くトルク特性X1にヒス
テリシスhが生じる。そしてヒステリシスhは捩
り角速度に対応して変化するので、発進時にも高
速運転時にも常にトルク振動を効果的に吸収する
ことができる。又この変形例においては第8図の
如く注油口70(ビス72のみ図示)を隣接する
2組のスプリング55,56の間の位置において
ケース61に設けることができるので、第7図の
ナツト73の設置空間に余裕ができ、ナツト73
の溶着が容易になる。
なお第1図の実施例においてスプリングを1段
又は2段にすることもでき、第7図の変形例にお
いてスプリングを2段又は3段にすることもでき
る。
又は2段にすることもでき、第7図の変形例にお
いてスプリングを2段又は3段にすることもでき
る。
第1図は本発明を適用した車両用クラツチの縦
断面図、第2図は一部を切り欠いて示す第1図の
−矢視図、第3図は第2図の−断面図、
第4図は第2図の−断面図、第5図は伝達ト
ルク特性のグラフ、第6図は種々のトルク振動数
における伝達トルクとヒステリシストルクの関係
を示すグラフ、第7図は変形例の縦断面図、第8
図は一部を切り欠いて示す第7図の−矢視部
分図、第9図は第8図の−断面図、第10図
は伝達トルク特性のグラフである。1,2……ス
プラインハブとフランジ(出力部)、3,4……
ケース(入力部)、6a,12……シール、8…
…摩擦フエーシング、17〜19……圧縮スプリ
ング、24,31,33,35……ばね受け、4
0……スプリング設置室、41……隙間(通
路)。
断面図、第2図は一部を切り欠いて示す第1図の
−矢視図、第3図は第2図の−断面図、
第4図は第2図の−断面図、第5図は伝達ト
ルク特性のグラフ、第6図は種々のトルク振動数
における伝達トルクとヒステリシストルクの関係
を示すグラフ、第7図は変形例の縦断面図、第8
図は一部を切り欠いて示す第7図の−矢視部
分図、第9図は第8図の−断面図、第10図
は伝達トルク特性のグラフである。1,2……ス
プラインハブとフランジ(出力部)、3,4……
ケース(入力部)、6a,12……シール、8…
…摩擦フエーシング、17〜19……圧縮スプリ
ング、24,31,33,35……ばね受け、4
0……スプリング設置室、41……隙間(通
路)。
Claims (1)
- 1 環状の出力部の内周を出力軸に連結し、上記
出力部に対して同芯かつ相対回転自在に環状の入
力部を設け、入力部の外周部にトルク導入用の摩
擦フエーシングを連結し、上記入力部と出力部の
軸方向に対向する複数箇所にスプリング設置室を
円周方向に間隔を隔てて形成し、入力部と出力部
を円周方向に弾性的に連結する圧縮スプリングを
スプリング設置室に配置し、スプリング設置室以
外の部分において入力部と出力部の間に断面積の
狭い通路を形成し、上記通路及びスプリング設置
室を外部に対して液密状態に保持するシールを設
け、上記通路及びスプリング設置室にオイルを満
たし、上記スプリングの両端が着座するばね受け
をスプリング設置室に設け、上記ばね受によりス
プリング設置室を広範囲にわたつて上記通路に対
して閉鎖し、入力部が出力部に対して捩れた状態
において、スプリング設置室が上記通路に対して
ばね受に隣接する狭い隙間を介して連通するよう
にしたことを特徴とするダンパーデイスク。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290580A JPS56131851A (en) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | Damper disc |
US06/852,269 US4674991A (en) | 1980-02-28 | 1986-04-15 | Damper disc having annular protrusions and recesses |
US07/006,336 US4743217A (en) | 1980-02-28 | 1987-02-02 | Damper disc having sealed spring chambers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3290580A JPS56131851A (en) | 1980-03-14 | 1980-03-14 | Damper disc |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56131851A JPS56131851A (en) | 1981-10-15 |
JPS6151686B2 true JPS6151686B2 (ja) | 1986-11-10 |
Family
ID=12371903
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3290580A Granted JPS56131851A (en) | 1980-02-28 | 1980-03-14 | Damper disc |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56131851A (ja) |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4601676A (en) * | 1982-09-16 | 1986-07-22 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Damper disc |
US4565273A (en) * | 1982-08-31 | 1986-01-21 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Damper disk having hydraulic shock absorbers |
JPS5985426U (ja) * | 1982-11-30 | 1984-06-09 | 株式会社大金製作所 | ダンパ−デイスク |
JPS60188247U (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-13 | トヨタ自動車株式会社 | トルク変動吸収フライホイ−ル |
JPS6141021A (ja) * | 1984-07-31 | 1986-02-27 | Daikin Mfg Co Ltd | ト−シヨンスプリング直列配置型ダンパ−デイスク |
DE3515928C2 (de) * | 1985-05-03 | 1994-04-14 | Fichtel & Sachs Ag | Geteiltes Schwungrad für eine Brennkraftmaschine |
DE3628774A1 (de) * | 1985-09-07 | 1987-04-23 | Luk Lamellen & Kupplungsbau | Einrichtung zur daempfung von drehschwingungen |
US4782932A (en) * | 1985-11-01 | 1988-11-08 | Eaton Corporation | Torsion damping mechanism |
JPH0648016B2 (ja) * | 1986-07-10 | 1994-06-22 | 三菱自動車工業株式会社 | 多段クラツチ |
-
1980
- 1980-03-14 JP JP3290580A patent/JPS56131851A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56131851A (en) | 1981-10-15 |
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