JPS61500200A - 家禽用飼料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 家禽用飼料 本発明は、多価アルコールを含有する餌を家禽類に供給することに関するもので ある。

ソルビトールを含有する鳥の餌が提案されている。たとえば、英国特許第１４２ ８１８１号公報は、少なくとも１種のビタミン供給物質と、少なくとも１種のア ミノ酸供給物質と、微量要素供給無機塩と、少なくとも１種の保存料と、少なく とも１種の着香剤とからなる穀倉性鳥類の餌を記載しており、この餌は外観が天 然の穀類もしくは種子に類憤しかつ天然穀類の芯に似た軟化組織をベレットに付 与するよう０．１〜０．５重量％の潤滑剤を含有するベレットの形態である。潤 滑剤は、プロピレングリコールまたはソルビトールとすることができる。

この従来の提案において、ソルビトールは餌を軟化させるために存在させる。こ の餌は、カナリヤのような籠の鳥を目的とし、この種の鳥類に一般に与えられる 天然の穀類または種子に似せることを目的とする。

今回、たとえばツルくトールのような多価アルコールは、特に肉生産用の家禽に 対する餌に含ませると、成長促進効果を示すことが見い出された。いかなる理論 にも拘束されないが、この有利な効果は多価アルコールが脂質に対し乳化剤とし て作用し、したがって脂質の消化性を向上させるという事実から生ずるものと思 われる。多価アルコールの使用は、全飼料に対し２．５〜２０重量％の脂質含有 量を有する家禽用餌に対し特に好適である。

したがって本発明によれば、家禽類の飼育方法は家禽用の餌に全飼料に対し０． ０１〜５重量％の１種もしくはそれ以上の多価アルコールを含ませることからな っている。

この飼料は任意の家禽（七面鳥、家鴨および鵞鳥などを含む）に使用しうるが、 ブロイラ雛（すなわち、雛から消費に適した重量まで急速に飼育される家禽）に 対し特に適している。飼料中にＯ１１重量％程度の少ないソルビトールを添加す れば、成長速度（単位時間当りの平均生体重量増加で測定ささる）が増大しかつ 餌変換率（ＦＣＲ）が低下することが判明した。

好適な多価アルコールは、いわゆる糖アルコールであって、樹木から分離される シロップとして天然に得られ、或いは高圧水素添加または電解還元などの還元に よって１１Ｎ類から製造することもできる。これらは六価または天側のアルコー ルとすることができる。適する糖アルコールの例は次の通りてあ糖アルコールの 他の原料は水添糖シロップとすることかでき、これらは澱粉の酸素加水分解によ って製造することができる。この種の適する材料はロケソテ・フレールス社によ り「ライカシン」　（登録商標）としで販売されており、Ｄ−ソルビトールと水 添された三糖類および多糖類とを含有する。

多価アルコールの好適範囲は、０．０１〜１重量％とすることができる。

飼料の他の成分は家禽用飼料の通常の成分とすることがてき、炭水化物、蛋白質 、脂質（すなわち油脂）、繊維、ビタミン、アミノ酸および無機質の原料を包含 する。家禽飼育の原理は当業界で周知されており、「家禽飼料」という用語はた とえば牛または豚のような他の家畜用の餌とは区別される。

家禽類は穀倉性でなく、寧ろ雑食性であって、香味を検知しない。したがって、 上記従来技術により要求されるように、飼料中に着香剤を含ませても意味がない 。

家禽飼料中に多価アルコールを含ませる方法は変化することができ、本発明は１ 種もしくはそれ以上の多価アルコールを全飼料に対し０．０１〜５Ｍ量％の多価 アルコールを供給する量で含有する家禽飼料成分を包含する。

この飼料成分は、有機もしくは無機キャリヤ（たとえばヒスケソト粉または粉末 石灰）に対する多価アルコールの飼料補給物とすることができる。また、多価ア ルコールと１種もしくはそれ以上の他の飼料成分とのプレミックス、たとえば１ ｉアルコール−ビタミンおよび／または無機質のプレミックスとすることができ 、或いは完成飼料であってもよい。いがなる形態であっても、この成分を他の成 分に対し飼料創造工程の適当な段階で、所要量の多価アルコールが家禽飼料中に 含まれるよう確保するのに適する量にて混合することかできる。

飼育法は標準法にしたがうことができる。すなわち、飼育は一般にブロイラにつ いては任意（アドリブ）とすることができ、餌を成長に応して調整する。たとえ ば、スタータおよびフィニッシャ飼料を使用することができ、１種もしくはそれ 以上の中間餌料を必要に応して与える。

以下、比較例を参照して本発明を説明する。

実１劃１］　１ ３種の家禽飼料を次の成分から作成した：トウモロコシ、大麦、大豆粉、全脂大 豆、魚粉、脂肪、無機質、ビタミンおよびアミノ酸。

これらの割合を僅かに変化させてスーパー・スタータ、スタータおよびリアラ飼 料を作成し、これは次の組成を有したニス−パースタータ　スタータ　リアラ 脂　質　６．５　重量％　８．３　重量％　８．０　重量％蛋白質　２２．７　 重量％　２０８７　重量％　１８．０　重量％繊　維　２，９　重量％　２．９ 　重量％　２．８　重量％リジン　１．４　重量％　０．２６　Ｍ量％　Ｉ、０ ４重量％メチオニンおよ　０．９１重量％　０．８７重量％　０．７ａ　ｆｆｉ 量％Ｑ、１重量％のソルビトールをビタミン−無機質プレミ・ノクスに加え、こ れを次いで常法によりミックスへ添加することにより、上記飼料の半分に加えた 。

これら飼料をブロイラ雛の８羽収容装置で使用した。鳥小屋１〜４（プロ４５３ ８６００羽）には０．１重量％のソルビトールを含有する飼料を供給し、鳥小屋 ５〜８　（プロ４５３８５２９羽）は比較として使用し、これには同し飼料では あるが、ソルビトールを省略した飼料を供給した。

鳥小屋に関するその他の特徴は全て同じとした（たとえば温度、鳥小屋に対する 照明、飼料の供給量および水の供給量）。

これらブロイラを殺すために取り出すまで、鳥小屋中に入れておいた。

鳥小屋１−４　鳥小屋５−８ ソルビトールを　ソルビトールを １ぐ糺社−−−　鉦り矢へ鰍社− 死亡率く％）　４．４２　３．９３ 平均生体重量増加（Ｉｂ）　４．３５６　、　４．２８１年齢（死滅までの日数 ）　４９．１９６　５０．２６７餌変換率　２．０９３２．１２ 飼料中にソルビトールを含む餌を与えたブロイラは、飼料中にソルビトールを含 まないものよりも短時間でより大きい平均生体重量増加を示したことが判る。経 済的には、シルビトールのコストの６倍が返還された。

実施例２ ブロイラ雛の飼料に含ませる場合、獣脂の代謝エネルギー含有量に対するソルビ トールの効果を評価するため試験を行なった。雛には０〜７日間にわたりスター タ飼料を与え、実験飼料は８〜２１日間で与えた。***物を集め、秤量しかつ１ ７日〜２１日目にサンプリングして、代謝エネルギーに対するソルビトールの影 響を測定した。雛については８日、１５日および２１日に秤量した。

餌は次の通りとした： １、脂肪を添加しない基礎飼料。

２．４％の獣脂を添加した基礎飼料。

３、上記２と同様であるが、５００ｇのソルビトール（０，０５重量％）を含む 。

４、上記２と同様であるが、１０００ｇのソルビトール（０，１０重量％）を含 む。

基礎飼料の組成を下記に示す。

ｌ／」Ｌ 磨砕大麦　６１９．６９ 磨砕トウモロコシ　５２．０８ 白身魚粉　２６．０４ 大豆粉（５０ＣＰ）　２１９．７９ 微生物蛋白質　５２．０８ ビタミン／無機質補給物　１３．０２ 燐酸二カルシウム　９．３８ 石灰　５．２１ 塩　０．７３ ＤＬ−メチオニン　０．９４ この基礎飼料へ４重量％の獣脂を加えて、大麦、トウモロコシ、魚粉、大豆粉お よび微生物蛋白質の含有量に対しそれぞれの割合を減少させた。微生物蛋白質は 、ＩＣＩリミテッド社により「プルテーン」　（登録商標）として販売されてい るものである。

結果を下記に示す。

基礎　基礎子　基礎子　基礎＋ ４％獣脂　４％獣脂　４％獣脂 ＋　０．０５％　＋０．１％ 生体重量増加　２８６．７　３０５．２　３］０．３　３１１．５８−２１日 ｇ／ブロイラ 餌変換率　１．８４８　１．７４２　１．７５１　１．７２１獣脂の代謝エネ　 −２８，０５３８，１，７３７，５０ルギ−Ｍ　Ｊ　／　ｋｇ これらの結果は、餌１から餌４へ移行するとブロイラに対し生体重量増加が改善 され、それに対応して餌変換率が低くなることを示している。獣脂の代謝エネル ギーは飼料へソルビトールを添加することにより増大した。

国際調査報告 ＡＮＮＥＸ　’ｒｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩｏＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥ ＰＯＲＴ　ＯＮ

Claims (11)

【特許請求の範囲】
1. １．家禽飼料中に０．０１〜５重量％の１種もしくはそれ以上の多価アルコール を含ませることを特徴とする家禽類の飼育方法。
2. ２．飼料が全飼料に対し２．５〜２０重量％の脂質をさらに含有する請求の範囲 第１項記載の方法。
3. ３．多価アルコールが糖アルコールである請求の範囲第１項または第２項記載の 方法。
4. ４．糖アルコールがソルビトールである請求の範囲第３項記載の方法．
5. ５．飼料が０．０１〜１重量％の１種もしくはそれ以上の多価アルコールを含有 する請求の範囲第１項，第２項，第３項または第４項記載の方法。′
6. ６．家禽類がブロイラ雛である請求の範囲第１項乃至第５項のいずれかに記載の 方法。
7. ７．１種もしくはそれ以上の多価アルコールを全飼料に対し０．０１〜５重量％ の多価アルコールを供給する量で含有する家禽飼料成分。
8. ８．有機もしくは無機キャリヤに対する１種もしくはそれ以上の多価アルコール の飼料補給物である請求の範囲第７項記載の家禽飼料成分。
9. ９．１種もしくはそれ以上の多価アルコールと、１種もしくはそれ以上の他の飼 料成分とのプレミックスである請求の範囲第７項記載の家禽飼料成分。
10. １０．プレミックスが多価アルコールービタミンおよび／または無機質のプレミ ックスである請求の範囲第９項記載の家禽飼料。
11. １１．完成家禽飼料である請求の範囲第７項記載の家禽飼料成分。