JPS6147342A - 耐食性、耐衝撃性溶接缶 - Google Patents

耐食性、耐衝撃性溶接缶

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JPS6147342A
JPS6147342A JP15758584A JP15758584A JPS6147342A JP S6147342 A JPS6147342 A JP S6147342A JP 15758584 A JP15758584 A JP 15758584A JP 15758584 A JP15758584 A JP 15758584A JP S6147342 A JPS6147342 A JP S6147342A
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JP
Japan
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resistant
polyolefin
corrosion
layer
multilayer film
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Pending
Application number
JP15758584A
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English (en)
Inventor
清 水谷
修 中西
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Dainichi Can Co Ltd
Original Assignee
Dainichi Can Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耐食性耐衝撃性溶接缶に関し、よシ詳しくは
中間層としてガスおよび液体に対するバリア性および耐
食性にすぐれたバリア層を有するポリオレフィン系多層
フィルムをラミネートしてなし、特に腐食性の激しい強
酸、強アルカリ等の内容物の貯蔵用として好適な耐食性
耐衝撃性溶接缶に関する。
従来の技術 従来、耐食性耐衝撃性溶接缶として、例えば、%開昭5
7−80045号において、ポリオレフィン系フィルム
ヲ、缶胴用ティンフリースチール板などの金属板を用い
てシーム溶接でサイドシーム部分を接合しその溶接部と
それに隣接するラミネート部分とにまたがって、ポリア
ミド系樹脂粉体を溶融被覆する缶胴の形成方法が開示さ
れている。
しかしながら、前記缶胴の形成方法に開示されているポ
リオレフィン系フィルムは、カル?キシル基含有ポリオ
レフィン系フィルムであって、耐食性も充分とは云えず
、また単層フィルムであるためピンホールを生じ易い欠
点がある。また前記缶胴の形成方法においては、多層フ
ィルムの使用も可能である旨記載されているが、ここに
多層フィルムとは同種のカルボキシル基含有ポリオレフ
ィン系フィルムの多層フィルムを意味しておし、多層と
することによって耐食性を本質的に改善することを期待
することは不可能である。
問題点を解決するだめの手段 本発明者らは、前記した従来技術における問題点を解決
するために鋭意研究した結果、前記カルボキシル基含有
ポリオレフィン系の単層もしくは多層フィルムに代って
、中間層としてガスまたは液体に対してバリア性を有し
、したがってさらに耐食性にすぐれたバリア層を有する
ポリオン2イン系多層フィルムを用いると共に、その場
合に生ずる問題点、すなわち、前記した従来技術におい
て使用されるポリアミド系樹脂粉体を用いると前記中間
層としてのバリア層を有するポリオレフィン系多層フィ
ルムとの接着が不充分なために、前記バリア層を有する
多層フィルムでラミネートされていない缶胴用金属板と
該ポリアミド系樹脂粉体の溶融被覆層との接着部分に気
泡が発生し剥離し易くなるという問題点を特定の変性ポ
リオレフィン系樹脂粉末を用いることによシ解決し、本
発明を完成するに至ったものである。
したがって本発明は、従来の耐食性溶接缶の上記した問
題点を解決し、耐食性耐衝撃性のさらに改善された溶接
缶を提供することを目的としてなされたものである。
すなわち、本発明は、中間層としてのバリア層を有する
ポリオレフィン系多層フィルムを、シーム溶接に必要な
部分を除外して缶胴用金属板の缶胴の内面を構成する側
にラミネートし、シーム溶接でサイドシーム部分を接合
し、該バリア層を有するポリオレフィン系多層フィルム
の長軸方向両端部と、該両端部間のラミネートされない
部分とを、該両端部と一体化された厚膜状の被膜で被覆
されるように変性ポリオレフィン系樹脂粉体を溶融被覆
して缶胴を形成し、次いで該缶胴に天地板を接合してな
る耐食性耐衝撃性溶接缶を提供するものである。
本発明に用いる中間層としてのバリア層を有するポリオ
レフィン系多層フィルムとしては、缶用金属板に接着さ
れる層およびそれと反対の最外層には缶用基材金属、例
えばブリキ、テインフIJ−スチール等に対し良好な熱
接着性を示し、かつカルボキシル基、エポキシ基などを
含有する耐食性のポリオレフィンフィルム、例、tばマ
ドマー(カルボン酸基含有不飽和モノマーグラフト重合
系ポリオレフィン)(三井石油化学工業(株)の商品名
)、ボンドファースト(エポキシ基含有不飽和モノマー
グラフト重合系ポリオレフィン)(住友化学工業(株)
の商品名)、サーリン(アイオノマー系ポリオレフィン
)(ジーボン社商品名)などが好適でアし、前記中間層
としてのバリア層には、その内外層フィルムと良好な接
着性を示し、かつ耐食性に特にすぐれたポリオレフィン
系フィルム、例えば高密度ポリエチレンまたはその変性
物、ポリエチレンーホリフロピレンブロックコポリマー
、ケン化エチレン酢ピコポリマー等のフィルムが好適で
ある。
本発明の前記バリア層を有する多層フィルムは、通常3
〜7層で構成され、厚みは30〜200μが適轟であし
、主として共押出ラミネート法で製造される。
このようにして得られたバリア層を有する多層フィルム
は、通常熱プレス接着ラミネート法、熱ロール式熱圧着
ラミネート法などによシシーム溶接に必要な部分を除外
して缶胴用金属板の缶胴の内面を構成する側にラミネー
トされ、シーム溶接でサイドシーム部分が接合される。
次いで該バリア層を有するポリオレフィン系多層フィル
ムの両端部と、該両端部間のラミネートされない部分と
を、該両端部と一体化された厚膜状の被膜で被覆される
ように、変性ポリオレフィン系樹脂粉体を、通常の粉体
静電塗装法、スラリー塗装法等により通常約100〜約
400μの厚さに溶融被覆して缶胴が形成される。
本発明において用いられる変性ポリオレフィン系樹脂粉
体としては、前記バリア層を有する多層フィルムを構成
する各層のフィルムおよび缶体金属に対して良好な耐食
性および接着性を有することが必要であし、この接着性
が不充分である場合には前記多層フィルムでラミネート
されない缶胴金属板と前記樹脂粉体の溶融被覆層との接
着部分に気泡が発生したし、また剥離が起って好ましく
ない。
前記変性ポリオレフィン系樹脂粉体の例として、前記ア
トマー(カルボン酸基含有不飽和モノマーグラフト重合
系ポリオレフィン)、前記ゼンドファースト(エポキシ
基含有不飽和モノマーグラフト重合系ポリオレフィン)
、サーリン(アイオノマー系ポリオレフィン)等の樹脂
粉体があげられる。これら樹脂粉体の粒径は通常5〜1
50μ、好ましくは10〜70μの範囲である。
かぐして得られた缶胴と前記缶胴におけると同様にバリ
ア層を有するポリオレフィン系多層フィルムをラミネー
トした天地板とを通常のロックシーム巻締め法で接合し
た後、その接合部位を加熱して該接合部位の対向した該
多層フィルムを熱融着して本発明の溶接缶が得られる。
本発明の溶接缶の例として、耐食性5ガロン缶、ベール
缶、ドラム缶、11缶、51缶などがあげられる。特に
高腐食性の強酸および強アルカリ性物質などの貯蔵用と
して好適である。
本発明においては、中間層としてのバリア層のバリア層
として前記ポリアミド樹脂を用い、前記被覆用樹脂粉体
として前記ポリアミド樹脂を用いることも可能でアし、
また前記バリア層との接着性が良好であればその他の組
合せも可能である。
実施例 以下実施例によシ本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 厚さ0.32++mの缶胴用ティンフリースチール板(
902X353+++m)の缶胴の内面を構成する側に
、その長軸方向両端部それぞれ約3門を除いて、前記ア
トマーの缶胴内面金属接着層、ケン化エチレン酢ピコポ
リマーの中間層としてのバリア層および前記アトマーの
最外層よシなる厚さ約70μのバリア層を有するポリオ
レフィン系共押出3層フィルムを熱プレス法によシラミ
ネートした。別に、天地板用ティンフリースチール板(
250X250++m)について缶胴用と同様にラミネ
ートした。
次に常法によシ缶胴を溶接サイドシームし、前記缶胴内
面にラミネートされた3層フィルムの長軸方向両端部と
、該両端部間のラミネートされない部分とを覆うように
、粒径40〜70μの前記アトマー粉体を、該粉体とほ
ぼ等比重のトルエンおよびトリクロールエチレンの混合
溶剤中に分散して塗布し、乾燥後加熱溶融して厚さ約2
00μの被膜を形成させた。次いで、かくして得られた
缶胴と、天地板用ラミネート板とを通常の方法で二重巻
締法で接合し、その巻締め部を180℃に局部加熱して
上記3層ブイルムを熱溶融し融着させて、巻締部の接着
と気密を完成させ本発明の溶接缶としての5ガロン缶を
得た。かくして得られた5ガロン缶に水を充填し、2m
の高さよシ落下衝撃試験を行なった所、完全な耐衝撃性
を示した。
また、得られた5ガロン缶に、35%塩酸水溶液を半量
封入し、室温(約20℃)下貯蔵したと、こる約1ケ月
以上良好な耐食性を示した。
比較例1 前記3層フィルムの代シにアトマー単層フィルムを用い
、前記アトマー粉体のスラリーの代りにポリアミド11
樹脂粉体のスラリー分散液を用いた以外、実施例1と同
様にして得られた5ガロン缶に、前記35%塩酸水溶液
を半量封入して、室温(約20℃)下、約1ケ月間貯蔵
したところ缶体金属面に小量ながら点状の腐食生成が見
られた。
比較例2 前記アトマー粉体のスラリーの代シに、ポリアミド11
樹脂粉末のスラリー分散液を用いた以外実施例1と同様
にして溶接缶を得た。得られた溶接缶では、製造時前記
3層フィルムでラミネートされていない缶胴用金属板と
該ポリアミド11樹脂粉体の溶融被覆層との接着部分に
気泡が発生し、飽和硫酸銅溶液を用い、45℃で1ケ月
間腐食試験を行なったところ、缶体金属面に腐食生成が
認められた。
発明の効果 本発明によれば、缶用金属板内面にラミネートサレる2
リオレフイン系フイルムが多層構造を有しているため、
各層の何れかにピンホールが万−生じたとしても貫通す
ることがなく耐食性の向上が達成される。
本発明によれば、缶用金属板内面にラミネートされるポ
リオレフィン系フィルムとして多層構造であると共に中
間層としてガスおよび液体に対するバリア性を有し、し
たがって高度の耐食性を有するバリア層を有する多層フ
ィルムを用いると共に、該多層フィルムとの接着性にす
ぐれ、かつ耐食性を有する特定の変性ポリオレフィン系
樹脂粉体を用いてラミネートされない部分を強固かつ厚
膜状に溶融被覆することにより耐食性が著しく改善され
、また耐衝撃性にすぐれた溶接缶が得られる。
本発明の溶接缶は、缶体金属と内容物が高バリア性を有
する多層フィルムで充分隔離されると共に、該多層フィ
ルムでラミネートされていない部分も耐食性樹脂粉体の
厚膜状の被膜で、該多層フィルムでラミネートされてい
る部分と一体的に被覆されているため、特に腐食性の大
きい溶剤含有エマルジョン、強酸または強アルカリ性物
質、腐食性液体有機化合物等の貯蔵用として好適でちる

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 中間層としてのバリア層を有するポリオレフイン系多層
    フイルムを、シーム溶接に必要な部分を除外して缶胴用
    金属板の缶胴の内面を構成する側にラミネートし、シー
    ム溶接でサイドシーム部分を接合し、該バリア層を有す
    るポリオレフイン系多層フイルムの長軸方向両端部と、
    該両端部間のラミネートされない部分とを、該両端部と
    一体化された厚膜状の被膜で被覆されるように変性ポリ
    オレフイン系樹脂粉体を溶融被覆して缶胴を形成し、次
    いで該缶胴に天地板を接合してなる耐食性耐衝撃性溶接
    缶。
JP15758584A 1984-07-30 1984-07-30 耐食性、耐衝撃性溶接缶 Pending JPS6147342A (ja)

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JPS6147342A true JPS6147342A (ja) 1986-03-07

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5780045A (en) * 1980-11-06 1982-05-19 Dainichi Seikan Kk Method of forming drum of high corrosion-resisting can
JPS57181859A (en) * 1981-04-02 1982-11-09 Dow Chemical Co Manufacture of drawn-redrawn can from steel sheet substance coated with high density polyethylene graft copolymer

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5780045A (en) * 1980-11-06 1982-05-19 Dainichi Seikan Kk Method of forming drum of high corrosion-resisting can
JPS57181859A (en) * 1981-04-02 1982-11-09 Dow Chemical Co Manufacture of drawn-redrawn can from steel sheet substance coated with high density polyethylene graft copolymer

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