JPS6147327B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は固定キヤリヤによつて可動部材を軸持
するための液圧支持部材において、前記キヤリヤ
が前記可動部材を摺動自在に軸持するための軸承
面を有する細長い支持枠を備え、前記支持枠が前
記キヤリヤおよび該キヤリヤに対して配置された
部材と共に、加圧された液圧媒体を含む液圧室を
画定し、該液圧室によつて前記支持部材がキヤリ
に対して支持されるようになつた支持部材に関す
る。

米国特許第3802044号の第６図に示されている
この型の支持部材はキヤリヤの細長い溝の中に密
封的にかつ運動自在に案内され、運動可能部材、
すなわちこの場合はたわみ調整ローラの管状ロー
ラ外被に適合させるようになつている。しかしな
がら前記細長い溝の中に***状部材を密封するこ
とは非常に困難であり、特にキヤリヤにたわみが
生じた場合には溝が変形し、たとえば開くように
なる。

なお独乙特許公開公報第1461066号にも類似の
実施例が記載されており、この場合は摺動シユー
を備えた揺動可能支持枠が設けられ、該支持枠は
動液圧摺動面を有し、この摺動面上をローラ外被
の内面が摺動するようにされている。この場合も
同様な困難が生じる。

本発明の目的は前記の型の支持部材において前
述のような欠点を有しない、かつ支持枠を案内す
る時に簡単な態様で密封を行い得るようになつた
支持部材を供することである。同時に前記支持枠
の種々の個所に種々の圧力を加え、したがつてた
とえば一つのローラに対し、所定の個所における
圧力を高めまたは低下せしめ得るようになすこと
である。

前記目的を達成するために本発明による支持部
材においては、前記支持枠がその縦方向に隣接し
て配置された少なくとも二つのピストン状部材を
含みかつ円筒形案内面を有する支持装置によつて
前記キヤリヤに対して支持されるようになつてい
る。

このようにすれば前記密封個所は円形となり、
かつ加工が容易となるから、支持枠を細長い溝と
密封的に係合させる場合に生じる欠点を除去する
ことができる。キヤリヤおよび支持枠の縦方向に
おける孔の寸法が小さいから、これら部材が曲る
時に生じる変形は無視することができる。本発明
の装置によれば実際的に細長い支持枠の利点、た
とえば押圧作用を均一にし、かつ圧力媒体の使用
量を少なくなし得ると共に、ピストン状の円筒形
部材を簡単に密封することができる。

前記支持枠に凹所を設け、該凹所の中に、前記
キヤリヤに連結されたピストン状部材が係合する
ようになすことができる。また前記キヤリヤに凹
所を設け、該凹所の中に、前記支持枠に連結され
たピストン状部材が係合するようになすこともで
きる。

前記ピストン状部材は管状に形成することが望
ましい。このようにすれば材料が節約され、安価
な製品が得られる。

特に好適な実施例においては前記管状部材は支
持枠およびキヤリヤの凹所と係合するようにされ
る。この場合は前記管状部材の端面に働らく圧力
が相殺され、したがつて該部材に軸線方向の力が
加らないと言う追加的な利点が得られる。

この場合前記管状部材が側部凹所を備えた円筒
形外面を有し、該管状部材がキヤリヤおよび支持
枠に対して傾斜し得るようになすことができる。
このようにすればキヤリヤおよび支持枠のたわみ
変形、したがつてこれに起因する相互の縦方向移
動を許容することができる。

なお前記支持枠およびキヤリヤに突起を設け、
該突起が管状シリンダの両端と係合するようにな
すことができる。

前記支持枠と関連する圧力室は該支持枠内に形
成された連結孔によつて相互に連結されるように
なつている。したがつてたとえば本発明による部
材（単数または複数）を備えたローラの分解を容
易に行うことができる。したがつてまた各圧力室
に至る連結孔の数は少なくて済む。支持枠内の連
結孔はキヤリヤ内の対応する孔より実質的に簡単
に製作することができる。

前記支持枠の円筒形案内面の間の区域に切込み
を設け、該支持枠の縦方向における剛性を小さく
するようになすことができる。このような実施例
は支持枠を可撓的に形成し、かつ同様に可撓性を
有する部材、たとえばローラ外被に装着せんとす
るような場合に有利である。

前記支持枠を可動部材に向かう方向に案内する
ために少なくとも一つの案内部材を設けることが
できる。前記案内部材はキヤリヤに固定しかつ案
内面を有するものとし、該案内面が前記支持枠の
運動方向に延びかつ該支持枠を支持するようにな
すことができる。前記案内部材はなお円筒形のピ
ンとし、該ピンが部材の一つ（キヤリヤまたは支
持枠）に固定され、かつ他の一つに対しては運動
自在に案内されるようになすことができる。前記
案内部材を設けることによつて、前記支持枠は管
状部材の円筒面およびその対向面に依存すること
なくキヤリヤに対して案内することができる。し
たがつて圧力室を画定する部材は簡単になり、た
とば遊隙を大とすることができ、たわみ変形に容
易に適合し得るようになる。

本発明による支持部材においては軸承面は周知
の態様直接支持枠の上に形成することができる。
しかしながら同様に周知の態様で、この支持枠に
揺動自在に軸承シユーを連結し、該シユーの上に
軸承面を成形することができる。

前記二つの何れの場合においても、前記軸承面
は動液圧摺動面として形成し、または静液圧軸承
ポケツトを設け、該軸承ポケツトを分離された絞
り管路によつて支持枠圧力室と連結するようにな
すことができる。

前記ローラ外被の支持される可動部材はたわみ
調整ローラとなすことができる。しかしながらこ
の支持部材は他の目的、たとえばローラを外方か
ら支持する場合または帯を支持する場合にも使用
し得ることが判る。

次に添付図面によつて本発明の実施例を説明す
る。

第１図は本発明による静液圧支持部材の重要な
用途である、いわゆるたわみ調整ローラを示す断
面図である。図示のたわみ調整ローラの原理は前
記米国特許第3802044号によつて周知であり、こ
の点に関しては後で明らかにする。

第１図に示されたローラは固定されたキヤリヤ
１を有し、該キヤリヤは支柱２上に揺動自在に、
しかもピン３により回転しないように支持されて
いる。このキヤリヤ１の周囲には管状のローラ外
被４が回転自在に支持され、該ローラ外被は静液
圧支持部材５によつて支持されている。次に詳述
するこの静液圧支持部材５には、キヤリヤ１の孔
６を通して同じ圧力または異なる圧力の静液圧圧
力媒体がその供給源（図示せず）から供給され
る。

作業時には前記支持部材５がローラ外被の内面
に圧力を加え、したがつて該ローラ外被は部分的
に図示されている対抗ローラ７を押圧する。前記
ローラ外被４と対抗ローラ７との間には圧延すべ
き材料、たとえば帯状の紙または織物（図示せ
ず）が通される。

前記ローラ外被４の端部には案内円板８が設け
られ、該円板によつてローラ外被４は回転自在に
軸持されている。前記案内円板８は平行な平らな
案内面を有する細長い開口１０を備え、該開口は
キヤリヤ１の同様に平行な平らな案内面１１に沿
つて案内されるようになつている。このような実
施例は米国特許第3885283号によつて周知であ
り、これについては後で詳述する。

第２図および第３図は第１図よりも簡単な静液
圧支持部材５の実施例を示すもので、支持枠２０
の形を有し、この支持枠は円筒形外面２１′を有
するピストン状の突起２１を備えている。前記突
起２１はキヤリヤ１の円筒形凹所２２に入り、か
つ密封部材２３によつて案内される。前記凹所２
２は連結孔２４によつてキヤリヤの圧力媒体管路
６（第１図）に連結されている。

支持枠２０と共に一体部材として形成されてい
る円筒形突起２１は内方孔２５を有し、したがつ
てこの突起は管の形をなしている。第２図に示さ
れる如く前記孔２５は連結孔２６によつて相互に
連結されている。この連結孔２６が設けられてい
ることにより、両方の円筒形凹所２２内に孔２４
が一つだけしかなくても、凹所内の圧力は同じに
なり、この圧力によつて支持枠２０はローラ外被
４の内壁に対して押圧されるようになる。

前記米国特許第3802044号に記載されているよ
うな態様で、支持枠２０は４個の静液圧軸承ポケ
ツト２７を有し、該軸承ポケツトは絞り管路２８
を通して孔２５、したがつて円筒形凹所２２と連
結されている。このような配置による時は静液圧
圧力室を形成する凹所２２から作業中絶えず軸承
ポケツト２７に圧力媒体が流入する。管路２８内
における絞りによつて圧力低下が生じ、これは通
過する流体の量、したがつて支持部材５の軸承面
３０と、該支持部材によつて支持されるローラ外
被４の内面３１との間の軸承間隙の大きさに関連
する。したがつて作業中には面３０，３１間に実
質的に一定の軸承間隙を有する静液圧軸承が保持
され、これはローラ外被４がキヤリヤ１に対して
移動すると否とには無関係である。この場合軸承
ポケツト２７は、その中の圧力が絞りによつて低
下するようになるから、前記ピストン状突起より
大きな液圧有効面を有するようにせねばならぬ。
この時の作動態様は前記米国特許に詳述されてい
る。

第４図乃至第７図は突起２１に類似の多数の静
液圧支持体を有する支持枠の実施例を示す。この
場合はこれら突起は第２図の実施例のように支持
枠２０に固定されていない。したがつて支持枠お
よびキヤリヤの異なる熱膨張と、キヤリヤがたわ
む時に生じる長さの差を許容することができる。

第４図は第１図と同様な断面図であるが、この
図によつて明らかな如く、凹所２２の円筒面２
２′に沿つて管状部材４０，４１，４２が案内さ
れている。これら部材４０，４１，４２の相対す
る端部は同様に支持枠４４の同様な円筒形凹所４
３内に入つている。前記管状部材４０，４１，４
２はその両端に、密封リングと適合する溝４５を
有し、該密封リングは前記管状部材と凹所２２，
４３の円筒面とを密封するようになつている。

第７図によつて明らかな如く前記部材４０，４
１，４２はピン４６によつて支持枠４４の凹所４
３内に固定されているが、これら部材４０，４
１，４２は凹所４３内において揺動し得るように
されている。

前記凹所４３から絞り管路４７が軸承面４４′
内に形成された軸承ポケツト４８に延び、この軸
承ポケツトは前述の如き態様で作動する。前記凹
所４３は連結管路５０によつて相互に連結され、
前記凹所２２の一つだけを連結孔２４によつて圧
力媒体管６に連結すれば良い。

第４図および第６図を比較することによつて明
らかとなる如く、前記管状部材４０，４１，４２
は側面の凹所５１（第６図の部材４０）、５２
（第６図の部材４１）および５３（第４図の部材
４２）を備えている。

前記凹所５１は溝４５の間、すなわち管状部材
４０の端部の間の円筒面内をそれぞれ該部材４０
の周囲の半分よりわずかに小さな部分にわたつて
延びている。したがつて前記管状部材の円筒面に
は***部分５４が形成され、この***部分によつ
て部材４０は関連凹所２２内を小さな遊隙によつ
て案内されるようになる。

凹所５２は部材４１の場合は全周にわたり、か
つ溝４５の間の全長にわたつて延びている。した
がつてこの場合は***部分は形成されない。

凹所５３は部材４２の場合はその上方区域だけ
に形成され、該凹所は支持枠４４と共働する。部
材４２の下方区域は小さな遊隙で凹所２２内を案
内されている。

第６図によつて明らかな如く、部材４２はその
凹所２２内を軸線方向に案内され、軸線に直角な
方向に傾斜することはできない。部材４０は***
部分５４によつて案内され、かつ該***部分を含
む平面に対し直角の方向にある程度は傾斜するこ
とができる。この状態は図の矢印によつて表わさ
れている。部材４１は環状凹所５２のために、凹
所２２内をあらゆる方向に傾斜することができ
る。

この場合すべての部材４０，４１，４２は支持
枠４４内にわずかに移動し得るように軸持され、
該支持枠４４が部材に対して傾斜し、かつローラ
外被４の支持された内面３１の位置に適合し得る
ようになつている。この支持枠４４はすなわち前
記米国特許第3802044号によつて明らかな如く、
複数の静液圧軸承ポケツト４８によつて、前記支
持された面３１上において安定する。

部材４０，４１，４２を適当に組合わせること
によつて種々の要求を満足させることができる。
したがつて第６図に示された配置においては支持
枠４４は部材４２によつてローラ外被の軸線方向
および円周方向において錠止される。部材４０は
***部分５４によつて支持枠４４をローラ外被の
円周方向に錠止するが、その回転および軸線方向
における相対運動を可能にする。

第８図は他の可能な配置を示すもので、この場
合は環状部材４０だけが設けられている。第８図
の端部に示された部材４０は支持枠を円周方向に
錠止し、軸線方向における回転運動を可能とする
ようになつている。右から２番目の管状部材４０
は支持枠４４が端部において錠止されていなけれ
ば、該支持枠の円周方向運動を可能にするが、軸
線方向の運動は錠止する。言うまでもなく部材４
０，４１，４２の異なる組合わせを考えることが
できる。特に支持枠が長い場合には別の部材は４
１の型のものとなすことができる。

第９図および第１０図に示された支持枠６０に
は軸承ポケツトがなく、動液圧潤滑に適する軸承
面６１が設けられている。第６図の実施例の場合
と同様にローラ外被４の内面３１は軸承面６１上
において運動する。

前述の実施例と異なる他の点は支持枠６０には
ピストン状突起は設けられておらず、円筒面６３
を有する円筒形凹所６２が設けられていることで
ある。この円筒形凹所６２の中にはキヤリヤ１の
ピストン状円筒形突起６４が入り、この突起は円
筒形外面６５を有している。凹所６２の圧力室に
対する液圧媒体の供給は突起６４内の孔６６を通
して行なわれ、この孔はキヤリヤの管路６に連結
されている。

円筒面６３，６５の間には密封部材が設けら
れ、該密封部材は凹所６２の溝または突起６４に
設けた溝の中に配置することができる。

第１１図に示された実施例は実質的に第９図お
よび第１０図に示されたものと等しく、支持枠７
０の一つの中に円筒形凹所７１が形成され、この
凹所の中にキヤリヤ１の円筒形突起７２が係合す
るようになつている。支持枠７０および突起７２
の円筒面７３，７４の間には図示の如く密封部材
７５が設けられている。

第１１図に示された実施例においては支持枠７
０は軸承ポケツト７６を有し、該ポケツトは前述
の如き態様で絞り管路を通して円筒形凹所７１の
圧力室に連結されている。この場合は支持枠７０
の軸承ポケツト７６を備えた軸承面７８上にはロ
ーラ外被の内面ではなく、円筒形部材８１、たと
えば軸またはドラムの外面８０が支持されるよう
になつている。

第１２図、第１３図および第１４図は実質的に
第４図および第５図の支持枠に対応する支持枠８
０を備えた支持部材を示す。第１４図によつて明
らかな如く、この場合は管状部材８１が設けら
れ、該部材はその内部および外部に平らな円筒面
を有し、したがつて特に安価に製作し得るように
なつている。キヤリヤ１の凹所２２と支持枠８０
の凹所４３に対して傾斜し得るようになすため
に、該凹所の孔と管状部材８１の外面との間に遊
隙Ｓが設けられ、密封部材４５によつて架橋され
るようになつている。

この場合支持枠８０を案内するためにはキヤリ
ヤ１に固定されたアングル８２が使用され、この
アングルは案内面８３を有している。なお第１３
図に示される如くピン８４が設けられ、このピン
はキヤリヤ１に固定されかつ支持枠８０内の孔８
５によつて摺動自在に案内されている。

この場合もアングル型案内部材８２とピン、す
なわち複数のピン８４との種々の組合わせの可能
であることが判る。第１２図に示すように、案内
部材８２を支持枠８０の両側部および両端部に配
置した場合には、ピン８４を省略することができ
る。さらにピン８４だけを使用し、その一つが同
筒形孔の中に位置し、他のピンが長手方向の溝孔
によつて案内され、かつ支持枠の軸線方向に移動
し得るようになつた実施例も可能である。

最後に第１５図および第１６図に示された実施
例においては、支持枠９０，１００は前述の如き
態様で形成することができ、該支持枠と揺動自在
に連結された軸承シユー９１，１０１に結合さ
れ、この軸承シユーは軸承面９１′，１０１′を有
している。

第１５図に示された実施例においては軸承シユ
ー９１は円筒形棒９２の上に支持され、該棒は支
持枠９０および軸承シユー９１内の対応する凹所
９３，９４と係合している。

第１６図に示された実施例においては棒１０２
が設けられ、この棒は少なくとも一つの孔１０３
を有し、該孔は支持枠１００に連結されたピスト
ン状部材１０５内の孔１０４に連結されている。
軸承シユー１０１は孔１０６を有し、その両側に
は静液圧軸承ポケツト１０７が位置している。前
記静液圧軸承ポケツトは絞り孔１０８を通して孔
１０６に連結されている。

特に第４図および第９図によつて明らかな如
く、縦方向におけるたわみが大となるようにする
ために、横方向に延びる切込みＥを設け、該切込
みが静液圧支持配置の間に位置するようになすこ
とができる。

このように形成された特別なたわみ支持枠にお
いては個々の静液圧支持配置に圧力の異なる圧力
媒体を供給し、それによつてたとえば静液圧たわ
み調整ローラの圧力間隙内の圧力分布に影響をお
よぼすようになすことができる。このような場合
には支持枠内の連結孔２６，５０は、すべての支
持配置が個々に供給を受けるかまたは群としてま
とめられているか否かによつてその全部または一
部を省略し得ることが判る。

第１７図は、たとえば第２図の実施例の場合と
同様に突起２１を備えた支持枠２０を示す。キヤ
リヤ１にはピストン状部材７２が固定され、この
部材は第１１図において同じ数字によつて表わさ
れたものに対応している。この実施例においては
前記突起２１，７２は管１１０によつて囲繞さ
れ、該管はこれら両方の突起２１，７２に対する
共通のシリンダを形成している。第１７図に示さ
れた支持枠２０はキヤリヤ１に対し、たとえば第
１３図に示されたピン（図示せず）または第４図
に示された案内アングルによつて案内されてい
る。

本発明によれば、軸線方向における同様な支持
方法によつて可能とされるローラ外被４の剛性を
相当減らすことができる。さらに前記ローラ外被
は、第１３図および第１４図に示された対抗ロー
ラ７および支持枠８０の間を通る帯、たとえば金
属帯またはプラスチツク帯となすことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による支持部材を備えたたわみ
調整ローラの断面図である。第２図は二つのピス
トン状突起を備えた支持部材の、第１図に対応す
る部分断面図である。第３図は第２図に示された
支持部材の正面図で、矢印の方向に見たもので
ある。第４図は第１図と同様な支持枠の部分断面
図で、四つのピストン状静液圧支持配置を示す。
第５図は第４図に示された支持枠の平面図で、第
４図の線−に沿つて見たものである。第６図
は第４図の線−に沿つて取られた断面図であ
る。第７図は第４図の線−に沿つて取られた
拡大断面図である。第８図は第６図と同様な断面
図であるが、第４図に示された支持枠のピストン
状管形部材の他の配置を示す。第９図は支持枠内
にシリンダ孔が形成され、かつ支持枠が動液圧軸
承面を有する実施例の、第２図と同様な図であ
る。第１０図は第９図の線−に沿つて取られ
た断面図である。第１１図は第１０図と同様な断
面図で、支持枠が軸状部分を支持するようになつ
た実施例を示す。第１２図は第５図と同様な平面
図で、本発明の別の実施例を示す。第１３図は第
１２図の線−に沿つて取られた断面図で
ある。第１４図は第１２図の線−に沿つ
て取られた断面図である。第１５図は動液圧軸承
を有する傾斜可能部材を備えた他の実施例の断面
図である。第１６図は第１５図と同様な断面図で
傾斜可能部材の静液圧軸承を備えた装置で示す。
第１７図は第１４図と同様な断面図で、本発明の
他の実施例を示す。 図において１はキヤリヤ、２は支柱、３はピ
ン、４はローラ外被、５は支持部材、６は孔、７
は対抗ローラ、８は案内円板、１０は開口、１１
は案内面、２０は支持枠、２１は突起、２１′は
外面、２２は凹所、２３は密封部材、２４は連結
孔、２５は内方孔、２６は連結孔、２７は軸承ポ
ケツト、２８は絞り管路、３０は軸承面、３１は
内面である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 固定キヤリヤによつて可動部材を軸持するた
   めの液圧支持部材にして、前記キヤリヤが前記可
   動部材を摺動自在に軸持するための軸承面を有す
   る細長い支持枠を備え、前記支持枠が前記キヤリ
   ヤおよび該キヤリヤに対して配置された部材と共
   に、加圧された液圧媒体を含む液圧室を画定し、
   該液圧室によつて前記支持部材がキヤリヤに対し
   て支持されるようになつている支持部材におい
   て、前記支持枠２０，４４，６０，７０，８０，
   ９０，１００が長手方向において、少なくとも２
   個の部分に分割されており、少なくとも１個の分
   割された部分が少なくとも２個のピストン状部材
   ２１，４０，４１，４２，６４，７２，８１，１
   ０５および該部材に対応する円筒形案内面２１，
   ２２，６５，７４を有する静液圧支持装置によつ
   て前記キヤリヤ１に対して支持されており、さら
   に、異なつた支持枠の部分を支持する少なくとも
   ２個の静液圧支持装置が、それぞれ独立に、異な
   つた孔を介して液圧媒体を供給されていることを
   特徴とする支持部材。 ２ 前記第１項記載の支持部材において、前記支
   持枠４４，６０，７０，８０が凹所４３，６２，
   ７１を有し、該凹所の中に、前記キヤリヤ１に連
   結されたピストン状部材４０，４１，４２，６
   ４，７２，８１が係合するようになつている支持
   部材。 ３ 前記第１項記載の支持部材において、前記キ
   ヤリヤ１が凹所２２を有し、該凹所の中に、支持
   枠２０，４４，８０に連結されたピストン状部材
   ２１，４０，４１，４２，８１，１０５が係合す
   るようになつている支持部材。 ４ 前記第１項記載の支持部材において、前記ピ
   ストン状部材２１，４０，４１，４２，８１，１
   ０５が管状に形成されている支持部材。 ５ 前記第４項記載の支持部材において、前記管
   状部材４０，４１，４２，８１，１０５が支持枠
   ４４，１００およびキヤリヤ１の凹所２２，４３
   と同時に係合するようになつている支持部材。 ６ 前記第５項記載の支持部材において、前記管
   状部材４０，４１，４２が側部凹所５１，５２，
   ５３を備えた円筒形外面５４を有し、該管状部材
   がキヤリヤ１および支持枠４４に対して傾斜し得
   るようになつている支持部材。 ７ 前記第１項記載の支持部材において、前記支
   持枠２０およびキヤリヤ１が突起２１，７２を備
   え、該突起が管状シリンダ１１０（第１７図）の
   両端と係合するようになつている支持部材。 ８ 前記第１項から第７項の何れか１項に記載さ
   れた支持部材において、前記支持枠２０，４４と
   関連する静液圧支持装置の少なくとも二つの圧力
   室２２が該支持枠内に形成された連結孔２６，５
   ０によつて相互に連結されている支持部材。 ９ 前記第１項から第８項の何れか１項に記載さ
   れた支持部材において、前記支持枠が静液圧支持
   装置の間の区域に切込みＥを有し、該切込みによ
   つて支持枠の縦方向における剛性を減少させるよ
   うになつている支持部材。 １０ 前記第１項から第９項の何れか１項に記載
   された支持部材において、前記支持枠を前記可動
   部材４に向かう方向に案内するために案内部材８
   ２，８４が設けられている支持部材。 １１ 前記第１０項記載の支持部材において、前
   記案内部材８２がキヤリヤ１に固定されかつ平ら
   な案内面８３を有し、該案内面が前記支持枠８０
   の方向に延びている支持部材。 １２ 前記第１０項記載の支持部材において、前
   記案内部材が円筒形のピンであり、前記ピンがキ
   ヤリヤ１および支持枠８０に対しその一端が固定
   されかつ他端が案内されるようになつている支持
   部材。 １３ 前記第１項から第１２項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記軸承面３０，６
   １，７８が前記支持枠２０，６０，７０上に直接
   形成されている支持部材。 １４ 前記第１項から第１２項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記支持枠９０，１
   ００に軸承シユー９１，１０１が揺動自在に連結
   され、該シユーの上に軸承面９１′，１０１′が形
   成されている支持部材。 １５ 前記第１項から第１４項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記軸承面６１，９
   １′が動液圧摺動面として形成されている支持部
   材。 １６ 前記第１項から第１４項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記軸承面３０，４
   ４′，１０１′が複数の静液圧軸承ポケツト２７，
   ４８，１０７を備え、該軸承ポケツトか分離され
   た絞り管路２８，４７，１０８によつて支持部材
   の圧力室に連結されている支持部材。 １７ 前記第１項から第１６項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記ローラ外被の支
   持される可動部材がたわみ調整ローラである支持
   部材。 １８ 前記第１項から第１６項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記支持される部材
   が軸またはドラム状部材（８１、第１０図）であ
   る支持部材。 １９ 前記第１項から第１６項の何れか１項に記
   載された支持部材において、前記支持される部材
   が帯である支持部材。