JPS6143993A - α−アミノ酸の製造法 - Google Patents
α−アミノ酸の製造法Info
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- JPS6143993A JPS6143993A JP16599884A JP16599884A JPS6143993A JP S6143993 A JPS6143993 A JP S6143993A JP 16599884 A JP16599884 A JP 16599884A JP 16599884 A JP16599884 A JP 16599884A JP S6143993 A JPS6143993 A JP S6143993A
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- acid
- oxygen
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産 土の利 野
本発明は酵素法によるα−アミノ酸の製造法に関する。
一旦迷p玉員−
従来、フェニルアラニンアンモニアリアーゼを用いて桂
皮酸及びアンモニアよりフェニルアラニンを製造するこ
とは知られている(英国特許第1489468号、特開
昭56−26197号等)。
皮酸及びアンモニアよりフェニルアラニンを製造するこ
とは知られている(英国特許第1489468号、特開
昭56−26197号等)。
又、アスパルテートアンモニアリアーゼ(=アスパルタ
ーゼ)を用いてフマル酸及びアンモニアよりアスパラギ
ン酸を製造するに際し、固定化法によることも知られて
いる(特開昭49−80160 )。
ーゼ)を用いてフマル酸及びアンモニアよりアスパラギ
ン酸を製造するに際し、固定化法によることも知られて
いる(特開昭49−80160 )。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上記のごとき2−エンカルボン酸とアン
モニアとを両化合物から対応するα−アミノ酸を生成す
る反応を触媒するアンモニアリアーゼの存在下に反応さ
せてα−アミノ酸を生成させるに際し、該酵素がアンモ
ニアにより失活されやすく、特に酵素が失活を強く促進
することを見出した。
モニアとを両化合物から対応するα−アミノ酸を生成す
る反応を触媒するアンモニアリアーゼの存在下に反応さ
せてα−アミノ酸を生成させるに際し、該酵素がアンモ
ニアにより失活されやすく、特に酵素が失活を強く促進
することを見出した。
問題点を解決するための 段
本発明はかかる酸素によるアンモニアリアーゼの失活を
さけるべく酸素又は空気接触を防止した条件下で酵素反
応を行わせるものである。さらに詳しくは、本発明は2
−エンカルボン酸及びアンモニアから対応するα−アミ
ノ酸を生成する反応を触媒するアンモニアリアーゼ又は
これを含有する菌体もしくはその処理物の存在下に、当
該2−エンカルボン酸と過剰のアンモニアとを水中、酸
素又は空気接触を防止した条件下で反応させることを特
徴とするα−アミノ酸の製造法に関する。
さけるべく酸素又は空気接触を防止した条件下で酵素反
応を行わせるものである。さらに詳しくは、本発明は2
−エンカルボン酸及びアンモニアから対応するα−アミ
ノ酸を生成する反応を触媒するアンモニアリアーゼ又は
これを含有する菌体もしくはその処理物の存在下に、当
該2−エンカルボン酸と過剰のアンモニアとを水中、酸
素又は空気接触を防止した条件下で反応させることを特
徴とするα−アミノ酸の製造法に関する。
次に本発明をさらに詳しく説明する。
酸素あるいは空気接触を防止した条件は反応系(水中)
および反応容器中の気体部分の酸素を酸素を含まないガ
ス、例えば酸素を除いた空気、窒素、ヘリウムなどの不
活性気体で置換することにより達成することができる。
および反応容器中の気体部分の酸素を酸素を含まないガ
ス、例えば酸素を除いた空気、窒素、ヘリウムなどの不
活性気体で置換することにより達成することができる。
この場合、ガス置換は水中に不活性ガスを吹き込むこと
などにより、水中及び気体部分に酸素が検出されなくな
るまで行うのが適当である。又、ガス置換は酵素反応の
開始前のみ行ってもよいし開始前・開始中を通して行っ
てもよい。酸素あるいは空気接触を防止した条件は又、
水中に酸化防止剤を溶解することによっても達せられる
。酸化防止剤としては亜硫酸のアルカリ金属塩(ナトリ
ウム塩、カリウム塩等)。
などにより、水中及び気体部分に酸素が検出されなくな
るまで行うのが適当である。又、ガス置換は酵素反応の
開始前のみ行ってもよいし開始前・開始中を通して行っ
てもよい。酸素あるいは空気接触を防止した条件は又、
水中に酸化防止剤を溶解することによっても達せられる
。酸化防止剤としては亜硫酸のアルカリ金属塩(ナトリ
ウム塩、カリウム塩等)。
アルカリ土類金属塩(マグネシウム塩等)もしくはアン
モニウム塩;メルカプトエタノール、グルタチオン、シ
スティン、硫化水素、ジチオスレイトールなどのSH基
含有化合物;ヒドロキノンなどのヒドロキノン類;ブチ
ルクレゾール、カテコールなどのフェノール類;アスコ
ルビン酸などのレダクトン化合物などが使用可能である
。
モニウム塩;メルカプトエタノール、グルタチオン、シ
スティン、硫化水素、ジチオスレイトールなどのSH基
含有化合物;ヒドロキノンなどのヒドロキノン類;ブチ
ルクレゾール、カテコールなどのフェノール類;アスコ
ルビン酸などのレダクトン化合物などが使用可能である
。
酸化防止剤の使用濃度は0.1 m M〜10mMが適
当である。酸素あるいは空気接触を防止した条件は又、
酵素源として固定化菌体・酵素を使用する場合に、菌体
又は酵素と共に酸化防止剤を固定化菌体・酵素調製に際
し混入せしめることによっても達成しつる。かかる酸化
防止剤としてはトコフェロール、2.6−シーtert
−ブチル−4−メチル。
当である。酸素あるいは空気接触を防止した条件は又、
酵素源として固定化菌体・酵素を使用する場合に、菌体
又は酵素と共に酸化防止剤を固定化菌体・酵素調製に際
し混入せしめることによっても達成しつる。かかる酸化
防止剤としてはトコフェロール、2.6−シーtert
−ブチル−4−メチル。
フェノール、トリスノニルフェニルホスファイト。
トリフェニルホスファイト、ジステアリル−3,3′一
チオジプロピオン酸等アミン系、キノン系、フェノール
系、硫黄系、リン系の多くの化合物が使用しうる。上記
以外にも化学便覧応用編938頁(昭和55年発行)の
酸化防止剤の項に掲げられた化合物を同様目的に使用し
うる。これらの酸化防止剤は担体ゲル1kg当り1〜1
0g使用する。
チオジプロピオン酸等アミン系、キノン系、フェノール
系、硫黄系、リン系の多くの化合物が使用しうる。上記
以外にも化学便覧応用編938頁(昭和55年発行)の
酸化防止剤の項に掲げられた化合物を同様目的に使用し
うる。これらの酸化防止剤は担体ゲル1kg当り1〜1
0g使用する。
調整に際しては、酸化防止剤、及び菌体又は酵素をゲル
化液に機械的によく分散してエマルジョンとし、ついで
常法により固定化する。
化液に機械的によく分散してエマルジョンとし、ついで
常法により固定化する。
上記酸素あるいは空気接触を防止した条件は各単独のみ
でなく組み合わせてもよく、組み合わせの場合さらに効
果を高める。
でなく組み合わせてもよく、組み合わせの場合さらに効
果を高める。
2−エンカルボン酸及び対応アンモニアリアーゼの組み
合わせとしては桂皮酸とフェニルアラニンアンモニアリ
アーゼ、トランス−p−クマール酸とチロシンアンモニ
アリアーゼ、フマル酸とアスパルテートアンモニアリア
ーゼ、メサコン酸とメチルアスパルテートアンモニアリ
アーゼ、トランスカフェ酸とジヒドロキシフェニルアラ
ニンアンモニアリアーゼ等が用いられる。
合わせとしては桂皮酸とフェニルアラニンアンモニアリ
アーゼ、トランス−p−クマール酸とチロシンアンモニ
アリアーゼ、フマル酸とアスパルテートアンモニアリア
ーゼ、メサコン酸とメチルアスパルテートアンモニアリ
アーゼ、トランスカフェ酸とジヒドロキシフェニルアラ
ニンアンモニアリアーゼ等が用いられる。
2−エンカルボン酸の濃度としては0.02〜3.0M
が適当である。桂皮酸の場合はこれによるフェニルアラ
ニンアンモニアリアーゼ活性の阻害をさけるため特に0
.02〜062Mが適当である。アンモニアの使用量は
2−エンカルボン酸に対し、1.5〜200倍モルが適
当である。
が適当である。桂皮酸の場合はこれによるフェニルアラ
ニンアンモニアリアーゼ活性の阻害をさけるため特に0
.02〜062Mが適当である。アンモニアの使用量は
2−エンカルボン酸に対し、1.5〜200倍モルが適
当である。
本発明においては酵素源としてアンモニアリアーゼを含
有する菌体(例えば洗浄菌体、乾燥菌体)その処理物(
例えば菌体摩砕物、菌体の自己消化物、菌体の超音波処
理物、固定化菌体、限外濾過膜に酵素を封入したもの)
又は当該酵素(粗酵素。
有する菌体(例えば洗浄菌体、乾燥菌体)その処理物(
例えば菌体摩砕物、菌体の自己消化物、菌体の超音波処
理物、固定化菌体、限外濾過膜に酵素を封入したもの)
又は当該酵素(粗酵素。
精製酵素)もしくは固定化酵素を使用しうる。
又、菌体の膜透過性の改善等のためにエタノール、。
トルエン、エチルエーテルなどの溶剤による処理(特公
昭58−19275>、界面活性剤処理(特願昭58−
151415)等を行ってもよく、又これら溶剤、界面
活性剤は酵素反応系に添加してもよい。界面活性剤の種
類、使用量は上記特願昭の場合と同様でよい。固定化菌
体・酵素はゲル包括法、吸着法、共有結合による固定化
法等のいずれによっても調整できる。例えばゲル包括法
ではポリアクリルアミドゲル、ポリビニルアルコールゲ
ル、寒天ゲル、カラギーナンゲル、アルギン酸ゲル等に
常法により包含させる(特公昭56−29517.56
−19994等)。酵素源の量は多い程、反応には有利
であり、又、酵素活性が酵素の種類により区々であるの
で、酵素源の使用量は一概に決められないが、通常、菌
体使用の場合、単位菌体く1■)当り、基質0.008
〜40i matが適当である。上記各アンモニアリア
ーゼを菌体内に含有する微生物は種々知られている。例
えばアスパルターゼではエシェリヒア・コリに属する菌
株、シトロバクタ−・フロインディ ATCC6750
、フェニルアラニンアンモニアリアーゼではロドトルラ
・ルブラATCC20258,スポロボロマイセス・ロ
ゼウスIFO1040,チロシンアンモニアリアーゼで
はロドトルラ・ルブラATCC20258,スポロボロ
マイセス・ロゼウスIFO1040,メチルアスパルテ
ートアンモニアリアーゼではクロストリジウム・チタノ
モルファムに属する菌株、ジヒドロキシフェニルアラニ
ンアンモニアリアーゼではロドトルラ・ルブラIFO9
01,スポロボロマイセス・ロゼウスIF01037.
スポロボロマイセス・サルモニカラ−IF01038.
ピチア・メンブラナエファシエンスIFO460,ビ
チア・ファリノサIF0465.サツカロマイセス・リ
ポリチカIFO717,ビチア・ギリエルモンディIF
0961等があげられる。
昭58−19275>、界面活性剤処理(特願昭58−
151415)等を行ってもよく、又これら溶剤、界面
活性剤は酵素反応系に添加してもよい。界面活性剤の種
類、使用量は上記特願昭の場合と同様でよい。固定化菌
体・酵素はゲル包括法、吸着法、共有結合による固定化
法等のいずれによっても調整できる。例えばゲル包括法
ではポリアクリルアミドゲル、ポリビニルアルコールゲ
ル、寒天ゲル、カラギーナンゲル、アルギン酸ゲル等に
常法により包含させる(特公昭56−29517.56
−19994等)。酵素源の量は多い程、反応には有利
であり、又、酵素活性が酵素の種類により区々であるの
で、酵素源の使用量は一概に決められないが、通常、菌
体使用の場合、単位菌体く1■)当り、基質0.008
〜40i matが適当である。上記各アンモニアリア
ーゼを菌体内に含有する微生物は種々知られている。例
えばアスパルターゼではエシェリヒア・コリに属する菌
株、シトロバクタ−・フロインディ ATCC6750
、フェニルアラニンアンモニアリアーゼではロドトルラ
・ルブラATCC20258,スポロボロマイセス・ロ
ゼウスIFO1040,チロシンアンモニアリアーゼで
はロドトルラ・ルブラATCC20258,スポロボロ
マイセス・ロゼウスIFO1040,メチルアスパルテ
ートアンモニアリアーゼではクロストリジウム・チタノ
モルファムに属する菌株、ジヒドロキシフェニルアラニ
ンアンモニアリアーゼではロドトルラ・ルブラIFO9
01,スポロボロマイセス・ロゼウスIF01037.
スポロボロマイセス・サルモニカラ−IF01038.
ピチア・メンブラナエファシエンスIFO460,ビ
チア・ファリノサIF0465.サツカロマイセス・リ
ポリチカIFO717,ビチア・ギリエルモンディIF
0961等があげられる。
酵素反応に際し、反応液中にMn”、Co2“。
F e22 Ca”、 Mg22 ln″“などの2価
金属イオン、特にMn”、Zn”を存在させることによ
り、酵素の安定性を高め、又酵素除去効果をさらに高め
ることができる。
金属イオン、特にMn”、Zn”を存在させることによ
り、酵素の安定性を高め、又酵素除去効果をさらに高め
ることができる。
具体的には酵素反応開始前、開始中の反応液にMnC1
* 、MnSO4、CoCJ2.Fe5Oa。
* 、MnSO4、CoCJ2.Fe5Oa。
CaCj!z、MgSO3,ZTISO4、ZnCRw
等を添加する。これらの金属化合物は1μM〜50mM
、好ましくは3μM〜5mMの範−一し用する。
等を添加する。これらの金属化合物は1μM〜50mM
、好ましくは3μM〜5mMの範−一し用する。
酵素源は回分使用でも固定化し° 6で使用しても
よいが、通常連続使用によるメリットから固定カラム方
式が好ましい。
よいが、通常連続使用によるメリットから固定カラム方
式が好ましい。
酵素反応時のpHは通常pH8〜11.特に8−10で
行われる。本反応はアンモニア過剰下に行うので、pH
調整を要すれば塩酸、硫酸等の無機酸、酢酸、プロピオ
ン酸等の有機酸の添加により行う。反応温度は使用酵素
等によって異なるが、通常15−45℃が適当である。
行われる。本反応はアンモニア過剰下に行うので、pH
調整を要すれば塩酸、硫酸等の無機酸、酢酸、プロピオ
ン酸等の有機酸の添加により行う。反応温度は使用酵素
等によって異なるが、通常15−45℃が適当である。
反応開始後1通常1100時間で著量のα−アミノ酸が
生成する。カラム方式の場合、さらに長時間(例えば1
000時間)の連続反応が可能である。
生成する。カラム方式の場合、さらに長時間(例えば1
000時間)の連続反応が可能である。
反応液からのα−アミノ酸の精製はシリカゲル。
セファデックス等によるカラムクロマトグラフィー、デ
ュオライトA7等のイオン交換樹脂等により行うことが
できる。
ュオライトA7等のイオン交換樹脂等により行うことが
できる。
次に本発明の実施例を示す。
実施例1゜
スポロボロミセス・ロゼウスIFO1040をコーンス
テイープリカー15g、L−フェニルアラニン2.5g
およびN a C12,5gを含む培地509mlで2
8℃、17時間振盪培養した。遠心分離して得た菌体を
0.9%(W/V)冷食塩水で洗浄の後、遠心分離して
洗浄菌体を得た。これを3%(w/v)カラギーナン水
溶液5Qm+中に懸濁しKCl2%(w/v)水溶液中
に滴下して固定化菌体を辱た。
テイープリカー15g、L−フェニルアラニン2.5g
およびN a C12,5gを含む培地509mlで2
8℃、17時間振盪培養した。遠心分離して得た菌体を
0.9%(W/V)冷食塩水で洗浄の後、遠心分離して
洗浄菌体を得た。これを3%(w/v)カラギーナン水
溶液5Qm+中に懸濁しKCl2%(w/v)水溶液中
に滴下して固定化菌体を辱た。
この固定化菌体を各10g、4本のカラムに分取し、第
1表に示す培地をそれぞれlil/hrの速度で通塔し
た。この結果を第2表に示す。カラムは28℃に保温し
た。
1表に示す培地をそれぞれlil/hrの速度で通塔し
た。この結果を第2表に示す。カラムは28℃に保温し
た。
第 1 表 −
第 2 表
実施例2
0ドトルラ・ルブラΔTCC20258を酵母エキス1
.0 g 、ペプトン1.0 g 、食塩0.5 gお
よびL−フェニルアラニン0.05 gを含む培地10
0m1で28℃、17時間振盪培養した。該培養液50
0 mlを遠心分離して得た菌体を0.9%(W/V)
冷食塩水で洗浄の後、遠心分離して洗浄菌体を得を得た
。これをアノンLG(両性異面活性剤アルキルグリシン
の商品名1日本油脂製)2%(W/V)水溶液201+
11で室温下、30分間接触処理した。このアノンLG
処理菌体を3%(W/V)カッパカラギーナン溶液50
m1中に懸濁しKCl2%(W/V)水溶液に滴下して
固定化菌体を得た。
.0 g 、ペプトン1.0 g 、食塩0.5 gお
よびL−フェニルアラニン0.05 gを含む培地10
0m1で28℃、17時間振盪培養した。該培養液50
0 mlを遠心分離して得た菌体を0.9%(W/V)
冷食塩水で洗浄の後、遠心分離して洗浄菌体を得を得た
。これをアノンLG(両性異面活性剤アルキルグリシン
の商品名1日本油脂製)2%(W/V)水溶液201+
11で室温下、30分間接触処理した。このアノンLG
処理菌体を3%(W/V)カッパカラギーナン溶液50
m1中に懸濁しKCl2%(W/V)水溶液に滴下して
固定化菌体を得た。
この固定化菌体各10gを4本の試験管A−D中に分取
した。A−Dにはそれぞれ第3表の基質溶液を添加し、
28℃、48時間反応させた。反応液を除き再びそれぞ
れの基質溶液として反応を繰り返した。各回ごとの反応
液中のし一フェニルアラニンの生成量を分析した結果を
第4表に示す。
した。A−Dにはそれぞれ第3表の基質溶液を添加し、
28℃、48時間反応させた。反応液を除き再びそれぞ
れの基質溶液として反応を繰り返した。各回ごとの反応
液中のし一フェニルアラニンの生成量を分析した結果を
第4表に示す。
第 3 表
第 4 表
実施例3
ニジエリシア・コリの菌体25gをpH7の緩衝液中で
自己消化させ、ついで濾過した濾液にpu8.0に緩衝
化させたデュオライ)A?樹脂IQmlを懸濁させ、p
H8,0に調整したのち、約18時間ゆるやかに攪拌
した。樹脂を2分しカラムA。
自己消化させ、ついで濾過した濾液にpu8.0に緩衝
化させたデュオライ)A?樹脂IQmlを懸濁させ、p
H8,0に調整したのち、約18時間ゆるやかに攪拌
した。樹脂を2分しカラムA。
Bに充填した。第5表に示す基質液をそれぞれのカラム
に5V−1(通塔容量/樹脂容量・hr)で通塔した。
に5V−1(通塔容量/樹脂容量・hr)で通塔した。
経時の流出液中のアスパラギン酸量を第6表に示た。カ
ラムは40℃に保温した。
ラムは40℃に保温した。
第 6 表
実施例4
培地中のL−フェニルアラニンをL−チロシンに代える
以外は実施例1と同様にして調製した固定化園体各11
1gをA、B、C3本のカラムに分取し、第7表に示す
培地をそれぞれ0.5ml/hrの速度で通過した。こ
の結果を第8表に示す。
以外は実施例1と同様にして調製した固定化園体各11
1gをA、B、C3本のカラムに分取し、第7表に示す
培地をそれぞれ0.5ml/hrの速度で通過した。こ
の結果を第8表に示す。
実施例5
実施例2と同様に調製したアノンLG処理園体を40g
湿潤状態にて秤取し、各10gを以下にのべる方法(A
−D)で固定化した。A、Bではポリビニルアルコール
(鹸化度99.5モル%1重合度1700)10%溶液
各40gと混合し、−25℃で凍結した。Cではポリビ
ニルアルコール10%(w/v)溶液40gにトリスノ
ニルフェニルホスファイト(体皮化学スミライザーTP
S)100mgをよく分散混合した後、A、Bと同様に
10gの菌体とよく混合したのち凍結した。凍結物を5
+nm角状に裁断し、A−C各々を1001111にり
カラムに充填した。カラムB、Cには25℃でカラムを
保温しつつ実施例2.第3表のD液を、カムΔには25
℃でカラムを保温しつつ同表のA液を4ml/hrの速
度で通塔した。
湿潤状態にて秤取し、各10gを以下にのべる方法(A
−D)で固定化した。A、Bではポリビニルアルコール
(鹸化度99.5モル%1重合度1700)10%溶液
各40gと混合し、−25℃で凍結した。Cではポリビ
ニルアルコール10%(w/v)溶液40gにトリスノ
ニルフェニルホスファイト(体皮化学スミライザーTP
S)100mgをよく分散混合した後、A、Bと同様に
10gの菌体とよく混合したのち凍結した。凍結物を5
+nm角状に裁断し、A−C各々を1001111にり
カラムに充填した。カラムB、Cには25℃でカラムを
保温しつつ実施例2.第3表のD液を、カムΔには25
℃でカラムを保温しつつ同表のA液を4ml/hrの速
度で通塔した。
各カラムの留出液の組成を第9表に示す。
第 9 表
発明の効果
本発明により、アンモニアリアーゼ使用による2−エン
カルボン酸からα−アミノ酸の製造に際し、酵素活性の
持続化を図ることができる。
カルボン酸からα−アミノ酸の製造に際し、酵素活性の
持続化を図ることができる。
手続補正書
昭和59年2月26日
1、事件の表示
昭和59年特許顆第165998号
2、発明の名称
α−アミノ酸の製造法
3、補正をする者
事件との関係 特許出願人
郵便番号 100
住 所 東京都千代田区大手町−丁目6番1号名称
(102)協和醗酵工業株式会社明細書の発明の詳細な
説明の欄 5、補正の内容
(102)協和醗酵工業株式会社明細書の発明の詳細な
説明の欄 5、補正の内容
Claims (6)
- (1)2−エンカルボン酸及びアンモニアから対応する
α−アミノ酸を生成する反応を触媒するアンモニアリア
ーゼ又はこれを含有する菌体もしくはその処理物の存在
下に、当該2−エンカルボン酸と過剰のアンモニアとを
水中、酸素又は空気接触を防止した条件下で反応させる
ことを特徴とするα−アミノ酸の製造法。 - (2)酸素あるいは空気接触を防止した条件が反応系中
の酸素を酸素を含まないガスで置換することにより達せ
られる特許請求の範囲第1項記載の製造法。 - (3)酸素あるいは空気接触を防止した条件が水中に酸
化防止剤を溶解することにより達せられる特許請求の範
囲第1項記載の製造法。 - (4)使用する酵素源が固定化菌体又は固定化酵素であ
って、酸素あるいは空気接触を防止した条件が固定化菌
体又は固定化酵素中に酸化防止剤を包含せしめることに
より達せられる特許請求の範囲第1項記載の製造法。 - (5)2−エンカルボン酸及び対応アンモニアリアーゼ
の組み合わせが、桂皮酸とフェニルアラニンアンモニア
リアーゼ、トランス−p−クマール酸とチロシンアンモ
ニアリアーゼ、フマル酸とアスパルテートアンモニアリ
アーゼ、メサコン酸とメチルアスパルテートアンモニア
リアーゼ、又はトランスカフェ酸とジヒドロキシフェニ
ルアラニンアンモニアリアーゼである特許請求の範囲第
1項記載の製造法。 - (6)水中に2価の金属イオンを存在させる特許請求の
範囲第1項記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16599884A JPS6143993A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | α−アミノ酸の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16599884A JPS6143993A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | α−アミノ酸の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143993A true JPS6143993A (ja) | 1986-03-03 |
Family
ID=15822972
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16599884A Pending JPS6143993A (ja) | 1984-08-08 | 1984-08-08 | α−アミノ酸の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143993A (ja) |
Cited By (4)
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