JPS6143956B2 - - Google Patents

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JPS6143956B2
JPS6143956B2 JP53119516A JP11951678A JPS6143956B2 JP S6143956 B2 JPS6143956 B2 JP S6143956B2 JP 53119516 A JP53119516 A JP 53119516A JP 11951678 A JP11951678 A JP 11951678A JP S6143956 B2 JPS6143956 B2 JP S6143956B2
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JP
Japan
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hall element
operational amplifier
output terminal
current
supplied
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JP53119516A
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JPS5546890A (en
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Hiroyuki Yamauchi
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Sony Corp
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Sony Corp
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  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は無刷子直流モータの、特に、駆動回
路に関する。
無刷子直流モータとして、ロータマグネツトよ
りの磁界をホール素子にて検出してこのホール素
子に得られる磁界に応じた電圧をロータの位置検
出信号とし、この位置検出信号に基づいてステー
タコイルに駆動電流を流すようにするものが知ら
れている。
第1図〜第4図は、この種の無刷子直流モータ
の一例で、この例は、位置検出信号に基づいて複
数のステータコイルに直流電流を順次切換えて流
すのではなく、互いにπ/2ずれた2相交流電流を、 2相のステータコイルに流すことにより、ロータ
の回転角に無関係に常に一定のトルクが得られ、
トルクむらのない回転をなすようにしたものであ
る。
即ち、第1図はこの無刷子直流モータの縦断面
を示すもので、1は回転軸、2はロータヨーク3
に被着されたロータマグネツトである。
このロータマグネツト2は複数極に着磁された
永久磁石が用いられるものであるが、第2図に示
すように例えば8極に着磁されるとともに、磁束
分布が正弦波状になるように着磁されている。
そして、この場合、ステータコイルは2相設け
られるもので、第3図に示すようにロータマグネ
ツト2よりの磁界に対して同相となる位置に配さ
れている巻線ブロツクC1とC2が直列に接続され
て第1のステータコイル4が形成され、ロータマ
グネツト2よりの磁界に対して同相となる位置に
同様に配されている巻線ブロツクC3とC4が直列
に接続されて第2のステータコイル5が形成され
る。これら第1及び第2のステータコイル4及び
5はロータマグネツト2に対向するように配され
るとともに互いに電気角で90゜の奇数倍だけ異な
るように配されている。
また、2個のステータコイル4及び5に対応し
てロータマグネツト2の磁界を検出するための2
個のホール素子6及び7が設けられる。即ち、2
個のホール素子6及び7は、第3図に示すように
ロータマグネツト2よりの磁束を検出する位置
に、互いに電気角で90゜異なる位置に配置され
る。
第4図は、この無刷子直流モータの駆動回路を
示すもので、2個のホール素子6及び7には、端
子8を通じて直流電流Iが供給されている。
従つて、ロータマグネツト2の回転に応じて、
ホール素子6及び7には正弦波電圧が得られ、こ
の電圧が直線性を有する増幅回路9及び10に供
給される。即ち、ホール素子6及び7の出力に得
られる正弦波電圧がオペレーシヨナルアンプ(以
下オペアンプという)11及び12の正及び負入
力端子間に印加され、このオペアンプ11及び1
2の出力により、正弦波電圧の正の半サイクル期
間にはそれぞれトランジスタ13及び15が導通
状態となつて、これを通じてステータコイル4及
び5に電流が流れ、負の半サイクル期間にはそれ
ぞれトランジスタ14及び16が導通状態となつ
てこれを通じてステータコイル4及び5に電流が
流れる。
従つて、ステータコイル4及び5には、ホール
素子6及び7より得られた電圧に比例した電流が
供給される。
即ち、ロータの回転角をθとすれば、一方のス
テータコイル4に鎖交する磁束B1及び他方のス
テータコイル5に鎖交する磁束B2は、 B1=Bmsinθ ……(1) B2=Bmcosθ ……(2) で表わされる。ただしBmは定数である。
また、2個のホール素子6及び7によつて同様
に正弦波状の磁束が検出され、これらホール素子
6及び7には、磁束に比例した電圧が発生し、こ
れがアンプ10及び11に供給されるから、各ス
テータコイル4及び5に流れる電流i1及びi2は、 i1=Ksinθ ……(3) i2=Kcosθ ……(4) となる。但し、Kは回転角θに無関係の値で、完
成したモータでは電流Iが一定ならば定数であ
る。
従つて、ステータコイル4及び5に受ける力
F1及びF2は、 F1=i1・B1=BmKsin2θ ……(5) F2=i2・B2=BmKcos2θ ……(6) となる。
従つて、ロータマグネツト2が受ける力Fは、 F=F1+F2 =BmK(sin2θ+cos2θ) =BmK ……(7) となり、ロータの回転角θに関係なく一定のもの
となる。
こうして、この無刷子直流モータによれば、2
相のステータコイルに、互いにπ/2ずれた2相交流 信号を通電することにより、ロータの回転角に無
関係に一定のトルクを得ることができ、トルクむ
らのない直流モータが実現できるものである。
ところで、ホール素子は、これを流れる電流の
方向に垂直方向に磁界が与えられると、出力端子
に電流値と磁束の積に比例した出力電圧が得られ
るものであるが、ホール素子はとの材料により積
感度が異なり、ホール素子に流す電流が同じであ
つても出力電圧は異なる。例えば、InSb(イン
ジユウム・アンチモン)からなるホール素子は積
感度が大きく、これに流す電流が小さくても比較
的大きい出力電圧が得られるのに対し、Ge(ゲ
ルマニウム)やGaAs(ガリウム砒素)からなる
ホール素子は積感度が小さく、InSbのホール素
子に比較して出力電圧も小さい。しかしながら
InSbのホール素子は温度特性が悪く、複雑な温
度補償回路が必要となるのに対し、GaAsのホー
ル素子は温度特性が良く、温度補償も簡単になる
という利点がある。
そこで、GaAsのホール素子を使用するのが回
路構成上、好ましい。ところが、上述したように
InSbのホール素子に比べて積感度が小さいの
で、その補償をする必要がある。
その一方法としては、先ず、ホール素子に流す
直流電流を大きくすることが考えられる。
ところが、ホール素子に流す直流電流値を大き
くすると、消費電力が大きくなる欠点があるとと
もにホール素子が発熱し、種々の悪影響がある。
しかもホール素子の定格電流以上には大きくでき
ないからホール素子に流す直流電流は制限され、
一定値以上の出力電圧は得られない。
そこで、ホール素子に流す直流電流の大きさを
変えずに実質的にステータコイル4及び5に供給
する電流を大きくする方法として、上述した第4
図の駆動回路では、増幅回路9及び10のゲイン
を大きくすることが考えられる。
しかしながら増幅回路9及び10のゲインを大
きくすると次のような不都合が生じ、好ましくな
い。
即ち、増幅回路9及び10では一般に直流オフ
セツト電圧が発生し、これが、ホール素子の出力
としての正弦波信号に重畳されるため、正弦波信
号の正の半サイクルと負のサイクルとで非対象な
波形となり、モータのトルクリツプルの原因とな
る。
しかも、この増幅回路9及び10での直流オフ
セツトはアンプのゲインが高いほど大きくなり、
それだけトルクリツプルも大きくなる。従つて、
アンプ9及び10のゲインはそれほど上げること
はできないのである。
この発明は、上述した欠点を一掃できるように
したもので、以下、この発明による無刷子直流モ
ータの一例を、第5図以下を参照しながら説明し
よう。
この場合、ホール素子6よりステータコイル4
に駆動電流を流すまでの信号系と、ホール素子7
よりステータコイル5に駆動電流を流すまでの信
号系は同様であるので、説明を簡単にするため、
ホール素子6―ステータコイル4の信号系につい
てのみ説明し、ホール素子7―ステータコイル5
の信号系においては対応する部分には同一番号に
ダツシユを付してその説明を省略する。
即ち、この発明においては、第5図に示すよう
に、ホール素子6の一方の出力端が抵抗22,2
3の直列回路を介して終段アンプとしてのトラン
ジスタ13及び14の接続点即ちアンプの出力端
Oに接続され、ホール素子7の他方の出力端が
抵抗24,25の直列回路を介して接地される。
そして、抵抗22及び23の接続点とオペアンプ
11の負入力端との間には、スイツチング素子、
例えばトランジスタ26のコレクタ―エミツタ間
が接続され、抵抗24及び25の接続点とオペア
ンプ11の正入力端との間にはスイツチング素
子、例えばトランジスタ27のコレクタ―エミツ
タ間が接続される。そして、トランジスタ26の
エミツタとオペアンプ11の負入力端との接続点
はホールド用コンデンサ28を通じて出力端PO
に接続され、トランジスタ27のエミツタとオペ
アンプ11の正入力端との接続点はホールド用コ
ンデンサ29を介して接地される。
また、20は発振器で、これよりは一定周期の
パルス信号SA(第6図A)が得られ、これがス
イツチング用のトランジスタ21のベースに供給
されて、このトランジスタ21が信号SA
「1」の期間にオンとされる。従つて、正の直流
電圧の得られる端子8とトランジスタ21のコレ
クタとの接続点P1にはパルス状電圧SB(第6図
B)が得られる。そして、このパルス状電圧SB
がホール素子6及び7の電源とされる。
従つて、ホール素子6及び7にはパルス状電流
が流れる。
また、同時に、このパルス状電流がトランジス
タ26及び27にサンプリングパルスとして供給
される。
方、このときホール素子6には、ロータマグネ
ツト2よりの正弦波状磁界SC(第6図C)が与
えられているので、ホール素子6には、これにパ
ルス状電流が流れている間だけ磁界の強さに比例
した電圧が得られる。即ち、ホール素子6の一方
の出力端と他方の出力端には、検出磁界の強さに
応じて波高値が変化するパルス状電圧SD(第6
図D)と、この電圧SDとは逆相のパルス状電圧
が得られる。
そして、この互いに逆相のパルス状電圧が、こ
のパルス状電圧に同期したパルスSBによりトラ
ンジスタ26及び27がそのパルス区間でオンと
されることによりサンプリングされ、そのサンプ
リング電圧がコンデンサ28及び29に充電され
てホールドされる。
そして、オペアンプ11において、コンデンサ
28のホールド電圧SE(第6図E)とコンデン
サ29の電圧SEとは逆相のホールド電圧の差が
とられて、このオペアンプ11の出力にはホール
素子6より得られたパルス状電圧の包絡線がとら
れたような電圧が得られる。即ち、ホール素子6
に直流電流が供給されたときに得られるホール電
圧に比例した正弦波状電圧がオペアンプ11の出
力に得られる。そして、この電圧に応じてステー
タコイル4に駆動電流が供給されるものである。
このようにして、この発明によれば、ホール素
子にパルス状電流を供給し、このパルス状電流の
パルス周期に同期したサンプリングパルスにより
ホール素子の出力電圧をサンプリングホールド
し、そのホールド電圧によりステータコイルに駆
動電流を供給するようにして、従来と同様のモー
タ駆動ができる。そして、この発明では、ホール
素子にはパルス状電流を流せばよいので、直流電
流の値に比して電流のピーク値を大きくできる。
例えば、1mAの直流電流を流した場合と、デ
ユーテイフアクタ1/10のパルス電流で、そのピーク 値を10mAにした場合とでは、パルス電流の平均
電流からみれば同じになる。
従つて、実質的にホール素子に流す電流を大き
くすることができるから、サンプリングホールド
した電圧でみれば、ホール素子の出力として大出
力が得られたのと等価である。従つて、アンプ1
1及び12のゲインを大きくする必要がないの
で、直流オフセツト電圧も大きくなることはな
く、トルクリツプルも少なくてすむ。
また、ピーク値の大きい電流をホール素子に流
しても、消費電力はそのパルス状電流の平均値で
決まるので、少ない消費電力ですむ。また、発熱
も、パルス電流のピーク値に等しい直流電流を流
すのに比べて少ない。
また、この発明においては、ホール電圧のサン
プルホールド回路を差動構成としたので、外部雑
音による影響が少なく、また、温度特性も良好な
ものであるので、直流モータの駆動回路として非
常に良好なものであるという効果がある。
なお、図の例ではホール素子に供給するパルス
状電流とサンプリングパルスは同一としたが、両
者が同一である必要はなくサンプリングパルスは
ホール素子に供給するパルス状電流に同期したも
のであればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は無刷子直流モータの一例の構
造を説明するための図、第4図はその駆動回路の
一例を示す回路図、第5図はこの発明による無刷
子直流モータの駆動回路の一例を示す図、第6図
はその説明のための波形図である。 1はロータ軸、2はロータマグネツト、4及び
5はステータコイル、6及び7はホール素子、1
1及び12はオペアンプ、13,14及び15,
16はそれぞれ終段のアンプを構成するトランジ
スタ、20は発振器、22,23は第1、第2の
抵抗、24,25は第3、第4の抵抗、26,2
7は第1、第2のスイツチング素子、28,29
は第1、第2のホールド用コンデンサである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 磁束分布が正弦波状になるように着磁された
    ロータマグネツトよりの磁界をホール素子によつ
    て検出し、このホール素子の出力電圧をオペレー
    シヨナルアンプを通じて終段のアンプに供給し、
    この終段のアンプの出力端に接続されるステータ
    コイルに上記ホール素子の出力電圧に応じた電流
    を流すことによりロータの回転角位置に無関係に
    一定の回転トルクが得られるようにされたものに
    おいて、上記ホール素子にパルス状電流が供給さ
    れ、このホール素子の一方の出力端が第1及び第
    2の抵抗の直列回路を介して上記終段のアンプの
    出力端に接続され、上記ホール素子の他方の出力
    端が第3及び第4の抵抗の直列回路を介して接地
    され、上記第1及び第2の抵抗の接続点と上記オ
    ペレーシヨナルアンプの一方の入力端との間に第
    1のスイツチング素子が介挿され、上記第3及び
    第4の抵抗の接続点と上記オペレーシヨナルアン
    プの他方の入力端との間に第2のスイツチング素
    子が介挿され、上記第1のスイツチング素子及び
    上記オペレーシヨナルアンプの接続点と上記終段
    のアンプの出力端との間に第1のホールド用コン
    デンサが接続され、上記第2のスイツチング素子
    及び上記オペレーシヨナルアンプの接続点と接地
    間に第2のホールド用コンデンサが接続され、上
    記第1及び第2のスイツチング素子に上記ホール
    素子に供給されるパルス状電流のパルスに同期し
    たサンプリングパルスが供給されるようにされた
    無刷子直流モータの駆動回路。
JP11951678A 1978-09-28 1978-09-28 Driving circuit for brushless dc motor Granted JPS5546890A (en)

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JPS5546890A JPS5546890A (en) 1980-04-02
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NL8503249A (nl) * 1985-11-26 1987-06-16 Philips Nv Borstelloze gelijkstroommotor.

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