JPS6143156Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は屋外側に設けた空気調和式換気扇本
体に、外壁を貫通させた吸・排気ダクトで室内側
の吸・排気チヤンバーを連通させ、このチヤンバ
ー内からの吹出し外気流を当該チヤンバーに隣接
させた冷暖房機本体から吹出す室内空気の循環空
気流に確実に混合させるようにしたもので、以下
この考案の装置の一実施例について説明する。

すなわち図において、１は室内側における冷暖
房機本体、２はその内装の熱交換器、３は室内空
気循環用の内装送風機、４ａはこの冷暖房機本体
１の下面に開設された室内循環空気の取入口、４
ｂはこれと反対側の上面に開設された室内循環空
気の吹出口、５は上記冷暖房機本体１をその正面
に重合状態に取付け、内部に室内への外気供給室
Ａと室内空気排気室Ｂとを形成した吸・排気チヤ
ンバーで上面および下面にそれぞれ室内への外気
吹出口ａと室内空気の取入口ｂとが設けられてい
る。６は上記チヤンバー５の中央仕切り板、７は
上記吸・排気チヤンバー５とで外壁Ｗを内外から
挾むように設けた同時吸・排気形換気扇本体、８
はその内装の熱交換器、９は同じく吸・排気用送
風機、１０は上記外壁Ｗに貫挿された吸・排気ダ
クトで、その内外両端が上記吸・排気チヤンバー
５および換気扇本体７内に開放されている。１１
は換気扇本体７の正面上部に開設された室内空気
の排出口、１２はその下方に開設された外気吸入
口、１３は吸・排気チヤンバー５の上面吹出口ａ
より吹出された外気を冷暖房機本体１の上面吹出
口４ａより吹出される室内循環空気流と強制的に
混合させるために該部に設けたガイド板である。

上記構成において冷暖房機本体１内の送風機３
と連動させて換気扇本体７を運転すると外気はそ
の取入口１２より吸入され内装の熱交換器８を通
過し、上記吸・排気ダクト１０の上層通路を経て
図示実線矢印のように吸・排気チヤンバー５の上
部外気供給室Ａ内に入り、その上部吹出口ａより
室内に供給されるのであるが、この際その全部は
上記ガイド板１３に案内されて冷暖房機本体１の
上面吹出口４ｂより吹出された室内循環空気流と
予め確実に混合された状態で室内に送出されるも
のである。

一方室内の汚れた空気は吸・排気チヤンバー５
の下面吸気口ｂより排気室Ｂ内に入り吸・排気ダ
クト１０の下層通路を図示点線矢印のように通過
し換気扇本体７の内装送風機９により熱交換器８
に送られ、これを通過して排出口１１より室外に
排出されるものである。

この考案の空調換気扇付冷暖房装置は以上のよ
うに構成しているので冷暖房機本体の吹出口より
吐出される室内循環空気流に対し、新鮮な外気を
常に確実な状態で混合させることができるばかり
でなく、冷暖房機本体の設置に床面を占有される
こともない等の利点を有するものである。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の空調換気扇付冷暖房装置の取付
状態を示す縦断側面図である。 なお図中、１は冷暖房機本体、２はその内装の
熱交換器、５は吸・排気チヤンバー、ＡおよびＢ
はこのチヤンバー内に形成された外気供給室およ
び室内空気排気室、７は上記チヤンバーに連通さ
れた換気扇本体、８はその内装の熱交換器、１０
は外壁Ｗに貫挿された吸・排気ダクト、１３は冷
暖房機本体１の上面吹出口４ａに向けて吹出外気
を案内するよう吸・排気チヤンバー５の上面の吹
出口ａに設けたガイド板を示すものとする。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外壁に貫挿された吸・排気ダクトの両端に、熱
   交換器を内装した同時吸・排気形換気扇本体およ
   び室内への外気供給室と室内空気排気室とをその
   内部に形成した吸・排気チヤンバーを設け、この
   吸・排気チヤンバーの正面に熱交換器を内装した
   冷暖房機本体を着脱自在に重合配設させると共
   に、上記吸・排気チヤンバーの外気吹出口には、
   隣接する上記冷暖房機本体の室内循環空気吹出口
   に向けて供給外気流を案内するガイド板を設けた
   ことを特徴とする空調換気扇付冷暖房装置。