JPS6142856Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6142856Y2
JPS6142856Y2 JP14349179U JP14349179U JPS6142856Y2 JP S6142856 Y2 JPS6142856 Y2 JP S6142856Y2 JP 14349179 U JP14349179 U JP 14349179U JP 14349179 U JP14349179 U JP 14349179U JP S6142856 Y2 JPS6142856 Y2 JP S6142856Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
pen
nib
tip
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP14349179U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5661383U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP14349179U priority Critical patent/JPS6142856Y2/ja
Publication of JPS5661383U publication Critical patent/JPS5661383U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6142856Y2 publication Critical patent/JPS6142856Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pens And Brushes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は筆記具の改良に関するが、とくに、細
いペン先を備えた、いわゆるサインペンの改良に
関する。
従来から細いペン先(たとえば、1m/m以下
の径をもつ細いペン先)を備えたサインペンはよ
く知られているが、この周知品には以下のような
不利欠点がある。
第1に、ペン先取付け構造のいかんにかかわら
ず、軸筒内に収容されているインキ(殆どの周知
品は、インキ吸蔵体にインキを含浸せしめ、軸筒
内に収容している)を消費しきらないうちに、ペ
ン先が細いために摩耗してしまい、使用に供し難
くなつて、もつたいないと思いながらも全体を捨
ててしまわなければならず、省資源、省エネルギ
ーが強力に押進められている現在では顕著な不利
となつている。(本願人が上記周知品によるイン
キの消費量を実験したところ、0.8m/m径の細
いペン先で1000m筆書したら、ペン先は摩耗して
しまつたが、インキの消費量は僅か35%前後にと
どまり、なお相当量のインキが残存していること
が判明した。) 第2に、ペン先を細管に固着し、その細管をホ
ルダーに固着した製品が広く知られているが、こ
のように構成するときは、ペン先を細管に固着す
る手段が大きな課題となつている。たとえば、細
管の一部をカシメてペン先を固着することが周知
となつているが、カシメ構成のためにペン先の一
部が変形して内部のインキ通路を狭隘にしたり、
閉塞したりして、インキのスムースな流れを阻害
している。また、この構造のほかに、ペン先を嵌
挿せる細管の全周を細径に絞つて、ペン先の全周
に食い込ませ、ペン先を細管に固着した構成も提
案されて周知となつているが、この構成によると
きも、ペン先が変形して内部のインキ通路を狭隘
に或いは閉塞し、インキのスムースな流れを阻害
し、速い筆書や連続筆書にはインキ切れを惹起す
る欠点を有すると共に、前記細径に絞る加工時に
ペン先の周壁を破壊する惧れがあり、該加工には
かなりの熟練を要するなどの不利がある。
従つて、周知品は解決を必要とする種々の課題
をもつている。
本考案は、上記した周知品に着目してなしたも
ので、ホルダー、ペン先取付細管などには、イン
キの流れを阻害するような取付け用加工を施さ
ず、ペン先単独或いはペン先を有するペン先取付
細管をホルダーに抜差可能に圧入具備せしめて、
ペン先単独或いはペン先を有するペン先取付細管
を必要に応じて、需要者が、いつでも簡単に新品
と交換し得るようにした構成を特徴とし、かくし
て周知品の前記不利欠点を解消せしめると共に、
省資源、省エネルギー時代に即応した有益な筆記
具の提供を目的とする。
本考案のいくつかの実施例を図面について説明
すれば、第1図に示す第1実施例は、ホルダー2
に対するペン先3或はペン先取付細管4の分解態
様が異なる例を示すもので、ペン先3を細管4′
に圧入鞏嵌せしめてペン先取付細管4を構成し、
その細管4をホルダー2の嵌挿用細孔2′に圧入
鞏嵌して筆記具を構成した例である。従つてこの
構成によるときは、第1図aに示す如くペン先3
及びペン先取付細管4をホルダー2からいずれも
引抜き、ペン先3と細管4′とに分解することが
でき、ペン先3或いは細管4′の片方又は両方を
必要に応じて交換することができる。この第1実
施例によれば、ペン先3だけを交換したい場合に
は、使用済のペン先と外径・材質・構造が同じ又
は、使用済のペン先と外径が同じで、材質・構造
の異なる新しいペン先を使用中の細管4′に圧入
鞏嵌してペン先取付細管4を構成し、この細管を
ホルダー2の嵌挿用細孔2′に圧入鞏嵌して再び
筆記具を構成できる効果、必要に応じて細管4′
も同時に外径が同じ新品と交換できる効果、これ
らの交換は、インキを無駄なく最後まで消費でき
る効果、ペン先におけるインキの流れを阻害する
構成をもたないので、インキはスムースに流れ、
速い筆書や連続筆書に際してインキ切れを惹起し
ない効果、ペン先、細管、ホルダーなどに特別の
取付け用加工を施さないので、ペン先3を細管
4′に取付けてペン先取付細管4を構成する加工
時に不良品を生じない効果などを奏する。
第1図bは、ペン先3を細管4′に予め圧入止
着せしめてペン先取付細管4を構成し、その細管
4をホルダー2の嵌挿用細孔2′に圧入鞏嵌して
筆記具を構成した例である。従つて、この構成に
よる時は、ペン先3を有するペン先取付細管4を
ホルダー2から引抜き、交換することができる。
ペン先3を細管4′に止着する手段は、インキの
流れを阻害しない適当な手段(たとえば、本願人
が既に提案している構成であつて、細管4′の片
端又は両端でペン先3を保持する構成、ペン先3
と不活性であつて細管4′と活性の溶剤で、ペン
先3を細管4′に固着する構成)を採用する。こ
の構成によるときは、使用済のペン先と外径・材
質・構造などが同じ又は異なる新しいペン先3が
止着された新しいペン先取付細管4と交換できる
効果がある。この新しいペン先取付細管4の外径
は使用済のものと同径である。上記効果のほか、
インキの消費に無駄を生じない効果、インキがス
ムースに流れて速い筆書や連続筆書に際して、イ
ンキ切れを惹起しない効果などを奏する。
第1図cは、ホルダー2の嵌挿用細孔2′に予
め細管4′を止着(止着手段は接着、その他によ
る)してペン先3を圧入鞏嵌することによつてペ
ン先取付細管4を構成し、筆記具とした例であ
る。この構成によるときは、ペン先3のみを交換
することができるので、使用済のペン先と外径・
材質・構成が同じ又は異なる新しいペン先3と交
換できる効果、インキの消費に無駄を生じない効
果、インキがスムースに流れて、速記や連続筆書
に際して、インキ切れを惹起しない効果、ペン先
3を細管4′に圧入鞏嵌してペン先取付細管4を
構成すると共に、筆記具を構成する加工時に不良
品を生じない効果などを奏する。
第2図に示す第2実施例は、ホルダー2の嵌挿
用細孔2′にペン先3を直接圧入鞏嵌して筆記具
を構成した例で、細管4′は用いていない。従つ
て、この例によるときは、使用済のペン先と外
径・材質・構成が同じ又は異なる新しいペン先3
と交換できる効果、インキの消費に無駄を生じな
い効果、インキがスムースに流れて、速記や連続
筆書を行なつてもインキ切れを惹起しない効果、
ペン先3をホルダー2の嵌挿用細孔2′に圧入鞏
嵌して筆記具を構成する加工時に不良品を生じな
い効果などを奏する。
上記した各実施例は、以下の如き共通した構成
を有している。
軸筒5内に収容するインキは、インキ吸蔵体6
に含浸せしめ、この吸蔵体とホルダー2の挿着用
孔2″とにわたつてインキ誘導芯1を介在せし
め、その誘導芯の先端部周面をホルダー2の挿着
用孔2″内に固着せしめると共に、ペン先3の末
端を該誘導芯の先端内部に挿込んで、インキ吸蔵
体6内のインキがペン先3に誘導されるように構
成する。
インキ誘導芯1の先端部周面は、接着剤7でホ
ルダー2の挿着用孔2″内の周面に接着せしめる
が、接着剤7が先端の端面にまでまわり込まない
ように注意しながら接着せしめる。
このように構成すると、第1実施例の第1図a
及び第1図c、第2実施例などにおけるペン先3
は、インキ誘導芯1によつて後退が阻止され、筆
圧で押込まれるようなことがない。インキ誘導芯
1は、縦に揃えた繊維束に合成樹脂液を含浸せし
め、加熱硬化処理して構成した繊維質の杆体、合
成樹脂粒単独、ガラス粒単独、金属粒単独などの
焼結体で構成した杆体、その他の成型体で構成す
る。ペン先3も、インキ誘導芯1と同様の材質、
構成が考えられるが、先端は尖端に仕上げる。ホ
ルダー2及びペン先取付細管4は、金属、合成樹
脂などで構成する。
本考案は、叙上のように軸筒内のインキ吸蔵体
に成型体からなるインキ誘導芯の基端部を挿込
み、そのインキ誘導芯の先端部をホルダーの挿着
用孔に固着せしめると共に、ホルダーの嵌挿用細
孔に抜差可能に圧入鞏嵌したペン先の末端をイン
キ誘導芯の先端部に挿込んだから、インキの消費
よりも先にペン先が摩耗した場合には、需要者
は、ペン先単独或いはペン先取付細管をホルダー
から引抜いて新品と交換することができる。従つ
て、該交換によつて、インキを無駄なく消費でき
る効果をもち、省資源時代にマツチした製品を提
供できる。また需要者は、使用中にあやまつて机
上、手もとなどから筆記具を落下せしめて、ペン
先或いはペン先取付細管を破壊しても、ペン先単
独或いはペン先取付細管を交換すれば、引続き使
用しえるので、筆記具全体を交換しなければなら
なかつた周知品に比して、頗る便利な商品を入手
できると共に、経済的なる効果を奏する。
そして、ペン先におけるインキの流れを阻害す
るような構成をもたないので、速記や連続筆書中
にインキ切れを惹起しない効果を奏する。さらに
前記したように、組立加工中における不良品発生
の惧れをも著しく減少せしめ得る効果がある。
ゆえに、細いペン先を備えたすぐれた製品を提
供でき、周知品を著しく改良しえて、所期の目的
を達成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は、ペン先或いはペン先取付細管をホルダ
ーから引抜き得ることを説明せる実施例を表わし
たもので、第1図は第1実施例、第2図は第2実
施例の各要部縦断正面図である。 図中、1はインキ誘導芯、2はホルダー、3は
ペン先、4はペン先取付細管である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸筒内のインキ吸蔵体に成型体からなるインキ
    誘導芯の基端部を挿込み、そのインキ誘導芯の先
    端部をホルダーの挿着用孔に固着せしめると共
    に、ホルダーの嵌挿用細孔に抜差可能に圧入鞏嵌
    したペン先の末端をインキ誘導芯の先端部に挿込
    んだ筆記具。
JP14349179U 1979-10-16 1979-10-16 Expired JPS6142856Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14349179U JPS6142856Y2 (ja) 1979-10-16 1979-10-16

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14349179U JPS6142856Y2 (ja) 1979-10-16 1979-10-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5661383U JPS5661383U (ja) 1981-05-25
JPS6142856Y2 true JPS6142856Y2 (ja) 1986-12-04

Family

ID=29374718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14349179U Expired JPS6142856Y2 (ja) 1979-10-16 1979-10-16

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6142856Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58140775U (ja) * 1982-03-16 1983-09-21 小川化工株式会社 細書きマ−キングペン用カ−トリツジ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5661383U (ja) 1981-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS644541Y2 (ja)
US4364684A (en) Writing instrument
JPS6136387Y2 (ja)
KR830001065A (ko) 수성 잉크용 필기구 팁
US3614247A (en) Writing instrument structure
JPS6142856Y2 (ja)
US6659671B1 (en) Ink introducing tube and writing instrument incorporated with the same
US3510227A (en) Writing instrument
US4603994A (en) Ball-holder of a ball-point pen
US4626120A (en) Resilient writing nib with offset flattened portion
JPH0528067Y2 (ja)
US3729270A (en) Writing nib
JPS635914Y2 (ja)
GB2114065A (en) Ferrule for ball-point pens
CN205044354U (zh) 一种可替换墨仓的自密封书写工具
JP6334884B2 (ja) ボールペン
JP2607844Y2 (ja) 筆記具
JP2544507Y2 (ja) 細管式筆記具
JPH0222307Y2 (ja)
JPH03215099A (ja) 筆記用ペン先
CN215014336U (zh) 一种新型眼线笔
JP2000043471A (ja) 筆記具及び顔料インク吸蔵体
JP4137293B2 (ja) 直液式筆記具
JPH0517272Y2 (ja)
JPS6132791Y2 (ja)