JPS6142053Y2 - - Google Patents

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JPS6142053Y2
JPS6142053Y2 JP1963484U JP1963484U JPS6142053Y2 JP S6142053 Y2 JPS6142053 Y2 JP S6142053Y2 JP 1963484 U JP1963484 U JP 1963484U JP 1963484 U JP1963484 U JP 1963484U JP S6142053 Y2 JPS6142053 Y2 JP S6142053Y2
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JP
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ice
plate
making substrate
horizontal
refrigerant
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JP1963484U
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JPS60133381U (ja
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  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、製氷器に関するものである。
従来、製氷器としては、押出型材よりなる垂直
製氷基板の内部に並列状の水平冷媒通路が設けら
れ、この製氷基板の前面に多数の水平仕切壁が所
定間隔をおいて製氷基板と一体に設けられ、製氷
基板に、水平仕切壁に対して交差する多数の垂直
仕切板が所定間隔をおいて取り付けられたものが
知られている(例えば特開昭58−145866号参
照)。しかしながら、この従来の製氷器では、隣
り合う水平冷媒通路の端部同志が溶接により結合
されたU形ベンド管によつて連結され、これによ
つて製氷器に蛇行状の冷媒通路が形成されてい
た。このような従来の製氷器では、ベンド管の最
小曲げ半径に限度があるため、水平冷媒通路のピ
ツチを狭くすることができず、したがつて製氷能
力が低く、製氷時間が長くかゝり、また製氷器の
製造のさいU形ベンド管を溶接により取り付ける
ため、作業性が非常に悪く、製造が非常に面倒で
あるという欠点があつた。
この考案は、上記の従来技術の欠点を除去する
ことを目的とするもので、その構成を以下図面に
示す実施例に基づいて説明する。
この明細書において、前後および左右は第2図
を基準とし、前とは第2図図面紙葉の表側、後と
は同裏側をいゝ、左とは同図左側、右とは同右側
をいうものとする。
この考案の第1実施例を示す第1図〜第4図に
おいて、1はこの考案による製氷器、2はアルミ
ニウム押出型材よりなる垂直製氷基板で、これの
内部に並列かつ直線状の水平冷媒通路3aが多数
設けられるとともに、基板2の前面に4個の水平
仕切壁4が所定間隔をおいて基板2と一体に設け
られている。これらの仕切壁4は、左右方向には
水平であるが、離氷が容易なるように、前後方向
には若干前下がりに傾斜している。5は製氷基板
2の左側面6個および右側面に5個ずつ、かつ基
板2の左右両側において相互に高さ違いとなるよ
うに設けられた長円形のプレート嵌込み凹部で、
各プレート嵌込み凹部5には2個の水平冷媒通路
3aの端部が通じている。6は製氷基板2左右両
側の各プレート嵌込み凹部5の内側において上下
に隣り合う水平冷媒通路3aの端部同志を連通す
るために左右交互に順次穿たれた連通溝、7は各
プレート嵌込み凹部5内に嵌込まれかつ内面にろ
う材層を備えたアルミニウム・ブレージング・シ
ートよりなるカバー・プレートで、各カバー・プ
レート7の周縁部7a内面が凹部5の底面周縁に
ろう付けされ、これによつて製氷基板2に全体と
して蛇行状の冷媒通路3が形成されている。
ここで、プレート嵌込み凹部5とカバー・プレ
ート7は、図示のものは側面よりみて長円形すな
わちいわゆる小判形であるが、これらはその他長
方形あるいは正方形等の形状であつてもよい。ま
た水平冷媒通路3aは横断面円形であるが、これ
はその他楕円形、長方形あるいは正方形等の形状
であつてもよい。なお水平冷媒通路3a内に所要
数の凹条あるいは凸条が基板2の長さ方向に設け
られて、冷媒通路3a内にインナー・フインが形
成せられてもよい。また1個のプレート嵌込み凹
部5に対して2個の水平冷媒通路3aの端部が通
じているが、その他1個のプレート嵌込み凹部5
に対して3個以上の水平冷媒通路3aの端部が通
じるようにすることもできる。なお、プレート嵌
込み凹部5に通じる水平冷媒通路3aが奇数であ
る場合には、各通路3aの断面積の大きさを適宜
変えて、所定の冷媒流量を確保するようにすれば
よい。すなわち、例えばプレート嵌込み凹部5に
通じる水平冷媒通路3aが3個である場合には、
これらのうちの1つの水平冷媒通路3aの断面積
を他の水平冷媒通路3aの断面積の2倍とし、冷
媒が断面積の大きい1つの水平冷媒通路3aから
断面積の小さい2つの水平冷媒通路3a内へ半分
ずつ分かれて流れ込み、さらにつぎの断面積の大
きい水平冷媒通路3aに対しては断面積の小さい
2つの通路3a内の冷媒が合流して流れ込むよう
にすればよい。
ところで、製氷基板2の左右両側面を塞ぐ方法
としては、上記基板2の左右両側面に、これらの
全長にほぼ等しい長さを有するアルミニウム製側
板をろう付けにより固定することも考えられる。
しかしながら、このような方法には次のような問
題がある。
すなわち、一般にアルミニウムのろう付け部分
はいわゆる鋳物状組織となつていて、巣ができて
おり、上記の方法ではこのようなろう付け部分が
製氷基板2の外部に現われるため、ろう付け部分
の巣に凝縮水が浸入して、そこで氷結と解氷を繰
り返すことにより巣が拡大され、ついにはろう付
け部分が破壊され(フロストピンチ)、冷媒が洩
れるおそれがある。また製氷基板2の側面と長い
側板との間にろう付け不良により間隙が生じる
と、相互に隔離すべき冷媒通路3a同志が短絡
(シヨートサーキツト)し、これによつて製氷能
力が低下するという問題がある。
これに対し、この考案によれば、製氷基板2の
左右両側面に、相互に連通すべき複数個の水平冷
媒通路3aにそれぞれ対応するようにプレート嵌
込み凹部5が設けられて、各嵌込み凹部5内にカ
バー・プレート7が嵌め込まれ、カバー・プレー
ト7の周縁部7a内面と嵌込み凹部5の底面周縁
部とがろう付けされているものであるから、ろう
付け部分が外部に現われておらず、またカバー・
プレート7の外周面とプレート嵌込み凹部5の内
周面とが密に接しているため、凝縮水がろう付け
部分に浸入し難い。したがつてろう付け部分が破
壊されたり、あるいはまた水平冷媒通路3aが短
絡したりするようなことが全くなく、製氷能率が
向上する。
なお、上記実施例においては、カバー・プレー
ト7として内面にろう材層を有するアルミニウ
ム・ブレージング・シートを使用したが、内外両
面にろう材層を有するアルミニウム・ブレージン
グ・シートを使用してもよい。この場合には、カ
バー・プレート7外面のろう材層はろう付けのさ
いに溶けて、その表面張力によりカバー・プレー
ト7の外周面とプレート嵌込み凹部5の内周面と
の間のわずかな間隙内に入り込み、間隙がろう材
により埋められるため、凝縮水の浸入をより一層
阻止し得るという利点がある。
その他、第1図と第2図において、8は製氷基
板2の右側面下端部に接続された冷媒導入管、9
は同上端部に接続された冷媒排出管、10は製氷
基板2に、水平仕切壁4に対して交差するように
所定間隔おきに取り付けられた多数のアルミニウ
ム製垂直仕切板で、水平仕切壁4と垂直仕切板1
0とにはそれぞれ幅の半分の長さを有する切込み
(図示略)が互いに対応する所定位置に設けられ
ていて、これらの切込みに仕切壁4と仕切板10
とが相互に嵌め合わせられることにより、両者が
正面よりみて格子状に組み合わせられている。1
1は最上段の水平仕切壁4の上面に被せられた合
成樹脂製の水受け案内板、12は最下段の水平仕
切壁4の下面に沿つて配置された合成樹脂製の水
落下案内板、13は垂直製氷基板2の水平仕切壁
4のない後面に取り付けられた円筒状の温度セン
サ、14は製氷器1の上方に配置された給水管
で、これは環状取付金具15により水受け案内板
11の垂直部に取り付けられている。16は給水
管14の下縁に所定間隔おきにあけられた通水
孔、17は製氷器1の後側に配置された有底横円
筒形のアキユームレータで、これは冷媒排出管9
の途上に介在させられているものである。
上記において、製氷器1の上方に配置した給水
管14の通水孔16より水を流下する。水は水受
け案内板11の表面に沿つて下方に流れ、これの
先端より最上段の水平仕切壁4の下面に回り込
み、垂直製氷基板2の表面、さらにこれより下段
の水平仕切壁4の表面を伝つて順に下方へ流れ落
ちる。この間に水は製氷基板2の蛇行状の冷媒通
路3内の冷媒と熱交換して冷され、水平仕切壁4
と垂直仕切板10とによつて囲まれた正面よりみ
て方形のすべての空間部内に氷が形成される。氷
が充分に大きく成長したのちは、製氷基板2の蛇
行状通路3内にホツトガスを導入し、逆に氷の表
面をわずかに溶かして、これらを製氷器1の前方
外側に自然に落下させる。
第5図は、この考案のいま1つの実施例を示す
ものである。ここで、上記実施例の場合と異なる
点は、製氷基板2の左右両側面においてプレート
嵌込み凹部5内に連通溝6が設けられることな
く、カバー・プレート7に上下に隣接する水平冷
媒通路3aの端部を連通させるための膨出部18
が設けられている点にある。そしてこの場合に
は、プレート嵌込み凹部5内にカバー・プレート
7の周縁部7aが嵌め込みまれ、各カバー・プレ
ートの周縁部7a内面が凹部5の底面周縁部にろ
う付けされ、製氷基板2に全体として蛇行状の冷
媒通路3が形成されている。
この実施例のその他の点は、上記実施例の場合
と同様であり、図面のおいて同一のものには同一
の符号を付した。
なお、上記各実施例において、製氷器1の製氷
基板2、カバー・プレート7および垂直仕切板1
0は、例えば真空ブレージング法等により一括し
てろう付けされる。製氷器1の表面にはアルマイ
ト処理を施すのが好ましい。
また上記各実施例においては、この考案をいわ
ゆる縦型製氷器に適用したが、この考案は横型製
氷器にも同様に適用されるものである。
この考案による製氷器1は、上述のように、製
氷基板2の左右両側面にそれぞれ複数個のプレー
ト嵌込み凹部5が基板2の左右両側面において高
さ違いとなるように設けられ、各プレート嵌込み
凹部5に複数個の冷媒通路3aの端部が通じてお
り、各プレート嵌込み凹部5内に、内外両面のう
ち少なくとも内面にろう材層を備えたブレージン
グ・シートよりなるカバー・プレート7の少なく
とも周縁部7aが嵌め込まれ、各カバー・プレー
ト7の周縁部7a内面が凹部5の底面周縁部にろ
う付けされ、各カバー・プレート7の内側に、隣
り合う冷媒通路3aの端部に連なる連通部6,1
8が設けられて、製氷基板2に全体として蛇行状
の冷媒通路3が形成されているものであるから、
冷媒通路3a同志のピツチを非常に狭くすること
ができ、これによつて製氷器1の冷却能力を非常
に大きくすることができ、製氷時間を短縮するこ
とができる。またカバー・プレート7のろう付け
部分が外部に現われておらず、しかも各カバー・
プレート7の外周面とプレート嵌込み凹部5の内
周面とが密に接しているため、凝縮水がろう付け
部分に浸入し難い。したがつてろう付け部分が破
壊されたり、あるいはまた冷媒通路3aが短絡し
たりするようなことが全くなく、製氷能率が向上
する。さらに、カバー・プレート7を製氷基板2
の左右両側面のプレート嵌込み凹部5内に嵌め込
んで、例えば真空成形等により一括してろう付け
することができるから、製氷能力が非常に大きい
製氷器1を作業性よく容易に製造し得るという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による製氷器を備えた製氷装
置を例示する右側面図、第2図は製氷器のみの正
面図、第3図は製氷基板の左側部分の縦断面図
で、カバー・プレートが図示されている。第4図
は製氷基板の概略左側面図で、同様にカバープレ
ートが図示されている。第5図はこの考案のいま
1つの実施例を示す製氷器の左側部分拡大断面図
である。 1……製氷器、2……製氷基板、3……冷媒通
路、3a……水平冷媒通路、4……水平仕切壁、
5……プレート嵌込み凹部、6……連通溝(連通
部)、7……カバー・プレート、7a……周縁
部、10……垂直仕切板、18……膨出部(連通
部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 押出型材よりなる製氷基板2の内部に並列状の
    冷媒通路3aが設けられ、この製氷基板2の前後
    両面のうちの少なくとも片面に、複数個の仕切壁
    4が所定間隔をおいて製氷基板2と一体に設けら
    れ、製氷基板2に、仕切壁4に対して交差する多
    数の仕切板10が所定間隔をおいて取り付けられ
    た製氷器において、製氷基板2の左右両側面にそ
    れぞれ複数個のプレート嵌込み凹部5が基板2の
    左右両側において高さ違いとなるように設けら
    れ、各プレート嵌込み凹部5に複数個の冷媒通路
    3aの端部が通じており、各プレート嵌込み凹部
    5内に、内外両面のうち少なくとも内面にろう材
    層を備えたブレージング・シートよりなるカバ
    ー・プレート7の少なくとも周縁部7aが嵌め込
    まれ、各カバー・プレート7の周縁部7a内面が
    凹部5の底面周縁部にろう付けされ、各カバー・
    プレート7の内側に、隣り合う冷媒通路3aの端
    部に連なる連通路6,18が設けられて、製氷基
    板2に全体として蛇行状の冷媒通路3が形成され
    ている製氷器。
JP1963484U 1984-02-13 1984-02-13 製氷器 Granted JPS60133381U (ja)

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JP1963484U JPS60133381U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 製氷器

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JPS60133381U JPS60133381U (ja) 1985-09-05
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JP1963484U Granted JPS60133381U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 製氷器

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JPH0416140Y2 (ja) * 1986-03-20 1992-04-10
JPH0419416Y2 (ja) * 1986-03-20 1992-05-01

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JPS60133381U (ja) 1985-09-05

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