JPS6139335Y2 - - Google Patents

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JPS6139335Y2
JPS6139335Y2 JP3334080U JP3334080U JPS6139335Y2 JP S6139335 Y2 JPS6139335 Y2 JP S6139335Y2 JP 3334080 U JP3334080 U JP 3334080U JP 3334080 U JP3334080 U JP 3334080U JP S6139335 Y2 JPS6139335 Y2 JP S6139335Y2
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JP
Japan
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dial
adhesive layer
recess
ceramic plate
scale
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JP3334080U
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JPS56135177U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はアナログ式(針式)の腕時計におけ
る文字板に関するものである。
最近に至り腕時計、特にアナログ式腕時計は益
益薄型化される傾向にあり、一部では全厚みが3
mm程度のものも開発されている。このように薄型
化する場合、ムーブメントもしくは電子回路部分
のみならず、時刻を表示するための目盛もしくは
数字を設けた文字板としてもある程度薄いものを
用いる必要がある。
一方、腕時計はフアツシヨンの一部として捉え
られる傾向が強まつており、個性的な製品が好ま
れるようになつている。すなわち、同一製品が大
量に存在する大量生産的なものではなく、手作り
的な差別化・個性化された製品が好まれ、また文
字板のデザインとしても現代的なものよりもむし
ろアンテイーク的、美術工芸品的なものが好まれ
るようになつている。そこでこの考案の考案者等
は、セラミツク板の表面に、陶磁器の上絵や七宝
焼あるいはホウロウ焼付と同様に、ケイ酸塩質粉
末からなる釉薬および顔料の層を塗布または印
刷、吹付等により形成し、これを高温で焼付け
(融着)して釉相を形成してなる文字板を開発し
ている。この文字板は、七宝焼等と同様に美術工
芸品的興趣を有し、しかも釉薬や顔料を変えるだ
けで簡単に色相を変えることができ、また異なる
色の顔料と数種の釉薬を重ねることによつて色彩
豊かな模様を現出させることができるとともに、
各文字板ごとに異なつた模様を現出させることが
でき、かつ焼付条件等によつても色彩等が微妙に
変化するなど、腕時計の個性化・差別化には最適
のものである。
ところが上述のような文字板においては、セラ
ミツク板の上に釉薬や絵具(顔料)を焼付してケ
イ酸塩質融着層を形成する関係上、文字板の厚み
が相当厚くなる。すなわちセラミツク板としては
0.3〜0.8mm程度の薄いものを使用してもケイ酸塩
質融着層(釉相)の厚みも0.3〜0.8mm程度とな
り、特に色彩豊かにするため異なる顔料および釉
薬を何層にも重ねた場合、最終的に得られるケイ
酸塩質融着層の厚みが1.2mm程度以上に達するこ
とがあり、さらにそのケイ酸塩質融着層の上に時
刻目盛用の棒状の小片もしくは数字片(以下これ
らを目盛片と称する)を設ければ、文字板の全厚
みが著しく厚くなり、その結果腕時計全体の厚み
も相当に厚くなつて、前述のような薄型化に反す
ることとなる。
この考案は以上のような事情に鑑みてなされた
もので、セラミツク板の上にケイ酸塩質融着層を
形成した個性化・差別化し得る文字基板を用いし
かも文字板の全厚みを薄くし得るようにした腕時
計の文字板を提供することを目的とするものであ
る。
以下この考案の実施例の文字板につき図面を参
照して詳細に説明する。
第1図および第2図A〜Dはこの考案の実施例
を示すものであつて、セラミツク板1の表面に色
彩を施したケイ酸塩質融着層2が形成され、これ
により基板3が構成されている。前記セラミツク
板1は例えばAl2O3,MgO,SiO2等の酸化物粉末
を圧粉成形および焼結してなるものであるが、普
通の陶磁器板を使用することもできる。またケイ
酸塩質融着層2は、陶磁器用釉薬および顔料、あ
るいは七宝用釉薬、さらにはホウロウ釉薬等とし
て用いられている、ガラス質粉末および顔料等を
塗布、印刷または吹付けした後、500℃〜1500℃
程度の高温で焼付けして融着したものである。こ
のケイ酸塩質融着層2は、顔料(着色剤)を亜ヒ
酸、酸化スズ等の白色顔料、酸化銅等の緑色顔
料、酸化コバルト等の青色顔料、重クロム酸カリ
等の黄色顔料、塩化金等の赤色顔料等、種々のも
のに変えて何層にも形成して良いことは勿論であ
る。
上述のようにセラミツク板1に色彩を施したケ
イ酸塩質融着層2を形成してなる基板3は、その
表面のケイ酸塩質融着層2が表面側から彫り込ま
れて複数の凹部4が形成されている。前記凹部4
は、時刻目盛もしくは数字を形成すべき所定の各
位置に形成されたものであり、その凹部4には、
棒状の小片もしくは数字形状を有する数字片等の
金属などからなる目盛片5が配設されている。こ
こで前記凹部4は第2図Aに示すようにケイ酸塩
質融着層2のみを彫り込んで形成しても良いし、
第2図Bに示すようにセラミツク板1まで彫り込
んでも良い。また前記目盛片5は、その少なくと
も下部が前記凹部内に位置していれば良く、第2
図Aに示すように上端部が基板3のケイ酸塩質融
着層2の表面から若干突出していても良いし、あ
るいは第2図Bに示すように目盛片5の上面がケ
イ酸塩質融着層2の表面と面一となるように設け
ても良い。なおこの目盛片5と凹部4の内面との
間は通常は接着剤により接合固定される。
さらに前記凹部4は、第2図Cに示すようにそ
の内側面4a,4bを傾斜状に形成して、目盛片
5の側面5a,5bと凹部4の内側面4a,4b
との間が楔状に開放されるように構成しても良
く、斯くすれば目盛片5に立体感が生じ、かつ凹
部4の傾斜した内側面4a,4bと目盛片5の側
面5a,5bとの間で光が反射し、これによつて
興趣豊かとなる。そしてまた目盛片5の上端面も
第2図Dに示すようにダイヤカツト状に傾斜面5
c,5dを形成しても良く、さらには第2図Dに
示すように目盛片5の上端面に傾斜面5c,5d
を形成した状態で第2図Cに示すように凹部4の
内側面4a,4bを傾斜させても良い。
なお、凹部4を形成する方法としては、セラミ
ツク板1の表面にケイ酸塩質融着層2を形成した
後、ドリル加工等によつて凹部4を彫り込むのが
通常であるが、場合によつてはセラミツク板1の
表面にケイ酸塩質融着層2を形成する際に、セラ
ミツク板上に凹部4に対する雄型となる型材を配
置しておき、ケイ酸塩質融着層2を形成した後に
前記型材を抜き取ることによつて凹部4を形成し
ても良い。また、セラミツク板1自身の表面に凹
部を形成するには、セラミツク板自体を圧粉成形
する際にその型により凹部を形成することが望ま
しい。
なおまた図示の例では目盛片5として棒状の小
片を用いた例を示したが、数字形状の目盛片であ
つても良く、またこのほか目盛以外の文字、例え
ば商標名を表わす文字についても同様に基板3の
表面に凹部を形成してその凹部に文字片を配設す
ることができる。
以上の説明で明らかなようにこの考案の腕時計
用文字板は、セラミツク板の表面に色彩を施した
ケイ酸塩質融着層を形成して基板を構成し、かつ
その基板の表面の時刻目盛を形成すべき各位置に
それぞれ凹部を形成し、さらに目盛片をその少く
とも下部が前記凹部内に位置するように配設して
なるものである。したがつてこの考案の文字板に
おいては、セラミツク板に色彩を施したケイ酸塩
質融着層を形成する関係上基板自体の厚みは相当
に厚くなることがあるが、目盛片まで含めた全厚
みは、その目盛片の凹部内に位置している部分の
高さだけ薄くなるから、文字板の全厚みはそれほ
ど厚くはならず、したがつて色彩を施したケイ酸
塩質融着層により腕時計の個性化・差別化を図る
と同時に腕時計全体の厚みをある程度薄くするこ
とができる効果が得られる。そしてまたこの考案
の文字板に使用されているセラミツク板は耐熱性
が著しく高く、したがつてケイ酸塩質融着層を形
成するための釉薬が低融点のものに限られず、色
や好みに応じて自由に各種の釉薬を使用すること
ができる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の文字板を示す平
面図、第2図A〜Dはそれぞれ第1図の−線
における断面構造の一例を示す断面図である。 1……セラミツク板、2……色彩を施したケイ
酸塩質融着層、3……基板、4……凹部、5……
目盛片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツク板の表面に色彩を施したケイ酸塩質
    融着層を形成して基板を構成し、その基板の表面
    の時刻目盛を形成すべき各位置にそれぞれ凹部を
    形成し、かつ目盛片をその少くとも下部が前記凹
    部内に位置するように配設してなる腕時計の文字
    板。
JP3334080U 1980-03-14 1980-03-14 Expired JPS6139335Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3334080U JPS6139335Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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JP3334080U JPS6139335Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56135177U JPS56135177U (ja) 1981-10-13
JPS6139335Y2 true JPS6139335Y2 (ja) 1986-11-11

Family

ID=29629018

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JP3334080U Expired JPS6139335Y2 (ja) 1980-03-14 1980-03-14

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JP4523308B2 (ja) * 2004-03-25 2010-08-11 シチズンホールディングス株式会社 表示板構造

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JPS56135177U (ja) 1981-10-13

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