JPS6137832A - 電波吸収材の製造方法 - Google Patents

電波吸収材の製造方法

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JPS6137832A
JPS6137832A JP16014484A JP16014484A JPS6137832A JP S6137832 A JPS6137832 A JP S6137832A JP 16014484 A JP16014484 A JP 16014484A JP 16014484 A JP16014484 A JP 16014484A JP S6137832 A JPS6137832 A JP S6137832A
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JP
Japan
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powdered
radio wave
sheet
absorbing material
powder
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JP16014484A
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Shigeji Obayashi
大林 重二
Morio Nakamura
守男 中村
Kenichi Hatakeyama
賢一 畠山
Tetsuji Inui
乾 哲司
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Sumitomo Seika Chemicals Co Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Seitetsu Kagaku Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はシート状の電波吸収材の製造方法に関するもの
である。
〔従来技術とその問題点〕
電波吸収材は都市空間に乱立する高層ビルによる反射電
波や妨害電波を防ぐため、或は海岸近くの高層構築物や
海上架設橋などにより航行中の船舶レーダーに発生する
レーダー偽像を防止するなどの目的で近年その需要が拡
大しつつある新しい部材である。
従来バリウムフェライト(BaO・6Fe20x )や
副生フェライト等のフェライト粉末の適当量を、プラス
チックやゴムなどの高分子材料に混合して成型体に加工
したものが、これら電波を吸収する目的に使用されてい
る。しかしながら、これらを単層で用いる従来型の電波
吸収体では、電波吸収性能を示す周波数帯域中が狭く、
実際の使用に当っては、その用途が限られ甚だ不便な場
合が多く、より広い周波数帯域中に対して吸収能の優れ
た電波吸収体の出現が強く望まれていた。
本願発明者等はこの要請に応えてさきに特願昭56−1
09686号および特願昭56−169492号におい
て第1図に示すように金属板1上に電波吸収材2と、変
成層3を積層した電波吸収体構造を提案した。
〔発明の目的〕
本発明は、前記電波吸収体を製造する方法、特に電波吸
収の方向性をなくした電波吸収材の製造方法を提供する
ことにある。
〔発明の構成〕
本発明は、粉末状のエラストマー100部に対し、フェ
ライト粉末100〜500部、直径が10〜100ミク
ロン、長さが0.5〜5ミリメートルの導電性繊維2〜
150部を添加して攪拌混合し、得られた混合物を加熱
プレス成型機によシ、所定厚さのシートに成型し、必要
に応じて加硫することを特徴とする電波吸収材シートの
製造方法である。
本発明によって製造された電波吸収材シート自体を何層
にも重ね合せたシ、さらにはフェライト粉末のみを混合
して成型したシートと組合せて電波吸収材を構成させる
ことが容易に可能となる。
〔構成の詳細な説明〕
本発明は粉末状のニジストマーと、フェライト粉末と、
導電性繊維との混合物を素材とするものであり、その組
織中に導電性繊維を均一に方向性のないように混合する
ことが肝要であるので、用いるエラストマーは粉末状で
あることが必要である。
従って、各種エラストマーの粉末がいづれも使用可能で
ある。例えば、粉末スチレンブタジェンゴム、粉末ブタ
ジェンゴム、粉末イソプレンゴム、粉末ニトリルゴム、
粉末クロルプレンゴム、粉末エチレンプロピレンゴム、
粉末エチレンプロピレンターポリマーゴム、粉末ブチル
ゴム、粉末アクリルゴム、粉末クロロスルホン化ポリエ
チレン、粉末天然ゴムなどエラスティックな高分子材料
を、目的によシェジストマーの特性に応じて選択使用す
ることができる。勿論、粉末エラストマーのがわりに、
粉末ポリエチレン、粉末ポリアミドなどの各種プラスチ
ック粉末も用いることができるが、製品として使用する
場合、施工性、他の基材との接着性、柔軟性、塗装性、
耐候性などの面で、工ラストマーを用いた力が好ましい
が場合が多い。
本発明に用いるフェライトは、バリウムフェライト、マ
ンガンフェライト、鉄フェライトなどの酸化鉄粉末を使
用することができる。混合に際しでは、フェライト粒子
の細かい方が好ましいことは云うまでもない。加工性、
強度保持など実用上の条件を考慮してその添加量はエラ
ストマー100部に対し、100〜500部が適当であ
る。
導電性繊維は組織の誘電率の調整に用いるもので、カー
ボンファイバーあるいは黄銅などの金属繊維が適当であ
る。電磁波の広域周波数に共振させるには、できるだけ
細く、且つ種々の長さのものをランダムに混在させれば
よいが、実際には加工性、特性の安定性などの観点から
直径10〜100ミクロン、長さ0.5〜5ミリメート
ル程度のものが好ましい。
粉末エラストマー、フェライト及び金属繊維の混合に際
しては、実質的に剪断力のかからない状態で攪拌混合す
ることが必要であり、そのためには襠潰作用のある攪拌
機を用いず、かつ攪拌機をなるべくゆるやかに回転させ
て、導電性繊維が切断、損傷しない状態で混合しなけれ
ばならない。
さもなければ導電性繊維が切断されて短かくなシ本発明
の効果は得られなくなる。このことは、シート状に成型
する場合も同様であるので、押出機、混線ロール、カレ
ンダーロール等剪断カのががるものはさけ、プレス等に
より加熱、加圧してシート状に成型するのが好ましい。
勿論加硫剤、促進剤、老化防止剤の適量を添加すること
は、通常の成を加硫の場合と同様である。このようにし
て成型したシートも必要に応じて複数枚角度をずらせて
重ね合わせることもできる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 粉末クロロプレンゴム(スカイプレyB −30中位粒
度500μ東洋曹達製)に表1に示す割合の各種添加剤
とフェライト粉末とを加えヘンシェル型攪拌機を用いて
、高速度で攪拌混合した後、表1に示す量の黄銅ファイ
バーを加え、実質的に剪断力のかからぬように低速度で
充分混合した。得られた粉末混合物をプレス成型機で加
圧加熱して電波吸収体用の加硫ゴムシートを得た。
実施例2 クロロスルフォン化ポリエチレン(ハイパロン40デユ
ポン社製)を冷凍粉砕し、中位粒度500μの粉末クロ
ロスルフォン化ポリエチレンをlc。
これに表1に示す割合の各種添加剤とフェライト粉末な
らびに黄銅ファイバーを加え、実施例1と同様に成壓し
て電波吸収体用の加硫ゴムシートを得た。
実施例3 エチレンプロピレンターホリマ−(エスフレン505住
友化学製)を冷凍粉砕し、中位粒度500μの粉末エチ
レンプロピレンターポリマーを得た。
これに表1に示す割合で各種添加剤とフェライト粉末な
らびに黄銅ファイバーを加え、実施例1と同様にして電
波吸収体用の加硫ゴムシートを得;N  パ た。
実施例4 粉砕したニトリルゴム(N1pol 1042.日本ゼ
オン製中位粒度500μ)を用い、実施例1と同様にし
て、表1に示す組成の電波吸収体用の加硫ゴムシートを
得た。
比較例1 粉末クロロブレンゴムを使用せずに、汎用クロロプレン
ゴム(スカイプレンB−30東洋曹達製)を用いて実施
例1の配合で、通常の2本ロールを用いて黄銅ファイバ
ーを混練した。これをプレス成型機で加圧加熱して電波
吸収体用の加硫ゴムシートを得た。
第2図に反射減衰量を入射電波の偏光面を90’回転さ
せて測定した場合の周波数特性図を示す。
図中、AとBとは互いに90″異なった偏光面である。
偏光面Aについての反射減衰量が20dB以下にある限
界周波数をft、f、、偏光面Bについてのそれをft
、f7で示している。
一般に電波吸収体に偏波面を90”回転させて入射させ
た電波の減衰量は同じ周波数で異なった値となる。従っ
て第2図のA、Bで示す偏向面が90゜異なる特性で示
すように電波吸収性能としてflとfrで定められる周
波数帯域がf、とfiで定められる帯域と一致するほど
優れた電波吸収体であると云える。表2に、以上実施例
1〜4および比較例で得られた電波吸収体用シートにつ
いて、これを変成層と組合せて使用した場合の電波吸収
性能(前前記衣2から明らかなように比較例の汎用クロ
ロブレンゴムから作ったシートを電波吸収体用シートと
して用いたものでは、第2図におけるflとfrO値が
第2図におけるf、とffの値と全く異なっているのに
反し、他の実施例ではf、とf、およびRとNがはソ等
しいことを示している。このことは実施例ではシートの
面内の方向について媒質は何ら特異な性質を持っていな
いこと、すなわち等方向な媒質であることを示し、本発
明が電波吸収体用シートの製造法として有効であること
を示している。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に関する電波吸収体の構造を示す断面
図、第2図は、反射減衰量を入射電波の偏向面を90°
回転させて測定した場合の周波数特性を示す図である。 1は金属板、2は本発明の対象とする電波吸収材、3は
変成層である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粉末状エラストマー100部に対し、フェライト
    粉末100〜500部、直径が10〜100ミクロン、
    長さが0.5〜5ミリメートルの導電性繊維2〜150
    部を添加して撹拌混合し、得られた混合物を所定厚さの
    シートにプレス成型することを特徴とする電波吸収材の
    製造方法。
  2. (2)粉末状エラストマーが、粉末クロロプレンゴムで
    ある特許請求の範囲(1)記載の方法。
  3. (3)粉末状エラストマーが粉末クロルスルホン化ポリ
    エチレンである特許請求の範囲(1)記載の方法。
  4. (4)粉末状エラストマーが粉末エチレンプロピレンタ
    ーポリマーである特許請求の範囲(1)記載の方法。
  5. (5)粉末状エラストマーが粉末ニトリルゴムである特
    許請求の範囲(1)記載の方法。
  6. (6)導電性繊維が黄銅ファイバーである特許請求の範
    囲(1)記載の方法。
JP16014484A 1984-07-30 1984-07-30 電波吸収材の製造方法 Granted JPS6137832A (ja)

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JPH0552336B2 JPH0552336B2 (ja) 1993-08-05

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03204998A (ja) * 1989-12-29 1991-09-06 Nippon Steel Corp Tv周波数帯域用電波吸収物
WO2006059502A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Bridgestone Corporation 電波吸収体用ゴム組成物及び電波吸収シート
JP2006287167A (ja) * 2005-03-11 2006-10-19 Bridgestone Corp 電波吸収体用ゴム組成物及び電波吸収シート

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JPS5887142A (ja) * 1981-11-20 1983-05-24 Showa Denko Kk ポリオレフイン組成物

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