JPS6137778Y2 - - Google Patents

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JPS6137778Y2
JPS6137778Y2 JP1981023171U JP2317181U JPS6137778Y2 JP S6137778 Y2 JPS6137778 Y2 JP S6137778Y2 JP 1981023171 U JP1981023171 U JP 1981023171U JP 2317181 U JP2317181 U JP 2317181U JP S6137778 Y2 JPS6137778 Y2 JP S6137778Y2
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JP
Japan
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piston pin
hole
piston
oil
oil groove
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JP1981023171U
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JPS57136807U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は主として中大型内燃機関のピストンピ
ンメタルへのオイル供給装置に関する。
(従来技術) 従来爆発圧力をピストンピンメタルのできるだ
け多くの面で支持させるようにした構造は、例え
ば実公昭46−21129により提案されている(第3
図、第4図)。ところがその構造によると軸孔1
3′がコネンテイングロツドの固定軸受け半部
3′とキヤツプ4′の接合分割面7′を横切り、し
かもボルト6′と干渉する形になるため、分割面
7′には密封リング15′が、又ボルト6′の両端
部には密封部分16′が必要となり、シール構造
が複雑高価になる。又軸孔13′の加工がボデイ
部分2′とキヤツプ4′に分れるため、工数が増
し、コスト高になる。又軸孔13′からなる油路
が途中に室14′等を有するために微妙に屈曲
し、このためピストンへの油の流れが不円滑にな
り、潤滑、冷却効果が低下する。
別の従来例を第1図により説明すると、第1図
中のピストン15が受ける矢印P方向の爆発圧力
をクランクピンメタル6のできるだけ多い面で支
持させるように、高荷重支持範囲(角α1の部
分)のクランクピンメタル6の内面やクランクピ
ンメタル支持孔5の内面にはオイル溝を設けず、
前記範囲を避けた部分にオイル溝19,20を設
けたものは知られており、その場合コネクテイン
グロツド幹部23にはピストン側から大端部近傍
までコネクテイングロツド中心線A上に沿うきり
孔22aを明け、きり孔22aの下端に連通する
ように大端部2に傾斜したきり孔22bを設け、
更にきり孔22Bとオイル溝19を連通するため
にキヤツプ3側からきり孔22cを明け、きり孔
22bの端部にプラグ22dを装着している。そ
の場合は3種類のきり孔22a,22b,22c
を設ける必要上、加工工数が増し、コストアツプ
が避けられないばかりでなく、ピストンへの油の
流れが不円滑になりやすい。プラグ22dも必要
となる。きり孔22bをセレーシヨン部分4のあ
る側(第1図右側)に設けたものもあるが、その
場合はセレーシヨン部分4におけるオイル洩れを
防止するべくセレーシヨン部分4に接続用ピース
(パイプ)を装着しなければならず、工数は一段
と増加する。
(考案の目的) 本考案は爆発圧力をクランクピンメタルのでき
るだけ多くの面で受け持たせることにより耐久性
を向上させること、1本(1種類)のきり孔を明
けるだけでピストンメタルへオイルが供給できる
ようにすると共に、漏洩防止用の密封リングその
他のシール機構を不要にすることにより加工工数
とコストを共に下げ、又油路の形状を単純化し
て、ピストンへの油の流れをスムーズにすること
等を目的としている。
(考案の構成) 本考案はコネクテイングロツド大端部2とキヤ
ツプ3をコネクテイングロツド幹部23の中心線
に対し傾斜した面上のピストンピンに近い側と遠
い側に分割されたセレーシヨン部分4で突き合せ
かつ大端部側に固定の植込みボルト7によりキヤ
ツプ3を締着したものにおいて、コネクテイング
ロツド大端部2のクランクピンメタル支持孔5と
クランクピンメタル6の内面の内、ピストンピン
14側の高荷重支持範囲を除く部分に孔21を介
して互に連通するオイル溝19,20を設け、ピ
ストンピンから遠いセレーシヨン部分4がある側
のクランクピンメタル支持孔内面オイル溝19の
ピストンピン側端部をコネクテイングロツド幹部
の中心線に対しセレーシヨン部分4と同方向に傾
斜した1本のきり孔22を通してピストンピンメ
タル支持孔11のオイル溝26に対し略接線方向
に接続し、ピストンピンメタル支持孔11のオイ
ル溝26をピストンピンメタル内面に接続したこ
とを特徴とするピストンピンメタルへのオイル供
給装置である。ピストンに掛る荷重はオイル溝の
ない部分のピストンピンメタルにより広い範囲に
わたり支持される。又クランクピン側からピスト
ン側へ供給されるオイルは1本のきり孔を通して
スムーズに移動する。
(実施例) まず本考案の一実施例を図面により説明する。
垂直断面を示す第1図においてコネクテイングロ
ツド1の大端部2とキヤツプ3はセレーシヨン部
分4を介して接合し、クランクピンメタル支持孔
5内にクランクピンメタル6を嵌めた状態で植込
みボルト7により締着されている。8はクランク
ピンである。コネクテイングロツド1の小端部1
0のピストンピンメタル支持孔11にはピストン
ピンメタル12が嵌合しボルト13により回り止
めが施してある。ピストンピンメタル12内には
ピストンピン14が回転自在に支持され、ピスト
ンメタル12から突出したピストンピン14の両
端部は第2図の如くピストン15のピストンボス
部16に設けた孔17に嵌合している。
第1図において、クランクピンメタル支持孔5
の内、ピストンピン14側高荷重支持範囲(角α
1)を避けた部分には円弧状のオイル溝19が設
けてあり、又クランクピンメタル6の内面には前
記角α1の高荷重支持範囲を除く部分に略環状の
オイル溝20が設けてあり、オイル溝20の底部
とオイル溝19はメタル6に設けた複数個の孔2
1により連通し、又オイル溝19のピストンピン
14側の端部はきり孔22の下端部に接続してい
る。
きり孔22は第1図においてクランクピン8の
中心とピストンピン14の中心を結ぶ中心線Aに
対しα2だけ傾斜してコネクテイングロツド幹部
23内を延び、その上端はプラグ24により閉塞
されている。コネクテイングロツド1が鍜造品素
材の状態では小端部10に図示のピストンピンメ
タル支持孔11より小径の孔25があるだけであ
るため、きり孔22をガンドリルで明ける際途中
でガンドリルの先端が孔25内に出ることはなく
(ガンドリルは小端部10の肉厚内のみを通過す
ることになるので)、ガンドリルが振れるおそれ
はなく、きり孔22を正確に明けることができ
る。そしてきり孔22を明けた後に孔25を拡開
するようにピストンピンメタル支持孔11を加工
すると、支持孔11とその中央の環状オイル溝2
6に対しきり孔22が接線方向の姿勢で連通す
る。なおピストンピンメタル12の内面にはクラ
ンクピン8と反対の上半部のみに円弧状のオイル
溝27が設けてあり、このオイル溝27は孔28
を経てオイル溝26に連通している。ピストンピ
ン14は筒状で、オイル溝27に連通するように
放射状4本の孔29を備え、ピストンピン14と
その中央の孔30内に装着したパイプ31との間
の環状断面の通路32は第2図のようにピストン
ボス部16においてピストンピン14側の孔33
を経て、ピストンピン14とピストンボス部16
の孔17との接合面に連通している。又第1図の
クランクピン8の部分にはクランク軸のきり孔
(図示せず)を通して加圧オイルが供給されてお
り、上記きり孔はクランクピン8の表面において
クランクピンメタル6の内面のオイル溝20に連
通している。
機関の運転中、機関により駆動されるオイルポ
ンプからの加圧オイルはクランク軸内のきり孔を
通してクランクピン8の外周面からオイル溝20
へ供給され、一部のオイルはクランクピン8とク
ランクピンメタル6の間の摺動部分の潤滑に使用
され、残りのオイルは孔21を経てオイル溝19
に入り、そこからきり孔22を経てオイル溝26
に達し、オイル溝26から孔28、オイル溝27
を経てピストンピン14とピストンピンメタル1
2の間の潤滑に使用される。オイル溝27内の一
部のオイルは孔29、通路32、孔33を経て、
ピストンピン14とピストンボス部16の孔17
との間に供給される。
(考案の効果) 本考案によると高荷重支持範囲(角α1)のク
ランクピンメタル6の内面及びクランクピンメタ
ル支持孔5の内面の双方にオイル溝を設ける必要
がなくなり、多くの面で爆発圧力を受け持たせる
ことができ、耐久性が向上する。しかもきり孔2
2の加工はキヤツプ3を除くコネクテイングロツ
ド1の本体部分(大端部2、小端部10、幹部2
3の一体物)のみにコネクテイングロツド中心線
Aと傾斜した1本のきり孔22を明けるだけでよ
くなるため、加工工数が低減して大幅なコストダ
ウンが図れる。即ちきり孔22はコネクテイング
ロツド大端部2とキヤツプ3の接合セレーシヨン
部分4を横切ることなく、又植込みボルト7やそ
の取付用ねじ穴と干渉する恐れがなく、従つて漏
洩防止用の密封リングその他のシール機構が不要
となり、構造も簡単になる。又油路の形状が単純
になるため、ピストンへの油の流れがスムーズに
なり、潤滑、冷却効果が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるオイル供給装置の垂直断
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図、
第4図は従来構造の1例を示す縦断面図とその拡
大図である。1……コネクテイングロツド、2…
…大端部、5……クランクピンメタル支持孔、6
……クランクピンメタル、14……ピストンピ
ン、19,20……オイル溝、22……きり孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コネクテイングロツド大端部2とキヤツプ3を
    コネクテイングロツド幹部23の中心線に対し傾
    斜した面上のピストンピンに近い側と遠い側に分
    割されたセレーシヨン部分4で突き合せかつ大端
    部側に固定の植込みボルト7によりキヤツプ3を
    締着したものにおいて、コネクテイングロツド大
    端部2のクランクピンメタル支持孔5とクランク
    ピンメタル6の内面の内、ピストンピン14側の
    高荷重支持範囲を除く部分に孔21を介して互に
    連通するオイル溝19,20を設け、ピストンピ
    ンから遠いセレーシヨン部分4がある側のクラン
    クピンメタル支持孔内面オイル溝19のピストン
    ピン側端部をコネクテイングロツド幹部の中心線
    に対しセレーシヨン部分4と同方向に傾斜した1
    本のきり孔22を通してピストンピンメタル支持
    孔11のオイル溝26に対し略接線方向に接続
    し、ピストンピンメタル支持孔11のオイル溝2
    6をピストンピンメタル内面に接続したことを特
    徴とするピストンピンメタルへのオイル供給装
    置。
JP1981023171U 1981-02-19 1981-02-19 Expired JPS6137778Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981023171U JPS6137778Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981023171U JPS6137778Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57136807U JPS57136807U (ja) 1982-08-26
JPS6137778Y2 true JPS6137778Y2 (ja) 1986-11-01

Family

ID=29820937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981023171U Expired JPS6137778Y2 (ja) 1981-02-19 1981-02-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213811A (ja) * 1985-07-10 1987-01-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 内燃機関用連接棒のセレ−シヨン結合部

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
THE MOTER SHIP=1978 *

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57136807U (ja) 1982-08-26

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