JPS6137037Y2 - - Google Patents

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JPS6137037Y2
JPS6137037Y2 JP8940779U JP8940779U JPS6137037Y2 JP S6137037 Y2 JPS6137037 Y2 JP S6137037Y2 JP 8940779 U JP8940779 U JP 8940779U JP 8940779 U JP8940779 U JP 8940779U JP S6137037 Y2 JPS6137037 Y2 JP S6137037Y2
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circuit
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chord
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば下鍵盤部の演奏操作に対応
して得られるコード音、ベース音等の伴奏音の音
量を、選定されたリズム種類に対応して設定し、
より効果的な伴奏音表現がされるようにする電子
楽器の自動伴奏装置に関する。
電子楽器に対して自動伴奏装置を組み込み構成
することが考えられている。この自動伴奏装置
は、例えば主として伴奏用に使用される下鍵盤部
で、1本の指でコード音の根音を指定演奏し(シ
ングルフインガー;SF)、あるいは3本の指でコ
ード音を演奏(フインガードコード;FC)する
ことによつて、コード音およびベース音の伴奏音
情報を形成する。そして、この伴奏音情報を選定
されたリズム種類に対応するリズムパターン信号
によつて断続出力する伴奏音信号に変換し自動伴
奏音として発音させるようにするものである。
このようにして得られた自動伴奏音は、コード
音、ベース音共にある特定された音量に設定され
ているものであり、その音量は他のメロデイ等の
演奏音と共に、エクスプレツシヨンペダル等の操
作によつて可変制御されるものである。すなわ
ち、自動伴奏音の音量は、原則的に同一の状態に
設定されるもので、リズム種類等に対応してコー
ド音とベース音の音量バランス等を変化させるこ
とができない。
このような欠点を改善するには、コード音に対
する音量制御およびベース音に対する音量制御を
それぞれ操作子によつて行うようにすればよいの
であるが、この音量バランスは曲毎に最適の状態
があるものであり、実際に演奏曲毎に操作安定す
る作業をすることは、非常にわずらわしいもので
あり、特に初心者にあつてはその設定状態を理解
することが困難である。
この考案は上記のような点に鑑みなされたもの
で、リズム種類の設定操作に対応して伴奏音の音
量制御が行なわれるようにして、より効果的な自
動伴奏音の表現がなされるようにする電子楽器の
自動伴奏装置を提供しようとするもので、コード
音、ベース音等の伴奏音回路に対して音量制御回
路を設け、選択設定されたリズム種類に対応して
上記音量制御回路にレベル制御指令を与えるよう
にしたものである。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明
する。第1図はその構成を示したもので、鍵盤部
は上鍵盤11、下鍵盤12およびペダル鍵盤13
によつて構成されるのもので、その各鍵盤11〜
13それぞれからは、鍵操作に伴ないその操作鍵
音高を表現するキーコード信号UKKC、LKKC、
PKKCが取り出される。このキーコード信号に
は、対応する鍵の押鍵、離鍵に対応するキーイン
グ信号も含まれる。そして、上鍵盤11からのキ
ーコード信号UKKCは、楽音形成回路14に供
給され、上鍵盤11における鍵操作に対応した楽
音信号を形成するものである。
また、下鍵盤12からのキーコード信号LKKC
は、オア回路15に供給すると共に、従音キーコ
ード発生回路16および根音キーコード検出回路
17に供給する。そして、従音キーコード発生回
路16からの出力キーコード信号はオア回路15
に供給し、根音キーコード検出回路17からの出
力キーコード信号はセレクタ18のA端子に供給
する。このセレクタ18のB端子には、ペダル鍵
盤13からのキーコード信号PKKCを供給してな
る。
ここで、この装置には自動伴奏の設定態様を指
令する制御スイツチ装置19が設けられるもの
で、適宜パネル面に設定されたスイツチの選択操
作によつて、シングルフインガSF、フインガー
ドコードFC、カスタムCuおよびマニユアルMの
演奏状態の選択指令信号を発生し、さらにメジ
ヤ、マイナ、7th等のコード種類の指定指令信号
をスイツチ操作に対応して発生する。
そして、前記従音キーコード発生回路16に
は、制御スイツチ装置19からのシングルフイン
ガの指定信号SFを供給し、この回路16を動作
状態に指定する。すなわち、シングルフインガの
設定状態にある時は、下鍵盤12において演奏す
べきコード音の根音に相当する鍵のみを1本の指
で操作するもので、従音キーコード発生回路16
では下鍵盤12からの根音に相当する1つのキー
コード信号LKKCを検知し、例えばその根音に対
して3゜,5゜の関係にある従音のキーコード信
号を発生する。この場合、コード音には、メジ
ヤ、マイナ、7th等の種類があり、この種類に応
じて従音の組合せが変わるものであるが、従音キ
ーコード発生回路16に対しては制御スイツチ装
置19からコード種類の選択指令を与え、その指
定されたコード種類のコード音を構成する2つの
従音のキーコード信号が従音キーコード発生回路
16から出力され、オア回路15に与えられる。
このオア回路15には、下鍵盤12から根音のキ
ーコード信号が与えられているものであるため、
所定のコード音を構成する3つのキーコード信号
がオア回路15から取り出され、楽音形成回路2
0でコード音の楽音信号が形成されるようにな
る。この場合、オア回路15からは、コード音を
構成する3つのキーコード信号が並列的に取り出
され、楽音形成回路20ではその各キーコードに
対応した音高の楽音信号を形成するようにしてな
る。
また、根音キーコード検出回路17では、下鍵
盤12で上記のようにシングルフインガ操作で1
つの根音のみを演奏操作した時には、その根音の
キーコード信号をそのまま出力する。また、下鍵
盤12でコード音を構成する3つの鍵を同時に操
作するフインガードコードの演奏状態の時には、
その3つの音のキーコードを検知してその中から
根音に相当するキーコード信号のみを検出し、出
力するものである。これは、マトリツクス論理回
路等で簡単に構成できる。そして、この根音キー
コード検出回路17からの根音キーコード信号
は、セレクタ18のA端子に供給されるもので、
このセレクタ18には、制御スイツチ装置19で
シングルフインガSF、あるいはフインガードコ
ードFCが選択指定された時に、オア回路21a
を介してA端子のセレクト指令を与える。
また、このセレクタ18のB端子にはペダル鍵
盤13からのキーコード信号PKKCを供給するも
ので、制御スイツチ装置19でペダル鍵盤13に
よるベース音指定演奏するカスタムCuあるいは
マニユアルMの状態を指定した時に、オア回路2
1bを介してセレクタ18にB端子のセレクト指
令を与える。
このセレクタ18からの根音キーコード信号出
力は、キーコード加工回路22に供給するもの
で、この回路22では、後述するリズムパターン
パルス発生回路23からのパターンパルス信号に
応じて入力キーコード信号に所定の加算演算を行
ない、入力キーコードの音高に対して5゜上の音
高のキーコード信号に変換する加工演算をする。
すなわち、キーコード加工回路22からは、リズ
ムパターンに対応して1゜および5゜のベース音
キーコード信号が出力され、楽音形成回路24で
ベース音用楽音信号を発生するものである。
上記リズムパターンパルス発生回路23は、適
宜発振器を内蔵し、リズム選択回路25で選択指
されたリズム種類のリズムパターン信号を形成す
るもので、下鍵盤12およびペダル鍵盤13で鍵
操作された時の押鍵タイミングを検出する押鍵検
出回路26からの検出信号によつて同期(シンク
ロ)制御される。そして、このリズムパターンパ
ルス発生回路23からの発生パターンパルスの中
の例えば4拍子の場合の2拍目および4拍目に相
当してキーコード加工回路22に加算信号を与
え、5゜のベース音キーコード信号を形成させる
ものである。また、そのリズムパターンに対応す
る信号CGおよびPGは、コード音およびベース音
の楽音形成回路20,24にそれぞれ楽音形成制
御信号として供給する。
さらに、リズムパターンパルス発生回路23か
らのリズムパターンパルス信号は、リズム音源回
路27に供給してリズムパターンに対応した自動
演奏用のリズム音源信号を発生する。そして、リ
ズムに対応した演奏音を得るコード音およびベー
ス音の楽音形成回路20,24からの出力楽音信
号、およびリズム音源回路27からのリズム音源
信号は、それぞれ電圧制御型の可変利得増幅器2
8,29,30(以下VCAと略称する)に供給
し、さらに楽音形成回路14からの出力楽音信号
とそれぞれトーンボリユームを介して一括合成し
て増幅器31に供給し、スピーカ32から演奏音
として発音させるようにする。
ここで、上記VCA28〜30は、音量制御信
号発生回路33からの出力電圧信号V1〜V3によ
つてそれぞれ利得制御されるもので、この制御信
号発生回路33は、リズム選択回路25からのリ
ズム選択信号によつて制御され、選択されたリズ
ム種類によつて、電圧信号V1〜V3の関係が設定
される。すなわち、コード音、ベース音、自動リ
ズム演奏音の音量バランスが、選択されたリズム
種類によつて定められるようになる。
上記のように構成される装置において、コード
音およびベース音用の楽音形成回路20,24
は、例えば第2図のように構成すればよい。第2
図は、特にベース音を得る楽音形成回路24の場
合を示すもので、キーコード加工回路22からの
1゜あるいは5゜のベース音用のキーコード信号
KCは、D/A変換器34でアナログ電圧信号に
変換する。この変換された電圧信号は入力キーコ
ードKCで表現される音高に対応した電圧値の信
号となるもので、この電圧信号は電圧制御型の可
変周波数発振器35(以下VCOと略称する)に
供給し、その音高に対応した周波数の音源信号を
発振させるもので、この音源信号は電圧制御型可
変フイルタ36(以下VCFと略称する)で音色
形成して楽音信号とする。そして、この楽音信号
はVCA37で開閉および振幅エンベロープ制御
して出力楽音信号として取り出すものである。
上記VCO35、VCF36およびVCA37に対
しては、それぞれエンベロープ発生回路38,3
9,40からのエンベロープ波形信号を制御信号
として供給してなる。このエンベロープ発生回路
38〜40では、それぞれオア回路41からのキ
ーイング信号に対応して立ち上り、持続し、減衰
するエンベロープ波形信号を発生するもので、
VCO35においてはそのエンベロープ波形に対
応して発振周波数が微小に変化され、音の立ち上
りから自然性をもつて音高の変化する音源信号を
発生する。また、VCF36においては、そのカ
ツトオフ周波数がエンベロープ波形信号によつて
変化され、音の立ち上りから音色が時間と共に変
化する状態となり、音楽性豊かな音色形成制御を
するようになるものであり、VCA37ではその
増幅利得が、エンベロープ波形信号に対応して変
化し、キーイング信号に対応して出力楽音信号を
開閉制御すると共に、音量エンベロープを設定
し、効果的な楽音表現がされるようにするもので
ある。
上記キーイング信号を得るオア回路41に対し
ては、アンド回路42および43からの信号を供
給するもので、アンド回路42に対しては入力キ
ーコード信号KCに含まれる鍵操作に対応するキ
ーイング信号を供給するもので、このアンド回路
42に対しては、オア回路44からゲート信号を
与える。そして、このオア回路44に対しては、
前記制御スイツチ装置19からのマニユアル設定
指定信号M、およびシングルフインガ指定信号
SF、フインガードコード指定信号FC、カスタム
指定信号Cuが供給されるノア回路45からの出
力信号を供給する。すなわち、マニユアル設定状
態、あるいは、SF,FC,Cuのいずれの設定状
態も存在しない時に、鍵盤部における鍵の操作に
対応したキーイング信号がアンド回路42から取
り出されるようになる。
また、ノア回路45からの出力信号はインバー
タ46を介してアンド回路43にゲート信号とし
て与えるもので、このアンド回路43には、前記
リズムパターンパルス発生回路23からのリズム
パルス信号PGが結合されている。すなわち、シ
ングルフインガSF、フインガードコードFC、カ
スタムCuの設定状態においてインバータ46か
らアンド回路43にゲート信号が与えられ、リズ
ムパルス信号PGがオア回路41に供給れ、キー
イング信号として使用されるようになるものであ
る。
第3図は、第1図の音量制御信号発生回路33
の具体的構成例を示たもので、VCA28〜30
それぞれに対する制御電圧信号V1〜V3を出力す
る3本の縦ラインL1〜L3を有し、この縦ライン
L1〜L3に対してスイング、ロツク、ボサノバ等
のリズム種類それぞれに対応する横ラインl1
l2,……が設定される。この横ラインl1,l2,…
…それぞれには、リズム選択回路25でリズム選
択された時に、その選択信号により横ラインに信
号「1」が供給されるようになつている。そし
て、この横ラインl1,l2,……それぞれと縦ライ
ンL1〜L3のそれぞれの交差部には、対応する横
ラインからゲート信号の与えられるスイツチング
用のFFT等でなるトランジスタT01,T02,T03
T11,T12,T13,……を設け、この各トランジス
タを介して対応縦ラインにそれぞれ電圧信号を与
えるようにしてなる。
例えば、リズム選択回路25でスイングのリズ
ムを選択したとすれば、音量制御信号発生回路3
3の横ラインl1に信号「1」が供給されて、トラ
ンジスタT01,T02,T03にゲート信号を与える。
すなわち、トランジスタT01,T02,T03にそれぞ
れ接続された電源からのそれぞれ設定された電圧
信号が縦ラインL1〜L3に発生し、この電圧信号
がVCA28〜30に対する利得制御電圧信号V1
〜V3として出力されるようになるものである。
すなわち、上記のように構成される電子楽器に
あつては、制御スイツチ装置19において通常の
楽器演奏のマニユアルMの状態が設定されたとす
れば、従音キーコード発生回路16は作動され
ず、またセレクタ18においてはオア回路21b
の出力でB端子が選択される状態となる。この場
合、詳細は図示してないがキーコード加工回路2
2は作用せず、セレクタ18からの出力信号、す
なわちペダル鍵盤13からのキーコード信号
PKKCがそのまま楽音形成回路24に供給される
ようになる。
したがつて、このマニユアル設定の状態で上鍵
盤11、下鍵盤12、さらにペダル鍵盤13を用
いて通常の伴奏を伴なつた演奏操作を行なえばそ
の各鍵操作に伴なうキーコード信号UKKC,
LKKC,PKKCが楽音形成回路14,20,24
にそれぞれ与えられ、自動伴奏機能を伴なわない
通常の電子楽器演奏が行なわれる。この場合、自
動伴奏機能を作用させないものであるため、リズ
ムパターンパルス発生回路23からの楽音形成回
路20,24に対するリズムパルス信号CGおよ
びPGは必要としないものであり、音量制御信号
発生回路33の機能も特に作用させる必要はな
い。しかしこの音量制御信号発生回路33からの
信号V1〜V3でVCA28〜30の利得を制御する
ようにすれば、その時の演奏曲のリズム種類に対
応して、コード和音、ベース音、さらにリズム音
の音量バランスが自動設定されるものであり、よ
り効果的な伴奏の伴なつた電子楽器演奏が実行さ
れるものである。
そして、この電子楽器装置において自動伴奏機
能を発揮させる場合には、1本の指で下鍵盤12
の1つの鍵を操作し、伴奏音の根音を指定演奏す
るシングルフインガ、3本の指でコード音を指定
操作するフインガードコード、またペダル鍵盤1
3でベース音を指定操作するカスタムの状態が存
在する。
まずシングルフインガによる自動伴奏演奏の場
合には、制御スイツチ装置19においてこれを選
択設定し、信号SFを発生させる。すなわち、従
音キーコード発生回路16が動作状態に設定さ
れ、またセレクタ18においてA端子が選択され
る状態となる。この場合、制御スイツチ装置19
において、メジヤ、マイナ、7thのコード種類が
選択指定される。
すなわち、このようなシングルフインガの設定
状態においては、上鍵盤11によつてメロデイを
演奏し、下鍵盤12において、根音のみを指定演
奏するもので、ペダル鍵盤13は操作されない。
そして、上鍵盤11からのメロデイ演奏のキーコ
ード信号UKKCは、楽音形成回路14おいてそ
のまま楽音信号に変換され、その楽音信号は増幅
器31を介してスピーカ32に供給され、メロデ
イ演奏音が上鍵盤11の演奏状態に対応して発生
される。
また、下鍵盤12からの根音のキーコード信号
LKKCは、そのままオア回路15に供給されると
共に、従音キーコード発生回路16に供給される
もので、このキーコード発生回路16では、上記
根音に対応する2つの従音のキーコード信号を発
生して、オア回路15に供給する。例えば、コー
ド種類としてメジヤが選択指定される状態で、下
鍵盤12でCの音の鍵が操作されたとすると、こ
のCの音のキーコード信号がオア回路15に供給
されると共に、従音キーコード発生回路16では
EおよびGの音のキーコード信号が発生され、こ
のキーコード信号がオア回路15に供給される。
したがつて、オア回路15からは、Cを根音と
するメジヤのコード音を構成するC,E,Gの3
つの音のキーコード信号が発生され楽音形成回路
20において、C,E,Gそれぞれの音の楽音信
号が発生されて、コード音の楽音信号として
VCA28に供給されるようになる。この場合、
楽音形成回路20においては、第2図に示したよ
うな回路が3系統設けられ、C,E,Gのそれぞ
れの音の楽音信号が発生制御されるものである。
また、このような演奏に際してはリズム選択回
路25においてリズム種類が選択指定されている
もので、リズムパターンパルス発生回路23にお
いては、その選択された種類のリズムパターンパ
ルス信号を発生している。そして、楽音形成回路
20,24に対しては、そのリズムパターンに対
応してコード音、ベース音を発生するタイミング
に対応してリズムパルス信号CGおよびPGがそれ
ぞれ供給されるものであり、第2図から明らかな
ようにシングルフインガの設定状態においてはこ
の信号CG,PGが楽音形成回路20,24に対す
るキーイング信号として作用するようになる。し
たがつて、楽音形成回路20から発生されるコー
ド音の楽音信号は、リズムパルス信号CGに合わ
せて断続する状態となるが、スピーカ32からコ
ード音のリズムに対応した演奏音が得られるよう
になる。
下鍵盤12からの根音のキーコード信号LKKC
は、さらに根音キーコード検出回路17をそのま
ま通過してセレクタ18に供給され、その選択指
令に応じてキーコード加工回路22に供給され
る。このキーコード加工回路22においては、例
えば4拍子のリズムである場合にその2拍目、4
拍目に対応してリズムパターンパルス発生回路か
ら指令が与えられ、この指令によつて供給された
根音のキーコード信号を加工して5゜上のキーコ
ード信号に変換する。すなわち、リズム拍に対応
して1゜および5゜のキーコード信号がキーコー
ド加工回路22から出力されるようになり、した
がつて楽音形成回路24からは、リズムに合わせ
て1゜および5゜の関係にあるベース音楽音信号
がリズムパルス信号PGに対応して発生され、
VCA29を介してスピーカ32からベース音と
して発音されるようになる。
この場合、リズムパターンパルス発生回路23
からのリズムパターン信号でリズム音源回路27
が駆動され、自動リズム演奏音信号も発生される
ものでVCA30を介してスピーカ32部に導か
れ、自動リズム演奏音として発音される。
すなわち、上鍵盤11のメロデイ演奏および下
鍵盤12の1本の指による根音指定演奏によつ
て、コード音およびベース音のリズム演奏による
伴奏音を伴なつた電子楽器演奏が実行されるもの
である。そして、このような自動的な伴奏音信号
は、VCA28〜30をそれぞれ介して取り出さ
れ、スピーカ32の回路に供給されるもので、そ
のVCA28〜30のそれぞれの増幅利得の状態
に応じて、コード音、ベース音、さらに自動リズ
ム音の音量バランスが設定されるようになる。そ
して、この音量バランスは、選択されたリズム種
類にに応じて、音量制御信号発生回路33からの
電圧信号V1〜V3で定まるもので、演奏曲のリズ
ム種類に対応して、最も効果的な演奏表現がなさ
れる音量バランスの状態が設定される。
上記のようなシングルフインガに代り、フイン
ガードコードを選択した場合には、制御スイツチ
装置19から信号FCが発生されるもので、した
がつて従音キーコード発生回路16は作用せず、
またセレクタ18においてはA端子を選択する状
態となる。そして、このフインガードコードの状
態では下鍵盤12において、コード音を構成する
例えば3つの鍵が同時操作され、コード音を直接
鍵盤部で操作指定するものである。
すなわち、下鍵盤12で演奏指定されたコード
音を構成する3つのキーコード信号LKKCは、オ
ア回路15を介して楽音形成回路20に供給さ
れ、前述したと同様にしてコード伴奏のための楽
音信号が形成される。また、この下鍵盤12から
の3つのキーコード信号LKKCは、根音キーコー
ド検出回路17に入力され、この3つのキーコー
ド信号の中から根音に相当するキーコード信号を
検出して出力し、キーコード加工回路22に供給
する。そして、このキーコード加工回路22では
前述したと同様に、リズムパターンパルス発生回
路からのリズムパターンパルスに対応して根音キ
ーコードに加算動作し、リズムパターンに対応し
て、1゜,5゜のベース音のキーコード信号を入
力し、楽音形成回路24に供給するようになる。
そして、前記したと同様に、リズムパターンパル
ス発生回路23からのリズムパルス信号CGおよ
びPGに対応してコード音およびベース音の楽音
信号が楽音形成回路20,24から発生され、選
択されたリズム種類に対応する音量制御信号発生
回路33からの電圧信号V1〜V3にもとずき音量
バランスの制御された自動伴奏音が演奏出力され
るようになるものである。
そして、さらに制御スイツチ装置19でカスタ
ムが選択指定された時には、セレクタ18がペダ
ル鍵盤13からのキーコード信号PKKCを選択す
るものであり、この時には下鍵盤12およびペダ
ル鍵盤13で、コード音およびベース音を指定す
る鍵がそれぞれ操作されている。このカスタムモ
ードの時には、やはり従音キーコード発生回路1
6が作用せず、下鍵盤12からのキーコード信号
LKKCがオア回路15を介して楽音形成回路20
に供給されるようになる。
また、セレクタ18ではB端子を選択する状態
にあるため、ペダル鍵盤13からのキーコード信
号PKKCが選択出力され、キーコード加工回路2
2に供給され、このペダル鍵盤13における操作
鍵に対応した1゜および5゜のベース音キーコー
ド信号が発生され、楽音形成回路24に供給され
るようになる。そして、前述したと同様に、選択
されたリズム種類に対応した音量バランスで自動
伴奏音が演奏出力されるようになる。
上記のような自動伴奏制御に際しては、特に説
明をしなかつたが、リズムパターンパルス発生回
路23からの信号によつてリズム音源回路26が
駆動され、自動リズム演奏音も同時に演奏出力さ
れているものである。また、上記リズムパターン
パルス発生回路23に対しては、下鍵盤12およ
びペダル鍵盤13における鍵操作に対応して、押
鍵検出回路26からの検出信号が同期信号として
与えられ、鍵の操作に対応してリズムパターン発
生の同期制御が適宜行なわているものである。
以上のようにこの考案によれば、下鍵盤部等に
おける簡単なコード音の指定演奏によつてコード
音、ベース音等の自動伴奏音の得られるものであ
り、しかもこの伴奏音の音量バランス(コード音
とベース音の音量バランス、あるいはコード音と
ベース音と自動リズム演奏音との音量バランス)
が、リズム種類に応じて自動的に設定されるもの
である。すなわち、リズム種類の指定操作によつ
て、そのリズムによる演奏を最も効果的に表現す
ることのできる伴奏音の音量バランスの設定が行
なわれるもので、自動伴奏を伴なつた電子楽器演
奏を非常に効果的に実行させることができるよう
になるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係る電子楽器を
説明する構成図、第2図は上記実施例における楽
音形成回路の例を示す構成図、第3図は同じく音
量制御信号発生回路を示す図である。 11……上鍵盤、12……下鍵盤、13……ペ
ダル鍵盤、14,20,24……楽音形成回路、
16……従音キーコード発生回路、17……根音
キーコード検出回路、22……キーコード加工回
路、19……制御スイツチ装置、23……リズム
パターンパルス発生回路、25……リズム選択回
路、28〜30……電圧制御型可変利得増幅器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鍵盤部からの操作鍵情報に対応した伴奏音情報
    を発生する手段と、この伴奏音情報に対応した伴
    奏音信号を発生する楽音形成回路と、演奏曲のリ
    ズム種類を選択する手段と、この選択されたリズ
    ム種類に対応したリズムパターン信号を発生する
    リズムパターンパルス発生回路と、上記リズムパ
    ターン信号に対応して上記楽音形成回路からの楽
    音信号を導出する手段と、上記選択されたリズム
    種類に対応して伴奏音信号レベルを設定する伴奏
    音量制御回路とを具備したことを特徴とする電子
    楽器の自動伴奏装置。
JP8940779U 1979-06-29 1979-06-29 Expired JPS6137037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8940779U JPS6137037Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

Applications Claiming Priority (1)

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JP8940779U JPS6137037Y2 (ja) 1979-06-29 1979-06-29

Publications (2)

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JPS567993U JPS567993U (ja) 1981-01-23
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