JPS6134170Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、アームレストなどの被取付部材、
特にドアパネルなどの取付部材に、被取付部材を
取付ける取付具を覆う閉塞部材の構造に関する。

従来の被取付部材としては、例えば第１図およ
び第２図（実開昭56−28440号公報、実開昭55−
179938号公報参照）に示す。

図中、１は被取付部材たるフロントドアドアフ
イニツシヤで、アームレスト部２が該フイニツシ
ヤ１から突出形成され、このアームレスト部２
に、貫通孔３を底面４に有する凹部５が形成さ
れ、この凹部５の開口縁６に該開口８を閉塞する
閉塞部材７が嵌合されている。９は底面４に貫通
孔３を介して取付部材たるドアインナパネルなど
の車体１０にフロントドアフイニツシヤ１を取付
けるためのビスなどの取付具である。又、１１は
フロントドアフイニツシヤ１と略同じ断面構造を
有するリヤドアフイニツシヤであるから、説明を
省略するが第２図と同一の構造である。１２，１
３はサイドウインドガラスである。１４はセンタ
ピラーである。

しかしながら、このような従来のドアフイニツ
シヤ１，１１にあつては、車体１０に対して、ド
アフイニツシヤ１，１１とは別に閉塞部材７を管
理しておく必要があり、紛失しやすいという問題
点があつた。

この考案は、このような従来の問題点に着目し
てなされたもので、閉塞部材に取付具を覆うよう
被取付部材に係止されるという本来の係止機能と
は別に係止片を設け、一方被取付部材の方には係
止孔を設けて両者をあらかじめ組立てておくこと
により、上記問題点を解決することを目的として
いる。

以下、この考案を図面に基づいて説明する。

第３図および第４図は、この考案の一実施例を
示す図である。

まず構成を説明すると、２０は閉塞部材で、開
口８全体を塞ぐよう形成された本体２１と、該本
体２１より突出され、前記ドアフイニツシヤ１の
凹部５内に形成された係止孔２２に自由端たるス
トツパ片２３が係合された係止片２４とよりな
り、ドアフイニツシヤ１を車体１０に取付ける前
にあらかじめ、二点鎖線で示すようにドアフイニ
ツシヤ１の係止孔２２に係止片２４を組立ててお
き、ドアフイニツシヤ１を車体１０に取付けた後
に実線で示すように閉塞部材２０の本体２１を開
口８にはめ込めるようにしてある。

このドアフイニツシヤ１を車体１０から取外す
際には前記と逆の手順で作業を行う。

以上説明してきたように、この考案によれば、
閉塞部材の粉失が防止できるとともに閉塞部材を
別に保管する必要がなく、管理する必要がなく、
管理および作業工数が低減できるという効果が得
られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、自動車のドアフイニツシヤ取付け状
態説明図、第２図は第１図の−線断面説明
図、第３図は本考案の一実施例に係る第２図相当
断面説明図、第４図はこの考案の閉塞部材２０の
斜視説明図である。 １，１１……被取付部材たるドアフイニツシ
ヤ、２……アームレスト部、３……貫通孔、４…
…底面、５……凹部、６……開口縁、７，２０…
…閉塞部材、８……開口、９……取付具、１０…
…取付部材たる車体、２１……本体、２２……係
止孔、２３……ストツパ片、２４……係止片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 凹部の底面に形成された貫通孔を介して取付具
   で取付部材に固設される被取付部材の前記凹部の
   開口縁に、該開口を塞ぐよう本体が配設され、該
   本体より突出された係止片の自由端が前記凹部に
   形成された孔に係合されたことを特徴とする閉塞
   部材。