JPS6132044A - 一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置 - Google Patents

一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置

Info

Publication number
JPS6132044A
JPS6132044A JP15338284A JP15338284A JPS6132044A JP S6132044 A JPS6132044 A JP S6132044A JP 15338284 A JP15338284 A JP 15338284A JP 15338284 A JP15338284 A JP 15338284A JP S6132044 A JPS6132044 A JP S6132044A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable
floor plate
mirror
movable floor
movable mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15338284A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuo Tanaka
田中 悦男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nippon Kogaku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kogaku KK filed Critical Nippon Kogaku KK
Priority to JP15338284A priority Critical patent/JPS6132044A/ja
Publication of JPS6132044A publication Critical patent/JPS6132044A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術部針〕 本発明は、−眼レフレックスカメラの可動ミラーを制動
する制動装置、特に空気の粘性を利用するエアダンパー
装置に関する。
〔発明の背景〕
可動ミラーを有する一眼レフレックスカメラにおいては
、その可動ミラーが撮影光路上のファインダー観察位置
と撮影光路外の退避位置との間を急速に往復するため、
その際往路と復路の終点においてストッパーに衝突し、
衝撃による振動と衝撃音を発生する欠点がある。従来、
上記の欠点を解決するため種々の緩衝装置が知られてい
るが、その公知の緩衝装置のうち最も優れた緩衝性能を
有するものとして、可動ミラーに連動してエヤダンパー
が動作するように構成されているものが公知である。
−眼レフレックスカメラに用いられている前記公知のエ
アダンパーは、カメラ本体に固設されたエアシリンダー
と、可動ミラーに連動するピストンとから成シ、シリン
ダー内の空気がピストンとシリンダーとの間の狭い間隙
を流れて通るときの空気の粘性を利用して制動力を得、
可動ミラーがストッパーに近付いたときに作動するよう
に構成されている。この制動力は、シリンダー内径と間
隙の比の3乗に比例するので、シリンダー内径が大きい
エアダンぶ−では、比較的大きな間隙が有っても大きな
制動力を得ることができ、また、その間隙の大きさに若
干ばらつきが有っても、比較的安定した制動力を得るこ
とができる。しかし、シリンダーの内径が小さい場合に
は、ピストンとの間隙を極めて小さいものにしないと制
動力が発生せず、捷だ、その間隙がわずかに変化しても
制動力が大きく変動し、不安定なエアダンパーとなる欠
点が有る。
従来、スペースに余裕の無いカメラにおい丸ては、可動
ミラー制動のだめのエアダンパーは、シリンダー断面積
が約50−(内径約8簡)程度であって、充分な制動力
を得るためにはシリンダーとピストンとの間隙を10数
ミクロンのオーダーにしなければならなかった。従って
、この間隙が1ミクロン異っただけでも、その制動力は
15〜20パーセント変動することになる。この間隙の
ばらつきを1ミクロン以下に加工することは、現在の工
作技術から見て不可能では無いが、非常困難を伴うので
、従来のミラー制動用エアダンパーの制動力はかなり不
安定なものであった。また、その欠点を除くために、シ
リンダーの内径を大きくすハばよいが、このエアダンパ
ーはミラー駆動機構の近傍の少ないスペース内には装備
不能となり、また、シリンダーと共に装置全体が大型化
するため、カメラ本体を大型なものにしなければ装備し
得ない欠点が有った。
〔発明の目的〕
本発明は、上記従来のエアダンパーの欠点を解決し、カ
メラを大型化すること無く、加工が極めて容易でしかも
充分な制動力を安定して発生させることができる可動ミ
ラー緩衝用エアダンパー装置を提供することを目的とす
る。
〔発明の概要〕
上記の目的を達成するために本発明は、観察位置と退避
位置との間を急速に往復する可動ミラーを収容するミラ
ー室の底部を区画する可動床板と、その可動ミラーの往
動および復動の終期に可動床板を可動ミラーとは逆向き
に変位させる連動機構とを設け、ミラー室の底壁の一部
と可動床板との間の空間を伸縮可能な仕切り手段によっ
て区画すると共に区画された内部空気を所定の通気路を
介して流通させるように成し、その通気路t−逼る空気
の粘性抵抗によって可動ミラーの移動を可動床板に連動
する前記の連動機構を介して制動するように構成するこ
とヲ枝術的要点とするものである。
〔実施例」 以]、本発明の実施例を添付の図面に基づいて詳細に説
明する。
第1図および第2図は本発明の第1実施例を組み込んだ
一眼レフレックスカメラの縦断面図で、第3図は本発明
の第1実施例の斜視図である。なお、第1図および第3
図は可動ミラーが観察位置・に有るときの状態を示し、
第2図は可動ミラーが退避位置にあるときの状態を示す
第1図において、撮影レンズL、を通った光は、撮影光
路上の観察位置に設けられた可動ミラーMにて上方へ反
射さh、焦点板を兼用するコンデンサーL、の下面に被
写体像が結像される。この被写体像は、ペンタプリズム
Pr、ファインダー接眼レンズL、を通して観察される
。可動ミラーMが第2図に示す如く撮影光路外の退避位
置へ上昇すると、撮影レンズL、を通った光はフィルム
Fの面に達し、そこに被写体像が結像される。上記の構
成は、公知の一眼レフレックスカメラと同様であるから
詳細な説明は省略する。
第3図において1.カメラ本体1内のミラー室(2点鎖
線にて示す。)IA内に収容された可動ミラーMは、ミ
ラー保持枠2によって保持され、このミラー保持枠2は
、ミラー室IAの斜光線が施された側壁に固設された支
持軸3によって回動可能に支持されている。また、その
ミラー保持枠2の第3図中で左側向には、張出し板4が
回設され、その張出し板4の一端に駆動ビン5が植設さ
れている。
一方、ミラー室】Aの底部を区画する底壁は、カメラ本
体lに設けらハた固定底壁6と、可動床板7(第2図参
照)とから成り、固定底壁6には上段部6Aと下段部6
Bとか形成され、可動床板7は、遮光線を有する上面が
上段部6Aの遮光線が施された上面と一致するように下
段部6Bの上に設けられている。可動床板7の第3図中
で左右両側面には折曲げ部7Aが形成さね、この近日は
部7Aに植設きれた支持軸8を介し、可動床板7はカメ
ラ本体1の固定部Vこ回動可能に支持されている。神だ
、その可動床板7は、後述するダンパーの一部を構成し
、2個の通気孔9が設けらhている。
可動ミラーMと一体に支持軸3のまわりを回動する駆動
ビン5は、カメラ本体1に植設されたピン軸1()に回
動可能に支持さハた第1遅動レバー11の2又状の腕1
1AとilBの間に設けられ、可動ミラーMが退避位置
へ上昇するとさけ、一方の腕11AVc当接し−C巣1
連動レバー11を、ピン軸10を中心に時計方向jt(
回動し、観察位置へ復帰するときは、他方の腕11Bに
当接して連動レバー11を反時計方向に回動させるよう
に構成されている。
第1連動レバー11の二叉腕11A、11Bとは反対側
に設けらねた他の腕には摺動ビン12が植設さね、この
摺動ビン12は、第2連動レバー13の一方の腕13A
に形成さねだカム溝14内に挿入されている。また、第
2連動レバー13はカメラネ体1の固定部に植設さハた
ピン軸15によって回動可能に支持され、その第2連動
レバー13の他方の腕13Bには、可動床板7の側面の
折曲げ部7Bに植設された摺動ビン17が係合するカム
溝16が形成されている。
また、可動ミラーMが観察位置まで下降すると、ミラー
保持枠2は、ミラー室IAの側壁に固設された制限ビン
]8に当接して、Or#lミラーMが撮影光軸に対して
所定の頃斜角になるように構成されている。このとき、
可動床板7はミラー室1への側壁に固設された制限どン
19に当接するわずか手前で停止するように構成されて
いる。さらに、その可動床板7は、可動ミラーMが退避
位置へ上昇すると、その先端部がミラー室IAの底壁6
の上段部6Aに設けられた切欠き部6aに入り込んで停
止する如く構成さねている。
可動床板7と底壁下段部6Bとの間の空間は、はぼその
底壁の横幅に等しい幅を竹するベローズ20にて空気が
漏れないように区画されている。
この仕切り手段としてのベローズ20は、コム等の弾性
体にてヒダの有る方形寸たは円筒形に形成さハ、上部は
可動床板7に、下部は底壁下段部6Bに貼着され、その
ベローズ20内の空気は、oJ動床板7に設けられた通
気孔9を通して流入、流出するように構成されている。
なお、可動床板7およびベローズ20をもってエアダン
パーを構成し、通気孔9を4当な直径の小孔に形成する
ことにより、この通気孔9を通る空気の粘性抵抗が可動
床板7の回動を制動するように構成されている。
次に上記の第1実施例の作動について説明する。
第4図および第5図は、可動ミラーMと可動床板7を含
むエアダンパーとの連動機構の平面図で、第4図は可動
ミラーMが観察位置におるときの状態、第5図は可動ミ
ラーMが退避位置にあるときの状態を示す。
カメラ本体1上の図示されないレリーズ釦を押すと、シ
ーryターSが作動する直前に図示されないミラー駆動
機構が作動して、可動ミラーMは、第1図、第3図およ
び第4図に示す撮影光路上の観察位置から第2図および
第5図に示す撮影光路外の退避位置まで上昇する。可動
ミラーMが上昇し始めると、駆動ピン5は、可動ミラー
Mと共に支持軸3を中心として反時計方向に回動を開始
し、第1連動レバー11の一方の腕11Aを離れて変位
する。可動ミラーMの上昇が進んで第2図に示すように
撮影光路外へ可動ミラーMがストッパー21に当接する
少し前に、駆動ピン5は第1連動レバー11の他方の腕
11Bに当接し、第1連動レバー11をピン軸10のま
わりに時計方向に回動させる。
この第1連動レバー11の回動により摺動ピン12は、
一方の腕13Aに設けられたカム溝14を介して第2連
動レバー13をピン軸]5のまわりに反時計方向に回動
させる。この第2連動レバ−13の他方の腕13Bに設
けられたカム溝16には可動床板7に固設された摺動ビ
ン17が係合しているので、可動床板7は支持軸8を中
心として時計方向に回動する。このとき、ベローズ20
は上方から圧縮され、内部の空気は通気孔9全通して外
部へ流出する。その途、流出する空気の粘性が通気孔9
の内面に作用して、可動床板70回動を阻止する方向に
制動力が作用する。その通気孔9の断面積は、ベローズ
20の容積変化量に比して充分小さいので、通気孔9を
流れる空気の流速は可動床板7の変位速度に比しかなり
速くなり、その制動力も充分大きなものとなる。
この可動床板7に作用する制動力は、逆に、摺動ビン1
7から第2連動レバー13、第1連動レバー11を経て
、駆動ビン5に作用し、可動ミラーMの反時計方向の回
動を制動する。それ故、可wJミラーMの反時計方向の
回転速度は、その回転の終期において減速され、可動ミ
ラーMは第2図に示すストッパー21に極めてのろい速
度で当接して所定の退避位置に停止する。その際、可動
ミラーMは、可動床板7とベローズ20とから成るダン
パーによって充分減速されているので、ストッパー21
に衝突する時の衝撃は極めて弱いものになり、これに伴
う衝撃音も殆んど発生しない。
一方、可動床板7は可動ミラーM、2を制動しながら時
計方向に回動し、撮影光路外に可動ミラーM、2よりさ
らに遅い速さで下降する。その際ベローズ20は第5図
に示すように折りたたまれ、可動床板7はその上面が底
壁6の上段s6Aの上面と一致した位置で可動ミラーM
の停止と同時にその回動を停止する。
可動ミラーMと可動床板7とが撮影光路から退避すると
、シャッターSが開閉して露光が終了し、そのシャッタ
ーSの閉動作の終期に図示されない公知手段が発する露
光完了信号を受けた図示されないミラー駆動機構が作動
し、可動ミラーMは退避位置から観察位置へ復帰する。
可動ミラーMが観察位置への復帰を開始すると、駆動ビ
ン5は、支持軸3を中心にして第5図中で時計方向に回
動して第1連動レバー11の一方の腕11Aから離れ、
腕11Aをその位置に残したままで他方の腕11Bの方
向へ移動する。従って、可動ミラーMの復帰の頭初は、
可動床板7は不動の1甘に置かれる。
可動ミラーMの観察位置への回動がさらに進み、ミラー
保持枠2が制限ビン(第3図参照)に当接する位置より
やや手前の位置まで回動すると、駆動ピン5は、第1連
動レバー11の他方の腕11Bに当接し、第1連動レバ
ー11を反時計方向に回動させる。この第1連動レバー
11の反時計方向の回動により、摺動ビン12を介して
連動する第2連動レバー13がビン軸15のまわりを時
計方向に回動し、さらに、摺動ピン17を介して第2連
動レバー13に連動する可動床板7を支持軸8のまわり
に反時計方向に回動させる。
この可動床板7の反時計方向の回動によって、ベローズ
20は引き伸ばされ、ベローズ20の容積が拡大し始め
る。従って、外部から通気孔9(第3図参照ンを週して
ベローズ20内に空気が流入する。このとき、空気の粘
性による抵抗力が通気孔9の内壁に作用するので、可動
床板7の反時計方向の回動は制動される。その制動力は
連動機構13..11を介して駆動ビン5に伝達され、
可動ミラーMの時計方向の回動を抑制する制動力として
作用し、その可動ミラーMを減速させる。
そこで、可動ミラーMを保持するミラー保持枠2は制限
ビン18に極めてのろい速度で当接するので、可動ミラ
ーMのバウンド、衝撃および衝撃音等は殆んど発生しな
い。可動ばラーMが時計方向の回動を停止し、観察位置
に復帰すると、可動床板7も制限ビン19との間にわず
かな間隙を残して反時計方向の回動を停止する。その可
動床板7と制限ビン19との間に設けられた間隙は、ミ
ラー保持枠2が制限ビン18に当接したときに、なお、
可動床板7かわずかに動き得る余裕を持たせることによ
り、可動ミラーMと可動床板7との相互の運動の干渉を
防ぎ可動ミラーMが制限ビン18に確実に当接して撮影
光軸に対する可動ミラーMの傾斜角を確保するだめのも
のである。なお、可動床板7は可動ミラーMが停止した
後も変位し得るが、その時計方向の変位は底壁上段部6
Aの切欠き6aの底面によって制限され、また反時計方
向の変位は制限ビン19によって制限されるので、その
変位量はきわめてわずかである。
上記の実施例においては、可動床板7に設けられた2個
の通気孔9を曲し7て流れる空気の粘性により制動力を
得ている。従って、その通気孔9の大きさを変えて通気
路の断面積を変えることによって、可動ミラーMの速度
を抑制するだめの制動力を自由に選ぶことができる。ま
た一方、可動床板7は広い面積をMするので、空気が流
通する断面積をある程度太きくしても光分な制動効果が
得らtする。
第6図け、第1実施例のベローズ20の代りに枠形のエ
アダンパーを用いた不発明の第2実施例を示す斜視図で
、第7図と第8図はそのエアダンパ一部の断面図である
。第6図および第7図は可動ミラーが観察位置にあると
きの状態、第8図は可動ミラーが退離位置へ移動したと
きの状態を示し、第1実施例と同じ機能を有する部材に
は同一の符号を付し、その構成についての詳しい説明は
省略する。
第6図および第7図の実施例において、支持軸8によっ
て回動可能に支持された可動床板107は、端縁につば
部107aを残して、後部の肉厚部107cとコの字形
のスカート部107A。
107Bにて箱状に形成され、その肉厚部107C(第
7図参照)に植設された支持軸8によって回転可能に支
持されている。また、第6図中で左側面のスカート部1
07Bには、第2連動レバー13のカム溝16と係合す
る摺動ビンJ7が植設されている。
その可動床板107のスカート部107A。
107Bおよび肉厚部107cの外周を囲んで外枠10
8が設けられ、外枠108は支持軸8に回転可能に支持
されている。この外枠108は、金属あるいはプラスチ
ックで薄く作られ、前部と両側部の内面は可動床板10
7のスカート部107A、107Bの外面と極めてわず
かな隙間をもって対向し、後部108aの内面は支持軸
8を中心とする円弧状に形成されて、可動床板107の
肉厚部107Cの円弧状外周面に接触している。また、
外枠108の前面(第7図中で右方)下部には突起10
8Aが形成され、この突起108Aは、ミラー室】Aの
底壁上段部6Aの下部に設けられた切欠き溝6b内に挿
入されている。この切欠き溝6bの溝幅は外枠108の
突起108Aの厚さより広く形成さハ、外枠108は、
突起108Aが切欠き溝6bの上部溝壁に当接するまで
支持軸8を中心に反時計方向に回動可能に構成されてい
る。
この外枠108の第6図中で圧側面には連結ビン109
が固設され、引張コイルバネ110を介して可動床板1
07に植設された摺動ビン17に連結しており、摺動ビ
ン107と連結ビン】09とはその引張コイルばね11
0によって互いに近接する方向に付勢されている。また
、外枠108と底壁下段部6Bとの間には、ゴム等で作
られたベローズ111(第7図参照)が設けらハその面
端はそれぞれ外枠108と底壁下段部6Bなお、可動床
板10 ’/のスカート部107A、107B、外枠1
08およびベローズ111をもって、可動床板107と
底壁下段部6Bとの間の空気の一部を密封区画する仕切
り手段を構成する。
第2実施例は上記の如く構成されているので、図示され
ない公知のレリーズ釦を押し下げると、可動ミラーMは
、第1実施例と同様に反時計方向に回動して第6図に示
す観察位置から撮影光路外の退避位置に向って上昇する
。可動ミラーMが反時計方向に回動して上昇し、駆動ビ
ン5が連動ビバー11の一方の腕11Aに当接すると、
連動機構11〜17を介して可動床板】07が時計方向
に回動する。この可動床板1070時計方向の回動によ
り引張コイルばね110が収縮し、可動床板107のつ
ば部107aが外枠108の上面に当接し、第7図中で
スカート部107A、107Bと外枠108とによって
隔離された内部空間の容積が縮小する。さらに引き続き
可動床板107が外枠108と共に時計方向に回動する
とベローズ111が収縮し、可動ミラーMが所定の退避
位置に達すると、可動床板107は、第8図のに示す如
くその上面が底壁上段部6Aの上面と一致した位置にて
停止する。
この可動床似1070時計方向の回動により、隔離手段
を構成するスカー、ト部107A、107B、外枠10
8およびベローズ111内の空気は、スカート部107
 A、107Bの内面と外枠108の外周面との間のわ
ずかな隙間112(第7図参照)を通って外部へ流出す
る。この内部空気の流出の際の空気の粘性抵抗により可
動床板107に制動力が作用し、この制動力が連動機構
17〜11を介して駆動ピン5に逆に伝達され、可動ミ
ラーMの反時計方向の回動は退避位置付傍で大きく減速
される。この可動ミラーMに作用するダンパー効果は前
記の第1実施例と同じように得られ、可動ミラーMの衝
撃は著しく緩和される。
以上のようにして、可動ミラーMの退避が完了し、引き
続いてシャッターが開閉して露光が終了すると、第1実
施例と同様に可動ミラーMが時計方向に回動し、観察位
置より若干前で、駆動ピン5は、第1連動レバー11の
他方の腕11Bに当接し、連動機構11〜17を介して
可動床板107を反時計方向に回動させる。この可動床
板107の反時計方向の回動によシ、外枠108は可動
床板107と一体に、突起108Aが第7図に示す如く
底壁の切欠き溝6bの上面に当接するまで反時計方向に
回動する。さらに1可動ミラ−Mが観察位置の制限ビン
18に近接すると、可動床板107は引張コイルばね1
10の付勢力に抗して反時計方向に回動し、可動ミラー
Mが制限ビン18に当接して観察位置に当接したときに
第7図に示す状態で停止する。
可動床板107が反時計方向に回動する間に、スカート
部107A、  107B、外枠108およびベローズ
111にて囲まれた内部容積は第8図の状態から第7図
の状態まで拡大するので、その間に外部空気がその拡大
容積内に間隙112を通して流入する。
この流入する空気の粘性抵抗によシ可動床板107の反
時計方向の回動が制動されるので、その制動力は連動機
構17〜11を介して駆動ピン5に伝達され、可動ミラ
ーMの時計方向の回動すなわち、観察位置への復帰速度
はその終期において、空気の粘性によるダンパー効果と
、引張コイルばね110の付勢力とにより、著しく減速
され、可動ミラーMを保持するミラー保持枠2は衝撃を
与えること無く、静かに制限ビン18に当接して停止し
、衝撃音も発生しない。
上記の第2実施、例においては、スカート部107A、
107Bと外枠108との嵌合長が充分長いので、隙間
112の間隙が部分的に変動しても安定した制動力を確
保できる。特に、可動ミラーMの上昇の際には、その終
期において、スカート部107A、107Bと外枠10
8との嵌合長が長くなるので、空気制動効果が大きく得
られ、可動ミラーMの下降の際には、駆動ピン5が第1
連動レバー11の他方の腕11Bに当接したときに、最
大の空気制動効果が得られ、その下降の終期においては
空気制動効果は若干弱くなるが、引張コイルばね110
による緩衝効果が加わるので、可動ミラーMを静かに停
止させることができる。
さらに、可動床板107のスカート部107Aおよび外
枠108は金属あるいは硬質プラスチックなど、弾性ゴ
ム等に比べて硬い材料にて構成されているので、撮影レ
ンズを取り外したときに、使用者がドライバーや鉛筆の
先などのように先端の尖った物で、この部分をつつくよ
うな誤った取扱い方をしても、ダンパ一部分が破損する
ようなことが無い。従って第1実施例のダンパーより堅
牢で耐久力のあるダンパーに構成することができる。
なお、上記の第1実施例および第2実施例における仕切
り手段としてのベローズ20.111は、可動床板7.
107の移動方向には伸縮するが、これに直角な方向に
は伸縮しないように、ヒダ部の内外端縁比較的硬く形成
される。
まだ、上記第1実施例および第2実施例においテハ、ベ
ローズ20あるいはスカート部107A。
107Bによって区画されるダンパーの可動床板7.1
07の下面に沿う方向の断面積を、通常の35■−眼し
フレンクスカメラでは約600da度あるいはそれ以上
に広くすることができる。従って、従来公知のシリンダ
一式エアダンパーのシリンダー断面積が約50−程度で
あるのに対して、その移動方向の断面積を10倍以上に
することができるから、通′気路9.112の間隙に多
少の差があっても大きい制動力が安定して得られる。
さらに、上記第1実施例および第2実施例においては、
いずれも、可動床板7.107を回動可能に支持する支
持軸8がシャッター5の近傍に設けられ、可動床板7.
107は、可動ミラーMが上昇するときに第3図および
第6図中で、時計方向に回動するように構成されている
。しかし、その支持軸8を固定底壁6の上段部6A側に
設けて、可動ミラーMが上昇するときに可動床板7.1
07が反時計方向に回動するように構成してもよい。
なお、可動床板7.107の上面には、ミラー室1Aの
側壁や固定底壁6の上段部6Aの上面と同様に遮光線が
施されているので、対物レンズを通ってこの面で反射す
る、反射光が極めて少なく、フィルムに悪影響を与える
ようなことが無い。
〔発明の効果〕
以上の如く本発明によれば、ミラー室の底部を区画し、
可動ミラーに連動して上下に変位する可動床板をミラー
室底部に設けられるダンパーの一部として構成したから
、カメラを大型化すること無くダンパーを大型化でき、
安定した大きい制動力で可動ミラーの衝撃を緩和し、衝
撃音の発生を防止できる。また、可動床板と可動ミラー
とは互いに逆向きに移動するので、可動床板の慣性質量
を太きくすることにより、可動ミラーの移動の反作用と
して生じるカメラ振れをシャッターが作動する前に有効
に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1実施例を組み込んだ
一眼レフレックスカメラの縦断面図で、第1図は可動ミ
ラーが観察位置にあるときの状態、第2図は可動ミラー
が退避位置にあるときの状態を示し、第3図は本発明の
第1実施例を示す斜視図、第4図および第5図は第3図
の可動ミラーとエアダンパーとの連動機構を示す平面図
で、第4図は可動ミラーが観察位置にあるときの状態第
5図は可動ミラーが退避位置にあるときの状態を示し、
第6図は本発明の第2実施例の斜視図、第7図および第
8図は第6図におけるダンパ一部の縦断面図で、第7図
は可動ミラーが観察位置にあるときの状態、第8図は可
動ミラーが退避位置にあるときの状態を示す。 〔主要部分の符号の説明」 M・・・・・・可動ミラー、  IA・・・・・ミラー
室。 5・・・−駆動ビン、  6Δ、6B・・・・・・底壁
!7.107・・・・可動床板、9,112・・通気路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)撮影光路上の観察位置と撮影光路外の退避位置と
    の間を急速に往復する可動ミラーを有する一眼レフレッ
    クスカメラにおいて、前記可動ミラーを収容するミラー
    室の底部を区画する可動床板と、前記可動ミラーの往動
    および復動の終期に該可動床板を前記可動ミラーとは逆
    向きに変位させる連動機構とを設け、前記ミラー室の底
    壁の一部と前記可動床板との間の空間を伸縮可能な仕切
    り手段によつて区画すると共に区画された内部空気を所
    定の通気路を介して流通させる如く成し、前記通気路を
    通る空気の粘性抵抗によつて前記可動ミラーの移動を前
    記可動床板に連動する前記連動機構を介して制動する如
    く構成したことを特徴とする一眼レフレックスカメラの
    エアダンパー装置
JP15338284A 1984-07-24 1984-07-24 一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置 Pending JPS6132044A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15338284A JPS6132044A (ja) 1984-07-24 1984-07-24 一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15338284A JPS6132044A (ja) 1984-07-24 1984-07-24 一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS6132044A true JPS6132044A (ja) 1986-02-14

Family

ID=15561246

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15338284A Pending JPS6132044A (ja) 1984-07-24 1984-07-24 一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6132044A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021340A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Canon Inc 露光装置
US20120128342A1 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Single-lens reflex camera using phase difference detection method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009021340A (ja) * 2007-07-11 2009-01-29 Canon Inc 露光装置
US20120128342A1 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 Canon Kabushiki Kaisha Single-lens reflex camera using phase difference detection method
US8439579B2 (en) * 2010-11-19 2013-05-14 Canon Kabushiki Kaisha Single-lens reflex camera using phase difference detection method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8790023B2 (en) Shock-absorbing mechanism for movable mirror of camera
JPH0538344Y2 (ja)
JPS6132044A (ja) 一眼レフレツクスカメラのエアダンパ−装置
JPS5853323B2 (ja) 一眼レフレツクスカメラにおけるミラ−および絞り駆動機構の緩衝装置
US5708892A (en) Support structure of a focal plane shutter in a camera
US2076191A (en) Camera shutter construction
JPS6214817B2 (ja)
US4624542A (en) Buffer for viewfinder mirror in a single lens reflex camera
JP5569285B2 (ja) カメラの可動ミラー衝撃吸収機構
JPH0339290B2 (ja)
JP6136733B2 (ja) カメラの可動ミラー駆動装置
WO2013129511A1 (ja) ミラーユニットおよび撮像装置
JPH0638149B2 (ja) 一眼レフレツクスカメラの防振装置
JPH1115043A (ja) レンズバリア開閉装置
JP7293768B2 (ja) 撮像装置のミラー駆動機構
JP7275710B2 (ja) 撮像装置のミラー駆動機構及び撮像装置のミラー駆動制御方法
JP2007034048A (ja) カメラにおける可動ミラー駆動機構
JPS6128182Y2 (ja)
JPH0743705Y2 (ja) カメラ
JPS58196536A (ja) 可動ミラ−バウンド抑止装置
JPS6126647B2 (ja)
JP2725246B2 (ja) シャッタ装置
JPS5835518A (ja) 駆動部材の停止機構
JPH11218839A (ja) ミラー駆動機構
JPH0695190B2 (ja) カメラシャッタ用防振装置