JPS6130473A - 自動二輪車のキヤニスタ取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 、この発明は蒸発燃料を捕集するキャニスタの取付構造
を改良した自動二輪車のキャニスタ取付装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

自動二輪車の停車中に燃料タンクから蒸発した蒸発燃料
は大気中に拡散しないようにキＡ・ニスタにて補集され
る。捕集された蒸発燃料は、エンジンが始動すると、エ
ンジン負圧によりパージ通路を介してエンジン吸気系に
吸引され、エンジンシリンダ内で燃焼処理されるように
なっている。

ところで、蒸発燃料を捕集するキャニスタを自動二輪車
に取付ける場合、従来は車体フレームにキャニスタ用取
付部材を溶着して取付座を形成し、その取付座面に帯状
のキャニスタフィッティングプレートを取付ボルトで上
下に対をなして固定し、このキャニスタフィッティング
プレー１−でキャニスタを保持したものである。

しかしながら、従来のキャニスタ取付構造においては、
車体フレームに独立したヤヤニスタ用取付座を溶接にて
固着し、この取イ」座に４−ヤニスタフィッティングプ
レートを固定させているため、キャニスタ取付装置の部
品点数が多く、その分だけキャニスタの取付作業が複雑
で長時間要する。

一方、自動二輪車の車体フレームに囲まれたスペース内
にはエンジンやミッションケース、エンジン吸気系の部
品が集中的に配設されるため、多数の部品が複雑に錯綜
しており、このスペースにキャニスタ用取付座を独立し
て設置するのは、スペースの有効利用上問題があった。

〔発明の目的〕

この発明は上述した点を考慮してなされたもので、部品
点数を少なくしてキャニスタ取付構造を簡素化し、スペ
ースの有効利用を図るようにした自動二輪車のキャニス
タ取付装置を提供することを目的とする。

〔発明の概要〕

上述した目的を達成するために、この発明に係る自動二
輪車のキャニスタ取付装置は、車体フレームに取イ」番
ノられたエンジンマウンティングプレートにキャニスタ
フィッティングプレートを固定、し、このキャニスタフ
ィッティングプレートにより蒸発燃料を捕集するキャニ
スタを保持したことを特徴と覆るものである。

〔発明の実施例〕

以下、この発明の一実施例について添付図面を参照して
説明する。

第１図において、符号１０は自動二輪車の車体フレーム
を示す。この車体フレーム１０はヘッドパイプ１１廻り
に燃料タンク１２を搭載したタンクレール（図示せず）
およびダウンチューブ１３を固着し、タンクレールおよ
びダウンチューブ１３をボディチューブ１４で連結する
ことにより立体的に構成される。上記ダウンチューブ１
３とボディチューブ１４で囲まれた車体フレーム１０の
スペースには、エンジン１５やミッションケース１６、
エンジン吸気系１７が集中的に配設され、収容される。

収容されたエンジン１５は車体フレーム１０のダウンチ
ューブ１３やボディチューブ１４に固定されたエンジン
マウンティングプレート１８に締付ボルト等の締結具で
取付けられる。

このうち、車体フレーム１０の例えば左側ボディチュー
ブ１４に固定されたエンジンマウンティングプレート１
８の上部にＭ２図乃至第４図に示すようにキャニスタフ
ィッティングプレート２０が締付ボルト２１等の締結具
で固定される。この場合、キャニスタフィッティングプ
レート２０はゴムクッション（スポンジクッション）２
２により締付ポル１−２１にてエンジンマウンティング
プレート１８に片持梁状に弾性支持される。

キャニスタフィッティングプレー１〜２０は例えば並設
された対をなすキャニスタ２３の側面を両側から覆う一
方、対をなすキャニスタフィッティングプレー１・２０
の自由端部は起こされて重ね合ぼられ、この重ね合せ部
２４が締イ４ボルト２５、ねじ等の締結具で−・体向に
結合される。一方、キャニスタフイツテイングプレート
２０内に収容されるキャニスタ２３．２３は互いに衝接
しないようにゴム板等の弾力性に富むクッション材２６
が介装される。

さらに、キャニスタ２３はキャニスタフィッティングプ
レート２０から脱落しないように、キャニスタ２３に係
合凸部（あるいは係合凹部）が側面に形成され、この係
合凸部に係合する突起くまたは溝）２７がキャニスタフ
ィッティングプレート２０の周方向に形成される。

ところで、キャニスタ２３は、蒸発１！ｉ　Ｉ＋を一時
的に捕集するものであり、燃料タンク１２に導出パイプ
２８を介して接続される一方、蒸発燃料パージ管２９を
介してエンジン吸気系に接続され、エンジン１５の始動
によるエンジンで１圧により捕集された蒸発燃料はエン
ジン吸気系１７に吸引され、続いて吸気通路を通ってエ
ンジンシリンダ内に案内され、燃焼処理される。符号３
０は人気に開放するキャニスタ２３の大気開放口を示す
。

しかして、キャニスタ２３を保持づる４ヤニスタフイツ
テイングプレート２０をエンジンマウンティングプレー
ト１８に固定させることにより、キャニスタ用取付座を
車体フレームに溶るにて形成する必要がなく、その分だ
ｔプ部品点数が減少し、取付構造が簡素化される。また
、キャニスタ用取付座を車体フレーム１０に溶着する必
要がないので、取付座を形成するための溶接作業を省略
でき、キャニスタ取付作業の簡素化を図ることができる
。

次に、こ、の発明の変形例を第５図に、示す。

変形例に示された自動二輪車のキレニスタ取付装置は、
キャニスタフィッティングプレート２０Ａを車体フレー
ム１０△のダウンチューブ１３Ａに固着されたエンジン
マウンティングプレート１８△に固定したものである。

キマ７ニスタフイツティングプレ−１−２，ＯＡは一枚
のプレートで構成され、このプレートで並設されたキレ
ニスタ２３の周囲を覆うようにしたもので、この点にお
いて、第２図乃至第４図に示された分割タイプのキャニ
スタフィッティングプレー１〜２０と基本的に相違する
。

その他の構成は、第２図乃至第４図に示したキャニスタ
取付構造と異ならないので同一部材には同じ符号を付し
、説明を省略する。

なお、一実施例においてはキャニスタを並列に配置した
場合について説明したが、必ずしも並列配置構造にする
必要はなく、複数のキャニスタを直列配＠構造としても
よい。また、キャニスタは一台でもＪ：い。

〔発明の効果〕

以上に述べたようにこの発明に係る自動二輪車のキャニ
スタ取付装置においては、車体フレームに取付けられた
既存のエンジンマウンティングプレートを積極的に利用
し、このマウンディングプレートにキャニスタフィッテ
ィングプレートを固定し、このキャニスタフィッティン
グプレ−１〜でキャニスタを保持したから、キトニスタ
を取イ」けるために独立したキャニスタ用取付座を車体
フレームに溶接にて形成する必要がない。したがって、
部品点数がその分だ（）減少し、キャニスタ取付構造を
簡素化することができ、スペースの有効利用を図ること
ができる。しかも、キャニスタ取付部はエンジンやエン
ジン吸気系の各部品が集中し、複雑に錯綜するスペース
であり、このスペース内での取付座固定のための溶接作
業が不要となるので、キャニスタ取付作業が筒中になり
、作業能率が向上し、短時間で組み立てることができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る自動二輪車のキャニスタ取付装
置の一例を示す自動二輪車の全体図、第２図はこの発明
の自動二輪車のキャニスタ取付装置を示す側面図、第３
図は第２図の■−■線に沿う図、第４図は第２図のＩＶ
−ＩＶ線に沿う平面図、第５図はこの発明に係る自動二
輪車のキャニスタ取付装置の変形例を示す図である。 １０・・・車体フレーム、１２・・・燃料タンク、１３
．１３Ａ・・・ダウンデユープ、１４・・・ボディチュ
ーブ、１５・・・エンジン、１７・・・エンジン吸気系
、１８・・・エンジンマウンティングプレート、２０゜
２ＯＡ・・・キャニスタフィッティングプレート、２２
・・・ゴムクッション、２３・・・キ１７ニスタ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車体フレームに取付けられたエンジンマウンティングプ
   レートにキャニスタフィッティングプレートを固定し、
   このキャニスタフィッティングプレートにより蒸発燃料
   を捕集するキャニスタを保持したことを特徴とする自動
   二輪車のキャニスタ取付装置。