JPS61292401A - 誘電体フイルタ - Google Patents

誘電体フイルタ

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JPS61292401A
JPS61292401A JP13377685A JP13377685A JPS61292401A JP S61292401 A JPS61292401 A JP S61292401A JP 13377685 A JP13377685 A JP 13377685A JP 13377685 A JP13377685 A JP 13377685A JP S61292401 A JPS61292401 A JP S61292401A
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JP
Japan
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dielectric
resonator
resonators
opening
frequency
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JP13377685A
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English (en)
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Matsuo Morisawa
森沢 松雄
Yoichi Tanaka
陽一 田中
Tadashi Hashimoto
忠士 橋本
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Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、帯域通過形フィルタ、分波器、周波数安定化
発振器等に応用される誘電体共振器に関し、特に、この
誘電体共振器を使用した誘電体フィルタに関するもので
ある。
従来の技術 誘電体共振器を幾つか並べてそれらを適当に結合させる
と、帯域通過フィルタを構成することができ、誘電体共
振器の個数と結合度を変えることによって希望の特性の
ものを設計できることはよく知られている。
一方、高周波機器の小型化、軽量化が推し進められる中
で、高91高誘電率を有し良好な温度特性を示すセラミ
ックス材料(磁器材料)によるマイクロ波帯での誘電体
共振器が開発されてきている0 従来、例えば、陸上移動無線通信機器におけるgoθ〜
900 MHz帯での同軸型共振器を用いた帯域通過形
フィルタでは、7つの方法として、λ/q共振器の開放
端部を低インピーダンスとし短絡端部を高インピーダン
スとした構造で、Q値を多少犠牲に・して共振器長をλ
/ダ以下にして共振器の小型化を計シ、容量を別途形成
して共振器間の結合を行なっているものかあシ、また、
別の方法として、同軸型共振器の外導体を除去し、ケー
スにその役割をもたせ、共振子間の間隔を変えることで
結合を調整するという構造によって小型化を計っている
ものがあった0そして、前者の方法でも後者の方法でも
、周波数調整のためにすべての共振器の開放端部にビス
を付加して容量を形成している。
発明が解決しようとする問題点 前述したような従来のフィルタ構成では、容量を別途形
成して共振器間の結合を行なったり、共振器の外導体の
役割をケースにもたせ共振器間の間隔を変えることで結
合を調整したシ、また、周波数調整のためにビスを付加
したりしているものなので、更に小型化する余地があシ
、また、フィルタ構成時にケースの影響を受は易かった
シ、周波数調整を容易には行なえない等の問題があった
本発明の目的は、前述したような問題点を解消し、小型
化に適し所望の特性を容易に得られるような誘電体フィ
ルタを提供することである。
問題点を解決するための手段 本発明によれば、一端から他端へ貫通する貫通導電部を
有し外周面に前記一端にて前記貫通導電部と電気的に導
通する外周導電部を有し且つ前記他端を開放端とした誘
電体基体からなる誘電体共振器を備えた誘電体フィルタ
において、前記誘電体基体は、前記貫通導電部の軸とほ
ゞ平行な方向に前記外周面の少ガくとも一部分を切り欠
いてなる平坦面を有し、該平坦面には、前記外周導電部
と電気的に導通する電極部と、前記誘電体基体の露出部
である開口部とが設けられる。
実施例 次に1添付図面に基づいて本発−明の実施例について本
発明をより詳細KM明する。
第1図は、本発明の誘電体フィルタを構成するのに使用
する入出力段用の誘電体共振器の一実施例を示す概略斜
視図である。この第1図の誘電体共振器10は、はy円
筒形状の誘電体磁器基体1)を備えており、この誘電体
磁器基体1)には、一端1)Aから他端1)Bへ貫通す
る貫通導電部12が設けられており、この誘電体磁器基
体1)の外周面には、−@lIAにて貫通導電部12と
電気的に導通する外周導電部13が形成されておシ、そ
して、この誘電体磁器基体1)の他端1)Bは、開放端
とされている。更に、この誘電体磁器基体1)の一方の
側面は、例えば、 xti、oθの研磨材で平面に削シ
落して平坦面とされている。そして、その平坦面には、
外周導電部13と電気的に導通する電極部14と、誘電
体磁器基体1)の露出部である開口部15とが形成され
ている。また、開放端1)Bには、信号源又は負荷を接
続するための電極16が形成されている。外周導電部1
8、電極部14及び電極16は、例えば、基体1)0表
面に銅を約=μm厚にスノ母ツタ蒸着してメタライズす
ることによって形成され、開口部15は、塩化第−鉄等
で銅のエツチングを行なうことによって形成されうる。
第2図は、入出力段用の誘電体共振器の別の実施例を示
しておシ、この実施例の誘電体共振器10Aは、第1図
の誘電体共振器10では開口部15が一端1)Aの領に
設けられているのに対し、開口部15が開放端1)Bの
側に設けられている点を除けば、第1図の誘電体共振器
lOと同様である。従って、同一構成部分は、第1図に
使用したと同じ参照番号で示し、これ以上詳述しない。
第1図の誘電体共振器10の如く、開口部15が一端1
)A、すなわち短絡端近傍にあるものは、共振器間の結
合が磁気的(インダクテイブ)になされ、第2図の誘電
体共振器10Aの如く、開口部15が他端1) B、す
なわち開放端近傍にあるものは、共振器間の結合が電気
的(キャパシティブ)Kなされる。
第3図は、本発明の誘電体フィルタを構成するのに使用
する中間段用の誘電体共振器の一実施例を示す概略斜視
図である。この第3図の誘電体共振器20は、ほゞ円筒
形状の誘電体磁器基体21を備えており、この誘電体磁
器基体21には、一端21Aから他端21Bへ貫通する
貫通導電部22が設けられており、この誘電体磁器基体
21の外周面には、一端21Aにて貫通導電部22と電
気的に導通する外周導電部28が形成されておシ、そし
て、この誘電体磁器基体21の他端21日は、開放端と
されている。更に、この誘電体磁器基体21の対向する
両側面は、例えば、#りθθの研磨材で平面に削シ落と
して平坦面とされている。そして、その両平坦面には、
外周導電部28と電気的に導通する電極部24と、誘電
体磁器基体21の露出部である開口部25とが形成され
ている。第1図及び第2図のものと同様に、外周導電部
2B及び電極部24は、例えは、基体z1の表面に銅を
約−μm厚にスノ臂ツタ蒸着してメタライズするととK
よって形成され、開口部25は、塩化第ユ鉄等で銅のエ
ツチングを行なうことKよって形成されうる。
第ダ図は、中間段用の誘電体共振器の別の実施例を示し
ておシ、この実施例の誘電体共振器20Aは、第3図の
誘電体共振器zOでは開口部25が一端21Aの側に設
けられているのに対し、開口部25が開放端21Bの側
に設けられている点を除けば、第3図の誘電体共振器2
0と同様である。
従って、同一構成部分は、第3図に使用したと同じ参照
番号で示し、これ以上詳述しない。
前述した第1図及び第2図の実施例の間の関係と同様に
、第3図の誘電体共振器20の如く、開口部25が一端
21A、すなわち、短絡端近傍にあるものは、共振器間
の結合が磁気的(、インダクテイブ)Kなされ、第9図
の誘電体共振器2OAの如く、開口部25が他端21B
1すなわち開放端近傍にあるものは、共振器間の結合が
電気的(キャパシティブ)になされる。
次に、前述したような誘電体共振器間の結合係数を調べ
るために、第3図の誘電体共振器zOにおける2つの開
口部25の一方をメタライズした誘電体共振器を一個準
備してその平坦面を互いに直接的に結合して測定を行な
った結果について以下説明する。
先ず、開口部25を形成する前の円柱状共振器の共振周
波数’roをf、0=g7(7Ml−IZKしてから、
開口部z5の@WをW = ’I vxとして、開口部
25の長さgを、p4ラメータにして測定を行なった。
第3図は、その場合の一個の零点周波数f4.f2と開
口部の長さIとの関係の測定結果を示しており、  “
第6図は、に= Cf2−f、’)7g  にて求めた
結合係数にと開口部の長さgとの関係の測定結果を示し
ており、第7図は、結合によシ生じた中間周波数/、 
=〆Gηの、froからのずれNoと開口部の長さeと
の関係の測定結果を示している。
また、同様に、第弘図の誘電体共振器20Aにおける一
つの開口部25の一方をメタライズした誘電体共振器を
一個準備してその平坦面を互いに直接的に結合して測定
を行なった結果について述べる。第3図は、その場合の
一個の零点周波数f、。
f2  と開口部の長さeとの関係の測定結果を示して
おシ、第9図は前述と同様にして求めた結合係数にと開
口部の長さgとの関係の測定結果を示しておシ、第1O
図は、結合により生じた中間周波数/、 =〆qのs 
 /r□からのずれ△f0と開口部の長さgとの関係の
測定結果を示している。これらの図から明らかなように
、開口部の長さgが小さいときには、第3図の如き誘電
体共振器を使用する場合には磁気的に結合しておシ、第
グ図の如き誘電体共振器を使用する場合には電気的に結
合しておシ、lが7龍程(共振器長の半分)では電気エ
ネルギーと磁気エネルギーの差が最大となり、gが更に
大きくなると、両エネルギーが打消し合って、結合係数
は小さくなると考えられる。また、第3図の如き共振器
を用いた場合と第7図の如き共振器を用いた場合とでは
中間周波数のずれ△/。
が異符号になる。
次に、入出力段用の共振器について考察する。
入出力段用の誘電体共振器では、所望のフィルタの特性
に応じて、QL  が既定される。第1図及び第3図の
誘電体共振器を用いてフィルタを構成すると、3段フィ
ルタの場合、等価回路は第1/図に示すようになる。第
1/図の等価回路において、C7は信号源の分布容量、
Ce  は負荷Rの分布容量、C7,は入力段用の誘電
体共振器の電極16と貫通導電部(中心導体)12との
間の分布容量%  CN’  は出力段用の誘電体共振
器の電極16と貫通導電部(中心導体)12との間の分
布容量、C72は入力段用の誘電体共振器の電極16と
外周導電部(外導体)18との間の分布容量、C72′
  は出力段用の誘電体共振器の電極16と外周導電部
18との間の分布容量である。したがって、虚ジャイレ
ータ結合帯域通過フィルタを得るためには、入出力段で
は、これらの分布容量を含めた共振周波数がフィルタの
中心周波数f になるようにし、同時に、既定のQL 
 値が得られなければならない。このために、次の手順
にて実験を行なった。
(1)既定値QL K対して、無負荷共振器の共振周波
数fr0からの周波数の低下NQを求めておく。
第72図に平面図にて示すような5個の円柱状共振器に
長さ2.6±0./vpt、巾コ±0.0 / mの電
極16を、それぞれ6寸法を0.7ttm、へ2朋、/
、g Iff、 2.3 朋として形成して測定してみ
た。
その結果である/  =g70MHzでの負荷QL「O と周波数低下JI′NQとの関係を第73図に示す。
第73図から明らかなように、QL  の大きいところ
では、C4,が小さいため、NQは小さく一定であるが
s QL  の小さいところでは、C41の影響が強く
なるため、△fQの変化は大きくなる。
(2)△fQを加味して共振器の共振周波数を高くして
おく。
(3)第1)1図(Alの平面図及び第1)1図(81
の正面図に示すように、円柱状共振器の開放端面に銅を
全面スパッタ蒸着しエツチングにより電極のための銅膜
16/  を形成する。このとき、参照番号17で示す
ように、外導体18と銅膜16′とが短絡しないように
、エツジを軽く削シ落す。
(4)既定のQL  に々るように1銅膜16’  を
トリミングして電極16とする。この状態を、第13゛
図に平面図にて示している。
(5)  負荷時の共振周波F” fr’ = /十△
/(12)Kなo     C っているかを確かめる。ここに、N(12)は次段との
結合:・こXる共振周波数のずj、である。
(6)  所定のQL  とfr′が得られたら、円柱
状共振器の側面を削シ、平坦面を出す。その平坦面に銅
をスパッタ蒸着し、エツチングによって所望の開口部を
形成し、第1図の如き入出力段用の誘電体共振器を得る
。この時、電極付近はマスクをしておく。
次に、本発明によるフィルタの試作例について説明する
前述したように、周波数のずれは、共振器間の結合ばか
りでなく、入出力段での外部回路との結合によっても生
じるので、これらを加味してフィルタの試作を行なった
設計仕様として、 チェビシェフ型 リップル= 0.0 / dB中心周
波数10 ”’ g 7 θMHz、?dB帯域@BW
=/ θMHz とした。共振器の無負荷Qu= g 30である。
(1),2共振器による誘電体フィルタ規格化結合係数
に、2=θ707j!;規格化負荷Q  CL”14#
コデ したがって、負荷QL = (10/BW)Q = /
 29結合係数K = (svJ//10)K 、 2
 =θg/%が必要となる。結合方式はC結合(・キャ
パシティブ結合)とし、開放端近くに開口を設けた。ま
ず、QL =729を得るためには、無負荷時での共振
周波数fro=’りOMHzからのずれNQ中−6,5
MHzであった(第73図参照)。次に、C結合では、
第9図及び第70図から、に=o、gi%を得るときに
は、結合による周波数のずれNc中十!MHzであった
oしたがって、勇荷時の共振周波数/r’ = g 7
0 MHzとなるために、無負荷共振周波数/  =g
7八左へHzの共振器を一個用意した。
「O これらに電極を形成して、QL、=/3/、fr1=g
 Ak、JMHll QL2=/ 33、fr2’ =
 g A !rJMHzを得た。次に、前述したように
して開口部を形成した。開口部の長さeは、第g図から
第1O図から、Il=3xmとした。これら共振器をケ
ースに納め共振器を瞬間接着材でケースに固定費、電極
とコネクタをノ・ンダ付けした。結合係数Kを測定した
ところ、に= o、q l1%を得た。次に、他方の共
振器を離調して、QL、=/20、QL2=//qとな
った。この時、共振器の周波数調整を行ない、/r 1
 二g 73−3MHz−+g 7θ、OMH2%  
/、 2 :l:g 7 /、OMHz−+g 70.
0MHzにした。これらの結果得られたフィルタの特性
を第1A図、第77図及び第1g図に示す。第76図は
、通過域リップルと挿入損との関係を示し、この第76
図から、fo=gり0.OMHz 、  BW = /
 0−6MHz 、挿入損IL=/、9dB、  リッ
プル=0.7ci日であることがわかる。挿入損ILに
対して理論値は/、、3 dB  であ’y s + 
o−b de はQL によるミスマツチ・ロスと思わ
れる。リップルが0.7i日 と大きいのは結合係数が
に= o、q g%と仕様値00g/%よ1)0%大き
くなったためと思われる。第17図は、伝送損15,2
iと、リターン・ロスIs1.l −13221を示し
ている。そして、第1g図は、高域周波数での阻止特性
を示し、j&d8 以上の減衰が得られていることがわ
かる。
(璽)3共振器による誘電体フィルタ に、2=に23””6g1g、q=/、/f//l、た
がって、QL =10.3、K、2=に25= 0.7
 g%が必要となる。結合用開口部は、今度は、L結合
(インダクテイプ結合)とした。
まず、QL =703にする場合、f、。二j70MH
zからのずれ1sJo中−gJMH−である(第73図
参照)。次に、第3図から第7図よシ、K=0.7 f
%を得るとき、△foキーグ、コMHzである。
したがって、負荷時共振周波数fr’ = g 70 
MHzを得るためにs frc =t y −2−7M
H2の第1図に示した如き共振器となるべき共振器を一
個用意した。
これらに電極を形成し、QL、=101p、f=I  
=g 7!; MHls QL5=/ 0 !r%f、
5’ =g 7 、t、0MHzを得た。次に、fl。
=f70MHzの第3図に示した如き共振器となるべき
共振器を7個用意し、それら3個の共振器の伺面を削シ
開ロ部を形成した。
開口部の長さは、第3図から第7図よシ、  e=コ6
.2鶴になるようにした。共振器をケースに納め、入出
力段は接着材でケースに固定後、電極とコネクタをハン
ダ付けした。入力段の共振器または出力段の共振器を離
調して、結合係数に、2.に23を測定したところ、K
、2=OJg%、K23: 0.7%であった。これら
は仕様値の士70%の誤差にあたる。周波数調整を行な
うために、セットしたケースから中間段の共振器を取り
出し、開放端を#1tooの研磨紙で削シ、再びケース
に組み入れ、入力段の共振器と出力段の共振器を離炉し
て共振周波数を/、2 = g b 9.9 MHzに
調整した。次に、中間段の共振器を離調して、入力段及
び出力段の共振器の負荷時共振周波数fi’  =g6
9.9 MHz。
/  ’  =g70./MHzK調整した。コれらの
結果「3 得られたフィルタの特性を第79図、第20図及び第2
7図に示す。第1q図は、通過域リップルと挿入損との
関係を示し、この第1q図から、10  =g 70.
2MHz、 BW=9./ MHz 、  挿入損1L
=−a& j dB  となっているのがわかる。3d
8BW = 9.7 MHz  は、に2. = 0.
7%のためで、実際fo=gり0MHzで逆算すると、
BWIに=0.7%= 9 MH2と々る。また、挿入
損ILの理論値は、qu−430に対して、lL=、2
./elB  となシ、その差0.3d日はs QL 
 のミスマツチ・ロスと思われる。第一0図は、通過域
付近の減衰特性13.21と、リターン・ロスIs、、
l 、 Is、2□1を示している。そして、第27図
は、阻止域特性を示し、周波数が高くなると、阻止特性
が悪くなっているが、これは、グランド側に原因がある
のではないかと思われる。
次に1共振周波数の調整法について説明しておく。
フィルタの試作では、コ共振器型帯域通過フィルタも3
共振器型帯域通過フィルタも、入出力段の共振周波数は
下げること[fk、り、また3共振器型帯域通過フィル
タの中間段では共振周波数を上げることになった。共振
周波数を変える方法としては、 (Al  共振器長を変える、すなわち短くすること、
(Bl  第JJ図に略示するように、共振器の開放端
に金属板を近づけ容量を形成すること、(C1共振器の
外導体の一部を除去する。
等の方法が考えられる。第2a図に略示した誘電体フィ
ルタは、入力段用の誘電体共振器81.中間段用の誘電
体共振器8z及び出力段用の誘電体共振器88を前述し
たように直接的に結合し、入力段用の誘電体共振器81
の電極81Aに対して入力接続用の同軸コネクタ84を
接続し、出力段用の誘電体共振器8Bの電極BBAK対
して出力接続用の同軸コネクタ85を接続し、共振器の
開放端に金属板86を近づけて配接してなるものである
前記(A)の方法が望ましいと思われるが、共振周波数
を上げるのみで、フィルタの中間段にしか使えない。こ
れに対し、前記(日)の方法は、共振周波数を下げるの
みである。これは入出力段の周波数調整に適轟だと思わ
れる。これらに対し、前記(C1の方法は、共振器の外
導体を一部(開放端近くでfr  は上がり、短絡端近
くではf「 は下がる)除去することで、共振器が1開
放型共振器”となるためケースの影響を受は易くなる。
しかし、前記(C)の方法は、共振周波数を上、下させ
ることができる。
以上述べた本発明による誘電体共振器を用いた誘電体フ
ィルタの構成方法について以下まとめて述べる。
(1)  フィルタの中心周波数fo  で、結合係数
にと、結合による中間周波数/c  のずれ△/cとを
予め求めておく。
(2)入出力段における負荷Q M QL  と、負荷
することによる共振周波数のずれΔf9とを予め求め゛
ておく。
(31A/cとΔfQとを加味して、各段の共振器の共
振周波数を決める。
(4)入力段の共振器に!極を設け、所望のQL  と
fr、’=f0+△/、   になるように電極を形成
する(△/(+2)  は次段との結合による共振周波
数の低下量)。出力段についても同様である。
(5)  l * l +/段間で必要な結合係数にl
、1+/を得るように共振器に開口を形成する。
(6)所望の開口を形成した共振器をケースに配置した
後に、隣接する共振器を離調して、周波数微調整を行な
い、各段の共振周波数をfo  に合わせる。この時、
“共振周波数を上昇させるように各段の共振周波数が設
定されているのが望ましい。以上の方法で、結合係数K
及び周波数のずれA/c 、 OL  による周波数の
ずれA/Qは士70%以内のバラツキを生じ念が、この
範囲内で帯域通過フィルタを構成できた。
発明の効果 前述したように1本発明の誘電体共振器を用いた誘電体
フィルタの構成によれば、共振器間を直接結合できるの
で、更に全体を小型にできると同時にフィルタ構成時に
ケースの影響を受けずに特、性を決定でき、また、開口
部を!J!整することKより結合度を調整でき従ってき
わめて容易に所望の特性のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の誘電体フィルタを構成するのに使用す
る入出力段用の誘電体共振器の一実施例を示す概略斜視
図、第2図は入出力段用の誘電体共振器の別の実施例を
示す概略斜視図、第3図は本発明の誘電体フィルタを構
成するのに使用する中間段用の誘電体共振器の一実施例
を示す概略斜親図、第7図は、中間段用の誘電体共振器
の別の実施例を示す概略斜視図、第3図から第1O図は
第3図及び第9図の誘電体共振器を2個結合した場合の
種々な測定結果を示す図、第1/図は第1図及び第3図
の誘電体共振器を用いて3段フィルタを構成した場合の
等価回路を示す図、第72図は電極を形成した円柱状共
振器の平面図、第13図は第1−図の円柱状共振器につ
いて測定した結果である負荷QL  と周波数低下量へ
へとの関係を示す図、第1)図(AI及び(81は円柱
状共振器の開放端面に電極を形成する過程を示す平面図
及び正面図、第15図は電極の形成の完了した円柱状共
振器の平面図、第16図、第17図及び第1g図は2共
振器による誘電体フィルタの試作例の種々なフィルタ特
性を示す図、第79図、第20図及び第、27図は3共
振器による誘電体フィルタの試作例の種々なフィルタ特
性を示す図、第22図は誘電体フィルタの一例の概略構
成図である。 10 、IOA・・・・・・誘電体共振器、   1)
・・・・・・誘電体磁器基体、  IIA・・・・・・
一端、  1)B・・・・・・他端、   12・・・
・・・貫通導電部、  1B・・・・・・外周導電部、
  14・・・・・・電極部、  15・・・・・・開
口部、16・・−・・電極、  20,20^・・・・
・・誘電体共振器、21・・・・・・誘電体磁器基体、
  21A・・・・・・一端、21 B−・・・・・他
端、 22・・・・・・貫通導電部、28・・・・・・
外周導電部、 24−・・電極部、25−・・・・・開
口部。 第1図         第2図 1)5図 (MHz) 関口畜5つ:&さ【 第6図 第7図 (%) 開口衣トク−&さ L 第8図 wH9図 $1060 第1)図 R(t+                     
(1)’第13図 貢4英’Ioイ直 QL (B) 第16図 第21図 第22図

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一端から他端へ貫通する貫通導電部を有し外周面
    に前記一端にて前記貫通導電部と電気的に導通する外周
    導電部を有し且つ前記他端を開放端とした誘電体基体か
    らなる誘電体共振器を備えた誘電体フィルタにおいて、
    前記誘電体基体は、前記貫通導電部の軸とほゞ平行な方
    向に前記外周面の少なくとも一部分を切り欠いてなる平
    坦面を有し、該平坦面には、前記外周導電部と電気的に
    導通する電極部と、前記誘電体基体の露出部である開口
    部とが設けられていることを特徴とする誘電体フィルタ
  2. (2)前記開口部は、前記一端に近い側に形成されてい
    る特許請求の範囲第(1)項記載の誘電体フィルタ。
  3. (3)前記開口部は、前記他端に近い側に形成されてい
    る特許請求の範囲第(1)項記載の誘電体フィルタ。
  4. (4)前記誘電体基体は、ほゞ円筒形状である特許請求
    の範囲第(1)項から第(3)項のうちのいずれかに記
    載の誘電体フィルタ。
  5. (5)前記誘電体共振器は、複数個あり、前記平坦面側
    にて互いに結合されている特許請求の範囲第(1)項か
    ら第(4)項のうちのいずれかに記載の誘電体フィルタ
  6. (6)前記誘電体基体は、磁器である特許請求の範囲第
    (1)項から第(5)項のうちのいずれかに記載の誘電
    体フィルタ。
  7. (7)前記外周導電部及び電極部は、前記誘電体の表面
    に被着形成したメタルからなる特許請求の範囲第(1)
    項から第(6)項のうちのいずれかに記載の誘電体フィ
    ルタ。
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