JPS6128883B2 - - Google Patents

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JPS6128883B2
JPS6128883B2 JP54108392A JP10839279A JPS6128883B2 JP S6128883 B2 JPS6128883 B2 JP S6128883B2 JP 54108392 A JP54108392 A JP 54108392A JP 10839279 A JP10839279 A JP 10839279A JP S6128883 B2 JPS6128883 B2 JP S6128883B2
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JP
Japan
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axis
arm
shaft
clamp
sub
Prior art date
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Expired
Application number
JP54108392A
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English (en)
Other versions
JPS5633288A (en
Inventor
Michitsune Shima
Shizo Kihara
Takeo Oomichi
Taenji Igarashi
Kenji Mangetsu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Kansai Denryoku KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Kansai Denryoku KK filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10839279A priority Critical patent/JPS5633288A/ja
Publication of JPS5633288A publication Critical patent/JPS5633288A/ja
Publication of JPS6128883B2 publication Critical patent/JPS6128883B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱交換器の作業用マニピユレータに関
する。
従来から、危険な環境や狭小部の作業や各種の
測定や検査には種々のマニピユレータが使用され
ている。熱交換器の多数の伝熱管が配列された管
板面を走査し、検査や作業を行なう場合にもマニ
ピユレータが使用されるが、従来のマニピレータ
のほとんどがあらかじめ定められた基準点から制
御する方式であり、その制御方式が複雑なため装
置も複雑とせざるを得ず軽量化・小型化等にも問
題となるばかりか、装置を設置するためにあたつ
ては危険な場所や狭小部での作業をしいられるの
が現状であつた。また、従来型では歩行式案内装
置であり案内できる重量の制限もあり、作業上の
制約もあるという欠点があつた。
本発明はかかる従来のマニピユレータの欠点を
解消し、小型軽量でしかも簡単な制御方式で装置
の設置も簡単なマニピユレータの提供を目的と
し、かかる目的を達する本発明の熱交換器の作業
用マニピユレータの構成は、縦型熱交換器の多数
の伝熱管が配列された管板と胴ふたとで形成され
る水室内においてボール上に載置されると共に側
方に延びる支持腕により支持されて該水室底面に
設置される支持架台と、回動面を前記管板と平行
となるように調整し得る平行調整機構を介して前
記支持架台に回動自在に支持された旋回台と、前
記旋回台に俯仰自在に搭載されかつ自身が伸縮自
在なメインアームと、前記メインアームの先端部
に俯仰自在に取付けられて前記管板と平行な面内
で回動可能なサブアームと、前記メインアームの
先端部に前記サブアームの回動中心軸と同軸上に
取付けられ前記伝熱管内に挿入されてそれをクラ
ンプし得るクランプ軸と、前記クランプ軸に設け
られ該クランプ軸が前記伝熱管と同軸となるよう
に位置決めする位置検出装置とを具えたことを特
徴とする。
以下、本発明の熱交換器の作業用マニピユレー
タの一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は熱交換器の伝熱管が上下方向に配列さ
れた下端部の管板と、この管板を覆う半球状の胴
ふたで形成された水室内で作動させるマニピユレ
ータの外観斜視図である。まず、本発明装置全体
の構成を概略説明すると、水室2の底部に置かれ
たボール10で一端が支えられ、他端がマンホー
ル6に設けられた固定ピン12にフツク18をか
けることで両端が支持された支持架台11が左右
に開閉する一対の支持腕13a,13bで水室2
内に固定されこの支持架台11を基準として、第
2図に示す極座標(R,θ,)を用いて走査を
行なう種々の機構が設けられる。したがつて、支
持架台11上に水平旋回する旋回台151(θ
軸)と、この旋回台151に設けられ伸縮自在な
メインアーム101(R軸)と、このメインアー
ム101を俯仰する軸(軸)で形成され、メイ
ンアーム101の先端にサブアーム401が設け
られ、このサブアーム401にも水平旋回する旋
回軸(α軸)と、俯仰する軸(β軸)と、サブア
ーム401に対して垂直方向に移動するクランプ
軸351(C軸)とが設けられている。また、走
査面(管板3)に平行となるように基準となる旋
回台151を調整するため互いに直交する揺動軸
(κ軸,λ軸)が設けてある。作業に当つて必要
な工具や検査装置等はサブアーム401先端に取
付けられ任意の位置に走査される。
以下に、上述した基準面となる支持架台の固定
機構および極座標(R,θ,)の座標軸R軸,
θ軸,軸とα軸,β軸,C軸さらにk軸,λ軸
のそれぞれについて説明する。
走査の基準となる支持架台11や固定台14を
固定する固定機構について説明する。マンホール
6に挿入され、その先端部を当該マンホール6に
ボルト15で固定された固定台14と、この固定
台14の先端に設けた固定ピン12に支持架台1
1の一端に設けられたフツク18が嵌合するとと
もに支持架台11の他端がボール10上に載置さ
れる。このとき、前記固定ピン12は、第3図に
示すように、水室2の中心と角度ηだけ補正した
方向としてあり後述する支持架台11の挿入時に
支持架台11が隔壁5と干渉しないようにしてあ
る。また、この支持架台11の挿入を容易とする
ために固定台14の先端部に挿入補助台16がピ
ン17で回動自在に取付けられ、この挿入補助台
16の側面にガイド溝23が設けられ、支持架台
11のガイドレール(図示せず)とで摺動しなが
ら支持架台11を挿入することができる。挿入さ
れ一端がボール10上に載置され、他端が固定ピ
ン12にフツク18が嵌合した支持架台11をさ
らに固定するため支持架台11の左右のに開閉可
能な支持腕13a,13bがピン21a,21b
で取付けられ、該支持腕13a,13bの他端に
は支持ローラ25a,25bが設けられ、この支
持腕13a,13bを開閉する開閉シリンダ19
a,19bの一端が支持架台11に、他端が支持
腕13a,13b先端にそれぞれピン22a,2
2bとピン20a,20bとで軸着してある。し
たがつて支持架台11の固定は、第4図に示すよ
うに、まず開閉シリンダ19aを伸張し支持腕1
3aを開く。このとき開閉シリンダ19aの伸張
力f1はその分力としてf2を生ずるので支持腕13
aはピン20aと一体となつている開閉シリンダ
19aとともに時計方向に回動する。開閉シリン
ダ19aがさらに伸張し所要回転角だけ回転する
と、支持腕13aが開閉シリンダ19aに設けら
れたストツパ24aでその回転が拘束され、伸張
だけが行なわれ、ついには水室2の外壁に支持ロ
ーラ25aが当接し固定されるとともに開閉シリ
ンダ19aの伸張力f3の反力で支持架台11が隔
壁5側に移動し、支持架台11の側面が隔壁5と
当接し摩擦力で、第4図の紙面と直角方向にも固
定される。次にもう一方の開閉シリンダ19bを
伸張することによつて固定が行なわれるのは上述
と同様であるが、この場合にはストツパ24bが
当接する前に隔壁5と支持腕13bとが当接し、
ストツパとしての機能を隔壁5がなすことにな
る。以上の支持腕13と開閉シリンダ19の動作
により支持架台11を第4図の左方向に移動させ
ようとする力f4が生ずるが、この力f4は前述の固
定ピン12によつて保持される力であり問題とは
ならない。以上、固定ピン12、フツク18、支
持腕13、支持ローラ25、ボール10によつて
半球状の水室2に支持架台11が確実に固定され
る。
次に、支持架台11上に設けられ極座標(R,
θ,)に従つて動く、R軸,θ軸,軸につい
ててこれらを順に説明する。R軸すなわちメイン
アーム101は第1図および第5図に示すように
ボールネジ102の正逆回転を往復動に変える機
構を有し伸縮自在な二重テレスコープ式となつて
おり、保持用外軸(R1軸)103、中軸(R2
軸)104、内軸(R3軸)105から構成され
ており後述のθ軸すなわち旋回台151上に設け
られる。このR1軸103、R2軸104、R3軸1
05は、第5図にその詳細を示すように、R2
104、R3軸105に設けられたガイドレール
106,107と保持ベアリングでスライド可能
に保持される。ガイドレール106はボルト10
8およびナツトプレート109でR2軸104に
固定され、R1軸103に固定された支持ピン1
10で支持された構造となつている。また、同様
に、ガイドレール107はボルト113、ボール
ネジ102の保持フレーム115でR3軸105
に固定され、R2軸104に固定された支持ピン
116、ベアリング117、ローラ118で摺動
自在に保持される。これらのR軸101の駆動
は、第6図に示すように、R軸駆動モータ119
に結合されたピニオン120はボールネジ102
に固定されたギヤ121と噛合する。このボール
ネジ102にはR3軸105(第6図では図示せ
ず)に固定されているボールナツト122が設け
られ回転運動が往復運動に変換される。また、R
軸101の伸縮量の検出を行なう検出機構は、ボ
ールネジ102に固定された検出用ギヤ123が
あり、エンコーダ124に固定されたギヤ125
に適当なかみ合い比で噛合しておりR軸101の
伸縮量がボールネジ102の回転量から検出され
る。なお、伸縮動作時には、R2軸104、R3
105に伸張量の規制ストツパ(図示せず)で規
制されるので、両軸とも適当割合で伸縮が行なわ
れる。
次に、θ軸すなわち水平旋回する旋回台151
には、第7図に示すように、中央部に下方に突出
した円筒状の旋回筒152が設けられ、後述する
旋回台151の平行調整機構の一つをなすκ軸保
持枠459と、そのリンク457,458(第2
1図参照)で結合する固定ギヤ台153に設置さ
れた回転軸受154,155およびスラスト軸受
156で旋回自在に支持されている。また、旋回
台151上面に設けられる接合フリレーム163
はボルト164で固定されるので、このボルト1
64で接合フレーム163と旋回台151を分離
することができる。この旋回台151の駆動部
は、第8図に示すように、旋回台151に固定さ
れたθ軸駆動モータ157にピニオン158と駆
動ピニオン161とが固定され、駆動ピニオン1
61が旋回台151に固定された固定ギヤ162
と噛合する。また、旋回量の検出は、前記ピニオ
ン158が旋回台151に設けられたエンコーダ
159のギヤ160と噛合することによつてなさ
れる。このθ軸の動作は、θ軸駆動モータ157
を回転し、駆動ピニオン161から旋回台151
の固定ギヤ162に回転力が伝達され、θ軸駆動
モータ157は旋回台151とともに公転する。
また、接合フレーム163を分離することで前述
したR軸、θ軸や後述する軸、α軸、β軸も分
割される。また、旋回量はエンコーダ159によ
つて知ることができる。
次に軸すなわち俯仰軸について説明する。こ
の軸は、前述したメインアーム101(R軸)
の俯仰を行なうものである。第8図に示すよう
に、R1軸103の基端に設けられた旋回ピン2
02は旋回台151に固定されたベアリング保持
フレーム203に保持された軸受204で回転可
能に支持されている。また、R軸101の側方に
1対の俯仰シリンダ201が配置され、この一端
がR1軸103上部にピン208a,208bで
軸着され、他端には俯仰シリンダ201の内シリ
ンダ215に固定されたボールネジ212が設け
られ、先端にかさ歯車217が固着されている。
もう一方の俯仰シリンダも同様な構成となつてい
る。また、接合フレーム163の一端部に設けら
れたベアリングホールダ205で支持された回転
軸206の両端にかさ歯車207,218が設け
られ、このかさ歯車207が前記かさ歯車217
と噛合する。この俯仰シリンダ201の駆動部
は、第8図と、その一部を抽出拡大した第9図と
に示すように、ボールネジ212には回転ギヤ2
13が設けられ、軸駆動モータ209が俯仰シ
リンダ201の外シリンダ216上に設けられ、
この軸駆動モータ209の先端に駆動ギヤ21
0が設けられ、この駆動ギヤ210がアイドラ2
11を介して前記ボールネジ212の回転ギヤ2
13と噛合する。また、もう一方の俯仰シリンダ
201のかさ歯車218も同じ様に駆動され、円
滑な俯仰を可能としてある。また、俯仰量の検出
は、R軸101の一端の旋回ピン202に固定さ
れた検出ギヤ220がエンコーダ221の検出ギ
ヤ222と噛合することで行なわれる。この軸
の動作は、第8図および第10図aに示すよう
に、軸駆動モータ209の回転力はアイドラ2
11→回転ギヤ213でボールネジ212に伝達
される。同時に、ボールネジ212と対称位置に
あるボールネジ219にはかさ歯車217→かさ
歯車207→回転軸206のかさ歯車218→か
さ歯車223を介して回転力が伝達され、ボール
ネジ212と同量だけ回転する。このとき、R軸
101のピン着した部分には、第10図bに示す
ような推力f2が発生し、旋回ピン202でR1軸1
03は軸受204で保持されているので、その分
力f6が回転力として作用し、旋回ピン202のま
わりにR軸101を相当量俯仰させる。
以上説明したR軸、θ軸、軸はメインアーム
101の基端部に設けられ、それぞれ伸縮、旋
回、俯仰によりメインアーム101の先端部を任
意の走査点に走査するが、このメインアーム10
1の先端部には工具等を取付けるためのサブアー
ム401が設けられ、この先端部の工具等により
種々の作業が行なわれる。このサブアーム401
にも走査範囲の拡大や走査時の姿勢の調整や荷重
保持等のためβ軸、α軸、C軸が設けてある。そ
こで、まずβ軸について述べる。第11図に示す
ように、R軸101の先端部には、β軸すなわち
補助俯仰軸が、サブアーム401の姿勢を補正す
るために設けられる。このβ軸を支持するためβ
軸フレーム305がR3軸105にボルト304
で固定されている。このβ軸フレーム305には
フレーム301が突出しており、このフレーム3
01に軸受が設けられ、旋回ピン303が回転自
在に保持され、サブアーム401が旋回ピン30
3に固定してある。β軸回りのサブアーム401
の駆動はβ軸フレーム305に取付けられてR3
軸105側に突出したβ軸駆動モータ306とβ
軸フレーム305内に設けられたピニオン30
7、連結ギヤ309,310、ウオームギヤ31
1等で構成され、β軸駆動モータ306のピニオ
ン307が連結ギヤ309,310を介してウオ
ーム軸312を回転させ、ウオーム軸312のウ
オーム311とウオームホイール313とが噛合
し、このウオームホイール313と同軸に設けた
減速ギヤ314と旋回ピン303に設けられた駆
動ギヤ302とが噛合し、モータの回転力が伝達
される。俯仰量の検出は第12図に示すように、
β軸フレーム305内に設けたエンコーダ316
がウオーム軸312に設けたエンコーダギヤ31
5とエンコーダ316に設けたピニオンとが噛合
し、エンコーダ316が回転されることで行なわ
れる。β軸の動作は前述の軸の動作によるサブ
アーム401が管板3に対して姿勢が変化するこ
とを防止するものであり、第13図に示すよう
に、β軸まわりにサブアーム401が俯仰できな
い場合には、R軸101が水平状態ではサブアー
ム401と管板3が平行となるが、俯仰により角
度が時計回りに変化するにしたがいサブアーム
401の姿勢も変化し、ついにR軸101が垂直
状態となると管板3と垂直となつてしまう。そこ
で、サブアーム401を角度の変化にともない
β軸まわりに俯仰することで常に管板3と平行に
保つことができる。
次に、このサブアーム401を旋回するα軸、
すなわちクランプ軸351回りの旋回は、第11
図に示すように、クランプ軸351に軸受(図示
せず)支持されたサブアーム401にギヤ402
が設けられる。このα軸の駆動部は、第14図に
示すように、α軸駆動モータ403、ピニオン4
10、アイドラ404、減速ギヤ405、減速機
406と駆動ギヤ407で構成される。また、旋
回量の検出も減速ギヤ405と噛合する検出用ギ
ヤ408でエンコーダ409を回転することで行
なわれる。サブアーム401の旋回動作は、α軸
動作モータ403の回転力がピニオン410→ア
イドラ404→減速ギヤ405→減速機406→
駆動ギヤ407を介してギヤ402に伝達される
ことで行なわれる。このように、サブアーム40
1を旋回することによつて、水室2のすみや隔壁
5の近くまで、全域に渡つて走査ができ、しか
も、水室2の壁や隔壁5と干渉することもない。
これを第15図に示した。図中、411はα軸駆
動部の全体形状の概念を示すもので、412は走
査点を示し、二点鎖線で示す部分はサブアーム4
01がない場合で斜線部は干渉状態を示す。サブ
アーム401の長さをチユーブ配列(任意の方向
から見たときに正方状の格子配列のとき)ピツチ
の5倍もしくはその整数倍、または13倍もしくは
その整数倍としておくことで、サブアーム401
を旋回したときに走査できる伝熱管位置が増加す
る。これを第16図に示した。図中、各交点が伝
熱管の位置を示し、サブアーム401の長さを配
管ピツチの5倍とした場合で、このときには円で
示した12点を走査することができる。
次に、メインアーム101の先端部であり、か
つサブアーム401の基端部でもある部分に設け
れらるC軸、すなわちクランプ軸について述べ
る。管板3の細管孔7にクランプするためのクラ
ンプ軸351がサブアーム401に垂直に軸支さ
れ、上下動可能としてある。クランプ軸351の
先端部でのクランプ機構は、第17図はその詳細
を示すように、クランプ軸351の先端が先細の
テーパ状としてあり、その下部に4つ割りの爪3
52が設けられ、この爪352の外周をOリング
353で保持してある。またクランプ軸351の
他端はクランプピストン354が一体に設けられ
る。また、クランプ軸351は昇際軸359の内
側に組込まれており、この昇降軸359の内側に
形成されたクランプシリンダ358内におかれ
る。このクランプシリンダ358の外周は昇降ピ
ストン361となり、昇降シリンダ360内にお
かれる。クランプシリンダ358への空気の供給
はクランプ軸351の下端部に設けた空気供給ブ
ロツク355のクランプ空気供給孔364からク
ランプ軸351の中心部を通り、クランプピスト
ン354に連通したクランプ空気孔358を通し
て行なわれ、クランプの解除には、空気供給ブロ
ツク355のアンクランプ空気供給孔から昇降シ
リンダ360内に貫ぬいて設けた供給管357が
クランプシリンダ358に通じているので、これ
によりなされる。さらに昇降軸359の昇降のた
めに、昇降シリンダ360下端部に上昇用空気孔
362が、また上端部に下降用空気孔363が設
けてある。また、クランプ軸351の先端には、
位置検出装置として、フアイバーヘツド367が
設けられ、フアイバースコープ366を通してス
ケール板370(第18図参照)が設けてある
ITVカメラ368に光学的に接合され、TVモニ
タ369に連結してある。しがつて、細管孔7の
観察と、クランプ軸351の位置決めを容易に行
なうことができる。
このクランプ軸351のクランプ動作は、クラ
ンプ軸351をR,θ,軸等の各軸で細管孔7
下部で走査された後なされる。第17図はクラン
プ完了状態を示す。まず、昇降シリンダ360に
上昇用空気孔362を通して図示しない空気供給
装置により圧縮空気が送られ、昇降ピストン36
1が上昇し、昇降軸359とクランプ軸351が
一体となつて上昇し、細管孔7内に挿入される。
次いで、クランプシリンダ358にクランプ空気
供給孔364→クランプ空気孔358を通して圧
縮空気が供給され、クランプピストン354と一
体のクランプ軸351が押し下げられ、爪352
がテーパ部のため円周状に開きき管壁と圧着す
る。したがつて、摩擦力でクランプ軸351は細
管孔7に確実に固定される。クランプ軸351の
解除は、クランプ時とは逆に、アンクランプ空気
供給孔365より圧縮空気を供給することで、ク
ランプピストン354と一体のクランプ軸351
が上昇し、Oリングの収縮力で爪352が縮少し
管壁から離脱し、下降用空気孔363への圧縮空
気の供給で昇降ピストン361が下降し細管孔7
より引き抜かれる。
クランプ軸351の先端に設けられた位置検出
装置の動作は、ITVカメラ368がスケール板で
370を介してフアイバースコープ366と接合
してあるので、TVモニタ369上で細管孔7の
大きさを読みとることで、クランプ軸351のず
れを知ることができる。これを第19図a〜eに
より詳しく説明すると、クランプ軸351と管板
3が離れている第19図aで細管孔7の像374
は、あらかじめ測定した大きさ373よりも小さ
く、近づくと第19図bのように大きくなる。こ
の大きさの大小をスケール板370上から読みと
ることで管板3からクランプ軸351までの距離
を知ることができる。また、クランプ軸351が
水平方向にずれると第19図d,eのごとくTV
モニタ369上にあらわれるので、水平方向のず
れも知ることができる。。
以上説明した、R,θ,,β,α,C軸をそ
れぞれ動作させることで任意の位置に走査するこ
とができるが、その基準面となる支持架台11の
固定誤差が旋回台151等に影響するので、支持
架台11上の旋回台151を管板3と平行に補正
する機構を設け、これを修正する。このため、揺
動機構すなわち、κ軸およびλ軸が支持架台11
上で旋回台151の互いに直交する位置に設けら
れる。κ軸およびλ軸は第20図および第21図
に示すように、支持架台11上にκ軸保持ブロツ
ク459が設けられ、その上部に旋回台151が
置かれ、κ軸はκ軸保持ブロツク459で支持さ
れ、旋回台151を傾斜し、これと直交する方向
に設けられるλ軸は支持架台11に支持され、κ
軸保持ブロツク459を傾斜させることで旋回台
151を傾斜する。
まず、κ軸について、旋回台151の下端面に
突出して設けた保持フレーム462,463がピ
ン460,461でκ軸保持ブロツク459に回
動自在に設けられ、これと直交する方向にも旋回
台151の下方に突出部が設けられ、この突出部
にリンク457a,457bおよびリンク458
a,458bがピン451および452で回動自
在に設けられ、それぞれのリンク457a,45
7b間と、リンク458a,458b間にはナツ
ト455および456が固定され、それぞれコ字
形状のリンクを形成しており、それぞれのナツト
455,456にκ軸ボールネジ453,454
が螺合している。このκ軸ボールネジ453,4
54は互いに逆ネジとしてあり同一方向に回転す
ると逆に動き旋回台151を傾斜する。このボー
ルネジ453,454の駆動はκ軸保持ブロツク
459に固定されたκ軸駆動モータ464の駆動
ピニオン468がアイドラ467を介してボール
ネジの端部に設けたボールネジ駆動ギヤ465,
466と噛合することにより行なわれる。同様な
構成をもつ機構がこれと直交する方向に傾斜駆動
させるλ軸にも設けられ、このλ軸はκ軸保持ブ
ロツク459に回転ピン511,512が設けら
れ、支持架台151に保持されたベアリング51
3,514で回動自在に保持されている。また、
κ軸保持ブロツク459にはκ軸ボールネジ45
3,454に直交する方向にλ軸ボールネジ50
1,502がリンク505,506に設けたナツ
ト503,504に螺合する。また、リンク50
5,506は保持ピン507,508でκ軸保持
ブロツク459に回動自在に保持されている。こ
のλ軸ボールネジ501,502の駆動はλ軸ボ
ールネジの端部に設けたボールネジ駆動ギヤ51
8,519がアイドラ517を介してλ軸駆動モ
ータ515の駆動ピニオン516と噛合すること
で行なわれる。
このκ軸、λ軸を用いての旋回台151の平行
度の調整は、第22図および第23図(図示上、
歯車の噛合順序が一部異なる)に示すように、κ
軸駆動モータ464の回転力が駆動ピニオン46
8からアイドラ467に、からにボールネジ駆動
ギヤ465,466に伝達され、ボールネジ45
3,454を回転する。このとき、ボールネジ4
53,454が互いに逆ネジであるのでナツト4
55,456は逆方向に同量移動する。したがつ
て、リンク457,458、保持ピン451,4
52、旋回ピン460,461からなるリンク機
構は旋回ピン460,461まわりに回転し、旋
回台151を傾斜する。また、これと直角方向に
ついても、同様な機構でκ軸保持ブロツク459
ごと傾斜するので、旋回台151を傾斜すること
になる。
以上で、それぞれの軸、R,θ,,β,α,
C,κ,λ軸の単独の構成とその動作について説
明したが、これらを総合的に用いて行なう走査作
業は、まず固定台14および支持架台11を水室
2内に固定した後、支持架台11上の旋回台15
1を管板3に平行にするため揺動機構を用いて平
行調整を行なう。これにはκ軸、λ軸を用いるこ
とは前述の通りであるが、平行度はC軸すなわち
クランプ軸351の先端部に設けられたフアイバ
ースコープ366等の位置検出装置を利用し、第
24図に示す原理で平行にする。すなわち、λ軸
のボールネジ平面について、傾斜角を=
とし、このときの管板3(細管孔7)とフアイバ
ーヘツド367との距離をZ1、これを180度旋回
したときの距離をZ2とすれば支持架台11と管板
3とに姿勢誤差Δλがあれば ΔZ=Z2−Z1 Δλ=tan-1−Z/2Rsin (但し、Z1
≠Z2) で算出される。したがつてZ1=Z2、つまりΔZ=
Oとなるようλ軸を動かせばκ軸ブロツク459
は管板3と平行になる。同様にκ軸を用いて旋回
台151を管板3と完全に平行にする。この操作
で基準面が形成されたことになる。次に、この基
準面すなわち旋回台151上の各軸により(R,
θ,)を指示することで、作動量を検出しなが
ら相当する位置に走査する。このときにも目視装
置を用いることで、クランプ前には細管孔7を常
に視野に収めるので位置ずれの度合は常に目視確
認することができ、若干の位置ずれはクランプ軸
351の先端テーパ部でも修正が行なわれる。こ
のように走査した後、サブアーム401のクラン
プ軸351を細管孔7にクランプする。この後、
サブアーム401に設置された工具や検査装置等
で作業を行なう。このとき、前述のように、サブ
アーム401の長さを適当としておくことで旋回
する場合に多数の細管孔に走査することができ
る。また、作業の変更にともなう工具の交換にあ
たつては、本装置を折りたたむことで、サブアー
ム401がマンホール6に近接するので工業の交
換ができる。
以上、実施例とともに具体的に説明したよう
に、本発明の熱交換器の作業用マニピユレータを
用いることで熱交換器の水室の狭小部に入ること
なく容易に固定することができるとともに、固定
時の誤差も修正することができ、正確に走査の基
準面を得ることができる。また、走査点の位置決
めに極座標に相当する変化量を用いたので制御方
法が簡単であり、装置全体を小型軽量とすること
ができた。また、サブアームを設けたことで、管
板面の全域を走査することができ、また、位置決
めを行なうにあたつてはクランプ軸の位置検出装
置を利用して管板からの距離やずれをも測定でき
る。さらに、クランプ軸により細管孔にクランプ
することで荷重保持能力を飛躍的に高めることが
できる。したがつて、作業の制約も少なく、正確
に位置決めやずれの補正もできる。また、サブア
ーム上の工具交換にあたつては、装置を折りたた
んだときにマンホールに近接した位置となるので
容易に交換することができるなど多大な効果がみ
られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の熱交換器の作業用マニピユレ
ータを熱交換器の水室内に設置した場合の外観斜
視図、第2図は極座標と直交座標との関係を示す
説明図、第3図は固定台と固定ピンとの設置方向
の違いの説明図、第4図は支持架台を水室内に設
置する場合の動作説明図、第5図はメインアーム
(R軸)の横断面図、第6図は第1図のB矢視図
でメインアームの駆動部を示す、第7図は旋回台
(θ軸)の中央断面図、第8図は第1図のB矢視
図で俯仰シリンダ(軸)の駆動部を示す、第9
図は俯仰シリンダの駆動部を一部抽出拡大して示
す断面図、第10図a,bは俯仰シリンダの動作
説明図でaは平面図、bは正面図、第11図は第
1図のA矢視図でメインアームの先端部を示す、
第12図はサブアームの俯仰機構(β軸)とその
検出部を抽出拡大して示す断面図、第13図はメ
インアームとサブアームの俯仰関係の説明図、第
14図はサブアームの旋回駆動部を抽出拡大して
示す断面図、第15図はサブアームの走査範囲の
説明図、第16図はサブアームの走査点の説明
図、第17図はクランプ軸(C軸)を抽出拡大し
て示す断面図、第18図はスケール板の説明図、
第19図は位置検出装置の動作説明図、第20図
は揺動機構(κ軸、λ軸)の組立説明図、第21
図は支持架台上のκ軸保持フレームの外観斜視
図、第22図、第23図は揺動機構の動作説明
図、第24図は揺動機構による平行調整の原理説
明図である。 図面中、2は水室、3は管板、4は伝熱管、5
は隔壁、6はマンホール、10はボール、11は
支持架台、12は固定ピン、18はフツク、19
は開閉シリンダ、101はメインアーム(R
軸)、102はボールネジ、103は保持用外軸
(R1軸)、104は中軸(R2軸)、105は内軸
(R3軸)、151は旋回台(θ軸)、201は俯仰
シリンダ(軸)、351はクランプ軸(C軸)、
401はサブアームである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 縦型熱交換器の多数の伝熱管が配列された管
    板と胴ふたとで形成される水室内においてホール
    上に載置されると共に側方に延びる支持腕により
    支持されて該水室底面に設置される支持架台と、
    回動面を前記管板と平行となるように調整し得る
    平行調整機構を介して前記支持架台に回動自在に
    支持された旋回台と、前記旋回台に俯仰自在に搭
    載されかつ自身が伸縮自在なメインアームと、前
    記メインアームの先端部に俯仰自在かつ回動自在
    に取付けられて前記管板と平行な面内で回動可能
    なサブアームと、前記メインアームの先端部に前
    記サブアームの回動中心軸と同軸上に取付けられ
    前記伝熱管内に挿入されてそれをクランプし得る
    クランプ軸と、前記クランプ軸に設けられ該クラ
    ンプ軸が前記伝熱管と同軸となるように位置決め
    する位置検出装置とを具えたことを特徴とする熱
    交換器の作業用マニピユレータ。
JP10839279A 1979-08-25 1979-08-25 Manipulator for work of heat exchanger Granted JPS5633288A (en)

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