JPS61286627A - デイスクブレ−キ装置 - Google Patents

デイスクブレ−キ装置

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JPS61286627A
JPS61286627A JP12593285A JP12593285A JPS61286627A JP S61286627 A JPS61286627 A JP S61286627A JP 12593285 A JP12593285 A JP 12593285A JP 12593285 A JP12593285 A JP 12593285A JP S61286627 A JPS61286627 A JP S61286627A
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JP
Japan
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disk
side member
brake
disc
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP12593285A
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English (en)
Inventor
Junzo Ueda
順三 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はロック状態の発生を完全に防止し得ることに特
徴を有する自動車等のディスクブレーキ装置に関するも
のである。
(従来の技術) 自動車等、のブレーキ装置としては、運転者のブレーキ
操作に応じて、油圧シリンダまたはエアシリンダに油圧
または空気圧を伝送し、車輪あるいはそれに直結した回
転体にブレーキライニングを押圧して、車輪の回転を減
速させ、停止させるものが多く使われている。しかしな
がら高速から急ブレーキがかけられたような場合には、
車輪の回転が停止してロック状態となることがしばしば
起って車両の姿勢が不安定となり、またタイヤが路面を
滑走して危険な状態が発生する。このような車輪のロッ
クを防止する方法としては、従来種々の方式のアンチス
キッドシステムが開発されているが、これらは車速セン
サー、アクチュエータ、マイクロコンビエータ等を用い
るものが大部分で、高度の技術によって複雑なシステム
を用いなければならないものであった。また簡単な装置
を用いるものもあるが、これはブレーキのオン、オフを
行うだけのもので、円滑な制御ができるものではなかっ
た。またこれらのアンチスキッド装置は、一時的にでは
あるがブレーキ力を弱める働きをするものであるため、
故障をしたとき危険側に作用する恐れがあるので、きわ
めて信頼度の高い装置でなければならないという点から
も、コスドアツブが避けられない装置であった。
(発明が解決しようとする問題点) このように従来から用いられているアンチスキッドシス
テムは多くの問題点を有するので、アンチスキッドシス
テムによらず、原理的に車輪のロック状態が発生しない
ような方式によって、円滑なブレーキ力を得ることがで
きる装置を提供するのが、本発明の目的である。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の目的を達成するための手段と部材と、制
動力をうけるディスク部とに分離する。ディスク部も当
然車軸を中心として回転するよう、車軸に対し回動自在
に軸着せしめる。
車輪側部材とディスク部には、車軸を中心として回転す
る積層円板が1枚あるいは複数枚づつそれぞれ固着され
ており、車輪側部材に固着された積層円板と、ディスク
部に固着された積層円板は、交互にその板面が狭い間隔
を保持して相対するように配設される。さらにディスク
部の外周をケーシングで蔽い、こうして出来た積層円板
間の空間に粘性流体を充填し、ケーシングと車輪側部材
のボスとの間をシールするよう構成したものである。
(作用) 本発明の装置は上記のような構成を有するものであるか
ら、自動車の走行中にブレーキが掛けられると、回転し
ている前記のブレーキ装置のディスク部は、従来のディ
スクブレーキの場合と同様に、ブレーキパッドを押しつ
けることによって減速し停止する。車輌と共に回転する
車輪側部材は、ディスク部とは分離しているので回転を
つづけるが、車輪側部材とディスク部にそれぞれ固定さ
れた積層円板が、狭い間隔で相対しており、その間に粘
性流体が入っているので、相対している円板の間には、
両者の速度差に基〈剪断力が発生し、車輪側部材の回転
(車輪の回転)を停止させよりとする力(ブレーキ力)
が働く。このブレーキ力は、相対する円板の相対速度が
大きいほど大であるから、高速時には大きなブレーキ力
が発生する。しかしながら前記の相対速度が零になれば
、ブレーキ力は零となるので、前記の車輪側部材すなわ
ち車輪が停止に至ることはなく、車輪のロックは原理的
に回避される。しかしながらこのようなブレーキ装置を
用いるときは、車両を完全に停止させることはできない
から、従来のブレーキ装置と併用する必要がある。
(実施例) 次に本発明の実施例を図によって説明する。
第1図は本発明のディスクブレーキ装置の断面図で、車
軸が車輪と共に回転する場合の実施例である。車軸1に
は車輪側部材2がキー5によって固定され、ディスク部
4は図示しない軸受によって、車軸1に回転自在に軸着
されている。
車軸側部材2にはボス5に積層円板へ6.・・・が固着
され、ディスク部4にはブレーキディスク7に積層円板
aa・・・が固着しているが1円板6,6゜・・・と円
板aa・・・は交互に配設され、これらはすべて小さい
間隔りを保持するよう罠なっている。
またディスク側円板8の最外側の2枚の円板はその外側
がケーシング9を形成し、ケーシング9と車輪側部材の
ボス5の間にはシール10があり、ケーシング9内の積
層円板へaの間の空間には粘性流体11が満たされてい
る。ディスク部4のブレーキディスク7には、その両側
にブレーキパッド12があり、ブレーキパッド12はプ
ランジャ15によって、ブレーキディスク7を押し付け
るようになっている。
次に作用を説明する。車軸1は自動車の走行中回転して
おり、車輪側部材2も当然回転しているが、ディスク部
4もその積層円板aa・・・が、車輪側部材の積層円板
へ4・・・と、狭い間隔りを保って相対しており、間に
粘性流体が満たされているので、車輪側部材と共に、車
軸1と等しい回転数で回転している。ただし車両が急発
進をする場合は、車輪側部材2に対しディスク部4がや
\後れて回転をはじめることはありうる。
車両を制動せしめる時は、プランジャ13によリブレー
キパッド12がブレーキディスク7に押し付けられる。
これによってブレーキディスク7は減速をはじめるが、
ブレーキディスクス積層円板へa・・・、ケーシング9
から成るディスク部 ?件部モーメントはあまり大きく
ないので、ディスク部4は、一般には短時間で減速する
。しかし車軸1とそれに固定されている車輪側部材のボ
ス5と積層円板4へ・・・とけ、車両と共に回転してい
るから、積層円板6.6.・・・とaへ・・・の間には
大きな相対速度が発生する。第2図に示すように、ある
平面aと、これに平行な移動する面すがhなる距離で相
対しており、移動する面すが平面aに対してUなる速度
で移動しており、その空間がμなる粘性係数を屯つ粘性
流体で満たされているときは、座標として図のように、
面に平行な方向にX座標、面に垂直な方向にX座標をと
り、比例定数をkとすれば、この場合の面すの単位面積
当りの剪断応力tは で表される。さらに移動する面の全面積について求めた
剪断力Fは F=/τdA・・・・・・・・・・・・・・・(2)と
なる。そこでhなる間隔で相対している積層円板が、あ
る半径TのところでUなる相対速度で回転している場合
について考えると、積層円板全部についての粘性にもと
づく剪断力は、前記(2)式のFとなる。すなわちFが
車軸1に与えられるブレーキ力となり、大きい粘性係数
μをもつ流体を用い、積層円板へ8の間隔りを小さくし
、積層円板48が相対する面の面積が大きい場合は、大
きなブレーキ力がえられることがわかる。またブレーキ
力は積層円板の相対速度が大きいほど大きくなる。よっ
てこの装置によって大きなブレーキ力が発生し、有効な
制動力が与えられる。
また剪断力Fは(1)(2)式で算出されるようにして
発生するが、その速度Uと剪断力(ブレーキ力)Fの関
係を画くと第3図の曲線のようになり、相対速度がある
速度u0を超過すると剪断力が増大し、その力reにも
とづくブレーキトルクは、ブレーキパッド12がブレー
キディスク7を押して、ブレーキディスクに与えるブレ
ーキトルクよりも大きくなる。そのような状態が発生し
たときは、ディスク部は、ブレーキパッドに対してスリ
ップをおこし積層円板間の相対速度は一定値u0を超過
しないようになる。第3図の実線はスリップを起さない
ときのY剪断力、点線は実際に与えられるブレーキ力で
ある。このようにしてブレーキディスクの制動トルクと
協働しながら、剪断力による最大のブレーキ力を保持す
ることができるという点も、本装置の特徴の一つといえ
る。
このようにしてブレーキ力が、車軸に固定されて回転し
ている車輪側部材2に与えられるが、ディスク部4が停
止している場合でも、車輛側部材2すなわち車軸1が減
速して停止に近づいたときは、積層円板の相対運動によ
って発生する剪断力は極めて小さくなり、従ってブレー
キ力も減少する。よって本装置を用いる場合は、車輪の
ロックを発生することはなく、それに伴って生ずるトラ
ブルは全く起らないから、アンチスキッド装置も不必要
となる。
しかしながら本発明の装置を使った場合、車輪を車体に
対して完全罠停止させることはできないので、このディ
スクブレーキ装置を使用する場合は1例えば前輪に本発
明の装置を用い、後輪には従来のブレーキ装置を装着す
る。後輪に与えるブレーキ力は、前輪において本発明の
装置によって与えられるブレーキ力より少し小さいブレ
ーキ力を与えるようにして、後輪に於てロックが発生す
ることを防止しながら車両を減速せしめ、低速に減速し
たときは、後輪に装着された従来のブレーキ装置によっ
て停止まで減速させるようKする。この場合前輪と後輪
を逆にしてもよく、また2系統のブレーキ系統をもつも
のでは、一方に本発明の装置を用い、他の系統に従来の
ブレーキ装置を用いてもよい。
なお本実施例では、車軸が車輪と共に回転する場合につ
いて説明したが、車軸が静止しそれに回転自在に軸着し
た車輪のみが回転する車両の場合も、車輪側部材が車輪
の回転部に固定され、車軸を中心に回転するものであれ
ば、本実施例と同様な作用効果を有することは言うまで
もない。
(発明の効果) 本発明は以上説明したような構成と作用を有するもので
あるから、自動車等に応用した場合、これに急制動を与
えたときも、車輪がロックすることがなく、急制動時の
車両の不安定性を取除くことができる。また本装置は構
造が簡単でコストも安く、故障も少い。よって高度なア
ンチスキッドシステムと同等な車輪のロックを起さない
システムを、簡単な装置によって提供することができる
という効果を有する。
また高速時に安定なブレーキ力を与えることができる点
も本装置の特徴で、自動車走行の安定性が確保できると
いう効果も持っている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のディスクブレーキ装置の説明図で、積
層円板部を断面図で示したものである。第2図は粘性流
体による剪断応力発生の説明図、第3図は速度と剪断力
の関係を示す説明図である。 1・・・車軸 2・・・車輪側部材 5・・・     ボス 6・・・     積層円板 4・・・ディスク部 8・・・     積層円板 7・・・ブレーキディスク 9・・・ケーシング 11・・・粘性流体 特許出願人  鈴木自動車工業株式会社才1図 9 ケージ;クー II  u性先体 牙2図    才3図 手続補正書 昭和60年7 月24日 凸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスクブレーキ装置の回転部材を、車輪側部材
    とディスク部とに分離し、それぞれに積層円板を固着し
    、該円板を対向せしめて、その外側を覆い、前記対向さ
    せた円板の間に粘性流体を充填したことを特徴とするデ
    ィスクブレーキ装置。
JP12593285A 1985-06-10 1985-06-10 デイスクブレ−キ装置 Pending JPS61286627A (ja)

Priority Applications (1)

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JP12593285A JPS61286627A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 デイスクブレ−キ装置

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JP12593285A JPS61286627A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 デイスクブレ−キ装置

Publications (1)

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JPS61286627A true JPS61286627A (ja) 1986-12-17

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JP12593285A Pending JPS61286627A (ja) 1985-06-10 1985-06-10 デイスクブレ−キ装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000001954A3 (de) * 1998-07-01 2000-09-14 Martin Kammerer Hydraulisches betätigungssystem
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