JPS6127333A - 動力伝達用無端ベルトの製造方法 - Google Patents

動力伝達用無端ベルトの製造方法

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JPS6127333A
JPS6127333A JP15013284A JP15013284A JPS6127333A JP S6127333 A JPS6127333 A JP S6127333A JP 15013284 A JP15013284 A JP 15013284A JP 15013284 A JP15013284 A JP 15013284A JP S6127333 A JPS6127333 A JP S6127333A
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JP
Japan
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power transmission
endless
endless carrier
transmission block
suspension member
Prior art date
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Application number
JP15013284A
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English (en)
Inventor
Susumu Okawa
進 大川
Yasunobu Jiyufuku
寿福 康信
Shigeru Okuwaki
茂 奥脇
Takayoshi Kondou
近藤 高可
Toshiya Endo
俊弥 遠藤
Shigenori Nakada
重範 仲田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Publication of JPS6127333A publication Critical patent/JPS6127333A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G5/00V-belts, i.e. belts of tapered cross-section
    • F16G5/16V-belts, i.e. belts of tapered cross-section consisting of several parts

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ベルト式無段変速機に用いられる動力伝達用
無端ベルトの製造方法に関する。
(従来の技術〕 自動車等車両の変速機として、最近、ベルト式無段変速
機が提案されている。
゛ ベルト式無段変速機は、一方の回転軸と他方の回転
軸に、■字形断面の周溝を有するプーリが設けられてお
り、このプーリに動力伝達用無端ベルトが掛は渡されて
いる。そして、プーリの■字形断面の周溝の幅が変えら
れることにより、一方の回転軸から他方の回転軸に回転
動力が無段階に変速されて、伝達されるようになってい
る。
このベルト式無段変速機に使用される動力伝達用無端ベ
ルトは、無端キャリアと動力伝達ブロックから成ってい
る。動力伝達ブロックは無端キャリアに数珠繋ぎに互い
に隣接して配設されるが、この配設は、動力伝達ブロッ
クが無端キャリアに摺動可能に取付けられる形式と、固
定的に取付けられる形式とがある。
出願人は、先に、動力伝達ブロックが無端キャリアに固
定的に取付けられる形式の動力伝達用無端ヘルドの改良
技術として、動力伝達ブロックに回動可能に剛性の懸架
部材を設け、この懸架部材を介して動力伝達ブロックを
無端キャリアに取付けるものを提案した(特願昭58−
227059号、本出願前未公知)。このものは、懸架
部材に無端キャリアの取付は凹部が形成されており、こ
の取付は凹部を無端キャリアに嵌め込むことにより動力
伝達ブロックが無端キャリアに取付けられるようになっ
ている。
このものは、上述の構成により、動力伝達用無端ベルト
がプーリに巻き掛けられて移動するとき、無端キャリア
は湾曲変形して移動していくが、この湾曲変形は懸架部
材が動力伝達ブロックに対して回動することによりスム
ーズに行われるため、無端ギヤリアには無理な応力が作
用しなく、このため、このものは、無端キャリアの耐久
性の向上を図ることができるという利点がある。
また、これより先に、出願人は、別に、動力伝達ブロッ
クに無端キャリアの取付は凹部を直接に形成し、この取
付は凹部を無端キャリアに嵌め込み、挟着部材等の固定
部材により無端キャリアを挟着固定することにより、動
力伝達ブロックを無端キャリアに固定的に取付ける改良
技術を提案した(実願昭58−187081号、本出願
前未公知)。
ところで、これら出願人が既に提案した動力伝達用無端
ベルトを組立製造する場合には、予め、環状の無端キャ
リアを形成しておき、この無端キャリアに複数個の動力
伝達ブロックを順次数珠繋ぎに互いに隣接させて配設し
て形成するのを普通としている。この場合、動力伝達ブ
ロックに直接取付は凹部が形成されているものにおいて
は、その取付は凹部を無端キャリアに嵌め込むことによ
り動力伝達ブロックは無端キャリアに取付けられ、動力
伝達ブロックに回動可能に支持される懸架部材に取付は
凹部が形成されるものにおいては、先ず、懸架部材のみ
を、その取付は凹部を無端キャリアに嵌め込んでリヘソ
トなど固定手段により無端キャリアに固定し、この無端
キャリアに固定された剛性懸架部材に動力伝達ブロック
を取付けることにより、動力伝達ブロックは無端キャリ
アに取付けられる。
このように、無端キャリアを先に配設しておき、この無
端キャリアに動力伝達ブロックを取付ける製造方法をと
るのは、従来、無端キャリアは最初からエンドレス形状
に形成するのを普通としているためである。
なお、出願人以外の提案として特開昭58−21404
7号「Vヘルド」があるが、この提案のものも、無端キ
ャリアとなるエンドレスロープはエンドレスに形成され
ているため、製造方法としては上述と同一の製造方法を
とることになると考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、上述した製造方法によるときには、動力伝達ブ
ロックの組付けが困難となることがあり、また、正確に
寸法精度が出ないという問題を生じることがある。それ
は、エンドレスの無端キャリアに動力伝達ブロックを取
付けていくため、動力伝達ブロックの取付は方向の厚み
に制作誤差等があると、最後に取付ける動力伝達ブロッ
クが取付けることができなかったり、あるいはわずか隙
間が生じて取付けられることがあり、そのため、取付け
る動力伝達ブロックを変えて再度組付を繰り返して行う
必要が生じる。このため、組付けが困難となる。また、
多少、無理して動力伝達ブロックを組付るときには、寸
法精度が悪くなるという問題がある。
而して、本発明が解決しようとする問題点は、動力伝達
用無端ベルトを寸法精度良く、かつ、容易に製造できる
ようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕 本発明は、上述した従来の製造方法とは逆に、先に、動
力伝達ブロックを配設し、後で、有端の可撓性ロープ状
体を用いて無端キャリアを形成することにより、上述の
問題点を解決しようとするものである。
具体的には、本発明にかかる動力伝達用無端ベルトの製
造方法は、次の手段をとる。
先ず、複数個の動力伝達プロ・ツクを所定の動力伝達用
無端ベルトの周長の長さに配設し、かつ、この配設は、
動力伝達ブロックに直接形成されるか、あるいは動力伝
達ブロックに回動可能に支持された懸架部材に形成され
る取付は凹部の開口部を外方に向けて配設する。
次に、この状態で、有端の可撓性ロープ状体を取付は凹
部にフィラメントワインディング法により巻きつけて全
体として環状の無端キャリアを形成する。
最後に、この形成された無端キャリアを適宜固定手段に
より動力伝達ブロックあるいは懸架部材に固定して取付
ける。
〔作用〕
上述の手段の動力伝達用無端ベルトの製造方法によれば
、予め、動力伝達ブロックは所定の動力伝達用無端ベル
トの周長の長さに配設されるため、動力伝達ブロックの
取付けができないというようなことがない。
また、無端キャリアは、配設された動力伝達ブロックの
取付は凹部あるいは、懸架部材の取付は凹部に、有端の
可撓性ロープ状体をフィラメントワインディング法によ
り巻きつけて形成するものであるため、必然的に所定の
周長の長さに正確に形成することができる。
〔発明の効果〕
本発明は、上述したように、予め、動力伝達ブロックを
所定の周長の長さとなるように配設するものであるため
、従来の後で配設する場合に比べ、容易に配設すること
ができ、製造が容易となる。
また、無端キャリアは、先に配設された動力伝達ブロッ
クの周長に合わせて、正確に形成されるため、動力伝達
用無端ベルトは精度良く形成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
先ず、製造方法を説明する前に、動力伝達用無端ベルト
の構成および適用例について説明する。
第9図は動力伝達用無端ベルトが通用される無段変速機
の一例を、模式図として、全体的に示したものである。
この第9図について説明すれば、エンジン等の゛ 駆動
源10にはクラッチ12が連結されており、このクラッ
チ12には入カブ−IJ14が連結されている。入力プ
ーリ14は可動プーリ14aと固定プーリ14bとから
成っている。両プーリ14a、14bには傾斜したプー
リ面16.16が形成されており、入力プーリ14にV
字形断面の周溝を形成している。この■字形断面の周溝
は入力プーリ14の駆動面となっている。
入力プーリ14に並べられて出力プーリ18が配設され
ている。この出力プーリ18も可動プーリ18aと固定
ブー!J 18 bとから成っている。
両プーリ18aおよび18bには入カブ−IJ14の場
合と同様に傾斜したプーリ面20.20が形成されてお
り、出力プーリ18に■字形断面の周溝を形成している
。この■字形断面の周溝は出カブ−IJ 18の従動面
となっている。
そして、入カブ−IJ14のプーリ面16.16により
形成されるV字形断面の周溝と、出力プーリ18のプー
リ面20.20により形成されるV字形断面の周溝との
間に動力伝達用無端ベルト30が掛は渡されて、入力プ
ーリ14から出力プーリ18に回転動力が伝達されるよ
うになっている。
なお、入カブ−1J14の可動プーリ14aと、出力プ
ーリ18の可動プーリ18aはいずれも油圧等の手段に
よりそれぞれの■字形断面の周溝の幅が変更されるよう
になっている。この周溝の幅が連続的に変更されること
により、出力プーリ18の回転は、無段階に変速されて
取り出される。
第9図に示す無段変速機は、動力伝達用無端ヘルド30
が掛は渡された入力プーリ14と出カブ−IJ18との
組合せにより構成されるものであり、駆動源10からの
回転動力はクラッチ12を介して無段変速機に伝えられ
て、無段変速機により変速されて取り出される。取り出
された回転動力は、減速歯車対22を経て差動機24に
伝達され、差動機24から更に車輪26に伝達され、車
両を駆動する。
第10図は第9図における動力伝達用無端ベルトの一部
分の側面図を示す。この第10図から分るように、動力
伝達用無端ベルト30は、環状に形成された無端キャリ
ア32に、複数個の動力伝達ブロック34が数珠繋ぎに
互いに隣接した状態で取付けられている。
第1図ないし第3図は一本発明により製造される動力伝
達用無端ベルトの第1の実施例を示す。
第1図は動力伝達用無端ベル)・30にお°ける、−個
の動力伝達ブロック34と無端キャリア32との取付は
状態を示す断面図であり、入力プーリ14のプーリ面1
6に摩擦係合した状態を示す。
動力伝達ブロック34は、幅広のU字形状に形成されて
いる。すなわち、両側0脚辺部36.36と低部38と
がU字状の形状をなしている。動力伝達ブロック34は
、2個のL字状部材34a、34bが底部38で結合さ
れて形成されている。
この結合は、それぞれのL字状部材34a、34bの底
部38.38に設けられた盲穴40.40に、一本のピ
ン42が嵌挿されることにより行われている。
動力伝達ブロック34の両側面44.44は、入カブ−
IJ14のプーリ面16.16と摩擦接触する傾斜面に
形成されている。動力伝達プロ・ツク34のU字形状の
凹部部分は、後述する無端キャリア32が挿通する空間
部46となっている。また、両脚辺部36.36には、
後述する懸架部材50の取付ピン部52.52が嵌合す
る取付孔4B、4Bが設けられている。
動力伝達ブロック34は、一般には、金属で形成される
。金属のほか、焼結合金、セラミックまたはプラスチッ
クで形成することもできるが、いずれにしても剛性の高
いものとして形成するのが好ましい。
動力伝達ブロック34は、第2図および第3図に示すよ
うに、互いに隣接して連続的に配設されている。第3図
に示すように、動力伝達ブロック34の動力伝達方向の
厚みは、上方位置の一定の範囲がd幅とされており、下
方にいくにしたがって漸次狭くされ、最下方位置がe幅
とされている。
動力伝達ブロック34は上方位置のd幅で連続的に配列
される。動力伝達ブロック34の下方位置は漸次狭く形
成されるため、動力伝達ブロック34間には三角形状の
間隙58が形成される。この間隙58は、動力伝達用無
端ベルト30が大力プーリ14または出力プーリ18に
巻き掛けられて移動していくときにおいて、その最小曲
率半径状態でその間隙58がなくなる大きさに設定され
ている。
第1図に戻り説明するに、懸架部材50は、動力伝達ブ
ロック34のU字形状の空間部46に配設されている。
懸架部材50は、−個の動力伝達ブロック34に対して
一個宛配設される。この懸架部材50も、幅広のU字形
状に形成されており、両側0脚辺部54.54に取付ピ
ン部52.52が一体に形成されている。この取付ピン
部52.52が、動力伝達ブロック34の両脚辺部36
.36の取付孔48.48に嵌合して、懸架部材50は
動力伝達ブロック34に回動可能に取付けられている。
なお、取付ピン部52.52と取付孔48.48の嵌合
は、第1図には多少誇張して図示されているが、一定の
遊びを有する嵌合とされている。なお、懸架部材50も
、動力伝達ブロック34と同様、金属等で剛性の高い部
材として形成するのが良い。
懸架部材50の動力伝達ブロック34への取付けにおい
て、懸架部材50の両脚辺部54〜54と動力伝達ブロ
ック34の両脚辺部36.36との間には、一定の間隙
56.56が設けられている。この間隙56.56の範
囲において、懸架部材50は、第1図で見て、左右方向
に移動可能となっている。しかし、懸架部材50が左右
方向のいずれの方向に移動した場合においても、取付ピ
ン部52.52の端部は取付孔48.48から外方に突
出しないように、取付ピン部52.52の長さ等が寸法
設定されている。
懸架部材50のU字形状の凹部部分は、無端キャリア3
2を収容する取付は凹部60となっている。この取付は
凹部60には、無端キャリア32が入れられている。無
端キャリア32は、有端の可撓性ロープ状体62がフィ
ラメントワインディング法により巻かれて全体として環
状に形成されている。無端キャリア32は、取付は凹部
60の開口側に配設される固定板64により圧着されて
懸架部材50と一体的とされる。固定板64による圧着
は固定板64をリベット66.66により懸架部材50
に固定することにより行われる。なお、固定板64の懸
架部材50への固定は、リベット66によるほか、接着
、縁曲げ、かしめ、溶接等によって行うこともできる。
このようにして、懸架部材50は無端キャリア32に固
定的に取付けられる。その結果、動力伝達ブロック34
も懸架部材50を介して無端キャリア32に取付けられ
る。そして、懸架部材50は動力伝達ブロック34に回
動可能に支持されているため、動力伝達ブロック34が
入力プーリ14または出力プーリ18に摩擦係合して移
動していくとき、無端キャリア32と動力伝達ブロック
34間に生じる相対変位は懸架部材50の回動により吸
収され、動力伝達用無端ベルト30はスムーズに移動す
ることができるようになっている。
そのため、動力伝達用無端ベルト30の耐久性が向上す
る。特に、この実施例の場合には、懸架部材50の回動
軸線X−X線上に無端キャリア32が配設される構成と
なっているため、動力伝達用無端ベル)30の移動はス
ムーズに行われる。
次に、上述の第1の実施例の動力伝達用無端ベルト30
の製造方法について、説明する。
先ず、動力伝達ブロック34を懸架部材50を取付けた
状態で、第4図に示すドラム70上に配設する。ドラム
70は、丁度、動力伝達用無端ベルト30の周長と同一
の大きさとされているため、ドラム70上に複数個の動
力伝達ブロック34をすきまなく互いに隣接して配設す
ることにより、必然的に配設された動力伝達ブロック3
4の周長の長さは、所定の動力伝達用無端ベルト30の
長さとなる。
懸架部材50の動力伝達ブロック34への取付けは、2
個のL字状部材34a、34bをピン42により一体的
に結合するとき、同時に、懸架部材50の取付ピン部5
2.52を動力伝達ブロック34の取付孔48.48に
嵌合させることにより行う。
なお、この状態では、第4図に示すように、懸架部材5
0の取付は凹部60には未だ無端キャリア32は取付け
られていなく、固定板64も取付けられていない。しか
し、懸架部材50はその取付は凹部60が外方に開口し
た配設状態で、かつ、リベットが設置された状態となっ
ている。
ドラム70は、第4図に示すように、取り外し可能に2
分割されているが、動力伝達ブロック34の配設時には
、ボルト72により一体的に結合されている。また、ド
ラム70は、第5図に示すように、円形に形成されてい
る。
次に、上記状態で、懸架部材50の取付は凹部60に、
有端の可撓性ロープ状体62をフィラメントワインディ
ング法により巻きつけて、無端キャリア32を形成する
可撓性ロープ状体62は取付は凹部60の空隙箇所に隙
間なくフィラメントワインディング法により巻いて、無
端キャリア32を形成するのがよい。なお、フィラメン
トワインディング法の際、可撓性ロープ状体62には0
.1〜10kg程度の張力が付与される。このようにし
て形成される無端キャリア32は、全体として環状に形
成される。
可撓性ロープ状体62は、材料として、スチール繊維、
炭素繊維、セラミック繊維、アラミド繊維等の高強度、
耐゛熱性の繊維が用いられており、これらの繊維が、単
独または複数種類組み合わされて、適当に撚り合わされ
てロープ状に形成される。例えば、細い径(50μm〜
200μm)のセラミック系繊維、スチール系繊維が撚
り回数30〜300  (T/m)で撚り合わされてロ
ープ状に形成される。また、アラミド繊維、炭素繊維が
同じI然′り回数で撚り合わされてロープ状に形成され
る。これらロープ状に形成されたものは、更に、その表
面に樹脂コーティングすることがある。このように形成
された可撓性ロープ状体62は、柔軟さ、引張り強度の
点で優れており、かつ、表面に樹脂コーティングした場
合には、後述の圧着固定において、可撓性ローブ状体6
2の表面が損傷しないという利点がある。
上述のようにして、懸架部材50の取付は凹部60に無
端キャリア32が形成されたならば、次に、固定板64
を懸架部材50の取付は凹部60の開口側に配設して、
リベット66.66により固定板64を懸架部材50に
固定する。この固定の際、懸架部材50と固定板64は
可撓性ローブ状体62からなる無端キャリア32を圧着
し、これにより、懸架部材50は無端キャリア32に一
体的に取付けれる。したがって、動力伝達ブロック34
も懸架部材50を介して無端キャリア32に取付けられ
る。
なお、固定板64の懸架部材50への固定は、接着、縁
曲げ、かしめ、溶接等の適宜固定手段によっておこなっ
てもよい。
また、固定板64は、動力伝達ブロック34および懸架
部材50と同様、金属等で剛性の高い部材として形成さ
れている。
以上により動力伝達用無端ベルト30が形成され、ドラ
ム70のボルト72を外して、ドラム70を分割して、
動力伝達用無端ベルト30をドラム70から取り外す。
上述した製造方法によれば、予め、ドラム70に動力伝
達ブロック34を配設するものであるため、動力伝達ブ
ロック34を所定の動力伝達用無端ベルト30の周長の
長さに容易に配設することができ、従来の無端キャリア
に動力伝達ブロックを取付ける方法に比べ、製造が容易
となる。
また、無端キャリア32は、予め、所定の周長の長さに
配設された動力伝達ブロンク34の懸架部材50にフィ
ラメントワインディング法により巻きつけて形成するも
のであるため、精度良く形成することができる。
第6図ないし第8図は本発明により製造される動力伝達
用無端ベルトの第2の実施例を示す。なお、この実施例
において、上述の第1の実施例と同一または相当部分に
は同一の符号を付して示した。
第6図および第7図は一個の動力伝達ブロック34と無
端キャリア32との取付は状態を示すものであり、第6
図は分解斜視図、第7図は組立斜視図を示す。
動力伝達ブロック34は本体部材90と固定部材64と
から成っている。本体部材90は幅広のU字形状に形成
されており、そのU字形状の凹部は、無端キャリア32
を収容する取付は凹部60となっている。本体部材90
の両側面は、入力プーリ14および出力プーリ18のプ
ーリ面16および20と摩擦係合する傾斜面に形成され
ている6本体部材90の両脚辺部36.36にはかしめ
止め用の凹部80.80が設けられている。なお、本体
部材90は剛性の高い、金属、セラミックス、または樹
脂等で形成されている。
取付は凹部60は、この実施例では、直接、動力伝達ブ
ロック34の本体部材60に設けられている。この取付
は凹部60には、有端の可撓性ローブ状体62がフィラ
メントワインディング法により巻かれて無端キャリア3
2が形成されている。
固定部材64は、バー82とプレート84とから成って
いる」プレート84は二重゛に折り曲げられており、そ
の間にバー82が挟まれて、溶接86.86により一体
的に結合されている。なお、この結合は接着剤等により
おこなってもよい。
固定部材64におけるバー82の両側部のブレ)84a
間には脚辺部挿入孔88.88が形成されている。この
脚辺部挿入孔88.88に脚辺部36.36が挿入され
、第7図に示すように、無端キャリア32が本体部材9
0と固定部材64とで挟着された状態で、プレート84
の両側部で、かしめ止め96.96が行われ、一体的と
されている。なお、かしめ止め96.96は脚辺部36
.36に設けられたかしめ止め用の凹部80.80に係
合するように行われるので強固に一体に結合される。
上述の第2実施例の動力伝達用無端ヘルドの製造方法は
、基本的には前述した第1の実施例の製造方法と同一方
法にて行われる。
すなわち、先ず、動力伝達ブロック34の本体部材90
をドラム70上に配設する。この配設は、取付は凹部6
0を外方に向けて行う。その状態で、本体部材90の取
付は凹部60に、有端の可撓性ロープ状体62をフィラ
メントワインディング法により巻きつけて、全体として
環状の無端キャリア32を形成する。次いで、固定部材
92を本体部材90にかしめ止め96.96により固定
して、無端キャリア32を挟着することにより、動力伝
達ブロック34を無端キャリア32に取付ける。
そして、最後に、製造された動力伝達用無端ベルト30
をドラム70から取り外す。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明により製造される動力伝達
用無端ベルトの第1の実施例を示し、第1図は一個のブ
ロック体と無端キャリアとの取付は状態を示す断面図、
第2図は動力伝達ブロックが数個数珠繋ぎに配設された
状態を示す平面図、第3図は同側面図、第4図および第
5図は製造工程に用いられるドラムを示し、第4図は動
力伝達ブロックが配設された状態を示すドラムの断面図
、第5図は側面図、第6図ないし第8図は本発明により
製造される動力゛伝達用無端ベルトの第2の実施例を示
し、第6図は一個の動力伝達ブロックと無端キャリアと
の取付は状態を示す分解斜視図、第7図は同組立斜視図
、第8図は動力伝達ブロックが数個数珠繋ぎに配設され
た状態を示す側面図、第9図は動力伝達用無端ベルトが
通用される無段変速機の一例を示す模式図、第10図は
動力伝達用無端ベルトの一部分を示す側面図である。 符号の説明 30−−−−駆動力伝達用無端ベルト 32−−−・無端キャリア 34−−−駆動力伝達プロック 60−−一取付は凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、無端キャリアに動力伝達ブロックが固定的に取付け
    られ、かつ、動力伝達ブロックは無端キャリアに数珠繋
    ぎに互いに隣接して配設されて形成される動力伝達用無
    端ベルトの製造方法として、先ず、複数個の動力伝達ブ
    ロックを所定の動力伝達用無端ベルトの周長の長さに配
    設し、かつ、この配設は、動力伝達ブロックに直接形成
    されるか、あるいは動力伝達ブロックに回動可能に支持
    された懸架部材に形成される取付け凹部の開口部を外方
    に向けて配設し、この状態で、次に、有端の可撓性ロー
    プ状体を取付け凹部にフィラメントワインディング法に
    より巻きつけて全体として環状の無端キャリアを形成し
    、この形成された無端キャリアを適宜固定手段により動
    力伝達ブロックあるいは懸架部材に固定して取付けるこ
    とを特徴とする動力伝達用無端ベルトの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015535576A (ja) * 2012-11-20 2015-12-14 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh ドライブベルトおよびドライブベルトの製造方法

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