JPS61271627A - 光デイスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、通常再生専用として作られている光ディス
クの構造を改良することによって、書き込み機能も追加
できるようにしたものである。

従来の技術 現在、再生専用の光ディスクとしてオーディオ情報が記
録されているυ１謂コンパクトディスク（ＣＤ）が市販
され一〇いる。このコンパクトディスクの利用方法とし
て、画像情報も入れたり、また各種デジタルデータを入
れたバーンナル、コンピュータの外部メモＩＪ　（ＣＤ
−ＲＯＭ）が検討されている。

特に、両生専用メモリとしては非接触型であり、かつ大
容量であることからその実用化が注目されている。

この種のコンパクトディスクは周知のように第２図に示
される構造を持つが、それらはいずれもマスター、マザ
ー、スタンパの順に型ｔ［こＬ、スタンパを金型として
ポリカーボネート、エポキシあるいはアクリル樹脂（Ｐ
ＭＭＡ：ポリメチル・メタクリレート）等の透明樹脂を
用いて射出成形することによって基板が作られる。

第２図において、１ｄ：ポリカーボネートのような透明
樹脂からなる射出成形基板で、１１はオーディオあるい
はデータ等の所定の情報を表わすビットである。ピッ１
−１１は通常のオーディオレコード盤の溝のようにうず
巻状に連らなって列を形成している。ビット１１が形成
された面の外側にはアルミニウムの反射膜２が形成され
ており、読み出す時のレーザ光は矢印Ａのように反対側
の面１３から透過照射される。反射光はビット１１の有
無によって変化するが、その強度を読み取って電気信号
に変換し所定の情報が再生されるようになっている。

発明が解決しようとする問題点 従来のコンパクトディスクのように予めビット列が射出
成形されたものは、再生専用としてしか利用できなかっ
た。今後パーソナルコンピュータの外部メモリとして利
用される場合、ＲＯＭとして用いられるだけでなく、追
記や書替え可能な機能も備えることができるとしたらそ
の用途は一段と拡大されよう。

問題を解決するための手段 この発明は、透明樹脂を射出成形することにより所定の
情報を表わすビット列を・一方の面に予め形成した光デ
ィスクに改良を加えるもので、その面に従来形成される
反射膜の代りに光記録媒体層を形成し、隣り合うビット
列の間に設けられた領域に任意の情報で変調されたレー
ザ光を照射することにより第２の記録ビット列を形成さ
せると共に、予め形成されたビット列を基準にしてトラ
ッキングサーボを行うことを可能にしたものである。

作　　用 この発明の光ディスクによれば、再生専用のビット列す
なわち再生専用トラックと記録トラックの形成領域を異
ならしめており、両トランクの周波数が近くてもクロス
ト−りが無く、完全に別信号として分離できるものであ
る。記録時におけるトラッキングサーボは再生専用のビ
ット列に基づいて行えば良いので、特別なトラッキング
用の溝を予め設けておく必要もなくディスク加工上簡潔
で製作が容易である。

実施例 この発明の実施例を以下図面を参照して訝１明する。第
１図はこの発明の光ディスクの構造を示す一部切欠斜視
図である。なお、第２図の従来構造と同一な部分は同一
符号をもって示す。

基板１の一方の面に形成された再生専用ビット列１１．
１１のピッチｔ２を２．５〜３．５μｍに選んで射出成
形する。従来のピッチｔ、は１．６μｍであり、この間
隔よシ大きく設定する訳・である。このようにすること
によシ平面領域１２が形成される。ビット列１１の形成
された面にアルミニウム反射膜を形成する代りに、ここ
では蒸着法、スパッタ法、スピンコード等により光記録
媒体層３が数ｌＯ〜数１０００λの厚みで形成される。

この記録媒体層３としては、例えばＴｅ系、有機系、光
磁気媒体等が用いられる。

上述のようにして作られたディスクに対して、再生専用
ビット１１については従来と全く同じ方法により情報の
読み出しが行える。次に、領域１２に対しては、同一方
向から任意の記録情報に基づいて変調されたレーザ光を
同一方向Ａから照射する。すると、レーザ光に応じて記
録媒体層３の該当部分に記録ビット１４が順次に形成さ
れ−Ｃいく。

この場合、トラッキングサーボは再生専用のビット列を
基準として２つの補助ビームを使う所謂３ビーム法によ
り行う。

また、領域１２に形成されたビット１４についての読み
取シ動作は、再生専用ビット１１の場合と同じ方法で行
われ、トラッキングは記録時と同じ方法で行われる。

実験例として、波長λ＝７８０〜８３０ｎｍの半導体レ
ーザ光により、ＮＡ：０．５〜０．６の対物し／ンズを
有する光ヘッドで記録再生を行ったが、クロストークの
ない良好な信号が得られた。

上述の実施例においては、光記録媒体としてレーザ光に
よってのみ書き込むものについて述べたが、この発明は
光磁気配録のように磁界とレーザ光により記録を行い、
かつ消去可能なものも適用可能であることはいうまでも
ない。

また、後記録ビット１４の形状としては、凹凸、ふくら
み、記録媒体層の有無、屈折または反射率の変化等いろ
いろ考えられるが、読み出し光で検出できる光学的変化
であれば適用できる。

発明の効果 この発明によれば、予め設けられた再生専用ビットのほ
かに任意に記録ビットを設けることができるが、それぞ
れの再生に際してはクロストークが生ぜず、光ディスク
の利用性を拡大することができる。また、再生専用ビッ
トを読み出す場合と記録ビットを設ける場合とで同一の
光ヘッドを用いて行うことができるので装置の簡易化、
小型化にも適している。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例に係る光ディスクの構造を示
す切欠斜視図、第２図は従来の光ディスクの構造を示す
切欠斜視図である。 １・・・・・・透明樹脂基板、 １１・・・・・・　ビット、 ３・・・・・・光記録媒体層、 １２・・・・・・　ビット列間の記録領域。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明樹脂を射出成形することにより所定の情報を表わす
   ビツト列を一方の面に予め形成した光ディスクであつて
   、前記面に反射膜の代りに光記録媒体層を形成し、隣り
   合う前記ビット列の間に設けられた領域に任意の情報で
   変調されたレーザ光を照射することにより第２の記録ビ
   ット列を形成させると共に、予め形成された前記ビット
   列を基準にしてトラッキングサーボを行うことを可能に
   したことを特徴とする光ディスク。