JPS61258650A

JPS61258650A - フラツトモ−タ用ロ−タの製造方法

Info

Publication number: JPS61258650A
Application number: JP9553085A
Authority: JP
Inventors: Hideo Kamifukumoto; 上福元　英雄
Original assignee: NIPPON RADIATOR CO Ltd; Nihon Radiator Co Ltd
Current assignee: NIPPON RADIATOR CO Ltd; Marelli Corp
Priority date: 1985-05-07
Filing date: 1985-05-07
Publication date: 1986-11-17

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明はフラットモータ用ロータの製造方法に係り、特
にアマチュアコイルを樹脂で被覆する際に樹脂が均一に
アマチュアコイルを被覆できるようにし、回転バランス
がよく、しかも冷却効率のよいロータを製造し得るよう
にしたものである。

（従来の技術）従来のフラットモータは第８図に示すように、ブラケッ
ト１及びブラケット２を接合させることにより形成され
たハウジング３に、それぞれブラケット１及びブラケッ
ト２に支持された含油軸受４又はボールベアリング等を
介して回転軸５が取付けられ、前記回転軸５にはコンミ
ュテータ６とボス部１３を有するアマチュア７とが一体
的に取付けられている。前記アマチュア７には第９図に
示すようなアマチュア単コイル８が前記回転軸５に対し
て直角方向に伸延するように略等しい間隔で円周方向に
複数個配置され、各アマチュア単コイル８は前記コンミ
ュテータ６に接続されて前記回転軸５と一体的に樹脂モ
ールドされている。

また前記コンミュテータ６には前記アマチュア単コイル
８に給電するために前記コンミュテータ６に向う方向に
コイルバネ１２により弾圧力が付与されているブラシ１
１が当接している。

そして前記ブラケット２には永久磁石１０が前記アマチ
ュア単コイル８と対応する数だけＮ極とＳ極が交互に放
射状に配置され、前記アマチュア７に対して間隙９をな
して前記アマチュア７を横切る磁界を形成している。こ
のようなフラットモータのアマチュアコイルを、ボス部
１３及び回転軸５と一体に製造する方法としては、特公
昭５７−２９９３６号公報に開示されているものがあり
、この方法は第１０図に示すようにコンミュテータ６を
構成する整流子片６Ａと樹脂製のボス部１３とからなる
コンミュテータ６を形成した後、このコンミュテータ６
に単コイル８を複数配置しつつ、整流子片６Ａの接続部
１４に単コイル８の端子部ｅを嵌合した後、接続部１４
を加熱溶解して整流子片６Ａと単コイル８とを電気的に
接続している単コイル８は第９図に示すようにコイル線
を巻回して、内側円周方向部８Ｇと外側円周方向部８ｂ
と、これらを結びアマチュアコイルとしての有効部分（
トルク発生部分）となる半径方向部分８ａとからなり、
全体的に平面台形状の形状をしている。そして単コイル
８が構成されるコイル線は中心の導体部とその外側の絶
縁層と、最外側部の熱可塑性樹脂製の融着層とから構成
されているので、すべての単コイル８をコンミュテータ
６に配置した後、すべての単コイル８により構成される
アマチュアコイル１５全体を加熱することにより、すべ
ての単コイル８が一体的に融着層により接着されること
になる。

このようにして、形成されたアマチュアコイル１５を第
１１図に示すように相互に設けられたリング状の突起を
有する成形用金型２０に設置してこの成形用金型２０に
形成された空洞（キャビティ）内に樹脂を射出すること
により、アマチュアコイル１５の全体を樹脂で固めると
共にボス部１３を形成している。

そして、このようにして成形されたロータを軸方向から
見ると、第１２図に示すようにリング状の溝１６が形成
される。この溝１６はアマチュアコイル１５の位置決め
のために前記成形用金型２０に設けられた突起によって
形成されたちので−ある。

（発明が解決しようとする問題点）しかして、前述したような従来のロータ製造方法にあっ
ては、第１１図に示す金型２０の上金型２１及び下金型
にコイル巻線部分と略同じ高さのリング状の突起によっ
てアマチュアコイル１５の全体を押えるようにして樹脂
を注入していたので、前記金型２０の接合部分で樹脂が
流れにくくなる。

したがってボス部１３に相当するキャビティ内に樹脂を
注入するピンゲートを用いた場合では、アマチュア７の
外周部分に樹脂が行き渡りにくくなり、またアマチュア
７の外周部に相当するキャビティ内に樹脂を注入するサ
イドフィルムゲートを用いた場合では、ボス部１３に樹
脂が行き渡りにくくなる。

このためにロータの成形の際に樹脂の注入に時間がかか
り、又ロータ各部の樹脂の密度が異なることになり、回
転バランスのよいロータを効率よく製造することが難し
かった。

本発明はこのような従来の問題点を解決するためになさ
れたものであり、ロータの成形時に樹脂の注入速度を向
上させ、しかもバランスのよいロータを製造し得るよう
にすることを目的とする。

（問題点を解決するための手段）前記目的を達成するために、本発明ではコンミュテータ
に所定数のアマチュア単コイルを配設して、これらのア
マチュア単コイル相互を仮接着することによりアマチュ
アコイルを形成した後、前記アマチュアコイルとコンミ
ュテータとシャフトとを成形用金型内に設置し、樹脂に
よりボス部を形成すると共に前記アマチュアコイルを被
覆して前記アマチュアコイルとコンミュテータとシャフ
トとが一体となったロータを形成するようにしてなるフ
ラットモータ用ロータの製造方法において、前記ロータ
を形成する一対の成形用金型の前記ロータの有効長部分
に相当する位置に、前記アマチュアコイルの特定部分を
押える突起を設け、この突起により前記アマチュアコイ
ルを支持した状態の下で前記成形用金型内に樹脂を注入
し、前記ロータに前記アマチュア単コイルの表面が露出
した凹部を形成してなるフラットモータ用ロータの製造
方法である。

（史知刑　）以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
。

第１図は本発明に係る製造方法で製造されたロータを軸
方向からみた上面図である。第２図は第１図に示したロ
ータの要部断面図である。第３図は第１図に示したロー
タに配設されているアマチュア単コイルのモールド工程
を示す図である。

例えばロータに配設されているアマチュア単コイル８を
直線状に展開すると第３図に示すようになっている。図
に示すようにアマチュア単コイル８は、１／４ピツチず
つ位相をずらして層状に積重ねられている。そしてこの
ように層状に積重ねられたアマチュア単コイル８を成形
用金型２０によってモールドするには、上金型２１の突
起部ａで最上部に配置されたアマチュア単コイル８の有
効部分を押え、また下金型２２の突起部すで上から第３
番目に配置されたアマチュア単コイル８の有効部分と最
下部に配置されたアマチュア単コイル８の全体を押え、
それらの金型で形成されたキャビティ内に樹脂を注入す
ることによって成される。

このようにして成形されたロータには、第１図に示すよ
うにロータのトルク発生部分の片側に上金型２１の突起
部ａによって形成された溝Ａが、その反対側には下金型
２２の突起部すによって形成された溝Ｂが前記溝Ａと１
／４ピツチだけ位相がずれて構成されている。

そしてその溝の断面図は第２図に示すようになっており
、上金型２１の突起部で形成された溝Ａにはアマチュア
単コイル８が露呈しており、また下金型２２に接するア
マチュア単コイル８も露呈している。

第４図は本発明の他の実施例を示し、第５図は第４図の
溝部の要部断面図を示している。第６図は第４図に示す
ロータのモールド工程を示す説明図である。

第６図に示すように成形用金型２０の上金型２１及び下
金型２２にロータのボス部に相当する部分から螺旋状の
突起Ｃを対向して設けて、その突起によってアマチュア
コイル１５の特定部分を押え、第４図に示すような螺旋
状の溝Ｃを有するロータを形成している。第５図には、
第４図に示した螺旋状の溝Ｃの断面図が示されており、
この溝Ｃにはアマチュア単コイル８が露呈している。

第７図には、さらに他の実施例が示されている。

成形用金型２０の上金型２１及び下金型２２にロータの
ボス部に相当する部分からアマチュア単コイル１ピッチ
分に相当する螺旋状の突起ｄを対向して設けて、そ−の
突起によってアマチュアコイル１５の特定部分を押える
ことにより、螺旋状の溝を有するロータを形成している
。

（発明の効果）以上の説明により明らかなように、コンミュテータに所
定数のアマチュア単コイルを配設して、これらのアマチ
ュア単コイル相互を仮接着することによりアマチュアコ
イルを形成した後、前記アマチュアコイルとコンミュテ
ータとシャフトとを成形用金型内に設置し、樹脂により
ボス部を形成すると共に前記アマチュアコイルを被覆し
て前記アマチュアコイルとコンミュテータとシャフトと
が一体となったロータを形成するようにしてなるフラッ
トモータ用ロータの製造方法において、前記ロータを形
成する一対の成形用金型の前記ロータの有効長部分に相
当する位置に、前記アマチュアコイルの特定部分を押え
る突起を設け、この突起により前記アマチュアコイルを
支持した状態の下で前記成形用金型内に樹脂を注入し、
前記ロータに前記アマチュア単コイルの表面が露出した
凹部を形成するようにしたことにより、ロータの成形時
に注入する樹脂が、スムースにアマチュアコイル各部に
行き渡るために、バランスのよいロータが従来よりも短
時間で製造することができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る製造方法によって成形されたロー
タの軸方向上面図、第２図は第１図に示したロータの要
部（Ｉ−Ｉ及びｎ−ＩＩ）断面図、第３図は本発明に係
る製造方法の説明図、第４図は本発明に係る他の製造方
法によって成形されたロータの軸方向上面図、第５図は
第４図に示したロータの■−■断面図、第６図及び第７
図は本発明に係る他の製造方法の説明図、第８図は従来
のフラットモータの概略構成図、第９図は一般的に用い
られているフラットモータのアマチュア単コイルの拡大
図、第１０図は従来のアマチュアコイルの製造方法の説
明図、第１１図は従来のロータの製造方法の説明図、第
１２図は従来のロータの軸方向上面図である。１．２・・−ブラケット、　　３・・・ハウジング、４
・・・含油軸受、　　　５・・・シャフト、６・・・コ
ンミュテータ、６Ａ・・・整流子片、７・・・アマチュ
ア、８・・・アマチュア単コイル、９・・・間隙、　　　　１０・・・永久磁石、１１・・
・ブラシ、　　　　１２・・・コイルバネ、１３・・・
ボス部、　　　１４．ｅ・・・接続部、１５・・・アマ
チュアコイル、１６、Ａ、Ｂ、Ｃ，・・・溝ａ、ｂ、ｃ、ｄ、・・・突起、２０・・・成形用金型、　２１・・・上金型、２２・・
・下金型、特許出願人　　　　日本ラヂヱーター株式会社第２図３　３ト■新釦Ａ第５図Ｃ ω 昧

Claims

【特許請求の範囲】

コンミュテータ（６）に所定数のアマチュア単コイル（
８）を配設して、これらのアマチュア単コイル（８）相
互を仮接着することによりアマチュアコイル（１５）を
形成した後、前記アマチュアコイル（１５）とコンミュ
テータ（６）とシャフト（５）とを成形用金型（２０）
内に設置し、樹脂によりボス部（１３）を形成すると共
に前記アマチュアコイル（１５）を被覆して前記アマチ
ュアコイル（１５）とコンミュテータ（６）とシャフト
（５）とが一体となったロータを形成するようにしてな
るフラットモータ用ロータの製造方法において、前記ロ
ータを形成する一対の成形用金型（２０）の前記ロータ
の有効長部分に相当する位置に、前記アマチュアコイル
（１５）の特定部分を押える突起を設け、この突起によ
り前記アマチュアコイル（１５）を支持した状態の下で
前記成形用金型（２０）内に樹脂を注入し、前記ロータ
に前記アマチュア単コイル（８）の表面が露出した凹部
を形成してなるフラットモータ用ロータの製造方法。