JPS61258065A - 芳香族ポリアミド繊維の接着性改良方法およびその装置 - Google Patents

芳香族ポリアミド繊維の接着性改良方法およびその装置

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JPS61258065A
JPS61258065A JP9784185A JP9784185A JPS61258065A JP S61258065 A JPS61258065 A JP S61258065A JP 9784185 A JP9784185 A JP 9784185A JP 9784185 A JP9784185 A JP 9784185A JP S61258065 A JPS61258065 A JP S61258065A
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treatment
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、プラズマ発生装置を用いる芳香族ポリアミド
繊維の接着性を改良する方法およびその装置に関する。
本発明はまた接着性の改良された芳香族ポリアミド繊維
ならびに該繊維によりプラスチック。
セメント、ゴム、セラミック、金属等のマトリックスを
補強してなる芳香族ポリアミド繊維補強複合材料に関す
る。
従来の技術 従来、芳香族ポリアミド繊維の接着性改良法としては、
特開昭55−1393号公報において、芳香族ポリアミ
ド繊維を一つ以上の毛細管入口及び出口を経て。
減圧が維持されている区域で、その周りに置かれたソレ
ノイドにより起こされた高周波によりプラズマ発光部区
域を通して引張ることを特徴とする芳香族ポリアミド繊
維の接着性改良法が開示されている。
■が解゛しようとする問題1、 本発明者らは、プラスチック、セメント、ゴム。
セラミック、金属等のマトリックス、特にプラスチック
を芳香族ポリアミド繊維で補強してなる芳香族ポリアミ
ド繊維補強複合材料を提供するのに好適な芳香族ポリア
ミド繊維の接着性改良方法について。
ラジオ波電源によるプラズマ発生装置を用いて鋭意研究
の結果、芳香族ポリアミド繊維をプラズマが発生してい
る区域、すなわちプラズマ発光部内で処理した場合には
、芳香族ポリアミド繊維のマトリックスに対する接着性
はかなり向上するものの、同時に該繊維の強度がかなり
低下するのに対し、該芳香族ポリアミド繊維を、プラズ
マが発生している区域に次ぐプラズマ発生後のガス含む
領域、すなわちアフターグロー部において処理すると芳
香族ポリアミド繊維のマトリックスに対する接着が著し
く改善されると共に、該繊維の強度低下も著しく低減さ
れることを見出し本発明を完全するに至ったものである
問題1、を解゛するための手段 本発明は、プラズマ発生装置を用いて芳香族ポリアミド
繊維の接着性を改良する方法において、該芳香族ポリア
ミド繊維を、アフターグロー部を通し。
もしくは核部において処理することを特徴とする芳香族
ポリアミド繊維の接着性改良方法ならびに1つ以上のプ
ラズマI11住区域および芳香族ポリアミド繊維処理領
域であるアフターグロー部より本質的になる芳香族ポリ
アミド繊維の接着性改良装置を提供するものである。
本発明において用いられるプラズマ発生装置としては一
般のグロー放電発生装置などが用いられるが。
ラジオ波電源によるプラズマ発生装置、誘導結合型ラジ
オ波放電発生装置などが好ましい。
前記プラズマ発生装置に用いられるプラズマ発生用ガス
としては、酸素、空気などの酸素含有ガス。
CO2、SOg 、 No、  Ny等を用いることが
できるが酸素および空気などの酸素含有ガスが好ましい
前記プラズマ発生区域およびそれに次ぐ前記処理領域た
るアフターグロー部の温度は通常発生用ガスにかかわら
ず一50℃〜200℃であり、好ましくはそれぞれ常温
である。
前記プラズマ発生区域およびそれに次ぐ前記処理領域た
るアフターグロー部の圧力は1通常それぞれ0.05〜
5Torrであり、好ましくはそれぞれ0.2〜2To
rrである。
前記芳香族ポリアミド繊維の処理条件としては。
電源出力 5〜50ワツト、好爽しくは10〜20ワツ
ト。
プラズマ発生用ガス流量0.2〜2mmol/min+
  好ましくは0.5〜1 +wmol/sin、およ
び処理時間1分〜10分。
好ましくは5分〜7分の範囲を適宜選定することが可能
であり、前記芳香族ポリアミド繊維処理領域としては、
プラズマ発生条件によっても多少変動するが、前記プラ
ズマ発光部より該プラズマ発生区域を出たガスの滞留時
間として通常1〜10ミリ秒、好ましくは4〜6ミリ秒
の範囲である。またプラズマ発光区域からの距離は通常
5〜30cm、好ましくは、10〜20craの範囲で
ある。
前記電源出力が、5ワツト以下では安定なプラズマの維
持が困難になり、また十分な処理効果が得られず、好ま
しくなく、40ワット以上ではプラズマ発光部が強大に
なりすぎ、繊維の損耗が著しいので好ましくない、前記
プラズマ発生用ガス流量が、0.2■■of/sin以
下ではプラズマ自体の強度が過大になりすぎ、繊維の損
耗が著しくなるので好ましくなく。
2m5eol/sin以上ではプラズマ自体が微弱にな
り処理効果が十分でないので好ましくない、前記処理時
間が1分以下では十分な処理効果が得られないので好ま
しくなく、15分以上では過剰処理となり繊維の損耗が
著しいので好ましくない。
前記滞留時間が1m5ec以下では処理不足で好ましく
なく 、 10m5ec以上では過剰処理で好ましくな
い。
前記芳香族ポリアミド繊維の処理は、バッチ式により、
または連続式によっても行なうことができる。
前記芳香族ポリアミド繊維の接着性改良装置としては、
前記プラズマ発生装置の一つのプラズマ発生区域と、そ
れに次ぐ前記処理領域たるアフターグロー部より構成さ
れるものであってもよく、好ましくは2つ以上のプラズ
マ発生区域とそれに次ぐ共通の芳香族ポリアミド繊維処
理領域たるアフターグロー部とにより構成される。
本発明における芳香族ポリアミド繊維は、テレフタル酸
とP−フェニレンジアミンを主成分とするホモポリマー
および/またはコポリマーの繊維である。
市販されている芳香族ポリアミドの具体例として。
デュポン社製ケブラー49(デュポン社の登録商標)。
ケブラー29(デュポン社の登録商標)HM−50(奇
人■商品名)などを挙げることができる。
本発明方法により得られた接着性の改良された芳香族ポ
リアミド繊維により補強されて複合材料を形成するのに
用いられるマトリックスとしては、プラスチック、セメ
ント、ゴム、セラミック、金属等。
好ましくはプラスチック、特に好ましくはエポキシ樹脂
が挙げられる。
本発明方法により得られた接着性の改良された芳香族ポ
リアミド繊維は、前記複合材料を形成するに際し、ガラ
ス繊維および炭素繊維と共に用いてもよい。 以下図面
により本発明の前記方法および装置の1例を説明する。
第1図中、プラズマ発生用ガス導入口H2圧力および流
量制御部E、ラジオ波電電源よび同調回路りに接続され
ているプラズマ発生用コイルCの部分すなわちプラズマ
発生区域を含むプラズマ発生部A。
処理される芳香族ポリアミド繊維試料の位置Gを含む試
料処理部B、試料導入部およびシール部F、および前記
ガス排気口■よりなるT型芳香族ポリアミド繊維の接着
性改良装置において、前記プラズマ発生部Aのうち、プ
ラズマの発生している区域すなゎち前記プラズマ発生用
コイルCの部分に相当する区域の後1例えばGの位置に
置かれた芳香族ポリアミド繊維試料は。プラズマ発生用
ガス導入口Hより導入され、圧力および流量制御部Eを
通り、前記プラズマ発生区域で発生したプラズマガスを
含むガスにより処理され、処理を終わったガスは排気口
Iより排出される。
第2図および第3図中、プラズマ発生用ガス導入口H9
圧力および流量制御部E、ラジオ波電電源よび同調回路
りに接続されているプラズマ発生用コイルCの部分すな
わちプラズマ発生区域を含むプラズマ発生部Aを複数個
有し、処理される芳香族ポリアミド繊維試料の位WGを
含む試料処理部B、前記ガス排気ロ!、試料移動用ロー
ラーJ、試料供給部K。
処理済試料巻取部り、モーターM、および減速機Nより
なるT型芳香族ポリアミド繊維の接着性改良装置におい
て、前記プラズマ発生部Aのうち、プラズマの発生して
いる区域すなわち前記プラズマ発生用コイルCの部分に
相当する区域の後1例えばGの位置に置かれた芳香族ポ
リアミド繊維試料は、プラズマ発生用ガス導入口Hより
導入され、圧力および流量制御部Eを通り、前記プラズ
マ発生区域で発生したプラズマガスを含むガスにより処
理され、処理を終わったガスは排気口■より排出される
。試料は。
試料供給部により供給され、試料移動用ローラーJを介
して試料処理部BのGの位置を通り、処理され。
処理済試料巻取部りに巻き取られる。
実施例 以下実施例および比較例により本発明をさらに具体的に
説明する。
実施例1 芳香族ポリアミド繊維の織布(ケブラー1205C−1
1)のテープを第1図に示す装置のGの位置に置き。
電源出力10ワツト、酸素流量0.5mmol/min
、  および処理時間5分の条件で処理した。処理した
テープを2枚に切り、マトリックスとしてのエポキシ樹
HDER330(ダウ・ケミカル社製)を塗布し、圧着
して幅15iu+の試験片を得た。得られた試験片をJ
ISK6854に準じたT型はく離試験方法でオートグ
ラフS−100を用いて試験長50mm、測定速度20
0mm10+fnで試験したところ1.45kg/cm
のはく離強度を得た。この値は。
未プラズマ処理織布のはく離強度0.43kg/cmに
比較し、3.4倍のはく離強度アップ率であった。また
この織布のプラズマ照射による重量減率は0.7χであ
った。また処理したテープより195デニールの経糸を
引き抜き、それをオートグラフS−100を用いて。
試験員120nv+、  および、測定速度300mm
/minで引張試験を行なったところ、 18.8g/
dの引張強度を得た。
この値は、未プラズマ処理の引張強度19.0g/dに
比較し、2.1χの強度劣化となった。
比較例1 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力10ワツト、酸素流量0.5mm。
1/+win、  および処理時間5m1nの条件で処
理した。
処理したテープを実施例1と同様にマトリックスとして
のエポキシ樹脂DER−330(ダウ・ケミカル社製)
を塗布し、はく離試験を行なったところ1.10kg/
cmのはく離強度を得た。この値は未処理プラズマ処理
織布のはく離強度0.43kg/cmに比較し2.6倍
のはく離強度アップ率であった。また、この織布のブラ
ズマ照射による重量減率は0.6χであった。
処理したテープより195デニールの経糸を引き抜き、
実施例1と同様に引張試験を行なったところ18.7g
/dの引張強度を得た。この値は、未プラズマ処理織布
の引張強度19.0g/dに比較し2.6χの強度劣化
となった。
実施例2 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のGの位置
に置き、電源出力15ワツト、酸素流量0.5m5ol
/win、および処理時間5m1nの条件で処理した。
処理したテープを2枚に切り、マトリックスとしてのエ
ポキシ樹脂DER330(ダウ・ケミカル社製)を塗布
し、圧着して8幅15m−の試験片を得た。得られた試
験片をJISK6854に準じたT型はく離試験方法で
オートグラフS−100を用いて試験長50+*m、お
よび測定速度200m+/winで試験したところ1.
32kg/cmのはく離強度を得た。この値は未プラズ
マ処理織布のはく離強度0.43kg/cmに比較し、
3.1倍のはく離強度アップ率であった。また、この織
布のプラズマ照射による重量減率は1.1χであった。
また、処理したテープより195デニールの経糸を引き
抜き、それをオートグラフS−100を用いて試験長1
20mm、  および測定速度300m/a+inで引
張試験を行なったところ、 18.6g/dの引張強度
を得た。この値はプラズマ処理の引張強度19.0g/
d’に比較し3.1χの強度劣化となった。
比較例2 実施例1で月いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力15ワツト、酸素流量0.5s+mo
l/sinおよび処理時間5蒙inの条件で処理した。
処理したテープを実施例1と同様に、マトリックスとし
てのエポキシ樹脂DER−330(ダウミカル社製)を
塗布し、はく離試験を行なったところ、 0.80kg
/C−のはく離強度を得た。この値は未プラズマ処理織
布のはく離強度0.43kg/cmに比較し1.8倍の
はく離強度アップ率であった。またこの織布のプラズマ
照射による重量減率は1.3χであった。
処理したテープより195デニールの経糸を引き抜き、
実施例1と同様に引張試験を行なったとこ、ろ18、O
g/dの引張強度を得た。この値は未プラズマ織布の引
張強度19.0g/dに比較し5.3zの強度劣化とな
りた。
実施例3 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のGの位置
に置き、電源出力20ワツト、酸素流量Q、5smol
/5hin、および処理時間5■inの条件で処理した
処理したテープを2枚に切り、マトリックスとしてのエ
ポキシ樹脂DER−330(ダウ・ケミカル社製)を塗
布し、圧着して1幅15m1の試験片を得た。得られた
試験片をJISK6854に準じたT型はく離試験方法
でオートグラフS−100を用いて試験長50m5+、
および測定速度200sn/sinで試験したところ1
.20kg/c−のはく離強度を得た。この値は、未プ
ラズマ処理織布のはく離強度0.43kg/c−に比較
し、2.8倍のはく離強度アップ率であった。また、こ
の織布のプラズマ照射による重量減率は1.9χであっ
た。
また、処理したテープより195デニールの経糸を引き
抜き、それをオートグラフS−100を用いて、試験長
120mm、  および測定速度300mm/l1in
、で引張試験を行なったところ、 18.2g/dの引
張強度を得た。この−値は、未プラズマ処理の引張強度
19.0g/dに比較し、4.2χの強度劣化となった
比較例3 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力10ワツト、酸素流量1nmol/g
ein、  および処理時間5+winの条件で処理し
た。
処理したテープを実施例1と同様にマトリックスとして
のエポキシ樹脂DI!R−330(ダウ・ケミカル社製
)を塗布し、はく離試験を行なったところ、 0.93
kg/cmのはく離強度を得た。この値は未プラズマ処
理織布のはく離強度0.43kg/ca+に比較し、2
.2倍のはく離強度アップ率であった。またこの織布の
プラズマ照射による重量減率1.7χであった。
処理したテ、−プより195デニールの経糸を引き抜き
、実施例1と同様に引張試験を行なったところ17.0
g/dの引張強度を得た。この値は、未プラズマ処理織
布の引張強度19.0g/dに比較し10.5χの強度
劣化となった。
実施例4 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のGの位置
に置き、電源出力15ワツト、酸素流量1mmol/m
in+  および処理時間5m1nの条件で処理した。
処理したテープを2枚に切り、マトリックスとしてのエ
ポキシ樹脂DER−330(ダウ・ケミカル社製)を塗
布し。
圧着して1幅15mmの試験片を得た。得られた試験片
をJISK6854に準じたT型はく離試験方法でオー
トグラフS−100を用いて試験長50ysts、およ
び測定速度200mm+/winで試験したところ1.
1kg/cmのはく離強度を得た。この値は、未プラズ
マ処理織布のはく離強度0.43kg/cmに比較し、
2.6倍のはく離強度アップ率であった。また、この織
布のプラズマ照射による重量減率は3.2χであった。
また、処理したテープより、195デニールの経糸を引
き抜き、それをオートグラフS−100を用いて。
試験長120a+m、および測定速度3001m/wi
nで引張試験、を行なったところ、 17.5g/dの
引張強度を得た。この値は、未プラズマ処理の引張強度
19.0g/dに比較し、7.9χの強度劣化となった
比較例4 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力15ワツト、酸素流量1mmol/a
ll n +  および処理時間5m1nの条件で処理
した。処理したテープを実施例1と同様にマトリックス
としてのエポキシ樹脂DER−330(ダウ・ケミカル
社製)を塗布し、はく離試験を行なったところ0.98
kg/c+++のはく離強度を得た。この値は未プラズ
マ処理織布のはく離強度0.43kg/craに比較し
2.3倍のはく離強度アップ率であった。また、この織
布プラズマ照射による重量減率は3.4χであった。
処理したテープより195デニールの経糸を引き抜き実
施例1と同様に引張試験を行なったところ16.6go
dの引張強度を得た。この値は、未プラズマ処理織布の
引張強度19.0g/dに比較し、 12.6%の強度
劣化となった。
実施例5 実施例1で用いたテープを、第1図に示す装置のGの位
置に置き、電源出力10ワツト、酸素流量0.3m+w
ol/1lin、および処理時間5m1nの条件で処理
した。
処理したテープを実施例1と同様にマトリ・ノクスとし
てのエポキシ樹脂DER−330(ダウ・ケミカル社製
)を塗布い はく離試験を行なったところ、 0.58
kg/cmのはく離強度を得た。この値は未プラズマ処
理織布のはく離強度0.43kg/cmに比較し、1.
3倍のはく離強度ア・ノブ率であった。また、この織布
のプラズマ照射による重量減率は6.1zであった。
処理したテープより195デニールの経糸を引き抜き、
実施例1と同様に引張試験を行なったところ15.9g
/dの引張強度を得た。この値は未プラズマ処理の19
.0g/clに比較し、 16.3χの強度劣化となっ
た。
比較例5 実施例1で用いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力10ワツト、酸素流量0.3nm。
1/minおよび処理時間5m1nの条件で処理した。
処理したテープを実施例1と同様にマトリックスとして
のエポキシ樹脂DER−330(ダウ・ケミカル社製)
を塗布し、はく離試験を行なったところ、 0.52k
g/c++のはく離強度を得た。この値は未プラズマ処
理織布のはく離強度0.43kg/cmに比較し、1.
2倍のはく離強度アップ率であった。まこ、この織布の
プラズマ照射による重量減率は6.8χであった。
処理したテープより195デニールの経糸を引き抜き、
実施例1と同様に引張試験を行なったところ15、6g
/dの引張強度を得た。この値は未プラズマ処理の19
.Ogノdに比較し、 17.9χの強度劣化となった
実施例6 芳香族ポリアミドの織布(ケブラー2815C−11)
のテープを第1図に示す装置のGの位置に置き、電源出
力10ワツト、酸素流量1mmol/min、  およ
び処理時間1011Iinの条件で処理した。処理テー
プを実施例1と同様に、マトリックスとしてのオルソ系
不飽和ポリエステル十BPOペースト(2,0χ)を塗
布し、はく離試験を行なったところ0.35kg/cm
のはく離強度を得た。この値は未プラズマ処理織布のは
(離強度0.13kg/c−に比較し、2.7倍のはく
離強度アップ率であった。またこの織布のプラズマ照射
による重量減率は3.9χであった。また、処理したテ
ープより195デニールの経糸を引き抜き、実施例工と
同様に引張試験を行なったところ18.0g/dの引張
強度を得た。
この値は、未プラズマ処理の引張強度19.0χgどd
に比較し、5.3χの強度劣化となった。
比較例6 実施例6で用いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力10ワツト、酸素流量1mmol/l
l1in、  および処理時間10m1nの条件で処理
した。処理したテープを実施例1と同様に、マトリック
スとシ七のオルソ系不飽和ポリエステル+〇POペース
ト(2,0χ)を塗布し、はく離試験を行なったところ
0.23kg/cmのはく離強度を得た。この値は、未
プラズマ処理織布のはく離強度0.13kg/cmに比
較し1.8倍のはく離強度アップ率であった。またこの
織布のプラズマ照射による重量減率は3.8χであった
。また処理したテープより195デニールの経糸を抜き
、実施例1と同様に引張試験を行なったところ16.6
g/dの引張強度を得た。この値は未プラズマ処理の引
張強度19.0g/dに比較し、 12.6χの強度劣
化であった。
実施例7 実施例6で用いたテープを第1図に示す装置のGの位置
に置き、電源出力30ワツト、酸素流量1mmol/5
hin、  および処理時間5m1nの条件で処理した
。処理したテープを実施例1と同様に、マトリックスと
してのオルソ系不飽和ポリエステル十〇POペースト(
2,0χ)を塗布し、はく離試験を行なったところ、 
0.39kg/cmのは(離強度を得た。この値は未プ
ラズマ処理織布のはく離強度0.13kg/cmに比較
し3.0倍のはく離強度アップ率であった。またこの織
布のプラズマ照射による重量減量率は5.4χであった
また、処理したテープより195デニールの経糸を引き
抜き、実施例1と同様に引張試験を行なったところ、 
17.5g/dの引張強度を得た。この値は未プラズマ
処理の引張強度に比較し7.9χの強度劣化であった。
比較例7 実施例6で用いたテープを第1図に示す装置のCの位置
に置き、電源出力30ワツト、酸素流量1mmol/l
l1inおよび処理時間5m1nの条件で処理した。
処理したテープを実施例1と同様にマトリックスとして
のオルソ系不飽和ポリエステル十BPOペースト(2,
0χ)を塗布し、はく離試験を行なったところ0゜24
kg/cmのはく離強度を得た。この値は、未プラズマ
処理織布のはく離強度0.13kg/cmに比較して1
.8倍のは(離強度アップ率であった。またこの織布の
プラズマ照射による重量減率は5.0χであった。
また、処理したテープより、195デニールの経糸を引
き抜き、実施例1と同様に、引張試験を行なったところ
、 16.3g/dの引張強度を得た。この値は未プラ
ズマ処理の引張強度に比較して14.2χの強度劣化で
あった。
発明の効果 本発明の方法によれば、プラズマ発生装置を用いて芳香
族ポリアミド繊維を処理するに当たり、該芳香族ポリア
ミド繊維を、プラズマ発生区域に次ぐアフターグロー部
において処理することにより、プラズマが発生している
区域で処理した場合に比べて。
該芳香族ポリアミド繊維により強化され、複合材料を形
成するプラスチック等の前記マトリックスに対する接着
性が著しく改良されると共に該繊維のプラズマ照射によ
る強度低下も著しく低減される。しかも本発明の方法に
よる上記効果は、電源出力が小さく、プラズマ発生用ガ
ス流量が少なく、かつ処理時間の短い条件下に処理した
場合、特に顕著な傾向が見られる。
本発明の装置において、複数個のプラズマ発生区域とそ
れに次ぐ共通の前記繊維処理領域たるアフターグロー部
とを有する場合には、同時に多量の芳香族ポリアミド繊
維試料について、より均一な処理条件下に処理すること
が可能であり、従って品質の優れた前記複合材料を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置において、一つのプラズマ発生区
域を有する場合の1例を示す説明のための概略図である
。 第2図は1本発明の装置にいて、複数個のプラズマ
発生区域を有する場合の1例を示す説明のための概略図
である。 第3図は9本発明の装置において、複数個のプラズマ発
生区域を有する場合の1例を示す説明のための平面図で
ある。 図面の符号: 第1図中: H・・・・・・プラズマ発生用ガス導入口、E・・・・
・・圧力および流量制御部、A・・・・・・プラズマ発
生部、C・・・・・・プラズマ発生用コイル、D・・・
・・・ラジオ波電源および同調回路、G・・・・・・試
料の位置、B・・・・・・試料処理部、F・・・・・・
試料導入部およびシール部、■・・・・・・処理ガス排
気口 第2図および第3図中: A・・・・・・プラズマ発生部、B・・・・・・試料処
理部、C・・・・・・プラズマ発生用コイル、E・・・
・・・圧力および流量制御部、G・・・・・・試料の位
置(流れ)、H・・・・・・プラズマ発生用ガス導入口
、!・・・・・・処理ガス排気口、J・・・・・・試料
移動用ローラー、K・・・・・・試料供給部、L・・・
・・・処理済試料巻取部1M・・・・・・モーター、N
・・・・・・減速機。 特許出願人    アイシーニス株式会社第1図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)プラズマ発生装置を用いて芳香族ポリアミド繊維
    の接着性を改良する方法において、該芳香族ポリアミド
    繊維を、プラズマ発生区域に次ぐアフターグロー部を通
    し、もしくは該部において処理することを特徴とする芳
    香族ポリアミド繊維の接着性改良方法。
  2. (2)1つ以上のプラズマ発生区域、およびそれに次ぐ
    芳香族ポリアミド繊維処理領域であるアフターグロー部
    より本質的になる芳香族ポリアミド繊維の接着性改良装
    置。
  3. (3)該プラズマ発生区域の数が、複数個である特許請
    求の範囲第(2)項記載の装置。
JP9784185A 1985-05-10 1985-05-10 芳香族ポリアミド繊維の接着性改良方法およびその装置 Granted JPS61258065A (ja)

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