JPS61256898A - ピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はレコード再生用のムービングコイル形カートリ
ッジに関するものである。

従来の技術 従来のムービングコイル形ピックアップカートリッジ（
以下、ＭＣカートリッジと略す。）は、第４図に示す構
造のものが公知である。

すなわち、マグネット１の両端に配置された第カンチレ
バー４と、一体の十字形のアーマチュアヨーク６に、コ
イル６を巻装しである。

このアーマチュアヨーク６を、前記スリーブ８にダンパ
９を介して取付られている。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記の様な構成では、次に述べる問題点を
有する。

第４図、及び第５図を使って説明する。第６図は、第４
図に於ける構成部品についての磁気抵抗の分布を示す。

４１はマグネット１の内部の磁気抵抗分、４２゜４３は
第１のポールピース２．及び第２のポールピース３と、
マグネット１との結合損失分、４４゜４５はそれぞれの
ポールピースの内部磁気抵抗分４６はスリーブ８と第２
．のポールピース３．との結合損失分、４７はスリーブ
８の内部磁気抵抗である。５ｏはアーマチュアヨーク５
の内部磁気抵抗である。

以上の様に磁気損失が多く、さらにスリーブ８と、第１
のポールピース２との間に、ダンパ９を介するために、
エアーギャップ４８．４９が大きくなり磁気損失が増す
。そのため効率が悪く出力電圧が高くとれないため、マ
グネットを大きくする等の処置を取らなければならない
。又、部品点数が多く小形化、高出力タイプの実現への
支障を与えるばかりか、コスト面で不利である。

問題点を解決するための手段 そこで上記問題点を解決する本発明の技術的手段は、磁
界の方向をスリーブ中心軸に対し、放射状に形成するこ
ととし、マグネットに直接スリーブを結合させ、ポール
ピース、ダンパ等を介さずに１磁界内にアーマチュアヨ
ークを配置させることとしたものである。

作　　用 上記構成による磁気回路の場合の作用について説明する
。

レコード音溝を針先がトレースすることにより、カンチ
レバーと一体となったアーマチュアヨークが、音溝に従
って動作する。その際、磁界内に置かれたアーマチュア
ヨークに巻装されたコイルが、合されているスリーブに
導かれ、スリーブの他端から近接したアーマチュアヨー
クを通シマグネットの他極へと戻る。

以上の様に、磁気回路内の部品点数が少なくてすむため
、磁気損失分が少なくなり、アーマチュアヨークに効率
良く磁束を加えることが可能であり、高出力化が計れコ
スト面で有利である。

実施例 以下本発明の一実施例のＭＣカートリッジについて図面
を参照しながら説明する。

第１図は、本発吹の実施例における、ＭＣカートリッジ
の構造図を示すものである。第１図において、１０はマ
グネット、１１はマグネット１０と直接結合された電磁
軟鉄等から成るスリーブ、１３は針先、４はカンチレバ
ー、１５．１６はパーマロイ等の高透磁率の材料からな
るアーマチュアヨーク、１７．１８はコイル、９は弾性
材から成るダンパ、１９はホルダーである。

以上の様に構成されたＭＣカートリッジについて、以下
第１図、及び第２図を用いて、その動作を説明する。

まず、第２図ａ及びｂは、磁束の流れの様子を示すもの
である。針先１３が第２図ａの動作をした場合の、アー
マチュアヨーク１５の磁束の流れを（正）方向とした場
合に、第２図すの動作の場合は、（負）方向の流れとな
る。すなわち、針先１３に信号が加わることによシ、そ
の信号に応じた磁束の変化が、アーマチュアヨーク１５
に加わり、コイル１７にその信号に応じた起電力が発生
する。

又、他方に於けるアーマチュアヨーク１６の動作は、略
直角方向に配置されているため、第２図ａ１又はｂの方
向に動作している場合は、磁束方向に対し垂直方向の動
作を行なうため、磁束を横切らすアーマチュアヨーク１
６には磁束の変化が起きないために、コイル１８には起
電力は発生しない。よってステレオレコード再生におい
ては、最良のセパレーションを得ることが出来る。

次に第３図の説明を行なう。第３図においては、本実施
例における磁気回路の磁気抵抗の分布を示している。

３１はマグネット１ｏの内部磁気抵抗、３２はスリーブ
１１とマグネット１ｏとの結合損失分、３３はスリーブ
１１の内部磁気抵抗、３４．３５はエアギャップ損失分
、３６はアーマチュアヨークの内部磁気抵抗である。

以上の構成によると磁気損失を発生する個所が少なくな
り、より高効率のＭＣカートリッジができる。

発明の効果 本発明は、アーマチュアヨークをマグネットと直接結合
されたスリーブとの間に位置され、スリーブ中心軸に対
し、放射状に磁場を設けることにより、部品点数を削減
できコストダウンを計ることができるばかりか、磁気損
失を減少させることができるため、高出力化が計れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるＭＣカートリッジの
構造を示す斜視図、第２図は同実施例のＭＣカートリッ
ジの動作原理図、第３図は同実施例におけるＭＣカート
リッジの磁気抵抗の分布図、第４図は従来のＭＣカート
リッジの構造を示す斜視図、第５図は従来例のＭＣカー
トリッジの磁気抵抗分布図である。 ４・・・・・・カンチレバー、１ｏ・・・・・・マクネ
ット、１１・・・・・・スリーブ、１３・・・・・・針
先、１５．１６・・・・・・アーマチュアヨーク。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
図 第２図　　　（す 第３図 第４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. カンチレバーの端部に針先を設け、かつ、他端にカンチ
   レバーの中心軸方向に一対の磁性材からなるアーマチュ
   アヨークをレコード音溝の各々の溝壁に対応する角度方
   向に設けるとともに、前記カンチレバーの後方にはカン
   チレバーの中心軸方向にＮ極−Ｓ極の磁極を有する半円
   筒形状のマグネットと、このマグネットに直接結合され
   た磁性材から成るスリーブとを設け、前記一対のアーマ
   チュアヨークは前記マグネットとスリーブの間に配し、
   前記カンチレバーの中心軸に対し放射状の磁場を有する
   磁束方向に対し略直角となる様に設けたことを特徴とす
   るピックアップカートリッジ。