JPS61256553A - イオン線発生装置 - Google Patents

イオン線発生装置

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JPS61256553A
JPS61256553A JP9776385A JP9776385A JPS61256553A JP S61256553 A JPS61256553 A JP S61256553A JP 9776385 A JP9776385 A JP 9776385A JP 9776385 A JP9776385 A JP 9776385A JP S61256553 A JPS61256553 A JP S61256553A
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JP
Japan
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ion
scanning
electric field
scanned
acceleration voltage
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Pending
Application number
JP9776385A
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English (en)
Inventor
Tadashi Suzuki
匡 鈴木
Masao Tamura
田村 誠男
Shoji Yadori
章二 宿利
Yasuo Wada
恭雄 和田
Nobuyoshi Kashu
夏秋 信義
Shizunori Oyu
大湯 静憲
Akira Shintani
新谷 昭
Hidekazu Okudaira
奥平 秀和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、半導体装置製造工程の中のイオン打込み工程
に使用するイオン線の発生方法に係り、特に、加速電圧
がIMV程度以上と従来の技術に比較し、非常に高い場
合のスキャニング可能な収束イオン線の好適な発生装置
に関する。
〔発明の背景〕
加速電圧がIMV程度以上と、従来技術に比較し、非常
に高い場合の(以下、高エネルギーと呼ぶ)イオン線の
、半導体装置製造工程のうちの不純物注入工程への応用
は、1μm程度の深い領域の不純物濃度を制御すること
ができるため、その製造工程の簡略化を可能とし、さら
にセルファニール効果によって、低温における非晶質層
の再結晶化ができるという、従来の数十〜百KVのイオ
ン線では見られなかった、2つの利点を有している。
末た、一方、イオン打込みにおいて1μm以下の微細領
域への打込みを可能とし横方向の分布を制御するには、
たとえば、ジャーナル・オブ・バキューム・サイアンス
・テクノロジー(Journalof Vacu@5c
ience Thechnology) 19 (4)
 115g(1981)に記載されているように、収束
イオン線化することが有利である。特に、高エネルギー
イオン線の場合には飛程が大きいため、半導体の所望の
位置に不純物を導入する場合、従来のようにイオンを阻
止する材料を、半導体表面に形成し、不要なイオンを該
阻止材料中で止める方式では、マスク材が制限されると
いうこともあり、その意味からもマスクレスが可能とな
る収束化が望まれる。
そこで、高エネルギーでかつスキャンできる収束イオン
線の発生方法として、まず従来の数十〜数百KVの収束
イオン線で用いられていた手法をそのまま適用した場合
について考える。第3図は、その説明図で、イオン源2
.コンデンサレンズ3゜質量分離器4.対物レンズ7、
ビーム走査部5とから構成されている。このような従来
の収束イオン線発生装置構成をそのまま適用し、単に加
速電圧を上げることのみで高エネルギー収束イオン線を
得ようとすると、高エネルギーであるために。
ビームをスキャンするには、その加速電圧に比例した大
きな横方向スキャン用電界を必要とする。
さらに、その結果、出力ビームの横方向速度成分は大き
くなり、イオンを打込むターゲット(ウェーハ)に対し
ての入射角度が垂直からずれてくる。
これは、正確なイオン打込み制御の妨げとなるため、好
ましくない。即ち、斜に打込まれたイオンは、所定の打
込み位置から横方向にずれるばかりでなく、深さ方向の
打込み位置精度も低下する。
横方向の位置の誤差をAX、深さ方向の誤差をΔ2.入
射イオンの角度の垂直からの偏位角をθ。
あるイオン打込みエネルギーにおけるイオンの投影飛程
をR,とすれば、AX、、AZはおのおの次式で与えら
れる。
AX = R、sinθ          ・(1)
AZ = R,(1−cosθ)       −(2
)従って、現在の集積回路技術において必要とされる精
度が、0.05 μm程度である事を考えると、式(1
)、(2)から、R2が2μm程度の場合に、θは1.
4度以下とする事が必要である。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上記欠点を除去し、効率良くかつ品質
のよいスキャン可能な高エネルギー収束イオン線の発生
装置を提供することにある。
〔発明の概要〕
従来の収束イオン線発生装置では、ビーム走査部は装置
構成の中の最終段に位置しているものが一般的であった
ため、最終的な加速電圧に比例したスキャン用横方向電
界が必要であった。そこで。
本発明は、ビーム走査部を加速する前に持ってくること
によって、加速電圧に依存しないスキャン用電界を可能
とするものであり、特にこの方法を高エネルギー収束イ
オン線に適用した場合には、4 スキャン用電圧の節減
、ビームの高品質化(横方向速度成分が小さい)の効果
が得られるものである。第1図は、本発明のイオン線発
生装置の構成の一例を示す図である。質量分離器4を通
過したイオン線1は、まず、ビーム走査部5によってス
キャンされた後、加速部6で高エネルギーまで加速され
、対物レンズ7で収束化され、イオンを打込まれるべき
基板8上の所定の位置に必要量打込まれる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を実施例を用いて詳細に説明する。
実施例1 第2図は、イオン線発生装置の加速部及びスキャン部の
みを模式的に示した図で、同図(a)は本発明によるも
の、同図(b)は従来装置である。
イオン9は、スキャン部5及び加速部6を通過した後、
ターゲット8に到達する。イオンとしてボロンを用い、
初期エネルギーV、を10 K e V 。
最終的なビームの運動エネルギーV、を2 M e V
とする・図中でz = Q1+ 02 + 03の時、
y=Lを通過する、すなわち点Xを通過するために必要
なスキャン用横方向電界Eよを求めると、Ω。
ioam、n、=5am、Q3=30a*、L=2an
の時、本発明の場合は、従来装置に比べて50%低減で
きる。また、この時の最終的なビームのターゲットに入
射する角度をみると従来装置では、X軸に対して約3°
であるのに対して、本発明では、0.5° と、ビーム
の品質においても優れたものが得られる。
次に、第2図において、Q2の値をさらに増加させ、Q
、=10amとした場合を考えると、スキャン用電界E
工のさらなる低減化ができ、従来装置の場合の値より7
0%低い値で十分となる。また、ビームの方向について
も、 0.3°となる。
実施例2 本実施例では1本発明による装置のシステム構成につい
て示す、第4図は、イオン源2.コンデンサレンズ3.
質量分離器4.ビーム走査部5゜ビーム加速部6から成
る収束イオン線発生装置において、ビーム走査制御部1
0により発生したパターン情報に従って該ビーム走査部
5を制御し、基板8にイオン打込みを行なうシステムを
示す。
ここで、該イオン源2は、電界放出型の液体金属イオン
源であり、N1−B合金、Ga等の金属を用い、電界電
離放射によって半導体基板8中でドナーあるいはアクセ
プタとなるべきイオンを放出するものである。該イオン
源の引出し電圧は、10KV程度が最適であった6コン
デンサレンズ3および質量分離器4.ビーム走査部5は
、高電圧部12中にあり、それらの制御は操作部14か
ら光ファイバ13を通して行なう。それらの作動用電力
は、アイソレーション・トランス15から供給される。
ビーム走査は、操作部14中のビーム走査制御部10に
より制御される。本実施例では、ビーム走査制御部10
は、H−80E (製品名;日立製作新製)を用い、デ
ータ転送速度は24 M B / sである。ビーム走
査に用いたD/A変換器は、18bitの精度をもち、
これにより約20ppmの精度を得ることができた。即
ち、フィールドサイズを2mとし、0.1 μmの精度
が得られた。ビームのブランキングは、ビーム走査部5
により行なった。
ビーム加速部6は、通常のコック・クロット加速器から
なり、加速電圧範囲は、O〜200KVである。基板8
は、レーザ干渉制御された試料台16上に置かれており
、該試料台16は、ビーム走査制御部IQにより制御さ
れて移動する。イオン打込み量制御部11は基板8に打
込まれたイオン量を検知し、ビーム走査制御部1oにフ
ィードバックすることにより、適切なイオン打込み量を
与える。本実施例では、打込み量誤差は1%以内に抑え
ることができた。これらは、真空系17の中に置かれて
おり、タライオポンプにより通常の動作状態において1
0−’Torrに排気されている。
〔発明の効果〕
上記説明から明らかなように、本発明によれば、最終的
な加速電圧と独立にスキャン用横方向電界を決定するこ
とができるため、高エネルギー収束イオン線の発生にお
いて、スキャン用電界の低減化が可能となる。さらに、
印加する横方向電界が小さいため、ビームの方向は従来
装置と比較すると、ターゲットに対してより垂直に近い
優れた品質のものが得られる。したがって、分布の制御
をより正確に行なうことが可能となる。さらに5本発明
によれば、イオン打込み時の打込み電圧を変えても、ス
キャン電圧が一定で良いため、電気回路的にも単純化可
能である。即ち、同一位置に、イオン打込みエネルギー
を変えながら、いわゆる多重打込みを行ない、所望の不
純物分布を形成する事も可能であり、利益は大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す図、第2図(a)および第
2図(b)はそれぞれ本発明および従来の収束イオン線
発生装置の加速部とスキャン部を説明するための図、第
3図は従来の装置の構成を示す図、第4図は本発明の一
実施例を示す図である。 1・・・収束イオン線、2・・・イオン源、3・・・コ
ンデンサ・レンズ、4・・・質量分離器、5・・・ビー
ム走査部。 6・・・ビーム加速部、7・・・対物レンズ、8・・・
基板、9・・・イオン、10・・・ビーム走査制御部、
11・・・打込み量制御部、12・・・高電圧部、13
・・・光ファイバ、14.・・操作部、15・・・アイ
ソレーション°トランス、16・・・試料台、17・・
・真空系。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 加速電圧の高いスキャニング可能な収束イオン線の発生
    装置において、加速電圧の低いイオン線をスキャンした
    後、最終的な加速電圧まで加速することを特徴とするイ
    オン線発生装置。
JP9776385A 1985-05-10 1985-05-10 イオン線発生装置 Pending JPS61256553A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9776385A JPS61256553A (ja) 1985-05-10 1985-05-10 イオン線発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9776385A JPS61256553A (ja) 1985-05-10 1985-05-10 イオン線発生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61256553A true JPS61256553A (ja) 1986-11-14

Family

ID=14200905

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JP9776385A Pending JPS61256553A (ja) 1985-05-10 1985-05-10 イオン線発生装置

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