JPS6125350B2 - - Google Patents

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JPS6125350B2
JPS6125350B2 JP60006347A JP634785A JPS6125350B2 JP S6125350 B2 JPS6125350 B2 JP S6125350B2 JP 60006347 A JP60006347 A JP 60006347A JP 634785 A JP634785 A JP 634785A JP S6125350 B2 JPS6125350 B2 JP S6125350B2
Authority
JP
Japan
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germinated
roasted
soybeans
powder
flavor
Prior art date
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Expired
Application number
JP60006347A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60221067A (ja
Inventor
Akihiro Nagatomo
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication of JPS60221067A publication Critical patent/JPS60221067A/ja
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Granted legal-status Critical Current

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  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
  • Cereal-Derived Products (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)
  • Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
  • Seeds, Soups, And Other Foods (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 従来からコーヒー、紅茶、緑茶を初め麦茶、ハ
トムギ、はぶ茶、果実、その他の代用茶や薬用茶
等多数の嗜好飲料が飲用されており、また一部に
はこれらにチコリー根、豆類、芋類、木の実等を
焙焼したものを配合することも知られている。
また大豆を原料としたものとしては大豆を焙煎
した後粉砕しコーヒー状としたものが知られてい
るが、一般概念からもきな粉のような風味とな
り、さらに大豆特有の油臭が残るためこのままで
は人の嗜好に適さないので、通常はコーヒーに大
豆コーヒーを一部混合することによつてこのよう
な特有な風味や油臭を柔らげたものが利用されて
いる。しかしながら完全にこのような異臭等を取
り除くことはできない。
本発明者は栄価値が高く原料的にも安価に入手
できる大豆(蛋白質35〜40%、油成分18%)を利
用した嗜好飲料の製法につき種々検討した結果、
適度に発芽した大豆を焙煎、粉砕したものをベー
スとしてこれに発芽麦類、発芽ハトムギ、薬用植
物類などを焙煎、粉砕したものを適宜混合使用す
ることにより、従来品の如ききな粉臭や油臭を完
全に除去することができ、大豆の特長である高カ
ロリー、高栄養分を活用し、消化性もよくしかも
風味が良好で適度の苦味、コク、旨味、甘味を持
つ大豆をベースとしたコーヒー風の風味を持つ栄
養嗜好飲料の発明を完成した。
すなわち本発明は大豆を適度に発芽させた後焙
煎し、粉砕したものをベースとし、これを発芽麦
類、発芽ハトムギを加え、さらに薬用植物の一種
以上を焙煎し、粉末化したものを適宜量混合した
飲料用粉末剤、その抽出液、濃縮エキスまたはさ
らに水抽出液を乾燥処理すなわち粉末、顆粒、固
定化したインスタント用飲料等を提供するもので
ある。
さらに詳しく説明するとまず大豆を適度の湿度
と温度を与えて1cm乃至4〜5mm以下好ましくは
2〜3mm程度に発芽させた後焙煎し、粉末化す
る。一般には水5〜6時間以上浸漬後、室温〜25
℃程度で2〜3日間保存して発芽させればよい。
この発芽大豆を焙煎、粉末化することによつてき
な粉特有のきな臭さ、油臭を完全に解消すること
ができ、さらに消化吸収性も改良される。従つて
このように発芽させた後、従来のきな粉程度に軽
度に焙煎したものはきな粉同様例えばビスケツ
ト、クラツカー、クツキー、パン等菓子用素材と
しても適量添加(1〜20%好ましくは10%以下)
利用することができるし、また嗜好飲料として使
用する場合には焙煎度を比較的強くし、例えば
250〜300℃で2〜3時間程度炒き、内部まで茶褐
色〜暗褐色を呈するに至るまで焙煎することが必
要である。これを常法により適宜粉砕、粉末化す
る。
本発明の嗜好飲料としては前記によつて得られ
た大豆粉末をベースとして用い、これに発芽麦
類、発芽ハトムギあるいはさらに薬用植物類をそ
れぞれ焙煎し、粉砕したものを2〜4種適量混合
したものはパツク用飲料として、また混合粉末を
常法により水や熱湯等で抽出し、必要によりさら
に濃縮したものは液状飲料として、さらに抽出液
を常法により乾燥処理たとえば粉末化、顆粒化、
固型化したものはインスタント用飲料として使用
することができ、これらの飲料は大豆を焙煎した
場合の如き風味上の欠点がなく、それぞれの配合
種類、配合比によつてそれぞれ特有のコーヒー風
の風味を有し、しかもコーヒーなどのカフエイン
を含有せず、栄養価値も高く子供にも好適な嗜好
飲料である。
大豆と併用する発芽麦類、発芽ハトムギの発
芽、焙煎、粉砕化について例えば特許460738号
(特公昭40−12391号)、特許第704191号(特公昭
48−3397号)公報に記載された公知方法に準じて
実施されるが一般には炒り色はやや褐色程度の強
い炒り具合が好ましい。焙煎程度によつて風味を
任意に調製することもできる。
原料麦類としては大麦、小麦、裸麦、ライ麦等
を使用することができ、小麦を原料としたものは
甘味があり、裸麦はあつさりした苦味を有し、大
麦その他を用いてもよく、また二種以上たとえば
大麦、裸麦を併用してもよいが、大豆、ハトム
ギ、ハブ草との混合飲料としては裸麦が風味がよ
く適度の旨味、コク、苦味が付与されるので最も
好ましい。
これらの麦類及びハトムギの発芽は前記特許公
報にも記載のとおり、適度の湿度と温度下に保持
し、麦類では5mm〜3mm以下好ましくは1〜2mm
程度、ハトムギでは0.5〜1cm以下に発芽させ、
以後常法に従つて焙煎、粉砕して製品とする。粉
砕は抽出効率を高めるためなるべく微粉末化する
ことが望ましい。
本発明で原料として用いる薬用植物類のうち、
たとえばハブ草の場合には、ハブ草実を同様に焙
煎、粉砕したものを少量加えることによつて全体
の風味を一層良好にし、かつハトムギと共にその
利尿、健胃、強壮剤などの薬効成分を利用する点
からも有用である。ハブ草の他にまたはそれと共
にさらにカワラケツメイ(浜茶)、クコ、ウゴ
キ、シソ、高麗人参、陳皮、サンザシ、ハーブ類
等の薬用植物類の焙煎、粉末、またはその抽出
液、その抽出液の乾燥粉末などを適宜添加しても
よい。
本発明の嗜好飲料としては発芽大豆をベースと
し、これに発芽麦類、発芽ハトムギ、薬用植物類
等を併用するが、その混合比率は焙煎後の粉末
(通常100〜500μ好ましくは平均250μ前後)とし
て大豆粉10に対し、麦粉、ハトムギ粉それぞれ2
〜5、薬用植物類0.5〜2(重量部)の範囲から
適宜選択することが好ましい。なかんずく最も好
ましくは大豆粉10:裸麦粉4:ハトムギ粉4:薬
用植物類2の配合比のものがよい。
一般にはそれぞれ各原料を発芽させ、常法によ
り焙煎し、粉砕後適宜量を混合して粉末剤とし、
その抽出液またはさらに常法により乾燥処理たと
えばスプレードライまたは凍結乾燥による粉砕化
あるいは顆粒化、キユービツク、速溶性錠剤など
の固型物など適宜の生型品とすることができる。
さらにこれらの混合粉剤、抽出エキス、粉末、
顆粒、立方状、固形剤等は嗜好飲料としてのみな
らずコーヒー風の風味を有するので広くコーヒー
と同様にキヤラメル、ビスケツト、ケーキ等の食
品、菓子類に添加利用することもでき、また例え
ば砂糖、ミルク、蜂密、クリーム、乳糖、水飴、
全脂粉乳、香味料等の適宜混合して製品としても
よい。また必要に応じて本発明の製品に鉄・カル
シウムなどのミネラル類、ビタミンA,B1
B2,C,Dなどのビタミン類さらにアミノ酸、
蛋白質、脂肪などの栄養剤を添加してもよい。
以上のとおり本発明の嗜好飲料は最も好ましく
は発芽大豆、発芽裸麦、発芽ハトムギ、薬用植物
類を適宜に焙煎し、粉砕したものを適当な混合割
合で含有したものを常法により抽出し、抽出物を
乾燥粉末化したもので、インスタント飲料として
使用も容易であり、特長として1)コーヒー様の
風味があるがカフエインを含有せず、2)大豆粉
を原料とするがきな粉特有の臭味、油臭さがな
く、3)大豆ベースとするため栄養分が高く、消
化性も一層よく、ハトムギやその他の薬用植物類
等の併用により薬効を具備し、4)従来の麦芽飲
料などより格段と旨味、風味が良く、5)コーヒ
ー離れを望む成人や子供の飲料として極めて適し
ている、6)原料がすべて比較的安価、容易に入
手し得られるので製造コストも安い等の利点があ
る。
実施例 1 大豆を1日間浸漬し、20〜30℃で5〜6回時々
散水しながら3日間保存して2mm発芽させたもの
を乾燥し、250〜300℃で3時間焙煎した後粉砕す
る。別に裸麦を室温で1〜2日間浸漬後20℃でと
きどき撹拌しながら発芽させ3mm程度になつた後
170〜180℃で8時間焙煎し、粉砕する。同様にハ
トムギを2日間浸漬し、約30℃で4日間保存して
約1cm程度に発芽したものを170〜180℃で8時間
焙煎し、粉砕する。
かくして得られた大豆粉0.2g、裸麦粉0.08
g、ハトムギ粉0.08gを紙パツクに入れ、煎出用
パツク飲料として使用する。
実施例 2 実施例1で得られた大豆粉、裸麦、ハトムギ粉
及びハブ草(実)を常法により200〜250℃1時間
焙煎し粉砕したものをそれぞれ10:4:4:0.2
重量比率で混和し、水50倍量を加えて室温で24時
間煎出し、抽出液を分離して45〜60℃で1/20容
に濃縮した後、スプレードライしてインスタント
用乾燥粉末を得る。粉末からの収量20%。
実施例 3 実施例2の混合粉末1部に対し、熱湯40部を加
え、1〜2時間80〜90℃で加熱抽出した後抽出液
を1/20容にまで濃縮し、固形分20%含有濃縮液
をスプレードライしてインスタント飲料を調製し
た。
A本品に熱湯を加え砂糖、粉ミルクを混和した
ものを試飲するとインスタントコーヒーと殆んど
変らない風味、味覚を呈する。
B本品に熱湯を加え、ハチミツ、粉ミルク等を
適量混和したものを試飲すると子供向の飲料とし
て充分に活用出来る好ましい味覚となると共に成
人向けにもほとんどよい甘味のある飲料となる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 発芽大豆、発芽麦類および発芽ハトムギを焙
    煎し、これを粉砕した粉剤、その抽出物またはそ
    の乾燥処理物からなる栄養嗜好飲料 2 発芽大豆、発芽麦類、発芽ハトムギおよびそ
    の他の薬用植物類を焙煎し、粉砕した粉剤、その
    抽出物またはその乾燥処理物からなる栄養嗜好飲
    料 3 発芽大豆、発芽麦類、発芽ハトムギおよびそ
    のたの薬用植物類を焙煎、粉砕した粉剤の割合が
    10:2〜5:2〜5:0.5〜2(重量比)からな
    る混合粉剤、その抽出物またはそれを乾燥粉末あ
    るいは顆粒化した特許請求の範囲第2項記載の栄
    養嗜好飲料。
JP60006347A 1985-01-16 1985-01-16 栄養嗜好飲料 Granted JPS60221067A (ja)

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JP60006347A JPS60221067A (ja) 1985-01-16 1985-01-16 栄養嗜好飲料

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JP60006347A JPS60221067A (ja) 1985-01-16 1985-01-16 栄養嗜好飲料

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JP52153368A Division JPS6035097B2 (ja) 1977-12-19 1977-12-19 飲食品用素材

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JPS60221067A JPS60221067A (ja) 1985-11-05
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JPS60221067A (ja) 1985-11-05

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